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JP2002334153A - 電子カルテシステム - Google Patents

電子カルテシステム

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Publication number
JP2002334153A
JP2002334153A JP2001138011A JP2001138011A JP2002334153A JP 2002334153 A JP2002334153 A JP 2002334153A JP 2001138011 A JP2001138011 A JP 2001138011A JP 2001138011 A JP2001138011 A JP 2001138011A JP 2002334153 A JP2002334153 A JP 2002334153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
order
date
medical record
electronic medical
server
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001138011A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Egami
秀俊 江上
Takeya Fujita
雄也 藤田
Akira Hakoda
章 箱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CSI CO Ltd
Original Assignee
CSI CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CSI CO Ltd filed Critical CSI CO Ltd
Priority to JP2001138011A priority Critical patent/JP2002334153A/ja
Publication of JP2002334153A publication Critical patent/JP2002334153A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】今までの電子カルテシステムはコンピュータの
データベース上の発想から出ているものであり、そのデ
ータの管理は実施日での管理を基準として、医師からの
オーダを実施する部門側の運用を主体に設計していたた
め、来院時(外来)や回診時(入院)の当日(オーダ
日)にどのようなオーダを出していたか、一覧としての
把握が簡単にできなかったこと。 【解決手段】本発明においては、オーダ日による管理を
取り入れることで、カルテ画面でオーダ日(来院日や回
診日)を表示させることで、その日(オーダ日)の全体
状況を把握することを特徴とする。カルテ画面の表示は
オーダ日を基準に管理されるが、未来実施予定オーダの
実施日がカルテ画面表示の当日になると、実施予定情報
として自動的に記載(画面表示)されることを特徴とす
るシステムである。また、画面上において、診療行為、
検査行為などの指示入力選択手段と治療計画入力手段と
オーダ管理入力手段を保持することを特徴とするシステ
ムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、医療用のカルテを
電子的に管理するシステムに関し、診療の簡略化とオー
ダの輻輳防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、病院においてのコンピュータ化は
徐々に行われてきた。特に、病歴履歴を電子化して、セ
ンターコンピュータにデータを蓄積し、病歴履歴の検索
など行われている。例えば、特開2000-29359
4と特開2000-48107においては、日付けラベ
ルを用いて電子カルテの時系列における一覧を表示する
ことが出来ることが開示されている。この発明によれ
ば、診療記録シートと日付けラベルを関連付けることが
開示されている。一連の診療の流れが長時間(一年単
位)であっても一覧できるということが開示されてい
る。また、特開2001-5890においては、診療情
報、診察内容、オーダ・処置など特定主題に基づいて一
画面で表示する発明が開示されている。
【0003】特開2000-325314においては、
同一診療行為(いわゆるDO入力)を簡易に行う実施例
が開示されており、電子カルテにおけるオーダに関して
は例えば、オーダ入力方法(特開平9-179908)
が開示されている。さらに、特開2000-29869
2においては診療記録部分をカルテ2号紙イメージで行
う実施例が開示されている。加えて、医療関係のデータ
ベースとしては、診療に基づいてレセプトに基づいた診
療報酬を計算するシステムなども考案されている。
【0004】厚生省では、平成11年4月23日、医師法な
どで保存が義務付けされているカルテ(診療録)などの
診療情報の電子化保存を認める通達を各医療機関に通達
を行い、普及が諮られている。この中では、電子化保存
にあたり以下の3つの要件を謳っている。 1)真正性の確保 虚偽入力、書き換え、消去及び混同の防止、作成の責任
と所存を明確にすること。 2)見読性の確保 肉眼で確認することが可能であり、すぐに書面にできる
こと。 3)保存性の確保 法定期限内の保存と復元できること。 今までも大病院をはじめとしてコンピュータベンダーか
ら電子カルテシステムが提案されており、本発明もその
一つである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明にかかわらず、
数々の電子カルテシステムが紹介されているが、これら
のシステムはコンピュータのデータベース上の発想から
出ているものであり、そのデータの管理は実施日での管
理を基準として、医師からのオーダを実施する部門側の
運用を主体に設計していたため、来院時(外来)や回診
時(入院)の当日(オーダ日)にどのようなオーダを出
していたか、一覧としての把握が簡単にできなかった。
【0006】また、医師は厚生省に定められた2号紙イ
メージになれており、コンピュータ入力において、2号
紙イメージ以外の新たなインターフェイスを採用するこ
とは、電子カルテの普及を妨げることになり、医師がマ
ニュアルを見なくても使いこなせるような形にはなって
いないという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、電子
カルテにおける診療日(オーダー日)と各実施日が円滑
に記録されることを特徴とする。そのため、オーダサー
バと電子カルテ履歴サーバと端末からなる電子カルテシ
ステムにおいて、電子カルテデータは、オーダサーバに
一時記憶データとして保存され、オーダサーバに蓄積さ
れた一時記憶データをカルテ履歴サーバの蓄積方式に変
換し、保存することを特徴とする。
【0008】さらに、前記の変換は、オーダ日ならびに
開始日及び終了日などの実施日を指示する手段を同時に
記憶することを特徴とし、またオーダ日、実施日を演算
することにより、診療日における実施状況を容易に表示
することが出来ることを特徴とする。
【0009】さらに、前記オーダ日ならびに実施日と新
規診療日を比較演算することにより、診療日における実
施状況を容易に表示することが出来ることを特徴とす
る。
【0010】すなわち、ここにオーダ日による管理を取
り入れることで、カルテ画面でオーダ日(来院日や回診
日)を表示させることで、その日(オーダ日)の全体状
況を把握することを特徴とする。カルテ画面の表示はオ
ーダ日を基準に管理されるが、未来実施予定オーダの実
施日がカルテ画面表示の当日になると、実施予定情報と
して自動的に記載(画面表示)されることを特徴とす
る。さらに、未来実施予定オーダの実施日の実施予定情
報と新規入力の未来実施予定の実施日におけるオーダ
が、禁忌情報に当たるときは、自動的に警告表示が画面
上に表示されることを特徴とする。
【0011】また、前記の電子カルテシステムにおい
て、診療表示手段は、治療計画表示手段と治療指示表示
手段の表示の面積比が1対1の比率を構成するものであ
ることを特徴とする。この構成によってコンピュータ画
面上に擬似的に厚生省の定める2号紙イメージを表現す
ることが可能になる。そしてこれは、画面上において、
診療行為、検査行為などの指示入力選択手段と治療計画
入力手段とオーダ管理入力手段を保持することを特徴と
する。さらに、該診療表示手段は、あらかじめ入力手段
により入力された情報を合成することによって画面表示
を構成することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明においては、前記真正性の
確保、見読性の確保、保存性の確保の3つの要件を満た
した診療情報を「カルテ履歴」と定義し管理・運用を行
う。この「カルテ履歴」では、全ての患者に対する診療
行為を作成の所存を明確にした上で、診療過程として捉
えることが可能である。ここで、図1は本発明で用いる
システム構成図を示している。ここで、1はオーダサー
バで最新医療情報を扱うDBと診療記録のスプールを行
うためのDB3を備えており、LAN4を通じて、カル
テサーバ5に接続されている。このカルテサーバ5は、
カルテ履歴DB6に接続されており、一定時間毎にスプ
ールDB3より差分データを追記し、保存される。さら
にこれらのサーバは、LAN4を通じて、端末7に接続
されており、各端末は、医師のデスク、ナースステーシ
ョン、レントゲンを始めとする検査室、及び会計システ
ムなどに接続されている。これらのサーバや端末、DB
などは周知の技術が活用されており、特定のソフトウェ
アに依存することは無いが、使用環境により実装の難易
は存在する。
【0013】ここで、各種のサーバの動きをまとめる。 1)オーダサーバ 患者単位の診療情報を管理する。本サーバで管理する診
療情報は、1つの診療行為に対する過程は管理せず、現
時点での最新状態のみを管理する。また、個々の診療行
為を「カルテ履歴用スプールデータ」として管理する。こ
のスプールデータは後ほどカルテサーバに記録保存され
る。 2)カルテサーバ オーダサーバで管理している「カルテ履歴用スプールデ
ータ」をもとに、全ての患者に対する診療行為を診療過
程として捕らえることが可能な『カルテ履歴』を管理す
る。これは時系列のデータが保存されており、各種の検
索などが可能になる。 3)端末 医師を中心とした医療活動である診療情報の入力を行
う。本端末で入力した診療情報は、オーダサーバに蓄積
される。
【0014】図2は本発明の管理のDB連携の全体像を
示している。オーダサーバ(A)8において最新のリク
エストが発生させると、スプールデータとしてDBに保
存される。その後、スプール管理プログラム(c)9に
よってカルテサーバ(B)10に追記される全体図であ
る。診察が始まると必要に応じてオーダが発生する。こ
の全体のオーダに対して、全体で一意となる番号が振ら
れる(スプールインデックス11)。この11はオーダ
ヘッダスプール12、診察ヘッダスプール14、病名ス
プール16に関連つけられ、さらにオーダヘッダスプー
ル12はオーダグループスプール13、診察ヘッダスプ
ール14は診察構成スプール15と細分化され細かいオ
ーダや診察結果が記録されている。ある一定時間例えば
数分間隔で、スプール管理プログラムが作動し、11〜
16までに対応した21〜26までのカルテサーバB内
の履歴DBに保存される。
【0015】ここでスプールインデックス11はカルテ
履歴インデックス21においてオーダ・診察・病名番号
が追記的に振られ、1つの診療行為における最新のスプ
ール番号で関連される。次ぎにオーダヘッダスプール1
2は、オーダヘッダ履歴22として一つの診療行為に対
するオーダ番号で関連される。また、診察ヘッダスプー
ル14は、診察ヘッダ履歴24として1つの診療行為に
対する診察番号で関連し、また病名スプール16に対応
して病名スプール26が一つの診療行為に対する病名番
号で関連される。また、オーダグループスプール13に
対してはオーダグループ履歴23、診察構成スプール1
5に対しては、診察構成履歴25に対応する。このと
き、オーダヘッダやオーダグループのスプールや履歴
は、オーダデータと称し、患者に対する診療行為におけ
る、処置・実施行為の情報,例えば処方・検査・注射・
画像/生理情報をさす。診療ヘッダや診療構成のスプー
ルや履歴は、診療データと称し、患者に対する診療行為
における、患者の訴え・状態を管理する情報例えば、問
診・所見・診療計画をさす。また、病名のスプールや履
歴は、病名データと称し、患者の保有する、または治癒
した病名を管理する情報をさす。
【0016】次に、実際の診療からどのようにデータが
入力されているのか図を用いて説明する。図3は外来患
者診察時におけるフローチャートである。S10におい
て診療が開始されると、診療の操作者すなわち医師の情
報がDBから拾われる(S11)。S12において患者
の予約情報が表示される。次にS13において患者番号
の特定を行うと、図7のような表示画面が表れる。これ
は向かって左側が治療計画表示手段71として使用さ
れ、右側が治療指示表示手段72となる。この方式は、
厚生省指定の2号紙カルテイメージになっており、医師
にとっては直感的に情報がつかめる。また、73には各
種機能ボタンが具備されており、問診所見を入力する場
合には74を押し、72に表示する各種治療指示は75
〜80の機能ボタンを用いて指示の入力がなされる。
【0017】そして続けて、S14において患者の基本
情報をDBから呼び出す。このとき図4の31における
診察ヘッダデータが使用され、診察構成データ32が呼
び出される。S15において当日の問診をDBから拾う
が、この時はあらかじめ問診データを入力した図4の3
3が呼び出される。前述した図7の表示手段は、図8の
ようになっていて、日付タブ87の下部にある治療計画
表示手段85(問診・所見)と治療指示表示手段86は
それぞれテンプレートになっていて、逐次入力(74〜
80機能を用いた各種指示)の後、この表示エリアには
め込まれることになる。
【0018】例えば図3に戻り、S16において問診所
見の情報を開くと、図9のような画面が表示され、問診
(主訴)90、問診(随伴)91、所見・バイタル92
・シェーマ93が表示され、これらは定型句によってま
とめられ、簡単に問診所見の登録を可能にしている。図
9において93のシェーマボタンを入力するとシェーマ
編集画面94が表示され問診所見情報が入力される。こ
れらのデータベースはあらかじめ33、34、35、3
6,37、38、39、40に保持されていて必要に応
じてその他検査結果を表示することが可能である。S1
7において問診所見が入力されると図7の問診所見欄に
は具体的な書きこみがなされ、S18に移行する。S1
8においては例えば、処方薬の指示や注射の指示などが
行われる。治療指示を表示する際にDO領域の情報を拾
うことにより前回の治療の指示の情報を表示し、必要に
応じて、変更点の指示を行う(S19)。またこれも必
要に応じてS20において、患者情報(問題点)を表示
し、(41)医師が判断の後終了する(S21)。な
お、42にはフリー記述欄が用意されており定型句では
記述不可能な事項も記録される。
【0019】さらに、治療計画指示について説明する、
図3のS18において治療指示が開始される(図10・
S30)と、図5の51において共通グループデータ
が、52において共通ヘッダデータが作成される。共通
ヘッダデータ52においてはオーダ日の情報が登録さ
れ、共通グループデータ51においては実施日が登録さ
れる(S32、S33)。その後S34において処方、
画像、検査、食事、注射の指示が出されると、S35に
おいてそれぞれのオーダヘッダデータ図5の53,5
6,59,62,65、オーダグループデータ54,5
7,60,63,66、オーダ明細データ55、58、
61、64、67が記録される。ここでは主に、オーダ
ヘッダデータにおいては、オーダにおける日数など時間
に関する管理を、オーダグループデータ、オーダ明細デ
ータにおいては、実施に当たっての用法、詳細事項が格
納されている。図10において、S32よりS37に移
行するのは、文書作成データ70の作成を表し、S33
より、S36に至るプロセスは汎用オーダグループデー
タ68、及び汎用オーダ明細データ69を作成するプロ
セスを表している。S35,S37,S38が完了する
と、このオーダのプロセスは終了する。
【0020】図11は診察が終了した後どのようにこれ
らのデータが記録されるのか、を表している。S40に
おいて診察が終了すると、S41においてこの診療にお
けるユニークIDをDBにリクエストする。S42にお
いてDBからユニークIDを取得する。S43において
患者基本情報を含むテーブルを作成し、コンテンツ情報
の種別をユニークIDのファイルに書きこむ(S4
4)。その後S45においては診療情報、オーダ情報を
それぞれDBに書きこみ(S45)、保存し(S46)
終了する。すなわちこの動作は図2のスプールファイル
を作成するものである。
【0021】図12は、図11によってスプールデータ
がどのようにカルテDBに保存されるのかを表す図であ
る。一定時間を経た後、S50においてプロセスがスタ
ートすると、S51において、スプールデータをオーダ
サーバ内のDBを参照する。次にS52において更新デ
ータが存在するかどうかの判断を行い、更新データがあ
ればS53に移行する。S53においてはスプールデー
タをgetし、スプールデータをカルテDBに変換して書
きこむ。その後S55においてスプールデータを消去
し、S56にいたって終了する。さらに実施例を説明す
る。
【0022】医療行為においては、オーダ日と実施日が
異なることがよくあることである。すなわち、医師が実
施日の管理を行うに当たり、診療時においてオーダー日
が1月29日であったとすると、実施日が1月29日、
1月30日、1月31日とずれることがある。そして新
たな治療行為を行う、(例えば1月31日)とすると、
単純にDBを組んでしまうと、1月31日のオーダに対
して、1月31日の実施は、1月29日のオーダを参照
しなければならない。これは、ある意味、1月31日の
双方のオーダが何の相関も持たない場合には余り気にす
る必要が無いが、たとえば同時服用を禁止される薬物に
関しての指示が複雑になってしまう恐れがあった。これ
では、医師が的確な選択が出来なくなってしまう。
【0023】そこで、本発明においては、オーダ日と実
施日のデータベースを分けることによって的確な指示を
出せるようにした。具体的な動作は以下の通りである。
図17において、医師が下記のオーダを本発明の電子カ
ルテシステムを用いて入力するものとする。このとき、
日付は2月27日を示していて、以下のオーダを指示する
ものとする。以下入力するオーダである。
【0024】2/27日の処方・検査のオーダ
【処方オーダ】 - アイトロール錠20mg 3錠/日 1日毎食後 2/27日か
ら7日分 - アスパラK錠300mg 3錠/日 1日毎食後 2/27日から
14日分
【検査オーダ】
-生化学検査-総蛋白・蛋白分画・A/G比・アルフ゛ミン定量
3/6日実施
【0025】前記オーダの場合、表1のようにデータが
作成される。 このとき、まず共通オーダデータとして
処方オーダに関してオーダ番号が100と振られ、検査
オーダに対して、101と振られる。このオーダ100
においては、この処方のオーダ日と開始日(2月27
日)、最終的な終了日(3月12日)が記録され、検査オ
ーダ101については、同様にオーダ日(2月27日)
と、実施日(開始日及び終了日として3月6日)が記憶さ
れる。さらに、処方オーダは、実施期間が違うので、共
通グループデータの中のオーダ番号100の下位にグル
ープ番号1、およびグループ番号2が設定され、開始日
と期間が記憶、保存される。
【表1】
【0026】次に医師が同一の患者に対して、3月6日診
療時に、オーダ指示を出すときのカルテの流れである。
このとき図18のごとく画面が医師に向けて表示されてい
る。このとき、医師のもとには以下の流れに基づいてカ
ルテが表示される。このカルテの表示のとき、データベ
ース側では以下の処理がなされている。 1)3月6日オーダ分の表示情報取得 まず、患者番号・オーダ日(この場合は3/6日)をキー
に共通オーダデータを取得する。この段階では、当日オ
ーダ分のデータは取得されていない。
【表2】
【0027】2)当日実施分の表示情報取得 次に、患者番号・開始日(この場合は3/6日)をキーに
共通オーダデータを取得する。すると、3月6日に当たる
オーダを抽出する。オーダ番号『101』の検査オーダが
当日実施オーダとして取得されている。取得されたオー
ダ番号をもとに、共通グループデータ、およびオーダ種
毎の管理情報を取得し画面表示を行う。表示例は図18
である。3月6日におけるカルテ表示のプロセスは、図2
1のフローチャートにまとめることができる。
【表3】
【0028】3)3/6日に処方内容を前のデータをその
まま使って流用する場合(Do)した場合、重複投与チェ
ックの流れを説明する。この患者に対し、2月27日に処
方されたデータを流用する場合、流用後に適用される処
方オーダは以下の通りである。 - アイトロール錠20mg 3錠/日 1日毎食後 3/6日か
ら7日分 - アスパラK錠300mg 3錠/日 1日毎食後 3/6日から1
4日分 このときに処方の重複チェックを行う。
【0029】図14はこの時の投薬注意に関するフロー
チャートを表している。投薬する薬剤の入力をS60か
ら始める。S61において必要な薬の情報(薬品名、
量、単位、用法等)を、薬剤マスターを基にして表示さ
れる情報から選ぶことで入力する。S62にて、必要な
薬品の入力が終わったあとに、薬剤マスターの禁忌情報
を使用して、本日のオーダ内でのチェックに加えて、同
じ実施日の範囲で既にオーダされている薬剤についても
組合せのチェックを行う。S63において、チェックの
結果に対して、組合せ不可をエラーと扱う場合には、S
64において薬剤の再入力を行う。組合せ不可を警告と
扱う場合には、S65にてプロセスを終了する。
【0030】この具体例を用いて詳細に説明を行う。投
与期間重複チェックは、薬剤ごとに以下の手順で行うこ
ととする。 1)投与期間重複オーダの存在確認 まず、患者番号・オーダ種(処方:20)・開始日・終了
日をキーに共通オーダデータより今回投与する薬剤の投
与期間が重複する処方オーダが存在するかを取得する。
共通オーダデータには、単一オーダ内での投与期間が最
大となる薬剤の開始日・終了日が格納されており、この
開始日(2/27)・終了日(3/12)と今回投与する薬剤の開始
日・終了日(アイトロール錠の場合は3/6〜3/12、アス
パラK錠の場合は3/6〜3/19)が重複するオーダのオーダ
番号を取得する。
【表4】 このとき、アイトロール錠、アスパラK錠とも3/6服用開
始のため重複オーダとしてオーダ番号『100』が取得さ
れる。
【0031】2)投与期間重複オーダの内容取得 次に、オーダ番号『100』をキーに前回オーダのグルー
プ単位の開始日・期間を取得し、今回投与する薬剤と重
複するグループのグループ番号を取得する。
【表5】 前回オーダを流用(Do)した場合の投与期間は以下の通り
となる。 − アイトロール錠20mg 3/6〜3/12 − アスパラK錠300mg 3/6〜3/19 そのため、今回投与する薬剤と投与期間が重複するク゛ルー
フ゜としてグループ番号『2』が取得される。共通オーダ
データの『開始日』『終了日』において、『開始日』は
1オーダ内の全てのグループで共通とする。『終了日』
はグループ単位に設定可能なため、最長投与期間の『終
了日』を設定する。また、共通グループデータの『開始
日』『期間』においては、『開始日』『期間』とも、各
グループごとに設定される実投与期間に該当する情報を
設定する。
【0032】2)で取得した情報をもとに、期間重複し
ている前回オーダのグループ情報が今回投与する薬剤と
同一薬剤かを判断するため、オーダ番号『100』グルー
プ番号『2』をキーに処方オーダ明細データから薬剤コ
ードを取得する。(アイトロール錠の薬剤コードを「2アイ
トロル」、アスパラK錠の薬剤コードを「2アスハラK」と仮定す
る)
【表6】 このとき、オーダ番号『100』グループ番号『2』の薬剤
コードは『2アスハラK』が取得され、今回投与する薬剤の内
『2アスハラK』が同一薬剤と判断されるため図19のように警
告画面を表示する。
【0033】前記のカルテ表示に関する流れをまとめる
と以下の通りになる。処方のオーダは以下の通りであ
る。
【処方オーダ】1)アイトロール錠20mg 3錠/日 1日毎食
後 2/27日から7日分 2)アスパラK錠300mg 3錠/日 1日毎食後 2/27日から14
日分 3)アイトロール錠20mg 3錠/日 1日毎食後 3/6日から7
日分 4)アスパラK錠300mg 3錠/日 1日毎食後 3/6日から14
日分
【検査オーダ】生化学検査-総蛋白・蛋白分画・A/G比・
アルフ゛ミン定量 3/6日実施
【0034】このときは表1と同様に、各々、まず共通
オーダデータとして処方オーダに関してオーダ番号が1
00と振られ、検査オーダに対して、101と振られ
る。また、3月6日のオーダには102が振られている。
このオーダ100においては、この処方のオーダ日と開
始日(2月27日)、最終的な終了日(3月12日)が記録さ
れ、検査オーダ101については、同様にオーダ日(2
月27日)と、実施日(開始日及び終了日として3月6日)
が記憶される。追加された処方オーダ102について
は、この処方のオーダ日と開始日(3月6日)、最終的
な終了日(3月19日)が記録される。さらに、処方オ
ーダは、実施期間が違うので、共通グループデータの中
のオーダ番号100、102の下位にグループ番号1、
およびグループ番号2が設定され、開始日と期間が記
憶、保存される。
【表7】
【0035】このときのカルテ表示に関する流れは以下
の通りになる。 当日オーダ分の表示情報取得 患者番号・オーダ日(この場合は3/6日)をキーに共通
オーダデータを取得する。
【表8】 このとき、オーダ番号『102』の処方オーダが検出され
るため、当日オーダデータと判断し表示処理を行う。
【0036】当日実施分の表示情報取得 患者番号・開始日(この場合は3/6日)をキーに共通オ
ーダデータを取得する。 このときオーダ番号『101』の
検査オーダが当日実施オーダとして取得される。取得さ
れたオーダ番号をもとに、共通グループデータ、および
オーダ種毎の管理情報を取得し画面表示を行う。
【表9】 オーダ番号『101』の検査オーダ、『102』の処方オーダ
が当日実施分として検出される。オーダ番号『101』の
検査オーダは前記で表示処理を行っていないため、当日
実施分と判断し表示処理を行う。ただし、オーダ番号
『102』の処方オーダは既に前記で表示処理を行ってい
るため、表示処理の対象から除外する。このとき、表示
画面は図20となる。
【0037】図13においては注射オーダを表すイメー
ジ図である。前記のデータベースの変遷同様に、表示画
面を作成し表示する。図15は同様に実施日とオーダ日
の遊離を防ぐことを目的としたカーデックスを表す図で
ある。図16においてカーデックスの要求がスタートす
ると(S70)、S71において、今まで指示されたオ
ーダに対して受け側の署名されていないオーダ情報をDB
より取得し、S72にて対象データを画面に一覧表示す
る。S73により画面一覧から確認指示を受けることに
より、S74でその詳細データ(旧データと新データ)
をDBより取得し表示する。S75で確認後デジタル署
名が実施されれば、S76で指示受けデータとしてDB
を更新する。
【0038】
【発明の効果】本発明による実施の効果は以下の通りで
ある。患者に対する診療行為は、オーダサーバ上の最新
情報で業務運用が可能なためレスポンスが良い。(過去
の履歴から現在の状態をたどる必要がないため。)「カ
ルテ履歴」を管理するカルテサーバがダウンしている状
態が発生しても、オーダサーバに最新の診療情報がある
ため業務運用に支障をきたさない。また、その状態で業
務を運用しても、オーダサーバ上に「カルテ履歴用スプ
ールデータ」が存在するためカルテサーバ復旧後に自動
的に「カルテ履歴」が作成される。
【0039】オーダサーバがダウンした状態では、カル
テサーバの「カルテ履歴」を使用してカルテ出力が可能
である。そのため、患者に対する診療行為には支障をき
たさない。診療の効率化とオーダの信頼性が期待でき
る。患者に対しては、医師と同様画面表示が正確かつ簡
潔なためインフォームドコンセントの強力なツールとし
て活用することができる。カルテサーバとの連動によっ
て、看護との連携がより強化できる。
【0040】診療支援システムが即オーダとなるので業
務全体の管理さらには生産性向上に寄与できる。直感的
な操作のため、医師の入力ミスを防ぐことが容易にな
る。また、未来実施のオーダに対して、自動的に演算
し、カルテ画面を表示することができるので、入力ミス
による重複投薬などの指示ミスを減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はシステム構成図である。
【図2】図2は、本発明の電子カルテシステムの全体の
データの流れを示す図である。
【図3】図3は、全体の流れを示すフローチャートであ
る。
【図4】図4は、医療系のデータベース構造を表す図で
ある。
【図5】図5は、オーダ系のデータベース構造を表す図
である。
【図6】図6は、病歴データベースを表す図である。
【図7】図7は、本発明で用いる主画面を表す図であ
る。
【図8】図8は、主画面の表示がどのようになされてい
るかを示す概念図である。
【図9】図9は、問診所見の入力画面を示す例である。
【図10】図10は、オーダの発生、記録に関するフロ
ーチャートである。
【図11】図11は、発生オーダーを一時記録する際の
フローチャートである。
【図12】図12は、オーダサーバからカルテサーバへ
のデータ変換を示すフローチャートである。
【図13】図13は、注射オーダを示す図である。
【図14】図14は、投薬管理を示すフローチャートで
ある。
【図15】図15は、カーデックスを示す図である。
【図16】図16は、カーデックス表示の際のフローチ
ャートである。
【図17】図17は、電子カルテの画面例である。
【図18】図18は、電子カルテの画面例である。
【図19】図19は、電子カルテの画面例である。。
【図20】図20は、電子カルテの画面例である。。
【図21】図21は、データベースから情報を抽出しカ
ルテに表示するフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 雄也 北海道札幌市中央区南3条西10丁目1001番 地5 福山南三条ビル 株式会社シーエス アイ内 (72)発明者 箱田 章 北海道札幌市中央区南3条西10丁目1001番 地5 福山南三条ビル 株式会社シーエス アイ内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーダサーバと電子カルテ履歴サーバと
    端末からなる電子カルテシステムにおいて、電子カルテ
    データは、オーダサーバに一時記憶データとして保存さ
    れ、オーダサーバに蓄積された一時記憶データをカルテ
    履歴サーバの蓄積方式に変換し、保存することを特徴と
    する電子カルテシステム。
  2. 【請求項2】 前記の変換は、オーダ日ならびに開始日
    及び終了日などの実施日を指示する手段を同時に記憶す
    ることを特徴とする請求項1記載の電子カルテシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記オーダ日ならびに実施日と新規診療
    日を比較演算することにより、診療日における実施状況
    を容易に表示することが出来ることを特徴とする請求項
    2記載の電子カルテシステム。
  4. 【請求項4】 前記カルテ画面において前記オーダ日
    (来院日や回診日)を表示させることで、当日(オーダ
    日)の全体状況を把握することを特徴とする請求項1〜
    3のうちいずれか1項記載の電子カルテシステム。
  5. 【請求項5】 未来実施予定オーダの実施日がカルテ画
    面表示の当日になると、実施予定情報として自動的に記
    載(画面表示)されることを特徴とする請求項1〜4の
    うち1項記載の電子カルテシステム。
  6. 【請求項6】 前記未来実施予定オーダの実施日の実施
    予定情報と新規入力の未来実施予定の実施日におけるオ
    ーダが、禁忌情報に当たるときは、自動的に警告表示が
    画面上に表示されることを特徴とする請求項1〜5のう
    ちいずれか1項記載の電子カルテシステム。
  7. 【請求項7】 前記の電子カルテシステムにおいて、診
    療表示手段は、治療計画表示手段と治療指示表示手段の
    表示の面積比が1対1の比率を構成するものであること
    を特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一項記載の電
    子カルテシステム。
  8. 【請求項8】 前記診療表示手段は、あらかじめ入力手
    段により入力された情報を合成することによって画面表
    示を構成することを特徴とする請求項1〜7のうちいず
    れか1項記載の電子カルテシステム。
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