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JP2003020236A - ガラス板の自重曲げ分割成形型の設計方法 - Google Patents

ガラス板の自重曲げ分割成形型の設計方法

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Publication number
JP2003020236A
JP2003020236A JP2001203279A JP2001203279A JP2003020236A JP 2003020236 A JP2003020236 A JP 2003020236A JP 2001203279 A JP2001203279 A JP 2001203279A JP 2001203279 A JP2001203279 A JP 2001203279A JP 2003020236 A JP2003020236 A JP 2003020236A
Authority
JP
Japan
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solid model
glass plate
predetermined
value
design
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001203279A
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English (en)
Inventor
Yoshimitsu Matsushita
嘉光 松下
Chie Fukushima
知絵 福島
Koichi Tsujiuchi
孝市 辻内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Priority to US10/477,283 priority patent/US7024264B2/en
Priority to AU2002314556A priority patent/AU2002314556A1/en
Priority to EP02741377A priority patent/EP1401778A2/en
Priority to PCT/JP2002/006640 priority patent/WO2003004424A2/en
Priority to CA002446442A priority patent/CA2446442A1/en
Publication of JP2003020236A publication Critical patent/JP2003020236A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/02Re-forming glass sheets
    • C03B23/023Re-forming glass sheets by bending
    • C03B23/025Re-forming glass sheets by bending by gravity
    • C03B23/027Re-forming glass sheets by bending by gravity with moulds having at least two upward pivotable mould sections
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/02Re-forming glass sheets
    • C03B23/023Re-forming glass sheets by bending
    • C03B23/03Re-forming glass sheets by bending by press-bending between shaping moulds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B35/00Transporting of glass products during their manufacture, e.g. hot glass lenses, prisms
    • C03B35/14Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands
    • C03B35/20Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands by gripping tongs or supporting frames
    • C03B35/202Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands by gripping tongs or supporting frames by supporting frames
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソリッドモデルを扱える3次元CADを用い
て、簡便な操作によって短時間にガラス板の自重曲げ成
形型の設計を行う方法を提供する。 【解決手段】 ガラス形状交換手段26を用いて、新た
なガラス板の形状に一致するように、既存ソリッドモデ
ル記憶部31に格納された成形型のソリッドモデルのリ
ングフレームを変形させる。そして、変更パラメータ反
映手段27を用いて、ソリッドモデルの変更可能なパラ
メータの変更を変形後のソリッドモデルに反映させ、パ
ラメータの適正化を行う。次に、ソリッドモデルのデー
タに拘束条件を加え、回転モーメント解析手段29を用
いて、分割成形型の回転フレームを回転させる回転モー
メントを算出する。算出された回転モーメントが不適切
な場合には、変更パラメータ反映手段27を用いて回転
モーメントに影響を与えるパラメータの変更をモデルに
反映し、所望の回転モーメントを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソリッドモデルを
扱える3次元CADを用いた、ガラス板の自重曲げ分割
成形型の設計方法に関し、特に、自重曲げ分割成形型の
設計済みのソリッドモデルを利用して新たな分割成形型
の設計を行う、ガラス板の自重曲げ分割成形型の設計方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、CADについて説明する。CAD
(Computer Aided Design)システムは、広く設計の業
務に用いられている。設計後の製図作業の支援にも用い
られている。またCADシステムは、コンピュータの発
達と共に、より高度な作業を可能としている。さらに、
CADシステムの特徴を最大限に活用しているケースと
しては、既存の設計された形状を修正して活用する場合
が挙げられる。
【0003】また2次元CADのみならず、3次元CA
Dも実用に供されている。この3次元CADにおける形
状モデルとしては、ワイヤフレームモデル、サーフェイ
スモデル、ソリッドモデルがある(図28参照)。
【0004】まず、ワイヤフレームモデルは、3次元空
間の稜線と頂点による立体で、形状を表現する方法であ
る。2次元の図形にZ値を付け加えて、3次元空間で取
り扱えるようにしたものと考えてもよい。
【0005】つぎにサーフェイスモデルは、面を構成す
る「稜線列」で貼り合わされた立体によって、形状を表
現する方法である。つまり、面の境界を構成している稜
線列の情報によって面を定義し、面の組み合わせで立体
を表現する方法である。
【0006】このように面の情報を持つことによって、
曲面加工への応用や断面図の作成が可能になるなど、そ
の適用範囲は格段に広がりを見せている。
【0007】以上、簡単に説明したワイヤフレームモデ
ルとサーフェイスモデルでは、立体は線あるいは面とし
て表現されており、その実体がどこにあるかを表す情報
は持っていない。例えば、サーフェイスモデルで作成さ
れたモデルでは、その立体形状の中身が中空なのか、中
実なのかの区別がつけられない。
【0008】これに対して、ソリッドモデルでは、中身
の詰まった立体によって、形状を表現する方法であり、
その実体がどこにあるかを表す情報を持っており、立体
を完全に表現することができる。
【0009】ソリッドモデルを使って作成された3次元
形状は、例えば比重のデータを与えるだけで、重量や重
心などのマスプロパティ計算や、部品間の干渉のチェッ
ク、NCプログラミング、機構解析、シェーディング、
隠線消去表示、2次元図面の作成など様々な利用におい
て、非常に有効である。
【0010】なおソリッドモデルでは、データ構造が複
雑となり、形状の変更や表示のためにコンピュータの計
算負荷が大きく、処理時間が長くなる、という実用面で
の制約を受けることがある。
【0011】またCADシステムにおいては、例えば相
似形で、寸法だけが異なるような部品の設計には、パラ
メトリック設計手法なる機能が開発されている。これ
は、寸法値を変更するだけで自動的に図形を再構築する
方法である。
【0012】さらに設計作業においては、繰り返し使わ
れる図形や部品が数多くある。これらは、「パーツ」や
「フィギュア」などと呼ばれている。ソリッドモデラに
おいては、これらのパーツを別画面で組み合わせて最終
的な設計を行う。
【0013】つぎに、ウインドシールドガラスについて
説明する。自動車用のウインドシールドガラスは、破損
時におけるドライバーの視界確保のために、合わせガラ
スで構成されている。この合わせガラスは、2枚のガラ
ス板を、例えばポリビニルブチラールなどの熱可塑性樹
脂からなる中間膜を介して、接着したものである(図2
9参照)。
【0014】この合わせガラスを構成する2枚のガラス
板は、貼り合わせるために、ほぼ同一形状を有している
必要がある。
【0015】そこで、この2枚のガラス板は、フロート
法により製造された平坦な素板より所定寸法に切断され
た後、リング状の成形型に載せられて、加熱炉内に搬入
される。そして2枚のガラス板は、炉内にて軟化温度ま
で加熱され、その自重によって変形し、所定の形状が付
与される。このとき、2枚のガラス板の形状は互いにほ
ぼ同一となり、合わせガラスを構成するのに好適であ
る。
【0016】なお、多く用いられているウインドシール
ドガラスの形状においては、左右の両端部の曲がりの大
きなことが多い。平坦なガラス板をこのような形状に成
形するには、単なるリング状の成形型では不十分な場合
が多く、左右両端部が分割されたリング状の成形型が開
発され、実用に供されている(図30参照)。
【0017】ところで、乗用車ではその大きさや形態が
変化しても、ウインドシールドガラスの形状そのものは
あまり変化しない。その大きさが相似的に変化するか、
特定部分の寸法が変化する場合がほとんどである。
【0018】したがって、新たなウインドシールドガラ
スを製造しようとするとき、すでに作製されたモデルを
修正して、新たな成形型のモデルを作製することが可能
となる。
【0019】一方、自動車の開発においては、その開発
期間のますますの短縮化が求められている。特に、プラ
ットホーム(車台)を共通とする車種においては、その
開発期間が、新たにプラットホームを開発する自動車の
場合よりもさらに短くなっている。このため、ウインド
シールドガラスの製造においても、より短納期での対応
が求められている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】そこで、既存の成形型
のモデルを修正して対応することが有効な手段となる。
しかし、3次元CADを用いて成形型のモデルを修正す
る場合、成形型を構成する個々のパーツを修正条件にし
たがい、一つ一つ修正変更していたのでは、非常に効率
の悪い作業となる。
【0021】また、各パーツ間の相互干渉など拘束条件
も考慮しなければならず、その修正変更作業を短時間で
やり遂げることは、困難である場合が多い。
【0022】さらに、あるパーツの寸法等を変更した場
合に、その影響を他のパーツへ正確に反映させるために
は、多くの工数が必要になるという問題がある。従っ
て、既存の成形型のモデルに修正を加えた場合に、修正
の結果が所定の設計目標を達成するか否か評価すること
が容易でない。
【0023】そこで本発明は、上述した状況を鑑みなさ
れたものであって、ソリッドモデルを扱える3次元CA
Dを用いた、ガラス板の自重曲げ分割成形型の設計方法
において、簡便な操作によって短時間に成形型の設計を
行いうる方法を提供する。
【0024】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、ソリ
ッドモデルを扱える3次元CADを用いた、ガラス板の
自重曲げ分割成形型の設計方法において、設計しようと
する成形型の対象となるガラス板の曲げ形状データが与
えられ、自重曲げ分割成形型の既存ソリッドモデルを、
ソリッドモデル・データベースから取り出し、取り出し
た既存ソリッドモデルを構成するリングフレームの、少
なくとも寸法と形状とを決定しているガラス板の曲げ形
状データと、与えられたガラス板の曲げ形状データとを
置き換え、取り出した既存ソリッドモデルが有する設計
値に対して、ガラス板の曲げ形状データの置き換えによ
って変更が必要となる設計値を自動的に変更し、変更が
必要とならない設計値を自動的に引き継いで取り出した
既存ソリッドモデルを作り替え、与えられたガラス板用
の自重曲げ分割成形型のソリッドモデルを生成し、取り
出した既存ソリッドモデルから生成したソリッドモデル
が引き継いだ設計値のうち、変更可能な所定のパラメー
タの値が所定の設計基準を満たすか否か判断し、所定の
パラメータの値が、所定の設計基準を満たさない場合に
は、所定のパラメータの値を変更し、所定のパラメータ
の値の変更によって変更が必要となる他の設計値を自動
的に変更し、所定の設計基準を満たすまで、所定のパラ
メータの値の変更を繰り返し、所定のパラメータの値
が、所定の設計基準を満たす場合には、ソリッドモデル
のデータに基づいて自動的に図面を作成するようにし
た。
【0025】また、本発明は、ソリッドモデルを扱える
3次元CADを用いた、ガラス板の自重曲げ分割成形型
の設計方法において、設計しようとする成形型の対象と
なるガラス板の曲げ形状データが与えられ、設計しよう
とする成形型と基本構造を同一とする自重曲げ分割成形
型の既存ソリッドモデルを、ソリッドモデル・データベ
ースから取り出し、取り出した既存ソリッドモデルを構
成するリングフレームの、少なくとも寸法と形状とを決
定しているガラス板の曲げ形状データと、与えられたガ
ラス板の曲げ形状データとを置き換え、取り出した既存
ソリッドモデルが有する設計値に対して、ガラス板の曲
げ形状データの置き換えによって変更が必要となる設計
値を自動的に変更し、変更が必要とならない設計値を自
動的に引き継いで取り出した既存ソリッドモデルを作り
替え、与えられたガラス板用の自重曲げ分割成形型のソ
リッドモデルを生成し、取り出した既存ソリッドモデル
から生成したソリッドモデルが引き継いだ設計値のう
ち、変更可能な所定のパラメータの値が所定の設計基準
を満たすか否か判断し、所定のパラメータの値が、所定
の設計基準を満たさない場合には、所定のパラメータの
値を変更し、所定のパラメータの値の変更によって変更
が必要となる他の設計値を自動的に変更し、所定の設計
基準を満たすまで、所定のパラメータの値の変更を繰り
返し、所定のパラメータの値が、所定の設計基準を満た
す場合には、ソリッドモデルのデータに基づいて自動的
に図面を作成するようにした。
【0026】さらに、これらの場合において、ソリッド
モデル・データベースは、成形型の対象となるガラス板
の形状上の特徴に基づいて分類された複数の分割成形型
の既存ソリッドモデルを格納し、ソリッドモデル・デー
タベースから取り出された自重曲げ分割成形型の既存ソ
リッドモデルは、与えられたガラス板の曲げ形状との類
似度が高い形状のガラス板用に設計された自重曲げ分割
成形型の既存ソリッドモデルであるようにした。
【0027】また、上記の場合において、所定のパラメ
ータの値が、所定の設計基準を満たす場合には、ソリッ
ドモデルを構成する各構成部品の動きを拘束する拘束条
件を与えて解析モデルを作成し、解析モデルを用いて分
割成形型の解析を行い、ガラス板の自重曲げ分割成形型
が備える回転フレームを、所定の回転軸を中心として回
転させる回転モーメントを算出し、算出した回転モーメ
ントが、所定の設計基準モーメントを満たすか否か判断
し、算出した回転モーメントが、所定の設計基準モーメ
ントを満たさない場合には、所定のパラメータの値を変
更し、所定のパラメータの値の変更によって変更が必要
となる他の設計値を自動的に変更し、所定の設計基準モ
ーメントを満たすまで、所定のパラメータの値の変更を
繰り返すようにした。
【0028】さらに、回転フレームと、この回転フレー
ムを所定の回転軸を中心として回転させる回転モーメン
トを調整するためのカウンタウエイトとを備えるガラス
板の自重曲げ分割成形型において、上記の所定のパラメ
ータの値が、所定の設計基準を満たす場合には、ソリッ
ドモデルを構成する各構成部品の動きを拘束する拘束条
件を与えて解析モデルを作成し、解析モデルを用いて分
割成形型の解析を行い、回転モーメントを算出し、算出
した回転モーメントが、所定の設計基準モーメントを満
たすか否か判断し、算出した回転モーメントが、所定の
設計基準モーメントを満たさない場合には、カウンタウ
エイトのバランスを調整し、所定の設計基準モーメント
を満たすまで、カウンタウエイトのバランスの調整を繰
り返すようにした。
【0029】なお、本明細書において設計値とは、ソリ
ッドモデルを定義するための設計情報である。例えば、
ソリッドモデルの構成部品の寸法,位置,形状等の情報
が該当する。
【0030】また、本明細書における手段は、ハードウ
ェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウ
ェアの組み合わせにより実現可能である。ハードウェア
およびソフトウェアの組み合わせによる実行は、例え
ば、所定のプログラムを有するコンピュータ・システム
における実行が該当する。
【0031】そして、1つの手段が有する機能が2つ以
上のハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアお
よびソフトウェアの組み合わせにより実現されても、2
つ以上の手段の機能が1つのハードウェア、ソフトウェ
アまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせ
により実現されても良い。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、ま
ず、本発明に係る分割成形型の設計方法によって設計さ
れるガラス板の自重曲げ分割成形型について説明する。
なお、以下の説明においては、自動車ガラス(ウインド
シールドガラス)を、ガラス板の例として用いて説明す
る。
【0033】(第1の分割成形型)まず、第1の分割成
形型を用いて、自重曲げ分割成形型の基本的な構成およ
び動作を説明する。ここで、図1は、第1の自重曲げ分
割成形型の構成を示す構成図であり、図2は、第1の自
重曲げ分割成形型のリングフレームにおける最終的な形
状を模式的に示す図である。なお、図1に示されたAの
方向を分割成形型の前側として説明する。
【0034】図1に示されるように、第1の自重曲げ分
割成形型は、ベースフレーム2と、このベースフレーム
2上に設けられたリングフレーム1とから構成される。
【0035】リングフレーム1は、図2に示されるよう
に、所定の自動車ガラスの湾曲形状(製品形状)に対応
した成形面11を上面側に有し、この成形面11は、載
置されるガラス板の周縁部を支持する。
【0036】そして、リングフレーム1は、所定の分割
位置P,Q,R,Sで分割される。その結果、全体のリ
ングフレーム1は、図1に示されるように、前側中央フ
レーム3Aと、後側中央フレーム3Bと、中央フレーム
3A,3Bの長さ方向の両側に配置された左側回転フレ
ーム4および右側回転フレーム5とから構成される。な
お、左側回転フレーム4および右側回転フレーム5の双
方は、図示されるようにコの字形状を有する。
【0037】前側中央フレーム3Aは、ベースフレーム
2に設けられた支柱6A,6Aによって支持されてお
り、そして、後側中央フレーム3Bは、ベースフレーム
2に設けられた支柱6B,6Bによって支持されてい
る。
【0038】また、ベースフレーム2の前側梁部材2A
の両端部付近には、支柱7Aと、支柱9Aとが設けられ
ており、ベースフレーム2の後側梁部材2Bの両端部付
近には、支柱7Bと、支柱9Bとが設けられている。左
側回転フレーム4は、支柱7A,7Bによって回転可能
に支持される。そして、右側回転フレーム5は、支柱9
A,9Bによって回転可能に支持される。
【0039】また、この例においては、左側回転フレー
ム4は、支点8A−8Bを結ぶ軸を回転軸として回転可
能であり、右側回転フレーム5は、支点10A−10B
を結ぶ軸を回転軸として回転可能である。加えて、回転
方向としては、リングフレーム1の中心方向に対して、
正逆両方向に回転可能である。以下においては、このリ
ングフレーム1の中心方向への回転を、リングフレーム
1の内側への回転と称し、リングフレーム1の中心方向
とは逆方向への回転を、リングフレーム1の外側への回
転と称する。
【0040】次に、第1の自重曲げ分割成形型の動作に
ついて説明する。ここで、図3および図4は、第1の自
重曲げ分割成形型の動作を説明する図である。
【0041】まず、左側回転フレーム4および右側回転
フレーム5をリングフレーム1の外側へ回転させ、図3
に示されるように、リングフレーム1が分割位置近傍で
屈曲した屈曲状態を得る。この状態において、曲げ成形
前のガラス板(平板)12が、リングフレーム1の成形
面11上に載置され、載置されたガラス板12の周縁部
の一部がリングフレーム1の一部と接することによっ
て、ガラス板が略水平に支持される(リングフレームの
この状態を、以下平板載置状態という)。
【0042】次に、ガラス板12を載置した分割成形型
を図示しない加熱炉に搬入し、ガラス板12を軟化温度
まで加熱する。ガラス板12が軟化するにつれて、左側
回転フレーム4および右側回転フレーム5が、リングフ
レーム1の内側へ回転していく。そして、最終的には、
リングフレーム1の成形面11が、図4に示されるよう
にガラス板12の製品形状を有することとなる。
【0043】分割成形型は、この製品形状の成形面11
によってガラス板12を成形し、所望の製品形状をガラ
ス板12に付与する。
【0044】このようにして、自重曲げ分割成形型は、
平板状のガラス板に曲げ成形を加えることにより、ガラ
ス板に所望の湾曲形状を付与する。しかしながら、種々
の要因により、回転フレームの回転が不適切になること
がある。
【0045】例えば自動車ガラス(ウィンドシールドガ
ラス)の中央部分の曲率が小さく、左右周辺部分の曲率
が急激に大きくなる場合には、ガラス板が十分に軟化し
た場合であっても、回転フレームが、リングフレーム1
の内側へ回転しきれないことがある。
【0046】このような場合には、回転フレームをリン
グフレームの内側へ回転させる回転モーメントを調整す
ることにより、回転フレームを適切に回転させてガラス
板を成形するとよい。
【0047】(第2の分割成形型)次に、第2の自重曲
げ分割成形型について、図5および図6を参照して説明
する。図5は、第2の自重曲げ分割成形型の構成を示す
構成図であり、分割成形型を前側から見た正面図であ
る。また、図6は、第2の自重曲げ分割成形型の構成を
示す構成図であり、分割成形型の平面図である。なお、
第1の自重曲げ分割成形型の構成要素と同じ要素につい
ては、同一の符号を付す。
【0048】図5および図6に示されるように、第2の
自重曲げ分割成形型は、前側に、支柱7Aに設けられた
吊りプレート13Aと、支柱9Aに設けられた吊りプレ
ート17Aとを備え、後側に、支柱7Bに設けられた吊
りプレート13Bと、支柱9Bに設けられた吊りプレー
ト17Bとを備える。
【0049】吊りプレート13Aの一端は、回転軸を介
して回転可能に支柱7Aに接続されている。また、吊り
プレート17Aの一端は、回転軸を介して回転可能に支
柱9Aに接続されている。すなわち、吊りプレート13
Aは、支点16Aを中心に回転可能であり、吊りプレー
ト17Aは、支点20Aを中心に回転可能である。
【0050】そして、吊りプレート13Aの他端は、回
転軸を介して相互に回転可能に左側回転フレーム4に接
続されている。また、吊りプレート17Aの他端は、回
転軸を介して相互に回転可能に右側回転フレーム5に接
続されている。すなわち、吊りプレート13Aと左側回
転フレーム4とは、支点15Aを中心に相互に回転可能
であり、吊りプレート17Aと右側回転フレーム5と
は、支点19Aを中心に相互に回転可能である。
【0051】同様に、吊りプレート13Bの一端は、回
転軸を介して回転可能に支柱7Bに接続されている。ま
た、吊りプレート17Bの一端は、回転軸を介して回転
可能に支柱9Bに接続されている。すなわち、吊りプレ
ート13Bは、支点16Bを中心に回転可能であり、吊
りプレート17Bは、支点20Bを中心に回転可能であ
る。
【0052】そして、吊りプレート13Bの他端は、回
転軸を介して相互に回転可能に左側回転フレーム4に接
続されている。また、吊りプレート17Bの他端は、回
転軸を介して相互に回転可能に右側回転フレーム5に接
続されている。すなわち、吊りプレート13Bと左側回
転フレーム4とは、支点15Bを中心に相互に回転可能
であり、吊りプレート17Bと右側回転フレーム5と
は、支点19Bを中心に相互に回転可能である。
【0053】さらに、左側回転フレーム4の前側は、回
転軸を介して相互に回転可能に前側中央フレーム3Aに
連結されている。また、左側回転フレーム4の後側も、
回転軸を介して相互に回転可能に後側中央フレーム3B
に連結されている。同様に、右側回転フレーム5の前側
は、回転軸を介して相互に回転可能に前側中央フレーム
3Aに連結されている。また、右側回転フレーム5の後
側も、回転軸を介して相互に回転可能に後側中央フレー
ム3Bに連結されている。
【0054】すなわち、左側回転フレーム4と、中央フ
レーム3Aおよび3Bとは、支点14A−14Bを結ぶ
軸を回転軸として相互に回転可能である。また、右側回
転フレーム5と、中央フレーム3Aおよび3Bとは、支
点18A−18Bを結ぶ軸を回転軸として相互に回転可
能である。
【0055】次に、第2の自重曲げ分割成形型の動作に
ついて説明する。第2の自重曲げ分割成形型の動作は、
第1の自重曲げ分割成形型の動作と基本的に共通する。
【0056】すなわち、左側回転フレーム4および右側
回転フレーム5をリングフレーム1の外側へ回転させ、
図5に示されるような屈曲状態を得る。この状態におい
て、曲げ成形前のガラス板(平板)12が、リングフレ
ーム1の成形面11上に載置され、載置されたガラス板
12の周縁部の一部がリングフレーム1の一部と接する
ことによって、ガラス板が略水平に支持される。
【0057】次に、ガラス板12を載置した分割成形型
を図示しない加熱炉に搬入し、ガラス板12を軟化温度
まで加熱する。ガラス板12が軟化するに従って、左側
回転フレーム4および右側回転フレーム5が、リングフ
レーム1の内側へ回転していく。そして、最終的には、
リングフレーム1の成形面11が、ガラス板12の製品
形状を有することとなる。
【0058】なお、第2の自重曲げ分割成形型において
は、左側回転フレーム4を、支点14A−14Bを結ぶ
軸を回転軸として回転させる回転モーメント、および、
右側回転フレーム5を、支点18A−18Bを結ぶ軸を
回転軸として回転させる回転モーメントが存在する。
【0059】支点14A,14B,18Aおよび18B
(以下連結点という)の位置、分割位置(P,Q,R,
S)、支点15A,15B,19Aおよび19B(以下
吊り点という)の位置等が、これらの回転モーメントを
決定する決定要素である。
【0060】従って、これらの決定要素の値を変更する
ことより、回転モーメントを調整することができる。
【0061】(第3の分割成形型)次に、第3の自重曲
げ分割成形型について、図7を参照して説明する。図7
は、第3の自重曲げ分割成形型の構成を示す構成図であ
り、分割成形型を前側から見た正面図である。なお、第
1および第2の自重曲げ分割成形型の構成要素と同じ要
素については、同一の符号を付す。
【0062】図7に示されるように、第3の自重曲げ分
割成形型においては、前側中央フレーム3Aは、ベース
フレーム2に設けられた支柱6A,6Aによって固定さ
れており、そして、後側中央フレーム3Bは、ベースフ
レーム2に設けられた支柱6B,6Bによって固定され
ている。
【0063】また、左側回転フレーム4の前側は、回転
軸を介して回転可能に前側中央フレーム3Aに連結され
ている。また、左側回転フレーム4の後側も、回転軸を
介して回転可能に後側中央フレーム3Bに連結されてい
る。同様に、右側回転フレーム5の前側は、回転軸を介
して回転可能に前側中央フレーム3Aに連結されてい
る。また、右側回転フレーム5の後側も、回転軸を介し
て回転可能に後側中央フレーム3Bに連結されている。
【0064】すなわち、左側回転フレーム4は、支点1
4A−14Bを結ぶ軸を回転軸として回転可能である。
また、右側回転フレーム5は、支点18A−18Bを結
ぶ軸を回転軸として回転可能である。
【0065】さらに、左側回転フレーム4は、カウンタ
ウエイト21を備えており、右側回転フレーム5は、カ
ウンタウエイト22を備えている。
【0066】次に、第3の自重曲げ分割成形型の動作に
ついて説明する。第3の自重曲げ分割成形型の動作は、
第1の自重曲げ分割成形型の動作と基本的に共通する。
【0067】すなわち、左側回転フレーム4および右側
回転フレーム5をリングフレーム1の外側へ回転させ、
図7に示されるような屈曲状態を得る。この状態におい
て、曲げ成形前のガラス板(平板)12が、リングフレ
ーム1の成形面11上に載置され、略水平に支持され
る。
【0068】次に、ガラス板12を載置した分割成形型
を図示しない加熱炉に搬入し、ガラス板12を軟化温度
まで加熱する。ガラス板12が軟化するに従って、左側
回転フレーム4および右側回転フレーム5が、リングフ
レーム1の内側へ回転していく。そして、最終的には、
リングフレーム1の成形面11が、ガラス板12の製品
形状を有することとなる(図中の2点鎖線で示され
る)。
【0069】なお、第3の自重曲げ分割成形型において
は、左側回転フレーム4を、支点14A−14Bを結ぶ
軸を回転軸として回転させる回転モーメント、および、
右側回転フレーム5を、支点18A−18Bを結ぶ軸を
回転軸として回転させる回転モーメントが存在する。
【0070】連結点14A,14B,18Aおよび18
Bの位置、分割位置(P,Q,R,S)、カウンタウエ
イトのバランス(重量,位置)等が、これらの回転モー
メントを決定する決定要素である。
【0071】従って、これらの決定要素の値を変更する
ことより、回転モーメントを調整することができる。
【0072】なお、以上において説明したガラス板の自
重曲げ分割成形型は例示にすぎず、本発明を、これらに
限定する意ではない。
【0073】(3次元CADシステムの構成)次に、本
発明の実施の形態に係るガラス板の自重曲げ分割成形型
の設計方法に用いられる3次元CADシステムについ
て、添付した図面を参照して説明する。ここで、図8
は、本発明の実施の形態に係る3次元CADシステムの
構成を示すブロック図である。
【0074】図8に示されるように、本発明の実施の形
態に係る3次元CADシステムは、入力手段25と、ガ
ラス形状交換手段26と、変更パラメータ反映手段27
と、平板載置状態算出手段28と、回転モーメント解析
手段29と、設計図面作成手段30と、既存ソリッドモ
デル記憶部31と、拘束条件記憶部32とを備える。
【0075】入力手段25は、キーボード,マウス,タ
ッチパネル等の入力装置、あるいは、所定のネットワー
クを介して他のコンピュータからデータを受け取る通信
手段等によって実現される。この入力手段25から入力
されたデータは、図示しない入出力インターフェースを
介して図示しないメインメモリ等に伝送される。
【0076】また、ガラス形状交換手段26,変更パラ
メータ反映手段27,平板載置状態算出手段28,回転
モーメント解析手段29および設計図面作成手段30
は、例えば所定のプログラムをコンピュータ上で実行す
ることによって実現可能である。
【0077】そして、既存ソリッドモデル記憶部31お
よび拘束条件記憶部32は、例えば主記憶装置,補助記
憶装置等の記憶装置を用いることによって実現可能であ
る。
【0078】既存ソリッドモデル記憶部31には、既に
設計された分割成形型のソリッドモデルが、既存ソリッ
ドモデル・データとして格納されている。
【0079】ここで、既存ソリッドモデル記憶部31に
格納される分割成形型の既存ソリッドモデルについて図
を参照して説明する。ここで、図9は、分割成形型で成
形されるウィンドシールドガラスの代表的な形状を示す
図である。
【0080】既存ソリッドモデル記憶部31に格納され
る既存ソリッドモデルは、一つであってもよく、複数で
あってもよい。そして、複数の既存ソリッドモデルを格
納する場合には、例えば、各々の基本構造が異なる複数
の成形型の既存ソリッドモデルを格納してもよい。さら
に、各基本構造ごとに、(例えば、成形型の対象となる
ガラス板の形状上の特徴に従って分類される)複数の成
形型の既存ソリッドモデルを格納してもよい。
【0081】具体的には、成形型の基本構造は、例え
ば、分割成形型,非分割の成形型に分類でき、分割成形
型の中で、3分割された分割成形型,2分割された分割
成形型等に分類できる。また、吊りプレートの有無,カ
ウンタウエイトの有無等によって分類することもでき
る。さらに、自動車ガラス用,建築ガラス用等に分類す
ることもできる。そして、自動車ガラスの中で、ウイン
ドシールドガラス用,ドアガラス用,リアウインドガラ
ス用等に分類することもできる。
【0082】また、成形型の対象となるガラス板の形状
は、上下左右辺の長さの比率,コーナー部分の曲率等の
形状上の特徴に基づいて分類することができる。例えば
乗用車用のウインドシールドガラスの形状は、図9に示
されるように、いくつかの代表的な形状に分類すること
ができる。
【0083】従って、例えば、ウインドシールドガラス
用の成形型の場合には、3分割された分割成形型を基本
構造とし、この基本構造において、ウインドシールドガ
ラスの代表的な形状の類型に従って分類される複数の分
割成形型の既存ソリッドモデルを格納するようにしても
よい。
【0084】(ソリッドモデルの作成)次に、3次元C
ADを用いて、既存ソリッドモデル記憶部31に格納さ
れる分割成形型のソリッドモデルを作成する方法につい
て、図面を参照して説明する。ここで、図10は、自動
車ガラス(ウインドシールドガラス)の形状例を示す図
であり、図11〜図18は、ソリッドモデルの定義例を
説明する図である。
【0085】ソリッドモデルの作成は、そのソリッドモ
デルを構成する構成部品を定義することによって行われ
る。構成部品は、形状,寸法,位置等の設計値を用いて
定義される。
【0086】この設計値は、属性に基づいて、固定設計
値,変更可能なパラメータ,従属設計値に分類される。
【0087】固定設計値とは、ソリッドモデル内におい
て、所定の構成部品の変化しない設計値をいう。例え
ば、ベースフレームの横幅は、分割成形型が搬入される
加熱炉の寸法に合わせて固定される。また、支柱の形状
および寸法等も固定設計値に該当する。
【0088】次に、変更可能なパラメータとは、所定の
構成部品の任意に変更可能な設計値をいう。例えば、リ
ングフレームの分割位置は、変更可能なパラメータとし
て定義される。これにより、分割位置を任意に変更する
ことが可能となる。
【0089】また、従属設計値とは、ある設計値(基礎
設計値)を基準とし、この基礎設計値を、設定された所
定の公式,関数等に与えることによって求められる設計
値をいう。例えば、ある構成部品の位置を基準として定
まる他の構成部品の位置が該当する。
【0090】具体的には、リングフレームの形状および
寸法は、ガラス板の曲げ形状および寸法を基準として決
定される。また、吊りプレートの位置は、吊り点の位置
を基準として決定される。
【0091】なお、基礎設計値が変更可能なパラメータ
の場合には、パラメータの変更に従って従属設計値も変
更することとなる。
【0092】次に、上記で説明した第2の自重曲げ分割
成形型を例として、ソリッドモデル作成方法の一例を説
明する。まず、分割成形型の設計対象となるガラス板の
形状データとして、例えば、図10に示されるような自
動車ガラス(ウインドシールドガラス)の形状データが
与えられる。
【0093】次に、構成部品として、この自動車ガラス
の形状に沿ったリングフレーム1を作成する。作成され
たリングフレーム1においては、図11に示されるよう
に、成形面11が自動車ガラスの周縁部と同一の形状を
有することとなる。
【0094】次に、分割位置P,Q,R,Sを決定す
る。分割位置は、例えば図12に示されるように、リン
グフレーム1の前後方向に中心線L−L1を引き、この
中心線から所定の距離(a1,a2,b1,b2)に設
定する。図12においては、a1=P,a2=Q,b1
=R,b2=Sとなる。
【0095】なお、これらのa1,a2,b1およびb
2の値は、変更可能なパラメータとして設定する。この
ようにすることにより、a1,a2,b1およびb2の
値を変更することによって分割位置P,Q,RおよびS
の位置を変更することができる。
【0096】次に、連結点14A,14B,18Aおよ
び18Bの位置を決定する。連結点の位置は、例えば図
13に示されるように、リングフレーム1の中心線L−
L1から所定の距離(a3,a4,b3,b4)に設定
する。そして、高さ方向の位置は、例えばリングフレー
ム1の上面の所定の位置を基準として設定する。図13
においては、a3=14A,a4=14B,b3=18
A,b4=18Bとなる。
【0097】なお、これらのa3,a4,b3およびb
4の値は、変更可能なパラメータとして設定する。この
ようにすることにより、a3,a4,b3およびb4の
値を変更することによって連結点14A,14B,18
Aおよび18Bの位置を変更することができる。
【0098】次に、吊り点15A,15B,19Aおよ
び19Bの位置を決定する。吊り点の位置は、例えば図
14に示されるように、リングフレーム1の中心線L−
L1から所定の距離(a5,a6,b5,b6)の外形
線上に設定する。そして、高さ方向の位置は、例えばリ
ングフレーム1の下面の所定の位置を基準として設定す
る。図14においては、a5=15A,a6=15B,
b5=19A,b6=19Bとなる。
【0099】なお、これらのa5,a6,b5およびb
6の値は、変更可能なパラメータとして設定する。この
ようにすることにより、a5,a6,b5およびb6の
値を変更することによって吊り点15A,15B,19
Aおよび19Bの位置を変更することができる。
【0100】次に、吊りプレート13A,13B,17
Aおよび17Bを設定する。吊りプレートは、例えば所
定の寸法の直方体とする。そして、吊りプレートの位置
は、吊り点の位置を基準として決定される。例えば図1
5に示されるように、吊り点15AからX1外側の位置
m1を吊りプレート13Aの下側回転軸の中心とする。
次に、この下側回転軸の中心m1から鉛直線上にY1上
方の位置n1を吊りプレート13Aの上側回転軸の中心
とする。
【0101】同様にして、他の吊りプレート13B,1
7Aおよび17Bも、吊り点15B,19Aおよび19
Bの位置を基準として設定される。
【0102】次に、支点16A,16B,20Aおよび
20B(以下、支柱接続点という)の位置を決定する。
支柱接続点の位置は、吊りプレートの上側回転軸の中心
位置を基準として決定される。例えば図16に示される
ように、支柱接続点16Aの位置は、吊りプレート13
Aの上側回転軸の中心n1からX2外側の位置に設定さ
れる。同様にして、他の支柱接続点16B,20Aおよ
び20Bの位置も設定される。
【0103】次に、支柱の位置を決定する。支柱の位置
は、支柱接続点の位置を基準とし、これらの支柱接続点
が支柱内の所定の範囲に含まれるような位置に決定され
る。例えば、支柱は、図17に示されるように、支柱接
続点が支柱の鉛直方向の中心線上の所定の高さに含まれ
るような位置に設定される。
【0104】次に、ベースフレーム2の寸法が決定され
る。ベースフレーム2は、例えば幅が一定の4本の梁部
材からなり、矩形形状を有する。ベースフレーム2の寸
法は、支柱の位置を基準として決定される。例えば図1
8に示されるように、ベースフレーム2の外周寸法は、
支柱7A,7B,9Aおよび9Bの各々がベースフレー
ム2の外縁から所定の距離(図中のX3およびY3)に
位置するように、決定される。
【0105】次に、拘束条件記憶部32に格納された拘
束条件について説明する。拘束条件とは、分割成形型の
ソリッドモデルを用いて分割成形型の動特性を解析する
ために必要なデータである。具体的には、回転フレー
ム,中央フレーム,吊りプレート等の分割成形型の各構
成部品の動きを拘束する条件であり、各構成部品間の境
界条件が該当する。
【0106】拘束条件は、この他に、各構成部品の比
重,材料特性、各構成部品間の結合条件、および各構成
部品の動きの方向等が該当する。
【0107】(ガラス形状交換手段)次に、各手段につ
いて説明する。まず、ガラス形状交換手段26は、入力
された既存ソリッドモデルを変形して他のソリッドモデ
ルを構築する機能を有する。すなわち、既存ソリッドモ
デルを構築するための基礎となったガラス板の形状デー
タと、入力手段25から入力された新たなガラス板の形
状データとを置き換えて、新たなソリッドモデルを構築
する機能を有する。
【0108】具体的には、新たなガラス板の形状データ
に基づいて、既存ソリッドモデルのリングフレームを新
たなガラス板の形状に沿ったリングフレームに作り替え
る。
【0109】一方、既存ソリッドモデルの分割位置,連
結点の位置,吊り点の位置等の任意に変更可能なパラメ
ータについては、既存ソリッドモデルの値を引き継ぐ。
【0110】そして、リングフレームの形状等に従属す
る従属設計値を、新たなリングフレームの形状等を基準
として変更する。この従属設計値には、例えば、吊りプ
レートの位置,支柱の位置,ベースフレームの寸法等が
含まれる。
【0111】(変更パラメータ反映手段)次に、変更パ
ラメータ反映手段27は、ガラス形状交換手段26によ
って構築された新たなソリッドモデルに対して、入力手
段25から入力された変更可能なパラメータの値を反映
する機能を有する。
【0112】すなわち、入力されたパラメータの値に従
って、ソリッドモデル内の各変更可能なパラメータ(分
割位置等)を変更する。そして、変更されたパラメータ
を基準として設定される従属設計値の値も変更する。
【0113】具体的には、分割位置が変更された場合に
は、ソリッドモデル内の中央フレームおよび回転フレー
ムの分割位置を変更する。また、連結点の位置が変更さ
れた場合には、ソリッドモデル内の連結点の位置を変更
する。
【0114】さらに、吊り点の位置が変更された場合に
は、ソリッドモデル内の吊り点の位置を変更し、変更さ
れた吊り点に従属する吊りプレートの位置,吊りプレー
トの位置に従属する支柱接続点の位置,支柱接続点の位
置に従属する支柱の位置,支柱の位置に従属するベース
フレームの寸法等を変更する。
【0115】ここで、入力手段25から入力されるパラ
メータは、分割位置,連結点の位置等に限られるもので
はない。分割成形型を構成する設計値であって、修正ま
たは変更が許容される設計値であればよい。例えば、上
述の第3の自重曲げ分割成形型においては、カウンタウ
エイトのバランスが該当する。
【0116】そして、この修正または変更が許容される
設計値は、分割成形型の仕様等に基づいて適宜設定する
ことが可能である。
【0117】(平板載置状態算出手段)次に、平板載置
状態算出手段28は、回転フレームをリングフレームの
外側に回転してガラス板(平板)を載置した状態(平板
載置状態)を算出する機能を有する。
【0118】ソリッドモデル内の分割位置および連結点
の位置等が特定されることにより、図5に示されるよう
に、連結点を回転軸として回転フレームを回転させた屈
曲状態における、回転フレームおよび中央フレームの位
置と傾きとが算出可能となる。
【0119】具体的には、平板載置状態算出手段28
は、図19に示されるように、平板載置状態におけるリ
ングフレーム上の所定の点G,Hの位置を算出する。そ
して、水平に置かれたと仮定したガラス板12と、これ
らの点GおよびHとの距離を算出する。例えば、この算
出された距離がゼロであれば、ガラス板は水平に支持さ
れることを意味する。なお、図19は、図5に示された
分割成形型を図中のBの方向から見た側面図である。
【0120】(回転モーメント解析手段)次に、回転モ
ーメント解析手段29は、分割成形型の動特性の解析を
行い、分割成形型の回転フレームを、所定の回転軸を中
心として回転させる回転モーメントを算出する機能を有
する。
【0121】すなわち、上記第2の自重曲げ分割成形型
においては、左側回転フレーム4を、連結点14A−1
4Bを結ぶ軸を回転軸として回転させる回転モーメント
と、右側回転フレーム5を、連結点18A−18Bを結
ぶ軸を回転軸として回転させる回転モーメントとを算出
する。
【0122】具体的には、入力されたソリッドモデルの
データに、拘束条件記憶部32から取り出された拘束条
件を加えて解析モデルを作成する。そして、この解析モ
デルを用いて、図5に示されるような、回転フレームを
リングフレームの外側に回転させた(リングフレーム
の)屈曲状態を求める。次に、この屈曲状態において、
回転フレームをリングフレームの内側へ回転させる回転
モーメントを求める。
【0123】次に、設計図面作成手段30は、入力され
た分割成形型のソリッドモデルのデータに基づいて設計
図面を作成する機能を有する。
【0124】具体的には、設計図面作成手段30は、ソ
リッドモデルに含まれる寸法,形状,配置等の設計情報
に基づいて、3次元のソリッドモデルから2次元の設計
図面を作成する。
【0125】(設計方法の手順)次に、上記の3次元C
ADシステムを用いて、ガラス板の自重曲げ分割成形型
を設計する方法について、図面を参照して説明する。こ
こで、図20は、ガラス板の自重曲げ分割成形型を設計
する方法を説明するフローチャートであり、図21は、
設計対象となるガラス板の形状例を示す図であり、図2
2は、既存ソリッドモデルの構成例を示す図であり、図
23は、ガラス形状交換手段によって再構築されたソリ
ッドモデルの構成例を示す図であり、図24は、パラメ
ータの変更を反映したソリッドモデルの構成例を示す図
である。なお、ここでは、上記で説明した第2の自重曲
げ分割成形型を例として説明する。
【0126】まず、図21に示されるような、成形型設
計の対象となる新たなガラス板(ウインドシールドガラ
ス)が与えられる。オペレータは、既存ソリッドモデル
記憶部31を検索し、既存ソリッドモデルを選択し、取
り出す(ステップ101)。
【0127】具体的には、複数の既存ソリッドモデルが
既存ソリッドモデル記憶部31に格納されている場合に
は、例えば設計しようとする成形型と基本構造を同一と
する自重曲げ分割成形型(例えば、ウインドシールドガ
ラスの場合には、3分割された分割成形型)の既存ソリ
ッドモデルを取り出す。
【0128】また、新たなガラス板の形状に従って、新
たなガラス板の形状との類似度が高い形状を有するガラ
ス板用の分割成形型の既存ソリッドモデルを取り出して
もよい。
【0129】次に、新たなガラス板の形状データと、図
22に示されるような、既存ソリッドモデル記憶部31
から取り出された既存ソリッドモデルのデータとが、ガ
ラス形状交換手段26に入力される(ステップ10
2)。ここで、図22中のa1,a2,b1およびb2
は、分割位置を示し、dは、ベースフレームの前後方向
の寸法を示す。
【0130】また、この入力の際には、既存ソリッドモ
デル構築時に基準としたガラス板の形状データと、新た
なガラス板の形状データとを対応させる。具体的には、
既存ソリッドモデルに定義されたガラス板の上下左右辺
と、新たなガラス板の外周を構成する四辺とを対応させ
る。そして、新たなガラス板がリングフレームと接する
側の面を指定し、両者に共通の基準点を設定する。
【0131】ガラス形状交換手段26は、新たなガラス
板の形状データに基づいて、既存ソリッドモデルのリン
グフレームを、この新たなガラス板の形状に沿ったリン
グフレームに作り替える。そして、分割位置,連結点の
位置,吊り点の位置等の任意に変更可能なパラメータに
ついては、既存ソリッドモデルの値を引き継ぐ。例え
ば、分割位置は、リングフレームの前後方向の中心線か
ら所定の距離(a1,a2,b1,b2)のままとな
る。
【0132】また、吊りプレートの位置,支柱接続点の
位置,支柱の位置,ベースフレームの寸法等について
は、新たなガラス板の形状データに基づいて変更を行い
(例えば、ベースフレームの前後方向の寸法は、dから
d1に変更される(d<d1))、図23に示されるよ
うな新たなソリッドモデルを構築する(ステップ10
3)。
【0133】このようにすることにより、成形型設計の
対象となるガラス板の形状を、既存のソリッドモデルに
容易に反映させることができる。また、既存のソリッド
モデルの変形を、短時間で行うことができる。
【0134】次に、オペレータは、新たなソリッドモデ
ル内の変更可能なパラメータが、所定の設計基準を満た
すか否か判断する(ステップ104)。具体的には、例
えば分割位置が設計基準上適切か否か判断する。
【0135】分割位置が不適切な場合には、オペレータ
は、入力手段25を用いて新たな分割位置の値を入力す
る(ステップ105)。
【0136】分割位置が変更された場合には、変更パラ
メータ反映手段27は、入力された値に従って、新たな
ソリッドモデル内の中央フレームおよび回転フレームの
分割位置を変更する。
【0137】そして、分割位置が適切な場合には、分割
位置が決定される(ステップ106)。
【0138】次に、平板載置状態算出手段28は、新た
なソリッドモデルの平板載置状態を算出する。オペレー
タは、算出された平板載置状態に基づいて、平板載置状
態が適切か否か判断する(ステップ107)。
【0139】具体的には、平板載置状態算出手段28
は、屈曲状態のリングフレーム上の所定の点と、水平に
置かれたと仮定したガラス板との距離を算出する。オペ
レータは、算出された所定の点とガラス板との距離が、
所定の設計基準の範囲内か否か判断する。
【0140】この距離が不適切な場合には、平板載置状
態を決定する決定要素となるパラメータ(例えば連結点
の位置)を変更する。オペレータは、入力手段25を用
いて新たな連結点の位置の値を入力する(ステップ10
8)。また、連結点の位置の変更だけでは、平板載置状
態を適切にすることができない場合には、決定要素であ
る他のパラメータ(分割位置等)を変更する。分割位置
を変更した場合には、変更した値がモデルに反映されて
ステップ104へ戻る。
【0141】連結点の位置が変更された場合には、変更
パラメータ反映手段27は、入力された値に従って、新
たなソリッドモデル内の中央フレームと回転フレームと
の連結点の位置を変更する。
【0142】そして、平板載置状態が適切な場合には、
連結点の位置が決定される(ステップ109)。
【0143】このようなステップにより、例えば分割位
置および連結点の位置のパラメータをリングフレームの
内側へ変更すると、図24に示されるように、ソリッド
モデルの分割位置R,Sおよび連結点18A,18Bの
位置が変更される。
【0144】このようにすることにより、既存のソリッ
ドモデルを容易に利用することができる。また、設計の
変更をソリッドモデル上に容易に反映させることがで
き、変更の結果を短時間で確認することができる。従っ
て、所望の設計基準を満たすパラメータの値を簡便な手
続きで求めることができる。
【0145】(回転モーメントの解析)次に、図25お
よび図26を参照して、回転モーメントの適正化方法に
ついて説明する。ここで、図25は、回転モーメント適
正化の手順を説明するフローチャートであり、図26
は、パラメータの変更を反映したソリッドモデルの構成
例を示す図である。
【0146】図25に示されるように、まず、新たなソ
リッドモデルのデータと、拘束条件記憶部32に格納さ
れた拘束条件とが、回転モーメント解析手段29に入力
される(ステップ201)。
【0147】回転モーメント解析手段29は、入力され
たソリッドモデルのデータに、拘束条件を加えて解析モ
デルを作成する。そして、この解析モデルを用いて分割
成形型の動きの解析を行い、例えば回転フレームを外側
に開いた屈曲状態を演算する。そして、この屈曲状態に
おいて、回転フレームをリングフレームの内側へ回転さ
せる回転モーメントを算出する(ステップ202)。
【0148】ここでいう回転モーメントとは、例えば、
回転フレームを外側に開いた屈曲状態において、各々の
回転フレームが、リングフレームの内側へ閉じようとす
る力と表現することもできる。
【0149】さらに具体的には、解析モデルを用いた回
転モーメントの算出は、例えば、解析モデルにおける回
転フレームの所定の箇所に、回転フレームを外側に回転
させる荷重を加えた場合の、その箇所での反力として計
算することができる。
【0150】オペレータは、算出された回転モーメント
が適切か否か判断する。具体的には、所定の設計基準の
範囲内か否か判断する(ステップ203)。
【0151】回転モーメントが不適切な場合には、回転
モーメントを決定する決定要素となるパラメータ(例え
ば吊り点の位置)を変更する。オペレータは、入力手段
25を用いて新たな吊り点の位置の値を入力する(ステ
ップ204)。また、吊り点の位置の変更だけでは、回
転モーメントを適切にすることができない場合には、決
定要素である他のパラメータ(分割位置,連結点の位置
等)を変更して上記のステップ104または107へ戻
る。
【0152】吊り点の位置が変更された場合には、変更
パラメータ反映手段27は、入力された値に従って、新
たなソリッドモデル内の吊り点の位置を変更する。そし
て、変更された吊り点に従属する吊りプレートの位置,
吊りプレートの位置に従属する支柱接続点の位置,支柱
接続点の位置に従属する支柱の位置等を変更する。
【0153】このようなステップにより、吊り点等の位
置を変更すると、図26に示されるように、ソリッドモ
デルの吊り点19A,19Bの位置、吊りプレート17
A,17Bの位置、支柱接続点の位置、支柱9A,9B
の位置が変更される。
【0154】一方、回転モーメントが適切な場合には、
吊り点の位置が決定される(ステップ205)。そし
て、設計図面作成手段30は、入力された分割成形型の
ソリッドモデルのデータに基づいて設計図面を作成する
(ステップ206)。
【0155】このようにすることにより、プロトタイプ
によるテスト等を行わずに、分割成形型の回転モーメン
トの正確な値を算出することができる。また、所望の回
転モーメントを満たすパラメータの値を簡便な手続きで
求めることができる。
【0156】(第3の分割成形型を用いた設計方法の手
順)次に、上述した第3の自重曲げ分割成形型を用い
て、本発明の設計方法を説明する。なお、上記のステッ
プ101〜ステップ109は、第2の分割成形型の場合
と同一であるので説明を省略する。ここでは、回転モー
メントの解析について図27を参照して説明する。
【0157】ここで、図27は、回転モーメント適正化
の手順を説明するフローチャートである。図27に示さ
れるように、まず、新たなソリッドモデルのデータと、
拘束条件記憶部32に格納された拘束条件とが、回転モ
ーメント解析手段29に入力される(ステップ30
1)。
【0158】回転モーメント解析手段29は、入力され
たソリッドモデルのデータに、拘束条件を加えて解析モ
デルを作成する。そして、この解析モデルを用いて分割
成形型の動きの解析を行い、例えば回転フレームを外側
に開いた屈曲状態を演算する。そして、この状態におい
て、回転フレームをリングフレームの内側へ回転させる
回転モーメントを算出する(ステップ302)。
【0159】オペレータは、算出され回転モーメントが
適切か否か判断する。具体的には、所定の設計基準の範
囲内か否か判断する(ステップ303)。
【0160】回転モーメントが不適切な場合には、回転
モーメントを決定する決定要素となるパラメータ(例え
ばカウンタウエイトのバランス)を変更する。オペレー
タは、入力手段25を用いて新たなカウンタウエイトの
バランスの値を入力する(ステップ304)。また、カ
ウンタウエイトのバランスの変更だけでは、回転モーメ
ントを適切にすることができない場合には、決定要素で
ある他のパラメータ(分割位置,連結点の位置等)を変
更して上記のステップ104または107へ戻る。
【0161】カウンタウエイトのバランスが変更された
場合には、変更パラメータ反映手段27は、入力された
値に従って、新たなソリッドモデル内のカウンタウエイ
トのバランスを変更する。
【0162】一方、回転モーメントが適切な場合には、
カウンタウエイトのバランスが決定される(ステップ3
05)。そして、設計図面作成手段30は、入力された
分割成形型のソリッドモデルのデータに基づいて設計図
面を作成する(ステップ306)。
【0163】なお、上記の説明においては、設計しよう
とする成形型と基本構造を同一とする成形型、あるい
は、新たなガラス板の形状との類似度が高い形状を有す
るガラス板用の成形型のソリッドモデルを選択する判断
と、ソリッドモデル内の変更可能なパラメータが所定の
設計基準を満たすか否かの判断と、平板載置状態が適切
か否かの判断と、回転モーメントが適切か否かの判断と
は、オペレータによって行われる構成とした。
【0164】しかしながら、本発明はこれに限られるも
のではない。これらの判断の一部あるいは全部を、コン
ピュータによって実現される所定の判断手段によって行
う構成に変更することもできる。また、このような変更
は、本発明の範囲に含まれる。
【0165】以上、合わせガラスで構成された自動車の
ウインドシールドガラスを用いて本発明を説明してき
た。しかしながら、本発明はこれに限られるものではな
い。合わせガラスの他に強化ガラス等であってもよい。
また、ウインドシールドガラスの他に、ドアガラス,リ
アウインドガラス等であってもよい。さらに、自動車の
ガラスだけでなく他のガラス板(建物の窓ガラス等)の
分割成形型の設計にも本発明を適用可能であることは言
うまでもない。
【0166】また、リングフレームが(中央フレームお
よび左右の回転フレームの3つの部分に)3分割された
分割成形型を例として用いて本発明を説明した。しかし
ながら、成形型の分割の態様はこれに限られない。例え
ば、リングフレームが2分割された分割成形型の設計に
も本発明の技術的思想は適用可能であり、このような適
用も本発明の範囲に含まれる。
【0167】さらに、自重曲げ分割成形型を対象として
本発明を説明してきた。しかしながら、本発明の技術的
思想は、非分割の自重曲げ成形型の設計においても適用
可能である。また、本発明に係る方法を非分割の自重曲
げ成形型に適用した場合も本発明の範囲に含まれる。
【0168】
【発明の効果】本発明によれば、分割成形型のソリッド
モデルを簡略な手順で修正し、所定の設計条件を満たす
分割成形型のソリッドモデルを作成することができる。
【0169】また、新しい形状を有するガラス板に対し
て、簡便な手続きで、短時間に分割成形型の設計を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の自重曲げ分割成形型の構成を示す構成図
である。
【図2】第1の自重曲げ分割成形型のリングフレームに
おける最終的な形状を模式的に示す図である。
【図3】第1の自重曲げ分割成形型の動作を説明する図
である。
【図4】第1の自重曲げ分割成形型の動作を説明する図
である。
【図5】第2の自重曲げ分割成形型の構成を示す正面図
である。
【図6】第2の自重曲げ分割成形型の構成を示す平面図
である。
【図7】第3の自重曲げ分割成形型の構成を示す正面図
である。
【図8】本発明の実施の形態に係る3次元CADシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図9】ウィンドシールドガラスの代表的な形状を示す
図である。
【図10】自動車ガラスの形状例を示す図である。
【図11】ソリッドモデルのリングフレームの定義例を
説明する図である。
【図12】ソリッドモデルの分割位置の定義例を説明す
る図である。
【図13】ソリッドモデルの連結点の位置の定義例を説
明する図である。
【図14】ソリッドモデルの吊り点の位置の定義例を説
明する図である。
【図15】ソリッドモデルの吊りプレートの定義例を説
明する図である。
【図16】ソリッドモデルの支柱接続点の位置の定義例
を説明する図である。
【図17】ソリッドモデルの支柱位置の定義例を説明す
る図である。
【図18】ソリッドモデルのベースフレームの定義例を
説明する図である。
【図19】図5に示された分割成形型を図中のBの方向
から見た側面図である。
【図20】ガラス板の自重曲げ分割成形型を設計する方
法を説明するフローチャートである。
【図21】設計対象となるガラス板の形状例を示す図で
ある。
【図22】既存ソリッドモデルの構成例を示す図であ
る。
【図23】ガラス形状交換手段によって再構築されたソ
リッドモデルの構成例を示す図である。
【図24】パラメータの変更を反映したソリッドモデル
の構成例を示す図である。
【図25】回転モーメント適正化の手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図26】パラメータの変更を反映したソリッドモデル
の構成例を示す図である。
【図27】回転モーメント適正化の手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図28】3次元CADの形状モデルの種類を説明する
図である。
【図29】合わせガラスの構成を説明する図である。
【図30】従来の分割成形型を示す図である。
【符号の説明】
1 リングフレーム 2 ベースフレーム 2A,2B 梁部材 3A,3B 中央フレーム 4,5 回転フレーム 6A,6B 支柱 7A,7B,9A,9B 支柱 8A,8B,10A,10B 支点 11 成形面 12 ガラス板 13A,13B,17A,17B 吊りプレート 14A,14B,18A,18B 連結点 15A,15B,19A,19B 吊り点 16A,16B,20A,20B 支柱接続点 20 入力装置 21,22 カウンタウエイト 25 入力手段 26 ガラス形状交換手段 27 変更パラメータ反映手段 28 平板載置状態算出手段 29 回転モーメント解析手段 30 設計図面作成手段 31 既存ソリッドモデル記憶部 32 拘束条件記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻内 孝市 大阪府大阪市中央区北浜4丁目7番28号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 4G015 AA03 AB05 AB10 5B046 AA05 FA04 FA18 KA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソリッドモデルを扱える3次元CADを用
    いた、ガラス板の自重曲げ分割成形型の設計方法におい
    て、 設計しようとする成形型の対象となるガラス板の曲げ形
    状データが与えられるステップと、 自重曲げ分割成形型の既存ソリッドモデルを、ソリッド
    モデル・データベースから取り出すステップと、 前記取り出した既存ソリッドモデルを構成するリングフ
    レームの、少なくとも寸法と形状とを決定しているガラ
    ス板の曲げ形状データと、前記与えられたガラス板の曲
    げ形状データとを置き換えるステップと、 前記取り出した既存ソリッドモデルが有する設計値に対
    して、前記ガラス板の曲げ形状データの置き換えによっ
    て変更が必要となる設計値を自動的に変更し、変更が必
    要とならない設計値を自動的に引き継いで前記取り出し
    た既存ソリッドモデルを作り替え、前記与えられたガラ
    ス板用の自重曲げ分割成形型のソリッドモデルを生成す
    るステップと、 前記取り出した既存ソリッドモデルから前記生成したソ
    リッドモデルが引き継いだ設計値のうち、変更可能な所
    定のパラメータの値が所定の設計基準を満たすか否か判
    断するステップと、 前記所定のパラメータの値が、前記所定の設計基準を満
    たさない場合には、前記所定のパラメータの値を変更
    し、前記所定のパラメータの値の変更によって変更が必
    要となる他の設計値を自動的に変更し、前記所定の設計
    基準を満たすまで、前記所定のパラメータの値の変更を
    繰り返すステップと、 前記所定のパラメータの値が、前記所定の設計基準を満
    たす場合には、前記ソリッドモデルのデータに基づいて
    自動的に図面を作成するステップとを含むガラス板の自
    重曲げ分割成形型の設計方法。
  2. 【請求項2】ソリッドモデルを扱える3次元CADを用
    いた、ガラス板の自重曲げ分割成形型の設計方法におい
    て、 設計しようとする成形型の対象となるガラス板の曲げ形
    状データが与えられるステップと、 前記設計しようとする成形型と基本構造を同一とする自
    重曲げ分割成形型の既存ソリッドモデルを、ソリッドモ
    デル・データベースから取り出すステップと、 前記取り出した既存ソリッドモデルを構成するリングフ
    レームの、少なくとも寸法と形状とを決定しているガラ
    ス板の曲げ形状データと、前記与えられたガラス板の曲
    げ形状データとを置き換えるステップと、 前記取り出した既存ソリッドモデルが有する設計値に対
    して、前記ガラス板の曲げ形状データの置き換えによっ
    て変更が必要となる設計値を自動的に変更し、変更が必
    要とならない設計値を自動的に引き継いで前記取り出し
    た既存ソリッドモデルを作り替え、前記与えられたガラ
    ス板用の自重曲げ分割成形型のソリッドモデルを生成す
    るステップと、 前記取り出した既存ソリッドモデルから前記生成したソ
    リッドモデルが引き継いだ設計値のうち、変更可能な所
    定のパラメータの値が所定の設計基準を満たすか否か判
    断するステップと、 前記所定のパラメータの値が、前記所定の設計基準を満
    たさない場合には、前記所定のパラメータの値を変更
    し、前記所定のパラメータの値の変更によって変更が必
    要となる他の設計値を自動的に変更し、前記所定の設計
    基準を満たすまで、前記所定のパラメータの値の変更を
    繰り返すステップと、 前記所定のパラメータの値が、前記所定の設計基準を満
    たす場合には、前記ソリッドモデルのデータに基づいて
    自動的に図面を作成するステップとを含むガラス板の自
    重曲げ分割成形型の設計方法。
  3. 【請求項3】前記ソリッドモデル・データベースは、成
    形型の対象となるガラス板の形状上の特徴に基づいて分
    類された複数の分割成形型の既存ソリッドモデルを格納
    し、 前記ソリッドモデル・データベースから取り出された自
    重曲げ分割成形型の既存ソリッドモデルは、前記与えら
    れたガラス板の曲げ形状との類似度が高い形状のガラス
    板用に設計された自重曲げ分割成形型の既存ソリッドモ
    デルである請求項1または2に記載のガラス板の自重曲
    げ分割成形型の設計方法。
  4. 【請求項4】前記所定のパラメータの値が、前記所定の
    設計基準を満たす場合には、前記ソリッドモデルを構成
    する各構成部品の動きを拘束する拘束条件を与えて解析
    モデルを作成し、前記解析モデルを用いて分割成形型の
    解析を行い、前記ガラス板の自重曲げ分割成形型が備え
    る回転フレームを、所定の回転軸を中心として回転させ
    る回転モーメントを算出するステップと、 前記算出した回転モーメントが、所定の設計基準モーメ
    ントを満たすか否か判断するステップと、 前記算出した回転モーメントが、前記所定の設計基準モ
    ーメントを満たさない場合には、前記所定のパラメータ
    の値を変更し、前記所定のパラメータの値の変更によっ
    て変更が必要となる他の設計値を自動的に変更し、前記
    所定の設計基準モーメントを満たすまで、前記所定のパ
    ラメータの値の変更を繰り返すステップとを、さらに含
    む請求項1〜3のいずれかに記載のガラス板の自重曲げ
    分割成形型の設計方法。
  5. 【請求項5】前記ガラス板の自重曲げ分割成形型は、回
    転フレームと、この回転フレームを所定の回転軸を中心
    として回転させる回転モーメントを調整するためのカウ
    ンタウエイトとを備えており、 前記所定のパラメータの値が、前記所定の設計基準を満
    たす場合には、前記ソリッドモデルを構成する各構成部
    品の動きを拘束する拘束条件を与えて解析モデルを作成
    し、前記解析モデルを用いて分割成形型の解析を行い、
    前記回転モーメントを算出するステップと、 前記算出した回転モーメントが、所定の設計基準モーメ
    ントを満たすか否か判断するステップと、 前記算出した回転モーメントが、前記所定の設計基準モ
    ーメントを満たさない場合には、前記カウンタウエイト
    のバランスを調整し、前記所定の設計基準モーメントを
    満たすまで、前記カウンタウエイトのバランスの調整を
    繰り返すステップとを、さらに含む請求項1〜3のいず
    れかに記載のガラス板の自重曲げ分割成形型の設計方
    法。
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