JP2001230548A - 多層セラミック基板の製造方法 - Google Patents
多層セラミック基板の製造方法Info
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- H01L21/04—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャビティの底面部の平坦性が損なわれず、
キャビティの周辺部の変形や割れが生じにくい、多層セ
ラミック基板の製造方法を提供する。 【解決手段】 ガラスを含有するセラミック材料を用い
てそれぞれ作製された第1および第2のガラスセラミッ
クグリーンシート15,16を積層することによって、
一方の端面18に開口20を位置させているキャビティ
13を有するグリーンシート積層体17を得るととも
に、セラミック材料よりも焼結温度の高い収縮抑制用無
機材料を用いて、グリーンシート積層体17の各端面1
8,19に沿って収縮抑制層21,22をそれぞれ設け
ることによって、複合積層体12を得る。次に、キャビ
ティ13の周辺部と貫通部23を介してキャビティ13
の底面部とに互いに同じ圧力をかけて、複合積層体12
を積層方向にプレスし、焼成した後、収縮抑制層21,
22を除去する。
キャビティの周辺部の変形や割れが生じにくい、多層セ
ラミック基板の製造方法を提供する。 【解決手段】 ガラスを含有するセラミック材料を用い
てそれぞれ作製された第1および第2のガラスセラミッ
クグリーンシート15,16を積層することによって、
一方の端面18に開口20を位置させているキャビティ
13を有するグリーンシート積層体17を得るととも
に、セラミック材料よりも焼結温度の高い収縮抑制用無
機材料を用いて、グリーンシート積層体17の各端面1
8,19に沿って収縮抑制層21,22をそれぞれ設け
ることによって、複合積層体12を得る。次に、キャビ
ティ13の周辺部と貫通部23を介してキャビティ13
の底面部とに互いに同じ圧力をかけて、複合積層体12
を積層方向にプレスし、焼成した後、収縮抑制層21,
22を除去する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多層セラミック
基板の製造方法に関するもので、特に、キャビティを有
する多層セラミック基板の製造方法に関するものであ
る。
基板の製造方法に関するもので、特に、キャビティを有
する多層セラミック基板の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器に対する小型軽量化、多機能
化、高信頼性化等の要望が、近年、ますます高まってお
り、これに伴い、基板への実装技術の向上も求められて
いる。基板への実装技術の向上を図る効果的な方法とし
て、最も典型的には、基板での配線の高密度化を図るこ
とがある。
化、高信頼性化等の要望が、近年、ますます高まってお
り、これに伴い、基板への実装技術の向上も求められて
いる。基板への実装技術の向上を図る効果的な方法とし
て、最も典型的には、基板での配線の高密度化を図るこ
とがある。
【0003】そこで、このような基板での配線の高密度
化に対応するため、セラミックグリーンシートに導体膜
等を印刷によって形成したものを複数枚積み重ね、プレ
スした後、焼成することによって作製される多層セラミ
ック基板の開発が進められている。しかしながら、多層
セラミック基板での配線の高密度化を問題なく進めるた
めには、複数のセラミックグリーンシートを積層するこ
とによって得られたグリーンシート積層体を焼成する段
階において、セラミックグリーンシートあるいはそれを
焼成して得られるセラミック層の寸法や形状などについ
ての精密な制御技術が求められる。
化に対応するため、セラミックグリーンシートに導体膜
等を印刷によって形成したものを複数枚積み重ね、プレ
スした後、焼成することによって作製される多層セラミ
ック基板の開発が進められている。しかしながら、多層
セラミック基板での配線の高密度化を問題なく進めるた
めには、複数のセラミックグリーンシートを積層するこ
とによって得られたグリーンシート積層体を焼成する段
階において、セラミックグリーンシートあるいはそれを
焼成して得られるセラミック層の寸法や形状などについ
ての精密な制御技術が求められる。
【0004】これを可能とする方法として、特許第25
54415号公報には、ガラスセラミックグリーンシー
トを積層したグリーンシート積層体の上下両面に、ガラ
スセラミックグリーンシートよりも焼結温度の高い無機
材料を含む収縮抑制層を形成し、プレスし、焼成した
後、収縮抑制層を構成する未焼結の無機材料を剥離除去
する方法が開示されており、また、特許第261764
3号公報には、上述した方法において、グリーンシート
積層体の上下方向から加圧することをさらに行なう方法
が開示されている。
54415号公報には、ガラスセラミックグリーンシー
トを積層したグリーンシート積層体の上下両面に、ガラ
スセラミックグリーンシートよりも焼結温度の高い無機
材料を含む収縮抑制層を形成し、プレスし、焼成した
後、収縮抑制層を構成する未焼結の無機材料を剥離除去
する方法が開示されており、また、特許第261764
3号公報には、上述した方法において、グリーンシート
積層体の上下方向から加圧することをさらに行なう方法
が開示されている。
【0005】これらの方法によれば、グリーンシートの
主面方向すなわちx−y方向には収縮が生じにくいた
め、得られた基板の寸法精度を高くでき、配線の高密度
化を高い信頼性をもって達成することができる。
主面方向すなわちx−y方向には収縮が生じにくいた
め、得られた基板の寸法精度を高くでき、配線の高密度
化を高い信頼性をもって達成することができる。
【0006】他方、多層セラミック基板においては、上
述した寸法精度の向上、配線の高密度化および高信頼性
化に加えて、それ自身の小型化および低背化が求められ
ている。これらを実現するためには、多層セラミック基
板に、電子部品実装用のキャビティを形成することが有
効である。
述した寸法精度の向上、配線の高密度化および高信頼性
化に加えて、それ自身の小型化および低背化が求められ
ている。これらを実現するためには、多層セラミック基
板に、電子部品実装用のキャビティを形成することが有
効である。
【0007】上述のように、キャビティを有する多層セ
ラミック基板の製造方法は、たとえば、特開平5−16
7253号公報、特開平8−245268号公報等に記
載されている。
ラミック基板の製造方法は、たとえば、特開平5−16
7253号公報、特開平8−245268号公報等に記
載されている。
【0008】特開平5−167253号公報において
は、この発明にとって興味ある技術として、図3に示す
ように、キャビティ1を有するグリーンシート積層体2
を、複数のガラスセラミックグリーンシートを積層する
ことによって得た後、このグリーンシート積層体2の上
下両面に、ガラスセラミックグリーンシートの焼成温度
では焼結しない収縮抑制用無機材料3で挟むようにした
状態で、金型4内に入れ、金型4を介してのプレスを適
用することによって、収縮抑制用無機材料3を加圧成形
し、その後、焼成工程に付し、グリーンシート積層体2
を焼成することによって、キャビティ1を有する多層セ
ラミック基板を製造する方法が記載されている。焼成後
には、未焼結の収縮抑制用無機材料3が除去される。こ
のようにして、x−y方向には収縮が生じにくい状態
で、キャビティ1を有する多層セラミック基板を得るこ
とができる。
は、この発明にとって興味ある技術として、図3に示す
ように、キャビティ1を有するグリーンシート積層体2
を、複数のガラスセラミックグリーンシートを積層する
ことによって得た後、このグリーンシート積層体2の上
下両面に、ガラスセラミックグリーンシートの焼成温度
では焼結しない収縮抑制用無機材料3で挟むようにした
状態で、金型4内に入れ、金型4を介してのプレスを適
用することによって、収縮抑制用無機材料3を加圧成形
し、その後、焼成工程に付し、グリーンシート積層体2
を焼成することによって、キャビティ1を有する多層セ
ラミック基板を製造する方法が記載されている。焼成後
には、未焼結の収縮抑制用無機材料3が除去される。こ
のようにして、x−y方向には収縮が生じにくい状態
で、キャビティ1を有する多層セラミック基板を得るこ
とができる。
【0009】他方、特開平8−245268号公報にお
いては、この発明にとって興味ある技術として、図4に
示すように、キャビティ5を有するグリーンシート積層
体6を、複数のガラスセラミックグリーンシート7を積
層することによって得るとともに、キャビティ5内に、
ガラスセラミックグリーンシートよりも焼結温度の高い
収縮抑制用無機材料を含む複数の収縮抑制層8を形成す
るとともに、この収縮抑制層8の上に、キャビティ5の
形状および容積と同一の形状および体積を与える複数の
ガラスセラミックグリーンシート9を積層し、さらに、
グリーンシート積層体6の上面側において、収縮抑制用
無機材料を含む複数の収縮抑制層10を積層し、上面側
を平坦にし、他方、グリーンシート積層体6の下面側に
おいても、複数の収縮抑制層11を積層し、その後、積
層方向にプレスし、さらに、積層方向に均一にプレスし
ながら焼成することによって、キャビティ5を有する多
層セラミック基板を製造する方法が記載されている。焼
成後には、ガラスセラミックグリーンシート9によって
与えられた焼結体とともに、未焼結の収縮抑制層8、1
0および11が除去される。このようにして、x−y方
向には収縮を生じにくい状態で、キャビティ5を有する
多層セラミック基板を得ることができる。
いては、この発明にとって興味ある技術として、図4に
示すように、キャビティ5を有するグリーンシート積層
体6を、複数のガラスセラミックグリーンシート7を積
層することによって得るとともに、キャビティ5内に、
ガラスセラミックグリーンシートよりも焼結温度の高い
収縮抑制用無機材料を含む複数の収縮抑制層8を形成す
るとともに、この収縮抑制層8の上に、キャビティ5の
形状および容積と同一の形状および体積を与える複数の
ガラスセラミックグリーンシート9を積層し、さらに、
グリーンシート積層体6の上面側において、収縮抑制用
無機材料を含む複数の収縮抑制層10を積層し、上面側
を平坦にし、他方、グリーンシート積層体6の下面側に
おいても、複数の収縮抑制層11を積層し、その後、積
層方向にプレスし、さらに、積層方向に均一にプレスし
ながら焼成することによって、キャビティ5を有する多
層セラミック基板を製造する方法が記載されている。焼
成後には、ガラスセラミックグリーンシート9によって
与えられた焼結体とともに、未焼結の収縮抑制層8、1
0および11が除去される。このようにして、x−y方
向には収縮を生じにくい状態で、キャビティ5を有する
多層セラミック基板を得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−167253号公報に記載の方法によれば、焼成工
程において、キャビティ1の部分とそれ以外の部分との
間で、ガラスセラミックグリーンシートの厚み方向での
収縮量に差が生じ、すなわち、キャビティ1の周辺部で
の厚み方向の収縮量がキャビティ1の底面部での厚み方
向の収縮量より多くなり、そのため、収縮抑制用無機材
料3を介して付与される圧力が、グリーンシート積層体
2における最も薄い部分であるキャビティ1の底面部に
集中して及ぼされるようになり、その結果、キャビティ
1とその周辺部との間に割れが発生したり、キャビティ
1の底面部の平坦性が失われたりする、という問題に遭
遇することがある。
5−167253号公報に記載の方法によれば、焼成工
程において、キャビティ1の部分とそれ以外の部分との
間で、ガラスセラミックグリーンシートの厚み方向での
収縮量に差が生じ、すなわち、キャビティ1の周辺部で
の厚み方向の収縮量がキャビティ1の底面部での厚み方
向の収縮量より多くなり、そのため、収縮抑制用無機材
料3を介して付与される圧力が、グリーンシート積層体
2における最も薄い部分であるキャビティ1の底面部に
集中して及ぼされるようになり、その結果、キャビティ
1とその周辺部との間に割れが発生したり、キャビティ
1の底面部の平坦性が失われたりする、という問題に遭
遇することがある。
【0011】他方、特開平8−245268号公報に記
載の方法によれば、キャビティ5の底面部における平坦
性が損なわれず、また、キャビティ5の周辺部での変形
や割れも生じにくいが、図4に示すような構造物を得る
ため、多数の工程を必要とする、という問題がある。
載の方法によれば、キャビティ5の底面部における平坦
性が損なわれず、また、キャビティ5の周辺部での変形
や割れも生じにくいが、図4に示すような構造物を得る
ため、多数の工程を必要とする、という問題がある。
【0012】そこで、この発明の目的は、上述したよう
な問題を解決し得る、キャビティを有する多層セラミッ
ク基板の製造方法を提供しようとすることである。
な問題を解決し得る、キャビティを有する多層セラミッ
ク基板の製造方法を提供しようとすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、ガラス成分
を含有するセラミック材料を用意する工程と、このセラ
ミック材料よりも焼結温度の高い収縮抑制用無機材料を
用意する工程と、セラミック材料を用いて、キャビティ
を形成するための貫通孔を有する第1のガラスセラミッ
クグリーンシートと少なくとも上述の貫通孔の位置には
貫通孔を有しない第2のガラスセラミックグリーンシー
トとをそれぞれ作製する工程と、第1のガラスセラミッ
クグリーンシートと第2のガラスセラミックグリーンシ
ートとを積層することによって、積層方向での少なくと
も一方の端面に開口を位置させるように前述した貫通孔
によって形成されたキャビティを有するグリーンシート
積層体を得るとともに、前述した収縮抑制用無機材料を
用いて、このグリーンシート積層体の積層方向での各端
面に沿って収縮抑制層をそれぞれ設け、それによって、
グリーンシート積層体の両端面が収縮抑制層によって覆
われた複合積層体を得る工程と、この複合積層体を積層
方向にプレスする工程と、次いで、複合積層体を焼成す
る工程とを備える、多層セラミック基板の製造方法に向
けられるものであって、前述した技術的課題を解決する
ため、次のような構成を備えることを特徴としている。
を含有するセラミック材料を用意する工程と、このセラ
ミック材料よりも焼結温度の高い収縮抑制用無機材料を
用意する工程と、セラミック材料を用いて、キャビティ
を形成するための貫通孔を有する第1のガラスセラミッ
クグリーンシートと少なくとも上述の貫通孔の位置には
貫通孔を有しない第2のガラスセラミックグリーンシー
トとをそれぞれ作製する工程と、第1のガラスセラミッ
クグリーンシートと第2のガラスセラミックグリーンシ
ートとを積層することによって、積層方向での少なくと
も一方の端面に開口を位置させるように前述した貫通孔
によって形成されたキャビティを有するグリーンシート
積層体を得るとともに、前述した収縮抑制用無機材料を
用いて、このグリーンシート積層体の積層方向での各端
面に沿って収縮抑制層をそれぞれ設け、それによって、
グリーンシート積層体の両端面が収縮抑制層によって覆
われた複合積層体を得る工程と、この複合積層体を積層
方向にプレスする工程と、次いで、複合積層体を焼成す
る工程とを備える、多層セラミック基板の製造方法に向
けられるものであって、前述した技術的課題を解決する
ため、次のような構成を備えることを特徴としている。
【0014】すなわち、複合積層体を得る工程におい
て、キャビティの開口が位置している端面に沿う収縮抑
制層にあっては、キャビティの開口を露出させる貫通部
を有する状態で設けられ、また、複合積層体をプレスす
る工程において、キャビティの周辺部がプレスされると
ともに、上述した貫通部を介してキャビティの底面部が
プレスされる。
て、キャビティの開口が位置している端面に沿う収縮抑
制層にあっては、キャビティの開口を露出させる貫通部
を有する状態で設けられ、また、複合積層体をプレスす
る工程において、キャビティの周辺部がプレスされると
ともに、上述した貫通部を介してキャビティの底面部が
プレスされる。
【0015】上述した貫通部は、キャビティの開口と実
質的に同形状とされることが好ましい。
質的に同形状とされることが好ましい。
【0016】また、第2のガラスセラミックグリーンシ
ートは、第1のガラスセラミックグリーンシートに設け
られた貫通孔の位置とは異なる位置であれば、貫通孔を
有していてもよいが、典型的には、貫通孔を有しないも
のとされる。
ートは、第1のガラスセラミックグリーンシートに設け
られた貫通孔の位置とは異なる位置であれば、貫通孔を
有していてもよいが、典型的には、貫通孔を有しないも
のとされる。
【0017】また、複合積層体をプレスするとき、好ま
しくは、キャビティの底面部とキャビティの周辺部とに
互いに同じ圧力をかけるように複合積層体を積層方向に
プレスするようにされる。
しくは、キャビティの底面部とキャビティの周辺部とに
互いに同じ圧力をかけるように複合積層体を積層方向に
プレスするようにされる。
【0018】また、焼成工程において、好ましくは、複
合積層体は、その積層方向へのプレスが付与されない状
態で焼成される。
合積層体は、その積層方向へのプレスが付与されない状
態で焼成される。
【0019】また、焼成工程の後、通常、収縮抑制層は
除去される。
除去される。
【0020】
【発明の実施の形態】図1には、この発明の一実施形態
による製造方法を実施して多層セラミック基板を製造す
る途中の段階で得られる複合積層体12が図解的に断面
図で示されている。
による製造方法を実施して多層セラミック基板を製造す
る途中の段階で得られる複合積層体12が図解的に断面
図で示されている。
【0021】このような複合積層体12を得るため、ガ
ラス成分を含有する低温焼結セラミック材料が用意され
るとともに、この低温焼結セラミック材料よりも焼結温
度の高い収縮抑制用無機材料が用意される。
ラス成分を含有する低温焼結セラミック材料が用意され
るとともに、この低温焼結セラミック材料よりも焼結温
度の高い収縮抑制用無機材料が用意される。
【0022】また、上述した低温焼結セラミック材料を
用いて、キャビティ13を形成するための貫通孔14を
有する第1のガラスセラミックグリーンシート15と貫
通孔を有しない第2のガラスセラミックグリーンシート
16とがそれぞれ作製される。
用いて、キャビティ13を形成するための貫通孔14を
有する第1のガラスセラミックグリーンシート15と貫
通孔を有しない第2のガラスセラミックグリーンシート
16とがそれぞれ作製される。
【0023】そして、第1のガラスセラミックグリーン
シート15と第2のガラスセラミックグリーンシート1
6とが積層されることによって、グリーンシート積層体
17が得られる。より具体的には、グリーンシート積層
体17を得るため、複数の第2のガラスセラミックグリ
ーンシート16が積層されたものの上に、複数の第1の
ガラスセラミックグリーンシート15が積層される。し
たがって、グリーンシート積層体17の積層方向での2
つの端面18および19のうち、一方の端面18には、
貫通孔14によって形成されたキャビティ13の開口2
0が位置している。
シート15と第2のガラスセラミックグリーンシート1
6とが積層されることによって、グリーンシート積層体
17が得られる。より具体的には、グリーンシート積層
体17を得るため、複数の第2のガラスセラミックグリ
ーンシート16が積層されたものの上に、複数の第1の
ガラスセラミックグリーンシート15が積層される。し
たがって、グリーンシート積層体17の積層方向での2
つの端面18および19のうち、一方の端面18には、
貫通孔14によって形成されたキャビティ13の開口2
0が位置している。
【0024】なお、図示しないが、グリーンシート積層
体17には、ガラスセラミックグリーンシート15およ
び16の特定の界面に沿って内部導体膜が形成された
り、ガラスセラミックグリーンシート15および16の
特定のものを貫通するようにビアホール導体が形成され
たり、端面18および19上に外部導体膜が形成された
りしている。
体17には、ガラスセラミックグリーンシート15およ
び16の特定の界面に沿って内部導体膜が形成された
り、ガラスセラミックグリーンシート15および16の
特定のものを貫通するようにビアホール導体が形成され
たり、端面18および19上に外部導体膜が形成された
りしている。
【0025】また、グリーンシート積層体17の積層方
向での端面18および19の各々に沿って、前述した収
縮抑制用無機材料を用いて、収縮抑制層21および22
がそれぞれ設けられる。これら収縮抑制層21および2
2のうち、キャビティ13の開口20が位置している端
面18に沿う収縮抑制層21にあっては、キャビティ1
3の開口20を露出させる貫通部23を有する状態で設
けられる。この貫通部23は、好ましくは、図1に示す
ように、キャビティ13の開口20と実質的に同形状と
される。
向での端面18および19の各々に沿って、前述した収
縮抑制用無機材料を用いて、収縮抑制層21および22
がそれぞれ設けられる。これら収縮抑制層21および2
2のうち、キャビティ13の開口20が位置している端
面18に沿う収縮抑制層21にあっては、キャビティ1
3の開口20を露出させる貫通部23を有する状態で設
けられる。この貫通部23は、好ましくは、図1に示す
ように、キャビティ13の開口20と実質的に同形状と
される。
【0026】上述した収縮抑制層21および22は、た
とえば、収縮抑制用無機材料を含むスラリーを用意し、
このスラリーをシート状に成形することによって、無機
材料シート24を作製し、この無機材料シート24を、
ガラスセラミックグリーンシート15および16ととも
に積層することによって、グリーンシート積層体17の
端面18および19にそれぞれ沿って設けることができ
る。この場合、収縮抑制層21および22の各々におい
て必要とする厚みを得るため、収縮抑制層21および2
2の各々は、複数の積層された無機材料シート24をも
って構成されてもよい。
とえば、収縮抑制用無機材料を含むスラリーを用意し、
このスラリーをシート状に成形することによって、無機
材料シート24を作製し、この無機材料シート24を、
ガラスセラミックグリーンシート15および16ととも
に積層することによって、グリーンシート積層体17の
端面18および19にそれぞれ沿って設けることができ
る。この場合、収縮抑制層21および22の各々におい
て必要とする厚みを得るため、収縮抑制層21および2
2の各々は、複数の積層された無機材料シート24をも
って構成されてもよい。
【0027】また、収縮抑制層21および22は、前述
した収縮抑制用無機材料を含むスラリーを、グリーンシ
ート積層体17の端面18および19上にそれぞれ付与
することによって形成されてもよい。
した収縮抑制用無機材料を含むスラリーを、グリーンシ
ート積層体17の端面18および19上にそれぞれ付与
することによって形成されてもよい。
【0028】このようにして、グリーンシート積層体1
7の両端面18および19が収縮抑制層21および22
で覆われた複合積層体12が得られる。
7の両端面18および19が収縮抑制層21および22
で覆われた複合積層体12が得られる。
【0029】次に、複合積層体12は、その積層方向に
プレスされる。このプレス工程では、キャビティ13の
周辺部がプレスされるとともに、貫通部23を介してキ
ャビティ13の底面部がプレスされる。より具体的に
は、複合積層体12を、金型(図示せず。)内に入れ、
静水圧プレス法または剛体プレス法等を適用することに
よって、複合積層体12をプレスすることが行なわれ
る。
プレスされる。このプレス工程では、キャビティ13の
周辺部がプレスされるとともに、貫通部23を介してキ
ャビティ13の底面部がプレスされる。より具体的に
は、複合積層体12を、金型(図示せず。)内に入れ、
静水圧プレス法または剛体プレス法等を適用することに
よって、複合積層体12をプレスすることが行なわれ
る。
【0030】この場合、キャビティ13の底面部とキャ
ビティ13の周辺部とに互いに同じ圧力をかけるように
複合積層体12を積層方向にプレスすることが好まし
い。そのため、複合積層体12を収容する金型として
は、キャビティ13の底面部とキャビティ13の周辺部
とに互いに独立して圧力をかけ得る構造を有するものを
用いることが好ましい。
ビティ13の周辺部とに互いに同じ圧力をかけるように
複合積層体12を積層方向にプレスすることが好まし
い。そのため、複合積層体12を収容する金型として
は、キャビティ13の底面部とキャビティ13の周辺部
とに互いに独立して圧力をかけ得る構造を有するものを
用いることが好ましい。
【0031】また、前述した静水圧プレス法は、プレス
工程において、キャビティ13の底面部とキャビティ1
3の周辺部とに互いに同じ圧力を一挙に加えることが容
易であるので、剛体プレス法に比べて、より好適であ
る。
工程において、キャビティ13の底面部とキャビティ1
3の周辺部とに互いに同じ圧力を一挙に加えることが容
易であるので、剛体プレス法に比べて、より好適であ
る。
【0032】なお、剛体プレス法による場合、キャビテ
ィ13の底面部とキャビティ13の周辺部とに互いに同
じ圧力をかけ得るように構成されたプレス装置が用いら
れたもよいが、キャビティ13の底面部に圧力をかける
段階とキャビティ13の周辺部に圧力をかける段階との
2段階に分けてプレス工程を実施するようにしてもよ
い。
ィ13の底面部とキャビティ13の周辺部とに互いに同
じ圧力をかけ得るように構成されたプレス装置が用いら
れたもよいが、キャビティ13の底面部に圧力をかける
段階とキャビティ13の周辺部に圧力をかける段階との
2段階に分けてプレス工程を実施するようにしてもよ
い。
【0033】この実施形態のように、収縮抑制層21の
貫通部23が、キャビティ13の開口20と実質的に同
形状とされると、上述したプレス工程において、キャビ
ティ13の底面部全域にわたって、均一な圧力を及ぼす
ことが容易になる。
貫通部23が、キャビティ13の開口20と実質的に同
形状とされると、上述したプレス工程において、キャビ
ティ13の底面部全域にわたって、均一な圧力を及ぼす
ことが容易になる。
【0034】次に、複合積層体12は、焼成される。よ
り具体的には、通常の酸化性雰囲気において、まず、有
機成分を分解かつ消失させる脱脂工程を実施し、さらに
本焼成工程を実施するようにされる。なお、脱脂工程で
は、200〜600℃程度の温度が付与され、本焼成工
程では、800〜1000℃程度の温度が付与されるこ
とが好ましい。この焼成工程では、複合積層体12は、
その積層方向へのプレスが付与されない状態で焼成され
る。
り具体的には、通常の酸化性雰囲気において、まず、有
機成分を分解かつ消失させる脱脂工程を実施し、さらに
本焼成工程を実施するようにされる。なお、脱脂工程で
は、200〜600℃程度の温度が付与され、本焼成工
程では、800〜1000℃程度の温度が付与されるこ
とが好ましい。この焼成工程では、複合積層体12は、
その積層方向へのプレスが付与されない状態で焼成され
る。
【0035】上述した焼成工程において、収縮抑制層2
1および22に含まれる収縮抑制用無機材料は、実質的
に焼結しないため、収縮抑制層21および22には、実
質的な収縮が生じない。したがって、グリーンシート積
層体17にあっては、焼成工程において、厚み方向にの
み収縮が生じ、x−y方向の収縮は、収縮抑制層21お
よび22によって拘束されるため、実質的に生じないよ
うにすることができる。
1および22に含まれる収縮抑制用無機材料は、実質的
に焼結しないため、収縮抑制層21および22には、実
質的な収縮が生じない。したがって、グリーンシート積
層体17にあっては、焼成工程において、厚み方向にの
み収縮が生じ、x−y方向の収縮は、収縮抑制層21お
よび22によって拘束されるため、実質的に生じないよ
うにすることができる。
【0036】また、グリーンシート積層体17の両端面
18および19が収縮抑制層21および22によって覆
われ、かつ、焼成前の段階で、複合積層体12における
キャビティ13の周辺部および底面部がプレスされてい
るので、焼成工程において、キャビティ13の底面部で
の平坦性が保証され、かつキャビティ13の周辺部の変
形および割れが抑制されることができる。
18および19が収縮抑制層21および22によって覆
われ、かつ、焼成前の段階で、複合積層体12における
キャビティ13の周辺部および底面部がプレスされてい
るので、焼成工程において、キャビティ13の底面部で
の平坦性が保証され、かつキャビティ13の周辺部の変
形および割れが抑制されることができる。
【0037】また、この実施形態のように、収縮抑制層
21に設けられる貫通部23がキャビティ13の開口2
0と実質的に同形状とされていると、収縮抑制層21が
キャビティ13の周辺部を完全に覆う状態となり、焼成
工程における収縮抑制層21による収縮抑制のための拘
束力を、キャビティ13の周辺部の全域にわたって及ぼ
すことができ、キャビティ13の周辺部における変形や
割れを抑制する効果をより完璧なものにすることができ
る。
21に設けられる貫通部23がキャビティ13の開口2
0と実質的に同形状とされていると、収縮抑制層21が
キャビティ13の周辺部を完全に覆う状態となり、焼成
工程における収縮抑制層21による収縮抑制のための拘
束力を、キャビティ13の周辺部の全域にわたって及ぼ
すことができ、キャビティ13の周辺部における変形や
割れを抑制する効果をより完璧なものにすることができ
る。
【0038】このようにして、グリーンシート積層体1
7の焼成によって、目的とする多層セラミック基板を適
正な状態で得ることができる。このように多層セラミッ
ク基板が得られた後、通常、収縮抑制層21および22
は除去される。
7の焼成によって、目的とする多層セラミック基板を適
正な状態で得ることができる。このように多層セラミッ
ク基板が得られた後、通常、収縮抑制層21および22
は除去される。
【0039】図2は、この発明の他の実施形態による製
造方法を実施して多層セラミック基板を製造する途中の
段階で得られる複合積層体12aを図解的に示す断面図
である。図2において、図1に示した要素の相当する要
素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
造方法を実施して多層セラミック基板を製造する途中の
段階で得られる複合積層体12aを図解的に示す断面図
である。図2において、図1に示した要素の相当する要
素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0040】図2に示した複合積層体12aは、複数段
たとえば2段のキャビティ13aを有する多層セラミッ
ク基板を得るためのもので、グリーンシート積層体17
aにおいて積層される貫通孔14を有する第1のガラス
セラミックグリーンシート15として、貫通孔14の大
きさが互いに異なる2種類のガラスセラミックグリーン
シート15が用いられる。
たとえば2段のキャビティ13aを有する多層セラミッ
ク基板を得るためのもので、グリーンシート積層体17
aにおいて積層される貫通孔14を有する第1のガラス
セラミックグリーンシート15として、貫通孔14の大
きさが互いに異なる2種類のガラスセラミックグリーン
シート15が用いられる。
【0041】上述した図1および図2に示した各実施形
態では、第2のガラスセラミックグリーンシート16
は、キャビティのための貫通孔を有しないものであった
が、これら第2のガラスセラミックグリーンシート16
の少なくともいくつかは、第1のガラスセラミックグリ
ーンシートの貫通孔の位置には対応しない位置に貫通孔
を有していてもよい。
態では、第2のガラスセラミックグリーンシート16
は、キャビティのための貫通孔を有しないものであった
が、これら第2のガラスセラミックグリーンシート16
の少なくともいくつかは、第1のガラスセラミックグリ
ーンシートの貫通孔の位置には対応しない位置に貫通孔
を有していてもよい。
【0042】
【実施例】この実施例においては、図1に示した複合積
層体12を作製し、この複合積層体12から多層セラミ
ック基板を製造しようとするものである。
層体12を作製し、この複合積層体12から多層セラミ
ック基板を製造しようとするものである。
【0043】まず、図1に示すような構造を有する複合
積層体12を作製した。なお、収縮抑制層21および2
2に含まれる収縮抑制用無機材料として、アルミナ粉末
を用いた。
積層体12を作製した。なお、収縮抑制層21および2
2に含まれる収縮抑制用無機材料として、アルミナ粉末
を用いた。
【0044】次に、この複合積層体12全体を金型とと
もにプラスチックからなる袋に入れ、この袋によって真
空パック状態とした。そして、金型とともに真空パック
された複合積層体12を、静水圧プレス装置の水槽内に
入れ、60℃の温度で2000kgf/cm2 の圧力を
かけてプレスした。
もにプラスチックからなる袋に入れ、この袋によって真
空パック状態とした。そして、金型とともに真空パック
された複合積層体12を、静水圧プレス装置の水槽内に
入れ、60℃の温度で2000kgf/cm2 の圧力を
かけてプレスした。
【0045】次に、プレス後の複合積層体12を袋およ
び金型から取り出した後、複合積層体12に対して、プ
レスを付与しない状態で、450℃で4時間の脱脂工程
および860℃で20分間の本焼成工程を実施した。
び金型から取り出した後、複合積層体12に対して、プ
レスを付与しない状態で、450℃で4時間の脱脂工程
および860℃で20分間の本焼成工程を実施した。
【0046】次に、焼成後の複合積層体12から収縮抑
制層21および22を除去した。
制層21および22を除去した。
【0047】このようにして、キャビティ13を有する
多層セラミック基板を、x−y方向には実質的に収縮し
ない状態で作製することができた。また、キャビティ1
3の底面部の平坦性が損なわれず、キャビティ13の周
辺部の変形や割れが抑制され、部品実装を問題なく行な
うことができるキャビティ13を形成することができ
た。なお、キャビティ13の底面部における平坦度は、
垂直方向/水平方向で表示すると、約20μm/10m
mとなった。
多層セラミック基板を、x−y方向には実質的に収縮し
ない状態で作製することができた。また、キャビティ1
3の底面部の平坦性が損なわれず、キャビティ13の周
辺部の変形や割れが抑制され、部品実装を問題なく行な
うことができるキャビティ13を形成することができ
た。なお、キャビティ13の底面部における平坦度は、
垂直方向/水平方向で表示すると、約20μm/10m
mとなった。
【0048】
【比較例1】この比較例1においては、図3に示した工
程を経て多層セラミック基板を製造しようとするもので
ある。
程を経て多層セラミック基板を製造しようとするもので
ある。
【0049】まず、上述した実施例のガラスセラミック
グリーンシート15および16において用いたセラミッ
ク材料と同様のセラミック材料を用いて、キャビティ1
を有するグリーンシート積層体2を作製した。
グリーンシート15および16において用いたセラミッ
ク材料と同様のセラミック材料を用いて、キャビティ1
を有するグリーンシート積層体2を作製した。
【0050】次に、このグリーンシート積層体2を、収
縮抑制用無機材料3としてのアルミナ粉末で挟んだ状態
で金型4内に入れ、実施例と同様のプレス条件でプレス
し、次いで、実施例と同様の焼成条件によって焼成し、
その後、収縮抑制用無機材料3を除去した。
縮抑制用無機材料3としてのアルミナ粉末で挟んだ状態
で金型4内に入れ、実施例と同様のプレス条件でプレス
し、次いで、実施例と同様の焼成条件によって焼成し、
その後、収縮抑制用無機材料3を除去した。
【0051】この比較例1によれば、プレス工程におい
て収縮抑制用無機材料3を介して圧力が付与され、ま
た、キャビティ1とそれ以外の部分とで焼成工程におけ
る厚み方向の収縮量に差が生じたため、作製されたすべ
ての試料において、キャビティ1の周辺部に変形が見ら
れた。また、3割の試料においては、キャビティ1とそ
の周辺部との間に割れが発生していた。
て収縮抑制用無機材料3を介して圧力が付与され、ま
た、キャビティ1とそれ以外の部分とで焼成工程におけ
る厚み方向の収縮量に差が生じたため、作製されたすべ
ての試料において、キャビティ1の周辺部に変形が見ら
れた。また、3割の試料においては、キャビティ1とそ
の周辺部との間に割れが発生していた。
【0052】
【比較例2】この比較例2においては、図4に示した工
程を経て多層セラミック基板を製造しようとするもので
ある。
程を経て多層セラミック基板を製造しようとするもので
ある。
【0053】図4を参照して、ガラスセラミックグリー
ンシート7および9として、実施例におけるガラスセラ
ミックグリーンシート15および16と同様の組成のも
のを用い、収縮抑制層8、10および11として、実施
例における収縮抑制層21および22と同様の組成のも
のを用いて、図4に示すような構造物を得た。
ンシート7および9として、実施例におけるガラスセラ
ミックグリーンシート15および16と同様の組成のも
のを用い、収縮抑制層8、10および11として、実施
例における収縮抑制層21および22と同様の組成のも
のを用いて、図4に示すような構造物を得た。
【0054】次に、この構造物全体に対して、実施例の
場合と同様、60℃の温度で2000kgf/cm2 の
圧力を上方から均一にかけることによって一体化した。
場合と同様、60℃の温度で2000kgf/cm2 の
圧力を上方から均一にかけることによって一体化した。
【0055】次に、1kgf/cm2 の圧力を積層方向
にかけながら、図4に示した構造物に対して、実施例1
と同様の温度および時間条件で焼成工程を実施し、次い
で、収縮抑制層8、10および11ならびにガラスセラ
ミックグリーンシート9の焼結体を除去した。
にかけながら、図4に示した構造物に対して、実施例1
と同様の温度および時間条件で焼成工程を実施し、次い
で、収縮抑制層8、10および11ならびにガラスセラ
ミックグリーンシート9の焼結体を除去した。
【0056】このようにして得られた多層セラミック基
板におけるキャビティ5の平坦度は、垂直方向/水平方
向で表示すると、20μm/10mmとなり、キャビテ
ィ5の周辺部の変形や割れも見られなかった。
板におけるキャビティ5の平坦度は、垂直方向/水平方
向で表示すると、20μm/10mmとなり、キャビテ
ィ5の周辺部の変形や割れも見られなかった。
【0057】このように、比較例2によれば、実施例1
とほぼ同様の品質を有する多層セラミック基板が得られ
たが、図4に示した構造物を得るために多数の工程が必
要であるという課題を有している。
とほぼ同様の品質を有する多層セラミック基板が得られ
たが、図4に示した構造物を得るために多数の工程が必
要であるという課題を有している。
【0058】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、キャ
ビティを有する緻密な多層セラミック基板を、焼成時に
おいてプレスを特に適用することなく、比較的少ない工
程数をもって、また、焼成中のx−y方向の収縮を抑制
した状態で得ることができる。また、この発明によれ
ば、キャビティの底面部の平坦性が損なわれず、また、
キャビティの周辺部の変形や割れを抑制した状態で、品
質の優れた多層セラミック基板を得ることができる。
ビティを有する緻密な多層セラミック基板を、焼成時に
おいてプレスを特に適用することなく、比較的少ない工
程数をもって、また、焼成中のx−y方向の収縮を抑制
した状態で得ることができる。また、この発明によれ
ば、キャビティの底面部の平坦性が損なわれず、また、
キャビティの周辺部の変形や割れを抑制した状態で、品
質の優れた多層セラミック基板を得ることができる。
【0059】この発明において、複合積層体に備えるグ
リーンシート積層体におけるキャビティの開口が位置し
ている端面に沿って設けられる収縮抑制層の貫通部が、
キャビティの開口と実質的に同形状とされていると、複
合積層体を積層方向にプレスするとき、キャビティの底
面部全域にわたって圧力を均一に及ぼすことが可能とな
り、また、焼成工程において、収縮抑制層による拘束力
をキャビティの周辺部全域に及ぼすことが可能となるの
で、品質の優れた多層セラミック基板をより確実に得ら
れるようになる。
リーンシート積層体におけるキャビティの開口が位置し
ている端面に沿って設けられる収縮抑制層の貫通部が、
キャビティの開口と実質的に同形状とされていると、複
合積層体を積層方向にプレスするとき、キャビティの底
面部全域にわたって圧力を均一に及ぼすことが可能とな
り、また、焼成工程において、収縮抑制層による拘束力
をキャビティの周辺部全域に及ぼすことが可能となるの
で、品質の優れた多層セラミック基板をより確実に得ら
れるようになる。
【0060】また、複合積層体をプレスする工程におい
て、キャビティの底面部とキャビティの周辺部とに互い
に同じ圧力をかけるようにすれば、複合積層体全体に均
一な圧力を加えることが可能となり、より品質の高い多
層セラミック基板を得ることができるようになる。
て、キャビティの底面部とキャビティの周辺部とに互い
に同じ圧力をかけるようにすれば、複合積層体全体に均
一な圧力を加えることが可能となり、より品質の高い多
層セラミック基板を得ることができるようになる。
【図1】この発明の一実施形態による製造方法を実施し
て多層セラミック基板を製造する途中の段階で得られる
複合積層体12を図解的に示す断面図である。
て多層セラミック基板を製造する途中の段階で得られる
複合積層体12を図解的に示す断面図である。
【図2】この発明の他の実施形態による製造方法を実施
して多層セラミック基板を製造する途中の段階で得られ
る複合積層体12aを図解的に示す断面図である。
して多層セラミック基板を製造する途中の段階で得られ
る複合積層体12aを図解的に示す断面図である。
【図3】多層セラミック基板の従来の製造方法を説明す
るための断面図である。
るための断面図である。
【図4】多層セラミック基板の従来の他の製造方法を説
明するための断面図である。
明するための断面図である。
12,12a 複合積層体 13,13a キャビティ 14 貫通孔 15 第1のガラスセラミックグリーンシート 16 第2のガラスセラミックグリーンシート 17,17a グリーンシート積層体 18,19 端面 20 開口 21,22 収縮抑制層 23 貫通部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 砂原 博文 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 鷹木 洋 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 4F100 AA19H AD00A AD00B AD00C AG00A AG00B AG00C BA02 BA03 BA06 BA07 BA10B BA10C DC12A EJ17 EJ172 EJ48 EJ482 GB41 JL04 5E346 AA12 AA38 CC18 EE24 EE29 GG09 GG10 GG40 HH40
Claims (6)
- 【請求項1】 ガラス成分を含有するセラミック材料を
用意する工程と、 前記セラミック材料よりも焼結温度の高い収縮抑制用無
機材料を用意する工程と、 前記セラミック材料を用いて、キャビティを形成するた
めの貫通孔を有する第1のガラスセラミックグリーンシ
ートと少なくとも前記貫通孔の位置には貫通孔を有しな
い第2のガラスセラミックグリーンシートとをそれぞれ
作製する工程と、 前記第1のガラスセラミックグリーンシートと前記第2
のガラスセラミックグリーンシートとを積層することに
よって、積層方向での少なくとも一方の端面に開口を位
置させるように前記貫通孔によって形成されたキャビテ
ィを有するグリーンシート積層体を得るとともに、前記
収縮抑制用無機材料を用いて、前記グリーンシート積層
体の積層方向での各端面に沿って収縮抑制層をそれぞれ
設け、それによって、前記グリーンシート積層体の両端
面が前記収縮抑制層によって覆われた複合積層体を得る
工程と、 前記複合積層体を積層方向にプレスする工程と、 次いで、前記複合積層体を焼成する工程とを備え前記複
合積層体を得る工程において、前記キャビティの開口が
位置している前記端面に沿う前記収縮抑制層にあって
は、前記キャビティの開口を露出させる貫通部を有する
状態で設けられ、 前記複合積層体をプレスする工程において、前記キャビ
ティの周辺部がプレスされるともに、前記貫通部を介し
て前記キャビティの底面部がプレスされる、多層セラミ
ック基板の製造方法。 - 【請求項2】 前記貫通部は、前記キャビティの開口と
実質的に同形状とされる、請求項1に記載の多層セラミ
ック基板の製造方法。 - 【請求項3】 前記第2のガラスセラミックグリーンシ
ートは、貫通孔を有しない、請求項1または2に記載の
多層セラミック基板の製造方法。 - 【請求項4】 前記複合積層体をプレスする工程は、前
記キャビティの底面部と前記キャビティの周辺部とに互
いに同じ圧力をかけるように前記複合積層体を積層方向
にプレスする工程を含む、請求項1ないし3のいずれか
に記載の多層セラミック基板の製造方法。 - 【請求項5】 前記焼成工程において、前記複合積層体
は、その積層方向へのプレスが付与されない状態で焼成
される、請求項1ないし4のいずれかに記載の多層セラ
ミック基板の製造方法。 - 【請求項6】 前記焼成工程の後、前記収縮抑制層を除
去する工程をさらに備える、請求項1ないし5のいずれ
かに記載の多層セラミック基板の製造方法。
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