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JP2003514560A - フィトステロールおよびフィトスタノール組成物 - Google Patents

フィトステロールおよびフィトスタノール組成物

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JP2003514560A
JP2003514560A JP2001539310A JP2001539310A JP2003514560A JP 2003514560 A JP2003514560 A JP 2003514560A JP 2001539310 A JP2001539310 A JP 2001539310A JP 2001539310 A JP2001539310 A JP 2001539310A JP 2003514560 A JP2003514560 A JP 2003514560A
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JP
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emulsifier
protein
compound
edible
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JP2001539310A
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トーマス ブイ. ゴッテモラー,
Original Assignee
アーカー−ダニエルズ−ミッドランド カンパニー
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、食品工業に有用な、食用に適したフィトステロール組成物またはフィトスタノール組成物および、そのような食用組成物の調製方法に関連する。その食用組成物には、フィトステロールまたはフィトスタノール、単離水溶性タンパク質、および、必要に応じて乳化剤が含まれる。この組成物において、フィトステロールまたはフィトスタノールに対するそのタンパク質重量比は約0.2:1から約10:1、フィトステロールまたはフィトスタノールに対する乳化剤重量比は約0.2:1から約5:1である。本発明はまた、上記組成物を含有する食用製品、およびこのような食用製品製造方法にも関連する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) (発明の分野) 本発明は、食品工業に有用な、食用に適したフィトステロールまたはフィトス
タノール組成物および、そのような食用組成物の調製方法に関連する。本発明は
また、上記組成物を含有する食用製品およびそのような食用製品製造方法にも関
連する。
【0002】 (関連分野) フィトステロールは、構造的にコレステロールに類似しており、またコレステ
ロール吸収および血清コレステロール値を減少させ、一方でそれ自身が吸収され
ないことが長年に渡り知られている植物ステロールである。化学的には、天然ス
テロールはC17位に脂肪族側鎖を持つC26−C30ステロイドアルコール類である
。コレステロール分子およびフィトステロール分子との相違は、主として基本骨
格の側鎖構造において見られる。植物ステロールをまた、植物スタノール、つま
りフィトスタノール生成のために水素付加させ得る。
【0003】 フィトステロールは、無毒性の植物性脂肪および植物性油の天然化合物であり
食品加工における安価な副産物であるため、やや血清コレステロールが増加して
いる人に対する治療において、および、一般の人々にとっては食品または栄養補
助食品として重要なものとなり得る。しかしながら、本来フィトステロールが難
溶性であることから、あまり広く使用されていない。フィトステロールは脂肪に
対して難溶であり、水に対しては不溶性である。従って、フィトステロールを含
有する食用製品の製造は技術的に困難であり、完成製品はしばしば構造および食
感の点で満足のいくものではない。
【0004】 ある研究者らがフィトステロールをより有用にすることを目的として、その溶
解性またはそのバイオアベイラビリティーを向上させる方法を提案している。例
えば、脂肪酸エステルのような脂溶性を持つ型を作ること、フィトステロールま
たはその誘導体を脂肪または脂肪成分中に溶解または乳化すること、または他の
エステル化方法によりフィトステロールの溶解性を向上させることが試みられて
いる。例えば、米国特許第5,502,045号において脂溶性フィトステロー
ルエステル調製方法が開示されている。
【0005】 さらに、例えば、EP 839 458および米国特許第5,244,887
号において可溶化ステロール組成物が開示されている。EP 839 458で
は、食品に添加しうるシトステロール含有フィトステロール、ビタミンEおよび
乳化剤からなる油溶性化溶液について記述されている。米国特許第5,244,
887号では、コレステロール含有食品および飲料からのコレステロール吸収を
減少させるための食品添加物として、環の全ての炭素―炭素結合が飽和している
、フィトステロール誘導体であるスタノール類の使用について記述されている。
開示されている方法には、クリオナスタノール、22,23ジヒドロブラシカス
タノール、カンペスタノール、シトスタノールおよびそれらの混合物からなるグ
ループから選択したスタノールを、トリグリセリドなどの食用に適した可溶化剤
、トコフェノールのような、有効量の適切な抗酸化剤および、レシチンのような
、有効量の適切な分散剤とともに溶解する段階が含まれる。
【0006】 トリグリセリドまたは油を含まないフィトステロール組成物もまた開示されて
いる。国際公開第WO 98/58554において、食品工業、特にパン製品に
対して有用なプリミックスについて述べられている。開示されているプリミック
スには、粉状化植物ステロールおよび/またはスタノール、および通常の食品原
料(穀類、マメ科植物、粉乳、果実、野菜および/またはベリー類、魚、肉、骨
、羽、および皮(外皮)からなるグループから選択される)が含まれており、平
均粒子サイズは約600μm未満である。
【0007】 米国特許第5,932,562号において、腸からのコレステロール吸収を減
少させるために有用な組成物および方法が記載されている。開示されているフィ
トステロール組成物は、固形であるが水溶性形態であり、植物ステロールの水性
の均質ミセル混合物、および細かく粉砕した水溶性粉末乾燥レシチンを含む。こ
の場合、レシチンに対する前記植物ステロールのモル比は、1:1から1:10
の範囲内である。
【0008】 現在のところ、フィトステロールおよび食品および/または原料の物理的混合
物からは、フィトステロールの化学的改変なしでは十分によく混合された製品が
製造できない。このように、担体としてのトリグリセリドまたは油類を使用する
必要がなく、コレステロールまたは脂肪含有量に関わらず効果的に様々な食用消
費者製品に混合することが可能で、なお均一に分散しており、製造に便利で費用
効果があり、保存に対して安定で、滑らかで良い食感を持つフィトステロールお
よび/またはフィトスタノールを含有する食用製品に対する、当該分野での必要
性が存在する。
【0009】 (発明の要旨) 従って、機能性食品のようなものとして利用し得る、または、水性または粉末
の形態で安定性を向上させて化学的改変なく食品または飲料中に混合し得る、お
よび滑らかで良い食感を与える食用フィトステロールまたはフィトスタノール組
成物を提供することが、本発明の目的である。本発明の他の目的、性質および長
所は、次の好適な実施形態の詳細な説明に記載され、一部分は、その説明から明
らかとなるか、または本発明の実施により理解されうる。特に本明細書の記述お
よび特許請求の範囲において指摘した本組成物および方法により、本発明のこれ
らの目的および長所が認識され達成される。
【0010】 第一の実施形態において、フィトステロールまたはフィトスタノール、および
単離水溶性タンパク質を含む水性食用組成物に広く向けた本発明の組成物と方法
により、これらおよび他の目的が達成される。また、フィトステロールまたはフ
ィトスタノールに対する単離水溶性タンパク質の重量比は約0.2:1から約1
0:1である。以下に、本発明の他の局面および実施形態をより詳細に記述する
【0011】 前述の全般的な記述および次の詳細な説明の両方が、単に代表的なものであり
説明的なものであって、特許請求される本発明のさらなる例示を提供することを
意図したものであることが理解されるべきである。
【0012】 (好適な実施形態の詳細な説明) 本発明のある局面において、フィトステロールおよび単離水溶性タンパク質を
含み、フィトステロールまたはフィトスタノールに対するそのタンパク質重量比
が約0.2:1から約10:1である、不溶性で水に対して分散性のある水性食
用組成物を提供する。
【0013】 本明細書中で使用しているように、用語「フィトステロール」には、全てのフ
ィトステロール類、例えば、シトステロール、カンペステロール、スティグマス
テロール、タラキサステロールおよび任意の誘導体または上記の物質の還元産物
が含まれる。本明細書中で使用しているように、用語「フィトスタノール」は、
フィトステロールの水素化形態を意味する。したがって、例えば小さい側鎖を持
つようにフィトステロール化合物を改変すると同時に、水素化改変修飾もまた,
十分に本発明の範囲内であることが認識される。
【0014】 食用の水性混合物へ混合することが可能で、および滑らかで良い食感を与える
任意のフィトステロールまたはフィトスタノールを本発明において利用し得る。
好適な実施形態において、シトステロール、シトスタノール、カンペステロール
、カンペスタノール、タラキサステロール、スティグマステロール、クリオナス
タノール、ブラシカスタノールおよびブラシカステロール、またはそれらの混合
物からなる群から、フィトステロールまたはフィトスタノールを選択する。商業
的に入手可能なフィトステロールは、多くの場合、本発明に従った使用にも適し
ているフィトステロール類の混合物である。
【0015】 本発明で使用するフィトステロールを様々な天然源から生成し得る。比較的単
純および安価な方法によって、植物性油、植物性油スラッジ、植物性油蒸留物お
よび、トール油のような他の植物油の源からフィトステロールを獲得し得る。例
えば、メタノールのような溶剤を用いた植物性油からのステロール調製が、米国
特許第4,420,427号に教示されている。さらに、コールドプレス製法に
より得た小麦胚芽油、ダイズ抽出物、または米抽出物よりシトステロールを獲得
し得る。(天然シトステロールには約40%のα−シトステロールおよび約60
%のβ−シトステロールが含まれていることが理解される。αおよびβ型シトス
テロール両方を、本発明の食用組成物を構成するために使用し得る。)スティグ
マステロールもまた、コールドプレス製法で得た小麦胚芽油、ダイズ抽出物、ノ
コギリパルメットおよび米抽出物中にわずかに含まれることが見出され、またカ
ンゾウ根抽出物およびタンポポからタラキサステロールを獲得し得る。
【0016】 フィトスタノールは天然では少量しか見られないものの、水素化反応により、
フィトスタノールよりもかなり豊富に存在するフィトステロールから容易に獲得
し得る。フィトステロールからのフィトスタノールの調製方法は当該分野で公知
である。
【0017】 本発明の食用フィトステロール/フィトスタノール組成物はまた、単離水溶性
タンパク質を含む。本明細書中で使用しているように、用語「タンパク質」は、
一つ以上のペプチドから構成される分子をいう。用語「単離(された)」は、あ
る物質がその元の環境(例えば、それが天然に存在するものであれば天然の環境
)から取り出されることを意味する。全体または部分的に、単離タンパク質は、
天然においてそのタンパク質が結合している組成物を欠いている。例えば、生き
ている動物に存在する天然ポリペプチドは単離されたものではなく、同じポリペ
プチドで、自然の系におけるいくつかまたは全ての共存物質から分離されている
ポリペプチドは単離されているものである。そのようなポリペプチドは組成物の
一部であり得、そしてそのような組成物がその天然環境の一部ではないところか
らさらに単離され得る。用語「単離(される)」は、必ずしもタンパク質を得る
方法または調製物の純度のレベルを示さない。このように、本発明において単離
するタンパク質を、その天然源から獲得し得る。その例を本明細書中で開示する
。さらに、本発明の単離タンパク質をまた、組み換えDNA技術または化学合成
を用いて生成し得る。
【0018】 本発明に従って食用組成物を調製する場合に使用するタンパク質には、動物お
よび/または植物タンパク質が含まれる。特に、乳、乳清、小麦、ダイズまたは
任意の他の植物源など、任意の可溶性タンパク質源から本発明タンパク質を単離
し得る。当該分野で周知の手順によって、本発明で使用するタンパク質を単離す
る様々な方法を達成し得る。好適な実施形態において、タンパク質単離物は、乾
燥ベースで約30%から99%のタンパク質を含有する。
【0019】 本発明において、水溶性タンパク質の使用が好適である。本明細書中で使用す
るところによると、用語「水溶性」とは、水に溶けること、または水に分散する
ことを意味する。水溶性化合物は本質的に水に溶けうるか、または、カップリン
グ剤、コサーファクタントまたは溶剤のような可溶化化合物を添加することで水
溶性され得る。好適に、単離水溶性タンパク質は、約30%から95%の窒素溶
解指数(Nitrogen Solubility Index)(NSI)を
持つ。タンパク質のNSIを測定する技術は当該分野で周知である。
【0020】 好適な実施形態において、乳清タンパク質、乳清タンパク質濃縮物、乳清粉末
、ダイズタンパク質、ダイズタンパク質単離物、カゼイネート(例えばカゼイン
酸ナトリウム、カゼイン酸ナトリウムカルシウム、カゼイン酸カルシウム、カゼ
イン酸カリウム)、小麦タンパク質、ルピナス、トウモロコシグルテン、卵アル
ブミンおよびそれらの組み合わせを含むグループからタンパク質源を選択する。
より好適には、タンパク質はダイズタンパク質またはカゼイネートである。別の
好適な実施形態において、本発明の食用組成物におけるフィトステロールまたは
フィトスタノールに対するタンパク質重量比は、約1:1から約5:1である。
【0021】 本発明の別の実施形態において、フィトステロールまたはフィトスタノール組
成物はさらに乳化剤を含む。用語「乳化剤」は、乳濁液形成を促進し、乳濁液の
安定性を向上させる天然または合成物質を意味する。乳化剤の共通する性質は、
同じ分子内に親水基および親油基が存在することである。それぞれの乳化剤によ
る性能の違いは、二種類の領域の相対的強さ、それらの空間的位置関係、全体的
な分子の大きさおよびある特定の他の要因に起因する。通常、適切な乳化剤また
は乳化剤混合物を選択するためには、乳化剤の性能試験を行う必要がある。
【0022】 好適な実施形態において、本発明で使用する乳化剤は低HLB乳化剤である。
本明細書中で使用される場合、乳化剤をエマルジョンの油相および水相に対する
相対的な同時誘引力の点から分類するために、乳化剤の親水性−親油性のバラン
ス(HLB)を使用する。例えば、Schick,Nonionic Surf
actants:Physical Chemistry,Marcel De
ckker,Inc.,New York,N.Y.,pp.439−47(1
987)を参照のこと。乳化剤のHLB値は、HLB値を確認する技術分野の当
業者にとって周知の用語である。
【0023】 HLB値は、乳化剤の溶解性と関連し、ここで、例えば、約10以下の低HL
B値を持つ乳化剤は、油溶性の傾向があり、そして例えば10より大きな高HL
B値を持つ乳化剤は、水溶性の傾向がある。本発明の目的について、低HLB乳
化剤のは約10以下のHLB値を有し、そして高HLB乳化剤は約10より大き
なHLB値を有する。好適な実施形態において、本発明で使用する乳化剤は、約
0.1〜約10のHLB値を有する。別の好適な実施形態において、低HLB乳
化剤を高HLB乳化剤と組み合わせる。例えば、ポリソルべート60、65、ま
たは80を、ステアリル乳酸ナトリウムと組み合わせ得る。好ましくは、高HL
B乳化剤のHLB値は約10〜約14である。
【0024】 本発明のさらに別の好適な実施形態において、フィトステロール/フィトスタ
ノール組成物の乳化剤は、レシチン(例えば、脱油化レシチンまたは改変レシチ
ン)、モノグリセリド(例えば、蒸留したモノグリセリドまたはエトキシル化モ
ノグリセリド)、ジグリセリド、ポリグリセロールエステル、プロピレングリコ
ールエステル、ポリソルべート、ステアリル乳酸ナトリウム、ショ糖エステルお
よびそれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、この乳化剤は
、レシチンまたは脂肪酸のモノグリセリドおよびジグリセリドである。
【0025】 モノグリセリドは、ラードおよび植物性油のような多くの型の脂肪および油か
ら調製され得る。例えば、食用に適した脂肪および油のグリセロール分解で通常
用いられる方法により、この発明に従った使用に適したモノグリセリドを調製し
得る。蒸留モノグリセリドは、例えば、綿実油、トウモロコシ油、ヤシ油、ピー
ナツ油、菜種油、ダイズ油およびキャノーラ油を含む様々な供給源から誘導され
る。
【0026】 レシチンは、全ての生きている植物および動物において見出されるリン脂質で
ある。レシチンは、リン酸のコリンエステルに結合しているステアリン酸、パル
ミチン酸、オレイン酸、リノール酸およびリノレン酸のジグリセリドの混合物で
ある。使用され得るレシチンの例には、ダイズ、菜種、ピーナツ、ベニバナ、綿
実、ヒマワリまたはトウモロコシのような植物から誘導されるレシチン、および
卵黄など動物供給源から誘導されるレシチンが含まれる。
【0027】 レシチンは、商業的には主にダイズ油から調製される。レシチンは未精製ダイ
ズ油中に中間粗精製物として存在し、それを調製する商業的方法は、油からの沈
殿、およびそれに続く精製を含む。さらに、漂白、分画化、加水分解、アセチル
化、抽出、ヒドロキシル化などによって処理し得る。好適な実施形態において、
ダイズ油から誘導される改変または脱油化レシチンが使用される。特定の参考文
献は、商業用レシチンに関する使用状態について記述している21C.F.R§
184.1400である。
【0028】 「改変」レシチンとは、アセチル化、ヒドロキシル化、水素化、レシチンの加
水分解生成物、塩素化、臭素化、ヨード化、ハロゲン化、リン酸化およびスルホ
ン化をいうがそれらに限定されない。さらに、当業者に公知の任意の他の改変は
、本発明の範囲内に含まれる。例えば、SzuhajおよびList編、Lec
ithins、pp.203−208、American Oil Chemi
sts Society(1985)(この全ては、本明細書中で参考として援
用される)を参照のこと。
【0029】 多くの適用において、固形の顆粒または粉末状の生成物が必要とされる。レシ
チンから中性トリグリセリド油を除去することにより、このような生成物が作製
され得る。当該分野では、アセトンでの抽出により油を分離し(Szuhajお
よびList編、Lecithins、American Oil Chemi
sts Society(1985))、そしてこれはアセトン脱油といわれる
【0030】 別の好適な実施形態において、本発明の食用組成物中のフィトステロールまた
はフィトスタノールに対する乳化剤の重量比は、約0.2:1〜約5:1である
。より好ましくは、フィトステロールまたはフィトスタノールに対するこの乳化
剤の重量比は、約0.5:1〜約2:1である。
【0031】 本発明の別の局面において、不溶性、水分散性で水性の食用組成物の製造方法
を提供する。その方法には、単離された水溶性タンパク質およびフィトステロー
ルまたはフィトスタノールの水性混合物を均質化する工程が含まれる。ここで、
フィトステロールまたはフィトスタノールに対するタンパク質の重量比は、約0
.2:1〜約10:1であり、水性の食用組成物が生成される。
【0032】 好適な実施形態において、水性食用組成物の生成方法は、初めに、フィトステ
ロールまたはフィトスタノールと単離水溶性タンパク質との水性混合物をブレン
ドする工程、加熱により混合物を処理する工程、次いで水性食用組成物を生成す
るために混合物を均質化する工程が含まれる。
【0033】 本発明に従う食用組成物を調製する場合に使用されるタンパク質には、動物性
および/または植物性タンパク質が含まれる。特に、本発明のタンパク質は、乳
、乳清、小麦、ダイズまたは任意の他の植物性供給源のような任意の水溶性タン
パク質供給源から単離され得る。
【0034】 好適な実施形態において、乳清タンパク質、乳清タンパク質濃縮物、乳清粉末
、ダイズタンパク質、ダイズタンパク質分離物、カゼイネート、小麦タンパク質
、ルピナス、トウモロコシグルテン、卵白およびそれらの組み合わせからなる群
からタンパク質を選択する。より好ましくは、このタンパク質は、ダイズタンパ
ク質またはカゼイネートである。別の好適な実施形態において、食用組成物にお
けるフィトステロールまたはフィトスタノールに対するこのタンパク質の重量比
は、約1:1〜約5:1である。
【0035】 水性混合物と混合したフィトステロールまたはフィトスタノールは、食用水性
混合物に組み込まれ得る、かつ滑らかで良い食感を与える任意のものであり得る
。好適な実施形態において、フィトステロールまたはフィトスタノールは、シト
ステロール、シトスタノール、カンペステロール、カンペスタノール、タラキサ
ステロール、スティグマステロール、クリオナスタノール、ブラシカスタノール
およびブラシカステロール、またはそれらの混合物からなる群から選択される。
市販のフィトステロールは、しばしば、フィストステロールの混合物であり、こ
れはまた、本発明に従う使用にも適切である。
【0036】 好適な実施形態において、粉末生成物を作るために、フィトステロールまたは
フィトスタノールを水性混合物へと添加する前に粉砕または粒子化(prill
)する。粒子化は公知のプロセスであり、そして当該分野で公知の任意の粒子化
プロセスを本発明において使用し得る。例えば、米国特許第4,238,429
号を参照のこと。好ましくは、フィトステロールまたはフィトスタノールを噴霧
し粒子化する。水性混合物にフィトステロールまたはフィトスタノールを添加す
る前にそれらを粉砕または粒子化することにより、自由に流動する生成物にする
ことが可能になる。これは、水性の系へのこの化合物の組み込みを助ける。
【0037】 別の好適な実施形態において、水性混合物にはさらに乳化剤が含まれる。好ま
しくは、食用組成物中で使用される乳化剤は、約0.1〜約10のHLB値を有
する低HLB乳化剤である。必要に応じて、低HLB乳化剤を、約10〜約14
のHLB値を有する高HLB乳化剤と混合する。
【0038】 別の好適な実施形態において、乳化剤は、レシチン(例えば、脱油化レシチン
または改変レシチン)、モノグリセリド(例えば、蒸留したモノグリセリドまた
はエトキシル化モノグリセリド)、ジグリセリド、ポリグリセロールエステル、
プロピレングリコールエステル、ポリソルべート、ステアリル乳酸ナトリウム、
ショ糖エステルおよびそれらの混合物からなる群から選択される。より好ましく
は、この乳化剤はレシチンまたは脂肪酸のモノグリセリドおよびジグリセリドで
ある。
【0039】 フィトステロールまたはフィトスタノールに対する乳化剤の重量比は、約0.
2:1〜約5:1で変化し得る。好ましくは、フィトステロールまたはフィトス
タノールに対する乳化剤の重量比は、約0.5:1〜約2:1である。
【0040】 次に、単離された水溶性タンパク質、フィトステロールまたはフィトスタノー
ル、および必要に応じて乳化剤を含む水性混合物を適切な温度に加熱する。好適
な実施形態において、この水性混合物を、約60℃〜約145℃に加熱する。よ
り好ましくは、この混合物を約80℃〜約100℃の温度に加熱する。
【0041】 一段階または二段階操作のいずれかで、任意の従来の均質化用機器を用いて均
質化工程を遂行し得る。この水性混合物を、フィトステロールまたはフィトスタ
ノールがタンパク質および乳化剤と統合されることが可能な圧力で均質化する。
好ましくは、1,000と10,000ポンド/平方インチとの間の圧力で、こ
の水性性混合物を均質化する。より好ましくは、この混合物を、2,000と5
,000ポンド/平方インチとの間の圧力で均質化する。
【0042】 水性食用フィトステロールまたはフィトスタノール組成物は、別の食品の製造
における成分として、食品の添加物として、または単に機能的食品として使用さ
れ得る。例えば、この水性食用組成物は、飲料、氷菓、焼いた製品、肉製品、ま
たは液状成分が使用され得る任意の他の食品における成分物として使用され得る
。この組成物は滑らかな食感を有し、これはいずれの粒状の感覚も与えない。
【0043】 本発明の別の実施形態において、水分散性粉末を生成するために、水性フィト
ステロールまたはフィトスタノール組成物を均質化した後乾燥させる。混合物を
乾燥させるために用いるプロセスは決定的ではない。良好な流動性分散生成物を
生成する、当該分野で公知の任意のプロセスが使用され得る。例えば、水性混合
物を、噴霧乾燥、急速乾燥、凍結乾燥、あるいは直接または粉砕過程を介しての
いずれかで粉末を生成する任意の他の方法で乾燥させ得る。
【0044】 次いで、この乾燥粉末は、成分として、食品添加物として、または単に機能的
食品として粉末が必要とされる完成食品において、成分として使用され得る。さ
らに、この粉末は安定的に保存可能である。本発明の同時乾燥されたフィトステ
ロール/フィトスタノール−タンパク質粉末により、高融点の疎水性フィトステ
ロールおよびフィトスタノールを、例えば栄養飲料のような水性製品または粉末
ミックスに組み込むことが可能となる。
【0045】 本発明の別の局面において、上記の方法のいずれか1つによって生成される食
用フィトステロールまたはフィトスタノール組成物が提供される。
【0046】 本発明の別の局面において、食用製品の製造方法が提供される。この方法は、
混合物を生成するために、適切な形態の1つ以上の食用化合物を含む第一の成分
を、本発明の食用フィトステロールまたはフィトスタノール組成物を含む第二の
成分とブレンドすること、次いで、食用製品を生成するためにその混合物を処理
することを含む。1つの実施形態において、その食用製品は固形の食用製品であ
る。別の実施形態において、その食用製品は、飲料である。食用フィトステロー
ルまたはフィトスタノール組成物を、食用製品の製造前、間、または後に添加し
うることも理解されるべきである。
【0047】 本発明のさらに別の局面において、本発明のフィトステロールまたはフィトス
タノール組成物を含む食用製品が提供される。本発明の食用組成物を含有しうる
食品および飲料に対する制限はない。この食用製品には、コレステロールまたは
トリグリセリドが含まれる必要はなく、そしてこの製品は固形または液状のいず
れかであり得る。本発明の独特の方法および組成物により、フィトステロールま
たはフィトスタノールは、食用製品中で分散したままである。
【0048】 この開示において引用される全ての特許および刊行物は、本発明が属する分野
の当業者の技術レベルを示しており、そしてこれらの全ては、その全体において
本明細書中で参考として援用される。
【0049】 ここで全体的に本発明を記述しているが、例示目的で提供される以下の実施例
を参照することにより、本発明がより容易に理解される。また、以下の実施例は
特に明記しない限り本発明を限定するようには意図されない。
【0050】 (実施例1) (フィトステロール組成物の調製) 以下の方法によりフィトステロール組成物を調製した。よく撹拌しながら、8
444グラムの120°Fの湯に1056グラムのダイズタンパク質分離物を添
加し、次いで15分間水和を行った。200グラムのフィトステロールおよび3
00グラムの脱油化レシチンを添加し、液状混合物を5分間撹拌した。次に、G
roen kettle(Groen Manufacturing Co.,
Jackson,Mississippi)にその混合物を添加し、185°F
の温度で10分間加熱した。次いで、3500/500psiで液状混合物を均
質化し、入り口温度480°Fおよび出口温度180°Fで噴霧乾燥した。
【0051】 (実施例2) (カゼイネートを用いたフィトステロール組成物の調製) 以下の方法により、単離されたタンパク質としてカゼイネートを用いたフィト
ステロール組成物を調製した。よく撹拌しながら、8444グラムの120O
の湯に1056グラムのカゼインナトリウムを添加し、15分間水和を行った。
200グラムのフィトステロールおよび300グラムの脱油化レシチンを添加し
、この液状混合物を5分間撹拌した。次に、Groen kettle(Gro
en Manufacturing Co.,Jackson,Mississ
ippi)にその混合物を添加し、185°Fの温度で10分間加熱した。次い
で、3500/500psiでこの液状混合物を均質化し、そして入り口温度4
80°Fおよび出口温度180°Fで噴霧乾燥した。
【0052】 (実施例3) (モノ−およびジグリセリドを用いたフィトステロール組成物の調製) 以下の方法により、乳化剤としてモノグリセリドおよびジグリセリドを用いた
フィトステロール組成物を調製した。よく攪拌しながら、8444グラムの12
0°Fの湯に1056グラムのダイズタンパク質分離物を添加し、15分間水和
を行った。200グラムのフィトステロールおよび300グラムのモノ−および
ジグリセリドを添加し、この液状混合物を5分間撹拌した。次に、Groen
kettle(Groen Manufacturing Co.,Jacks
on,Mississippi)にその混合物を添加し、185°Fの温度で1
0分間加熱した。次いで、3500/500psiでこの液状混合物を均質化し
、入り口温度480°Fおよび出口温度180°Fで噴霧乾燥した。
【0053】 (実施例4) (低タンパク質含有量のフィトステロール組成物の調製) 以下の方法により、タンパク質含有量がより低いフィトステロール組成物を調
製した。よく攪拌しながら、9350グラムの120°Fの湯に150グラムの
ダイズタンパク質分離物を添加し、15分間水和を行った。200グラムのフィ
トステロールおよび300グラムの脱油化レシチンを添加し、この液状混合物を
5分間撹拌した。次に、Groen kettle(Groen Manufa
cturing Co.,Jackson,Mississippi)にその混
合物を添加し、185°Fの温度で10分間加熱した。次いで、3500/50
0psiでこの液状混合物を均質化し、入り口温度480°Fおよび出口温度1
80°Fで噴霧乾燥した。
【0054】 (実施例5) (低乳化剤含有量のフィトステロール組成物の調製) 以下の方法により、乳化剤含有量がより低いフィトステロール組成物を調製し
た。よく攪拌しながら、8644グラムの120°Fの湯に1056グラムのダ
イズタンパク質分離物を添加し、15分間水和を行った。200グラムのフィト
ステロールおよび100グラムの脱油化レシチンを添加し、この液状混合物を5
分間撹拌した。次に、Groen kettle(Groen Manufac
turing Co.,Jackson,Mississippi)にその混合
物を添加し、そして185°Fの温度で10分間加熱した。次いで、3500/
500psiでこの液状混合物を均質化し、入り口温度480°Fおよび出口温
度180°Fで噴霧乾燥した。
【0055】 これらの実施例と共に得られた前出の記述を考慮して、特定の改変が当業者に
とって明らかであるべきであり、そして明らかであり、そして本明細書で開示さ
れているような詳細な方法および組成物に対するそのような改変が、文字通りま
たは均等論により添付の特許請求の範囲において定義されるように、本発明の精
神および範囲内にあることを意図することが理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/34 A61K 47/34 47/36 47/36 47/42 47/42 A61P 3/06 A61P 3/06 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4B018 LE03 MD08 MD10 MD20 MD46 ME04 MF02 MF06 4C076 BB01 CC21 DD45 DD46 DD63 DD68 EE23 EE30 EE41 FF63 4C086 AA01 DA11 MA02 MA03 MA05 MA52 NA03 ZC33

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不溶性、水分散性の水性食用組成物であって、以下: (a)フィトステロールおよびフィトスタノールからなる群より選択される化
    合物;および (b)水溶性または水分散性の単離されたタンパク質; を含有し、ここで、該化合物(a)に対する該タンパク質(b)の重量比が約0
    .2:1から約10:1である、組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組成物であって、該組成物が乾燥されて水
    分散性粉末にされている、組成物。
  3. 【請求項3】 乳化剤をさらに含む請求項1に記載の組成物であって、ここ
    で、前記化合物(a)に対する該乳化剤の重量比が約0.2:1から約5:1で
    ある、組成物。
  4. 【請求項4】 乳化剤をさらに含む請求項2に記載の組成物であって、ここ
    で、前記化合物(a)に対する該乳化剤の重量比が約0.2:1から約5:1で
    ある、組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の組成物であって、ここで、前記化合物(a
    )が、シトステロール、シトスタノール、カンペステロール、カンペスタノール
    、タラキサステロール、スティグマステロール、クリオナスタノール、ブラシカ
    スタノールおよびブラシカステロール、またはこれらの混合物からなる群より選
    択される、組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の組成物であって、ここで、前記タンパク質
    (b)が、乳タンパク質源または植物タンパク質源から単離される、組成物。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の組成物であって、ここで、前記タンパク質
    (b)が、乳清タンパク質、ダイズタンパク質、コムギタンパク質、ルピナス、
    トウモロコシグルテン、およびカゼイネートからなる群より選択される、組成物
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の組成物であって、前記乳化剤が約0.1か
    ら約10の親水性−親油性バランス値を有する、組成物。
  9. 【請求項9】 約10から約14の親水性−親油性バランス値を有する乳化
    剤をさらに含有する、請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 請求項3に記載の組成物であって、ここで、前記乳化剤が
    、レシチン、モノグリセリド、ジグリセリド、ポリグリセロールエステル、プロ
    ピレングリコールエステル、ポリソルベート、ステアリル乳酸ナトリウム、マル
    トデキストリン、およびスクロースエステルからなる群より選択される、組成物
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の組成物であって、ここで、前記化合物(
    a)に対する前記タンパク質(b)の重量比が約1:1から約5:1である、組
    成物。
  12. 【請求項12】 請求項3に記載の組成物であって、ここで、前記化合物(
    a)に対する前記乳化剤の重量比が約0.5:1から約2:1である、組成物。
  13. 【請求項13】 不溶性、水分散性の水性食用組成物を生成する方法であっ
    て、以下: 単離された水溶性または水分散性タンパク質とフィトステロールおよびフィト
    スタノールからなる群より選択される化合物との水性混合物を均質化する工程、
    を包含し、ここで、該化合物に対する該タンパク質の重量比が約0.2:1から
    約10:1であり、そしてここで、本質的に不溶性、水分散性の水性食用組成物
    が生成される、方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法であって、ここで、前記水性混合
    物が乳化剤をさらに含有し、ここで、前記化合物に対する前記乳化剤の重量比が
    約0.2:1から約5:1である、方法。
  15. 【請求項15】 前記均質化工程の前に、前記化合物を粒子化する工程をさ
    らに包含する、請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記均質化工程の前に、前記化合物を粉砕する工程をさら
    に包含する、請求項13に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記均質化工程後に前記混合物を乾燥し、水分散性粉末を
    生成する工程をさらに包含する、請求項13に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記均質化工程後に前記混合物を乾燥し、水分散性粉末を
    生成する工程をさらに包含する、請求項14に記載の方法。
  19. 【請求項19】 請求項13に記載の方法であって、ここで、前記化合物が
    、シトステロール、シトスタノール、カンペステロール、カンペスタノール、タ
    ラキサステロール、スティグマステロール、クリオナスタノール、ブラシカスタ
    ノールおよびブラシカステロール、またはこれらの混合物からなる群より選択さ
    れる、方法。
  20. 【請求項20】 請求項13に記載の方法であって、ここで、前記タンパク
    質が、乳源または植物源から単離される、方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の方法であって、ここで、前記タンパク
    質が、乳清タンパク質、ダイズタンパク質、コムギタンパク質、ルピナス、トウ
    モロコシグルテン、およびカゼイネートからなる群より選択される、方法。
  22. 【請求項22】 請求項14に記載の方法であって、前記乳化剤が約0.1
    から約10の親水性−親油性バランス値を有する、方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の方法であって、ここで、前記水性混合
    物が、約10から約14の親水性−親油性バランス値を有する乳化剤をさらに含
    有する、方法。
  24. 【請求項24】 請求項14に記載の方法であって、ここで、前記乳化剤が
    、レシチン、モノグリセリド、ジグリセリド、ポリグリセロールエステル、プロ
    ピレングリコールエステル、ポリソルベート、ステアリル乳酸ナトリウム、マル
    トデキストリン、およびスクロースエステルからなる群より選択される、方法。
  25. 【請求項25】 請求項13に記載の方法であって、ここで、前記化合物に
    対する前記タンパク質の重量比が約1:1から約5:1である、方法。
  26. 【請求項26】 請求項14に記載の方法であって、ここで、前記化合物に
    対する前記乳化剤の重量比が約0.5:1から約2:1である、方法。
  27. 【請求項27】 不溶性、水分散性の水性食用組成物を生成する方法であっ
    て、以下: (a)単離された水性または水分散性タンパク質の水性混合物と、フィトステ
    ロールおよびフィトスタノールからなる群より選択される化合物とをブレンドす
    る工程であって、ここで、該化合物に対する該タンパク質の重量比が約0.2:
    1から約10:1である、工程; (b)工程(a)で生じた該混合物を熱処理する工程;および (c)工程(b)で生じた該混合物を均質化処理して、本質的に不溶性、水分
    散性の水生食用組成物を生成する工程、 を包含する、方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の方法であって、ここで、工程(a)に
    おいて前記水性混合物が乳化剤をさらに含み、ここで、前記化合物に対する該乳
    化剤の重量比が約0.2:1から約5:1である、方法。
  29. 【請求項29】 工程(a)のブレンド工程前に前記化合物を粒子化する工
    程をさらに包含する、請求項27に記載の方法。
  30. 【請求項30】 工程(a)のブレンド工程前に前記化合物を破砕する工程
    をさらに包含する、請求項27に記載の方法。
  31. 【請求項31】 工程(c)の均質化工程後に前記混合物を乾燥し、水分散
    生粉末を生成する工程をさらに包含する、請求項27に記載の方法。
  32. 【請求項32】 工程(c)の均質化工程後に前記混合物を乾燥し、水分散
    生粉末を生成する工程をさらに包含する、請求項28に記載の方法。
  33. 【請求項33】 請求項27に記載の方法であって、ここで、工程(a)に
    おいての前記化合物が、シトステロール、シトスタノール、カンペステロール、
    カンペスタノール、タラキサステロール、スティグマステロール、クリオナスタ
    ノール、ブラシカスタノールおよびブラシカステロール、またはこれらの混合物
    からなる群より選択される、方法。
  34. 【請求項34】 請求項27に記載の方法であって、ここで、工程(a)に
    おける前記タンパク質が、乳源または植物源から単離される、方法。
  35. 【請求項35】 請求項34に記載の方法であって、ここで、工程(a)に
    おいての前記タンパク質が、乳清タンパク質、ダイズタンパク質、コムギタンパ
    ク質、ルピナス、トウモロコシグルテン、およびカゼイネートからなる群より選
    択される、方法。
  36. 【請求項36】 請求項28に記載の方法であって、ここで、工程(a)に
    おいての前記乳化剤が、約0.1から約10の親水性−親油性バランス値を有す
    る、方法。
  37. 【請求項37】 請求項36に記載の方法であって、工程(a)においての
    前記水性混合物が、約10から約14の親水性−親油性バランス値を有する乳化
    剤をさらに含有する、方法。
  38. 【請求項38】 請求項28に記載の方法であって、ここで、工程(a)に
    おいての前記乳化剤が、レシチン、モノグリセリド、ジグリセリド、ポリグリセ
    ロールエステル、プロピレングリコールエステル、ポリソルベート、ステアリル
    乳酸ナトリウム、マルトデキストリン、およびスクロースエステルからなる群よ
    り選択される、方法。
  39. 【請求項39】 請求項27に記載の方法であって、ここで、工程(a)に
    おいて前記化合物に対する前記タンパク質の重量比が約1:1から約5:1であ
    る、方法。
  40. 【請求項40】 請求項28に記載の方法であって、ここで、工程(a)に
    おいて前記化合物に対する前記乳化剤の重量比が約0.5:1から約2:1であ
    る、方法。
  41. 【請求項41】 請求項13、請求項14、請求項27または請求項28の
    いずれか1項に記載の方法により生成される食用組成物。
  42. 【請求項42】 食用製品の生成方法であって、以下: (a)適切な形態で1つ以上の食用組成物を含む第1の成分と請求項1または
    請求項3に記載の組成物を含む第2の成分をブレンドし、混合物を生成する工程
    ;および (b)工程(a)において生成される該混合物を処理し、食用製品を生成する
    工程、 を包含する、方法。
  43. 【請求項43】 請求項42に記載の方法であって、ここで、前記食用製品
    が乾固体または半湿性の食用製品である、方法。
  44. 【請求項44】 請求項42に記載の方法であって、ここで、前記食用製品
    が飲料用液体または注ぐことが可能な液体である、方法。
  45. 【請求項45】 請求項42に記載の方法により生成される食用製品。
  46. 【請求項46】 請求項1に記載の組成物を含有する食用製品。
  47. 【請求項47】 請求項46に記載の製品であって、ここで、該製品が固体
    食用製品である、製品。
  48. 【請求項48】 請求項46に記載の製品であって、ここで、該製品が飲料
    である、製品。
  49. 【請求項49】 請求項1に記載の組成物であって、ここで、前記組成物が
    動物またはヒト中の血清コレステロールを低下させる、組成物。
  50. 【請求項50】 請求項3に記載の組成物であって、ここで、前記組成物が
    動物またはヒト中の血清コレステロールを低下させる、組成物。
  51. 【請求項51】 不溶性、水分散性の水性食用組成物であって、以下: (a)フィトステロールおよびフィトスタノールからなる群より選択される化
    合物;および (b)マルトデキストリン; を含有し、ここで、該化合物(a)に対する該マルトデキストリン(b)の重量
    比が約0.2:1から約10:1である、組成物。
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