JP2002293127A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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Abstract
なロータリドアを備える構造において、十分な吹出量を
確保しつつ小型化することが可能の車両用空調装置の提
供を図る。 【解決手段】 円筒状のエアミックスチャンバ6の周面
に、温風取入口17および冷風取入口18およびデフロ
スタ吹出口9およびベント吹出口10を設け、その側面
に、扇状のフット吹出口11を設けた。一方、該エアミ
ックスチャンバ6に回動自在で収納されるロータリドア
7は、周面に、前記温風取入口17および冷風取入口1
8およびデフロスタ吹出口9およびベント吹出口10を
開閉する3つの周面開口部19、20、21を並設し、
側面に、フット吹出口11A,11B,11C,11D
を開閉する側面開口部23A,23B,23C,23D
を設けた。そのため、温度制御・吹出モード一体型のロ
ータリドア7を有する構造において、エアミックスチャ
ンバ6の筒径を大きくすることなく吹出口9、10、1
1の開口面積を十分確保できる。
Description
出温度を同時に調節可能なロータリドアを備える車両用
空調装置に関する。
第5062352号に開示されるように、円筒状のエア
ミックスチャンバと、該エアミックスチャンバ内に回動
自在に収納されたロータリドアと、を備え、該ロータリ
ドアで吹出モードおよび吹出温度を同時に調節可能とす
るものがある。この車両用空調装置では、エアミックス
チャンバの周面に、温風取入口および冷風取入口を備え
るとともに、さらに、デフロスタ吹出口とベント吹出口
とフット吹出口とを連設した構造となっている。
来の車両用空調装置にあっては、エアミックスチャンバ
の周面に5つの開口が設けられているため、十分な吹出
量を確保するには、円筒状のエアミックスチャンバの半
径を大きくする必要があり、さらに3つの吹出口に連結
するダクトまで考慮すると車両用空調装置は大型化し、
車両搭載性が悪化してしまう。
れたもので、吹出モードおよび吹出温度を同時に調節可
能なロータリドアを備える構造において、十分な吹出量
を確保しつつ小型化することが可能な車両用空調装置を
提供することが目的である。
っては、温風取入口および冷風取入口およびデフロスタ
吹出口およびベント吹出口およびフット吹出口を開口す
る円筒状のエアミックチャンバと、該エアミックスチャ
ンバ内に回動自在に収納され、回動操作によって前記エ
アミックスチャンバの前記2つの取入口の開閉割合を調
整して空調風の温度調節を行うと同時に前記3つの吹出
口を開閉して吹出モードを選択する円筒状のロータリド
アと、を備えた車両用空調装置において、前記エアミッ
クスチャンバは、その周面に、デフロスタ吹出口および
ベント吹出口およびフット吹出口のいずれか2つの吹出
口と前記2つの取入口とを備えると共に、その側面に、
フロスタ吹出口およびベント吹出口およびフット吹出口
のいずれか1つを備え、一方、ロータリドアは、その周
面に、前記エアミックチャンバの周面に設けられた2つ
の取出口および2つの吹出口を開閉する3つの周面開口
部を並設し、その側面に、前記エアミックスチャンバの
側面に設けられた1つの吹出口を開閉する側面開口部を
設けたことを特徴するものである。
記載の車両用空調装置であって、エアミックスチャンバ
の中心軸を車幅方向に配設し、エアミックスチャンバの
両側面の各々にフット吹出口を設けたことを特徴とする
ものである。
記載の車両用空調装置であって、エアミックスチャンバ
の各側面に、温風取入口と冷風取入口との分岐点からエ
アミックスチャンバを2等分する中心線に跨って、それ
ぞれ1つずつフット吹出口を設けたことを特徴とするも
のである。
記載の車両用空調装置であって、ロータリドアを回動操
作して前記2つのフット吹出口を開動するとき、温風取
入口と冷風取入口との分岐点からエアミックスチャンバ
を2等分する中心線より冷風取入口側のフット吹出口
を、温風取入口側のフット吹出口よりも遅く開動するよ
うにしたことを特徴とするものである。
3,4記載の車両用空調装置であって、ロータリドアを
回動操作して前記2つのフット吹出口を閉動するとき、
温風取入口と冷風取入口との分岐点からエアミックスチ
ャンバを2等分する中心線より冷風取入口側のフット吹
出口を、温風取入口側のフット吹出口よりも早く閉動す
るようにしたことを特徴とするものである。
〜請求項5記載の車両用空調装置であって、ロータリド
アは該ロータリドアの回動操作によって、A:温風取入
口を全閉,冷風取入口を全開,デフロスタ吹出口を全
閉,ベント吹出口を全開,フット吹出口を全閉としたベ
ントモードと、B:温風取入口および冷風取入口を部分
的に開,デフロスタ吹出口を全閉,ベント吹出口を部分
的に開,フット吹出口を部分的に開としたバイレベルモ
ードと、C:冷風取入口を全閉,温風取入口を全開,デ
フロスタ吹出口を部分的に開,ベント吹出口を全閉,フ
ット吹出口を開としたフットモードと、D:冷風取入口
を全閉,温風取入口を開,デフロスタ吹出口を部分的に
開,ベント吹出口を全閉,フット吹出口を部分的に開と
したフット&デフロスタモードと、E:冷風取入口を部
分的に開,温風取入口を部分的に開,デフロスタ吹出口
を開,ベント吹出口を全閉,フット吹出口を全閉として
エアミックスのデフロスタモードと、F:冷風取入口を
全閉,温風取入口を全開,デフロスタ吹出口を全開,ベ
ント吹出口を全閉,フット吹出口を全閉としてフルホッ
トのデフロスタモードと、に切り替え自在に構成したこ
とを特徴とするものである。
クスチャンバは、その周面に、デフロスタ吹出口および
ベント吹出口およびフット吹出口のいずれか2つの吹出
口と前記2つの取入口とを備えると共に、その側面に、
フロスタ吹出口およびベント吹出口およびフット吹出口
のいずれか1つを備え、一方、ロータリドアは、その周
面に、前記エアミックチャンバの周面に設けられた2つ
の取出口および2つの吹出口を開閉する3つの周面開口
部を並設し、その側面に、前記エアミックスチャンバの
側面に設けられた1つの吹出口を開閉する側面開口部を
設けたため、エアミックスチャンバの筒径を大きくする
ことなく吹出口の開口面積を十分確保できる。そのため
吹出モードおよび吹出温度を同時に調節可能なロータリ
ドアを備える構造において、十分な吹出量を確保しつつ
小型化の車両用空調装置を実現することができる。
載の発明の効果に加え、エアミックスチャンバの中心軸
を車幅方向に配設し、エアミックスチャンバの両側面の
各々にフット吹出口を設けたため、車幅両側にある運転
席および助手席へのフットダクトを短く形成でき、さら
に車両用空調装置を小型化することができる。
載の発明の効果に加え、エアミックスチャンバの各側面
に、温風取入口と冷風取入口との分岐点からエアミック
スチャンバを2等分する中心線に跨って、それぞれ1つ
ずつフット吹出口を設けたため、フット吹出量をさらに
多く確保することができる。また、中心線より温風吹出
口側のフット吹出口で温風を、中心線より冷風吹出口側
のフット吹出口で冷風を、それぞれ吹き出すことができ
るので、温風吹出口および冷風吹出口の開口レイアウト
を自由に選択しても、フットダクトから吹き出される空
調風が冷風過大または温風過大となることを防止でき
る。
載の発明の効果に加え、ロータリドアを回動操作して前
記2つのフット吹出口を開動するとき、温風取入口と冷
風取入口との分岐点からエアミックスチャンバを2等分
する中心線より冷風取入口側のフット吹出口を、温風取
入口側のフット吹出口よりも遅く開動するようにしたた
め、フット吹出口の開動時に冷風を足下に少なめに配風
して、乗員の足冷えを感を抑えることができる。
4記載の発明の効果に加え、ロータリドアを回動操作し
て前記2つのフット吹出口を閉動するとき、温風取入口
と冷風取入口との分岐点からエアミックスチャンバを2
等分する中心線より冷風取入口側のフット吹出口を、温
風取入口側のフット吹出口よりも早く閉動するようにし
たため、フット吹出口の閉動時に冷風を足下に少なめに
配風して、乗員の足冷えを感を抑えることができる。
請求項5記載の発明の効果に加え、ロータリドアは該ロ
ータリドアの回動操作によって、A:温風取入口を全
閉,冷風取入口を全開,デフロスタ吹出口を全閉,ベン
ト吹出口を全開,フット吹出口を全閉としたベントモー
ドと、B:温風取入口および冷風取入口を部分的に開,
デフロスタ吹出口を全閉,ベント吹出口を部分的に開,
フット吹出口を部分的に開としたバイレベルモードと、
C:冷風取入口を全閉,温風取入口を全開,デフロスタ
吹出口を部分的に開,ベント吹出口を全閉,フット吹出
口を開としたフットモードと、D:冷風取入口を全閉,
温風取入口を開,デフロスタ吹出口を部分的に開,ベン
ト吹出口を全閉,フット吹出口を部分的に開としたフッ
ト&デフロスタモードと、E:冷風取入口を部分的に
開,温風取入口を部分的に開,デフロスタ吹出口を開,
ベント吹出口を全閉,フット吹出口を全閉としてエアミ
ックスのデフロスタモードと、F:冷風取入口を全閉,
温風取入口を全開,デフロスタ吹出口を全開,ベント吹
出口を全閉,フット吹出口を全閉としてフルホットのデ
フロスタモードと、に切り替え自在に構成したため、デ
フロスタモードにおいても温度調節が可能となる。
図11に基づいて説明する。
す概略斜視図、図2はこの実施形態の車両用空調装置を
示す断面図、図3は本実施形態のロータリドアの斜視
図、図4はベントモードにおけるロータリドアの回転位
置を示す図、図5はバイレベルモードにおけるロータリ
ドアの回転位置を示す図、図6はフットモードにおける
ロータリドアの回転位置を示す図、図7はフット&デフ
ロスタモードにおけるロータリドアの回転位置を示す
図、図8は空調風をエアミックスとしたデフロスタモー
ドにおけるロータリドアの回転位置を示す図、図9はフ
ット&デフロスタ&ベントモードにおけるロータリドア
の回転位置を示す図、図10は空調風をフルホットとし
たデフロスタモードにおけるロータリドアの回転位置を
示す図、図11はロータリドアの回転角と吹出モードお
よび冷風およぼ温風の風量割合の関係を示すグラフであ
る。
は、ユニットケース2と、該ユニットケース2内に配設
された送風手段としてのファン3と、エバポレータ4
と、ヒータコア5と、該エバポレータ4およびヒータコ
ア5の後流に形成された円筒状のエアミックスチャンバ
6と、該エアミックスチャンバ6内に回動自在に収納さ
れた同じく円筒状のロータリドア7と、を備えている。
導入するための図示せぬ導入口と、該導入口から導入さ
れてユニットケース2内部で温度調節された空気を吹き
出すためのデフロスタ吹出口9およびベント吹出口10
およびフット吹出口11と、が開口されている。ここ
で、デフロスタ吹出口9は、車両前面窓ガラスに向けて
空調風を吹き出すものであり、ベント吹出口10は、乗
員胸部に向けて配設される図外のセンタベントダクトお
よび車両側面窓ガラスに向けて配設される図外のサイド
ベントダクトに接続され、乗員胸部および車両側面窓ガ
ラスに向けて空調風を吹き出すものであり、フット吹出
口11は、乗員足下に向けて配設されるフットダクト8
に接続され、乗員足下に向けて空調風を吹き出すもので
ある。
部に収容されており、前記図示せぬ導入口から導入され
た空気を送風経路に送風するものである。
に介装され、内部に低温低圧状態の冷媒を循環させて該
冷媒に熱を吸熱させるものであり、一方、ヒータコア5
は、図示せぬ温水ラインに介装され、エンジンの排熱に
よって高温になったエンジン冷却水を熱源として発熱す
るものである。
下向通路12の途中には、エバポレータ4が略水平置状
態で配置されていて、このエバポレータ4の下流には該
エバポレータ4を通風して下方に吹き出された冷風を上
方に向けて流通させるUターン通路13が形成されてい
る。このUターン通路13は、略水平状態に配設された
ヒータコア5側に冷風を流すヒータコア側通路14と、
該ヒータコア5をバイパスして冷風を流す冷風通路15
と、に分岐している。そして、ヒータコア5の後流部に
はヒータコア5を通風した温風を上方に向けて流通させ
る縦向きの温風通路16が形成されており、この温風通
路16と冷風通路15と合流部に、温風通路16を通風
した温風と冷風通路15を通風した冷風をミックスする
円筒状のエアミックスチャンバ6が形成されている。
路16に連通する温風取入口17および冷風通路15に
連通する冷風取入口18と、前記デフロスタ吹出口9お
よびベント吹出口10およびフット吹出口11と、が開
口しており、内部に円筒状のロータリドア7が回動自在
に収納されている。温風取入口17と冷風取入口18と
デフロスタ吹出口9とベント吹出口10が、円筒状に形
成されたエアミックスチャンバ6の周面に車幅方向に長
尺のスリットとして開口しており、一方、フット吹出口
11がエアミックスチャンバ6の両側面に開口してい
る。
接配置された温風取入口17および冷風取入口18と、
デフロスタ吹出口9およびベント吹出口10とは、エア
ミックスチャンバ6の周面の略反対側に配置されてい
る。より具体的には、温風取入口17とベント吹出口1
0とが180度反対側に位置し、冷風取入口18とデフ
ロスタ吹出口9とが180度反対側に位置している。
バ6の両側面に各々4つの扇状の吹出口11A、11
B,11C,11Dからなっていて、それぞれ周方向に
等間隔に配置されている。ここで、フット吹出口11A
は、温風取入口17と冷風取入口18との分岐点からエ
アミックスチャンバを2等分する中心線22(図4中2
点鎖線)より冷風取入口18側に配置され、一方、フッ
ト吹出口11Cは、該中心線22(図4中2点鎖線)よ
り温風取入口17側に配置されていて、該フット吹出口
11Aと、フット吹出口11Cとの中間位置にフット吹
出口11Bとフット吹出口11Dが配設されている。
および吹出モード切替を同時に行う温調・モード切替一
体型のロータリドア7であり、インストルメントパネル
に組み込まれたタッチパネル上のモード設定または温度
設定の操作により、制御手段を介して回動制御され、温
度調節および吹出モード切替を同時に行うようになって
いる。このロータリドア7は、図3に示すように、前記
エアミックスチャンバ6の周面の計4つの開口17,1
8,9,10を開閉制御するために、該ロータリドア7
の周面に設けられた第1周面開口部19,第2周面開口
部20,第3周面開口部21と、前記エアミックスチャ
ンバ6の両側面の各々に設けられた4つのフット吹出口
11A、11B,11C,11Dを開閉制御するため
に、該ロータリドア7の側面に設けられた扇状の4つの
側面開口部23A,23B,23C,23Dと、を備え
ている。
口部23B,23C,23Dよりも円弧幅が短く形成さ
れており、ロータリドア7を回動操作してフット吹出口
11(11A、11B,11C,11D)を開動する際
に、冷風取入口18側のフット吹出口11Aを温風取入
口18側のフット吹出口11Cよりも遅くれて開くとと
もに、ロータリドア7を回動操作してフット吹出口11
(11A、11B,11C,11D)を閉動する際に、
冷風取入口18側のフット吹出口11Aを温風取入口1
8側のフット吹出口11Cよりも先に閉じるようになっ
ている。
おいて、ロータリドア7の回転位置と吹出モードおよび
温度調節との関係は、図11のグラフのようになってお
り、より詳しくは以下のようになっている。
示す図である。図4に示すようにロータリドア7を位置
決めすると、該ロータリドア7は、その周面で温風取入
口17およびデフロスタ吹出口9を全閉し、第1周面開
口部19でベント吹出口10を全開し,第2周面開口部
20で冷風取入口18を全開し、側面でフット吹出口1
1を全閉して、フルクールのベントモードとなる。
置を示す図である。図4に示す位置からロータリドア7
を図中時計回りに回動させて、図5に示すように位置決
めすると、ロータリドア7は、第2周面開口部20で温
風取入口17と冷風取入口18と1:1で部分的に開い
て中間温度として、その周面でデフロスタ吹出口9を全
閉し,第1周面開口部19でベント吹出口10を部分的
に開き,側面開口部23(23A,23B,23C,2
3D)でフット吹出口11(11A,11B,11C,
11D)を部分的に開いて、中間温度のバイレベルモー
ドとなる。
ベルモード(図5)に移行する初期段階において、つま
り、エアミックスチャンバ6に温風がほとんど取り入れ
られず冷風が多く取り入れられる段階において、フット
吹出口11の開き始めると、フット吹出口11から冷風
ばかりが吹き出されて乗員に足冷え感を与えるおそれが
あるが、この実施形態の車両用空調装置1においては、
短幅に形成された側面開口部23Aが冷風取入口18側
のフット吹出口11Aを、温風取入口16側のフット吹
出口11Cよりも遅く開いて、冷風を吹き出しやすい冷
風取入口18側のフット吹出口11Aへの冷風量を制限
して、乗員に足冷え感を与えないようになっている。
示す図である。図5に示す位置からロータリドア7をさ
らに図中時計回りに回動させて、図6に示すように位置
決めすると、ロータリドア7は、その周面でベント吹出
口10および冷風取入口18を全閉,第2周面開口部2
0で温風取入口17を全開して空調風をフルホットと
し、第3周面開口部21でデフロスタ吹出口9を部分的
に開き,側面開口部23(23A,23B,23C,2
3D)でフット吹出口11(11A,11B,11C,
11D)を開いて、エアミックスのバイレベルモードと
なる。
の回転位置を示す図である。図6に示す位置からロータ
リドア7をさらに図中時計回りに回動させて、図7に示
すように位置決めすると、ロータリドア7は、その周面
でベント吹出口10および冷風取入口18を全閉し、第
2周面開口部20で温風取入口17を開いて空調風をフ
ルホットとし、第3周面開口部21でデフロスタ吹出口
9を部分的に開き、側面開口部23(23A,23B,
23C,23D)でフット吹出口11を部分的に開い
て、フルホットのフット&デフロスタモードとなる。
タリドアの回転位置を示す図である。図7に示す位置か
らロータリドア7をさらに図中時計回りに回動させて、
図8に示すように位置決めすると、ロータリドア7は、
第1周面開口部19で冷風取入口18を部分的に開き、
第2周面開口部20で温風取入口17を部分的に開いて
空調風を中間温度(エアミックス)とし、その周面でベ
ント吹出口10を全閉,その側面でフット吹出口11を
全閉し、第3周面開口部21でデフロスタ吹出口9を開
いて、空調風がエアミックスのデフロスタモードとな
る。
まり、第1周面開口部19によって冷風取入口18が開
き始めた位置においては、該冷風取入口19の直下流側
に開口しているフット吹出口11Aからそのまま冷風が
吹き出されて乗員が足冷え感を感じるようなことが懸念
されるが、この実施形態の車両用空調装置1において
は、短幅に形成された側面開口部23Aが冷風取入口1
8側のフット吹出口11Aを温風取入口16側のフット
吹出口11Cよりも早く閉じるので、フット吹出口11
から冷風ばかりが吹き出されて乗員の足冷え感を感じる
ようなことが無いようになっている。
タリドアの回転位置を示す図である。図8に示す位置か
ら図9を越えてさらにロータリドア7を図中時計回りに
回動させて、図10に示すように位置決めすると、ロー
タリドア7は、その周面でベント吹出口10を全閉,冷
風取入口18を全閉し、第1周面開口部19で温風取入
口17を全開して空調風をフルホットとし、その側面で
フット吹出口11を全閉し、第2周面開口部20でデフ
ロスタ吹出口9を全開して、フルホットのデフロスタモ
ードとなる。
によれば、温度制御・吹出モード一体型のロータリドア
7を有する構造において、ロータリドア7の周面を利用
することで、小型化しつつも、A,B,C,D,E,F
に示すように吹出モードのバイエーションを確保するこ
とができる。特に、デフロスタモードでさえも温度調節
が可能であり有益である。
れば、温度制御・吹出モード一体型のロータリドア7を
備える構造において、ロータリドア7に側面開口部23
(23A,23B,23C,23D)を設けたため、十
分な吹出量を確保しつつもエアミックスチャンバ6の半
径を小さくして、小型化の車両用空調装置1を実現する
ことができる。
ャンバ6の両側面に、フット吹出口11(11A,11
B,11C,11D)を設けたため、車幅両側にある運
転席および助手席へのフットダクトを短く形成でき、さ
らに車両用空調装置1を小型化することができる。
れば、エアミックスチャンバ6の各側面に、温風取入口
17と冷風取入口18との分岐点からエアミックスチャ
ンバ6を2等分する中心線22に跨ってそれぞれ1つず
つフット吹出口11A,11Cを設けたため、フット吹
出口11Cで温風,フット吹出口11Aで冷風をそれぞ
れ吹き出すことができ、、温風取入口17および冷風取
入口18の開口位置を自由に設計しても、フットダクト
8へ吹き出される空調風が冷風過大または温風過大とな
ることを防止できる。
れば、ロータリドア7を回動操作してフット吹出口11
を開動するとき、中心線22より冷風取入口18側のフ
ット吹出口11Aを、温風取入口18側のフット吹出口
11Cよりも遅く開動するようにしたため、フット吹出
口11の開動時に冷風を足下に少なめに配風して、乗員
の足冷えを感を抑えることができる。
れば、ロータリドア7を回動操作してフット吹出口11
を閉動するとき、温風取入口17と冷風取入口18との
分岐点からエアミックスチャンバ6を2等分する中心線
22より冷風取入口18側のフット吹出口11Aを、温
風取入口17側のフット吹出口11Cよりも早く閉動す
るようにしたため、フット吹出口11Aの閉動時に冷風
を足下に少なめに配風して、乗員の足冷えを感を抑える
ことができる。
図である。
である。
を示す図である。
位置を示す図である。
を示す図である。
位置を示す図である。
におけるロータリドアの回転位置を示す図である。
ータリドアの回転位置を示す図である。
におけるロータリドアの回転位置を示す図である。
風およぼ温風の風量割合の関係を示すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 温風取入口(17)および冷風取入口
(18)およびデフロスタ吹出口(9)およびベント吹
出口(10)およびフット吹出口(11)を開口する円
筒状のエアミックチャンバ(6)と、該エアミックスチ
ャンバ(6)内に回動自在に収納され、回動操作によっ
て前記エアミックスチャンバ(6)の前記2つの取入口
(17、18)の開閉割合を調整して空調風の温度調節
を行うと同時に前記3つの吹出口(9、10、11)を
開閉して吹出モードを選択する円筒状のロータリドア
(7)と、を備えた車両用空調装置(1)において、 前記エアミックスチャンバ(6)は、その周面に、デフ
ロスタ吹出口(9)およびベント吹出口(10)および
フット吹出口(11)のいずれか2つの吹出口と前記2
つの取入口(17、18)とを備えると共に、その側面
に、デフロスタ吹出口(9)およびベント吹出口(1
0)およびフット吹出口(11)のいずれか1つを備
え、 一方、ロータリドア(7)は、その周面に、前記エアミ
ックチャンバ(6)の周面に設けられた2つの取入口
(17、18)および2つの吹出口(9、10)を開閉
する3つの周面開口部(19、20、21)を並設し、
その側面に、前記エアミックスチャンバ(6)の側面に
設けられた1つの吹出口(11)を開閉する側面開口部
(23)を設けたことを特徴する車両用空調装置
(1)。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両用空調装置(1)で
あって、 エアミックスチャンバ(6)の中心軸を車幅方向に配設
し、エアミックスチャンバ(6)の両側面の各々にフッ
ト吹出口(11)を設けたことを特徴とする車両用空調
装置(1)。 - 【請求項3】 請求項2記載の車両用空調装置(1)で
あって、 エアミックスチャンバ(6)の各側面に、温風取入口
(17)と冷風取入口(18)との分岐点からエアミッ
クスチャンバ(6)を2等分する中心線(22)に跨っ
てそれぞれ1つずつフット吹出口(11A、11C)を
設けたことを特徴とする車両用空調装置(1)。 - 【請求項4】 請求項3記載の車両用空調装置(1)で
あって、 ロータリドア(6)を回動操作して前記2つのフット吹
出口(11A,11C)を開動するとき、温風取入口
(17)と冷風取入口(18)との分岐点からエアミッ
クスチャンバ(6)を2等分する中心線(22)より冷
風取入口(18)側のフット吹出口(11A)を、温風
取入口(18)側のフット吹出口(111C)よりも遅
く開動するようにしたことを特徴とする車両用空調装置
(1)。 - 【請求項5】 請求項3,4記載の車両用空調装置
(1)であって、 ロータリドア(7)を回動操作して前記2つのフット吹
出口(11A,11C)を閉動するとき、温風取入口
(17)と冷風取入口(18)との分岐点からエアミッ
クスチャンバ(6)を2等分する中心線(22)より冷
風取入口(18)側のフット吹出口(11A)を、温風
取入口(17)側のフット吹出口(11C)よりも早く
閉動するようにしたことを特徴とする車両用空調装置
(1)。 - 【請求項6】 請求項2〜請求項5記載の車両用空調装
置であって、 ロータリドア(7)は該ロータリドア(7)の回動操作
によって、 A:温風取入口(17)を全閉,冷風取入口(18)を
全開,デフロスタ吹出口(9)を全閉,ベント吹出口
(10)を全開,フット吹出口(11)を全閉としたベ
ントモードと、 B:温風取入口(17)および冷風取入口(18)を部
分的に開,デフロスタ吹出口(9)を全閉,ベント吹出
口(10)を部分的に開,フット吹出口(11)を部分
的に開としたバイレベルモードと、 C:冷風取入口(18)を全閉,温風取入口(17)を
全開,デフロスタ吹出口(9)を部分的に開,ベント吹
出口(10)を全閉,フット吹出口(11)を開とした
フットモードと、 D:冷風取入口(18)を全閉,温風取入口(17)を
開,デフロスタ吹出口(9)を部分的に開,ベント吹出
口(10)を全閉,フット吹出口(11)を部分的に開
としたフット&デフロスタモードと、 E:冷風取入口(18)を部分的に開,温風取入口(1
7)を部分的に開,デフロスタ吹出口(9)を開,ベン
ト吹出口(10)を全閉,フット吹出口(11)を全閉
としてエアミックスのデフロスタモードと、 F:冷風取入口(18)を全閉,温風取入口(17)を
全開,デフロスタ吹出口(9)を全開,ベント吹出口
(10)を全閉,フット吹出口(11)を全閉としてフ
ルホットのデフロスタモードと、に切り替え自在に構成
したことを特徴とする車両用空調装置(1)。
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