JP2002142488A - クローポール同期機の制御方法 - Google Patents
クローポール同期機の制御方法Info
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Abstract
御性を向上させたクローポール同期機の制御方法を得
る。 【解決手段】 インバータ電源による電機子電圧および
電機子電流のベクトル制御と界磁電流制御とを組み合せ
てクローポール同期機を制御する方法において、クロー
ポール同期機を発電機として運転する場合は、クローポ
ール同期機の要求発電出力および回転速度に基づいて界
磁電流制御を行うとともに、電機子電流idの大きさお
よび相差角φを制御して、電機子電流idによる弱め界
磁制御を行う。
Description
よび電動機として運転されるクローポール同期機の制御
方法に関し、特に電機子電流による弱め界磁制御を行う
ことにより、大形化およびコストアップを招くことなく
制御性を向上させたクローポール同期機の制御方法に関
するものである。
び電動機として運転される三相同期機が搭載されてお
り、この種の三相同期機をインバータ電源で駆動する際
に、ベクトル制御と界磁電流制御とを組み合せて制御す
る方法は、たとえば特開平8−182380号公報に記
載されているようによく知られている。
た場合の発生トルクTeは、以下の(1)式により与え
られる。
ifにより決定する全磁束鎖交数、LdおよびLqはd
−q軸に変換された同期インダクタンスであり、Ψ・i
qは磁束Ψにより発生するトルク、(Ld−Lq)id
・iqはリラクタンストルクである。
方向、q軸は界磁磁極方向に対して垂直な横軸方向を示
している。また、idおよびiqはd−q軸に変換され
たベクトル制御用の電機子相電流であり、d−q軸に変
換される前の電機子電流i(相電流)に対して、以下の
(2)式の関係を満たしている。
が、これと同じ起電力を得る二相電流に置き換え、さら
に、界磁方向のd軸およびd軸に直交するq軸の相電流
idおよびiqに置き換えて示す。一方、三相同期機を
発電機として運転した場合の発電出力Pgは、以下の
(3)式により与えられる。
に対応した電気的角速度、Rは電機子各相抵抗値であ
る。なお、上記各式において、各符号は電動機運転の場
合を正極性としている。
合、同期インダクタンスLdおよびLqの関係は、以下
の(4)式を満たすことが知られている。
合、同期インダクタンスLdおよびLqの関係は、以下
の(5)式を満たすことが知られている。
同期機の場合、図5に示すように、磁石を含むd軸(磁
極NS方向)の透磁率よりも、鉄などの磁性材を含q軸
(磁極NSに対して垂直方向)の透磁率の方が大きいの
で、同期インダクタンスLdおよびLqの関係は、以下
の(6)式を満たすことが知られている。
ように、(4)式または(5)式を満たす突極形または
円筒形の磁極を有する同期機の場合には、同一の電機子
相電流iにおいて、同期機を直軸電流id=0で制御し
たときに、電動機運転の場合には最大トルクが得られ、
発電機運転した場合には最大出力が得られる。
込)形の磁極を有する同期機の場合には、弱め界磁と称
される負極性の直軸電流id(<0)で制御したとき
に、電動機運転時に最大トルクが得られ、発電機運転時
に最大出力が得られる。
が突極であって上記(4)式を満たすことから、直軸電
流id=0の制御を行い、電機子電流による弱め界磁制
御は行われていない。
度ωと、界磁電流ifによる発生磁束および電機子コイ
ル間の鎖交磁束Ψと、電機子のインダクタンスLdおよ
び抵抗値Rとに応じて増減し、以下の(7)式のように
表される。
(7)式で与えられる端子電圧Vをインバータ制御可能
な値に調整するため、電機子の逆起電力E(=ω・Ψ)
に対して逆方向の磁束を発生するように、電機子の直軸
電流idを反対方向に流すことを意味している。
電流ifにより発生する磁界に対して反対方向磁束を発
生するように流れる。なお、電機子逆起電力Eと電機子
電流との相差角をφとすると、直軸電流idおよび横軸
電流iqは、それぞれ、以下の(8)式および(9)式
のように表される。
直軸分idと横軸分iqとに分けてインバータ制御する
場合、逆突極特性を持つ(内部磁石埋込形の)永久磁石
同期機以外は、電機子電流iによる弱め界磁制御は行わ
れていない。
制御においては、id=0による制御、すなわち、電機
子逆起電圧Eと電機子電流iを同相とする制御のみが行
われており、電機子電流いによる弱め界磁制御は行わわ
れていない。
期機の制御方法は以上のように、電機子電流の相差角φ
の調整による弱め界磁を実行していないので、トルクま
たは発電出力を大きくするためには界磁電流または電機
子電流を増大制御する必要があり、この結果、同期機が
大形化するうえ電源容量も増大させなければならないと
いう問題点があった。
ためになされたもので、電機子電流による弱め界磁制御
を行うことにより、大形化およびコストアップを招くこ
となく制御性を向上させたクローポール同期機の制御方
法を得ることを目的とする。
るクローポール同期機の制御方法は、インバータ電源に
よる電機子電圧および電機子電流のベクトル制御と界磁
電流制御とを組み合せてクローポール同期機を制御する
方法において、クローポール同期機を発電機として運転
する場合は、クローポール同期機の要求発電出力および
回転速度に基づいて界磁電流制御を行うとともに、電機
子電流の大きさおよび相差角を制御して、電機子電流に
よる弱め界磁制御を行うものである。
ール同期機の制御方法は、請求項1において、クローポ
ール同期機を発電機として運転する場合は、クローポー
ル同期機の要求発電出力および回転速度に対応して、ク
ローポール同期機の界磁電流および電機子電流の大きさ
と電機子電流の相差角の指令値とを関連付けた指令値マ
ップをあらかじめ記憶し、指令値マップを参照すること
により、クローポール同期機に通電すべき界磁電流およ
び電機子電流の大きさと電機子電流の相差角の指令値を
決定するものである。
ール同期機の制御方法は、請求項2において、指令値マ
ップは、電機子電流の相差角の指令値が、要求発電出力
を最高効率で得るような値に設定されたものである。
ール同期機の制御方法は、インバータ電源による電機子
電圧および電機子電流のベクトル制御と界磁電流制御と
を組み合せてクローポール同期機を制御する方法におい
て、クローポール同期機を電動機として運転する場合
は、クローポール同期機により発生すべき要求トルクお
よび回転速度に基づいて界磁電流制御を行うとともに、
電機子電流の大きさおよび相差角を制御して、電機子電
流による弱め界磁制御を行うものである。
ール同期機の制御方法は、請求項4において、クローポ
ール同期機を電動機として運転する場合は、クローポー
ル同期機の要求トルクおよび回転速度に対応して、クロ
ーポール同期機の界磁電流および電機子電流の大きさと
電機子電流の相差角の指令値とを関連付けた指令値マッ
プをあらかじめ記憶し、指令値マップを参照することに
より、クローポール同期機に通電すべき界磁電流および
電機子電流の大きさと電機子電流の相差角の指令値を決
定するものである。
ール同期機の制御方法は、請求項5において、指令値マ
ップは、電機子電流の相差角の指令値が、要求トルクを
最高効率で得るような値に設定されたものである。
しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明
する。図1はこの発明の実施の形態1が適用されるクロ
ーポール同期機の磁極を簡略化して示す説明図である。
界磁であり、煩雑さを回避するため、便宜的に2極のみ
が示されている。2は界磁1に巻かれた界磁コイルであ
り、界磁電流ifが供給されることにより、界磁1を励
磁してd軸方向の鎖交磁束Ψを発生させる。
電機子コイルであり、界磁1の周囲に配設されている。
d軸用の電機子コイル3dは、弱め界磁用の電機子電流
idにより磁束φdを発生し、q軸用の電機子コイル3
dは、電機子電流iqにより磁束φqを発生する。
た磁束φdおよびφqは、合成されてq軸に対する相差
角φの磁束となり、界磁1と関連してトルクまたは発電
出力を発生させる。
して運転する場合は、クローポール同期機の要求発電出
力および回転速度に基づいて界磁電流制御を行うととも
に、電機子電流の大きさおよび相差角を制御して、電機
子電流による弱め界磁制御を行う。
求発電出力および回転速度に対応して、クローポール同
期機の界磁電流および電機子電流の大きさと電機子電流
の相差角の指令値とを関連付けた指令値マップをあらか
じめ記憶し、指令値マップを参照することにより、クロ
ーポール同期機に通電すべき界磁電流および電機子電流
の大きさと電機子電流の相差角の指令値を決定する。
運転する場合は、クローポール同期機により発生すべき
要求トルクおよび回転速度に基づいて界磁電流制御を行
うとともに、電機子電流の大きさおよび相差角を制御し
て、電機子電流による弱め界磁制御を行う。
求トルクおよび回転速度に対応して、クローポール同期
機の界磁電流および電機子電流の大きさと電機子電流の
相差角の指令値とを関連付けた指令値マップをあらかじ
め記憶し、指令値マップを参照することにより、クロー
ポール同期機に通電すべき界磁電流および電機子電流の
大きさと電機子電流の相差角の指令値を決定する。
電機として運転する場合には、電機子電流の相差角の指
令値が、要求発電出力を最高効率で得るような値に設定
されており、クローポール同期機を電動機として運転す
る場合には、電機子電流の相差角の指令値が、要求トル
クを最高効率で得るような値に設定されている。
運転する場合の弱め界磁制御による動作特性を示す説明
図であり、横軸は界磁電流if、縦軸はd軸方向の鎖交
磁束Ψである。図2のように、界磁電流ifに対する鎖
交磁束Ψは、途中から飽和特性を示す。
コイル3(3dおよび3q)との相互インダクタンス、
ifoおよびΨoは弱め界磁なし(id=0)の場合の
磁束動作点、if1およびΨ1は弱め界磁用の電機子電
流id(<0)を流した場合の磁束動作点、Mifは鎖
交磁束Ψ1の動作点からリニア特性(相互インダクタン
スMの傾き)にしたがって得られる仮想磁束である。
の発明の実施の形態1による弱め界磁制御方法につい
て、クローポール同期機が電動機の場合を例にとって具
体的に説明する。
の場合での鎖交磁束Ψoによるクローポール同期機(電
動機)の発生トルクTe(便宜的に単相と見なす)は、
上記(1)式から、以下の(10)式のように表され
る。
idを流すと、磁気回路での鎖交磁束はΨ1(図2参
照)となるが、仮想的にはΨoのままであり、トルクT
eは、上記(1)から、以下の(11)式のように表さ
れる。
子電流idによりリラクタンストルクが変化せず、(1
1)式から得られる発生トルクTeは、(10)式と同
一の値となる。
した場合、鎖交磁束Ψfは、電機子コイル3との相互イ
ンダクタンスMを用いて、以下の(12)式のように表
される。
クタンスMoは、以下の(13)式のように表される。
式を書き直せば、id=0での発生トルクTeは、以下
の(14)のように表される。
合、相互インダクタンスM1は、以下の(15)式のよ
うに表される。
と同様に、以下の(16)式のように表される。
用)の電機子電流idを流した場合の仮想磁束Ψdは、
上記(12)式と同様に、以下の(17)式のように表
される。
ルク(Ld−Lq)id・iqは、以下の(18)式の
ように表される。
dは、id=0における磁束Ψ0の外側に考慮される。
また、id=0における磁束Ψ0は、図2のように磁気
飽和により低下しているので、飽和前の領域の近傍まで
電機子電流idを流した状態で、id=0での磁束Ψを
考慮すれば、界磁電流ifと磁束Ψとが線形関係となる
特性直線上の動作点(図2内のM・if参照)と見なさ
れる。
制御は、実質的に界磁電流ifを低減させることによ
り、図2内の動作点を、id=0での磁束ΨoからΨ1
まで変化させ、仮想的に磁気飽和をなくしたことにな
る。
qを固定値と見なしたが、電流値を一定として相差角φ
(図1参照)を振ることにより、電機子電流iqが若干
減少し、d軸の電機子電流idが磁気飽和の影響を減少
させて磁束Ψを増大させ、総合的な発生トルクTeが増
大することになる。
用いた場合の特性図であり、回転速度、界磁電流ifお
よび端子電圧V一定を一定として、電機子電流iの大き
さを変えずに相差角φのみを変えたときに測定される発
電出力を、弱め界磁用の電機子電流idを流した場合の
相差角φと発電出力トルクPeとの関係により示してい
る。
用いた場合の特性図であり、回転速度、界磁電流ifお
よび端子電圧Vを一定として、電機子電流iの大きさを
変えずに相差角φのみを変えときに測定される発生トル
クを、弱め界磁用の電機子電流idを流した場合の相差
角φと出力トルクTeとの関係による示している。
機として用いた場合、相差角φ=α(≒22°)とした
ときの発電出力は、相差角φ=0[°]の場合の発電出
力よりも約15%だけ増大されている。
を電動機として用いた場合、相差角φ=β(≒10°)
としたときの出力トルクは、相差角φ=0[°]の場合
の発電出力よりも約10%だけ増大されている。
子電流idによる弱め界磁制御を行うことにより、発電
機出力Peおよび電動機出力トルクTeを大きくするこ
とができる。
る(鎖交磁束Ψを低減させる)ことにより、端子電圧V
をインバータ制御可能な範囲に調整する従来技術と比べ
て、界磁電流ifの調整自由度を顕著に拡大するととも
に、クローポール同期機を高回転領域まで高発電出力お
よび高出力トルクで使用できることを意味している。
磁制御を行うことにより、クローポール同期機を電動機
または発電機として使用する場合においても、同一規模
のクローポール機および制御装置を用いて、広い速度範
囲にわたって高出力トルクまたは発電出力を得ることが
できる。
力に対しては、クローポール同期機および制御装置をコ
ンパクトに設計することができ、小形化を実現すること
ができる。
て、電機子電流の相差角φを制御して電機子電流idに
よる弱め界磁制御を行うことにより、相差角φの大きさ
に応じて、電機子電流の相差角φ=0(id=0)の場
合よりも、発電機運転時の発電出力または電動機運転時
の出力トルクTeを増大させることができる。
ことにより、発電機運転の場合での要求発電出力または
電動機運転の場合での要求トルクに対し、適切な電機子
電流の相差角φ(αまたはβ)を選定して、同一の界磁
電流ifおよび電機子電流iの大きさで、相差角φ=0
の場合と比べて大きな発電出力Peまたは出力トルクT
eを得ることができる。
に用いられる相差角φの指令値マップは、要求発電出力
または要求トルクが最高効率で得られるように、図3内
のαの値または図4内のβの値が設定されている。
れば、インバータ電源による電機子電圧および電機子電
流のベクトル制御と界磁電流制御とを組み合せてクロー
ポール同期機を制御する方法において、クローポール同
期機を発電機として運転する場合は、クローポール同期
機の要求発電出力および回転速度に基づいて界磁電流制
御を行うとともに、電機子電流の大きさおよび相差角を
制御して、電機子電流による弱め界磁制御を行うように
したので、大形化およびコストアップを招くことなく発
電制御性を向上させたクローポール同期機の制御方法が
得られる効果がある。
項1において、クローポール同期機を発電機として運転
する場合は、クローポール同期機の要求発電出力および
回転速度に対応して、クローポール同期機の界磁電流お
よび電機子電流の大きさと電機子電流の相差角の指令値
とを関連付けた指令値マップをあらかじめ記憶し、指令
値マップを参照することにより、クローポール同期機に
通電すべき界磁電流および電機子電流の大きさと電機子
電流の相差角の指令値を決定するようにしたので、大形
化およびコストアップを招くことなく発電制御性を向上
させたクローポール同期機の制御方法が得られる効果が
ある。
項2において、指令値マップは、電機子電流の相差角の
指令値が、要求発電出力を最高効率で得るような値に設
定されたので、大形化およびコストアップを招くことな
く発電制御性を向上させたクローポール同期機の制御方
法が得られる効果がある。
バータ電源による電機子電圧および電機子電流のベクト
ル制御と界磁電流制御とを組み合せてクローポール同期
機を制御する方法において、クローポール同期機を電動
機として運転する場合は、クローポール同期機により発
生すべき要求トルクおよび回転速度に基づいて界磁電流
制御を行うとともに、電機子電流の大きさおよび相差角
を制御して、電機子電流による弱め界磁制御を行うよう
にしたので、大形化およびコストアップを招くことなく
出力トルク制御性を向上させたクローポール同期機の制
御方法が得られる効果がある。
項4において、クローポール同期機を電動機として運転
する場合は、クローポール同期機の要求トルクおよび回
転速度に対応して、クローポール同期機の界磁電流およ
び電機子電流の大きさと電機子電流の相差角の指令値と
を関連付けた指令値マップをあらかじめ記憶し、指令値
マップを参照することにより、クローポール同期機に通
電すべき界磁電流および電機子電流の大きさと電機子電
流の相差角の指令値を決定するようにしたので、大形化
およびコストアップを招くことなく出力トルク制御性を
向上させたクローポール同期機の制御方法が得られる効
果がある。
項5において、指令値マップは、電機子電流の相差角の
指令値が、要求トルクを最高効率で得るような値に設定
されたので、大形化およびコストアップを招くことなく
出力トルク制御性を向上させたクローポール同期機の制
御方法が得られる効果がある。
ポール同期機の磁極を簡略化して示す説明図である。
同期機を電動機として運転する場合の弱め界磁制御によ
る動作特性を示す説明図である。
同期機を発電機として用いた場合の特性図である。
同期機を電動機として用いた場合の特性図である。
に示す磁極構成図である。
ル、if 界磁電流、id d軸(弱め界磁用)の電機
子電流、iq q軸の電機子電流、φ 相差角、α 最
大発電出力を得るための相差角、β 最大出力トルクを
得るための相差角、φd 弱め界磁用の磁束、Ψ、Ψ
o、Ψ1 鎖交磁束。
Claims (6)
- 【請求項1】 インバータ電源による電機子電圧および
電機子電流のベクトル制御と界磁電流制御とを組み合せ
てクローポール同期機を制御する方法において、 前記クローポール同期機を発電機として運転する場合
は、 前記クローポール同期機の要求発電出力および回転速度
に基づいて前記界磁電流制御を行うとともに、 前記電機子電流の大きさおよび相差角を制御して、前記
電機子電流による弱め界磁制御を行うことを特徴とする
クローポール同期機の制御方法。 - 【請求項2】 前記クローポール同期機を発電機として
運転する場合は、 前記クローポール同期機の要求発電出力および回転速度
に対応して、前記クローポール同期機の界磁電流および
電機子電流の大きさと前記電機子電流の相差角の指令値
とを関連付けた指令値マップをあらかじめ記憶し、 前記指令値マップを参照することにより、前記クローポ
ール同期機に通電すべき界磁電流および電機子電流の大
きさと前記電機子電流の相差角の指令値を決定すること
を特徴とする請求項1に記載のクローポール同期機の制
御方法。 - 【請求項3】 前記指令値マップは、前記電機子電流の
相差角の指令値が、前記要求発電出力を最高効率で得る
ような値に設定されたことを特徴とする請求項2に記載
のクローポール同期機の制御方法。 - 【請求項4】 インバータ電源による電機子電圧および
電機子電流のベクトル制御と界磁電流制御とを組み合せ
てクローポール同期機を制御する方法において、 前記クローポール同期機を電動機として運転する場合
は、 前記クローポール同期機により発生すべき要求トルクお
よび回転速度に基づいて前記界磁電流制御を行うととも
に、 前記電機子電流の大きさおよび相差角を制御して、前記
電機子電流による弱め界磁制御を行うことを特徴とする
クローポール同期機の制御方法。 - 【請求項5】 前記クローポール同期機を電動機として
運転する場合は、 前記クローポール同期機の要求トルクおよび回転速度に
対応して、前記クローポール同期機の界磁電流および電
機子電流の大きさと前記電機子電流の相差角の指令値と
を関連付けた指令値マップをあらかじめ記憶し、 前記指令値マップを参照することにより、前記クローポ
ール同期機に通電すべき界磁電流および電機子電流の大
きさと前記電機子電流の相差角の指令値を決定すること
を特徴とする請求項4に記載のクローポール同期機の制
御方法。 - 【請求項6】 前記指令値マップは、前記電機子電流の
相差角の指令値が、前記要求トルクを最高効率で得るよ
うな値に設定されたことを特徴とする請求項5に記載の
クローポール同期機の制御方法。
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