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JP2002531321A - 可動コーナ片を有する荷物室カバー又はリヤウインドウシェルフ - Google Patents

可動コーナ片を有する荷物室カバー又はリヤウインドウシェルフ

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Publication number
JP2002531321A
JP2002531321A JP2000586548A JP2000586548A JP2002531321A JP 2002531321 A JP2002531321 A JP 2002531321A JP 2000586548 A JP2000586548 A JP 2000586548A JP 2000586548 A JP2000586548 A JP 2000586548A JP 2002531321 A JP2002531321 A JP 2002531321A
Authority
JP
Japan
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luggage compartment
rear window
window shelf
corner pieces
compartment cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000586548A
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English (en)
Inventor
エーレンベルガー、マリーナ
バルター、ヘルベルト
Original Assignee
ベーオーエス・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベーオーエス・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー filed Critical ベーオーエス・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー
Publication of JP2002531321A publication Critical patent/JP2002531321A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 リヤウインドウシェルフ(19)は3個の部分、即ち、1個の中央片(31)と、中央片(31)の横にヒンジ結合された2個のコーナ片(32,33)から成る。ヒンジによりコーナ片(32,33)を回動してコーナ片(32,33)を下方へ回動することによりコーナ片(32,33)の区域のリヤウインドウシェルフ(19)の幅を縮小することができる。このようにして、車体の内法幅が種々に異なり、通常側面窓の下が屋根の近くの場所より大きくなっていることについて考慮が払われる。荷物室カバーも同様に、3個の部分、即ち、1個の中央片と2個のコーナ片から成る成形部材を有する。コーナ片は同様にヒンジを介して中央片に接続される。これによって、荷物室カバーを回し上げ、内面間の間隔が側面窓の下縁部の下部よりも小さい車体区域に到達した時に、成形部材の幅を縮小することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 小型のステ−ションワゴンの形状を有するコンパクトカー(コンパクト乗用車
)においては、リヤウインドウシェルフが後部座席背もたれの後部から後扉に達
する。リヤウインドウシェルフの下の荷物室(トランク)へのアクセスを容易に
するために、リヤウインドウシェルフは車体内の後部座席背もたれの近くにヒン
ジ結合されている。このヒンジ結合によりリヤウインドウシェルフを横支持材に
載った水平位置から回し上げた位置へ移すことができる。これは、リヤウインド
ウシェルフの後端の近傍で後扉とリヤウインドウシェルフとを接続する引張コー
ドその他の連結部材によって、後扉の開放と共に自動的に行われる。
【0002】 現代の車体形状では屋根部分が側壁と比較してかなり大きく収縮しており、そ
の結果、後扉開口部及び側壁間又は側面窓ガラス間の内法幅がそれに対応して上
へ向かって著しく細まっていく。現代的傾向に従って車体がC柱の区域で著しく
丸みを帯びていれば、後扉開口部の収縮が一層強められる。同時に後扉開口部が
斜めになっているから、回し上げられたリヤウインドウシェルフの後端区域が荷
物室開口部からはみ出す。
【0003】 はね上げたリヤウインドウシェルフが後扉開口部の側縁又は側面窓ガラス又は
C柱と衝突しないためには、リヤウインドウシェルフの幅に対応して狭くしなけ
ればならない。ところが、このことは車体内の後側の側面窓ガラスの横下に充填
片を必要とする。荷物室を拡大するためにリヤウインドウシェルフを取り外して
後部座席背もたれを倒した場合、充填片自体が自由な積載容積を減少させる。
【0004】 ステーションワゴンの場合、その荷物室を荷物室カバー(トランクカバー)で
閉じるときに基本的に同様な状況が生じる。荷物室カバ−はローラブラインドシ
ートに続いて剛直な輪郭材又は成形材を有し、その外側端縁は仮想の交線で決ま
る側面窓下端ラインにほぼ従う。それは緊張したローラブラインドシートで決ま
る仮想の水平面と荷物室又は後扉の内張りの内面との交線である。
【0005】 利用者が荷物室カバーをローラブラインドケース内へ戻さなければならない手
間を省くために、荷物室カバーを後扉の開放と同時に斜め上方へ回動させるよう
にすることが例えばドイツ国特許第3725545号で知られている。
【0006】 公知の構成の場合の輪郭材は変形しない形状の扁平成形物であり、その幅が後
扉開口部より大きければ、後扉によって持ち上げると共に外へ引き出すことが全
くできない。このため著しい制限が生じ、特に上記の刊行物で公知の後扉と荷物
室カバーの間の接続が複雑になる。すでに知られているように、小型のコンパク
トカーにおいてリヤウインドウシェルフを持ち上げるために、荷物室カバーの後
端を単に引張コードで後扉に固定することは不可能だからである。従って、後扉
を上へ回動し輪郭材を荷物室から引き出すときに輪郭材と荷物室開口部の縁部と
の衝突を防止するように輪郭材を含むローラブラインドシートの幅を制限するた
めに、荷物室カバーは、通常、後部側面窓の下に充填材を必要とする。
【0007】 このことから出発して、幅が後扉開口部の幅によってもはや制限されないリヤ
ウインドウシェルフ乃至は荷物室カバーを提供することが本発明の課題である。
【0008】 この課題は、請求項1の特徴を有するリヤウインドウシェルフ乃至は請求項2
6の特徴を有する荷物室カバーによって解決される。
【0009】 新規なリヤウインドウシェルフは、後部座席背もたれの直線状の縁部と後扉の
内側輪郭との間の空間及びこれに隣接する区域を覆う。
【0010】 リヤウインドウシェルフは、3つの部材、即ち、車内に直接回動可能に支持さ
れた中央片と、所属のヒンジを介して中央部に連結された2個の側片又はコーナ
片から成る。中央部に対してコーナ片を回動することにより中央片の有効幅が縮
小される。後扉が開いてリヤウインドウシェルフが後扉開口部から外へ部分的に
はみ出す場合、コーナ片が旋回するに当たって中央片が側面窓間又は側壁間に締
め付けられたり後扉開口部の縁部に衝突することが最早なくなる。
【0011】 例えば、好ましくは車両の縦軸に関して左右対象(鏡面対称)な2つのコーナ
片を、リヤウインドウシェルフが持ち上げられる際に下方へ折れ曲がるようにヒ
ンジ結合することができる。この下方への折れ曲がりは、車体に固設した適当な
支持部材からリヤウインドウシェルフが持ち上げられる時にコーナ片の自重によ
って行なわれるか、又は、コーナ片が後部開口部の縁部に衝突し、さらに持ち上
がるとこの縁部がコーナ片を押し下げることによって行なわれる。後者の場合は
、適当な予圧装置によりコーナ片がほぼ中央片の平面に延びる位置に予圧される
【0012】 中央片が極めて剛直な場合、車両縦軸を横切る設定屈折部を設けることが好ま
しい。これによって追突の場合に正面の乗客が中央片で首を切られることが防止
される。
【0013】 リヤウインドウシェルフが少なくとも中央片の上面に連続する被覆を有するな
らば、リヤウインドウシェルフの上面が特に美しい外観を呈する。この被覆は例
えばカーペットフロア又はフェルトコーティング等である。
【0014】 コーナ片を2個の扁平な成形材で構成できる。この場合、ヒンジはヒンジピン
を備えたヒンジである。ヒンジは中央片の端部で成形材と一体になることができ
る。
【0015】 それぞれのコーナ片を中央片に連結するヒンジがフィルムジョイントであるな
らば、このために被覆をそのまま使用することができる。
【0016】 ヒンジの軸線の方向はおおむね車体の条件に従う。例えばヒンジの軸線を車両
の縦軸に対して平行にするか又は縦軸に対して斜めにすることができる。後者の
場合は、コーナ片がほぼ三角形の形状を有し、車体に対応して外側のかどが丸く
なっている。
【0017】 コーナ片を上方へ回動するための予圧手段は、各コーナ片につき1個の板ばね
を有することが好ましい。板ばねは場所を取らずに格納され、成形部材の重量を
ごく僅かしか増加させない。また、このように形成された予圧手段は成形部材の
厚さをあまり増加させない。予圧手段が、コーナ片に格納されたU字形ばねから
成るようにしてもよい。
【0018】 当該のコーナ片がそれぞれの予圧手段により中央片と同一平面にある位置を越
えて上方へ回し出されることを防止するために、ストッパ手段が設けられている
。このストッパ手段は最も簡単な場合は2個の互いに係合し合うフックから成り
、所期の末端位置に到達すると、これらのフックが互いに係合するようになって
いる。コーナ片が下方へ回動するときに、フックがコーナ片の運動を妨げないよ
うに、中央片に取り付けたフックは中央片の中心方向へ後退している。
【0019】 新規な荷物室カバーは車内に固定されたケ−ス手段を有する。ケースは出口ス
ロットが1つあるだけの幅広の閉じたケースであるか又は1本のロッドで互いに
連結され車内に固定された2個の端板である。いずれの場合も、ケースはローラ
ブラインドシートの一端を固定した巻取り軸を回転自在に支持する役目をする。
巻取り軸と反対側のローラブラインドシートの縁部は成形材又は輪郭材に接続さ
れ、成形材又は輪郭材はローラブラインドシートの直線状の端縁に接続し、ロー
ラブラインドシートの直線状の縁部と後扉の内側輪郭及びこれに隣接する区域と
の間の広い意味でほぼ半月形の空間をふさぐ。
【0020】 荷物室カバーを張った状態でこの間隙をふさぐ成形部材自体は、3つの部材、
即ち、ローラブラインドシートに直結された中央片と、ヒンジを介して中央部に
接続された2個の側部片又はコーナ片とから成る。中央部に対してコーナ片を回
動することによって成形部材の有効幅が縮小され、後扉を開いてこの成形部材が
後扉開口部から外へ少なくとも部分的に引き出された時、コーナ片が回動して成
形部材が後扉開口部の縁端にもはや衝突しないようになっている。例えば、好ま
しくは車両の縦軸に関して左右対象な2個のコーナ片をヒンジ結合して、引き出
された荷物室カバーを持ち上げると下方へ折れ曲げるようにすることができる。
この下方への折れ曲がりは、車体に固定した適宜な支持部材から成形部材を持ち
上げるとそれの自重によって行われ、又は、コーナ片が後部開口部の縁部が当接
してさらに持ち上げるとこの縁部がコーナ片を押し下げることによって行なわれ
る。後者の場合は、対応の予圧装置によってコーナ片がほぼ中央部材の平面の位
置に予圧される。その他の点については成形部材は、リヤウインドウシェルフに
関連して前に説明したように構成することができる。
【0021】 その他、本発明の別の実施形態が従属請求項の主題である。
【0022】 図に本発明の主題の実施形態を示す。
【0023】 図1はコンパクトカー(コンパクト乗用車)の後部1の概略破断図を示す。後
部1に、左後部側面窓2、B柱3及びC柱4を認めることができる。C柱4の下
にウインカ・後部照明装置6があり、その下にバンパ7がある。
【0024】 破断された、従って、図1では見えない側に同様に中柱、後部側面窓及び後柱
が面対称に配列されている。2つのC柱4の間に屋根の後縁部8があり、この屋
根の後縁部8はC柱4及び荷物室下縁部9と共に後扉開口部11を規定している
。C柱4は上方へ収斂し、傾斜している。
【0025】 後扉開口部11を閉じる後扉は、図1に12で示唆するにとどめた。後扉は2
個のヒンジ13によって屋根の後縁部8の下側にヒンジ付けされている。破断図
であるため、2個のヒンジのうち左側のヒンジしか見えない。
【0026】 上にヘッドレスト15を有し14で示される後部座席背もたれが、後扉開口部
11から間隔をおいて、後部1の内部にある。後部座席背もたれ14は、上にヘ
ッドレスト15が配設されている上端16で終る。
【0027】 後部座席背もたれ14の背面と後扉開口部11の間の空間が荷物室(トランク
)17を形成し、この荷物室17の下側は荷物室床(トランクフロア)18で仕
切られている。
【0028】 荷物室17を拡大して後部座席背もたれ14の前側にある乗客室にも積載する
ようにするために、後部座席背もたれ14を、コンパクトカーにおいて慣用にな
っているように、図1に示す起立したほぼ垂直の位置から少なくとも水平の位置
へ倒すことができる。
【0029】 後部座席背もたれ14が起立しているときは、車両の縦方向に見て、荷物室が
後扉開口部11と後部座席背もたれ14の背面の間の区域に限定される。通常、
荷物室は垂直方向に全域にわたって必要とされる訳でないから、上側をリヤウイ
ンドウシェルフ(Hutablage)19で覆う。
【0030】 静止状態では、リヤウインドウシェルフ19は、実質的に水平に延び、閉じら
れた後扉12、荷物室17の側壁21及び後部座席背もたれ14の背面によって
囲まれた開口部を閉じている。
【0031】 従って、リヤウインドウシェルフ19は、後部座席背もたれ14の背面に平行
に延びる実質的に直線状の前縁部23と、側壁21の内側形状及び後扉12の内
側に従うほぼ円弧形の外側縁部24を有する。リヤウインドウシェルフ19の上
面25は実質的に平坦であり、その下面26に平行に延びる。
【0032】 リヤウインドウシェルフ19は、前側の直線状の前縁部23の近傍で横へ張り
出す2個の支持ピン27を備えている。図示の都合上、それらのうちの右側の支
持ピンしか見えない。2個の支持ピン27は共通の軸線上にあって、車体の対応
の場所にある図示しないブッシュに支持される。このようにして、リヤウインド
ウシェルフ19は車両の横軸に平行な、水平に延びる軸線を中心にして、図1に
示す水平位置から図2に示すはね上げ位置へ回し上げられる。
【0033】 リヤウインドウシェルフ19を上方へ回動した時に、後部1の内部の内法間隔
が、リヤウインドウシェルフ19の後縁部がある区域では、水平に延びるリヤウ
インドウシェルフ19の内法幅と比較して小さいから、リヤウインドウシェルフ
19は、少なくともその後縁部の領域で、即ち、周縁部24の、前縁部23とほ
ぼ平行な部分で幅を変えることができるようになっている。この目的のために、
リヤウインドウシェルフ19は、ほぼ六角形の所定形状の中央部31と、中央部
31にヒンジ結合された同様の所定形状の2個のコーナ片32及び33とから成
る。
【0034】 中央部31は、直線状の前縁部端23と、2つの側壁21の内側輪郭にほぼ対
応する2つの端縁部34及び35と、2つの直線状の、但し斜めに延びる縁部3
7,38と、リヤウインドウシェルフ19が持ち上げられている状態で後扉12
の内側輪郭に対応する縁部39とによって規定される。縁部37及び38は後扉
12の方へ収束する。
【0035】 縁部34、35及び39はリヤウインドウシェルフ19の周縁部24の一部で
あって、2つの縁部37及び38はちょうど隅部が切り欠かかれて形成されてい
る。
【0036】 コーナ片32の縁部37は、これに対応する縁部で始まり、コーナ片32の外
縁部41は、外縁部24の、縁部37によって欠落した領域を補う。同様のこと
がコーナ片33とその外縁部42にも当てはまる。
【0037】 コーナ片32の中央片31との接続の仕方は図3で明らかである。これによれ
ば、2つの部材はフィルムジョイント(Filmscharnier) 43によって互いに接
続されている。フィルムジョイント43は、リヤウインドウシェルフ19の上面
25全体を覆う被覆44、例えば、フェルト布又は床カーペット被覆(Teppichb
odenbelag) によって形成される。
【0038】 コーナ片32を回動可能にするために、中央片31はコーナ片32の側縁部4
6におけるのと同様に、縁部37に沿った斜面45を備えている。これによって
、被覆44の方向に収斂し中央片31とコーナ片32との上面25と鋭角をなす
2つの平坦面45及び47が生ずる。これらの平坦面は、図4が示すように、2
つの面45及び47が相接するまで、コーナ片42はフィルムジョイント43の
軸線を中心として、即ち、面45の上縁を中心にして又は縁部37の上縁を中心
にして下方へ折り曲げられる。
【0039】 概略板ばね49の形の予圧装置48は、コーナ片32が重力の作用に抗して押
し上げられるのに用いられる。板ばね49がコーナ片32を必要以上に高く押し
上げることを防止するために、ストッパ装置51がある。ストッパ装置51は2
個のフック52及び53を具備する。フック52は中央片31の下面26に縁部
37から間隔をおいて取り付けられた脚部54から成る。脚部24の、下面26
から離間した端部に、コーナ片32の方向に向いている腕部55が一体に突設さ
れている。腕部55は、その自由端に下面26に向いた突出部56を担持して、
この突出部56と共にフック52を形成するようになっている。
【0040】 フック53にコーナ片32の下面26に取り付けられた脚部57があり、この
脚部57の、下面26から離間した自由端に腕部58がフック52の方向に張り
出す。腕部58は、自由端に、下面26の反対側に向いた突出部59を備えてい
る。図3で明らかなように、2つのフック52及び53はコーナ片32が中央片
31と正確に面一になると、突出部56及び59が衝突するように配置されてい
る。それで、フィルムジョイント43の軸線の周りにコーナ片32をさらに上方
へ旋回することは、突出部59と突出部56の衝接によって阻止される。
【0041】 図4により、コーナ片32を下方へ折り曲げたときにフック53が腕部55の
自由端に衝突しないように、フック52はフィルムジョイント43に対して中央
片31の中心方向に後退している。換言すれば、2つの突出部56及び59はフ
ィルムジョイント43の軸線を含む垂直面に対して後退している。
【0042】 腕部55の下側に前述の板ばね49が2個の止めねじ61によって螺着され、
他方、板ばね49の反り返った自由端62はフック53の腕部58を押圧する。
【0043】 図3及び4に基づいて左側コーナ片32に関連して説明した配列は、右側コー
ナ片33にも同様に当てはまる。それ故、改めて説明しない。
【0044】 リヤウインドウシェルフ19は周知のように後扉12とコードで連結されてい
る。図示の便宜上このコードは示さない。
【0045】 図示のリヤウインドウシェルフ19の機能は次の通りである。
【0046】 後扉を閉じた通常の静止位置ではリヤウインドウシェルフ19は水平に延びて
いる。即ち、大略平坦な上面25が水平面を確定する。リヤウインドウシェルフ
19は、後部座席背もたれ14の背面、2つの側壁21及び後扉12によって画
定され側面窓2から見ることができる、荷物室17の開口部を上の方へ向けて閉
鎖する。近代的なコンパクトな輪郭によれば、図1に示したリヤウインドウシェ
ルフ19の静止位置に相当する高さでの側壁21の間の内法幅は、2つの後部柱
4の間の屋根の後縁部の近くにある区域の場合における内法幅よりも大きい。
【0047】 荷物室17にアクセスするために利用者が後扉12を開くと、後扉12が持ち
上がると共にリヤウインドウシェルフ19も自動的に持ち上げられる。このため
に、リヤウインドウシェルフ19は、例えば縁部39の近傍で、理解の便宜上図
示しない引張ケーブルにより後扉12に連結されている。後扉12が持ち上がる
と、リヤウインドウシェルフ19は支持ピン27を中心にして上方へ図2の位置
に回動する。この場合、リヤウインドウシェルフの後側区域が、内法間隔が側面
窓ガラスの下側部より小さいC柱4間又は側面窓ガラス2間の区域に来る。従っ
て、コーナ片32及び33は、上昇運動の過程でC柱4又は側面窓2の内側面に
当たり、予圧装置48の作用に抗して下方へ押圧される。ここで、コーナ片はフ
ィルムジョイント44の軸線を中心にして下方へ回動する。フィルムジョイント
44の軸線は、縁部37が上面25で終わる箇所で縁部37と一致する。
【0048】 コーナ片32及び33は下方へ移動することができ、それによってリヤウイン
ドウシェルフ19の後端区域の幅の見掛上の減少をもたらすことに基づいて、2
つの側面窓ガラス2の下の2つの側壁21の間の空間をほぼ完全に利用できるよ
うにリヤウインドウシェルフ19の幅を設定することができる。リヤウインドウ
シェルフ19の後側区域が回し上げた状態になった位置で車体側部の間の間隔に
相当する幅にリヤウインドウシェルフ19の幅を減少させるために、側部充填片
を使用する必要がない。
【0049】 リヤウインドウシェルフ19を回し上げた時その後部区域(hinterer Bereich
− 車両の標準用語)が後扉開口部11から後方へはみ出す場合でも、回動可能
なコーナ片32及び33が有利であることは勿論である。
【0050】 後扉12を閉じると、これに連結されたリヤウインドウシェルフ19もC柱4
又は隣接区域の間隔が次第に増加する区域に向かって下へ移動する。間隔が増加
するにつれて、コーナ片32及び33は、ストッパ装置51の2つのフック52
及び53が相互に係合してコーナ片32及び33のそれ以上の押し上げを阻止す
るに至るまで、予圧装置48により再び上へ回動する。後扉12を閉じると、コ
ーナ片32及び33の上面が中央片31の上面と同じ平面になる図1で明らかな
位置に再び到達する。
【0051】 衝突によって品物が下方からリヤウインドウシェルフ19を押圧した場合に、
C柱4が大きく前傾しているために、相応に傾斜した後扉12によりリヤウイン
ドウシェルフ19が下方へ押さえられる。後扉12が急勾配で立ち上がっている
場合は、その内側の適当な高さの所に突出部を取り付けることによって同様な効
果を得ることができる。
【0052】 図5にリヤウインドウシェルフ19の別の実施形態が切り取って斜視図で示さ
れており、図は右側の端部を示す。この実施形態では前記の実施形態ですでに説
明した部品を取扱う限り同じ参照符号を使用し、改めて説明しない。
【0053】 リヤウインドウシェルフ19は、やはり、2個のコーナ片33がヒンジ結合さ
れた中央片31から成る。破断図であるため図5には一方のコーナ片しか見えな
い。
【0054】 中央片31はフェルト布又は不織布を張った金属板裁断片の形の中心部71か
ら成る。車両の縦軸と平行に延びる支持材によって中央片を下側で補強すること
ができる。支持材は図示の関係上見えない。
【0055】 中心部71の端部に2個のプラスチック成形部材72が固定されている。プラ
スチック成形部材72は前縁部23のそばに、軸ピン73が縦方向に移動可能に
通される孔を含む。軸ピン73はヒンジ軸であって、このヒンジ軸を中心にして
後扉12を開く時にリヤウインドウシェルフがこの軸を中心にして上方へ回動さ
れる。リヤウインドウシェルフ19を車両から取り出すために、ヒンジピン73
がばねの作用に抗してプラスチック成形部材72の中へ引っ込められる。ヒンジ
ピン73は、後部座席背もたれ14に隣接するリヤウインドウシェルフ19の前
縁部と平行である。
【0056】 プラスチック成形部材の反対側の端部は、コーナ片33が回動されるカット部
74である。
【0057】 後扉12を開く際に、同様にリヤウインドウシェルフ19を自動的に持ち上げ
るために、ボールソケット76の形の連結要素によって後扉12の対応のピンに
係合される連結手段75が設けられている。連結部材76は破線で示す引張コー
ド77の自由端に固定され、引張コードの他端は79で中央片31に固着された
引張ばね78に接続される。引っ込められた状態で、引張ばね78と引張コード
77は、プラスチック成形部材72の下側の、中心部71に形成された、見えな
い溝の中にある。引張コード77はプラスチック成形部材72の上面の開口部を
経て溝から外へ案内されている。開口部は縁部39の側にある。他方の側のコー
ナ片は面対称(鏡面対称)に形成されている。
【0058】 リヤウインドウシェルフ19の左側を示す図6は、プラスチック成形部材72
のコーナ片33との接続の仕方を示す。
【0059】 コーナ片33も剛性のプラスチックから成り、上板79と下板81によって構
成される。これらの板は実質的に合同であって、平面で間隔をおいて相対してい
る。これらは、ロッキングフック82によって互いに取り外し不能にロックされ
ている。ロッキングフック82に対応した相補形のロッキングフックが上側板状
部材79の下面にある。ロッキングフックを別にすれば、これらの板材は特別な
構造を示すものでないから、この下面の図示は行わない。
【0060】 図6がさらに明らかにしているように、下側板状部材81は、車両の縦軸に配
置されたコーナ片33の縁部をも成す直線状の縁部83によって境界付けられる
。なお、縁部83は、車両の縦軸の方向に中央片31のカット部74を境界付け
る直線状の前側縁部84に対応する。
【0061】 板状部材31の上側又は内側に、縁部83に対して直角に延びて縁部83に達
する一連のウエブ85及び86が形成されている。ウエブ85及びウエブ86は
それぞれ相互に比較的小さな間隔を有するウエブ対を成す。これらの対の一方は
縁部の一方の端部の近くに、他方は他端の近くに設けられている。ウエブ85及
び86は端縁83の近くに、半円形の底部を有する上へ開いた溝又はスロット8
7を具備する。これらのスロット87はすべて縁部83に平行な直線上にある。
【0062】 溝又はスロット87は2個のヒンジピン88を受けるために使用される。各ヒ
ンジピン88は1対の継ぎ板89及び91により前部縁部84に一体に接続され
ている。継ぎ板89,91とヒンジピン91は当該のプラスチック成形部材72
と一体の又は不可分の構成部分である。ヒンジピン88は前部縁部84と平行な
共通の軸線上にある。
【0063】 図5及び6に基づく実施形態で、コーナ片33を持ち上げるための予圧手段は
針金を折り曲げたU字形ばね92から成る。このばねは互いに共軸に螺旋状に巻
かれた2個の部分93を形成し、この部分の一端はU字形フレーム94によって
接続され、他端はそれぞれ針金の自由端95で終る。U字形ばね92は互いに平
行な2個の別のウエブ96によって側部が固定され、他方、針金の自由端95は
前部縁部84の対応の受け孔97内に挿入される。螺旋状の部分93は板状部材
81の上にあり、U字形の中間部94は上側板状部材79の下面に保持されてい
る。
【0064】 U字形ばね92の側部を固定するために、前部縁部84に2個の別の継ぎ板9
8が形成されている。
【0065】 コーナ片32,33が上へ回動されるときに、継ぎ板89及び91も継ぎ板9
8も下側板状部材81に衝突しないように、下側板状部材81は縁部83から始
まる複数個の切欠き99含む。切欠き99は1個を除きウエブ85、86乃至は
96で隠されている。切欠き99は継ぎ板88、89乃至は98と一致する。そ
の奥行きは対応する継ぎ板の高さにほぼ相当する。
【0066】 U字形ばね92がコーナ片33を水平位置を越えて押し上げることを防止する
ために、ストッパ突起101がある。以上の説明はコーナ片32,33に同様に
当てはまる。
【0067】 組立は次のように行なわれる。
【0068】 事前に製造された中心部71は、 端部側にプラスチック成形部材72が装着
される。予め、引張ばね78と引張コード77を対応の案内路に挿入し、その際
引張コード77を対応の開口部を通してプラスチック成形部材72の上方へ突出
させる。次に、下側板状要素81を下からカット部74に挿入し、ヒンジ軸又は
ヒンジピン88を対応のスロット又は溝87の対に挿入する。次いで、U字形ば
ね92の針金の自由端95を孔97に差込み、その際、螺旋状に巻かれた部分9
3は縁部82に形成されたウエブ102に当接する。
【0069】 この段階の後に、下側要素81と実質的に合同な上側板状要素97を、ロッキ
ングフックが互いに係合して2つの部材を互いに取外し不能に接続するまでしっ
かりと取り付ける。
【0070】 ヒンジピン88の最適な受けを保証するために、溝87を有するウエブ85及
び86に対応する別のウエブを上側板状部材79の下側に設けることができる。
組立状態で、上側及び下側板状要素79,81の溝87の半円形の弧は、当該の
ヒンジピン88の軸線と平行な方向に見て、相補って1つの円を成し、他方、ウ
エブは横並びになっている。
【0071】 前述の実施形態のように、U字形中間部94が上側板状要素79の下面に支え
られるU字形ばねによってコーナ片33が上方へ押される。突起101が下から
プラスチック成形部材72に当接すると、U字形ばね92がコーナ片32,33
に強制しようとする運動行程が制限される。
【0072】 中央片が大きな曲げ剛性を有するように作られていれば、後部座席の乗客は追
突の際に文字通り首を切られる可能性がある。これを防止するために、少なくと
も中央片31は、図5に破線で示したように、設定屈折部(Sollbiegestelle)1
03を含む。中央片31はこの線に沿って特にたやすく折れ曲がる。追突の場合
、中央片が折れ曲がり、上方へ指向されるから、剛性の大部分が失われる。
【0073】 図7はいかにしてリヤウインドウシェルフ19の負荷能力を改善することがで
きるかの解決策を示す。そのために、リヤウインドウシェルフ19に、後部窓ガ
ラス106の下側で後扉12の内側に固定される少なくとも1個の支持ブラケッ
ト105が配属されている。
【0074】 支持ブラケット105は中央片31の後縁部39の中央になるべく幅広く配置
される。これによって、後扉が閉鎖されリヤウインドウシェルフ19が水平位置
にあるときに、リヤウインドウシェルフ19が側面の縁部の横部ばかりでなく、
中央部でも支持されることとなる。
【0075】 実施形態に応じて単数個又は複数個の支持ブラケット105を設けることがで
きる。
【0076】 上記の実施形態では、上方へ細まる車体形状を考慮するために、特にリヤウイ
ンドウシェルフに関連して可動なコーナ片の使用を説明した。しかし、リヤウイ
ンドウシェルフに限らず、輪郭に倣った成形部材を備えた荷物室カバーについて
も、可動なコーナ片を使用することができる。
【0077】 図8は、ステーションワゴンでのこのような応用を示す。その場合、上記の実
施形態に関連してすでに説明した部材は同じ参照符号を付して示し、改めて説明
しない。荷物室カバー111は、後部座席背もたれの背面に固定されたケース1
12を有する。ケース112の中に、ばね装置によって回転方向へ予圧される図
示されていない巻取り軸が回転自在に支持される。巻取り軸にローラブラインド
シート113の一縁部が固定されており、ローラブラインドシートの他方の縁部
114は輪郭部材又は成形部材115に接続されている。成形部材115もやは
り三つ割りになっていて、中央片31及び横にヒンジ結合された2つのコーナ片
32及び33から成る。荷物室カバー111を引き出して張るときの操作を簡単
にするために、中央片31に更に把手116を形成することができる。中央片3
1とコーナ片32及び33との接続は、リヤウインドウシェルフ19に関連して
前に詳述したのと同様に行なうことができる。図示した2つの変型が可能である
【0078】 例えばドイツ国特許第19650775号に説明されているような連結装置に
よって後扉12と荷物室カバー111との機械的な接続が行なわれる。この場合
、この接続装置は発明の主題ではないから詳細な説明はしない。荷物室カバー1
11を引き出すとき、即ち、ローラブラインドシート113を張るとき、後扉1
2を開くことによって同時に輪郭部材115が一緒に持ち上げられることを指摘
すれば十分である。
【0079】 図9は後扉5を閉じた状態をごく概略的に示す。この状態で、ローラブライン
ドシート113は水平に張られており、輪郭部材115を後扉12の内側に直接
接続する。図10により後扉12を開くと、輪郭部材115がローラブラインド
シート113と共に引き上げられ、これによって、ローラブラインドシート11
3はケース112を軸として回動運動を行なう。こうして、輪郭部材115は後
部側面窓2の下縁部の下にある時の静止状態の場合に比して車体の内面の内法間
隔が縮小した区域へ移動するから、輪郭部材115のコーナ片32及び33は図
10に示すように押し下げられる。
【0080】 その際、コーナ片はフィルムジョイントの軸線を中心として下方へ回動する。
【0081】 車体構造によっては、リヤウインドウシェルフ19の場合と同様に輪郭材11
5について外側の隅角部だけを下へ折り曲げれば十分である。尤も、ヒンジ軸が
上記の実施形態のように車体の縦軸に対して斜めに延びるのでなく、図8に示し
たように平行する車体形状も可能である。
【0082】 リヤウインドウシェルフは3個の部分、即ち1個の中央部と、中央部の横にヒ
ンジ結合されている2個のコーナ片とから成る。コーナ片の区域でこれを回し下
げることによりリヤウインドウシェルフの幅を縮小するので、コーナ片をヒンジ
によって回動させることができる。車体の内法幅が種々異なり、側面窓の下では
屋根の近傍の位置より大きいことが、このようにして考慮される。
【0083】 荷物室カバーは、同様に、3個の部分、即ち1、個の中央片と2個のコーナ片
から成る形態を有する。コーナ片もヒンジを介して中央片に接続される。これに
よって、荷物室カバーを回し上げて内面の間隔が下側の側面窓の下端よりも小さ
い車体区域に到達したときに、成形材の幅を縮小できるようにするのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るリヤウインドウシェルフが平坦に置かれた時のコンパクト乗用
車の一部を切欠いて示した後部の斜視図である。
【図2】 図1に基づく本発明の配列のリヤウインドウシェルフを持ち上げた時の斜視図
である。
【図3】 フィルムジョイントの軸線沿いに見た図1のリヤウインドウシェルフのフィル
ムジョイント、ストッパ装置及び予圧装置を説明する部分図である。
【図4】 図3からの配列で、コーナ片が下方へ回動された位置にある時を示す。
【図5】 リヤウインドウシェルフの別の実施形態の一部を切り取って示した斜視図であ
る。
【図6】 コーナ片を開いた図5のリヤウインドウシェルフの一部を切り取って示した斜
視図である。
【図7】 リヤウインドウシェルフの支持を説明するための乗用車後部の断面図である。
【図8】 本発明に係る荷物室カバーが部分的に持ち上げられた位置にあるステーション
ワゴンの後部の破断図である。
【図9】 後扉を閉じたときの荷物室カバー及び成形部材の位置の概略図である。
【図10】 後扉を開くときの荷物室カバーの経過の概略図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バルター、ヘルベルト ドイツ連邦共和国、デー−73061 エーベ ルスバッハ、クラップフェンロイター シ ュトラーセ 64 Fターム(参考) 3D022 BA03 BA06 BB04 BC15

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後扉(12)によって外側に向けて閉鎖される荷物室(17
    )と、該後扉(12)から離して配設され通常は立てられ必要な場合は倒すこと
    ができる後部座席背もたれ(14)とを有する乗用自動車又はステーションワゴ
    ン用のリヤウインドウシェルフ(19)であって、 下面(26)及び実質的に平坦な上面(25)を有し、 水平軸を中心にして上方へ回動し得るように車内で後部座席背もたれ(14)
    の後にヒンジ結合されており、 水平に位置した時の該リヤウインドウシェルフ(19)によって定められる平
    面と、該後扉(12)の区域内での該荷物室(17)の内側輪郭及び必要な場合
    には該後扉(12)に隣接する区域(21)の輪郭との交線として生じる側面窓
    下端ラインの少なくとも一部に大略従う外側縁部(24)によって規定され、 1個の中央片(31)と、該中央片(31)にヒンジ結合され周縁部(41,
    42)の少なくとも一部が該リヤウインドウシェルフ(19)の外側縁部(24
    )の一部を成す2個のコーナ片(32,33)とに分割されて 成るリヤウインドウシェルフ。
  2. 【請求項2】 前記中央片(31)は曲げを生じない形状を有することを特
    徴とする請求項1に記載のリヤウインドウシェルフ。
  3. 【請求項3】 前記中央片(31)は、車体軸を横方向へ延びる設定屈折部
    (103)が設けられ、追突が生じた時に、この設定屈折部で該中央片(31)
    が折れ曲がることを特徴とする請求項1に記載のリヤウインドウシェルフ。
  4. 【請求項4】 前記リヤウインドウシェルフ(19)の少なくとも前記中央
    片(31)は、該中央片(31)と前記2つのコーナ片(32,33)とを切れ
    めなく覆う連続する被覆(44)を有することを特徴とする請求項1に記載のリ
    ヤウインドウシェルフ。
  5. 【請求項5】 前記被覆(44)はカーペット被覆であることを特徴とする
    請求項4に記載のリヤウインドウシェルフ。
  6. 【請求項6】 前記コーナ片(32,33)は、互いに連結された上下の平
    坦なプラスチック成形部材(79,81)から成ることを特徴とする請求項1に
    記載のリヤウインドウシェルフ。
  7. 【請求項7】 前記中央片(31)と前記コーナ片(32,33)各々とを
    結合するヒンジ(43)がフィルムジョイントであることを特徴とする請求項1
    に記載のリヤウインドウシェルフ。
  8. 【請求項8】 前記被覆(44)が前記フィルムジョイント(43)を形成
    することを特徴とする請求項4及び7に記載のリヤウインドウシェルフ。
  9. 【請求項9】 ヒンジ(43)がヒンジ軸(88)を有するヒンジであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のリヤウインドウシェルフ。
  10. 【請求項10】 前記ヒンジ軸(88)が継ぎ板(89,91)と一体にな
    っており、該継ぎ板(89,91)及び該ヒンジ軸(88)と、該継ぎ板(89
    ,91)が形成された部材(72)とが一体のプラスチック成形部材であること
    を特徴とする請求項9に記載のリヤウインドウシェルフ。
  11. 【請求項11】 前記ヒンジ(43)は、前記ヒンジ軸(88)を受けるた
    めに、前記コーナ片(32,33)にウエブとして形成され該ヒンジ軸(88)
    を受けるための溝(87)を含むヒンジ支持片(85,86)を有することを特
    徴とする請求項9に記載のリヤウインドウシェルフ。
  12. 【請求項12】 前記ウエブ(85,86)が前記コーナ片(32,33)
    と一体であることを特徴とする請求項11に記載のリヤウインドウシェルフ。
  13. 【請求項13】 前記ヒンジ(43)が前記コーナ片(32,33)の各々
    を下方へ回動し得るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のリ
    ヤウインドウシェルフ。
  14. 【請求項14】 前記ヒンジ軸(37,38,88)が車両の縦軸に対して
    斜めになっていることを特徴とする請求項1に記載のリヤウインドウシェルフ。
  15. 【請求項15】 ヒンジ軸(37,38)が車両の縦軸に平行であることを
    特徴とする請求項4に記載のリヤウインドウシェルフ。
  16. 【請求項16】 前記コーナ片(32,33)の上面(25)が前記中央片
    (31)の上面(25)の延長になっている位置に前記コーナ片(32,33)
    を予圧する予圧手段(48,92)が設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載のリヤウインドウシェルフ。
  17. 【請求項17】 前記予圧手段(48)は好ましくは前記中央片(31)に
    固定された板ばね(49)を有することを特徴とする請求項16に記載のリヤウ
    インドウシェルフ。
  18. 【請求項18】 前記予圧手段(92)は2個のばね端部(95)を有する
    巻かれたU字形ばねであることを特徴とする請求項16に記載のリヤウインドウ
    シェルフ。
  19. 【請求項19】 前記U字形ばね(92)はU字形に折り曲げた部分(94
    )によって接続された2個の螺旋状の部分(93)を有し、該U字形部分(94
    )が前記コーナ片(32,33)に接続され、前記ばね端部(95)が前記中央
    片(31)に接続されていることを特徴とする請求項18に記載のリヤウインド
    ウシェルフ。
  20. 【請求項20】 前記コーナ片(32,33)がそれら各々の上面(25)
    が前記中央片(31)の上面(25)の延長になっている位置を越えて移動する
    のを制限するストッパ手段(51)が設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載のリヤウインドウシェルフ。
  21. 【請求項21】 前記コーナ片(32,33)のストッパ手段(51)の各
    々に2個のフック(52,53)があって、該フックの一方がそれぞれの前記コ
    ーナ片(32,33)に固定され、他方が前記中央片(31)にその下面(26
    )から間隔をおいて固定され、かつ、該コーナ片(32,33)の上面(25)
    が該中央片(31)の上面(25)の延長になっている時に、これらフックが互
    いに係合するように構成されていることを特徴とする請求項20に記載のリヤウ
    インドウシェルフ。
  22. 【請求項22】 前記コーナ片(32,33)に固定され、ストッパ手段(
    51,101)が前記中央片(31)の下に張り出す舌片(101)を有するこ
    とを特徴とする請求項20に記載のリヤウインドウシェルフ。
  23. 【請求項23】 前記後扉(12)を開くと前記リヤウインドウシェルフ(
    19)が持ち上げられるように該後扉(12)に接続された連結手段(75)が
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリヤウインドウシェルフ。
  24. 【請求項24】 前記中央片(31)が前記連結手段(75)のために通路
    を有し、該通路は該連結手段(75)を収容し、該通路内に該連結手段(75)
    の一端が固定された引張ばね(78)が設けられていることを特徴とする請求項
    23に記載のリヤウインドウシェルフ。
  25. 【請求項25】 前記後扉(12)を閉じた時に前記中央片(31)を支持
    するように、前記後扉(12)に固定された、前記リヤウインドウシェルフの受
    座(105)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリヤウインド
    ウシェルフ。
  26. 【請求項26】 後扉(12)によって外側に向けて閉鎖される荷物室(1
    7)と、該後扉(12)から離して配設され通常は立てられ必要な場合は倒すこ
    とができる後部座席背もたれ(14)とを有する乗用自動車又はステーションワ
    ゴン用の荷物室カバー(111)であって、 車内に取外し可能に取り付けられるケース手段(112)と、 該ケース手段(112)内に回転自在に支持された巻取り軸と、 一方の縁部が該巻取り軸に固定されたローラブラインドシート(113)と、 板状の成形部材(115)と を有し、 該成形部材(115)は、 −該ローラブラインドシート(113)の該巻取り軸から離間した縁部に固定さ
    れ、 −下面(26)及び大略平坦な上面(25)を有し、 −引き出された該ローラブラインドシート(113)によって定められる平面と
    、該後扉(12)の区域内での該荷物室(17)の内側輪郭及び必要な場合には
    該後扉(12)に隣接する区域(21)の輪郭との交線として生じる側面窓下端
    ラインの少なくとも一部に大略従う外側縁部(24)によって規定され、 その際、該成形部材(115)は、1個の中央片(31)と、該中央片(31
    )にヒンジ結合され周縁部(41,42)の少なくとも一部が該成形部材(11
    5)の外側縁部(24)の一部を形成する2個のコーナ片(32,33)とを有
    する 構成の荷物室カバー。
  27. 【請求項27】 前記中央片(31)が曲げを生じない形状を有することを
    特徴とする請求項26に記載の荷物室カバー。
  28. 【請求項28】 前記コーナ片(32,33)は、互いに接続された上側及
    び下側の平坦なプラスチック成形部材(79,81)から成ることを特徴とする
    請求項26に記載の荷物室カバー。
  29. 【請求項29】 前記成形部材(115)は、前記中央片(31)と2つの
    前記コーナ片(32,33)を切れめなく覆う連続する被覆(44)を有するこ
    とを特徴とする請求項26に記載の荷物室カバー。
  30. 【請求項30】 前記被覆(44)はカーペット被覆であることを特徴とす
    る請求項29に記載の荷物室カバー。
  31. 【請求項31】 前記中央片(31)と前記コーナ片(32,33)の各々
    とを接続するヒンジ(43)がフィルムジョイントであることを特徴とする請求
    項26に記載の荷物室カバー。
  32. 【請求項32】 前記被覆(44)が前記フィルムジョイント(43)を形
    成することを特徴とする請求項29及び31に記載の荷物室カバー。
  33. 【請求項33】 ヒンジ(43)が前記コーナ片(32,33)の各々を下
    方へ回動することができるように構成されていることを特徴とする請求項26に
    記載の荷物室カバー。
  34. 【請求項34】 前記ヒンジ(43)は、ヒンジ軸(88)を有するヒンジ
    であることを特徴とする請求項33に記載の荷物室カバー。
  35. 【請求項35】 前記ヒンジ軸(88)と継ぎ板(89,91)とが一体で
    あり、該継ぎ連接板(89,91)及び該ヒンジ軸(88)と該連接板(89,
    91)が形成された部材(72)とが一体のプラスチック成形部材であることを
    特徴とする請求項34に記載の荷物室カバー。
  36. 【請求項36】 前記ヒンジ(43)は、前記ヒンジ軸(88)を受けるた
    めに、ウエブとして形成されたヒンジ支持片(85,86)を有し、該ヒンジ軸
    (88)を受けるための溝(87)を含むことを特徴とする請求項34に記載の
    荷物室カバー。
  37. 【請求項37】 前記ウエブ(85,86)が前記コーナ片(32,33)
    と一体であることを特徴とする請求項36に記載の荷物室カバー。
  38. 【請求項38】 ヒンジ軸(37,38)が引き出された前記ローラブライ
    ンドシート(113)の平面にあることを特徴とする請求項26に記載の荷物室
    カバー。
  39. 【請求項39】 ヒンジ軸(37,38)が車両の縦軸に対して斜めになっ
    ていることを特徴とする請求項26に記載の荷物室カバー。
  40. 【請求項40】 ヒンジ軸()が車両の軸に平行であることを特徴とする請
    求項26に記載の荷物室カバー。
  41. 【請求項41】 前記コーナ片(32,33)の各々の上面(25)が前記
    中央片(31)の上面(25)の延長になっている位置に該コーナ片(32,3
    3)を予圧する予圧手段(48)が設けられていることを特徴とする請求項26
    に記載の荷物室カバー。
  42. 【請求項42】 前記予圧手段(48)は、好ましくは前記中央片(31)
    に固定された板ばね(49)を有することを特徴とする請求項41に記載の荷物
    室カバー。
  43. 【請求項43】 前記予圧手段(92)は、2個のばね端部(95)を有す
    る巻かれたU字形ばねであることを特徴とする請求項41に記載の荷物室カバー
  44. 【請求項44】 前記U字形ばね(92)がU字形に曲げられた部分(94
    )によって互いに接続された2個の螺旋状の部分(93)を有し、該U字形の部
    分(94)が前記コーナ片(32,33)に接続され、前記ばね端部(95)が
    前記中央片(31)に接続されていることを特徴とする請求項43に記載の荷物
    室カバー。
  45. 【請求項45】 前記コーナ片(32,33)がそれら各々の上面(25)
    が前記中央片(31)の延長になる位置を越えて運動するのを制限するストッパ
    手段(51)が設けられていることを特徴とする請求項26に記載の荷物室カバ
    ー。
  46. 【請求項46】 前記コーナ片(32,33)の各々のストッパ手段(51
    )に2個のフック(52,53)があって、その一方のフックはそれぞれのコー
    ナ片(32,33)に固定され、他方のフックは前記中央片(31)に下面(2
    6)から間隔をおいて固定され、該コーナ片(32,33)の各々の上面(25
    )が中央片(31)の上面(25)の延長になっている時に、これらフックが互
    いに係合するように構成されていることを特徴とする請求項45に記載の荷物室
    カバー。
  47. 【請求項47】 前記後扉(12)を開くと少なくとも成形部材(115)
    が持ち上げられるように該後扉(12)に接続された、荷物室カバーの連結手段
    が設けられていることを特徴とする請求項46に記載の荷物室カバー。
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