JP2003097835A - 移動式クリーンルーム - Google Patents
移動式クリーンルームInfo
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- JP2003097835A JP2003097835A JP2001290874A JP2001290874A JP2003097835A JP 2003097835 A JP2003097835 A JP 2003097835A JP 2001290874 A JP2001290874 A JP 2001290874A JP 2001290874 A JP2001290874 A JP 2001290874A JP 2003097835 A JP2003097835 A JP 2003097835A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】作業員が気楽に防塵マスクを取り外せるリフレ
ッシュ空間を設ける。 【解決手段】車両1に搭載されたクリーンルーム4と、
該クリーンルームに清浄空気を供給する空気清浄装置3
と、前記クリーンルームに隣接して設置されたエアーシ
ャワー室5と、該エアーシャワー室内に設置された除塵
装置13とを備える。
ッシュ空間を設ける。 【解決手段】車両1に搭載されたクリーンルーム4と、
該クリーンルームに清浄空気を供給する空気清浄装置3
と、前記クリーンルームに隣接して設置されたエアーシ
ャワー室5と、該エアーシャワー室内に設置された除塵
装置13とを備える。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル掘削、廃
棄物処理場等の劣悪環境下で作業するための移動式クリ
ーンルームの技術分野に属する。 【0002】 【従来の技術】例えば、現状の山岳トンネル施工時に発
生する粉塵対策として、作業場所が狭い閉鎖空間である
ため、ファンと送風管を用いたフレッシュ空気による希
釈や、ファンと排気管を用いた粉塵空気の排出、或いは
それらの併用方式が採用されている。また、坑内に集塵
装置を設置し順次、切羽側に移設する方法も採用されて
いる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のいずれの方式においても効果は満足のいく状態では
なく、トンネル内の作業環境は相変わらず劣悪であり、
作業員の防塵マスク着用が義務づけられているのが現状
である。作業員は、一度トンネル内に入るや防塵マスク
を着用し、トンネルを出るまでは防塵マスクはずっと着
用したままであり、呼吸を常時普通にできない作業環境
はやむを得ないとは言え、作業員にとってはかなり苦痛
となっている。この問題は、トンネル掘削に限らず、廃
棄物処理場等の劣悪環境下での作業に共通する問題であ
る。 【0004】本発明は、上記の問題を解決するものであ
って、作業員が気楽に防塵マスクを取り外せるリフレッ
シュ空間を設けることができる移動式クリーンルームを
提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】そのために本発明の移動
式クリーンルームは、車両に搭載されたクリーンルーム
と、該クリーンルームに清浄空気を供給する空気清浄装
置と、前記クリーンルームに隣接して設置されたエアー
シャワー室と、該エアーシャワー室内に設置された除塵
装置とを備えることを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の移動式クリー
ンルームの1実施形態を示し、図1(A)は側面図、図
1(B)は模式的水平断面図である。 【0007】トラック等の車両1の荷台2上には、空気
清浄装置3、クリーンルーム4およびクリーンルーム4
に隣接するエアーシャワー室5が搭載されている。クリ
ーンルーム4とエアーシャワー室5の間には開閉扉6が
設けられ、また、エアーシャワー室5には外部に通じる
開閉扉7が設けられている。 【0008】空気清浄装置3には、給気ファン8と、高
性能HEPAフィルタおよび脱臭用活性炭フィルタから
なるフィルタユニット9が内蔵され、給気ダクト10を
介してクリーンルーム4に接続されている。これによ
り、クリーンルーム4内に清浄空気を供給可能にしてい
る。なお、フィルタを通過する空気が圧力損失により必
要以上に加温される場合に備え、クリーンルーム4に供
給する手前で熱交換器16で冷却するようにしている。 【0009】また、クリーンルーム4の外周には、空調
機11および換気ファン12が設置されている。空調機
11は、クリーンルーム4内の温度、湿度を調整し、ま
た、マイナスイオン発生装置を具備している。 【0010】エアーシャワー室5内には、除塵装置13
が設置され、エアガン14により、作業員の衣服に付着
した粉塵を除去可能にしている。 【0011】上記構成からなる本発明の作用について説
明する。例えば、トンネルでの作業員は、通常パーティ
ーを組んで揃って行動することが多いが、作業内容によ
っては、1〜2名が空き時間(10〜30分程度)を持
つことがある。また、全員が揃って昼食をとることもあ
り、このような場合に作業員がくつろげる快適な空間が
必要である。また、作業場所(掘削切羽)は、日々前進
し作業場所からリフレッシュルームへの移動距離は出来
るだけ短い方が良い。 【0012】休憩時になると、作業員は、開閉扉7を開
けてエアーシャワー室5内に入り、エアガン14により
衣服に付着した粉塵を除去した後、開閉扉6を開いてク
リーンルーム4内に入室し、防塵マスクを取り外して休
憩することができる。 【0013】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、空
気清浄装置3と空調機11を別個に設けているが、空気
清浄装置3と空調機11を一体化してもよい。 【0014】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、車両に搭載されたクリーンルームと、該クリ
ーンルームに清浄空気を供給する空気清浄装置と、前記
クリーンルームに隣接して設置されたエアーシャワー室
と、該エアーシャワー室内に設置された除塵装置とを備
えるので、クリーンルームが移動可能であるため、切羽
の移動に伴い簡易に移設が可能である。また、作業員が
気安くクリーンルーム内に入ることができ、防塵マスク
を外せるとともにリフレッシュすることができる。
棄物処理場等の劣悪環境下で作業するための移動式クリ
ーンルームの技術分野に属する。 【0002】 【従来の技術】例えば、現状の山岳トンネル施工時に発
生する粉塵対策として、作業場所が狭い閉鎖空間である
ため、ファンと送風管を用いたフレッシュ空気による希
釈や、ファンと排気管を用いた粉塵空気の排出、或いは
それらの併用方式が採用されている。また、坑内に集塵
装置を設置し順次、切羽側に移設する方法も採用されて
いる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のいずれの方式においても効果は満足のいく状態では
なく、トンネル内の作業環境は相変わらず劣悪であり、
作業員の防塵マスク着用が義務づけられているのが現状
である。作業員は、一度トンネル内に入るや防塵マスク
を着用し、トンネルを出るまでは防塵マスクはずっと着
用したままであり、呼吸を常時普通にできない作業環境
はやむを得ないとは言え、作業員にとってはかなり苦痛
となっている。この問題は、トンネル掘削に限らず、廃
棄物処理場等の劣悪環境下での作業に共通する問題であ
る。 【0004】本発明は、上記の問題を解決するものであ
って、作業員が気楽に防塵マスクを取り外せるリフレッ
シュ空間を設けることができる移動式クリーンルームを
提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】そのために本発明の移動
式クリーンルームは、車両に搭載されたクリーンルーム
と、該クリーンルームに清浄空気を供給する空気清浄装
置と、前記クリーンルームに隣接して設置されたエアー
シャワー室と、該エアーシャワー室内に設置された除塵
装置とを備えることを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の移動式クリー
ンルームの1実施形態を示し、図1(A)は側面図、図
1(B)は模式的水平断面図である。 【0007】トラック等の車両1の荷台2上には、空気
清浄装置3、クリーンルーム4およびクリーンルーム4
に隣接するエアーシャワー室5が搭載されている。クリ
ーンルーム4とエアーシャワー室5の間には開閉扉6が
設けられ、また、エアーシャワー室5には外部に通じる
開閉扉7が設けられている。 【0008】空気清浄装置3には、給気ファン8と、高
性能HEPAフィルタおよび脱臭用活性炭フィルタから
なるフィルタユニット9が内蔵され、給気ダクト10を
介してクリーンルーム4に接続されている。これによ
り、クリーンルーム4内に清浄空気を供給可能にしてい
る。なお、フィルタを通過する空気が圧力損失により必
要以上に加温される場合に備え、クリーンルーム4に供
給する手前で熱交換器16で冷却するようにしている。 【0009】また、クリーンルーム4の外周には、空調
機11および換気ファン12が設置されている。空調機
11は、クリーンルーム4内の温度、湿度を調整し、ま
た、マイナスイオン発生装置を具備している。 【0010】エアーシャワー室5内には、除塵装置13
が設置され、エアガン14により、作業員の衣服に付着
した粉塵を除去可能にしている。 【0011】上記構成からなる本発明の作用について説
明する。例えば、トンネルでの作業員は、通常パーティ
ーを組んで揃って行動することが多いが、作業内容によ
っては、1〜2名が空き時間(10〜30分程度)を持
つことがある。また、全員が揃って昼食をとることもあ
り、このような場合に作業員がくつろげる快適な空間が
必要である。また、作業場所(掘削切羽)は、日々前進
し作業場所からリフレッシュルームへの移動距離は出来
るだけ短い方が良い。 【0012】休憩時になると、作業員は、開閉扉7を開
けてエアーシャワー室5内に入り、エアガン14により
衣服に付着した粉塵を除去した後、開閉扉6を開いてク
リーンルーム4内に入室し、防塵マスクを取り外して休
憩することができる。 【0013】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、空
気清浄装置3と空調機11を別個に設けているが、空気
清浄装置3と空調機11を一体化してもよい。 【0014】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、車両に搭載されたクリーンルームと、該クリ
ーンルームに清浄空気を供給する空気清浄装置と、前記
クリーンルームに隣接して設置されたエアーシャワー室
と、該エアーシャワー室内に設置された除塵装置とを備
えるので、クリーンルームが移動可能であるため、切羽
の移動に伴い簡易に移設が可能である。また、作業員が
気安くクリーンルーム内に入ることができ、防塵マスク
を外せるとともにリフレッシュすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動式クリーンルームの1実施形態を
示し、図1(A)は側面図、図1(B)は模式的水平断
面図である。 【符号の説明】 1…車両 3…空気清浄装置 4…クリーンルーム 5…エアーシャワー室 13…除塵装置
示し、図1(A)は側面図、図1(B)は模式的水平断
面図である。 【符号の説明】 1…車両 3…空気清浄装置 4…クリーンルーム 5…エアーシャワー室 13…除塵装置
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フロントページの続き
(72)発明者 清水雅之
東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設
株式会社内
(72)発明者 宇野昌利
東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設
株式会社内
(72)発明者 菊池雄一
東京都千代田区岩本町1丁目5番13号 株
式会社アクティオ内
(72)発明者 小勝義弘
東京都江戸川区中葛西6−18−8 株式会
社アクティオ内
Fターム(参考) 3L058 BE02 BE08 BF04 BF09 BG03
BG05
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】車両に搭載されたクリーンルームと、該ク
リーンルームに清浄空気を供給する空気清浄装置と、前
記クリーンルームに隣接して設置されたエアーシャワー
室と、該エアーシャワー室内に設置された除塵装置とを
備えることを特徴とする移動式クリーンルーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001290874A JP2003097835A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 移動式クリーンルーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001290874A JP2003097835A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 移動式クリーンルーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003097835A true JP2003097835A (ja) | 2003-04-03 |
Family
ID=19113107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001290874A Pending JP2003097835A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 移動式クリーンルーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003097835A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107377479A (zh) * | 2017-08-17 | 2017-11-24 | 哈密天诚新能源设备维护有限公司 | 集成化无触式太阳能板清洗设备 |
CN109944632A (zh) * | 2019-03-29 | 2019-06-28 | 平安煤炭开采工程技术研究院有限责任公司 | 矿用井下的防尘隔离装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55131636A (en) * | 1979-03-30 | 1980-10-13 | Hitachi Ltd | Air shower device with clean-air feeder |
JPS63131941A (ja) * | 1986-11-25 | 1988-06-03 | Kajima Corp | 移動式クリ−ンユニツト |
JPH02120641U (ja) * | 1989-03-17 | 1990-09-28 | ||
JP2000002456A (ja) * | 1998-06-17 | 2000-01-07 | Daiichi Shisetsu Kogyo Kk | クリーンコンテナ |
-
2001
- 2001-09-25 JP JP2001290874A patent/JP2003097835A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55131636A (en) * | 1979-03-30 | 1980-10-13 | Hitachi Ltd | Air shower device with clean-air feeder |
JPS63131941A (ja) * | 1986-11-25 | 1988-06-03 | Kajima Corp | 移動式クリ−ンユニツト |
JPH02120641U (ja) * | 1989-03-17 | 1990-09-28 | ||
JP2000002456A (ja) * | 1998-06-17 | 2000-01-07 | Daiichi Shisetsu Kogyo Kk | クリーンコンテナ |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107377479A (zh) * | 2017-08-17 | 2017-11-24 | 哈密天诚新能源设备维护有限公司 | 集成化无触式太阳能板清洗设备 |
CN107377479B (zh) * | 2017-08-17 | 2023-09-12 | 哈密天诚新能源设备维护有限公司 | 集成化无触式太阳能板清洗设备 |
CN109944632A (zh) * | 2019-03-29 | 2019-06-28 | 平安煤炭开采工程技术研究院有限责任公司 | 矿用井下的防尘隔离装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071106 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100331 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100804 |