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JP2002351409A - 液晶表示装置、液晶ディスプレイ駆動回路、液晶ディスプレイの駆動方法、およびプログラム - Google Patents

液晶表示装置、液晶ディスプレイ駆動回路、液晶ディスプレイの駆動方法、およびプログラム

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Publication number
JP2002351409A
JP2002351409A JP2001154531A JP2001154531A JP2002351409A JP 2002351409 A JP2002351409 A JP 2002351409A JP 2001154531 A JP2001154531 A JP 2001154531A JP 2001154531 A JP2001154531 A JP 2001154531A JP 2002351409 A JP2002351409 A JP 2002351409A
Authority
JP
Japan
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voltage
liquid crystal
pixel
capacitance value
capacitance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001154531A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sekiya
一雄 関家
Hajime Nakamura
肇 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
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Priority to US10/063,918 priority patent/US7034793B2/en
Publication of JP2002351409A publication Critical patent/JP2002351409A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
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    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/34Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
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    • G09G2340/16Determination of a pixel data signal depending on the signal applied in the previous frame

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LCDに表示されたテキストのスクロール、
アイコンのドラッギング、CGアニメーション、動画映
像等に現れる色シフト、ぼやけ、尾引き等を改善する。 【解決手段】 目標輝度に対して所定の電圧を印加した
際に、1リフレッシュサイクル後に各画素が到達するキ
ャパシタンス値を予測するキャパシタンス予測部12
と、キャパシタンス予測部12により予測されたキャパ
シタンス値を格納するフレームバッファ13と、1リフ
レッシュサイクル後の目標輝度とフレームバッファ13
に格納されたキャパシタンス値とに基づいて、各画素に
印加すべき電圧を算出するオーバードライブ電圧算出部
11とを備えた液晶ディスプレイ駆動回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を表示する液
晶表示装置等に係り、より詳しくは、液晶ディスプレイ
における応答速度の問題を改善する液晶表示装置等に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄膜トランジスタ(TFT)を備え
る液晶ディスプレイ(LCD)は、その軽量、薄型、低消
費電力の特性を生かして、大きな発展を続けている。こ
こで、例えばPCに用いられるLCDでは、従来、静止
画の表示が中心であったが、かかるLCDの発展に伴
い、グラフィックスシステムとして動画像の表示や、モ
ニタとしてビデオ映像の表示等、CRTに代わってLC
Dが広く用いられるようになっており、LCDでの動画
表示の技術についての関心が富に高まってきている。
【0003】ここで、発光がインパルス型であるCRT
に対し、LCDはフレームの全期間連続光になるホール
ド型であり、動画品質からみると、そのままではCRT
に追従できない。そこで、CRTと同様の動画特性を得
るためにリフレッシュレートの倍増やフレーム毎に間欠
発光させるブランキング方式等が提案されている。しか
しながら、これらは理想的な解決手段ではあるものの、
特殊な超高速応答液晶が前提であり、現在用いられてい
る液晶では応答が遅く、適用できないのが現状である。
【0004】例えば、現行のTNモードのTFT−LC
Dでは、オン/オフの応答速度が1リフレッシュサイク
ル(60Hzリフレッシュで16.7ms)程度である
が、中間調レベルでは応答速度が大きく遅れ、数〜十リ
フレッシュ程度まで遅れてしまう。特にTV等のビデオ
映像では中間調のレベルにある画像データが最も多く、
正確な輝度を得ることができない。また、PCにてテキ
ストデータを表示した場合であっても、スクロールを行
なった場合には、読み易い状態にて表示されるまでに長
時間が必要となる。
【0005】このように、TFT−LCDにて例えば動
画像を表示しようとする場合の画質劣化では、まず、上
述したような各画素の輝度遷移が1フレーム時間16.
7ms以内に完了しないことに問題がある。即ち、応答
の速い液晶を持ってきても液晶駆動の原理として液晶の
キャパシタンス(静電容量)が変化することから、通常の
駆動方法では1回のTFTチャージ/ディスチャージで
目標輝度に達することができず、画像が1フレーム毎に
変化する場合には、当然に表示の反応が追い付かなくな
る。また、階調によって応答時間が異なることから、カ
ラー表示に際してRGB間で応答時間が異なることにな
り、移動しているエッジや細線では、それらの境界から
かなり入り込んだところまで色シフト(色相変化)が起き
てしまう。
【0006】これらの応答速度の遅れを解決するものと
して、オーバードライブという方法がある。これは、液
晶デバイスにてステップ入力に対する応答特性の改善を
図るために、入力変化の最初のフレームにて目的電圧よ
りも高い電圧を与える方法である。例えば、特開平7−
20828号公報には、液晶の電圧応答特性の予測値を
考慮し、液晶の印加電圧に対する透過率応答特性を補償
するための処理を入力画像信号に対して施すことで、変
化が激しい動画やTV画像に対してもヒステリシス特性
や残像等の特性を改善し、忠実な輝度を再現しようとす
る技術について開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このオーバードライブ
技術は、駆動方法の変更だけで実施することが可能であ
り、比較的容易に実施でき、面倒な液晶デバイス自体の
変更を必要としない。また、他の改善手法との組み合わ
せも容易となる。しかしながら、上述した公報を含め、
従来のオーバードライブ技術では、単純な電圧値がパラ
メータとして採用されているに過ぎない。定常状態に達
していない場合の電圧値は、多数の異なる階調輝度や内
部状態に対して同じ値を取ることから、次のオーバード
ライブ電圧を決定するためのパラメータとしては不適切
である。
【0008】また、fullOFF(fullOFF=0V等)へ
の遷移では、電荷が完全放電されてしまっているので、
複数フレームにまたがる電圧印加の累積として目標階調
に漸近していく「積算応答」成分は存在しない。液晶は
粘性流体でありそれ自体変位速度が遅く、「粘性流体な
ので遅いこと」のみが応答速度の遅いことの原因になる
が、電圧を予測する限りこれは0Vであって、遷移途中
であることを電圧によって記述することはできない。上
記公報には、ローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filt
er)で遷移途中であることを擬似的に記述する内容が示
されているが、fullOFFの場合には積算応答がないの
で、他の階調とは異なる特異的なLPFを用意しなけれ
ばならなくなる。また、「積算応答」と「粘性」が全階
調に亘って非線型であり、実際にLPFでは必要とされ
る予測値を求めることは困難である。
【0009】本発明は、以上のような技術的課題を解決
するためになされたものであって、その目的とするとこ
ろは、LCDに表示されたテキストのスクロール、アイ
コンのドラッギング、CGアニメーション、動画映像等
に現れる、色シフト、ぼやけ、尾引き等を改善すること
にある。また他の目的は、例えば表示する階調に変化が
ある場合に、変化のあるリフレッシュサイクル時間内に
画素輝度を目標値に近づけることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的のもと、本発
明は、TFT−LCDの各画素について、その表示する
階調に変化がある場合、変化のあるリフレッシュサイク
ル分について目標画素値よりも行き過ぎた(過剰な)電圧
(オーバードライブ電圧)を印加し、その1リフレッシュ
サイクル時間内に画素輝度が目標値に達するようにして
いる。このとき、印加する電圧を算出する出発値を各画
素のキャパシタンスを基準とすることを特徴としてい
る。即ち、本発明が適用される液晶表示装置は、画像表
示領域を形成するTFT−LCD等の、キャパシタンス
変化に対して輝度変化が遅れる性質を備える液晶セル
と、この液晶セルに対して電圧を印加するドライバと、
このドライバが液晶セルに対して目標画素値よりも行き
過ぎたオーバードライブ電圧を印加するように制御する
オーバードライブコントローラと、所定のキャパシタン
ス値から印加すべき電圧値の情報が格納されたメモリと
を備え、このオーバードライブコントローラは、各画素
の予測キャパシタンス値を記憶し、この予測キャパシタ
ンス値に基づきメモリに格納された電圧値の情報を補間
してオーバードライブ電圧を算出することを特徴として
いる。
【0011】また、本発明が適用される液晶表示装置の
コントローラは、液晶セルに対して今回表示すべき画素
値であるリフレッシュサイクル後の目標輝度と予め予測
されている現時点の画素のキャパシタンス値とに基づい
て印加すべき電圧を算出する電圧算出手段と、現時点の
キャパシタンス値を有する画素に算出された電圧を印加
した際、リフレッシュサイクル後にその画素が到達する
キャパシタンス値を予測するキャパシタンス予測手段
と、予測されたキャパシタンス値を格納する格納手段
と、を備え、格納手段に格納されたキャパシタンス値に
基づいて印加すべき電圧の算出およびキャパシタンス値
の予測を行なうことを特徴している。
【0012】ここで、現時点のキャパシタンス値から今
回印加すべき電圧を求めるための情報と所定のキャパシ
タンス値の画素に対して所定の電圧をかけた際にその画
素が到達するキャパシタンス値の情報とを格納するメモ
リを更に備えたことを特徴とすれば、簡単な構成にて、
印加すべき電圧、予測キャパシタンスを決定できる点で
優れている。このメモリに格納される情報としては、例
えば、シミュレーションにより求められた離散値を表と
して示したものが挙げられ、定常状態からの遷移で求め
た値で済ますことが可能である。
【0013】一方、本発明は、コントローラ等の液晶デ
ィスプレイ駆動回路として把握することができる。即
ち、本発明が適用される液晶ディスプレイ駆動回路は、
目標輝度に対して所定の電圧を印加した際に、1リフレ
ッシュサイクル後に各画素が到達するキャパシタンス値
を予測するキャパシタンス予測手段と、予測されたキャ
パシタンス値を格納する格納手段と、1リフレッシュサ
イクル後の目標輝度と格納されたキャパシタンス値とに
基づいて、各画素に印加すべき電圧を算出する電圧算出
手段とを備えたことを特徴とすることができる。
【0014】更に、本発明は、入力される画素値に対し
てオーバードライブで修飾された画素値を出力する液晶
ディスプレイの駆動方法であって、入力される画素値に
対して所定の電圧を印加した際に、1リフレッシュサイ
クル後に各画素が到達するキャパシタンス値を予測し、
予測されたキャパシタンス値を記憶し、入力される1リ
フレッシュサイクル後の画素値と記憶されたキャパシタ
ンス値とに基づいて、各画素に印加すべきオーバードラ
イブ電圧を算出している。言い換えると、オーバードラ
イブ電圧の算出は、記憶されたキャパシタンス値を出発
時のパラメータとし、入力される画素値を1リフレッシ
ュサイクル後の目標輝度として、印加すべきオーバード
ライブ電圧を算出している。このように構成すること
で、前回の画素値や輝度、予測した電圧や輝度を出発時
のパラメータにする場合に比べて、理想的なオーバード
ライブを実現することができる。
【0015】他の観点から把えると、本発明は、キャパ
シタンス変化に対して輝度変化が遅れる液晶ディスプレ
イの駆動方法であって、所定の電圧を印加した際に液晶
ディスプレイの各画素が有するキャパシタンス値を予測
し、入力される目標画素値に基づいて、予測されたキャ
パシタンス値をパラメータとして目標画素値よりも行き
過ぎた電圧を算出し、算出された電圧に基づいて液晶デ
ィスプレイに所定の電圧を供給することを特徴とするこ
とができる。輝度変化に比べて応答速度が速いキャパシ
タンス値をパラメータにすることで、オーバーシュート
に対するブレーキ効果も期待できる。
【0016】更に本発明は、液晶表示装置を駆動するた
めのコンピュータに実行させるプログラムとして把握す
ることができる。かかるプログラムは、コンピュータに
対して、表示すべき画素値に基づいて液晶表示装置に所
定の電圧を印加した際に、1リフレッシュサイクル後に
各画素が到達するであろうキャパシタンス値を予測する
機能と、コンピュータに設けられたバッファに対して、
予測されたキャパシタンス値を記憶させる機能と、表示
すべき1リフレッシュサイクル後の画素値と記憶された
キャパシタンス値とに基づいて、各画素に印加すべき電
圧を算出する機能と、を実現させることを特徴としてい
る。
【0017】このプログラムは、例えば、遠隔地にある
プログラム伝送装置からネットワークを介して、液晶デ
ィスプレイを制御するコンピュータに対して提供するこ
とができる。このプログラム伝送装置としては、プログ
ラムを記憶させたCD−ROM、DVD、メモリ、ハー
ドディスク等の記憶手段と、これらの記憶手段からプロ
グラムを読み出し、プログラムを実行する装置側にコネ
クタ、インターネットやLAN等のネットワークを介し
て伝送する伝送手段とを備える構成とすれば良い。ま
た、CD−ROM等の記憶媒体を用いてコンピュータに
対してプログラムが提供される場合も考えられる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付する図面を用いて、本
実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態が
適用された液晶表示装置の一実施形態を示す構成図であ
る。図1に示す液晶表示装置では、液晶セルコントロー
ル回路1と薄膜トランジスタ(TFT)の液晶構造を有す
る液晶セル2によって液晶モジュール(LCDパネル)を
形成している。この液晶モジュールは、例えばパーソナ
ルコンピュータ(PC)等のホスト側のシステム装置とは
分離した表示装置に、またはノートブックPCの場合は
その表示部に形成されるものである。即ち、液晶表示装
置には、ホスト側のシステムとはライン等で接続された
単体型の液晶ディスプレイ(LCD)の他、ホスト側のシ
ステムとLCDとが一体型となった構成も存在し、これ
らを区別するものではない。図1に示す液晶セルコント
ロール回路1では、システム側のグラフィックスコント
ローラLSI(図示せず)からビデオインターフェイス
(I/F)3を介してRGBビデオデータ(ビデオ信号)や
制御信号、DC電源がLCDコントローラ4に入力され
る。また、液晶セル2は、例えばTN(ツイステッドネ
マティック)モードのTFT液晶である。
【0019】DC−DCコンバータ5は、供給されたD
C電源から液晶セルコントロール回路1にて必要な各種
DC電源電圧を作り出し、ゲートドライバ6やソースド
ライバ7、バックライト用の蛍光管(図示せず)等に供給
している。LCDコントローラ4は、ビデオI/F3か
ら受け取った信号を処理してゲートドライバ6やソース
ドライバ7に処理結果を供給している。このLCDコン
トローラ4とソースドライバ7との間には、オーバード
ライブコントローラ10が介在している。ソースドライ
バ7は、液晶セル2上にマトリックス状に並んだTFT
配列において、TFTの水平方向(X方向)に並んだ各ソ
ース電極に印加する電圧を出力している。また、ゲート
ドライバ6は、同じくTFTの垂直方向(Y方向)に並ん
だ各ゲート電極に印加する電圧を出力している。このゲ
ートドライバ6およびソースドライバ7は共に複数個の
ICで構成されており、例えばソースドライバ7は、L
SIのチップである複数のソースドライバIC8を備え
ている。
【0020】このソースドライバ7の耐圧であるが、実
用的な階調数としては、ノートPCではFRC(Frame R
ate Control)なしで64階調(6ビット)ドライバを用い
ており、ノートPCではTNモードにて5V駆動が一般
的である。LCDモニタはIPS(In-plane Switchin
g:横電界)モードが一般的で、15V程度の耐圧である
256階調(8ビット)ドライバを用い、ドット反転駆動
により、その半分の7.5Vまでを用いている。このI
PS用のソースドライバ7をTN用に用いることは可能
であり、かかる場合には、5V以上の高電圧域をオーバ
ードライブに使用することができる。尚、「FRC(Fra
me Rate Control)」では、例えば6ビットドライブで8
ビット階調を表示するために、例えば4フレームに亘っ
て最下位ビットへ±1を施して下位2ビット分を時間変
調に置き直している。尚、FRCは、例えばPC画面が
静的であることを前提としているので、細線の連続スク
ロールなどでは別の色が見えてしまう。動きのある部分
については、階調数は犠牲にできるので、FRCを行な
うことは好ましくない。
【0021】液晶セル2を構成するTFT−LCDは、
CRT等の表示装置に比べて応答速度が遅い。「応答速
度」とは、例えば、目標階調の絶対輝度精度(ガンマ特
性を考慮した階調間隔の1/2または1/4)への到達に
要する時間と定義できる。この応答速度が遅い原因とし
ては、積算応答の問題、液晶が粘性流体である問題等が
挙げられる。また、液晶には電荷リークの問題も存在す
る。
【0022】この積算応答とは、1回の充放電では目標
とする点に到達せず、複数フレームにまたがる電圧印加
の累積として目標階調に漸近させるものと言うことがで
きる。画素では、選択終了時の電荷Qを保ったまま液晶
が変位していき、C(キャパシタンス)・V(電圧)=Q
(Qは一定)の反比例曲線上を移動していく。開始時のキ
ャパシタンスC開始なる画素へ目標階調に相当する電圧
目標が印加されたとすると、選択後の電荷は、C開始
・V 目標であり、目標とする階調で本来必要な電荷Q
目標=C目標・V目標よりもC 開始/C目標だけ過大か
過小となってしまう。即ち、目標階調に相当する静的電
圧を印加する限り、1回の充放電では目標とする点に到
達しない。静的な画像を表示している場合、TFT−L
CDでは毎フレーム目標電圧を印加し直すことになるの
で、時間的に見ると階段状にC目標に漸近していくこと
になる。16.7ms応答とされているTN液晶にて中
間調の応答が遅い理由は、この積算応答が主原因であ
る。TNモードでなくとも、ON状態とOFF状態とで
誘電率の異なる液晶の場合には、この積算応答の問題が
当てはまる。
【0023】図2は、上述したジグザグ動作によって目
標キャパシタンスに達する特性を説明するための図であ
る。横軸は電圧、縦軸はキャパシタンス(静電容量)であ
り、輝度−電圧対応曲線とキャパシタンス−電圧対応曲
線とが示されている。図に示すキャパシタンスの初期値
から第1回目の目標輝度の電圧を与えると、その画素が
選択されていない1リフレッシュサイクルの時間に、C
・V=Q(Qは一定)の反比例曲線上を移動してキャパシ
タンス−電圧対応曲線の第1回目の位置にキャパシタン
スが到達する。同様に、第2回目の目標輝度の電圧、第
3回目の目標輝度の電圧と電圧を印加することによっ
て、輝度は、輝度初期値から段階的に目標輝度に達する
様子が理解できる。
【0024】また、液晶は、粘性流体であるのでそれ自
体変位速度も遅い。例えばTNモードでは、遷移時に液
晶分子が3次元内でθとφの両方の自由度で乱れること
から、θの平均値的状態を表すキャパシタンスに対し
て、θとφ両方の影響を受ける輝度は遷移が遅れる。即
ち、変化中の輝度曲線は、定常状態における輝度曲線か
ら外れており、出発地点での状態に強く依存してしま
う。この遅延は解析的には解けないことから、厳密に
は、シミュレーションで求めることになる。尚、TNモ
ードで垂直方向に対する配向ベクトルの傾き角度をθ、
水平方向での角度をφとしている。IPSモードでもガ
ラス基板に垂直な方向をθ、水平な方向をφとする。
【0025】次に、電荷リークの問題であるが、液晶
は、1フレーム時間内に画素から有意な電荷リークがあ
ると、静的に同じ階調を表示している場合にはフリッカ
(画面のちらつき)現象が生じる。また、階調変化があっ
た場合にはON遷移については遅れ要因となり、fullO
FF(白、0V)以外へのOFF遷移については加速要因
となる。電荷リークは、バックライト輝度、反転極性に
依存し、データ線との寄生容量もまたリークに関係す
る。リークの影響は、C・V=Q(一定)のQをリーク量
で加減することで、オーバードライブに取り込むことが
可能である。また、反転極性によってリーク量が大きく
異なる場合、オーバードライブの仕組みをそのまま当て
はめれば、静的表示の場合にも反転極性に応じて駆動電
圧を変えることができ、フリッカを軽減させることがで
きる。
【0026】これらの問題を踏まえて、本実施の形態で
は、オーバードライブコントローラ10をLCDコント
ローラ4からの画素値のストリームに介在させ、ソース
ドライバ7にオーバードライブで修飾した画素値を渡す
ように構成している。ここで、「オーバードライブ」と
は、目標階調を表示する場合に印加する電圧に対し、出
発階調として目標電圧よりも行き過ぎた電圧を与えるも
のであり、+(プラス)方向への過剰の場合と、−(マイ
ナス)方向(0V方向)への過剰の場合とがある。
【0027】図3は、オーバードライブ電圧を印加した
場合の特性を説明するための図であり、後述するオーバ
ードライブの最も単純な第1のケースで適用される液晶
の特性を示している。図2と同様に、横軸は電圧、縦軸
はキャパシタンスであり、輝度−電圧対応曲線とキャパ
シタンス−電圧対応曲線とが示されている。ここでは、
+方向への過剰の場合を例に示している。図に示すキャ
パシタンス初期値から、目標輝度の電圧に過剰電圧を加
えたオーバードライブ電圧を与えると、C・V=Q(一
定)の反比例曲線上を移動してキャパシタンス−電圧対
応曲線の目標位置にキャパシタンスが到達する。その結
果、輝度は、輝度初期値から輝度−電圧対応曲線におけ
る目標輝度に達することができる。尚、オーバードライ
ブ印加電圧は、出発時点での画素液晶の状態に依存して
いる。
【0028】精度の高いオーバードライブを実現するた
めには、現状よりも多い階調ビット数のソースドライバ
7を選ぶことや、現状とは異なる電圧をソースドライバ
7において用いることが挙げられる。このオーバードラ
イブコントローラ10に入力される画素値は、ガンマ補
正された輝度値と考えることができる。もっとも輝度値
そのものではなく、階調を示すインデックス値であって
も構わない。また、出力される画素値は、各画素に印加
されるべき電圧値である。ソースドライバ7がデジタル
入力型であれば、電圧を指し示す値が出力される画素値
となる。
【0029】図4は、本実施の形態が適用されるオーバ
ードライブコントローラ10の構成を説明するための図
である。ここでは、一次の再起型システムで構成され、
目標輝度と現時点のキャパシタンス値とから、その画素
に今回印加すべきオーバードライブ電圧(供給電圧)を算
出するオーバードライブ電圧算出部11、1フレーム後
のキャパシタンス値を予測するキャパシタンス予測部1
2、キャパシタンス予測部12により予測された1フレ
ーム後のキャパシタンス値を格納するフレームバッファ
13を備えている。
【0030】図5は、図4に示したオーバードライブコ
ントローラ10の処理を示すフローチャートである。ま
ず、オーバードライブ電圧算出部11には、今回表示す
べき輝度、即ち1リフレッシュサイクル後の目標輝度が
入力される(ステップ101)。オーバードライブ電圧算
出部11は、フレームバッファ13に格納されている前
回(1リフレッシュサイクル前)のキャパシタンス値を読
み出して、今回印加すべきオーバードライブ電圧を算出
する(ステップ102)。キャパシタンス予測部12で
は、フレームバッファ13から読み出した現時点のキャ
パシタンス値(前回予測したキャパシタンス値)の画素に
対して、そのオーバードライブ電圧を印加した場合に、
1リフレッシュサイクル後にその画素が到達するキャパ
シタンス値の予測が実行される(ステップ103)。この
キャパシタンス予測部12によって予測された予測キャ
パシタンス値はフレームバッファ13に格納される(ス
テップ104)。このフレームバッファ13に格納され
るキャパシタンス値は、1リフレッシュサイクル後にあ
たる現時点の画素におけるキャパシタンス値として、オ
ーバードライブ電圧算出部11およびキャパシタンス予
測部12にて用いられる。本実施の形態では、フレーム
バッファ13に格納されるものが予測キャパシタンス値
であり、予測された電圧や輝度ではない点に特徴があ
る。
【0031】印加する電圧としては、静的印加電圧では
使われていない電圧域も用いることができる。例えば、
一般的な5VのTNモードでは、静的印加電圧では使わ
れていない0V〜2Vや3〜5V、および5Vを超える
電圧領域(超過電圧域)も用いることができる。尚、「静
的印加電圧」とは、表示階調に変化がない定常的(静的)
状態でその階調を表示するために画素に印加している電
圧であり、図2および図3に示すように、輝度−電圧対
応曲線をロジスティック曲線のような1本の曲線で表す
ことができる。オーバードライブ駆動においては、表示
すべき階調に対応する静的印加電圧が到達すべき目標電
圧となる。
【0032】図6は、5μmギャップTNモード液晶に
ついて、現在のキャパシタンス値から今回印加すべきオ
ーバードライブ電圧を求めるための値を示す図表であ
り、発明者がシミュレーションにより求めたものであ
る。本実施の形態では、図4に示したオーバードライブ
電圧算出部11に設けられ、このオーバードライブ電圧
算出部11にて補間のための基準データとして用いられ
る。図6に示すような図表の値は、そのLCDに固有の
パラメータであり、オーバードライブコントローラ10
が備える所定の不揮発性メモリ(図示せず)に格納され
る。第2列目に書かれているのが出発時のキャパシタン
ス(CLC)、第2行目に書かれているのが目標輝度であ
り、ここでは、レベル0(電圧fullON、黒)〜レベル8
(電圧fullOFF、白)の9段階の階調に対して、目標輝
度が設定されている。図表中にあるのが印加すべき電圧
(V)である。キャパシタンスについて、ここではCLC
とってpF/mm2で示してあるが、実際には液晶部のキ
ャパシタンスの絶対値が必要なわけではなく、液晶の最
小(即ちオフ)キャパシタンスCLCminを単位とする、画
素の全キャパシタンスCallの相対値で構わない。
【0033】図6では、キャパシタンスに対する目安と
して、第1列目と第1行目に、それぞれ定常(静的)状態
のときに対応する階調レベルが記されている。一般に、
現時点のキャパシタンスがこの階調レベルに対応する場
合は稀であり、実際のオーバードライブ電圧の算出は補
間によって行なわれる。単純な線形補間でほぼ満足すべ
き結果が得られる。尚、第1列目で1.2V〜2.0Vと
電圧で記述してある部分を設け、9階調よりも細かい精
度で閾値近辺の補間をできるように構成している。
【0034】図7は、あるキャパシタンス値の画素に対
して1フレーム後のキャパシタンス値を算出するための
図表である。ここでは、あるキャパシタンス値の画素に
対してゲート選択時間(ここでは21.7μsにてシミュ
レーションしたとき)にある電圧をかけた場合、その画
素は16.7ms後にどのようなキャパシタンス値にな
っているかが示されている。これらの情報は、図4に示
したキャパシタンス予測部12に設けられ、このキャパ
シタンス予測部12にて用いられるものである。図7に
示すような図表の値は、そのLCDに固有のパラメータ
であり、オーバードライブコントローラ10が備える所
定の不揮発性メモリ(図示せず)に格納される。
【0035】図7では、図6に示した図表と同様に、第
1列目に出発時点での容量(キャパシタンス)、第1行目
に印加する電圧が示されており、図表中には、16.7
ms後に予測されるキャパシタンス値が示されている。
一般に、現時点のキャパシタンスが第1列目に示したキ
ャパシタンスに一致していることはなく、実際の算出は
補間によって行なわれる。ここでは、キャパシタンスの
範囲も印加電圧の範囲も、静的に定義された階調範囲よ
り外側まで含んでいる。
【0036】図6および図7に示す図表は、定常(静的)
状態から遷移するデータをもとに構成されている。キャ
パシタンス以外のパラメータを出発時点での状態を表す
パラメータに採用すると、非定常(動的)状態からの遷移
では定常状態からの遷移で求めた値を用いることができ
ず、その履歴に応じて表の値を入れ替えなければならな
い。しかしながら、本実施の形態では、キャパシタンス
を出発時パラメータに採用しているので、後述の理由に
より、定常状態からの遷移データで構成される1種類の
表で済ますことができる。
【0037】尚、かかる例の場合、キャパシタンスは
5.5〜13.5程度で変動するので、フレームバッファ
13には、RGB各画素について10ビット程度で記憶
しておけばよい。このビット数もオーバードライブ精度
とのトレードオフの関係にある。また、初期値Cの変動
による敏感さはリニアではないので、キャパシタンスの
値を非線形にマップして8ビット程度に圧縮することも
考えられる。
【0038】次に、最も単純な第1のケースからTN−
LCDを用いた第6のケースまで、順を追って、本実施
の形態における算出方法を説明する。まず第1のケース
として、fullON→fullOFFが1フレーム時間(1リ
フレッシュサイクル)より十分速く遷移できる、高速な
液晶の場合を説明する。このケースでは、オーバードラ
イブで加速しなければならない量は積算応答で説明した
C・V=Q(一定)での目減り分だけになるので、 V印加=V目標・C目標/C現在 となる電圧を印加すれば良い。超過電圧域としては、 V印加=VfullON・CfullON/CfullOFF までを使うことになる。
【0039】オフ方向・オン方向共に液晶の遷移が充分
高速で1フレーム時間に内部状態が定常状態に充分漸近
できるのであれば、C現在の指標として前回の表示画素
値を用いることができ、この場合は通常のフレームバッ
ファ13を1次遅延にした非再帰型システムとしても構
成することができる。そして、静的(定常)状態での「階
調値→キャパシタンス値」対応表、「階調値→電圧」対
応表を階調数の分だけ用意しておけばV印加を算出でき
る。
【0040】次に、第2のケースとして、fullON→fu
llOFFにて、輝度としては1フレーム時間内で遷移で
きるが、内部状態が定常状態にまで達しない場合を考え
る。上記第1のケースによる非再帰型システムではC
現在が分からないので、この非再帰型システムではオー
バードライブに誤差が生じてしまう。現在16ms以下
の応答と言われている5μmギャップTNでも、閾値以
下(例えばfullOFF)で内部状態が定常状態に達するた
めには0.1〜0.2秒かかり、16.7msでのキャパ
シタンスを用いたとすると、6〜20%程度の誤差を生
じることになる。またTNのC−V対応図(キャパシタ
ンス−電圧対応曲線)を見ると、fullON(fullBlac
k)の辺りでは輝度としては飽和しているのに、キャパ
シタンスは勾配を持っている。輝度で見た場合には16
ms以下でfullBlackに辿り着くことができても、
キャパシタンスがfullONでのキャパシタンスに辿り着
いていなければ、次回のオーバードライブでは階調に対
応する静的なキャパシタンスではなく、その不充分なキ
ャパシタンスを用いなければならない。もし静的なキャ
パシタンスをC現在として使い続ければ、誤差が累積し
ていく。
【0041】即ち、輝度としては、オーバードライブ電
圧として V印加=V目標・C目標/C現在 を用いれば良いのであるが、C現在を何とかして推定し
なければならない。そのためには非再帰型システムでは
なく、C現在とV印加から1フレーム後のキャパシタン
スを推定する再帰型システムにしなければならない。静
的に定義された階調に対応する以外の値をC現在が取る
ようになるためである。もし非再帰型システムとして構
成しようとすると、現在までの画素値の履歴を全て覚え
ておかねばならず、これには無限段階のフレームバッフ
ァ13が必要となってしまう。
【0042】また、第3のケースとして、fullON→fu
llOFFが輝度として1フレームより若干長い程度の時
間で遷移する現在の5μmギャップTN、数フレーム時
間程度で遷移する現在の4μmギャップIPSのよう
に、オーバードライブをかけても1フレーム時間内には
目標輝度に達しない遷移が混在する場合を考える。積算
応答以外に粘性流体であることで遅いという原因が加わ
ってくるので、オーバードライブ電圧をV印加=V目標
・C目標/C現在で算出することはできなくなり、何ら
かのパラメータで表される内部状態を出発点とし、目標
階調へ到達するのに必要な電圧が並べられている表を用
いてV印加を決定することが必要となる。パラメータの
推定は第2のケースと同様に再帰型システムで構成する
ことになる。
【0043】ここで、1フレーム後のパラメータ推定や
オーバードライブ電圧の決定は、図6および図7で示し
たような表を用いることになるが、これは電圧に対する
応答が非線型であるためである。表は、離散値の集合、
即ち、ある程度、疎に作っておき、この表の値を補間し
て必要な値を算出することが好ましい。ここで、本実施
の形態のごとく、基準となるパラメータとしてはキャパ
シタンスを用いるのが最も優れている。その理由は、T
Nでは、キャパシタンスが液晶分子のθにおける配位の
総和を示しているので、φによるキャパシタンス−輝度
遅延への影響が大きくない限り、キャパシタンスが1フ
レーム時間後の内部状態を表す唯一のパラメータとして
使用できるからである。
【0044】内部状態を表すのに、キャパシタンスでは
なく液晶表面に発生している電圧Vを用いる場合、定常
(静的)状態では、電圧Vをキャパシタンスと1:1に対
応させることができる。しかしながら、遷移中では、V
現在=Q前回印加/C現在となり、前回チャージした電
荷Qに依存し、同じ電圧Vの値で無数のキャパシタンス
(即ち内部状態)に対応することになる。即ち、物理的な
意味を持つ電圧Vでは、次回のオーバードライブの出発
点を一意に定められない。また、0V印加の遷移の場合
には、Q=0となるので、電圧Vでは内部状態を表現で
きなくなってしまう。言い換えると、電圧Vを出発時点
の内部状態を示す唯一のパラメータとしたい場合には、
それは物理的な実体を持つ電圧Vではなく、何らかの仮
想的な電圧として考案しなければならない。もしもその
時点での物理的な電圧Vをパラメータにするのであれ
ば、前回チャージした電荷Qに関する情報や、0Vによ
る遷移に対して別の補助パラメータを併用する必要性が
生じる。そのために、本実施の形態のごとく、パラメー
タとしてはキャパシタンスを用いることが好ましい。
【0045】次に、第4のケースについて説明する。T
Nモード液晶では、各分子の自由度としてθとφの2つ
があり、全分子が一斉に整然と動く訳ではないので、同
じ輝度を示していても遷移中の分子の配位状態と、定常
(静的)状態での配位状態は異なる。発明者は、鋭意研
究の結果、遷移中のキャパシタンス変化は輝度の変化に
先行することを見出した。これにより、1フレーム後に
ちょうど輝度が目標階調輝度に達するようにオーバード
ライブすると、キャパシタンスは既に目標階調に対応す
る静的キャパシタンスを通り過ぎた地点に達し、目標階
調より行き過ぎたキャパシタンスと輝度の状態に漸近収
束しようとする。これは、2フレーム目で目標階調の静
的電圧を印加しても抑えることにはならず、電圧差の僅
少な遷移に相当することから、目標輝度に戻るためには
数フレーム時間以上の長い時間がかかってしまう。これ
をオーバーシュートと呼ぶ。このオーバーシュートは階
調差の大きい遷移ほど大きくなる。
【0046】ここで、輝度を出発点の状態を表すパラメ
ータとし、1フレーム後に目標階調輝度に達するように
オーバードライブを施した場合を考える。ステップ型階
調変化の場合、次のフレームの出発時点では目標輝度に
一致してしまっているので静的印加電圧をかけることに
なるが、それではオーバーシュートが数フレーム持続し
てしまうことになる。これに対して、キャパシタンスを
出発点の状態を表すパラメータとし、1フレーム後に目
標階調輝度に達するようなオーバードライブを実行する
と、キャパシタンスは定常的(静的)な値より少々行き過
ぎた点に達しているので、ステップ型階調変化の場合
に、次のフレームでは逆向きのオーバードライブを選択
することになる。即ち、オーバーシュートに対してブレ
ーキをかけるのと同様の効果を得ることができ、振動し
ながら目標輝度に速く収束させることができる。
【0047】更に、キャパシタンスを出発点パラメータ
にした場合、非定常状態からの出発であっても、定常
(静的)状態からの出発におけるオーバードライブ電圧セ
ットと同じ電圧セットを使用できることが、シミュレー
ションを用いて実験的に確かめられた。これは、キャパ
シタンスがθを代表するパラメータであることを考える
と、θの非定常状態からの緩和時間は1フレーム時間に
比べて充分短いことを意味し、φの定常状態からのズレ
に起因すると思われる輝度のキャパシタンスに対する遅
れは、定常状態から出発しても非定常状態から出発して
も1フレーム後ではほぼ同じになることを意味してい
る。
【0048】これに対し、輝度を出発点パラメータに
し、その定常状態からの出発におけるオーバードライブ
電圧セットを非定常状態からの出発にも当てはめた場
合、fullWhiteに近い方(閾値に近い方)の条件にお
いては、到達輝度の誤差が大きくなることも確かめられ
た。これは、輝度とキャパシタンスなど主要な状態パラ
メータとの乖離が、閾値近くでは大きくなるためと考え
られる。何れにせよ、内部状態を記憶しておく1次遅延
に動的状態か定常状態かを示す補助パラメータを設ける
必要性や、それまでの履歴を示す2次以上の遅延をフレ
ームバッファ13として持つ必要性がなく、オーバード
ライブ電圧の算出表が、図6に示すように定常状態出発
のもの1つで良いということのメリットは大きい。
【0049】次に、第5のケースについて説明する。前
述のように、積算応答の解消のためには、本来は静的電
圧でのfullONよりも高い電圧域(超過電圧域:TNな
ら5V超、IPSなら7.5V超)を用いるのがオーバー
ドライブとしては望ましい。しかし、ソースドライバ7
の耐圧や電源による制限でそのような電圧が使えない場
合がある。かかる場合には、上述した第3のケースと同
様に、1フレーム後に目標に辿り着いていない液晶の状
態を推定し、それを次回のオーバードライブの出発点と
しなければならない。上述した第2のケースおよび第3
のケースにおける再帰型システムであれば、フレームバ
ッファ13は1段で実現可能である。
【0050】最後に、第6のケースについて説明する。
現在、ソースドライバ7として、ノートPC用TN−L
CDでは6ビット階調、モニタ用IPS−LCDでは8
ビット階調のディジタルドライバが用いられている。と
ころが、一般に、TNモードの液晶では、fullBlac
kとfullWhiteを除き、中間の階調はほとんど2V
〜3Vの狭い範囲(latitude)の中にて(静的)電圧定義が
なされている。望ましいオーバードライブを実現するた
めには、それら階調定義では使われていない0V〜2V
や3V〜5V、及び5Vを超える電圧領域(超過電圧域)
を含め、全ての電圧域でアナログ的に電圧を発生させる
ことが望ましい。しかしながら、ディジタルドライバで
は発生できる電圧の数に制限があるため、その数とオー
バードライブの精度とはトレードオフの関係になる。そ
れでもオーバードライブコントローラ10が再帰型シス
テムで構成している限り、その誤差を補償・収束させて
いくことが可能である。
【0051】妥当なインプリメンテーションとして、ソ
ースドライバ7には静的階調数よりも1〜2ビット程度
階調数の多いIC(ソースドライバIC8)を採用し、発
生できる電圧数を2〜4倍にするものが挙げられる。そ
の中で、1セット分はもともとの静的階調の電圧を発生
する組とし、残りは0V〜2Vや3V〜5V、及び5V
を超える電圧領域、およびlatitude内で電圧設定が疎に
なっている部分に割り振る。γカーブによる階調設定の
粗密さを反映して、オーバードライブ用電圧の組を設定
する。
【0052】ソースドライバ7のビット数を増加させず
に全階調に対してオーバードライブを実現したいとする
と、latitude内に設定されている静的階調電圧の幾つか
を0V〜2Vや3V〜5V、及び5Vを超える電圧領域
に移動させることになる。静止している画素に関して静
的印加電圧をかけることができない場合が出てくるが、
その上下の電圧を使ってFRCと同様に振動させ続けれ
ば、ほぼ目的の階調輝度を発生させることができる。こ
れも再帰型システムのオーバードライブで実現可能であ
るが、その画素についてFRCを実行中であることの補
助情報を更にフレームバッファに持たせるようにした方
が、FRC固有のチラツキ等の問題を回避することがで
きる点で好ましい。即ち、現行のFRCで行なわれてい
るのと同様に、振動のタイミングを隣接する画素からず
らすことでチラツキを抑えることができるが、その補助
情報によりタイミングをずらすべきなのか、それとも一
致させるべきなのかを決定するのである。
【0053】尚、上記の例から推測できるように、現行
のFRCも、オーバードライブコントローラ10にて行
なうことが好ましい。もしLCDコントローラ4によっ
てFRCされた階調値が出力される場合には、オーバー
ドライブによってチラツキを増強してしまうので、この
ような画素についてはオーバードライブをかけないよう
にしなければならない。しかしながら、リニアを仮定し
ている階調値でLCDコントローラ4がFRCをかける
よりは、γ特性を考慮したより細かい電圧配分をもって
いるオーバードライブコントローラ10によって実行す
る方が、より精度の高いFRCを実現できる。更に、将
来的には、ソースドライバ7の階調解像度を現在よりず
っと高く、リニアなものにして、γ特性などは参照電圧
で与えるのではなくディジタル値で与えるようにすべき
であろう。このように構成することで、オーバードライ
ブも理想的な(アナログ的な)電圧を与えることが可能と
なる。
【0054】以上、詳述したように、本実施の形態で
は、オーバードライブコントローラ10によって目標画
素値よりも行き過ぎた電圧(オーバードライブ電圧)を印
加し、その1リフレッシュサイクル時間内に画素輝度が
目標値に達するように制御している。このとき、フィー
ドバック型であるフレームバッファ13には、1リフレ
ッシュサイクル後の予測キャパシタンスが格納されてい
る。そして、この予測キャパシタンスに基づいて、今
回、印加すべきオーバードライブ電圧の算出、次の予測
キャパシタンス値の算出が実行される。これによって、
従来に比べて適切な状態にて、目標輝度に到達させるこ
とが可能となる。また、予測フィードバック型であるこ
とから、フレームバッファ13は1段だけ、即ち、1次
遅延だけで実行できる。更に、キャパシタンス値を出発
時パラメータとすることによって、TN液晶のオーバー
ドライブ駆動で発生するオーバーシュートに対してブレ
ーキ効果を生じさせることも可能となる。
【0055】尚、本実施の形態では、LCDコントロー
ラ4とソースドライバ7との間にオーバードライブコン
トローラ10を設け、このオーバードライブコントロー
ラ10によってLCDにおける応答速度の改善を図るよ
うに構成したが、例えば、LCDコントローラ4にこの
ような機能を設ける態様、ソースドライバIC8にこの
ような機能を設ける態様、また、例えばシステム側にて
ソフトウェアを用いて実行するように構成することも可
能である。かかる場合には、本実施の形態に示すような
1次の再帰型システムをプログラム化し、システム側の
コンピュータにインストールを行なって実行させること
で、本実施の形態における効果を得ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
LCDに表示されたテキストのスクロール、アイコンの
ドラッギング、CGアニメーション、動画映像等に現れ
る、色シフト、ぼやけ、尾引き等を改善することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態が適用された液晶表示装置の一
実施形態を示す構成図である。
【図2】 ジグザグ動作によって目標キャパシタンスに
達する特性を説明するための図である。
【図3】 オーバードライブ電圧を印加した場合の特性
を説明するための図である。
【図4】 本実施の形態が適用されるオーバードライブ
コントローラの構成を説明するための図である。
【図5】 図4に示したオーバードライブコントローラ
の処理を示すフローチャートである。
【図6】 5μmギャップTNモード液晶について、シ
ミュレーションで求めた現在のキャパシタンス値から今
回、印加すべきオーバードライブ電圧を求めるための値
を示す図表である。
【図7】 あるキャパシタンス値の画素に対して1フレ
ーム後のキャパシタンス値を算出するための図表であ
る。
【符号の説明】
1…液晶セルコントロール回路、2…液晶セル、3…ビ
デオインターフェイス(I/F)、4…LCDコントロー
ラ、5…DC−DCコンバータ、6…ゲートドライバ、
7…ソースドライバ、8…ソースドライバIC、10…
オーバードライブコントローラ、11…オーバードライ
ブ電圧算出部、12…キャパシタンス予測部、13…フ
レームバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 G09G 3/20 641R (72)発明者 関家 一雄 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 内 (72)発明者 中村 肇 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 内 Fターム(参考) 2H093 NA41 NA51 NC28 NC34 NC42 NC58 ND32 ND60 NF05 5C006 AA01 AC21 AF13 AF32 AF44 AF45 AF54 AF84 BB16 BC12 FA29 5C080 AA10 BB05 DD03 EE04 EE19 EE22 EE29 FF11 JJ02 JJ05 JJ07

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示領域を形成する液晶セルと、 前記液晶セルに対して電圧を印加するドライバと、 前記ドライバが前記液晶セルに対して目標画素値よりも
    行き過ぎたオーバードライブ電圧を印加するように制御
    するオーバードライブコントローラと、を備え、 前記オーバードライブコントローラは、各画素の予測キ
    ャパシタンス値を記憶し、当該予測キャパシタンス値に
    基づいて前記オーバードライブ電圧を算出することを特
    徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 所定のキャパシタンス値から印加すべき
    電圧値の情報が格納されたメモリを更に備え、 前記オーバードライブコントローラは、前記メモリに格
    納された電圧値の情報を補間して前記オーバードライブ
    電圧を算出することを特徴とする請求項1記載の液晶表
    示装置。
  3. 【請求項3】 前記オーバードライブコントローラは、
    あるキャパシタンス値の画素に対して所定の電圧をかけ
    た場合に、その画素が1フレーム後にどのようなキャパ
    シタンス値になっているかを予測して予測キャパシタン
    ス値を記憶することを特徴とする請求項1記載の液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】 あるキャパシタンス値の画素に対して所
    定の電圧をかけた場合に、その画素が1フレーム後に到
    達するキャパシタンス値の情報を格納するメモリを更に
    備え、 前記オーバードライブコントローラは、前記メモリに格
    納されたキャパシタンス値の情報を補間して前記予測キ
    ャパシタンス値を算出することを特徴とする請求項3記
    載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記液晶セルは、キャパシタンス変化に
    対して輝度変化が遅れる性質を備えることを特徴とする
    請求項1記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 TFT構造を有する各画素に電圧が印加
    されて画像を表示する液晶セルと、 前記液晶セルの各画素に対して電圧を印加するドライバ
    と、 前記液晶セルに対して目標輝度を表示する際に印加する
    電圧よりも行き過ぎた電圧の提供に際して当該ドライバ
    を制御するコントローラと、を備え、 前記コントローラは、 前記液晶セルに対して今回表示すべき画素値であるリフ
    レッシュサイクル後の目標輝度と予め予測されている現
    時点の画素のキャパシタンス値とに基づいて印加すべき
    電圧を算出する電圧算出手段を有することを特徴とする
    液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記コントローラは、 現時点のキャパシタンス値を有する画素に前記電圧算出
    手段により算出された前記電圧を印加した際、リフレッ
    シュサイクル後にその画素が到達するキャパシタンス値
    を予測するキャパシタンス予測手段と、 前記キャパシタンス予測手段により予測された前記キャ
    パシタンス値を格納する格納手段と、を更に備え、 前記電圧算出手段および前記キャパシタンス予測手段
    は、前記格納手段に格納された前記キャパシタンス値に
    基づいて印加すべき電圧の算出およびキャパシタンス値
    の予測を行なうことを特徴とする請求項6記載の液晶表
    示装置。
  8. 【請求項8】 現時点のキャパシタンス値から今回印加
    すべき電圧を求めるための情報と所定のキャパシタンス
    値の画素に対して所定の電圧をかけた際にその画素が到
    達するキャパシタンス値の情報とを格納するメモリを更
    に備えたことを特徴とする請求項6記載の液晶表示装
    置。
  9. 【請求項9】 前記メモリに格納される前記電圧を求め
    るための情報および前記キャパシタンス値の情報は、シ
    ミュレーションにより求められた離散値であることを特
    徴とする請求項8記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記メモリに格納される前記電圧を求
    めるための情報および前記キャパシタンス値の情報は、
    定常状態からの遷移で求めた値であることを特徴とする
    請求項8記載の液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 目標輝度に対して所定の電圧を印加し
    た際に、1リフレッシュサイクル後に各画素が到達する
    キャパシタンス値を予測するキャパシタンス予測手段
    と、 前記キャパシタンス予測手段により予測されたキャパシ
    タンス値を格納する格納手段と、 1リフレッシュサイクル後の目標輝度と前記格納手段に
    格納されたキャパシタンス値とに基づいて、各画素に印
    加すべき電圧を算出する電圧算出手段と、を備えたこと
    を特徴とする液晶ディスプレイ駆動回路。
  12. 【請求項12】 前記キャパシタンス予測手段は、ある
    キャパシタンス値の画素に所定の電圧をかけることで1
    リフレッシュサイクル後に得られるキャパシタンス値を
    示す情報が格納されたメモリから所定の情報を読み出
    し、読み出された当該情報に補間を施してキャパシタン
    ス値を予測することを特徴とする請求項11記載の液晶
    ディスプレイ駆動回路。
  13. 【請求項13】 前記電圧算出手段は、あるキャパシタ
    ンス値から印加すべき電圧を求めるための情報が格納さ
    れたメモリから所定の情報を読み出し、前記格納手段に
    格納された前記キャパシタンス値に基づいて、読み出さ
    れた当該情報に補間を施して印加すべき電圧を算出する
    ことを特徴とする請求項11記載の液晶ディスプレイ駆
    動回路。
  14. 【請求項14】 入力される画素値に対してオーバード
    ライブで修飾された画素値を出力する液晶ディスプレイ
    の駆動方法であって、 入力される画素値に対して所定の電圧を印加した際に、
    1リフレッシュサイクル後に各画素が到達するキャパシ
    タンス値を予測し、 予測されたキャパシタンス値を記憶し、 入力される1リフレッシュサイクル後の画素値と記憶さ
    れた前記キャパシタンス値とに基づいて、各画素に印加
    すべきオーバードライブ電圧を算出することを特徴とす
    る液晶ディスプレイの駆動方法。
  15. 【請求項15】 前記オーバードライブ電圧の算出は、
    記憶された前記キャパシタンス値を出発時のパラメータ
    とし、入力される1リフレッシュサイクル後の画素値を
    目標輝度として、印加すべきオーバードライブ電圧を算
    出することを特徴とする請求項14記載の液晶ディスプ
    レイの駆動方法。
  16. 【請求項16】 キャパシタンス変化に対して輝度変化
    が遅れる液晶ディスプレイの駆動方法であって、 所定の電圧を印加した際に前記液晶ディスプレイの各画
    素が有するキャパシタンス値を予測し、 入力される目標画素値に基づいて、予測された前記キャ
    パシタンス値をパラメータとして当該目標画素値よりも
    行き過ぎた電圧を算出し、 算出された前記電圧に基づいて前記液晶ディスプレイに
    所定の電圧を供給することを特徴とする液晶ディスプレ
    イの駆動方法。
  17. 【請求項17】 液晶表示装置を駆動するためのコンピ
    ュータに、 表示すべき画素値に基づいて前記液晶表示装置に所定の
    電圧を印加した際に、1リフレッシュサイクル後に各画
    素が到達するであろうキャパシタンス値を予測する機能
    と、 前記コンピュータに設けられたバッファに対して、予測
    されたキャパシタンス値を記憶させる機能と、 表示すべき1リフレッシュサイクル後の画素値と記憶さ
    れた前記キャパシタンス値とに基づいて、各画素に印加
    すべき電圧を算出する機能と、を実現させるためのプロ
    グラム。
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