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JP2001353382A - カットレザーのホルダ - Google Patents

カットレザーのホルダ

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Publication number
JP2001353382A
JP2001353382A JP2001176091A JP2001176091A JP2001353382A JP 2001353382 A JP2001353382 A JP 2001353382A JP 2001176091 A JP2001176091 A JP 2001176091A JP 2001176091 A JP2001176091 A JP 2001176091A JP 2001353382 A JP2001353382 A JP 2001353382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
insertion hole
finger insertion
holder
handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001176091A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Ido
澄 井戸
Shinji Sawai
慎次 沢井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Feather Safety Razor Co Ltd
Original Assignee
Feather Safety Razor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Feather Safety Razor Co Ltd filed Critical Feather Safety Razor Co Ltd
Priority to JP2001176091A priority Critical patent/JP2001353382A/ja
Publication of JP2001353382A publication Critical patent/JP2001353382A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カット作業を行い易いカットレザーのホルダを
提供する。 【解決手段】カットレザー1はホルダ2と刃部3とを備
えている。ホルダ2は柄部4と刃取付部材5とを備えて
いる。刃取付部材5は柄部4と一体にインサート成形さ
れている。柄部4の基端部には指挿入孔7が形成されて
いる。柄部4の基端側には指掛け部8が形成されてい
る。指挿入孔7(略楕円形状)の短径(指挿入孔7の有
効径)Tは、指挿入孔7に手の薬指を挿入した状態でカ
ットレザー1がフリー回転できる長さとして設定されて
いる。指掛け部8先端から、柄部4の長手方向における
指挿入孔7の指掛け部8側端部までの長さMは、指挿入
孔7の有効径Tの1.4倍に設定されている。柄部4の
長手方向における指挿入孔7の刃保持部5b側端部から
刃保持部5bまでの長さLは、指挿入孔7の有効径Tの
3.2倍の長さに設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カットレザーのホ
ルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、理容師や美容師が毛髪のカッ
ト作業を行うために使用する道具としてカットレザーが
知られている。
【0003】従来のカットレザー101を図9に示す。
カットレザー101は、柄部102と刃取付部材103
とを有するホルダ104と、櫛歯体105と切刃106
とを有する刃部107とを備えている。柄部102の基
端部には指挿入孔108が形成されている。刃取付部材
103には櫛歯体105を介して切刃106が挟着され
ている。
【0004】美容師等は、指挿入孔108に小指又は薬
指を入れて、刃取付部材103の外側面に親指を添えた
り、柄部102の先端部を握った状態で毛髪のカット作
業を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のカッ
トレザー101では、指挿入孔108から刃取付部材1
03の先端までの距離が長いため、手の小さい人(例え
ば、女性等)が該カットレザー101を使用して毛髪の
カット作業を行う場合、該カット作業を行い難いという
問題があった。
【0006】例えば、指挿入孔108に小指を入れて、
刃部107の先端部にてカット作業を行うときには、親
指をなるべく刃取付部材103の先端側へ近づけた方
が、該作業を行い易い。ところが、従来のカットレザー
101では、指挿入孔108から刃取付部材103の先
端までの距離が長いため、女性等がカット作業を行うと
きには、図10に示すように、親指が刃取付部材103
の先端から離れたところに位置することになる。従っ
て、従来のカットレザー101では、女性等にとってカ
ット作業を行い難いという問題があった。又、美容師の
カットレザー使用時においては、櫛とカットレザーとを
同じ手で持って作業する場合が多い。一般に、顧客の髪
を櫛で抄く作業を行なう場合、その髪を一方の手(例え
ば左手)で把持し、他方の手(例えば右手)でピンと張
られた髪を櫛にて抄くことになる。この場合、美容師は
カットレザーを退避させる必要があり、従来は、カット
レザーを他方の手の指操作で反転した状態で握り直し、
その上で親指と、人差し指との間で櫛を持って髪を抄
く。そして、髪を抄き終わった後は、櫛を一方の手に渡
し、カットレザーを再び他方の手の指操作で反転した上
で持ち直してピンと張られた髪をレザーカットする。従
来のカットレザー101の指挿入孔108は、カットレ
ザー101を把持するだけのために、小指、又は、薬指
を挿入できる程度の大きさで充分とされていたため、径
が小さく、カットレザー101の回転を行うには十分な
大きさとはいえなかった。即ち、指挿入孔108をカッ
トレザー101の回転の軸孔にして、指挿入孔108に
挿入した指を軸指として、該カットレザー101を回転
させて使用することは予定されていなかった。ところ
で、従来のカットレザーのホルダの指挿入孔を大きくし
て、軸孔として使用することが考えられるが、単に大き
くしただけでは、カットレザーの使用感が考慮されてお
らず、従来のカットレザーでは、その使用感の点におい
ても充分ではなかった。
【0007】本発明の目的は、カット作業を行い易いカ
ットレザーのホルダを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明では、柄部の基端部に指挿入孔を備
え、前記指挿入孔には柄部の長手方向において指を係止
可能な端部を備え、前記柄部の先端部に刃保持部を備え
たカットレザーのホルダにおいて、前記指挿入孔におけ
る、指を挿入可能な大きさの最小径を有効径Tとしたと
き、前記指挿入孔の柄部の長手方向において、前記指を
係止する刃保持部側端部から刃保持部までの長さLをT
≦L≦3.5Tとしたことを特徴とするカットレザーの
ホルダをその要旨としている。
【0009】尚、該長さLの下限値をTとしたのは、指
挿入孔に中指を挿入して、カットレザーで髪を切る場
合、人差し指を柄部に添えた状態で親指を刃保持部に添
えることになる。この場合、人差し指は一般的に中指よ
りも若干細いため、人差し指を刃保持部を避けて柄部に
添えることができる。即ち、L=Tにしても、指挿入孔
と刃保持部との間に人差し指を添えるためのスペースが
確保される。この場合、指挿入孔の有効径Tとは、中指
を挿入できる最小径のことである。
【0010】又、該長さLの上限値を3.5Tとしたの
は、指挿入孔に小指を挿入して、カットレザーで髪を切
る場合、薬指、中指及び人差し指を柄部に添えた状態で
親指を刃保持部に添えることになる。この場合、薬指、
中指及び人差し指は小指よりも若干太いため、薬指、中
指及び人差し指を刃保持部を避けて柄部に添えられるス
ペースを確保するには、L=3.5Tにする必要があ
る。即ち、この場合、指挿入孔の有効径Tとは、小指を
挿入できる最小径のことである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載のカッ
トレザーのホルダにおいて、前記指挿入孔の有効径T
は、指挿入時において、ホルダがフリー回転自在な大き
さとしたことをその要旨としている。
【0012】請求項3の発明は、請求項2に記載のカッ
トレザーのホルダにおいて、前記柄部の基端側には、指
掛け部が柄部の長手方向に沿って突出され、前記指掛け
部先端から、柄部の長手方向において、前記指を係止す
る指挿入孔の指掛け部側端部までの長さMをM≦2Tと
したことをその要旨としている。
【0013】尚、該長さMの上限値を2Tとしたのは、
ホルダを退避させるときに、指挿入孔に中指、薬指又は
小指を挿入した状態でホルダを回転させた場合に、指掛
け部が手の掌に干渉しないようにするためである。即
ち、該長さMが2Tを超えると、ホルダを回転させた場
合に、指掛け部が手の掌に干渉することが多くなり、使
いづらい問題がある。
【0014】(作用)請求項1の発明では、例えば、柄
部の長手方向における指挿入孔の刃保持部側端部から刃
保持部までの長さLが指挿入孔の有効径Tと等しい場
合、指挿入孔に中指を挿入した状態で、刃保持部に親指
を添えることが可能となる。又、例えば、該長さLが2
Tと等しい場合、指挿入孔に薬指を挿入した状態で、刃
保持部に親指を添えることが可能となる。さらに、例え
ば、該長さLが3Tの場合、指挿入孔に小指を挿入した
状態で、刃保持部に親指を添えることが可能となる。
【0015】請求項2の発明では、指挿入孔に指を挿入
した状態で、ホルダをスムーズに回転させることが可能
となる。請求項3の発明では、例えば、指掛け部先端か
ら、柄部の長手方向における指挿入孔の指掛け部側端部
までの長さMが2Tと等しい場合、指挿入孔に薬指を挿
入した状態で、中指と人差し指とを指掛け部に掛けてホ
ルダを握ったとき、該指掛け部は人差し指から突出しな
い。又、M=2Tの場合、指挿入孔に小指を挿入した状
態で、薬指と中指とを指掛け部に掛けてホルダを握った
とき、該指掛け部は人差し指から突出しない。
【0016】又、例えば、該長さMがTと等しい場合、
指挿入孔に中指を挿入した状態で、人差し指を指掛け部
に掛けてホルダを握ったとき、該指掛け部は人差し指か
ら突出しない。又、M=Tの場合、指挿入孔に薬指を挿
入した状態で、中指を指掛け部に掛けてホルダを握った
とき、該指掛け部は人差し指から突出しない。さらに、
M=Tの場合、指挿入孔に小指を挿入した状態で、薬指
を指掛け部に掛けてホルダを握ったとき、該指掛け部は
人差し指から突出しない。
【0017】又、指挿入孔に中指、薬指又は小指を挿入
した状態で、ホルダを回転させるとき、指掛け部が手の
掌に干渉することはない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1はカットレザー1を
示す正面図である。カットレザー1はホルダ2と刃部3
とを備えている。ホルダ2は柄部4と刃取付部材5とを
備えている。
【0019】図2に示すように、合成樹脂からなる柄部
4には、該柄部4の先端から基端側に向かって収容凹部
6が形成されている。収容凹部6には刃取付部材5の基
端部5aが収容されており、該刃取付部材5は柄部4と
一体にインサート成形されている。
【0020】柄部4の基端部には指挿入孔7が形成され
ている。本実施形態の指挿入孔7は略楕円形状をなして
いる。楕円には長径及び短径があるが、本実施形態では
該楕円の短径(最小径)をTとすると、このTは、指挿
入孔7に手の薬指を挿入した状態でカットレザー1がフ
リー回転できる長さとして設定されている。尚、この場
合、前記手の薬指は、成人の平均的な身長を有する人の
手の薬指を意味する。
【0021】柄部4の基端側には、指掛け部8が該柄部
4の長手方向に沿って突出形成されている。本実施形態
では、指掛け部8先端から、柄部4の長手方向における
指挿入孔7の指掛け部8側端部までの長さMは、前記指
挿入孔7の短径T(以下、指挿入孔7の有効径Tとい
う)の1.4倍に設定されている。
【0022】図3に示すように、刃取付部材5の先端部
に形成された刃保持部5bの腹側には、一対の挟着板部
11、12が延出形成されている。各挟着板部11、1
2は、それぞれ内方に付勢されている。両挟着板部1
1、12間には、刃保持部5bの長手方向に沿って挿入
溝13が形成されている。挿入溝13には前記刃部3が
挿入されており、該刃部3は前記両挟着板部11、12
によって挟着されている。尚、刃部3は櫛歯体21と切
刃22とを有する公知の構成である。
【0023】本実施形態では、柄部4の長手方向におけ
る指挿入孔7の刃保持部5b側端部から刃保持部5bま
での長さLは、前記指挿入孔7の有効径Tの3.2倍の
長さに設定されている。次に、上記のように構成したカ
ットレザー1の作用について説明する。
【0024】美容師等は、例えば、図4に示すように、
指挿入孔7に小指を入れて、刃取付部材5の外側面に親
指を添えて、毛髪のカット作業を行う。一般的に、刃部
3の先端部にてカット作業を行う場合、親指をなるべく
刃取付部材5の先端側へ近づけた方が該作業を行い易
い。
【0025】ここで、本実施形態では、柄部4の長手方
向における指挿入孔7の刃保持部5b側端部から刃保持
部5bまでの長さLは、指挿入孔7の有効径Tの3.2
倍の長さに設定されている。従って、指挿入孔7に小指
を入れた状態で、刃取付部材5の外側面に親指を添え
て、カット作業を行うことが可能である。特に本実施形
態では、図4に示すように、指挿入孔7に小指を入れた
状態で、刃取付部材5の先端に親指を添えて、カット作
業を行うことが可能である。又、美容師のカットレザー
1使用時においては、櫛とカットレザー1とを同じ手で
持って作業する場合が多い。一般に、顧客の髪を櫛で抄
く作業を行なう場合、その髪を一方の手(例えば左手)
で把持し、他方の手(例えば右手)でピンと張られた髪
を櫛にて抄くことになる。この場合、美容師はカットレ
ザー1を退避させるために、指挿入孔7を軸孔にして、
指挿入孔7に挿入した薬指を軸指として、該カットレザ
ー1を回転させる。そして、その上で親指と、人差し指
との間で櫛を持って髪を抄く。そして、髪を抄き終わっ
た後は、櫛を一方の手に渡し、カットレザー1を先程と
は反対方向に回転させた上でピンと張られた髪をレザー
カットする。尚、一般的に、指挿入孔7に薬指を入れて
カットレザー1を回転させると、小指を入れて行うより
も該カットレザー1を回転させ易い。
【0026】ここで、本実施形態では、指挿入孔7の有
効径Tは、指挿入孔7に手の薬指を挿入した状態でカッ
トレザー1がフリー回転できる長さとして設定されてい
る。従って、指挿入孔7に手の薬指を挿入した状態でカ
ットレザー1をスムーズに回転させることが可能であ
る。
【0027】又、本実施形態では、指掛け部8先端か
ら、柄部4の長手方向における指挿入孔7の指掛け部8
側端部までの長さMは、指挿入孔7の有効径Tの1.4
倍に設定されている。従って、指挿入孔7に薬指を挿入
した状態で、カットレザー1を回転させるとき、図5に
示すように、指掛け部8が手の掌に干渉することはな
い。
【0028】さらに、カットレザー1を回転させた後
に、カット作業を行う場合、図6に示すように、指挿入
孔7に薬指を入れた状態で該作業を行うことになる。こ
こで、本実施形態では、図6に示すように、指挿入孔7
に薬指を入れた状態で、刃取付部材5の先端に親指を添
えて、カット作業を行うことが可能である。
【0029】さらに又、美容師は、カットレザー1を持
ちながら櫛にて整髪作業を行うとき、該カットレザー1
を退避させるために、図5に示すように、指挿入孔7を
軸孔にして、指挿入孔7に挿入した薬指を軸指として、
該カットレザー1を回転させる。そして、図7に示すよ
うに、お客様に刃部3を向けないように該カットレザー
1を握った上で、親指と人差し指との間で櫛を持って髪
を抄く。即ち、指挿入孔7に薬指を挿入した状態で、中
指を指掛け部8に掛けてカットレザー1を握る。
【0030】ここで、本実施形態では、指掛け部8先端
から、柄部4の長手方向における指挿入孔7の指掛け部
8側端部までの長さMは、指挿入孔7の有効径Tの1.
4倍に設定されている。従って、指挿入孔7に薬指を挿
入した状態で、中指を指掛け部8に掛けてカットレザー
1を握ったとき、該指掛け部8は人差し指hから突出し
ない。即ち、櫛にて整髪作業を行うとき、カットレザー
1が該櫛に干渉することはない。従って、本実施形態に
よれば、以下のような効果を得ることができる。 (1)本実施形態では、柄部4の長手方向における指挿
入孔7の刃保持部5b側端部から刃保持部5bまでの長
さLを、指挿入孔7の有効径Tの3.2倍の長さに設定
した。従って、指挿入孔7に小指を入れた状態で、刃取
付部材5の外側面に親指を添えて、カット作業を行うこ
とができる。特に本実施形態では、指挿入孔7に小指を
入れた状態で、刃取付部材5の先端に親指を添えて、カ
ット作業を行うことができるため、該カット作業を行い
易くできる。
【0031】又、指挿入孔7に薬指を入れた状態で、刃
取付部材5の先端に親指を添えて、カット作業を行うこ
とができる。さらに、指挿入孔7に中指を入れた状態
で、刃取付部材5の外側面に親指を添えて、カット作業
を行うことができる。 (2)本実施形態では、指挿入孔7の有効径Tを、指挿
入孔7に手の薬指を挿入した状態でカットレザー1がフ
リー回転できる長さとして設定した。従って、指挿入孔
7に手の薬指を挿入した状態でカットレザー1をスムー
ズに回転させることができる。 (3)本実施形態では、指掛け部8先端から、柄部4の
長手方向における指挿入孔7の指掛け部8側端部までの
長さMを、指挿入孔7の有効径Tの1.4倍に設定し
た。従って、図7に示すように、指挿入孔7に薬指を挿
入した状態で、中指を指掛け部8に掛けてカットレザー
1を握ったとき、該指掛け部8は人差し指から突出しな
い。又、指挿入孔7に小指を挿入した状態で、薬指を指
掛け部8に掛けてカットレザー1を握ったとき、該指掛
け部8は人差し指から突出しない。その結果、カットレ
ザー1を持ちながら櫛にて整髪作業を行うとき、カット
レザー1が該櫛に干渉することを防止できる。
【0032】又、本実施形態では、該長さMを、指挿入
孔7の有効径Tの1.4倍に設定したため、指挿入孔7
に中指、薬指又は小指を挿入した状態で、カットレザー
1を回転させるとき、指掛け部8が手の掌に干渉するこ
とはない。従って、カットレザー1をスムーズに回転さ
せることができる。 (4)本実施形態では、柄部4を合成樹脂にて形成した
ため、柄部4を握ったときの手触りや、指挿入孔7に指
を挿入したときの感触をよくすることができる。 (5)本実施形態では、指挿入孔7を略楕円形状とした
ため、指挿入孔7に指を挿入したときに、該指の表面と
該指挿入孔7の内側面とが略一致し、指挿入時の違和感
を低減できる。
【0033】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・前記実施形態では、柄部4の長手方向における指挿入
孔7の刃保持部5b側端部から刃保持部5bまでの長さ
Lを、指挿入孔7の有効径Tの3.2倍の長さに設定し
たが、該長さLを該指挿入孔7の有効径Tと同一長さに
設定してもよい。このようにした場合には、前記実施形
態における(1)〜(5)に記載の効果に加えて、指挿
入孔7に中指を挿入した状態で、刃取付部5の先端に親
指を添えて、カット作業を行うことができるため、該カ
ット作業を行い易くできるという効果が得られる。
【0034】・また、該長さLを該指挿入孔7の有効径
Tの2倍の長さに設定してもよい。このようにした場合
には、前記実施形態における(1)〜(5)に記載の効
果に加えて、指挿入孔7に中指を挿入した状態で、刃取
付部5の先端に親指を添えて、カット作業を行うことが
できるため、該カット作業を行い易くできるという効果
が得られる。
【0035】・さらに、前記実施形態では、指掛け部8
先端から、柄部4の長手方向における指挿入孔7の指掛
け部8側端部までの長さMを、指挿入孔7の有効径Tの
1.4倍に設定したが、該長さMを該指挿入孔7の有効
径Tの2倍の長さに設定してもよい。このようにした場
合には、前記実施形態における(1)〜(5)に記載の
効果に加えて、指挿入孔7に薬指を挿入した状態で、中
指と人差し指とを指掛け部8に掛けてカットレザー1を
握ったとき、該指掛け部8は人差し指から突出しない。
又、指挿入孔7に小指を挿入した状態で、薬指と中指と
を指掛け部8に掛けてカットレザー1を握ったとき、該
指掛け部8は人差し指から突出しない。従って、カット
レザー1を持ちながら櫛にて整髪作業を行うとき、カッ
トレザー1が該櫛に干渉することを防止できるという効
果が得られる。
【0036】又、該長さMを該指挿入孔7の有効径Tと
同一長さに設定してもよい。このようにした場合には、
前記実施形態における(1)〜(5)に記載の効果に加
えて、指挿入孔7に中指を挿入した状態で、人差し指を
指掛け部8に掛けてカットレザー1を握ったとき、該指
掛け部8は人差し指から突出しない。従って、カットレ
ザー1を持ちながら櫛にて整髪作業を行うとき、カット
レザー1が該櫛に干渉することを防止できるという効果
が得られる。
【0037】仮に、該長さMを該指挿入孔7の有効径T
の3倍の長さに設定したとする。この場合、指掛け部8
を人差し指から突出させないようにするためには、指挿
入孔7に小指を挿入した状態で、薬指、中指及び人差し
指を該指掛け部8に掛けてカットレザー1を握る必要が
ある。ここで、美容師はカットレザー1を退避させるた
めに、指挿入孔7を軸孔にして、指挿入孔7に挿入した
小指を軸指として、該カットレザー1を回転させること
になる。小指を軸指としてカットレザー1を回転させる
ことは、薬指を軸指としてカットレザー1を回転させる
ときよりも不安定であり、カットレザー1を回転させ難
い。又、該長さMを該指挿入孔7の有効径Tの3倍の長
さに設定すると、小指を軸指としてカットレザー1を回
転させるとき、指掛け部8が手の掌に干渉してカットレ
ザー1を回転させ難い。
【0038】・さらに又、前記実施形態では、指挿入孔
7の有効径Tを、指挿入孔7に手の薬指を挿入した状態
でカットレザー1がフリー回転できる長さとして設定し
たが、該有効径Tを、指挿入孔7に手の中指を挿入した
状態でカットレザー1がフリー回転できる長さとして設
定してもよい。このようにした場合には、前記実施形態
における(1)〜(5)に記載の効果に加えて、指挿入
孔7を軸孔にして、指挿入孔7に挿入した中指を軸指と
して、カットレザー1をスムーズに回転させることがで
きるという効果が得られる。又、この場合も、カットレ
ザー1を回転させるとき、指掛け部8が手の掌に干渉す
ることはないため、カットレザー1をスムーズに回転さ
せることができるという効果が得られる。
【0039】又、該有効径Tを、指挿入孔7に手の小指
を挿入した状態でカットレザー1がフリー回転できる長
さとして設定してもよい。このようにした場合には、前
記実施形態における(1)、(3)〜(5)に記載の効
果に加えて、指挿入孔7を軸孔にして、指挿入孔7に挿
入した小指を軸指として、カットレザー1をスムーズに
回転させることができるという効果が得られる。又、こ
の場合も、カットレザー1を回転させるとき、指掛け部
8が手の掌に干渉することはないため、カットレザー1
をスムーズに回転させることができるという効果が得ら
れる。
【0040】・また、前記実施形態では、指挿入孔7を
備えた柄部4と、刃保持部5bを備えた刃取付部材5と
の2つの部材にてホルダ2を形成したが、指挿入孔と刃
保持部とを備えた1つの部材からなるホルダに具体化し
てもよい。このようにした場合には、前記実施形態にお
ける(1)〜(5)に記載の効果が得られる。
【0041】・さらに、前記実施形態では、孔(本実施
形態では指挿入孔7)を1つのみ備えた柄部4とした
が、孔を2つ以上備えた柄部としてもよい。ここで、本
発明の最小径とは、指を挿入できる孔の直径の最小値を
いう。従って、例えば、図8(a)に示すように、指を
挿入できない小径を有する小孔と、指を挿入できる大径
を有する大孔との2つの孔が柄部4に形成されている場
合、該最小値は、指を挿入できる大径を有する大孔の直
径(大径)をいう。この場合、刃保持部側端部はA部で
あり、指掛け部側端部はB部である。
【0042】又、例えば、図8(b)に示すように、指
を挿入できる直径を有する孔が2つ以上柄部に形成され
ている場合、該最小値は、指を挿入できる直径を有する
複数の孔のうち最も小さい孔の直径をいう。この場合、
刃保持部側端部はC部であり、指掛け部側端部はD部で
ある。
【0043】さらに、例えば、図8(c)に示すよう
に、大径と小径(ただし、大径、小径とも指を挿入でき
る大きさとする)とを有する孔が柄部に形成されている
場合、該最小値は小径をいう。この場合、刃保持部側端
部はE部であり、指掛け部側端部はF部である。次に、
前記実施形態及び別例から把握できる請求項に記載した
発明以外の技術的思想について、それらの効果と共に以
下に記載する。
【0044】(1)請求項1乃至3のうちいずれかに記
載のカットレザーのホルダにおいて、前記指挿入孔を略
楕円形状としたことを特徴とする。従って、この(2)
に記載の発明によれば、指挿入孔に指を挿入したとき
に、該指の表面と該指挿入孔の内側面とが略一致し、指
挿入時の違和感を低減できるという効果が得られる。
【0045】(2)請求項1乃至3、(1)のうちいず
れかに記載のカットレザーのホルダと、前記刃保持部に
て保持された刃部とを備えたカットレザー。従って、こ
の発明によれば、カットレザーにおいて、特に、カット
作業を行い易くできるという効果が得られる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、指挿入孔に中指、薬指又は小指を挿入した
状態で、刃保持部に親指を添えることができる。また、
柄部を合成樹脂にて形成したことから、柄部を握ったと
きの手触りや、指挿入孔に指を挿入したときの感触をよ
くすることができるという効果が得られる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、指挿入孔
に指を挿入した状態で、ホルダをスムーズに回転させる
ことができる。請求項3に記載の発明によれば、ホルダ
を退避させるときに、指挿入孔に中指を挿入した状態
で、人差し指を指掛け部に掛けてホルダを握ったとき、
該指掛け部は人差し指から突出しないため、カットレザ
ーを持ちながら櫛にて整髪作業を行うとき、カットレザ
ーが該櫛に干渉することを防止できる。
【0048】又、ホルダを退避させるときに、指挿入孔
に薬指を挿入した状態で、中指と人差し指とを指掛け部
に掛けてホルダを握ったとき、該指掛け部は人差し指か
ら突出しないため、カットレザーを持ちながら櫛にて整
髪作業を行うとき、カットレザーが該櫛に干渉すること
を防止できる。
【0049】さらに、ホルダを退避させるときに、指挿
入孔に小指を挿入した状態で、薬指と中指とを指掛け部
に掛けてホルダを握ったとき、該指掛け部は人差し指か
ら突出しないため、カットレザーを持ちながら櫛にて整
髪作業を行うとき、カットレザーが該櫛に干渉すること
を防止できる。
【0050】又、指挿入孔に中指、薬指又は小指を挿入
した状態で、ホルダを回転させるとき、指掛け部が手の
掌に干渉することはないため、該ホルダをスムーズに回
転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のカットレザーを示す正面図。
【図2】 同じくカットレザーを示す正断面図。
【図3】 同じくカットレザーを示す要部側断面図。
【図4】 カットレザーの使用状態を示す背面図。
【図5】 カットレザーの使用状態を示す平面図。
【図6】 カットレザーの使用状態を示す背面図。
【図7】 カットレザーの使用状態を示す底面図。
【図8】 (a)〜(c)は孔の別例を示す模式図。
【図9】 従来のカットレザーを示す正面図。
【図10】 従来のカットレザーの使用状態を示す背面
図。
【符号の説明】
1…カットレザー、2…ホルダ、4…柄部、5b…刃保
持部、7…指挿入孔、8…指掛け部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂からなる柄部(4)の基端部に
    指挿入孔(7)を備え、前記指挿入孔(7)には柄部
    (4)の長手方向において指を係止可能な端部を備え、
    前記柄部(4)の先端部に刃保持部(5b)を備えたカ
    ットレザーのホルダにおいて、 前記指挿入孔(7)における、指を挿入可能な大きさの
    最小径を有効径Tとしたとき、前記指挿入孔(7)の柄
    部(4)の長手方向において、前記指を係止する刃保持
    部(5b)側端部から刃保持部(5b)までの長さLを
    T≦L≦3.5Tとしたことを特徴とするカットレザー
    のホルダ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカットレザーのホルダ
    において、 前記指挿入孔(7)の有効径Tは、指挿入時において、
    ホルダがフリー回転自在な大きさとしたことを特徴とす
    るカットレザーのホルダ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のカットレザーのホルダ
    において、 前記柄部(4)の基端側には、指掛け部(8)が柄部
    (4)の長手方向に沿って突出され、 前記指掛け部(8)先端から、柄部(4)の長手方向に
    おいて、前記指を係止する指挿入孔(7)の指掛け部
    (8)側端部までの長さMをM≦2Tとしたことを特徴
    とするカットレザーのホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011072698A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Feather Safety Razor Co Ltd 刃物

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