JP2003078876A - 映像信号の記録方法及び装置 - Google Patents
映像信号の記録方法及び装置Info
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- JP2003078876A JP2003078876A JP2001264542A JP2001264542A JP2003078876A JP 2003078876 A JP2003078876 A JP 2003078876A JP 2001264542 A JP2001264542 A JP 2001264542A JP 2001264542 A JP2001264542 A JP 2001264542A JP 2003078876 A JP2003078876 A JP 2003078876A
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- recording
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- signal
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 標準及び高精細度の映像信号を高効率のフレ
ーム内圧縮で記録する。 【解決手段】 入力端子1からのテレビジョン信号が、
輝度/クロマ分離及びクロマデコード回路2に供給さ
れ、分離された輝度信号及び2色差信号がA/D変換回
路3でデジタル映像信号に変換されてウェーブレット変
換回路4及びエントロピー符号化回路5を有する映像信
号処理回路6に供給される。そしてこの映像信号処理回
路6で圧縮された圧縮映像信号が誤り訂正及び信号形成
回路7に供給され、例えば16Mメモリー8との共働で
誤り訂正符号が生成されてその付加が行われる。それと
共に、例えば入力端子9に供給される音声信号がA/D
変換回路10、音声信号処理回路11を通じて回路7に
供給されて、上述の誤り訂正符号の付加された映像信号
に時分割で混合され、この混合信号が記録手段となるR
Fブロック12を通じてビデオヘッド(図示せず)に供
給される。
ーム内圧縮で記録する。 【解決手段】 入力端子1からのテレビジョン信号が、
輝度/クロマ分離及びクロマデコード回路2に供給さ
れ、分離された輝度信号及び2色差信号がA/D変換回
路3でデジタル映像信号に変換されてウェーブレット変
換回路4及びエントロピー符号化回路5を有する映像信
号処理回路6に供給される。そしてこの映像信号処理回
路6で圧縮された圧縮映像信号が誤り訂正及び信号形成
回路7に供給され、例えば16Mメモリー8との共働で
誤り訂正符号が生成されてその付加が行われる。それと
共に、例えば入力端子9に供給される音声信号がA/D
変換回路10、音声信号処理回路11を通じて回路7に
供給されて、上述の誤り訂正符号の付加された映像信号
に時分割で混合され、この混合信号が記録手段となるR
Fブロック12を通じてビデオヘッド(図示せず)に供
給される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標準テレビジョン
信号や高精細度テレビジョン信号等の映像信号の記録に
使用して好適な映像信号の記録方法及び装置に関する。
詳しくは、Joint Photographic E
xperts Group(以下、JPEGと略称す
る)による画像圧縮技術を用いて映像信号の記録媒体へ
の記録を行うものである。
信号や高精細度テレビジョン信号等の映像信号の記録に
使用して好適な映像信号の記録方法及び装置に関する。
詳しくは、Joint Photographic E
xperts Group(以下、JPEGと略称す
る)による画像圧縮技術を用いて映像信号の記録媒体へ
の記録を行うものである。
【0002】
【従来の技術】例えばテレビジョン信号を記録する手段
として用いられるデジタルビデオ(以下、DVと略称す
る)方式のビデオテープレコーダ(以下、VTRと略称
する)においては、圧縮効率が小さなものであるため
に、例えば25Mbpsの記録レートでNTSC方式や
PAL方式の標準テレビジョン信号を記録することが限
界である。あるいは12.5Mbpsの記録レートを用
いた場合には、ベースバンドが3:1:0となってしま
い、解像度が不充分なものになってしまう。
として用いられるデジタルビデオ(以下、DVと略称す
る)方式のビデオテープレコーダ(以下、VTRと略称
する)においては、圧縮効率が小さなものであるため
に、例えば25Mbpsの記録レートでNTSC方式や
PAL方式の標準テレビジョン信号を記録することが限
界である。あるいは12.5Mbpsの記録レートを用
いた場合には、ベースバンドが3:1:0となってしま
い、解像度が不充分なものになってしまう。
【0003】一方、いわゆるデジタルバーサタイルディ
スク(以下、DVDと略称する)を用いるレコーダにお
いては、Moving Picture Expert
sGroup−2(以下、MPEG−2と略称する)方
式による画像圧縮技術を用いて映像信号を記録媒体へ記
録することが行われている。このMPEG−2方式によ
る画像圧縮技術によれば、高い圧縮効率が得られるため
に、充分な解像度でより長時間の記録を行うことができ
るものである。
スク(以下、DVDと略称する)を用いるレコーダにお
いては、Moving Picture Expert
sGroup−2(以下、MPEG−2と略称する)方
式による画像圧縮技術を用いて映像信号を記録媒体へ記
録することが行われている。このMPEG−2方式によ
る画像圧縮技術によれば、高い圧縮効率が得られるため
に、充分な解像度でより長時間の記録を行うことができ
るものである。
【0004】しかしながらMPEG−2方式による画像
圧縮技術では、例えば図2のBに示すようなフレーム間
の相関性を用いた圧縮が行われるために、例えばフレー
ム単位で編集を行うことが容易ではない。また変速再生
を行う際には、その再生速度が圧縮時の相関に用いたフ
レーム数によって決められるために、任意に所望の再生
速度を選ぶことができない。さらに複数のフレームを用
いて圧縮を行うため、圧縮回路の構成が膨大になり、装
置の価格を上昇させる原因となる。
圧縮技術では、例えば図2のBに示すようなフレーム間
の相関性を用いた圧縮が行われるために、例えばフレー
ム単位で編集を行うことが容易ではない。また変速再生
を行う際には、その再生速度が圧縮時の相関に用いたフ
レーム数によって決められるために、任意に所望の再生
速度を選ぶことができない。さらに複数のフレームを用
いて圧縮を行うため、圧縮回路の構成が膨大になり、装
置の価格を上昇させる原因となる。
【0005】また、MPEG−2方式による画像圧縮技
術では、再生時に取り出される出力信号がトランスポー
トストリーム(以下、TSと略称する)形式となるため
に、各種のアプリケーションとの接続が複雑であり、ソ
フトウェア等の開発も煩雑になる。さらに音声と映像が
混在であるために、アフターレコーディングやインサー
ト記録等を行うことができない。また、音声もMPEG
−1レイヤー2による圧縮が行われるなどの問題点を有
していた。
術では、再生時に取り出される出力信号がトランスポー
トストリーム(以下、TSと略称する)形式となるため
に、各種のアプリケーションとの接続が複雑であり、ソ
フトウェア等の開発も煩雑になる。さらに音声と映像が
混在であるために、アフターレコーディングやインサー
ト記録等を行うことができない。また、音声もMPEG
−1レイヤー2による圧縮が行われるなどの問題点を有
していた。
【0006】さらに例えば高精細度テレビジョン信号の
記録を行う場合には、上述のDV方式でも規格は定めら
れているが、例えば50Mbpsの記録レートで記録を
行うために記録時間が半減してしまう。これに対してM
PEG−2方式を用いて記録することも提案されている
が、上述のように編集が困難になったり、変速再生やイ
ンサート記録等を行うことができないなど、従来のVT
Rで実現されていた機能を実行することができなくなっ
てしまうものである。
記録を行う場合には、上述のDV方式でも規格は定めら
れているが、例えば50Mbpsの記録レートで記録を
行うために記録時間が半減してしまう。これに対してM
PEG−2方式を用いて記録することも提案されている
が、上述のように編集が困難になったり、変速再生やイ
ンサート記録等を行うことができないなど、従来のVT
Rで実現されていた機能を実行することができなくなっ
てしまうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、従来の装置では、圧縮効率が小さいために記録
時間が短くなったり解像度が不充分なものになってしま
う。あるいはMPEG−2方式による画像圧縮技術を用
いた場合には、編集が困難になったり変速再生等の機能
を実行することができなくなる。さらに高精細度テレビ
ジョン信号の記録では、記録時間が一層短くなるなど良
好な記録を行うことができなかったというものである。
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、従来の装置では、圧縮効率が小さいために記録
時間が短くなったり解像度が不充分なものになってしま
う。あるいはMPEG−2方式による画像圧縮技術を用
いた場合には、編集が困難になったり変速再生等の機能
を実行することができなくなる。さらに高精細度テレビ
ジョン信号の記録では、記録時間が一層短くなるなど良
好な記録を行うことができなかったというものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、映像信号をウェーブレット変換及びエントロピー符
号化を用いてフレーム内圧縮し、この圧縮された信号を
固定レートで記録媒体に記録するようにしたものであっ
て、これによれば、圧縮効率が大きく、また編集や変速
再生、インサート記録等の機能も容易に実行することが
でき、さらに高精細度テレビジョン信号の記録も良好に
行うことができる。
は、映像信号をウェーブレット変換及びエントロピー符
号化を用いてフレーム内圧縮し、この圧縮された信号を
固定レートで記録媒体に記録するようにしたものであっ
て、これによれば、圧縮効率が大きく、また編集や変速
再生、インサート記録等の機能も容易に実行することが
でき、さらに高精細度テレビジョン信号の記録も良好に
行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】すなわち本発明の映像信号の記録
方法においては、映像信号をウェーブレット変換及びエ
ントロピー符号化を用いてフレーム内圧縮し、この圧縮
された信号を固定レートで記録媒体に記録してなるもの
である。
方法においては、映像信号をウェーブレット変換及びエ
ントロピー符号化を用いてフレーム内圧縮し、この圧縮
された信号を固定レートで記録媒体に記録してなるもの
である。
【0010】また、本発明の映像信号の記録装置におい
ては、映像信号をウェーブレット変換及びエントロピー
符号化を用いてフレーム内圧縮する圧縮手段と、この圧
縮された信号を固定レートで記録媒体に記録する記録手
段とを有してなるものである。
ては、映像信号をウェーブレット変換及びエントロピー
符号化を用いてフレーム内圧縮する圧縮手段と、この圧
縮された信号を固定レートで記録媒体に記録する記録手
段とを有してなるものである。
【0011】以下、図面を参照して本発明を説明する
に、図1には、本発明による映像信号の記録方法及び装
置を適用して、標準テレビジョン信号をテープ状の記録
媒体に記録するための記録装置を形成する場合の一実施
形態の構成を示すブロック図を開示する。
に、図1には、本発明による映像信号の記録方法及び装
置を適用して、標準テレビジョン信号をテープ状の記録
媒体に記録するための記録装置を形成する場合の一実施
形態の構成を示すブロック図を開示する。
【0012】図1において、入力端子1には例えば標準
テレビジョン信号SDが供給される。この入力端子1から
の標準テレビジョン信号SDが、輝度/クロマ分離及びク
ロマデコード回路2に供給されて、輝度信号及び2色差
信号が分離される。さらにこれらの輝度信号及び2色差
信号がA/D変換回路3に供給されて、例えばベースバ
ンドが4:1:1、あるいは4:2:0、あるいは4:
1:0とされたデジタル映像信号に変換される。
テレビジョン信号SDが供給される。この入力端子1から
の標準テレビジョン信号SDが、輝度/クロマ分離及びク
ロマデコード回路2に供給されて、輝度信号及び2色差
信号が分離される。さらにこれらの輝度信号及び2色差
信号がA/D変換回路3に供給されて、例えばベースバ
ンドが4:1:1、あるいは4:2:0、あるいは4:
1:0とされたデジタル映像信号に変換される。
【0013】これらのデジタル映像信号が、ウェーブレ
ット変換回路4及びエントロピー符号化回路5を有する
映像信号処理回路6に供給される。そしてこれらの回路
によって、供給されるデジタル映像信号の各フレームご
とにフレーム内圧縮が行われて圧縮されたデジタル映像
信号が形成される。ここでウェーブレット変換及びエン
トロピー符号化による映像信号処理回路6は、例えばJ
PEG−2000として定義されているものである。
ット変換回路4及びエントロピー符号化回路5を有する
映像信号処理回路6に供給される。そしてこれらの回路
によって、供給されるデジタル映像信号の各フレームご
とにフレーム内圧縮が行われて圧縮されたデジタル映像
信号が形成される。ここでウェーブレット変換及びエン
トロピー符号化による映像信号処理回路6は、例えばJ
PEG−2000として定義されているものである。
【0014】この映像信号処理回路6で圧縮された圧縮
映像信号が誤り訂正及び信号形成回路7に供給される。
この回路7では、例えば16Mメモリー8との共働で誤
り訂正符号が生成されてその付加が行われる。それと共
に、例えば入力端子9に供給される音声信号がA/D変
換回路10でデジタル信号に変換される。そしてこのデ
ジタル音声信号が音声信号処理回路11を通じて回路7
に供給されて、上述の誤り訂正符号の付加された映像信
号に時分割で混合される。
映像信号が誤り訂正及び信号形成回路7に供給される。
この回路7では、例えば16Mメモリー8との共働で誤
り訂正符号が生成されてその付加が行われる。それと共
に、例えば入力端子9に供給される音声信号がA/D変
換回路10でデジタル信号に変換される。そしてこのデ
ジタル音声信号が音声信号処理回路11を通じて回路7
に供給されて、上述の誤り訂正符号の付加された映像信
号に時分割で混合される。
【0015】さらに誤り訂正及び信号形成回路7からの
信号が、記録手段となるRFブロック12を通じてビデ
オヘッド(図示せず)に供給されて、例えばテープ状の
記録媒体(図示せず)に記録される。また、この誤り訂
正及び信号形成回路7からの信号が、インターフェース
手段となるLINK/PHY回路13に供給され、IE
EE1394等で規定されたデジタル映像信号の伝送手
段(図示せず)に出力される。
信号が、記録手段となるRFブロック12を通じてビデ
オヘッド(図示せず)に供給されて、例えばテープ状の
記録媒体(図示せず)に記録される。また、この誤り訂
正及び信号形成回路7からの信号が、インターフェース
手段となるLINK/PHY回路13に供給され、IE
EE1394等で規定されたデジタル映像信号の伝送手
段(図示せず)に出力される。
【0016】そしてこの装置において、映像信号処理回
路6では例えばJPEG−2000による圧縮が行われ
る。ここでこのJPEG−2000においては、ウェー
ブレット変換とエントロピー符号化とが行われることに
より、例えば標準テレビジョン信号SDを25Mbpsの
固定レートにロスレスで可逆圧縮することが可能であ
る。また、JPEG−2000は元々静止画像の圧縮手
段であるので、この場合にもフレーム内での圧縮が行わ
れる。
路6では例えばJPEG−2000による圧縮が行われ
る。ここでこのJPEG−2000においては、ウェー
ブレット変換とエントロピー符号化とが行われることに
より、例えば標準テレビジョン信号SDを25Mbpsの
固定レートにロスレスで可逆圧縮することが可能であ
る。また、JPEG−2000は元々静止画像の圧縮手
段であるので、この場合にもフレーム内での圧縮が行わ
れる。
【0017】すなわちこの装置において、入力端子1に
供給された標準テレビジョン信号SDは、各フレームごと
に例えばJPEG−2000によって圧縮される。そし
てこの圧縮映像信号に誤り訂正符号と非圧縮の音声信号
等が付加され、これらの信号が固定レートで記録媒体に
記録される。これによって標準テレビジョン信号SDは、
例えば図2のAに示すような各フレームごとの静止画像
JP−2の連続として記録媒体に記録されるものであ
る。
供給された標準テレビジョン信号SDは、各フレームごと
に例えばJPEG−2000によって圧縮される。そし
てこの圧縮映像信号に誤り訂正符号と非圧縮の音声信号
等が付加され、これらの信号が固定レートで記録媒体に
記録される。これによって標準テレビジョン信号SDは、
例えば図2のAに示すような各フレームごとの静止画像
JP−2の連続として記録媒体に記録されるものであ
る。
【0018】さらにこの場合に、例えば上述のJPEG
−2000を用いることによって、標準テレビジョン信
号SDを、例えばベースバンドを4:1:1、あるいは
4:2:0、あるいは4:1:0として、25Mbps
の固定レートに圧縮することができる。そしてこのビッ
トレートは現行のDV方式のVTRの記録レートに等し
いものであり、この圧縮された信号を例えば図3のAに
示すようにDV方式のVTRの標準モードで記録するこ
とができるものである。
−2000を用いることによって、標準テレビジョン信
号SDを、例えばベースバンドを4:1:1、あるいは
4:2:0、あるいは4:1:0として、25Mbps
の固定レートに圧縮することができる。そしてこのビッ
トレートは現行のDV方式のVTRの記録レートに等し
いものであり、この圧縮された信号を例えば図3のAに
示すようにDV方式のVTRの標準モードで記録するこ
とができるものである。
【0019】あるいは可逆圧縮を必要としない用途にお
いては、例えば標準テレビジョン信号SDを、ベースバン
ドを4:2:0、あるいは4:1:1として12.5M
bpsの固定レートに圧縮することも可能である。この
場合には、この圧縮された信号を例えば図3のBに示す
ようにDV方式のVTRの長時間モードで記録すること
ができる。そしてこの場合には、現行のDV方式のVT
Rの長時間モードで行われるベースバンドが3:1:0
の記録より高い画質を得ることができる。
いては、例えば標準テレビジョン信号SDを、ベースバン
ドを4:2:0、あるいは4:1:1として12.5M
bpsの固定レートに圧縮することも可能である。この
場合には、この圧縮された信号を例えば図3のBに示す
ようにDV方式のVTRの長時間モードで記録すること
ができる。そしてこの場合には、現行のDV方式のVT
Rの長時間モードで行われるベースバンドが3:1:0
の記録より高い画質を得ることができる。
【0020】従ってこの実施形態において、例えば標準
テレビジョン信号SDをロスレスの可逆圧縮で記録するこ
とができる。なお、現行のDV方式での圧縮は可逆圧縮
ではない。あるいは可逆圧縮を必要としない場合には、
例えば標準テレビジョン信号SDを、ベースバンドを4:
2:0、あるいは4:1:1として12.5Mbpsの
固定レートに圧縮することも可能であり、この場合には
長時間モードで現行より高い画質を得ることができる。
テレビジョン信号SDをロスレスの可逆圧縮で記録するこ
とができる。なお、現行のDV方式での圧縮は可逆圧縮
ではない。あるいは可逆圧縮を必要としない場合には、
例えば標準テレビジョン信号SDを、ベースバンドを4:
2:0、あるいは4:1:1として12.5Mbpsの
固定レートに圧縮することも可能であり、この場合には
長時間モードで現行より高い画質を得ることができる。
【0021】すなわち上述の実施形態において、現行の
DV方式のVTRの標準モードでは、例えば図3のAに
示すように1フレームをテープ上に10本のトラックと
するパターンで記録が行われている。そしてこれらのト
ラックには、それぞれ中央部に映像信号データのエリア
が設けられ、一方の端部にサブコードのエリアが設けら
れ、他方の端部に制御情報等の記録されるITIエリア
と音声信号データのエリアが設けられている。
DV方式のVTRの標準モードでは、例えば図3のAに
示すように1フレームをテープ上に10本のトラックと
するパターンで記録が行われている。そしてこれらのト
ラックには、それぞれ中央部に映像信号データのエリア
が設けられ、一方の端部にサブコードのエリアが設けら
れ、他方の端部に制御情報等の記録されるITIエリア
と音声信号データのエリアが設けられている。
【0022】従ってこの記録パターンにおいて、映像信
号データエリアのビットレートは、〔設けられるシンク
ブロック数×77バイト×トラック数×フレーム×補正
値〕である。具体的には、135×77×8×10×3
0×1000/1001=24.923Mbpsとなっ
ている。
号データエリアのビットレートは、〔設けられるシンク
ブロック数×77バイト×トラック数×フレーム×補正
値〕である。具体的には、135×77×8×10×3
0×1000/1001=24.923Mbpsとなっ
ている。
【0023】そこで上述の標準テレビジョン信号SDを、
例えば25Mbpsの固定レートに圧縮することによっ
て、上述の現行のDV方式のVTRの映像信号データエ
リアに記録することができる。そしてこの場合に、例え
ばJPEG−2000を用いることにより、ベースバン
ドを4:1:1、あるいは4:2:0、あるいは4:
1:0として、ロスレスで可逆圧縮することが可能とな
るものである。なお、この場合に音声信号は非圧縮で記
録される。
例えば25Mbpsの固定レートに圧縮することによっ
て、上述の現行のDV方式のVTRの映像信号データエ
リアに記録することができる。そしてこの場合に、例え
ばJPEG−2000を用いることにより、ベースバン
ドを4:1:1、あるいは4:2:0、あるいは4:
1:0として、ロスレスで可逆圧縮することが可能とな
るものである。なお、この場合に音声信号は非圧縮で記
録される。
【0024】また現行のDV方式のVTRの長時間モー
ドでは、例えば図3のBに示すように1フレームを5本
のトラックとするパターンで記録が行われている。この
記録パターンにおいて、映像信号データエリアのビット
レートは、具体的には、135×77×8×5×30×
1000/1001=12.46153Mbpsとなっ
ている。
ドでは、例えば図3のBに示すように1フレームを5本
のトラックとするパターンで記録が行われている。この
記録パターンにおいて、映像信号データエリアのビット
レートは、具体的には、135×77×8×5×30×
1000/1001=12.46153Mbpsとなっ
ている。
【0025】そこで上述の標準テレビジョン信号SDを、
例えば12.5Mbpsの固定レートに圧縮することに
よって、現行のDV方式のVTRの長時間モードで映像
信号データエリアに記録することができる。そしてこの
場合に、例えばJPEG−2000を用いることによ
り、ベースバンドを4:1:1、あるいは4:2:0、
として、現行のDV方式のVTRの標準モード程度の画
質で記録することができるものである。なお、この場合
に音声信号は非圧縮で記録される。
例えば12.5Mbpsの固定レートに圧縮することに
よって、現行のDV方式のVTRの長時間モードで映像
信号データエリアに記録することができる。そしてこの
場合に、例えばJPEG−2000を用いることによ
り、ベースバンドを4:1:1、あるいは4:2:0、
として、現行のDV方式のVTRの標準モード程度の画
質で記録することができるものである。なお、この場合
に音声信号は非圧縮で記録される。
【0026】さらに例えばJPEG−2000を用いる
ことによって、標準テレビジョン信号SDを、ベースバン
ドを4:1:0として、6.23Mbpsの固定レート
に圧縮することも可能である。この場合には、現行のD
V方式のVTRの長時間モードよりさらに2倍の長時間
記録を行うことができる。従ってこの場合の画質は、現
行のDV方式よりやや劣化するが、例えば従来のアナロ
グ方式のVTRの画質よりは優れたものである。またこ
の場合も、音声信号は非圧縮で記録される。
ことによって、標準テレビジョン信号SDを、ベースバン
ドを4:1:0として、6.23Mbpsの固定レート
に圧縮することも可能である。この場合には、現行のD
V方式のVTRの長時間モードよりさらに2倍の長時間
記録を行うことができる。従ってこの場合の画質は、現
行のDV方式よりやや劣化するが、例えば従来のアナロ
グ方式のVTRの画質よりは優れたものである。またこ
の場合も、音声信号は非圧縮で記録される。
【0027】ところでこのような記録を現行のDV方式
のVTRで行う場合には、例えば図3のCに示すように
2フレームを5本のトラックとするパターンで記録を行
うことができる。ここで例えば図4に示すような180
度対向でアジマス角の異なる2ヘッドを用いて記録を行
っている装置では、現行の長時間モードの記録では図5
のAに示すように連続して記録を行い、上述の2フレー
ムを5本のトラックとする記録では図5のBに示すよう
に休みを挟んだ記録を行う。
のVTRで行う場合には、例えば図3のCに示すように
2フレームを5本のトラックとするパターンで記録を行
うことができる。ここで例えば図4に示すような180
度対向でアジマス角の異なる2ヘッドを用いて記録を行
っている装置では、現行の長時間モードの記録では図5
のAに示すように連続して記録を行い、上述の2フレー
ムを5本のトラックとする記録では図5のBに示すよう
に休みを挟んだ記録を行う。
【0028】さらにこのような記録は、例えば図6に示
すように上述の誤り訂正及び信号形成回路7までの圧縮
系と、RFブロック12との間にデータバッファ14を
設けて、上述の休みの期間はこのデータバッファ14に
データをバッファリングし、このバッファリングされた
データを記録の期間に送出して記録を行う。これによれ
ば、RFブロック12やヘッド等の構成や機構を変える
ことなく、上述の2フレームを5本のトラックとする記
録を実現できる。
すように上述の誤り訂正及び信号形成回路7までの圧縮
系と、RFブロック12との間にデータバッファ14を
設けて、上述の休みの期間はこのデータバッファ14に
データをバッファリングし、このバッファリングされた
データを記録の期間に送出して記録を行う。これによれ
ば、RFブロック12やヘッド等の構成や機構を変える
ことなく、上述の2フレームを5本のトラックとする記
録を実現できる。
【0029】また図7には、本発明による映像信号の記
録方法及び装置を適用して、標準テレビジョン信号をデ
ィスク状の記録媒体に記録するための記録装置を形成す
る場合の一実施形態の構成を示すブロック図を開示す
る。なお、以下の説明で上述の図1の実施形態と対応す
る部分には同一の符号を附す。
録方法及び装置を適用して、標準テレビジョン信号をデ
ィスク状の記録媒体に記録するための記録装置を形成す
る場合の一実施形態の構成を示すブロック図を開示す
る。なお、以下の説明で上述の図1の実施形態と対応す
る部分には同一の符号を附す。
【0030】図7において、入力端子1には例えば標準
テレビジョン信号SDが供給される。この入力端子1から
の標準テレビジョン信号SDが輝度/クロマ分離及びクロ
マデコード回路2に供給されて、輝度信号及び2色差信
号が分離される。さらにこれらの信号がA/D変換回路
3に供給されて、例えばベースバンドが4:1:1、あ
るいは4:2:0、あるいは4:1:0とされたデジタ
ル映像信号に変換される。
テレビジョン信号SDが供給される。この入力端子1から
の標準テレビジョン信号SDが輝度/クロマ分離及びクロ
マデコード回路2に供給されて、輝度信号及び2色差信
号が分離される。さらにこれらの信号がA/D変換回路
3に供給されて、例えばベースバンドが4:1:1、あ
るいは4:2:0、あるいは4:1:0とされたデジタ
ル映像信号に変換される。
【0031】これらのデジタル映像信号が、ウェーブレ
ット変換回路4及びエントロピー符号化回路5を有する
映像信号処理回路6に供給される。そしてこれらの回路
によって、供給されるデジタル映像信号の各フレームご
とにフレーム内圧縮が行われて圧縮されたデジタル映像
信号が形成される。ここでウェーブレット変換及びエン
トロピー符号化による映像信号処理回路6は、例えばJ
PEG−2000として定義されているものである。
ット変換回路4及びエントロピー符号化回路5を有する
映像信号処理回路6に供給される。そしてこれらの回路
によって、供給されるデジタル映像信号の各フレームご
とにフレーム内圧縮が行われて圧縮されたデジタル映像
信号が形成される。ここでウェーブレット変換及びエン
トロピー符号化による映像信号処理回路6は、例えばJ
PEG−2000として定義されているものである。
【0032】この映像信号処理回路6で圧縮された圧縮
映像信号が誤り訂正及び信号形成回路7に供給される。
この回路7では、例えば16Mメモリー8との共働で誤
り訂正符号が生成されてその付加が行われる。それと共
に、例えば入力端子9に供給される音声信号がA/D変
換回路10でデジタル信号に変換される。そしてこのデ
ジタル音声信号が音声信号処理回路11を通じて回路7
に供給されて、上述の誤り訂正符号の付加された映像信
号に時分割で混合される。
映像信号が誤り訂正及び信号形成回路7に供給される。
この回路7では、例えば16Mメモリー8との共働で誤
り訂正符号が生成されてその付加が行われる。それと共
に、例えば入力端子9に供給される音声信号がA/D変
換回路10でデジタル信号に変換される。そしてこのデ
ジタル音声信号が音声信号処理回路11を通じて回路7
に供給されて、上述の誤り訂正符号の付加された映像信
号に時分割で混合される。
【0033】さらに誤り訂正及び信号形成回路7からの
信号が、インターフェース手段となるLINK/PHY
回路13に供給され、IEEE1394等で規定された
映像信号の伝送手段(図示せず)に出力される。それと
共に、誤り訂正及び信号形成回路7からの信号がPCI
ブリッジ15に供給され、このPCIブリッジ15でA
TAPI、若しくはSCSIフォーマットに変換され
て、DVD等の光ディスク記録装置16に供給される。
信号が、インターフェース手段となるLINK/PHY
回路13に供給され、IEEE1394等で規定された
映像信号の伝送手段(図示せず)に出力される。それと
共に、誤り訂正及び信号形成回路7からの信号がPCI
ブリッジ15に供給され、このPCIブリッジ15でA
TAPI、若しくはSCSIフォーマットに変換され
て、DVD等の光ディスク記録装置16に供給される。
【0034】そしてこの装置において、映像信号処理回
路6では例えばJPEG−2000による圧縮が行われ
る。ここでこのJPEG−2000においては、ウェー
ブレット変換とエントロピー符号化とが行われることに
より、例えば標準テレビジョン信号SDを任意のレートで
圧縮することが可能なものである。また、JPEG−2
000は元々静止画像の圧縮手段であるので、この場合
にもフレーム内での圧縮が行われる。
路6では例えばJPEG−2000による圧縮が行われ
る。ここでこのJPEG−2000においては、ウェー
ブレット変換とエントロピー符号化とが行われることに
より、例えば標準テレビジョン信号SDを任意のレートで
圧縮することが可能なものである。また、JPEG−2
000は元々静止画像の圧縮手段であるので、この場合
にもフレーム内での圧縮が行われる。
【0035】すなわちこの装置において、入力端子1に
供給された標準テレビジョン信号SDは、各フレームごと
に例えばJPEG−2000によって圧縮される。そし
てこの圧縮映像信号に誤り訂正符号と非圧縮の音声信号
等が付加され、これらの信号が固定レートで記録媒体に
記録される。これによって標準テレビジョン信号SDは、
例えば図2のAに示すような各フレームごとの静止画像
JP−2の連続として記録媒体に記録されるものであ
る。
供給された標準テレビジョン信号SDは、各フレームごと
に例えばJPEG−2000によって圧縮される。そし
てこの圧縮映像信号に誤り訂正符号と非圧縮の音声信号
等が付加され、これらの信号が固定レートで記録媒体に
記録される。これによって標準テレビジョン信号SDは、
例えば図2のAに示すような各フレームごとの静止画像
JP−2の連続として記録媒体に記録されるものであ
る。
【0036】さらにこの場合に、例えば上述のJPEG
−2000を用いることによって、標準テレビジョン信
号SDを任意の固定レートに圧縮することができる。そし
てこれらの任意の固定レートで圧縮された映像信号を、
DVD等の光ディスク記録装置16に供給して、ディス
ク状の記録媒体に記録することができるものである。な
お、圧縮された信号のレートと画質の関係は、例えば次
の〔表1〕のようになっている。
−2000を用いることによって、標準テレビジョン信
号SDを任意の固定レートに圧縮することができる。そし
てこれらの任意の固定レートで圧縮された映像信号を、
DVD等の光ディスク記録装置16に供給して、ディス
ク状の記録媒体に記録することができるものである。な
お、圧縮された信号のレートと画質の関係は、例えば次
の〔表1〕のようになっている。
【0037】
【表1】
【0038】そしてさらにこの装置においては、圧縮が
フレーム内で行われているので、各フレームを任意に取
り出すことができる。これによれば、圧縮された映像信
号がフレームごとに伸張されることで、1フレーム単位
の編集を行うことができるようになると共に、フレーム
を任意の間隔で取り出すことによる任意の変速再生、ま
た1フレーム単位のインサート記録等の機能を容易に実
現することができるものである。
フレーム内で行われているので、各フレームを任意に取
り出すことができる。これによれば、圧縮された映像信
号がフレームごとに伸張されることで、1フレーム単位
の編集を行うことができるようになると共に、フレーム
を任意の間隔で取り出すことによる任意の変速再生、ま
た1フレーム単位のインサート記録等の機能を容易に実
現することができるものである。
【0039】従ってこの実施形態において、記録された
例えば標準テレビジョン信号SDの編集や変速再生、イン
サート記録等を容易に行うことができる。なお、現行の
DVDを用いるレコーダで使用されるMPEG−2で
は、上述の編集は困難であり、また変速再生、インサー
ト記録等には制限が生じるものである。また、圧縮は任
意のレートで行うことが可能であり、画質等の要求に従
った記録を行うことができる。さらに音声信号の記録は
非圧縮で行うことが可能である。
例えば標準テレビジョン信号SDの編集や変速再生、イン
サート記録等を容易に行うことができる。なお、現行の
DVDを用いるレコーダで使用されるMPEG−2で
は、上述の編集は困難であり、また変速再生、インサー
ト記録等には制限が生じるものである。また、圧縮は任
意のレートで行うことが可能であり、画質等の要求に従
った記録を行うことができる。さらに音声信号の記録は
非圧縮で行うことが可能である。
【0040】さらに図8には、本発明による映像信号の
記録方法及び装置を適用して、高精細度テレビジョン信
号をテープ状の記録媒体に記録するための記録装置を形
成する場合の一実施形態の構成を示すブロック図を開示
する。なお図8はカメラ一体型の記録装置に適用する場
合である。また、以下の説明で上述の図1の実施形態と
対応する部分には同一の符号を附す。
記録方法及び装置を適用して、高精細度テレビジョン信
号をテープ状の記録媒体に記録するための記録装置を形
成する場合の一実施形態の構成を示すブロック図を開示
する。なお図8はカメラ一体型の記録装置に適用する場
合である。また、以下の説明で上述の図1の実施形態と
対応する部分には同一の符号を附す。
【0041】この図8においては、例えば1440×1
080iのインターレース画像を撮影するカメラ装置2
0が設けられる。そしてこのカメラ装置20からの高精
細度テレビジョン信号HDがビデオバッファリング装置2
1に供給されて、例えばベースバンドが4:2:0とさ
れたデジタル映像信号が形成される。このビデオバッフ
ァリング装置21からのデジタル映像信号が、ウェーブ
レット変換回路4及びエントロピー符号化回路5を有す
る映像信号処理回路6に供給される。
080iのインターレース画像を撮影するカメラ装置2
0が設けられる。そしてこのカメラ装置20からの高精
細度テレビジョン信号HDがビデオバッファリング装置2
1に供給されて、例えばベースバンドが4:2:0とさ
れたデジタル映像信号が形成される。このビデオバッフ
ァリング装置21からのデジタル映像信号が、ウェーブ
レット変換回路4及びエントロピー符号化回路5を有す
る映像信号処理回路6に供給される。
【0042】ここでウェーブレット変換及びエントロピ
ー符号化による映像信号処理回路6は、例えばJPEG
−2000として定義されているものであり、供給され
るデジタル映像信号の各フレームごとにフレーム内圧縮
が行われて圧縮されたデジタル映像信号が形成される。
この映像信号処理回路6で圧縮された圧縮映像信号が誤
り訂正及び信号形成回路7に供給される。そしてこの回
路7では、例えば16Mメモリー8との共働で誤り訂正
符号が生成されてその付加が行われる。
ー符号化による映像信号処理回路6は、例えばJPEG
−2000として定義されているものであり、供給され
るデジタル映像信号の各フレームごとにフレーム内圧縮
が行われて圧縮されたデジタル映像信号が形成される。
この映像信号処理回路6で圧縮された圧縮映像信号が誤
り訂正及び信号形成回路7に供給される。そしてこの回
路7では、例えば16Mメモリー8との共働で誤り訂正
符号が生成されてその付加が行われる。
【0043】また、例えば音声を収音するマイクロフォ
ン22からの音声信号がマイクアンプ23を通じて取り
出される。この音声信号がA/D変換回路10でデジタ
ル信号に変換される。このデジタル音声信号が音声信号
処理回路11を通じて上述の誤り訂正及び信号形成回路
7に供給されて、例えば誤り訂正符号の付加された映像
信号に時分割で混合される。
ン22からの音声信号がマイクアンプ23を通じて取り
出される。この音声信号がA/D変換回路10でデジタ
ル信号に変換される。このデジタル音声信号が音声信号
処理回路11を通じて上述の誤り訂正及び信号形成回路
7に供給されて、例えば誤り訂正符号の付加された映像
信号に時分割で混合される。
【0044】さらに誤り訂正及び信号形成回路7からの
信号が、記録手段となるRFブロック12を通じてビデ
オヘッド(図示せず)に供給されて、例えばテープ状の
記録媒体(図示せず)に記録される。また、この誤り訂
正及び信号形成回路7からの信号が、QTファイル回路
24を通じてインターフェース手段となるLINK/P
HY回路13に供給され、IEEE1394等で規定さ
れた映像信号の伝送手段(図示せず)に出力される。
信号が、記録手段となるRFブロック12を通じてビデ
オヘッド(図示せず)に供給されて、例えばテープ状の
記録媒体(図示せず)に記録される。また、この誤り訂
正及び信号形成回路7からの信号が、QTファイル回路
24を通じてインターフェース手段となるLINK/P
HY回路13に供給され、IEEE1394等で規定さ
れた映像信号の伝送手段(図示せず)に出力される。
【0045】あるいは図9には、本発明による映像信号
の記録方法及び装置を適用して、高精細度テレビジョン
信号をテープ状の記録媒体に記録するための記録装置を
形成する場合の他の実施形態の構成を示すブロック図を
開示する。なお図9はいわゆるデッキ型の記録装置に適
用する場合である。また、以下の説明で上述の図1の実
施形態と対応する部分には同一の符号を附す。
の記録方法及び装置を適用して、高精細度テレビジョン
信号をテープ状の記録媒体に記録するための記録装置を
形成する場合の他の実施形態の構成を示すブロック図を
開示する。なお図9はいわゆるデッキ型の記録装置に適
用する場合である。また、以下の説明で上述の図1の実
施形態と対応する部分には同一の符号を附す。
【0046】この図9においては、例えば入力端子25
に供給される高精細度テレビジョン信号HDが、例えばク
ロック周波数が74.25MHzのA/D変換回路26
を通じて、例えばクロック周波数が55.6875MH
zのビデオバッファリング装置27に供給される。そし
てこのビデオバッファリング装置27で、水平解像度が
1920H→1440Hに変換され、ベースバンドが
4:2:0とされたデジタル映像信号が形成される。
に供給される高精細度テレビジョン信号HDが、例えばク
ロック周波数が74.25MHzのA/D変換回路26
を通じて、例えばクロック周波数が55.6875MH
zのビデオバッファリング装置27に供給される。そし
てこのビデオバッファリング装置27で、水平解像度が
1920H→1440Hに変換され、ベースバンドが
4:2:0とされたデジタル映像信号が形成される。
【0047】これらのデジタル映像信号が、ウェーブレ
ット変換回路4及びエントロピー符号化回路5を有する
映像信号処理回路6に供給される。そしてこれらの回路
によって、供給されるデジタル映像信号の各フレームご
とにフレーム内圧縮が行われて圧縮されたデジタル映像
信号が形成される。ここでウェーブレット変換及びエン
トロピー符号化による映像信号処理回路6は、例えばJ
PEG−2000として定義されているものである。
ット変換回路4及びエントロピー符号化回路5を有する
映像信号処理回路6に供給される。そしてこれらの回路
によって、供給されるデジタル映像信号の各フレームご
とにフレーム内圧縮が行われて圧縮されたデジタル映像
信号が形成される。ここでウェーブレット変換及びエン
トロピー符号化による映像信号処理回路6は、例えばJ
PEG−2000として定義されているものである。
【0048】この映像信号処理回路6で圧縮された圧縮
映像信号が誤り訂正及び信号形成回路7に供給される。
この回路7では、例えば16Mメモリー8との共働で誤
り訂正符号が生成されてその付加が行われる。それと共
に、例えば入力端子9に供給される音声信号がA/D変
換回路10でデジタル信号に変換される。そしてこのデ
ジタル音声信号が音声信号処理回路11を通じて回路7
に供給されて、上述の誤り訂正符号の付加された映像信
号に時分割で混合される。
映像信号が誤り訂正及び信号形成回路7に供給される。
この回路7では、例えば16Mメモリー8との共働で誤
り訂正符号が生成されてその付加が行われる。それと共
に、例えば入力端子9に供給される音声信号がA/D変
換回路10でデジタル信号に変換される。そしてこのデ
ジタル音声信号が音声信号処理回路11を通じて回路7
に供給されて、上述の誤り訂正符号の付加された映像信
号に時分割で混合される。
【0049】さらに誤り訂正及び信号形成回路7からの
信号が、記録手段となるRFブロック12を通じてビデ
オヘッド(図示せず)に供給されて、例えばテープ状の
記録媒体(図示せず)に記録される。またこの誤り訂正
及び信号形成回路7からの信号が、QTファイル回路2
4を通じてインターフェース手段となるLINK/PH
Y回路13に供給され、IEEE1394等で規定され
た映像信号の伝送手段(図示せず)に出力される。
信号が、記録手段となるRFブロック12を通じてビデ
オヘッド(図示せず)に供給されて、例えばテープ状の
記録媒体(図示せず)に記録される。またこの誤り訂正
及び信号形成回路7からの信号が、QTファイル回路2
4を通じてインターフェース手段となるLINK/PH
Y回路13に供給され、IEEE1394等で規定され
た映像信号の伝送手段(図示せず)に出力される。
【0050】そしてこれらの装置において、映像信号処
理回路6では例えばJPEG−2000による圧縮が行
われる。ここでこのJPEG−2000においては、ウ
ェーブレット変換とエントロピー符号化とが行われるこ
とにより、高精細度テレビジョン信号HDを、例えば25
Mbpsに圧縮することが可能である。また、JPEG
−2000は元々静止画像の圧縮手段であるので、この
場合にもフレーム内での圧縮が行われる。
理回路6では例えばJPEG−2000による圧縮が行
われる。ここでこのJPEG−2000においては、ウ
ェーブレット変換とエントロピー符号化とが行われるこ
とにより、高精細度テレビジョン信号HDを、例えば25
Mbpsに圧縮することが可能である。また、JPEG
−2000は元々静止画像の圧縮手段であるので、この
場合にもフレーム内での圧縮が行われる。
【0051】すなわちこの装置において、入力端子25
に供給された高精細度テレビジョン信号HDは、各フレー
ムごとに例えばJPEG−2000によって圧縮され
る。そしてこの圧縮映像信号に誤り訂正符号と非圧縮の
音声信号等が付加され、これらの信号が固定レートで記
録媒体に記録される。これによって高精細度テレビジョ
ン信号HDは、例えば図2のAに示すような各フレームご
との静止画像JP−2の連続として記録される。
に供給された高精細度テレビジョン信号HDは、各フレー
ムごとに例えばJPEG−2000によって圧縮され
る。そしてこの圧縮映像信号に誤り訂正符号と非圧縮の
音声信号等が付加され、これらの信号が固定レートで記
録媒体に記録される。これによって高精細度テレビジョ
ン信号HDは、例えば図2のAに示すような各フレームご
との静止画像JP−2の連続として記録される。
【0052】さらにこの場合に、例えば上述のJPEG
−2000を用いることによって、高精細度テレビジョ
ン信号HDを、例えばベースバンドを4:2:0として、
25Mbpsの固定レートに圧縮することができる。そ
してこのレートは現行のDV方式のVTRの記録レート
に等しいものであって、この圧縮された信号を例えば図
3のAに示すようにDV方式のVTRの標準モードで記
録することができるものである。
−2000を用いることによって、高精細度テレビジョ
ン信号HDを、例えばベースバンドを4:2:0として、
25Mbpsの固定レートに圧縮することができる。そ
してこのレートは現行のDV方式のVTRの記録レート
に等しいものであって、この圧縮された信号を例えば図
3のAに示すようにDV方式のVTRの標準モードで記
録することができるものである。
【0053】すなわち上述の実施形態において、現行の
DV方式のVTRの標準モードでは、例えば図3のAに
示すように1フレームをテープ上に10本のトラックと
するパターンで記録が行われている。そしてこれらのト
ラックには、それぞれ中央部に映像信号データのエリア
が設けられ、一方の端部にサブコードのエリアが設けら
れ、他方の端部に制御情報等の記録されるITIエリア
と音声信号データのエリアが設けられている。
DV方式のVTRの標準モードでは、例えば図3のAに
示すように1フレームをテープ上に10本のトラックと
するパターンで記録が行われている。そしてこれらのト
ラックには、それぞれ中央部に映像信号データのエリア
が設けられ、一方の端部にサブコードのエリアが設けら
れ、他方の端部に制御情報等の記録されるITIエリア
と音声信号データのエリアが設けられている。
【0054】そしてこの記録パターンにおいて、映像信
号データエリアのビットレートは、〔設けられるシンク
ブロック数×77バイト×トラック数×フレーム×補正
値〕である。具体的には、135×77×8×10×3
0×1000/1001=24.923Mbpsとなっ
ている。
号データエリアのビットレートは、〔設けられるシンク
ブロック数×77バイト×トラック数×フレーム×補正
値〕である。具体的には、135×77×8×10×3
0×1000/1001=24.923Mbpsとなっ
ている。
【0055】そこで上述の高精細度テレビジョン信号HD
を、例えば25Mbpsの固定レートに圧縮することに
よって、上述の現行のDV方式のVTRの映像信号デー
タエリアに記録することができる。そしてこの場合に、
例えばJPEG−2000を用いることにより、高精細
度テレビジョン信号HDを、ベースバンドを4:2:0と
して25Mbpsの固定レートに圧縮することが可能と
なるものである。なお、この場合に音声信号は非圧縮で
記録される。
を、例えば25Mbpsの固定レートに圧縮することに
よって、上述の現行のDV方式のVTRの映像信号デー
タエリアに記録することができる。そしてこの場合に、
例えばJPEG−2000を用いることにより、高精細
度テレビジョン信号HDを、ベースバンドを4:2:0と
して25Mbpsの固定レートに圧縮することが可能と
なるものである。なお、この場合に音声信号は非圧縮で
記録される。
【0056】従ってこの実施形態において、例えば高精
細度テレビジョン信号HDを25Mbpsの固定レートに
圧縮して記録することができる。なお、現行のDV方式
での高精細度テレビジョン信号HDの記録は50Mbps
であり、記録時間が半減するが、上述の実施形態によれ
ばそのようなことがない。また画質は、ベースバンドを
4:2:0としているので極めて高画質である。さらに
この記録において、音声信号の記録は非圧縮である。
細度テレビジョン信号HDを25Mbpsの固定レートに
圧縮して記録することができる。なお、現行のDV方式
での高精細度テレビジョン信号HDの記録は50Mbps
であり、記録時間が半減するが、上述の実施形態によれ
ばそのようなことがない。また画質は、ベースバンドを
4:2:0としているので極めて高画質である。さらに
この記録において、音声信号の記録は非圧縮である。
【0057】ところで高精細度テレビジョン信号HDを圧
縮して記録する場合においては、例えば1440×10
80の画素に対して圧縮を行うことになる。ここでJP
EG−2000を用いる場合には、ウェーブレット変換
を行う画像は正方形(以下、タイルと称する)であるこ
とが望ましい。そこで例えば1440と1080の最大
公約数は360であるので、正方形で等分割した最小の
タイル数は、例えば図10のAに示すように12とな
る。
縮して記録する場合においては、例えば1440×10
80の画素に対して圧縮を行うことになる。ここでJP
EG−2000を用いる場合には、ウェーブレット変換
を行う画像は正方形(以下、タイルと称する)であるこ
とが望ましい。そこで例えば1440と1080の最大
公約数は360であるので、正方形で等分割した最小の
タイル数は、例えば図10のAに示すように12とな
る。
【0058】しかしながら映像信号の圧縮を行う場合に
おいて、例えばタイル数を少なくすると、一つのタイル
内での圧縮効率は大となるものの、例えば変速再生での
画質劣化も大となってしまう。一方、タイル数を多くす
ると、一つのタイル内での圧縮効率は小となってしまう
ものの、例えば変速再生での画質劣化は小となる。そこ
で記録方法を決定し、記録装置を開発する場合には、こ
れらの画質や圧縮効率を勘案してタイル数が決定され
る。
おいて、例えばタイル数を少なくすると、一つのタイル
内での圧縮効率は大となるものの、例えば変速再生での
画質劣化も大となってしまう。一方、タイル数を多くす
ると、一つのタイル内での圧縮効率は小となってしまう
ものの、例えば変速再生での画質劣化は小となる。そこ
で記録方法を決定し、記録装置を開発する場合には、こ
れらの画質や圧縮効率を勘案してタイル数が決定され
る。
【0059】なお図10のBには現実的な実施形態とし
て、例えば72×72画素ずつのタイル分割の場合を示
す。ここでは水平20×垂直15のタイルに分割される
ことになる。さらにこのタイルの大きさは、1440と
1080の公約数であれば、例えば36×36や12×
12でもよいが、例えば圧縮処理を行うハードウェアの
設計を考えた場合には、画素の数は8の倍数であること
が望ましいので、72×72が適当とされるものであ
る。
て、例えば72×72画素ずつのタイル分割の場合を示
す。ここでは水平20×垂直15のタイルに分割される
ことになる。さらにこのタイルの大きさは、1440と
1080の公約数であれば、例えば36×36や12×
12でもよいが、例えば圧縮処理を行うハードウェアの
設計を考えた場合には、画素の数は8の倍数であること
が望ましいので、72×72が適当とされるものであ
る。
【0060】そしてこのように分割されたタイルに対し
て、さらに例えば図中に実線で示すように、例えば水平
方向に5つの領域に区分が行われる。従ってこの場合に
は、各領域は水平4×垂直15のタイルで構成されるこ
とになる。そして例えば図中に斜線を付して示すよう
に、これらの各領域から1つずつのタイルa、b、c、
d、eが取り出され、この5つのタイルを集めて、これ
らを単位として固定長の圧縮を行うようにされる。これ
によって、例えば画像の細かいところと平坦なところを
平均化して圧縮することができる。
て、さらに例えば図中に実線で示すように、例えば水平
方向に5つの領域に区分が行われる。従ってこの場合に
は、各領域は水平4×垂直15のタイルで構成されるこ
とになる。そして例えば図中に斜線を付して示すよう
に、これらの各領域から1つずつのタイルa、b、c、
d、eが取り出され、この5つのタイルを集めて、これ
らを単位として固定長の圧縮を行うようにされる。これ
によって、例えば画像の細かいところと平坦なところを
平均化して圧縮することができる。
【0061】さらにこのようにして圧縮されたタイルに
対して、各タイルの位置が元の配置に戻されて記録が行
われる。このように、いわゆるシャフリングによる圧縮
が行われると共に、記録の前にデシャフリングが行われ
ることによって、例えば記録媒体の高速走行状態での再
生(サーチ再生)を行う際の、再生画像の画質の向上を
図ることができる。
対して、各タイルの位置が元の配置に戻されて記録が行
われる。このように、いわゆるシャフリングによる圧縮
が行われると共に、記録の前にデシャフリングが行われ
ることによって、例えば記録媒体の高速走行状態での再
生(サーチ再生)を行う際の、再生画像の画質の向上を
図ることができる。
【0062】すなわち記録装置として、例えばDV方式
のVTRを用いた場合には、図11に示すように1フレ
ームを10本のトラックにして記録が行われる。そこで
変速再生時には、例えば図中に示すようにヘッドがトラ
ックを斜めに横切るために、データ取得のできない範囲
はかなり広くなる。しかし上述の処理が行われているこ
とによって、データ取得のできなかったところは前のフ
レームで代替えすることで、かなり見易い画像を形成す
ることが可能になるものである。
のVTRを用いた場合には、図11に示すように1フレ
ームを10本のトラックにして記録が行われる。そこで
変速再生時には、例えば図中に示すようにヘッドがトラ
ックを斜めに横切るために、データ取得のできない範囲
はかなり広くなる。しかし上述の処理が行われているこ
とによって、データ取得のできなかったところは前のフ
レームで代替えすることで、かなり見易い画像を形成す
ることが可能になるものである。
【0063】また、このようなシャフリングにおいて上
述のタイルの大きさは、タイル数を少なくすると画質拡
散効率が小となり、タイル数を多くすると画質拡散効率
が大となる。さらにタイル数が少なくなるとハードウェ
ア負担及び処理時間が大きくなり、タイル数を多くする
とハードウェア負担及び処理時間が小さくなる。従って
これらの点も考慮して上述のタイル数が決定される。
述のタイルの大きさは、タイル数を少なくすると画質拡
散効率が小となり、タイル数を多くすると画質拡散効率
が大となる。さらにタイル数が少なくなるとハードウェ
ア負担及び処理時間が大きくなり、タイル数を多くする
とハードウェア負担及び処理時間が小さくなる。従って
これらの点も考慮して上述のタイル数が決定される。
【0064】さらに図12には、上述の本発明による映
像信号の記録方法及び装置を適用して、例えばテープ状
の記録媒体に記録された高精細度テレビジョン信号を再
生するための再生装置を形成する場合の一実施形態の構
成を示すブロック図を開示する。なお、以下の説明で上
述の図1の実施形態と対応する部分には同一の符号を附
す。
像信号の記録方法及び装置を適用して、例えばテープ状
の記録媒体に記録された高精細度テレビジョン信号を再
生するための再生装置を形成する場合の一実施形態の構
成を示すブロック図を開示する。なお、以下の説明で上
述の図1の実施形態と対応する部分には同一の符号を附
す。
【0065】図12において、例えばテープ状の記録媒
体(図示せず)から、ビデオヘッド(図示せず)で再生
された信号がRFブロック12を再生手段として逆に通
って誤り訂正及び信号形成回路7に供給される。また上
述のIEEE1394等で規定された映像信号の伝送手
段(図示せず)に供給された信号が、インターフェース
手段となるLINK/PHY回路13とQTファイル回
路24を逆に通って誤り訂正及び信号形成回路7に供給
される。
体(図示せず)から、ビデオヘッド(図示せず)で再生
された信号がRFブロック12を再生手段として逆に通
って誤り訂正及び信号形成回路7に供給される。また上
述のIEEE1394等で規定された映像信号の伝送手
段(図示せず)に供給された信号が、インターフェース
手段となるLINK/PHY回路13とQTファイル回
路24を逆に通って誤り訂正及び信号形成回路7に供給
される。
【0066】そして誤り訂正及び信号形成回路7では、
上述の時分割で混合されたデジタル映像信号とデジタル
音声信号との分離が行われると共に、上述の例えば16
Mメモリー8との共働で、記録時に付加された誤り訂正
符号を用いて誤り訂正が行われる。そしてまず上述の分
離されたデジタル音声信号が、音声信号処理回路11を
通じてD/A変換回路30に供給され、復元された音声
信号が出力端子31に取り出される。
上述の時分割で混合されたデジタル映像信号とデジタル
音声信号との分離が行われると共に、上述の例えば16
Mメモリー8との共働で、記録時に付加された誤り訂正
符号を用いて誤り訂正が行われる。そしてまず上述の分
離されたデジタル音声信号が、音声信号処理回路11を
通じてD/A変換回路30に供給され、復元された音声
信号が出力端子31に取り出される。
【0067】また、分離されたデジタル映像信号が映像
信号処理回路6に供給され、エントロピー符号化回路5
とウェーブレット変換回路4を逆に辿って、例えば4:
2:0のベースバンドのデジタル映像信号が復元され
る。さらにこのベースバンドのデジタル映像信号が、例
えばクロック周波数が55.6875MHzのビデオバ
ッファリング装置27に供給される。そしてこのビデオ
バッファリング装置27で水平解像度が1440H→1
920Hに変換される。
信号処理回路6に供給され、エントロピー符号化回路5
とウェーブレット変換回路4を逆に辿って、例えば4:
2:0のベースバンドのデジタル映像信号が復元され
る。さらにこのベースバンドのデジタル映像信号が、例
えばクロック周波数が55.6875MHzのビデオバ
ッファリング装置27に供給される。そしてこのビデオ
バッファリング装置27で水平解像度が1440H→1
920Hに変換される。
【0068】さらにこのビデオバッファリング装置27
で変換されたデジタル映像信号が管面表示(OSD)回
路32に供給されて任意の管面表示の画像が合成され、
この合成信号が同期発生回路3に供給されて必要な同期
信号が付加される。そしてこの同期信号の付加されたデ
ジタル映像信号が、例えばクロック周波数が74.25
MHzのD/A変換回路34に供給され、復元された高
精細度テレビジョン信号HDが出力端子35に取り出され
る。
で変換されたデジタル映像信号が管面表示(OSD)回
路32に供給されて任意の管面表示の画像が合成され、
この合成信号が同期発生回路3に供給されて必要な同期
信号が付加される。そしてこの同期信号の付加されたデ
ジタル映像信号が、例えばクロック周波数が74.25
MHzのD/A変換回路34に供給され、復元された高
精細度テレビジョン信号HDが出力端子35に取り出され
る。
【0069】このようにして、例えばテープ状の記録媒
体(図示せず)に記録された高精細度テレビジョン信号
HDが再生されて出力端子35に取り出される。そしてこ
の場合に、例えばJPEG−2000で圧縮された映像
信号は1フレームごとに伸張が行われるので、スロー再
生や2倍速再生等の変速再生を容易に行うことができる
と共に、記録された高精細度テレビジョン信号HDの編集
やインサート記録等を容易に行うことができる。
体(図示せず)に記録された高精細度テレビジョン信号
HDが再生されて出力端子35に取り出される。そしてこ
の場合に、例えばJPEG−2000で圧縮された映像
信号は1フレームごとに伸張が行われるので、スロー再
生や2倍速再生等の変速再生を容易に行うことができる
と共に、記録された高精細度テレビジョン信号HDの編集
やインサート記録等を容易に行うことができる。
【0070】さらに例えばJPEG−2000で圧縮さ
れた映像信号は、任意の解像度で映像信号を伸張するこ
とができるものである。そこで、例えば図13に示すよ
うに記録装置一体型カメラ100において、記録された
映像信号を例えば300Kbpsの符号化ストリームに
変換し、ブルートゥース等のインターフェースを介して
例えば携帯電話機200に映像信号を伝送して送信する
ことが可能になる。あるいは、例えば640×480画
素のNTSC方式の映像信号を形成する場合もダウンコ
ンバータを不要にできる。
れた映像信号は、任意の解像度で映像信号を伸張するこ
とができるものである。そこで、例えば図13に示すよ
うに記録装置一体型カメラ100において、記録された
映像信号を例えば300Kbpsの符号化ストリームに
変換し、ブルートゥース等のインターフェースを介して
例えば携帯電話機200に映像信号を伝送して送信する
ことが可能になる。あるいは、例えば640×480画
素のNTSC方式の映像信号を形成する場合もダウンコ
ンバータを不要にできる。
【0071】あるいは図14に示すように、記録装置一
体型カメラ100からの映像信号を、例えばIEEE1
394のインターフェースを介してパーソナルコンピュ
ータ300等に取り込むことによって、1920×10
80画素の静止画像のキャプチャーや高精細度テレビジ
ョン信号HDの編集、640×480画素の映像信号の編
集やキャプチャー、さらにQT形式を用いることによっ
てアプリケーションの作成等も容易に行うことができ
る。
体型カメラ100からの映像信号を、例えばIEEE1
394のインターフェースを介してパーソナルコンピュ
ータ300等に取り込むことによって、1920×10
80画素の静止画像のキャプチャーや高精細度テレビジ
ョン信号HDの編集、640×480画素の映像信号の編
集やキャプチャー、さらにQT形式を用いることによっ
てアプリケーションの作成等も容易に行うことができ
る。
【0072】従ってこれらの実施形態において、映像信
号をウェーブレット変換及びエントロピー符号化を用い
てフレーム内圧縮し、この圧縮された信号を固定レート
で記録媒体に記録するようにしたことによって、圧縮効
率が大きく、また編集や変速再生、インサート記録等の
機能も容易に実行することができ、さらに高精細度テレ
ビジョン信号の記録も良好に行うことができる。
号をウェーブレット変換及びエントロピー符号化を用い
てフレーム内圧縮し、この圧縮された信号を固定レート
で記録媒体に記録するようにしたことによって、圧縮効
率が大きく、また編集や変速再生、インサート記録等の
機能も容易に実行することができ、さらに高精細度テレ
ビジョン信号の記録も良好に行うことができる。
【0073】これによって、従来の装置では、圧縮効率
が小さいために記録時間が短くなったり解像度が不充分
なものになってしまう。あるいはMPEG−2方式によ
る画像圧縮技術を用いた場合には、編集が困難になった
り変速再生等の機能を実行することができなくなる。さ
らに高精細度テレビジョン信号の記録では、記録時間が
一層短くなるなど良好な記録を行うことができなかった
ものを、本発明によればこれらの問題点を容易に解消す
ることができるものである。
が小さいために記録時間が短くなったり解像度が不充分
なものになってしまう。あるいはMPEG−2方式によ
る画像圧縮技術を用いた場合には、編集が困難になった
り変速再生等の機能を実行することができなくなる。さ
らに高精細度テレビジョン信号の記録では、記録時間が
一層短くなるなど良好な記録を行うことができなかった
ものを、本発明によればこれらの問題点を容易に解消す
ることができるものである。
【0074】なお、上述の実施形態で用いたJPEG−
2000の動画像版(JPEG2000−MOVIEと
称する)と、MPEG−2及びDV方式との比較を表2
に示す。この表2から明らかなように、JPEG200
0−MOVIEはハードウェアの点でMPEG−2より
ゲート数を大幅に少なくすることができる。またDV方
式より圧縮効率を高めることができるものである。
2000の動画像版(JPEG2000−MOVIEと
称する)と、MPEG−2及びDV方式との比較を表2
に示す。この表2から明らかなように、JPEG200
0−MOVIEはハードウェアの点でMPEG−2より
ゲート数を大幅に少なくすることができる。またDV方
式より圧縮効率を高めることができるものである。
【0075】
【表2】
【0076】なお再生信号の欠落等によって画像に破綻
が生じた場合には、例えばMPEG−2による圧縮では
ブロック状の画質の変動が生じることになって極めて劣
悪な画質になってしまうが、JPEG−2000では解
像度が落ちるだけなので比較的見やすい画像を得ること
ができるものである。
が生じた場合には、例えばMPEG−2による圧縮では
ブロック状の画質の変動が生じることになって極めて劣
悪な画質になってしまうが、JPEG−2000では解
像度が落ちるだけなので比較的見やすい画像を得ること
ができるものである。
【0077】また表3には、高精細度テレビジョン信号
の記録に対する上述の実施形態で用いたJPEG−20
00と、MPEG−2及びDV方式との比較を示す。こ
の表3から明らかなように、JPEG−2000を用い
た場合には、MPEG−2では不可能なDV方式の機能
をすべて実現することができ、さらにDV方式より圧縮
効率を高めることができるものである。
の記録に対する上述の実施形態で用いたJPEG−20
00と、MPEG−2及びDV方式との比較を示す。こ
の表3から明らかなように、JPEG−2000を用い
た場合には、MPEG−2では不可能なDV方式の機能
をすべて実現することができ、さらにDV方式より圧縮
効率を高めることができるものである。
【0078】
【表3】
【0079】こうして上述の映像信号の記録方法によれ
ば、映像信号をウェーブレット変換及びエントロピー符
号化を用いてフレーム内圧縮し、この圧縮された信号を
固定レートで記録媒体に記録することにより、圧縮効率
が大きく、また編集や変速再生、インサート記録等の機
能も容易に実行することができ、さらに高精細度テレビ
ジョン信号の記録も良好に行うことができるものであ
る。
ば、映像信号をウェーブレット変換及びエントロピー符
号化を用いてフレーム内圧縮し、この圧縮された信号を
固定レートで記録媒体に記録することにより、圧縮効率
が大きく、また編集や変速再生、インサート記録等の機
能も容易に実行することができ、さらに高精細度テレビ
ジョン信号の記録も良好に行うことができるものであ
る。
【0080】また、上述の映像信号の記録装置によれ
ば、映像信号をウェーブレット変換及びエントロピー符
号化を用いてフレーム内圧縮する圧縮手段と、この圧縮
された信号を固定レートで記録媒体に記録する記録手段
とを有することにより、圧縮効率が大きく、また編集や
変速再生、インサート記録等の機能も容易に実行するこ
とができ、さらに高精細度テレビジョン信号の記録も良
好に行うことができるものである。
ば、映像信号をウェーブレット変換及びエントロピー符
号化を用いてフレーム内圧縮する圧縮手段と、この圧縮
された信号を固定レートで記録媒体に記録する記録手段
とを有することにより、圧縮効率が大きく、また編集や
変速再生、インサート記録等の機能も容易に実行するこ
とができ、さらに高精細度テレビジョン信号の記録も良
好に行うことができるものである。
【0081】なお本発明は、上述の説明した実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱するこ
となく種々の変形が可能とされるものである。
に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱するこ
となく種々の変形が可能とされるものである。
【0082】
【発明の効果】従って請求項1の発明によれば、映像信
号をウェーブレット変換及びエントロピー符号化を用い
てフレーム内圧縮し、この圧縮された信号を固定レート
で記録媒体に記録するようにしたことによって、圧縮効
率が大きく、また編集や変速再生、インサート記録等の
機能も容易に実行することができ、さらに高精細度テレ
ビジョン信号の記録も良好に行うことができるものであ
る。
号をウェーブレット変換及びエントロピー符号化を用い
てフレーム内圧縮し、この圧縮された信号を固定レート
で記録媒体に記録するようにしたことによって、圧縮効
率が大きく、また編集や変速再生、インサート記録等の
機能も容易に実行することができ、さらに高精細度テレ
ビジョン信号の記録も良好に行うことができるものであ
る。
【0083】また、請求項2の発明によれば、固定レー
トを25Mbpsとし、任意のデジタル記録装置で記録
することによって、例えばDV方式VTRの標準モード
やDVDレコーダで良好な記録を行うことができるもの
である。
トを25Mbpsとし、任意のデジタル記録装置で記録
することによって、例えばDV方式VTRの標準モード
やDVDレコーダで良好な記録を行うことができるもの
である。
【0084】また、請求項3の発明によれば、固定レー
トを12.5Mbpsとし、任意のデジタル記録装置の
長時間記録モードで記録することによって、例えばDV
方式VTRの長時間モードやDVDレコーダで良好な記
録を行うことができるものである。
トを12.5Mbpsとし、任意のデジタル記録装置の
長時間記録モードで記録することによって、例えばDV
方式VTRの長時間モードやDVDレコーダで良好な記
録を行うことができるものである。
【0085】また、請求項4の発明によれば、固定レー
トを6.25Mbpsとし、任意のデジタル記録装置の
長時間記録モードよりさらに1/2の記録密度で記録す
ることによって、例えばDV方式VTRの長時間モード
やDVDレコーダで良好な記録を行うことができるもの
である。
トを6.25Mbpsとし、任意のデジタル記録装置の
長時間記録モードよりさらに1/2の記録密度で記録す
ることによって、例えばDV方式VTRの長時間モード
やDVDレコーダで良好な記録を行うことができるもの
である。
【0086】また、請求項5の発明によれば、記録媒体
はテープ状であることによって、例えばDV方式VTR
で良好な記録を行うことができるものである。
はテープ状であることによって、例えばDV方式VTR
で良好な記録を行うことができるものである。
【0087】また、請求項6の発明によれば、記録媒体
はディスク状であることによって、例えばDVDレコー
ダで良好な記録を行うことができるものである。
はディスク状であることによって、例えばDVDレコー
ダで良好な記録を行うことができるものである。
【0088】また、請求項7の発明によれば、映像信号
は高精細度テレビジョン信号であり、この高精細度テレ
ビジョン信号を25Mbpsの固定レートで記録媒体に
記録することによって、例えばDV方式VTRの標準モ
ードやDVDレコーダで良好な記録を行うことができる
ものである。
は高精細度テレビジョン信号であり、この高精細度テレ
ビジョン信号を25Mbpsの固定レートで記録媒体に
記録することによって、例えばDV方式VTRの標準モ
ードやDVDレコーダで良好な記録を行うことができる
ものである。
【0089】また、請求項8の発明によれば、高精細度
テレビジョン信号のフレームを複数のタイルに分割して
タイルごとにウェーブレット変換すると共に、タイルの
配置をシャフリングしてシャフリングした複数のタイル
をグループとして固定長で圧縮して記録媒体に記録する
ことによって、例えばDV方式VTRの標準モードやD
VDレコーダで良好な記録を行うことができるものであ
る。
テレビジョン信号のフレームを複数のタイルに分割して
タイルごとにウェーブレット変換すると共に、タイルの
配置をシャフリングしてシャフリングした複数のタイル
をグループとして固定長で圧縮して記録媒体に記録する
ことによって、例えばDV方式VTRの標準モードやD
VDレコーダで良好な記録を行うことができるものであ
る。
【0090】さらに請求項9の発明によれば、映像信号
をウェーブレット変換及びエントロピー符号化を用いて
フレーム内圧縮し、この圧縮された信号を固定レートで
記録媒体に記録するようにしたことによって、圧縮効率
が大きく、また編集や変速再生、インサート記録等の機
能も容易に実行することができ、さらに高精細度テレビ
ジョン信号の記録も良好に行うことができるものであ
る。
をウェーブレット変換及びエントロピー符号化を用いて
フレーム内圧縮し、この圧縮された信号を固定レートで
記録媒体に記録するようにしたことによって、圧縮効率
が大きく、また編集や変速再生、インサート記録等の機
能も容易に実行することができ、さらに高精細度テレビ
ジョン信号の記録も良好に行うことができるものであ
る。
【0091】また、請求項10の発明によれば、固定レ
ートを25Mbpsとし、任意のデジタル記録装置で記
録することによって、例えばDV方式VTRの標準モー
ドやDVDレコーダで良好な記録を行うことができるも
のである。
ートを25Mbpsとし、任意のデジタル記録装置で記
録することによって、例えばDV方式VTRの標準モー
ドやDVDレコーダで良好な記録を行うことができるも
のである。
【0092】また、請求項11の発明によれば、固定レ
ートを12.5Mbpsとし、任意のデジタル記録装置
の長時間記録モードで記録することによって、例えばD
V方式VTRの長時間モードやDVDレコーダで良好な
記録を行うことができるものである。
ートを12.5Mbpsとし、任意のデジタル記録装置
の長時間記録モードで記録することによって、例えばD
V方式VTRの長時間モードやDVDレコーダで良好な
記録を行うことができるものである。
【0093】また、請求項12の発明によれば、固定レ
ートを6.25Mbpsとし、任意のデジタル記録装置
の長時間記録モードよりさらに1/2の記録密度で記録
することによって、例えばDV方式VTRの長時間モー
ドやDVDレコーダで良好な記録を行うことができるも
のである。
ートを6.25Mbpsとし、任意のデジタル記録装置
の長時間記録モードよりさらに1/2の記録密度で記録
することによって、例えばDV方式VTRの長時間モー
ドやDVDレコーダで良好な記録を行うことができるも
のである。
【0094】また、請求項13の発明によれば、記録媒
体はテープ状であることによって、例えばDV方式VT
Rで良好な記録を行うことができるものである。
体はテープ状であることによって、例えばDV方式VT
Rで良好な記録を行うことができるものである。
【0095】また、請求項14の発明によれば、記録媒
体はディスク状であることによって、例えばDVDレコ
ーダで良好な記録を行うことができるものである。
体はディスク状であることによって、例えばDVDレコ
ーダで良好な記録を行うことができるものである。
【0096】また、請求項15の発明によれば、映像信
号は高精細度テレビジョン信号であり、この高精細度テ
レビジョン信号を25Mbpsの固定レートで記録媒体
に記録することによって、例えばDV方式VTRの標準
モードやDVDレコーダで良好な記録を行うことができ
るものである。
号は高精細度テレビジョン信号であり、この高精細度テ
レビジョン信号を25Mbpsの固定レートで記録媒体
に記録することによって、例えばDV方式VTRの標準
モードやDVDレコーダで良好な記録を行うことができ
るものである。
【0097】また、請求項16の発明によれば、高精細
度テレビジョン信号のフレームを複数のタイルに分割し
てタイルごとにウェーブレット変換すると共に、タイル
の配置をシャフリングしてシャフリングした複数のタイ
ルをグループとして固定長で圧縮して記録媒体に記録す
ることによって、例えばDV方式VTRの標準モードや
DVDレコーダで良好な記録を行うことができるもので
ある。
度テレビジョン信号のフレームを複数のタイルに分割し
てタイルごとにウェーブレット変換すると共に、タイル
の配置をシャフリングしてシャフリングした複数のタイ
ルをグループとして固定長で圧縮して記録媒体に記録す
ることによって、例えばDV方式VTRの標準モードや
DVDレコーダで良好な記録を行うことができるもので
ある。
【0098】これによって、従来の装置では、圧縮効率
が小さいために記録時間が短くなったり解像度が不充分
なものになってしまう。あるいはMPEG−2方式によ
る画像圧縮技術を用いた場合には、編集が困難になった
り変速再生等の機能を実行することができなくなる。さ
らに高精細度テレビジョン信号の記録では、記録時間が
一層短くなるなど良好な記録を行うことができなかった
ものを、本発明によればこれらの問題点を容易に解消す
ることができるものである。
が小さいために記録時間が短くなったり解像度が不充分
なものになってしまう。あるいはMPEG−2方式によ
る画像圧縮技術を用いた場合には、編集が困難になった
り変速再生等の機能を実行することができなくなる。さ
らに高精細度テレビジョン信号の記録では、記録時間が
一層短くなるなど良好な記録を行うことができなかった
ものを、本発明によればこれらの問題点を容易に解消す
ることができるものである。
【図1】本発明による映像信号の記録方法及び装置を適
用して、標準テレビジョン信号をテープ状の記録媒体に
記録するための記録装置を形成する場合の一実施形態の
構成を示すブロック図である。
用して、標準テレビジョン信号をテープ状の記録媒体に
記録するための記録装置を形成する場合の一実施形態の
構成を示すブロック図である。
【図2】その説明のための図である。
【図3】DV方式のVTRの説明のための図である。
【図4】その説明のための図である。
【図5】その説明のための図である。
【図6】その説明のための図である。
【図7】本発明による映像信号の記録方法及び装置を適
用して、標準テレビジョン信号をディスク状の記録媒体
に記録するための記録装置を形成する場合の一実施形態
の構成を示すブロック図である。
用して、標準テレビジョン信号をディスク状の記録媒体
に記録するための記録装置を形成する場合の一実施形態
の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明による映像信号の記録方法及び装置を適
用して、高精細度テレビジョン信号をテープ状の記録媒
体に記録するための記録装置を形成する場合の一実施形
態の構成を示すブロック図である。
用して、高精細度テレビジョン信号をテープ状の記録媒
体に記録するための記録装置を形成する場合の一実施形
態の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明による映像信号の記録方法及び装置を適
用して、高精細度テレビジョン信号をテープ状の記録媒
体に記録するための記録装置を形成する場合の他の実施
形態の構成を示すブロック図である。
用して、高精細度テレビジョン信号をテープ状の記録媒
体に記録するための記録装置を形成する場合の他の実施
形態の構成を示すブロック図である。
【図10】その説明のための図である。
【図11】その説明のための図である。
【図12】本発明による映像信号の記録方法及び装置を
適用して、例えばテープ状の記録媒体に記録された高精
細度テレビジョン信号を再生するための再生装置を形成
する場合の一実施形態の構成を示すブロック図である。
適用して、例えばテープ状の記録媒体に記録された高精
細度テレビジョン信号を再生するための再生装置を形成
する場合の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図13】その説明のための図である。
【図14】その説明のための図である。
1…入力端子、2…輝度/クロマ分離及びクロマデコー
ド回路、3…A/D変換回路、4…ウェーブレット変換
回路、5…エントロピー符号化回路、6…映像信号処理
回路、7…誤り訂正及び信号形成回路、8…16Mメモ
リー、9…入力端子、10…A/D変換回路、11…音
声信号処理回路、12…RFブロック、13…LINK
/PHY回路
ド回路、3…A/D変換回路、4…ウェーブレット変換
回路、5…エントロピー符号化回路、6…映像信号処理
回路、7…誤り訂正及び信号形成回路、8…16Mメモ
リー、9…入力端子、10…A/D変換回路、11…音
声信号処理回路、12…RFブロック、13…LINK
/PHY回路
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04N 7/133 A
(72)発明者 福原 隆浩
東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ
ー株式会社内
Fターム(参考) 5C053 FA22 FA24 GA11 GB05 GB15
GB18 GB36 JA01 KA01 KA25
LA06 LA07
5C059 LA10 MA00 MA24 MA45 ME01
PP16 RF05 RF21 SS11 SS15
5D044 AB07 BC01 CC03 GK07 GL01
GL10 HL11
5J064 AA02 BA09 BA16 BB08 BC01
BC06 BD03
Claims (16)
- 【請求項1】 映像信号をウェーブレット変換及びエン
トロピー符号化を用いてフレーム内圧縮し、 この圧縮された信号を固定レートで記録媒体に記録する
ことを特徴とする映像信号の記録方法。 - 【請求項2】 前記固定レートを25Mbpsとし、 任意のデジタル記録装置で記録することを特徴とする請
求項1記載の映像信号の記録方法。 - 【請求項3】 前記固定レートを12.5Mbpsと
し、 任意のデジタル記録装置の長時間記録モードで記録する
ことを特徴とする請求項1記載の映像信号の記録方法。 - 【請求項4】 前記固定レートを6.25Mbpsと
し、 任意のデジタル記録装置の長時間記録モードよりさらに
1/2の記録密度で記録することを特徴とする請求項1
記載の映像信号の記録方法。 - 【請求項5】 前記記録媒体はテープ状であることを特
徴とする請求項1記載の映像信号の記録方法。 - 【請求項6】 前記記録媒体はディスク状であることを
特徴とする請求項1記載の映像信号の記録方法。 - 【請求項7】 前記映像信号は高精細度テレビジョン信
号であり、 この高精細度テレビジョン信号を25Mbpsの固定レ
ートで記録媒体に記録することを特徴とする請求項1記
載の映像信号の記録方法。 - 【請求項8】 前記高精細度テレビジョン信号のフレー
ムを複数のタイルに分割して前記タイルごとにウェーブ
レット変換すると共に、 前記タイルの配置をシャフリングして前記シャフリング
した複数のタイルをグループとして固定長で圧縮して記
録媒体に記録することを特徴とする請求項7記載の映像
信号の記録方法。 - 【請求項9】 映像信号をウェーブレット変換及びエン
トロピー符号化を用いてフレーム内圧縮する圧縮手段
と、 この圧縮された信号を固定レートで記録媒体に記録する
記録手段とを有することを特徴とする映像信号の記録装
置。 - 【請求項10】 前記固定レートを25Mbpsとし、 任意のデジタル記録装置で記録することを特徴とする請
求項9記載の映像信号の記録装置。 - 【請求項11】 前記固定レートを12.5Mbpsと
し、 任意のデジタル記録装置の長時間記録モードで記録する
ことを特徴とする請求項9記載の映像信号の記録装置。 - 【請求項12】 前記固定レートを6.25Mbpsと
し、 任意のデジタル記録装置の長時間記録モードよりさらに
1/2の記録密度で記録することを特徴とする請求項9
記載の映像信号の記録装置。 - 【請求項13】 前記記録媒体はテープ状であることを
特徴とする請求項9記載の映像信号の記録装置。 - 【請求項14】 前記記録媒体はディスク状であること
を特徴とする請求項9記載の映像信号の記録装置。 - 【請求項15】 前記映像信号は高精細度テレビジョン
信号であり、 この高精細度テレビジョン信号を25Mbpsの固定レ
ートで記録媒体に記録することを特徴とする請求項9記
載の映像信号の記録装置。 - 【請求項16】 前記高精細度テレビジョン信号のフレ
ームを複数のタイルに分割して前記タイルごとにウェー
ブレット変換する手段と、 前記タイルの配置をシャフリングして前記シャフリング
した複数のタイルをグループとして固定長で圧縮して記
録媒体に記録する手段とを有することを特徴とする請求
項15記載の映像信号の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001264542A JP2003078876A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 映像信号の記録方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001264542A JP2003078876A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 映像信号の記録方法及び装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008124932A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Sakura Eiki Kk | ノンリニア編集装置およびそのプログラム、ならびに、ノンリニア編集装置におけるデータ差し替え方法 |
JP2008124955A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Sony Corp | 画像処理装置および画像処理方法、学習装置および学習方法、並びにプログラム |
JP2008124641A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Sony Corp | 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001264542A patent/JP2003078876A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008124641A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Sony Corp | 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム |
JP2008124932A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Sakura Eiki Kk | ノンリニア編集装置およびそのプログラム、ならびに、ノンリニア編集装置におけるデータ差し替え方法 |
JP2008124955A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Sony Corp | 画像処理装置および画像処理方法、学習装置および学習方法、並びにプログラム |
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