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JP2002541466A - プラズマによる滅菌をモニターするためのインジケータ - Google Patents

プラズマによる滅菌をモニターするためのインジケータ

Info

Publication number
JP2002541466A
JP2002541466A JP2000610531A JP2000610531A JP2002541466A JP 2002541466 A JP2002541466 A JP 2002541466A JP 2000610531 A JP2000610531 A JP 2000610531A JP 2000610531 A JP2000610531 A JP 2000610531A JP 2002541466 A JP2002541466 A JP 2002541466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
blue
plasma
indicator
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000610531A
Other languages
English (en)
Inventor
パテル,ゴードハンハイ
Original Assignee
パテル,ゴードハンハイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パテル,ゴードハンハイ filed Critical パテル,ゴードハンハイ
Publication of JP2002541466A publication Critical patent/JP2002541466A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N31/00Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods
    • G01N31/22Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods using chemical indicators
    • G01N31/226Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods using chemical indicators for investigating the degree of sterilisation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/26Accessories or devices or components used for biocidal treatment
    • A61L2/28Devices for testing the effectiveness or completeness of sterilisation, e.g. indicators which change colour

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  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 少なくとも一の色の変化をすることができるインジケータ、インジケータの活性化剤を含んでなる、少なくとも一のポリマー層からなる、プラズマによる滅菌をモニターするための装置が提供される。該活性化剤がプラズマと接触されると、プラズマと反応が起こり、インジケータの色の変化を引き起こす製品が製造される。さらに、この装置の作製方法およびこれの使用方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、酸化性蒸気またはプラズマをモニターすることを目的とする、特に
、プラズマによる医療用具の滅菌及び過酸化水素の検出を目的とする、化学的イ
ンジケータに関するものである。
【0002】 2.従来技術の簡単な説明 広範な医療用具及び生物学的な廃棄物が、蒸気、酸化エチレン(ETO)、高
エネルギー照射及びプラズマなどの、材料や技術で滅菌される。これらの用具ま
たは廃棄物が実際に確かに滅菌されることが必須である。数多くのインジケータ
、線量計及びモニターが文献で報告されてきた。これらとしては、生物学的及び
化学的インジケータがある。色が変化する化学的インジケータは安価であるため
、広範に使用される。
【0003】 プラズマによる滅菌を確かに行なうために、インジケータは、時間、温度、湿
度、及びプラズマガスの濃度などの、パラメーターの積分値を決定しなければな
らない。枯草菌(Bacillus subtilis)胞子、バチルス プミルス(Bacillus pumil
us)胞子及びクロストリジウム スポロゲネス(Clostridium sporogenes)胞子等
の、クラスターから作製される生物学的インジケータは、例えば、米国特許第5
,801,010号、第5,788,925号及び第5,866,356号にお
いて、滅菌をモニターするために使用されている。しかしながら、化学的インジ
ケータが、簡便で安価であるため、好ましい。
【0004】 WO 9846994 A1及びWO 9846279 A1には、過酸化水
素プラズマと接触すると色が変化する染料及び有機アミンからなる組成物が記載
される。WO 9852621 A1には、過酸化水素のプラズマと接触すると
色が変化する酸性フクシン等の染料が記載される。
【0005】 発明の要約 a)少なくとも一の色の変化をすることができるインジケータ、 b)プラズマまたは酸化剤と接触すると、反応産物が該インジケータに色の変化
を引き起こす反応を導く、該インジケータの活性化剤 を含んでなる、少なくとも一のポリマー層 からなる、プラズマおよび酸化剤の存在をモニターするためのポリマー装置が提
供される。
【0006】 この装置に使用されるのが適当なインジケータとしては、顔料、染料、当該染
料の前駆体、及びこれらの混合物が挙げられる。適当なインジケータとしては、
フェノールレッド、m−クレゾールパープル、パラローズアニリンまたはこれら
の混合物等のpH感受性鋭感染料が挙げられる。インジケータの望ましい特性は
、ハロゲン化、特に臭素化または酸化を受けることができることである。このよ
うな臭素化または酸化剤の源はプラズマ及び活性化剤との反応である。望ましく
は、インジケータは黄色から青色、赤色から黄色または赤色から青色への色の変
化をする。
【0007】 本装置に使用されるポリマーは、適切には、水に可溶性であるまたは水性媒体
溶剤に分散性である。広範なポリマー群が使用される。これは、ホモポリマー、
コポリマーまたはこれらの混合物であってもよく、適切には、スチレン、アクリ
レート、アクリル酸、アクリルアミド、酢酸ビニル、ビニルアルコール、塩化ビ
ニルのポリマー、スチレン、ポリウレタン、ニトロセルロース、カルボキシメチ
ルセルロースまたはこれらの混合物である。望ましくは、ポリマーは、アクリル
系ポリマー、ニトロセルロースまたはカルボキシメチルセルロースである。
【0008】 適切には、活性化剤及びプラズマの反応産物は、ハロゲン−酸(halo-acid)で
ある。適当な活性化剤は、ハロゲン化物等、好ましくは臭化物の塩である。望ま
しいハロゲン化物としては、アルカリ金属のまたはテトラブチルアンモニウムブ
ロミド若しくはテトラエチルアンモニウムブロミド等の第4級アミンの臭化物ま
たはこれらの混合物が挙げられる。活性化剤はまた、アミン及び有機または無機
酸の塩であってもよい。また、チオシアン酸ナトリウム等の金属チオシアネート
であってもよい。
【0009】 本装置は、さらに、架橋剤または可塑剤などの、プラズマガスの拡散を制御す
る添加剤を含んでもよい。これらとしては、亜鉛化合物またはポリアジリジンが
挙げられる。
【0010】 本装置は、2層を有していても、すなわち、さらにポリマートップ層を有して
いてもよい。これは、楔状のポリマートップ層であってもよい。
【0011】 本発明の装置の作製方法は、これらの成分をこれらの溶剤に溶解し、このよう
にして形成された溶液を基材に塗布して、溶剤を蒸発させることからなる。
【0012】 基材は、滅菌されるアイテムのコンテナーであってもよい。これはまた、プラ
スチックフィルム、紙または金属であってもよく、以下に制限されるものではな
いが、ポリエステルフィルムまたは不織ポリオレフィンが挙げられる。
【0013】 本発明の望ましい実施態様においては、溶液は、インク調合物、適切には、水
性インク調合物、最も適切には、アクリル系ポリマーを含むものである。
【0014】 材料の滅菌をモニターするための本発明の装置の使用方法は、材料または材料
を含むコンテナーに装置をはりつけ(affix)、当該材料またはこのコンテナーを
含む容器中にプラズマを導入する段階を含む滅菌工程を行ない、さらに当該装置
の色の変化の存在を観察する段階からなる。
【0015】 本方法に使用されるプラズマとしては、過酸化水素、過塩素酸及び酸素由来の
ものがあり、最も適切には、過酸化水素由来である。
【0016】 図面の簡単な説明 図1は、ポリマー結合剤、プラズマ活性化剤及びプラズマインジケータから構
成されるインジケータ層が基材に塗布される本発明のプラズマ滅菌インジケータ
の一実施態様の概略断面図である。
【0017】 図2は、接着層及び剥離層を有する本発明のプラズマ滅菌インジケータの概略
断面図である。
【0018】 図3は、2層のプラズマ滅菌インジケータ層の断面図である。
【0019】 図4は、プラズマインジケータ上に楔状のバリアをコーティングすることによ
って作製される可動性境界プラズマ滅菌インジケータ(moving boundary plasma
sterilization indicator)の概略断面図である。
【0020】 これらの装置はまた、適切には、過酸化水素、オゾンなどの、ガス状形態を有
する、酸化剤を検出及びモニターするために使用できる。
【0021】 好ましい実施態様の説明 本装置は、図を参照しながらよく説明できる。図1に示されるように、最も簡
単な形態の装置は、基材10上に塗布される、インジケータ層20から構成され
る。基材10はまた、滅菌される製品のポーチなどの、コンテナーであってもよ
い。インジケータ層20は、活性化剤40がプラズマに暴露されることによって
生じる反応性種と反応すると色が変化することができる少なくとも一のインジケ
ータ30を含むポリマー50から構成される。層20は、プラズマの浸透を増加
するまたは減少するプラズマガスの拡散を制御する架橋剤または可塑剤などの、
色の変化の速度を制御する他の添加剤80をさらに含んでもよい。
【0022】 図2に示されるように、本装置の基材10は、さらに接着層60を有するもの
であってもよい。接着層により、装置が滅菌される製品のコンテナーにはりつけ
られる。接着層60の下部には、パッケージングしやすくするために及び使用す
る直前に除去するために剥離層70がさらにはりつけられてもよい。
【0023】 図3に示されるように、簡単な形態の多層状の装置(multi-layer device)が、
2種のインジケータ層20及び200を有していてもよい。ゆえに、本多層状の
装置は一以上の色を変化することができる。本装置は、第一のインジケータ層2
0に他のインジケータ層200を塗布することによって作製されてもよい。イン
ジケータ層200のインジケータ300は、インジケータ層20のインジケータ
30と異なるものであってもよい。第一のインジケータ層20及び第二のインジ
ケータ層200のポリマー50及び500、添加剤80及び800ならびに活性
化剤40及び400は、同一であってもあるいは異なるものであってもよい。プ
ラズマに暴露されると、トップインジケータ層200が、まず(例えば、赤色か
ら無色に)色が変化した後、下部のインジケータ層20が、(例えば、無色から
青色に)色が変化する。このようにして、装置は、2回色が変化する。多層状の
装置には多くの変更がある。例えば、装置は、2以上のインジケータ層を有して
いてもよく、また、これらの間にまたはこれらの上に一以上のバリア層を有して
いてもよい。
【0024】 可動性境界インジケータ装置(moving boundary indicator device)の簡単な形
態が図4に示される。この可動性境界装置は、インジケータ層20上に楔状のバ
リア層2000を塗布することによって作製できる。このバリア層は、プラズマ
及びその成分に耐性があるであろうが、これらを透過するであろう。この可動性
境界装置には多くの変更がある。例えば、楔状のバリアコートがインジケータを
含んでいてもよく、また、インジケータ及びバリア層双方が反対方向ではあるが
楔状であってもよい。
【0025】 プラズマインジケータ装置の他の変更もまた可能であり、例えば、グラジエン
ト装置(gradient device)が、色の変化が増加するまたは減少するのに必要な時
間を有する一連の調合物(formulation)を被覆することによって作製できる。こ
のようなグラジエントは、次に相互にライン状またはバー状にこのような調合物
を被覆することによって得られる。
【0026】 本装置はまた、印刷番号、画像、バーコードまたはメッセージ、例えば、「こ
の印刷物が緑色である場合には、中の製品は滅菌されている」を含んでもよい。
【0027】 活性化剤は、−I、−Br、−Cl、−NH−、−NH2、−OH、=O、−
NO、−NO2、−NO3、−SO3、−SO3H、−COOH、−PO4、SCN
等を有する化合物由来のものなどの、他の反応性種を産生する。臭化物が特に好
ましく、即ち、テトラエチルアンモニウムブロミド(TEAB)から、Brを染
料にオクソクロム(oxochrome)として添加する。同様にして、他の活性化剤は他
のオクソクロム(oxochrome)を染料に添加する。
【0028】 一連の実験結果から、フェノールレッド及び臭化物塩の反応によって形成され
る産物はブロモフェノールブルーであることが最も有望であることが示される。
我々はまた、例えば、媒質、即ち、結合剤の性質、例えば、pHが反応産物の色
の決定に重要な役割を果たしており、特に産生される染料はpH感受性染料であ
ることが分かった。例えば、過酸化水素に暴露すると、フェノールレッドはポリ
ビニルアルコール中で黄色からオレンジレッドに変化するが、EC001270
(Environmental Inks and Coating Co., Lithicum, MDによって供給されるアク
リル系印刷インク増量剤)中では黄色から青色に変化する。EC001270コ
ーティングのpHは約4〜5であるが、ポリビニルアルコールのpHは約7であ
る。ブロモフェノールブルーはポリビニルアルコール中では赤色を示すが、EC
001270中では青色を示す。
【0029】 過酸化水素蒸気及びそのプラズマに暴露される際に、クロロフェノールレッド
に関するEC001270及びTEABにおける色の変化は、黄色から紫色であ
り、m−クレゾールパープル(m-cresol purple)は黄色から青色であり、クレゾ
ールレッド(cresol red)は黄色から紫色であり、フェノールレッドは黄色から青
色であり、チモールブルーは黄色から青色である。発色するこれらの及び他の染
料の評価から、臭素化染料が過酸化水素及びそのプラズマに暴露されるとこれら
の染料によっては形成されることが示される。
【0030】 下記表1に示されるように、発色するEC001270、TEAB及び染料が
基材染料(処理前の染料)及び相当する臭素化染料(過酸化水素及びそのプラズ
マに暴露された後)のpH範囲及び色によって支持されるという結論に至った。
【0031】
【表1】
【0032】 インジケータ:プラズマ活性化剤の存在下で色が変化するいずれの材料でもプ
ラズマインジケータとして使用できる。プラズマインジケータはまた、本明細書
中ではインジケータとも称する。最も好ましいプラズマインジケータ群は、染料
、顔料及びこれらの前駆体である。例えば、数多くの染料及び染料前駆体を表2
に列挙する。
【0033】 表2 使用できる染料のリスト これらは、ポリアクリレート(EC001270)中及び溶液型ニトロセルロ
ースの存在下で活性化剤としてのテトラブチルアンモニウムブロミドを用いて試
験された。
【0034】 アシッドアリザリンバイオレットN(acid alizarin violet N)、アシッドブラ
ック24(acid black 24)、アシッドブラック48(acid black 48)、アシッドブ
ルー113(acid blue 113)、アシッドブルー120(acid blue 120)、アシッド
ブルー129(acid blue 129)、アシッドブルー161(acid blue 161)、アシッ
ドブルー25(acid blue 25)、アシッドブルー29(acid blue 29)、アシッドブ
ルー40(acid blue 40)、アシッドブルー41(acid blue 41)、アシッドブルー
45(acid blue 45)、アシッドブルー80(acid blue 80)、アシッドブルー93
(acid blue 93)、酸性フクシン(acid fuschin)、アシッドグリーン25(acid gr
een 25)、アシッドグリーン27(acid green 27)、アシッドグリーン41(acid
green 41)、アシッドオレンジ74(acid orange 74)、アシッドレッド1(acid r
ed 1)、アシッドレッド114(acid red 114)、アシッドレッド151(acid red
151)、アシッドレッド88(acid red 88)、アシッドバイオレット17(acid vi
olet 17)、アシッドバイオレット7(acid violet 7)、アシッドイエロー99(ac
id yellow 99)、アクリジンオレンジ(acridine orange)、アクリジンオレンジベ
ース(acridine orange base)、アクリジンオレンジG(acridine orange G)、ア
クリジンイエローG(acridine yellow G)、アクリフラビン塩酸塩(acriflavine
hydrochloride)、アルシアンブルー8GX(alcian blue 8GX)、アルシアンイエ
ロー(alcian yellow)、アリザリン(alizarin)、アリザリンブルーブラックSN(
alizarin blue black SN)、アリザリンコンプレックスワン(alizarin complexon
e)、アリザリンコンプレックスワンジヒドレート(alizarin complexone dihydra
te)、アリザリンレッド(alizarin red)、アリザリンバイオレット3R(alizarin
violet 3R)、アリザリンイエローGG(alizarin yellow GG)、アリザリンイエ
ローR(alizarin yellow R)、アルカリブルー6B(alkali blue 6B)、アルカリ
ファストグリーン10GA(alkali fast green 10GA)、アルファズリンA(alpha
zurine A)、アルミノン(aluminon)、アミノアクリジン塩酸塩(aminoacridine hy
drochloride)、アミノアントラキノン(aminoanthraquinone)、アミノフタルヒド
ラジド(aminophthalhydrazide)、アニリンブルー(aniline blue)、アストラブル
ー6GLL(astra blue 6GLL)、オーラミンO(auramine O)、アゾカルミン(azoc
armine)、アゾカルミンB(azocarmine B)、アズールA(azure A)、アズールB(a
zure B)、アズールBチオシアネート(azure B thiocyanate)、アズールC(azure
C)、ベーシックブルー3(basic blue 3)、ベーシックブルー41(basic blue 4
1)、ベーシックブルー66(basic blue 66)、ベーシックフクシン(basic fuchsi
n)、ベーシックレッド29(basic red 29)、ベーシックイエロー11(basic yel
low 11)、ベンゾプルプリン4B(benzo purpurin 4B)、ビーブリッヒスカーレッ
トNA塩(biebrich scarlet NA salt)、ビスマルクブラウンB(bismarck brown
B)、ビスマルクブラウンY(bismarck brown Y)、ブルーテトラゾリウム(blue te
trazolium)、ボルドーR(bordeaux R)、ブリリアントブルーB(brilliant blue
B)、ブリリアントブルーG(brilliant blue G)、ブリリアントクレシルブルーA
LD(brilliant cresyl blue ALD)、ブリリアントクロセインMOO(brilliant
crocein MOO)、ブリリアントグリーン(brilliant green)、ブリリアントスルフ
ァフラビン(brilliant sulphaflavine)、ブリリアントイエロー(brilliant yell
ow)、ブロモクロロフェノールブルー(bromochlorophenol blue)、ブロモクレゾ
ールグリーン(bromocresol green)、ブロモクレゾールパープル(bromocresol pu
rple)、ブロモフェノールブルー(bromophenol blue)、ブロモピロガロールレッ
ド(bromopyrogallol red)、ブロモチモールブルー(bromothymol blue)、ブロモ
キシレノールブルー(bromoxylenol blue)、カルマガイト(calmagite)、石炭酸フ
クシン(carbol fuchsin)、カルミン酸carminic acid)、カロチン(carotene)、セ
レスチンブルー(celestine blue)、シカゴブルースカイ(Chicago sky blue)、ク
ロロフェノールレッド(chlorophenol red)、クロムアズロールS(chrome azurol
S)、クロモトロープ2B(chromotrope 2B)、クロモトロープ2R(chromotrope
2R)、クロモキサンシアニンB(chromoxane cyanine B)、クリソイジン(chrysoid
in)、クリソフェニン(chrysophenine)、シバクロンブリリアントレッド3BA(c
ibacron brilliant red 3BA)、コンゴレッド(Congo red)、銅(II)フタロシ
アニン(copper(II) phthalocyanine)、クレゾールパープル(cresol purple)、ク
レゾールレッド(cresol red)、クレゾール(cresol)、クレゾールフタレイン(cre
solphthalein)、クレゾールフタレインコンプレックスワン(cresolphthalein co
mplexone)、クリスタルバイオレット(crystal violet)、クルクミン(curcumin)
、ダローレッド(darrow red)、ジアミノアクリジンヘミサルフェート(diaminoa
cridine hemisulfate)、ジアゾレッドRC(diazo red RC)、ジブロモフルオレセ
イン(dibromofluorescein)、ジクロロフルオレセイン(dichlorofluorescein)、
ジクロロインドフェノール(dichloroindophenol)、ジシンナマラクトン(dicinna
malactone)、ジエチルアミノメチルクマリン(diethylaminomethyl coumarin)、
ジエチルオキサカルボシアニンヨウ化物(diethyloxacarbocyanine iodide)、ジ
エチルチアトリカルボシアニンヨウ化物(diethylthiatricarbocyanine iodide)
、ジヒドロキシベンゼンスルホン酸(dihydroxy benzenesulfonic acid)、ジリチ
ウムフタロシアニン(dilithium phthalocyanine)、ジメチルメチレンブルー(dim
ethyl methylene blue)、ジメチルグリオキシム(dimethylglyoxime)、ジメチル
インドアニリン(dimethylindoaniline)、ジニトロジフェニルアミン(dinitro di
phenylamine)、ジジフェニルチオカルバゾン(diphenylthiocarbazone)、ダイレ
クトブルー71(direct blue 71)、ダイレクトグリーン6(direct green 6)、ダ
イレクトレッド23(direct red 23)、ダイレクトレッド75(direct red 75)、
ダイレクトレッド81(direct red 81)、ダイレクトバイオレット51(direct v
iolet 51)、ダイレクトイエロー62(direct yellow 62)、フタロシアニン2ナ
トリウム(disodium phthalocyanine)、分散ブルー14(disperse blue 14)、分
散ブルー14(disperse blue 14)、分散ブルー3(disperse blue 3)、分散オレ
ンジ(disperse orange)、分散オレンジ11(disperse orange 11)、分散オレン
ジ25(disperse orange 25)、分散イエロー7(disperse yellow 7)、エモジン(
emodin)、エオシンB(eosin B)、エオシンY(eosin Y)、エリオクロムブラック
T(eriochrome black T)、エリオクロムブルーブラックB(eriochrome blue bla
ck B)、エリオグロイシン(erioglaucine)、エリトロシンB(erythrosin B)、エ
チルエオシン(ethyl eosin)、エチルオレンジ(ethyl orange)、エチルレッド(et
hyl red)、エチルバイオレット(ethyl violet)、エバンスブルー(Evans blue)、
ファストブラック(fast black)、ファストブルーB塩(fast blue B salt)、ファ
ストブルーBB(fast blue BB)、ファストブルーRR(fast blue RR)、ファスト
ブルーRR塩(fast blue RR salt)、ファストコリントV塩(fast corinth V sa
lt)、ファストガーネットGBCベース(fast garnet GBC base)、ファストグリ
ーンFCF(fast green FCF)、ファストレッドアルミニウム塩(fast red alumin
um salt)、ファストレッドバイオレットLB塩(fast red violet LB salt)、フ
ァストバイオレットB塩(fast violet B salt)、ファットブラウンRRファット
グリーンGDC塩(fat brown RR fat green GDC salt)、フラヴァジンI(flavaz
in I)、フルオレセイン(fluorescein)、フルオレキソン(fluorexon)、ガロシア
ニン(gallocyanine)、ギニアグリーンB(guinea green B)、ヘマトキシリン(hem
atoxylin)、ヒドロキシナフトールブルー(hydroxy naphthol blue)、1,4−ヒ
ドロキシ−ナフトキノン(1,4-hydroxy-naphthoquinone)、インジゴ(indigo)、イ
ンジゴカルミン(indigo carmine)、インドリンブルー(indoline blue)、鉄(I
I)フタロシアニン(iron(II) phthalocyanine)、ヤーヌスグリーンB(janus gr
een B)、ラクモイド(lacmoid)、リーシュマン染色(leishman stain)、ロイコク
リスタルバイオレット(leuco crystal violet)、白色マラカイト緑(leucomalach
ite green)、ロイコキニザリン(leucoquinizarin)、ライトグリーンSFイエロ
ーイッシュ(light green SF yellowish)、リサミングリーンB(lissamine green
B)、リトマス(litmus)、ルクソールファストブルー(luxol fast blue)、マラカ
イトグリーンベース(malachite green base)、マラカイトグリーン塩酸塩(malac
hite green hydrochloride)、マラカイトグリーンシュウ酸塩(malachite green
oxalate)、メタニルイエロー(metanill yellow)、メチルエオシン(methyl eosin
)、メチルグリーン(methyl green)、メチルオレンジ(methyl orange)、メチルレ
ッド(methyl red)、メチルバイオレット2B(methyl violet 2B)、メチルバイオ
レットBベース(methyl violet B base)、メチルイエロー(methyl yellow)、メ
チレンブルー(methylene blue)、メチレングリーン(methylene green)、メチレ
ンバイオレット3RAX(methylene violet 3RAX)、メチルエスクレチン(methyl
esculetin)、メチルチモールブルー(methylthymol blue)、モルダントブルー9(
mordant blue 9)、モルダントブラウン24(mordant brown 24)、モルダントブ
ラウン4(mordant brown 4)、モルダントオレンジ(mordant orange)、モルダン
トオレンジ1(mordant orange 1)、モルダントオレンジ6(mordant orange 6)、
モルダントレッド19(mordant red 19)、モルダントイエロー10(mordant yel
low 10)、モリンヒドレート(morin hydrate)、ムレキシド(murexide)、ナフト
クロムグリーン(naphthochrome green)、ナフトールAS(naphthol AS)、ナフト
ールブルーブラック(naphthol blue black)、ナフトールグリーンB(naphthol g
reen B)、ナフトールイエロー(naphthol yellow)、ナフトールベンゼイン(napht
holbenzein)、ナフトールベンゼン(naphtholbenzene)、ナフトールフタレイン(n
aphtholphthalein)、ニュートラルレッド(neutral red)、ニューコクシン(new c
occine)、ニューフクシン(new fuchsin)、ニューメチレンブルーN(new methyle
ne blue N)、ニグロシン(nigrosin)、ナイルブルーA(nile blue A)、ナイルブ
ルークロライド(Nile blue chloride)、ニトラジンイエロー(nitrazine yellow)
、ニトロレッド(nitro red)、ニトロ−フェナントロリン(nitro-phenanthroline
)、ニトロフェノール−2(nitrophenol-2)、ニトロフェノール−3(nitrophenol
-3)、ニトロフェノール−4(nitrophenol-4)、ニトロフェニルアゾ−レゾルシノ
ール(nitrophenylazo-resorcinol)、ヌクレアファーストレッド(nuclear fast r
ed)、オイルブルーN(oil blue N)、オイルレッドEGN(oil red EGN)、オイル
レッドO(oil red O)、オレンジG(orange G)、オレンジII(orange II)、パラ
チンクロムブラック6BN(palatine chrome black 6BN)、パラチンファストイ
エローBLN(palatine fast yellow BLN)、酢酸パラローズアニリン(pararosan
iline acetate)、パラローズアニリンベース(pararosaniline base)、パラロー
ズアニリンクロライド(pararosaniline chloride)、パテントブルーVF(patent
blue VF)、ペンタメトキシトリフェニルメタノール(pentamethoxytriphenylmet
hanol)、フェナントロリン(phenanthroline)、フェナジン(phenazine)、フェノ
ールレッド(phenol red)、フェノールフタレイン(phenolphthalein)、フェノー
ルフタレイン2リン酸塩(phenolphthalein diphosphate)、フェノチアジン(phen
othiazine)、フェニルアゾアニリン(phenylazoaniline)、フェニルアゾジフェニ
ルアミン(phenylazodiphenylamine)、フェニルアゾ蟻酸(phenylazoformic acid)
、フェニルアゾフェノール(phenylazophenol)、フロキシンB(phloxine B)、フ
タロシアニン(phthalocynine)、ピナシアノールクロライド(pinacyanol chlorid
e)、プラスモコリント(plasmocorinth)、ポンソーS(ponceau S)、プリムリン(p
rimuline)、プロシオンレッドMX−5B(procion red MX-5B)、プロシオンイエ
ローH−E3G(procion yellow H-E3G)、プルシアンブルー(prussian blue)、
プルプリン(purpurin)、ピリドラゾナフトール(pyridlazo naphthol)、ピリジル
アゾレゾルシノールナトリウム塩(pyridylazoresorcinol sodium salt)、ピロカ
テコールバイオレット(pyrocatechol violet)、ピロガロールレッド(pyrogallol
red)、ピロニンB(pyronin B)、キナルジンレッド(quinaldine red)、キニザリ
ン(quinizarin)、キノリンイエロー(quinoline yellow)、反応性ブラック5(rea
ctive black 5)、反応性ブルー15(reactive blue 15)、反応性ブルー2(react
ive blue 2)、反応性ブルー4(reactive blue 4)、反応性オレンジ16(reactiv
e orange 16)、レサズリン(resazurin)、レゾルシンクリスタルバイオレット(re
sorcin crystal violet)、ローダミンB(rhodamine B)、ローダミンBベース(rh
odamine B base)、ローダミンGG(rhodamine GG)、ローダミンS(rhodamine S)
、ローダニン(rhodanine)、ロザリックアシッド(rosalic acid)、ローズベンガ
ル(rose bengal)、ローズベンガルイアクトン(rose bengal iactone)、サフラニ
ンO(safranine O)、ソルベントブルー35(solvent blue 35)、ソルベントブル
ー59(solvent blue 59)、ソルベントグリーン3(solvent green 3)、スチリル
7(styryl 7)、スダンブラックB(sudan black B)、スダンオレンジG(sudan or
ange G)、スダンレッド7B(sudan red 7B)、スルホブロモフタレインナトリウ
ム塩(sulfobromophthalein sodium salt)、スルホローダミンB(sulforhodamine
B)、タルトラジン(tartrazine)、テトラブロモフェノールブルー(tetrabromoph
enol blue)、テトラブロモフェノールフタレイン(tetrabromo phenolphthalein)
、テトラブロモフェノールフタレイン(tetrabromo phenolphthalein)、テトラヨ
ードフェノールフタレイン(tetraiodo phenolphthalein)、テトラフェニル−ブ
タジエン(tetraphenyl-butadiene)、テトラゾリウムバイオレット(tetrazolium
violet)、チアゾールイエローG(thiazol yellow G)、チオフラビンS(thioflav
in S)、チオフラビンT(thioflavin T)、チオニン(thionin)、チモールブルー(t
hymol blue)、チモールフタレイン(thymolphthalein)、チモールフタレイン1リ
ン酸塩(thymolphthalein monophosphate)、チモールフタレイン1リン酸塩(thym
olphthalein monophosphate)、トルイジンブルーO(toluidine blue O)、トリフ
ェニルメチルブロミド(triphenylmethyl bromide)、トロパエリンO(tropaelin
O)、トリパンブルー(trypan blue)、ウコン(turmeric)、バニリンアジン(vanill
in azine)、バリアミンブルーRT塩(variamine blue RT salt)、バリアミンブ
ルーRT塩(variamine blue RT salt)、ビクトリアブルーB(victoria blue B)
、ビクトリアブルーB(victoria blue B)、ビクトリアピュアブルーBO(victor
ia pure blue BO)、ライト染色(wright stain)、キシリジンポンソー2R(xilid
ine ponceau 2R,)、キシレノールブルー(xylenol blue)、及びキシレノールオレ
ンジ(xylenol orange)。
【0035】 例えば、アスコルビン酸、亜硫酸ナトリウム及びホルムアルデヒドで還元され
た、マラカイトグリーン等の、染料も使用された。これらの染料によっては蛍光
染料であり、その蛍光を失ったまたは蛍光の変化があった。
【0036】 並発反応:我々はまた、例えば、フェノールレッド等の染料によっては(ブロ
モフェノールブルーの形成により)発色を示した後、長期間、過酸化水素または
プラズマ処理にさらすと脱色するものがあることを観察した。
【0037】 活性化剤:インジケータ化合物と反応すると、分子を分解する、切断するまた
は分子に付加するまたは反応して着色化合物を形成するプラズマまたは過酸化水
素で反応性種を産生する化学物質がインジケータ活性化剤として使用できる。同
様にして、プラズマまたは過酸化水素と反応すると、環境、例えば、媒質のpH
を変化する化学物質を産生する化学物質もまたインジケータ活性化剤として使用
できる。酸または塩基の産生によって、pH感受性染料の変化が起こる。様々な
有機及び無機化合物群が過酸化水素及びそのプラズマをモニターするための活性
化剤として使用される。これらとしては、アルコール、アミド、アミン、亜硫酸
水素塩、重硫酸塩、炭酸塩、カルバメート、キレート、金属複合体、シアン酸塩
、エステル、ハロゲン化物、ハロカーボン、ケトン、亜硝酸塩、硝酸塩、ニトリ
ル、ニトロ、ニトロソ、オキシム、フェノール、リン酸塩、硫酸塩、硫化物、亜
硫酸塩、チオシアン酸塩、ウレア、ウレタン、塩、酸化剤及び還元剤が挙げられ
る。有機及び無機塩、特にハロゲン化物が非常に有効な活性化剤である。選択さ
れた染料(例えば、クロムアズロールS(chrome azurole S)、メチルグリーン(m
ethyl green)、及び酸性フクシン(acid fuschin)、ダイレクトブルー71(direc
t blue 71)及びナイルブルー(nile blue))でプラズマ活性化剤として調査され
た化合物の特定の例を表3に列挙する。
【0038】 表3 活性化剤の特定の例のリスト アビエチン酸、アセトキシム、アルミニウムアセチルアセトネート(aluminum
acetylacetonate)、硫酸アンモニウムアルミニウム、塩化アルミニウム、硫酸ア
ンモニウム、アミノデオキシd−ソルビトール(amino deoxy d-sorbitol)、酢酸
アンモニウム、亜硫酸水素アンモニウム(ammonium bisulfite)、臭化アンモニウ
ム、カルバミン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、スルファミン酸アンモニウ
ム、亜硫酸アンモニウム、チオシアン酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム、
アスコルビン酸、アゾジカーボンアミド、アゾジカーボンアミド、ベンジル酸、
安息香酸、ベンゾフェノン、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸ジアルデヒド(benzophenonetetracarboxylic diahydride)、ベ
ンゾキノンジオキシム(benzoquinone dioxime)、ベンゾキノンジオキシム(benzo
quinone dioxime)、ベンジルオキシフェノール、ブチルフェノール、カフェイン
、フェロシアン化カルシウム(calcium ferrocyanide)、カテコール、カテコール
、クロラニル酸、チオシアン酸銅(copper thiocyanate)、クペロン、クペロン、
シクロペナタノンオキシム(cyclopenatanone oxime)、デヒドロ酢酸、ジブチル
−t−4−メチルフェノール(di-butyl-t-4-methylphenol)、ジヒドロキシアセ
トフェノン(dihydroxy acetophenone)、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン
(dihydroxy dimethoxy benzophenone)、ジヒドロキシナフタレインジスルホン酸
dihydroxy naphthalein disulfonic acid)、ジヒドロキシアセトフェノン(dihyd
roxyacetophenone)、ジヒドロキシ−ジメトキシベンゾフェノン(dihydroxy-dime
thoxybenzophenone)、フマル酸ジメチル(dimethyl fumarate)、酒石酸ジメチル(
dimethyl tartrate)、ジフェニルブチロラクトン(diphenyl butyro lactone)、
ジフェニルグリオキシム(diphenylglyoxime)、ジフェニルチオカルバゾン(diphe
nylthiocarbazone)、ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール(di-t-butyl-4-met
hylphenol)、ジチゾンまたはジフェニルチオカルバゾン、炭酸エチル、エチレン
ジアミン4酢酸及びその塩、フェロイン(ferroin)、フマル酸、没食子酸、グル
コン酸Fe(II)塩(gluconic acid fe(ii) salt)、グルコースペンタアセテ
ート(glucose penta acetate)、グルコースペンタアセテート(glucose penta ac
etate)、グルコースペンタアセテート(glucose pentaacetate)、グルタル酸、グ
リセロホスフェート、グリコノラクトン(glyconolactone)、ヘキサヒドロノルボ
レンジカルボン酸(hexahloro norborene dicarboxylic acid)、ヒドロキノン、
ヒドロキシアセトフェノン(hydroxy acetophenone)、ヒドロキシアセトフェノン
(hydroxy acetophenone)、ヒドロキシケイ皮酸(hydroxy cinnamic acid)、ヒド
ロキシメトキシベンゾフェノン(hydroxy methoxybenzophenone)、ヒドロキシオ
クチルオキシベンゾフェノン(hydroxy octyloxy benzophenone)、ヒドロキシベ
ンゾフェノン(hydroxybenzophenone)、ヒドロキシベンゾフェノン(hydroxybenzo
phenone)、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン(hydroxymethoxybenzophenone)、
ヒドロキシキノリン、ヒドロキシキノリン、イノシトール、アセチルアセトン鉄
、フェロシアン化カリウム等の鉄複合体、硫酸鉄、イソアスコルビン酸、レブリ
ン酸、マレイン酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メルカプトベンゾチア
ゾール(mercaptobenzothiazole)、メチルジニトロソサリシレート(methyldinitr
osalicilate)、メチルジニトロソサリシレート(methyldinitrosalicylate)、メ
チルエスクレチン(methylesculetin)、メチルトリヒドロキシベンゾエート(meth
yltrihydroxybenzoate)、ナフトール、ナフトール−2スルホン酸(naphthol-dis
ulfonic acid)、ナフトキノン4硫酸ナトリウム塩(naphthoquinone tetrasulfat
e sodium salt)、ニトロン、ニトロン、ニトロソ−1,2−ナフトール(nitroso
-1,2-naphthol)、ニトロソフェノール(nitrosophenol)、シュウ酸、フェナント
ロリン、フェナントロリン、フタリド、プロピルガリエート(propylgalliate)、
プロピルガリエート(propylgalliate)、ピジンアルドキシム(pydine aldoxime)
、ピルビン酸、レゾルシノール、ルチンヒドレート(rutin hydrate)、サリチル
アドキシム(salicyladoxime)、サリチルアドキシム(salicyladoxime)、サリチル
アナミド(salicylanamid)、サリチルアニリド(salicylanilide)、サリチル酸、
ナトリウムアセチルアセトネート(sodium acetylacetonate)、亜硫酸水素ナトリ
ウム、シアン酸ナトリウム、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジエチル
ジチオカルバミン酸ナトリウム、亜ジチオン酸ナトリウム、水硫化ソーダ、亜硝
酸ナトリウム、過硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫
酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸ナト
リウム、チオ硫酸ナトリウム、スルホサリチル酸5(sulfosalicyclic acid 5)、
タンニン酸、テトラブチルホスホニウムブロミド(tetrabutylphosphonium bromi
de)、テトラヒドロキシベンゾフェノン(tetrahydroxybenzophenone)、テラヒド
ロキシベンゾフェノン(tetrahydroxybenzophenone)、テトラメチルヘキサンジア
ミン(tetramethylhexane diamine)、テトロニックアシッド(tetronic acid)、テ
トロニックアシッド(tetronic acid)、チオジグリコール酸、チオジプロピオン
酸、チオグリコール酸、チオ尿素、チオ尿素、トリベンジルアミン(tribenzylam
ine)、トリクロロアセトアミド(trichloroacetamide)、トリクロロベンジルアセ
テート(trichlorobenzylacetate)、トリヒドロキシベンゾフェノン(trihydroxyb
enzophenone)、トリヒドロキシベンゾフェノン(trihydroxybenzophenone)、ウレ
ア、ビタミンC、及びビタミンCパルミテート(vitamin-c palmitate)。
【0039】 ハロゲン化物の効果:多くの有機及び無機ハロゲン化物が非常に感受性のある
インジケータ活性化剤である。これらのハロゲン化物としては、塩化アセチルコ
リン、臭化アンモニウム、塩化コリン、ヨウ化コリン、ドデシルトリメチルアン
モニウムブロミド、グリシジルトリメチルアンモニウムクロライド(glycidil tr
imethyl ammonium chloride)、臭化カリウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウ
ム、テトラブチルアンモニウムイオダイド(tetrabutyl ammonium iodide)、テト
ラエチルアンモニウムブロミド(tetraethyl ammonium bromide)、テトラヘキシ
ルアンモニウムブロミド(tetrahexyl ammonium bromide)、テトラメチルアンモ
ニウムクロライド(tetramethyl ammonium chloride)及びテトラブチルホスホニ
ウムブロミド(tetrabutyl phosphonium bromide)が挙げられる。臭化物が他のハ
ロゲン化物に比べてより有効である。
【0040】 第1級、第2級及び第3級アミン(例えば、ヘキシルアミン、ジエタノールア
ミン、テトラメチルヘキサンジアミン)を酢酸、塩酸、臭化水素酸及びヨウ化水
素酸等の酸で中和することによって製造されるものなどの、酸塩基塩(acid base salt)もまた有効な活性化剤である。
【0041】 色の変化に必要な時間は、活性化剤/ハロゲン化物/臭素化物の適当な混合物
を使用することによって制御できる。酸化エチレンの効果を最小限にするために
、より低い濃度のハロゲン化物が染料によっては好ましい。
【0042】 活性化剤の濃度の効果:染料によっては、0.5%という低濃度の活性化剤が
プラズマによる顕著な色の変化を導くのに有効である。色の変化速度は活性化剤
の濃度の増加に伴って増加する。高濃度の活性化剤は、時として、形成される着
色を脱色する。0.5〜50(w/w)%濃度の活性化剤が有用である。好まし
い濃度範囲は、全固体の2〜10(w/w)%である。
【0043】 ポリマー:広範な有機及び無機ポリマー材料が含まれるマトリックスまたは媒
質が、活性化剤及びインジケータがこれらに溶解または分散できる限り、インジ
ケータの担体として使用できる。水溶性、水分散性及び水不溶性ポリマーを使用
してもよい。水溶性及び水分散性ポリマーを使用することが好ましい。これらは
、フレキソ及びグラビアインキ等の、インク調合物の形態で配合されてもよい。
凸版、オフセット及びスクリーン印刷用のものなどの他のインクもまた使用でき
る。ポリマーの選択は、使用される印刷/コーティング設備による。
【0044】 一般的なアクリル系ポリマー、アクリル系ポリマーのエマルジョン、必要であ
れば、デンプン、リグニン、及びリグニン誘導体等の天然のポリマーがインクに
使用される。樹脂は、アンモニア及びアミンなどの、基本的な化合物による中和
により水溶性または乳化性である。インクは、様々な発泡を防止する添加剤、顔
料の分散液、レオロジー修飾剤(rheological modifier)、およびスリップ剤を含
む。
【0045】 インクに使用されるポリマーとしては、エチレンアクリル酸、エチレンメタク
リル酸、エチレンアクリル酸n−ブチル、エチレンアクリル酸メチルのものなど
のホモポリマー、コポリマー及びブロックコポリマーが挙げられる。インクに使
用されるポリマーはまた、例えば、メチルメタクリレート、アクリル酸、スチレ
ン、アクリル酸メチルのものなどの、ホモ及びコポリマーの混合物であってもよ
く、他のエステルは、ポリビニルアザリジン金属塩及び複合体、例えば、亜鉛の
ものなどの架橋剤を包含する。
【0046】 インク調合物に適当なポリマーの市販の供給源としては、Air products(Allen
town, PA)、Rohm and Haas(Philadelphia, PA)、S.C. Johnsons and Sons(Racin
e, WI)、Witco (Houston, PA)及びESI(Valley Stream, NY)が挙げられる。数多
くのポリマーがインクの増量剤として適当であるものの、約40%のスチレン−
アクリル系ポリマー、数パーセントの水酸化アンモニウム、ワックスやアルコー
ル等の添加剤、及び残りは水から構成される、Environmental Inks and Coating
Co., Lithicam, MD製のEC001270が非常に好ましいことが分かった。
【0047】 ポリマーの性質、例えば、pH及びガスに対する透過性が、重要な役割を果た
す。過酸化水素蒸気によるフェノールレッド及びTEABシステムの色の変化が
、EC001270(アクリレート系)ではより早く、Witcobond 213(Witco Co
rporation, Houston, TX製のポリウレタン)ではより遅い。反応性ガスの透過性
はまた、架橋剤及び拡散速度を変える可塑剤等の他の添加剤の添加によって制御
できる。過酸化水素蒸気に暴露されると、EC001270におけるヨウ化カリ
ウムによるフェノールレッドの色の変化は青色であり、ポリビニルアルコールで
は赤色である。EC001270のコーティングのpHは約4〜5であり、ポリ
ビニルアルコールのものは約7である。
【0048】 水性インクまたはコーティング調合物が好ましいものの、ニトロセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン
、ポリシリコン及びポリエポキシ等の調合物に使用される溶液型のコーティング
調合物ポリマーを使用してもよい。
【0049】 ポリマーの性質の効果:インジケータとしてのフェノールブルー、活性化剤と
してのTEAB及び結合剤としての様々なポリマー材料から調製されるコーティ
ングを過酸化水素蒸気に暴露した。EC001270増量剤が最も早い結合剤で
あり、Witco 160(Witco Corporation製のポリウレタン)及びRovace 571(Rohm an
d Haas製のポリビニルアセテートラテックス)が中間であり、さらに、Airflex T
L40(Air Products製のポリビニルアセテートラテックス)が最も遅かった。これ
らは、中間色、青色に変わる前の紫色を示した。
【0050】 バリアコートが様々な厚みを有する場合には、可動性境界装置(moving bounda
ry device)が作製できる。このような装置は、EC001270、フェノールレ
ッド及びTEABのコーティング上にEC001270の楔状のコーティングバ
ーで楔状のコーティングを塗布することによって作製された。境界は、過酸化水
素に曝されてから約2時間後にオリジナルの黄色と新たな青色との間で形成され
た。この境界は、長期間暴露すると、薄い端部から厚い端部方向に向かって移動
した。
【0051】 2層装置:本装置は、1以上のインジケータ層を有し、それぞれがインジケー
タ、活性化剤及びポリマーを含む。少なくとも1以上の色の変化を得るために、
インジケータは異なるインジケータ層で異なるものでなければならず、また,異
なる色の変化をしなければならない。
【0052】 双方の層は、プラズマにより色が変化する必要はない。たとえ1層で色が変化
しても、特にトップ層が無色になれば、色の変化が認められる。
【0053】 混合物:望ましい色、色の変化及び色の変化に必要な時間が、適当なインジケ
ータ、活性化剤、添加剤及びポリマーを適当量混合することによって得られる。
【0054】 複数の色の変化:我々は、それぞれが異なる色の変化をする、1以上の染料を
混合することによって、1以上の色の変化が得られることが分かった。同様にし
て、プラズマ及びインジケータによって影響を受けない顔料または染料の混合物
、特にプラズマで無色になるまたはより明るい色になるものを使用して1以上の
色を変化を得てもよい。また、反応速度は、異なる反応性を有する1以上の活性
化剤の混合物を使用することによって変化させた。
【0055】 基材:本装置は活性化剤及びインジケータを含む自立型のポリマーフィルムで
あってもよいが、基材上に装置を調製することが望ましい。本装置は、基材上に
指示する調合物を被覆することによって作製される。基材はいずれの固体の表面
であってもよく;例えば、紙、プラスチック、セラミックまたは金属から作製さ
れるものがある。基材は、滅菌されるアイテムの、バックやポーチ等の、コンテ
ナーであってもよい。滅菌インジケータはまた、ステッカー、テープ及びストリ
ップの形態で調製されてもよい。
【0056】 平滑な表面を有する固体基材を使用してもよいが、好ましい基材は柔軟性のあ
る透明なプラスチックフィルム、天然(セルロース)または合成(例えば、不織
ポリオレフィン、例えば、TyvekR)紙である。ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリウレタン、ナイロン、
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルアセテート、セロファン及びセル
ロースのエステル等の、プラスチックフィルムが透明基材として使用できる。ア
ルミニウム等の、金属箔を使用してもよい。最も好ましい基材は、ポリエチレン
テレフタレート及びTyvekRの5〜300ミクロンの厚みのフィルムである
【0057】 UV吸収剤:プラズマインジケータ調合物が紫外線に感受性がある場合には、
UV吸収材料をその効果を最小限にするために添加してもよい。数多くのUV吸
収剤が市販されており、例えば、例えば、Ciba-Geigy Corporation製のTinuvins
等の、日焼け止めローションに使用されるものなどがある。UV吸収剤としては
、マレイン酸、サリチル酸ナトリウム、ベンゾフェノンまたはベンゾフェノンテ
トラカルボキシレート(benzophenone tetracarboxylate)等の化合物及び数多く
の芳香族ポリマー化合物(polyaromatic compound)が挙げられる。
【0058】 温度:インジケータは、実質的な温度範囲、即ち、非常に低い温度(例えば、
−30℃)から数百℃という非常に高い温度までで色が変化できる。好ましい温
度は、約60℃未満であり、最も好ましい温度は室温である。
【0059】 時間:色の変化に必要な時間はプラズマの性質に依存する。より反応性の高い
及びより拡散性のプラズマはより早く色を変える。色の変化に必要な時間は、適
当な添加剤をポリマーに添加することによってプラズマの成分の拡散を制御する
ことによって変えられる。ポリマーを架橋すると、プラズマの拡散が減少し、色
の変化に必要な時間が増加する。プラズマと反応する添加剤もまた色の変化に必
要な時間を増加させる。同様にして、酸化剤や可塑剤等の、添加剤によっては色
の変化に必要な時間を減少するものもある。色の変化に必要な時間はまた、適当
なインジケータ、活性化剤、ポリマー及びその混合物を選択することによって変
えられる。
【0060】 所定の滅菌サイクルでは、色の変化に必要な時間が、1以上の下記パラメータ
ーを変化することによって変えられる。
【0061】 w/w=重量に対する重量の比(%) 1.ポリマーインジケータ層の厚み インジケータ及びバリア層の厚みは、1ミクロンから数百ミクロンまで変えら
れる。好ましい厚みは1〜50ミクロンであり、最も好ましい範囲は2〜20ミ
クロンである。
【0062】 2.活性化剤の濃度 活性化剤の濃度は、0.1〜50(w/w)%まで変えられる。好ましい濃度
は1〜20(w/w)%であり、最も好ましい濃度は2〜10(w/w)%であ
る。
【0063】 3.インジケータの濃度 インジケータの濃度は、0.1〜20(w/w)%まで変えられる。好ましい
濃度は10〜10(w/w)%であり、最も好ましい濃度は2〜5(w/w)%
である。
【0064】 4.他の添加剤の濃度 添加剤の濃度は、0.1〜20(w/w)%まで変えられる。好ましい濃度は
0.5〜10(w/w)%であり、最も好ましい濃度は1〜5(w/w)%であ
る。
【0065】 5.ポリマーの性質 6.バリアーの性質 これは、ポリマーと同じグループであるが、ポリマーと異なってもよい。
【0066】 7.バリアの厚み バリアは2〜200ミクロンの厚み、好ましくは2〜20ミクロンである。
【0067】 8.活性化剤の性質 9.インジケータの性質 10.添加剤の性質 滅菌に関する好ましい時間範囲は5分から数時間であり、最もこのましい時間
は約15〜60分である。
【0068】 過酸化水素のプラズマに加えて、本装置を、過酸化水素自体に加えて、過酢酸
のものおよび水素、酸素及びアルゴンの混合物などの、他のプラズマと共に使用
されてもよい。
【0069】 利点:本明細書で開示されるプラズマインジケータは下記利点を付与する: * プラズマに感受性がある(即ち、他の滅菌剤の効果がないまたはほとんど
ない); * 望ましい色の変化を提供する(白/無色、黄色、オレンジ色、ピンク色、
または赤色等の、出発の明るい色から、青色、緑色、黒色、紫色(purple)または
スミレ色(violet)等の、最終的なくらい色まで); * 一部の回路をモニターするために中間色を提供する; * 色の変化に必要な時間、温度などが簡単な手段で変えられる; * 滅菌前後で周囲条件(例えば、乾燥、熱、湿度及び光)の効果が実質的に
ない; * 熱いバー(hot bar)を密閉することによる影響を受けない。; * ポットライフを必要とした; * 染料のブリーディング/拡散がない; * 構成成分(インジケータ/染料及び活性化剤/添加剤)が水溶性である。
構成成分の粉砕が不必要である; * 調合物が簡単な工程(混合/溶解)によって作製できる; * インクがポリエステル、紙及びTyvekにグラビア及びフレキソ印刷で
印刷可能である; * プリントロールが容易に掃除できる; * 有毒なまたは危険な化学物質をほとんど使用しない; * 容易に利用できる化学物質(染料、活性化剤及び結合剤)を使用する; * 可動性境界による正確な測定というオプションがある; * 調合物が安価である; * 酸化エチレン、蒸気、熱及び放射線による影響を受けない。
【0070】 実施例 実施例1 サンプル装置の調製に関する一般的な方法 10mlの試験管に、3mlのEC001270(Environmental Inks and C
oating, Co, Lithicum, MDによって供給されるアクリル系インク増量剤)、約0
.5mlの溶液(水における60(w/w)%TEAB)及び0.5mlの溶液
(例えば、エタノールにおけるフェノールレッドの4(w/w)%溶液)を添加
した。内容物を混合し、100ミクロンのポリエステルフィルム、紙及びTyv
ekR上に#10の巻線ロッド(#10 wire wound rod)で被覆した。このコーティ
ングを約50℃で5分間オーブンで乾燥した。
【0071】 実施例2 過酸化水素の蒸気による暴露 実施例1のサンプルを、空のペトリ皿を含む20リットルの透明なガラス製の
電池槽の端にかけた。約50mlの30%過酸化水素をペトリ皿に注ぎ、槽を密
閉した。サンプルの色の変化を記録した。低圧での試験では、真空デシケーター
を電池槽の代わりに使用した。
【0072】 実施例3:染料に関する活性化剤の効果 実施例1で記載された一般的な方法を用いて、コーティングをポリマーとして
のEC001270、活性化剤としてのTEAB、及びインジケータとしての表
2に列挙された数種の染料から調製した。これらのコーティングについて、STER
RADR model 100、Advanced Sterilization Products(住所)製の滅菌システムを
用いて過酸化水素プラズマの滅菌サイクルを1回行なった。ほとんどのこれらの
染料はその色が変化した。より明るくまたは無色になったものもあり、また、発
色したものもあった。少数の染料のみが活性化剤なしで色の変化を示した。代表
的な色の変化を表4に列挙する。
【0073】
【表2】
【0074】 同様の色の変化が、硝酸ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム、アミンの塩及
び酸等の、多くの他の活性化剤ならびにポリウレタン(Witcobond 213, Witco Co
rporation, Houston, TX)及びニトロセルロース等の、他の結合剤で得られた。
【0075】 実施例4 他のハロゲン化物の効果 実施例1で記載された一般的な方法を用いて、コーティングを、活性化剤とし
て特定の有機及び無機ハロゲン化物ならびにインジケータとしてフルオレセイン
、フェノールレッド、クロロフェノールレッド、酸性フクシン、ブリリアントグ
リーン及びこれらの混合物を用いて調製した。これらのコーティングを、過酸化
水素及びそのプラズマに暴露した。酸性フクシンのすべてのコーティングは、プ
ラズマで、赤色から無色に変化し、ブリリアントグリーンのものは緑色から無色
に変化した。他の3種の染料の色の変化を表5に列挙する。
【0076】
【表3】
【0077】 また、ハロゲン化物の混合物では、同様の変化を実質的に得られた。臭素化物
は、他のハロゲン化物に比べて色の変化を導くのにより有効であった。ヨウ化物
は、ポリビニルアルコールを結合剤として使用する際に、色の変化を示す。
【0078】 実施例5 臭素化物の効果 実施例1で記載された一般的な方法を用いて、コーティングを、インジケータ
としてフェノールレッドならびに活性化剤として例えば、臭化アンモニウム、臭
化バリウム、臭化カルシウム、臭化鉄(III)、臭化カリウム、臭化亜鉛、ジ
フェニルイオジニウムブロミド(diphenyliodinium bromide)、テトラブチルアン
モニウムブロミド、テトラエチルアンモニウムブロミド、テトラヘキシルアンモ
ニウムブロミド、ジメチルジオクタデシルアンモニウムブロミド(dimethyldioct
adecylammonium bromide)及びフェナシルピリジニウムブロミド(phenacylpyridi
nium bromide)及び幾つかの臭素化物の混合物などの数種の有機及び無機臭素化
物を用いて調製した。これらのコーティングを、過酸化水素蒸気及びそのプラズ
マに暴露した。
【0079】 すべてのコーティングは、黄色から青色に変化した。ジメチルジオクタデシル
アンモニウムブロミドを含むコーティングはゆっくり変化したが、臭化アンモニ
ウム、臭化カリウム及びテトラエチルアンモニウムブロミドのものはより早く変
化した。
【0080】 実施例6 ポリマー媒質のpHの効果 EC001270コーティングのpHは約4〜5であるのに対して、ポリビニ
ルアルコール(PVOH)のものは約7である。コーティングを、結合剤として
のEC001270及びポリビニルアルコール中で活性化剤としてのヨウ化カリ
ウム及びTEABならびにインジケータとしてのブリリアントイエロー、m−ク
レゾールパープル、クレゾールレッド及びフェノールレッドを用いて調製した。
これらのコーティングを過酸化水素蒸気に暴露した。KI/PVOHのコーティ
ングは数秒で色が変化した。これらの結果から、本装置は過酸化水素をモニター
するために使用できることが示される。表6に示されるように、結合剤のpHに
よって、異なる色が得られる。
【0081】
【表4】
【0082】 ポリマーの性質:他のポリマーは、かなりより遅く、例えば、ECでは1時間
未満であるのに比して、10時間超かかった。
【0083】 実施例7 バリアコートの効果 実施例1のEC001270、フェノールレッド及びTEAB臭化物のコーテ
ィングに、#3、5、及び10の巻線ロッドを用いてEC001270でトップ
コーティングした(top-coat)。乾燥後、これらのコーティングを過酸化水素蒸気
に暴露した。色の変化に必要な時間を表7に示す。
【0084】
【表5】
【0085】 実施例8 双方ともインジケータを含む、2層装置 EC001270、フェノールレッド及びTEABのコーティングを、EC0
01270、酢酸パラローズアニリン及びTEABでトップコーティングした。
この2回コートした装置は赤色を示した。この装置を過酸化水素蒸気に暴露した
。トップコートのパラローズアニリンは赤色から無色に変化した。次に、アンダ
ーコートのフェノールレッドは、黄色から青色に変化した。経時的な装置の色の
変化を表8に示す。
【0086】
【表6】
【0087】 実施例9 一方がインジケータを含む、2層装置 2層装置を、まずレッド顔料インク(red pigmented ink)をコーティングした
後、EC001270、マラカイトグリーンシュウ酸塩及びTEABをトップコ
ーティングすることによって、調製した。得られた装置は、非常に暗く、ほとん
ど黒色であった。この装置を過酸化水素に暴露した。本装置は、約6時間で黒色
から赤色に変化した。この色の変化は、マラカイトグリーンシュウ酸塩の緑色の
退色によるものであり、これによりアンダーコートの赤色が見えるようになる。
【0088】 実施例10 可動性境界装置 可動性境界装置を、EC001270、フェノールレッド及びTEABのコー
ティング上にEC001270の楔状のコーティングバー(wedge shaped coatin
g bar)(一端で0及び他端で#10)を有する楔状のコーティングを塗布すること
によって作製した。このようにして作製された装置を過酸化水素蒸気に暴露した
。境界は、約2時間後にオリジナルの黄色及び新たな青色の間で形成された。こ
の境界は、薄い端部から厚い端部方向に向かって移動した。境界によって移動し
た距離を表9に示す。
【0089】
【表7】
【0090】 実施例11 残存した吸収過酸化水素の検出 EC001270のコーティングを有する100ミクロンのポリエステルフィ
ルムの切片を、2時間、過酸化水素蒸気に暴露した。被覆されたフィルムを除き
、10分間空気中につるした。ポリエステルフィルム上に被覆されたポリビニル
アルコール、m−クレゾールレッド、及びKIのコーティングを過酸化水素で暴
露されたフィルム上に置いた。黄色のコーティングが15分以内に明るい青色に
変わった。
【0091】 上記方法に従って、本装置はオゾン及び他の酸化性蒸気の検出に使用される。
【0092】 実施例12 パイロットコーティング 1200gのEC001270増量剤に、下記を攪拌しながら添加した:18
gの28%水酸化アンモニウム、100gの水、200mlのイソプロパノール
、36gの酢酸パラローズアニリン、18gのフェノールレッド及び64gのT
EAB。この調合物を、Rexam Medical Packaging, Mt. Holly, NJ製のパイロッ
トコーター(pilot coater)を用いてTyvekR及びポリエステルフィルムに被
覆し、異なる比の染料、TEAB及び架橋剤(ポリアジリジン)を有する他の調
合物もまた被覆した。これらのコーティングは赤色(ブルゴーニュワイン色)で
あった。
【0093】 これらのサンプルについて、STERRADR model 100、Advanced Sterilization P
roducts製の滅菌システムを用いて過酸化水素プラズマの滅菌サイクルを半回、
1回及び2回行ない、処理した。半回処理されたサンプルは黄緑色であったが、
1回及び2回処理されたものは青色であった。
【0094】 被覆されたサンプルを100%酸化エチレン及び蒸気滅菌サイクルに暴露した
。我々は、(1)16時間で100%ETO及び(2)一般的な蒸気滅菌処理(
例えば、121℃で20分)の効果がないまたは無視できるくらいであったこと
が分かった。蒸気により色が若干明るくなり、ETOにより若干紫色(purple)/
スミレ色(violet)になった。
【0095】 これらのサンプルを、貯蔵寿命及び色の安定性を測定するために、60℃で5
日間アニーリングし、60℃で5日間100%湿度にさらした後、コントロール
(非処理のサンプル)と共にプラズマで処理した。我々は、(1)60℃で5日
間の乾燥熱及び(2)60℃で5日間の100%湿度の効果がないまたは無視で
きるくらいであったことが分かった。
【0096】 プラズマで半回、1回及び2回処理されたサンプルを、貯蔵寿命及び色の安定
性を測定するために、60℃で5日間アニーリングし、60℃で5日間100%
湿度にさらした。最終的な青色には(1)60℃で5日間の乾燥熱及び(2)6
0℃で5日間の100%湿度の効果がないまたは無視できるくらいであった。
【0097】 過酸化水素蒸気の効果は暴露時間に依存する。約4時間では実質的に色の変化
はなかった。約5時間後に、サンプルは黄色に変わった。約8時間で、緑色に変
わり始め、約16時間で、青色に変わった。
【0098】 実施例13 別の実施態様 EC001270、フェノールレッド及びTEABのコーティングを、EC0
01270、酢酸パラローズアニリン及びTEABのものでトップコーティング
した。この2回被覆された装置は赤色を示した。この装置を過酸化水素蒸気及び
そのプラズマに暴露した。まず、トップコートのパラローズアニリンは赤色から
無色に変化した。次に、アンダーコートのフェノールレッドは黄色から青色に変
化した。
【0099】 実施例14 別の実施態様 このような型の装置の別の実施態様を、まず、レッド顔料インク(red pigment
ed ink)を被覆した後、EC001270、マラカイトグリーンシュウ酸塩及び
TEABをトップコーティングすることによって調製した。このようにして得ら
れた装置は、非常に暗く、ほとんど黒色であった。この装置は、過酸化水素に暴
露されると、黒色から赤色に変化した。
【0100】 オレンジ色から黄色および赤色/ブルゴーニュワイン色から黄色を得るために
、活性化剤としてのTEAB及びポリマーとしてのEC001270に加えて、
メチルレッドをクレゾールレッドと混合し、酸性フクシンをクレゾールレッドと
混合した。赤色から青色が、実施例12に示されるように酢酸パラローズアニリ
ン及びフェノールレッドを混合することによって得られた。
【0101】 実施例15 別の実施態様 EC増量剤における酢酸パラローズアニリン及びフェノールレッドと活性化剤
としてのテトラエチルアンモニウムブロミドとの混合物は、過酸化水素プラズマ
で処理されると、ブルゴーニュワイン色から緑色から青色の変化をする。
【0102】 オレンジ色から黄色および赤色/ブルゴーニュワイン色から黄色を得るために
、活性化剤としてのTEAB及びポリマーとしてのEC001270に加えて、
メチルレッドをクレゾールレッドと混合し、酸性フクシンをクレゾールレッドと
混合した。
【0103】 本発明を好ましい実施態様において、さらには様々な修飾と共に詳細に示し、
説明してきたが、広範な様々な他の修飾が本発明の示唆の概念を逸脱せずになさ
れうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、ポリマー結合剤、プラズマ活性化剤及びプラズマインジケータから構
成されるインジケータ層が基材に塗布される本発明のプラズマ滅菌インジケータ
の一実施態様の概略断面図である。
【図2】 図2は、接着層及び剥離層を有する本発明のプラズマ滅菌インジケータの一実
施態様の概略断面図である。
【図3】 図3は、2層のプラズマ滅菌インジケータ層の断面図である。
【図4】 図4は、プラズマインジケータ上に楔状のバリアをコーティングすることによ
って作製される可動性境界プラズマ滅菌インジケータ(moving boundary plasma
sterilization indicator)の概略断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU ,ZA,ZW Fターム(参考) 2G054 AA01 CA30 CE01 GE06 JA04 4C058 AA12 BB02 DD15 4J039 AB02 AD03 AD05 AD06 AD08 AD09 AD12 AE04 AE05 AE11 BA12 BA15 BA18 BC05 BC16 BC19 BC20 BC29 BC33 BC39 BC48 BC54 BC55 BC56 BC59 BE01 BE02 BE16 BE22 BE23 BE33 CA02 CA03 CA06 DA05 EA29 FA01 FA02 GA01 GA02 GA03 GA09 GA10

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)少なくとも一の色の変化をすることができるインジケー
    タ、 b)酸化性プラズマと接触すると、反応産物が該インジケータに色の変化を引き
    起こす反応をする、該インジケータの活性化剤 を含んでなる、少なくとも一のポリマー層からなる、酸化性蒸気またはプラズマ
    をモニターするための装置。
  2. 【請求項2】 該インジケータは、顔料、染料、該染料の前駆体、及びこれ
    らの群のものの混合物からなる群より選ばれる少なくとも一種からなる、請求項
    1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 該インジケータは、pH感受性鋭感染料である、請求項1に
    記載の装置。
  4. 【請求項4】 該インジケータは、フェノールレッド、m−クレゾールパー
    プル、パラローズアニリンまたはこれらの混合物である、請求項1に記載の装置
  5. 【請求項5】 該インジケータは、ハロゲン化または酸化を受ける、請求項
    1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 該インジケータは、黄色から青色、赤色から黄色または赤色
    から青色への色の変化をする、請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 該ポリマーは、有機溶剤に可溶性である、請求項1に記載の
    装置。
  8. 【請求項8】 該ポリマーは、水に可溶性であるまたは水に分散性である、
    請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 該ポリマーは、水溶性若しくは水分散性ホモポリマー若しく
    はコポリマーまたはこれらの混合物である、請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 該ポリマーは、スチレン、アクリレート、アクリル酸、ア
    クリルアミド、酢酸ビニル、ビニルアルコール、塩化ビニルのポリマー、スチレ
    ン、ポリウレタン、ニトロセルロース、カルボキシメチルセルロースまたはこれ
    らの混合物である、請求項1に記載の装置。
  11. 【請求項11】 該ポリマーは、ホモポリマー若しくはコポリマーまたはこ
    れらの混合物である、請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 該ポリマーは、スチレン、アクリレート、アクリル酸、ア
    クリルアミド、酢酸ビニル、ビニルアルコール、塩化ビニルのポリマー、スチレ
    ン、ポリウレタン、ニトロセルロース、カルボキシメチルセルロースまたはこれ
    らの混合物である、請求項8に記載の装置。
  13. 【請求項13】 該ポリマーは、アクリル系ポリマーである、請求項1に記
    載の装置。
  14. 【請求項14】 該ポリマーは、ニトロセルロースまたはカルボキシメチル
    セルロースである、請求項1に記載の装置。
  15. 【請求項15】 該活性化剤及び該プラズマの反応産物がハロゲン−酸であ
    る、請求項1に記載の装置。
  16. 【請求項16】 該活性化剤は、塩である、請求項1に記載の装置。
  17. 【請求項17】 該活性化剤は、ハロゲン化物である、請求項1に記載の装
    置。
  18. 【請求項18】 該活性化剤は、臭化物である、請求項1に記載の装置。
  19. 【請求項19】 該活性化剤は、アルカリ金属または第4級アミンの臭化物
    である、請求項1に記載の装置。
  20. 【請求項20】 該活性化剤は、テトラブチルアンモニウムブロミド若しく
    はテトラエチルアンモニウムブロミドまたはこれらの混合物である、請求項1に
    記載の装置。
  21. 【請求項21】 該活性化剤は、アミン及び有機または無機酸の塩である、
    請求項1に記載の装置。
  22. 【請求項22】 該活性化剤は、チオシアネートである、請求項1に記載の
    装置。
  23. 【請求項23】 該活性化剤は、チオシアン酸ナトリウムである、請求項1
    に記載の装置。
  24. 【請求項24】 さらにプラズマガスの拡散を制御する添加剤を含む、請求
    項1に記載の装置。
  25. 【請求項25】 さらにプラズマガスの拡散を制御する架橋剤または可塑剤
    を含む、請求項1に記載の装置。
  26. 【請求項26】 さらにプラズマガスの拡散を制御する亜鉛化合物またはポ
    リアジリジンを含む、請求項1に記載の装置。
  27. 【請求項27】 2層からなる請求項1に記載の装置。
  28. 【請求項28】 さらにポリマートップ層からなる請求項1に記載の装置。
  29. 【請求項29】 さらに楔状のポリマートップ層からなる請求項1に記載の
    装置。
  30. 【請求項30】 溶剤にこれらの成分を溶解するまたは分散し、このように
    して形成された溶液または分散液を基材に塗布して、溶剤を蒸発させることから
    なる、請求項1に記載の装置の作製方法。
  31. 【請求項31】 該基材は滅菌されるアイテムのコンテナーである、請求項
    30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 該基材はプラスチックフィルム、紙または金属である、請
    求項30に記載の方法。
  33. 【請求項33】 該基材はポリエステルフィルムまたは不織ポリオレフィン
    である、請求項30に記載の方法。
  34. 【請求項34】 該溶液はインク調合物である、請求項30に記載の方法。
  35. 【請求項35】 該溶液は水性インク調合物である、請求項30に記載の方
    法。
  36. 【請求項36】 該インク調合物はアクリル系ポリマーからなる、請求項3
    5に記載の方法。
  37. 【請求項37】 a)材料または材料を含むコンテナーに装置をはりつけ、 b)該材料またはこのコンテナーを含む容器中にプラズマを導入する段階を含む
    滅菌工程を行ない、 c)該装置の色の変化の存在を観察する 段階からなる材料の滅菌をモニターするために請求項1に記載の装置を使用する
    方法。
  38. 【請求項38】 プラズマは過酸化水素、過塩素酸及び酸素からなる群より
    選ばれる一種由来である、請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 プラズマは過酸化水素由来のものである、請求項37に記
    載の方法。
  40. 【請求項40】 a)装置を酸化性プラズマに暴露し、 b)装置の色の変化の存在を観察する 段階からなる酸化性蒸気をモニターするために請求項1に記載の装置を使用する
    方法。
  41. 【請求項41】 酸化性プラズマはオゾンまたは過酸化水素である、請求項
    40に記載の方法。
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