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JP2001262489A - 柔軟性を有する繊維ウェブおよびその製造方法 - Google Patents

柔軟性を有する繊維ウェブおよびその製造方法

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JP2001262489A
JP2001262489A JP2000075069A JP2000075069A JP2001262489A JP 2001262489 A JP2001262489 A JP 2001262489A JP 2000075069 A JP2000075069 A JP 2000075069A JP 2000075069 A JP2000075069 A JP 2000075069A JP 2001262489 A JP2001262489 A JP 2001262489A
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OMIYA SEISHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】滑らかさ(肌触り)及びしっとり感(湿潤感)
を向上させる。 【構成】温度20℃、湿度65%RH基準における米坪
10〜65g/m2の繊維ウェブ素材に対して、柔軟剤と
して界面活性剤及び多価アルコール類をそれぞれ繊維ウ
ェブ素材の乾燥重量に対して0.01〜50%含浸させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柔軟で、肌触り及びし
っとり感の双方に優れる、柔軟性を有する繊維ウェブ、
およびその製造方法に関する。
【0002】本発明における繊維ウェブとしては、不織
布も含むが、好ましくはセルロース系繊維ウェブ、特に
ティッシュペーパーである。
【0003】
【従来の技術】ティッシュペーパーやトイレットペーパ
ー等の家庭紙は、生活の簡便性や快適性の点で、その消
費量が増大している。この場合における、ティッシュペ
ーパーは、トイレットペーパーと比較して、耐水性が必
要となり、かつ強度が必要となる。
【0004】さらに、ティッシュペーパーの柔軟性を高
め感触をソフト化させるに、従来から、柔軟剤を使用す
ることが知られている。この柔軟剤としては、界面活性
剤、ワックスエマルジョン、反応型柔軟剤(セルロース
と強固に反応して、脂肪族炭化水素を規則正しく繊維の
周囲に配向させるもの)、シリコーン系のものなどが知
られている。
【0005】しかし、この種の柔軟剤は化学合成品であ
るために、敏感な肌に対して、必ずしも適切とは言えな
い。また、柔軟性の発現を期待するあまり、逆に、紙粉
が発生しやすい傾向を招き、吸水性が低下するなどの問
題がある。
【0006】そこで、例えば特開平5−156596号
公報においては、吸湿性を有する塩類(塩化ナトリウ
ム、塩化カルシウム、ピロリン酸カリウム、メタリン酸
ナトリウム、ポリリン酸カリウム、ポリリン酸ナトリウ
ム)と、吸湿性を有する多価アルコール及び糖類(グリ
セリン、D−ソルビット、マルチトール、還元麦芽糖水
飴、還元澱粉加水分解物)と、保水性を有する糊料(ア
ルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、メチ
ルセルロース、アルギン酸プロピレングリコールエステ
ル、繊維素グリコール酸ナトリウム(CMC)、繊維素
グリコール酸カルシウム、澱粉グリコール酸ナトリウ
ム、澱粉リン酸エステルナトリウム、カゼイン、カゼイ
ンナトリウム)とを含有する薬液を、不織布または紙に
含浸させることを開示している。
【0007】この場合における、吸湿性を有する塩類、
多価アルコール及び糖類、保水性を有する糊料は、いず
れも吸湿性、柔軟性、肌触り性等を付与し、もしくは向
上させる作用をなすものであるとしている。また、薬液
の含浸を行う手段として、スプレー方式によるとしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
先行例では、滑らかさ(肌触り)及びしっとり感(湿潤
感)ともに充分なものではなかった。
【0009】したがって、本発明の主たる課題は、滑ら
かさ(肌触り)及びしっとり感(湿潤感)を向上させる
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の柔軟性を有する繊維ウェブは、温度20℃、湿度6
5%RH基準における米坪10〜65g/m2の繊維ウェ
ブ素材に対して、柔軟剤として界面活性剤および多価ア
ルコール類を繊維ウェブ素材の乾燥重量に対してそれぞ
れ0.01〜50%含ませてなることを特徴とするもの
である。
【0011】本発明においては、前記界面活性剤がアニ
オン界面活性剤、なかでも炭素数8〜20のアルキルリ
ン酸エステル塩からなるのが好ましい。また、前記多価
アルコールがグリセリンからなるのが好ましい。
【0012】他方、かかる柔軟性を有する繊維ウェブの
製造方法としては、温度20℃、湿度65%RH基準に
おける米坪10〜65g/m2の繊維ウェブ素材に対し
て、転写方式またはスプレー方式により、柔軟剤として
界面活性剤および多価アルコール類を繊維ウェブ素材の
乾燥重量に対してそれぞれ0.01〜50%含ませるこ
とを特徴とするものを提案する。
【0013】また、温度20℃、湿度65%RH基準に
おける米坪10〜65g/m2の繊維ウェブ素材に対し
て、柔軟剤としてアニオン界面活性剤および多価アルコ
ール類を繊維ウェブ素材の乾燥重量に対してそれぞれ
0.01〜50%含ませて、柔軟性を有する繊維ウェブ
を製造する方法であって、前記柔軟剤付与後の繊維ウェ
ブに加熱乾燥処理を施さないことを特徴とする、柔軟性
を有する繊維ウェブの製造方法も提案する。
【0014】<作用>本発明は、ウェットティッシュ等
の水ベース型のものとは異なり、通常のティッシュペー
パーと同様に、紙箱内に収容して、一枚ごと取り出して
使用に供するものである。
【0015】そして、本発明においては、繊維ウェブ素
材に対して、柔軟剤として界面活性剤および多価アルコ
ール類を繊維ウェブ素材の乾燥重量に対してそれぞれ
0.01〜50%含浸させる。当初、界面活性剤は滑ら
かさ向上に寄与し、多価アルコール類はしっとり感向上
に寄与するものと考え、これらを組み合わせて用いた場
合にはそれぞれ独立的に作用するものと予想していた
が、実験の結果はその予想をはるかに上回るものとなっ
た。すなわち、界面活性剤と多価アルコールとを組み合
わせることにより、同量の界面活性剤を単独で用いたと
きよりも滑らか感を強く感じるようになり、同量の多価
アルコール類を単独で用いたときよりもしっとり感を強
く感じるようになったのである。同じ程度の滑らかさで
あってもしっとり感が強い方が(もちろん限度はある)
滑らか感をより強く感じ、また同じ程度の湿潤レベルに
あっても滑らか感が強い方が(これも限度がある)しっ
とり感をより強く感じることは容易に想像できるから、
上述のような結果になった理由は、おそらく滑らか感と
しっとり感とが感じ方として相殺的ではなく相乗的に作
用することにあると考えられる。
【0016】また、単に界面活性剤と多価アルコールと
を組み合わせれば良いわけではない。界面活性剤の含有
量がウェブ素材の乾燥重量に対して0.01%未満であ
ると、滑らか感を殆ど感じることができず、ざらつく。
逆に多すぎても、ざらつき、さらに硬い感じを与えるよ
うになる。また多価アルコール類の含有量がウェブ素材
の乾燥重量に対して0.01%未満であると、しっとり
感を殆ど感じなくなり、逆に多すぎるとと、ねばつき感
(べとつき感)を与えるようになる。そしてこのような
場合、界面活性剤が生じさせる感触と多価アルコール類
が生じさせる感触とが相殺的または悪いほうに相乗的に
作用することになってしまう。かかる観点から、界面活
性剤および多価アルコール類の含有量は、繊維ウェブ素
材の乾燥重量に対してそれぞれ0.01〜50%とされ
る。より好適には界面活性剤および多価アルコール類の
総含有量が0.01〜30%、特に0.1〜0.8%で
あるのが好ましい。
【0017】本発明の界面活性剤としてはアニオン界面
活性剤が好ましい。アニオン界面活性剤を用いた場合、
柔軟剤付与後の繊維ウェブに対して加熱乾燥を行っても
行わなくても滑らか感及びしっとり感が現出するととも
に、皮膚刺激性も他の界面活性剤と比べて少ないという
利点がある。また、アニオン界面活性剤のなかでもスル
ホン酸塩系や硫酸エステル塩系のアニオン界面活性剤は
残留硫黄臭が出るため、アルキルリン酸エステル塩が好
ましい。ただし、非イオン界面活性剤、カチオン界面活
性剤または両性イオン界面活性剤を用いた場合にも、前
述の相乗作用による滑らか感及びしっとり感の向上を図
ることができる。
【0018】他方、上述のようにアニオン界面活性剤を
用いた場合、柔軟剤付与後の繊維ウェブに対して加熱乾
燥を行わくとも柔軟効果が現出するので、製造に際し、
柔軟剤付与後の繊維ウェブに対する加熱乾燥処理工程を
省略することによって、ドライヤー汚れ(ドライヤー内
の加熱乾燥処理において繊維ウェブが汚れる)を防止で
き、製造装置の操業安定性が向上する。また、柔軟剤付
与後に加熱乾燥を行わなくても良いので、製造から包装
までのいかなる工程でも柔軟剤付与を行うことができ、
工程設計が容易となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてさらに詳説
する。先ず使用する薬剤について説明すると、本発明に
おける界面活性剤としては、カルボン酸塩系のアニオン
界面活性剤、スルホン酸塩系のアニオン界面活性剤、硫
酸エステル塩系のアニオン界面活性剤、リン酸エステル
塩系のアニオン界面活性剤(特にアルキルリン酸エステ
ル塩)等のアニオン界面活性剤;ソルビタン脂肪酸エス
テル、ジエチレングリコールモノステアレート、ジエチ
レングリコールモノオレエート、グリセリルモノステア
レート、グリセリルモノオレート、プロピレングリコー
ルモノステアレート等の多価アルコールモノ脂肪酸エス
テル、N−(3−オレイロキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル)ジエタノールアミン、ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油、ポリオキシエチレンソルビット蜜ロウ、ポリオキ
シエチレンソルビタンセスキステアレート、ポリオキシ
エチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタ
ンセスキステアレート、ポリオキシエチレングリセリル
モノオレート、ポリオキシエチレンモノステアレート、
ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレ
ンモノオレエート、ポリオキシエチレンセチルエーテ
ル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等の、非イオ
ン界面活性剤;第4級アンモニウム塩、アミン塩又はア
ミン等のカチオン界面活性剤;カルボキシ、スルホネー
ト、サルフェートを含有する第2級または第3級アミン
の脂肪族誘導体、または複素環式第2級または第3級ア
ミンの脂肪族誘導体等の、両性イオン界面活性剤;など
を使用することができるが、前述のとおり特にアニオン
界面活性剤、中でもアニオン界面活性剤アルキルリン酸
エステル塩が好ましい。
【0020】多価アルコール類としては、グリセリンま
たはプロピレングリコールあるいはそれらの混合物等を
挙げることができ、特にグリセリンが好ましい。
【0021】界面活性剤及び多価アルコール類以外に溶
剤として、水を用いるのが好ましいい。
【0022】また必要に応じて、公知の薬剤を副次的添
加剤(少量成分)として本発明の柔軟剤に添加すること
ができる。この例としては、ソルビトールまたはグルコ
ースあるいはそれらの混合物等の糖類、香料、着色料、
防腐剤、酸化防止剤などの副次的添加剤を、1%以下の
割合で添加することができる。
【0023】本発明では、以上の薬剤うち少なくとも界
面活性剤及び多価アルコール類を主剤とする柔軟剤を調
製し、これを例えばティッシュペーパー素材に対して、
含浸させる。好適な配合割合としては、界面活性剤15
〜25重量%、多価アルコール15〜25重量%、及び
水70〜50重量%であり、この範囲を外れると経時安
定性が悪く、分離を生じたりし易くなる。対象のティッ
シュペーパー素材としては、温度20℃、湿度65%R
H基準における米坪10〜65g/m2とされる。より好
ましくは、10〜20g/m2である。米坪量が低いと、
コシが無くなり、また破断を生じるなどの問題を生じ
る。逆に米坪量が過度に高いと、柔軟性が悪くなる。
【0024】かかるティッシュペーパー素材は、常法に
より製造できるが、好ましくは100%パルプからなる
ものである。この場合、NBKP:LBKPの割合とし
ては、50:50〜100:0、特に85:15〜9
3:7が望ましい。NBKPの割合が高いほど、柔らか
な感触性を得ることができる。もちろん、湿式抄造後
に、クレープ加工が行われる。この場合のクレープ率と
しては、15〜25%、特に17〜23%が好ましい。
【0025】かかるティッシュペーパー素材に対して界
面活性剤および多価アルコール類がそれぞれウェブ素材
乾燥重量に対してそれぞれ0.01〜50%含浸され
る。好適な含浸量は、界面活性剤および多価アルコール
類の総量でウェブ素材乾燥重量に対して0.1〜30
%、特に好適には0.1〜0.8%である。
【0026】含浸の態様としては、第1先行例に係る公
報記載の通り、スプレー塗布が可能であるが、図1に示
すように、ティッシュペーパー素材1に対して、各スプ
レーノズル2,2…からの薬液の塗布量が、中心部分が
多く、周辺部分が少なくなるので、ラップされるとして
も、そのラップ部分のコントロールが困難であり、ラッ
プ部分において、シワが発生し、また、塗布量の全体的
なばらつきを根本的に避けることができない。
【0027】この点で、ティッシュペーパー素材1を圧
胴3を巡らせ、このティッシュペーパー素材1に対し
て、バット4に収容した湿潤感を与える薬液5をピック
アップして塗布する転写印刷方式により、特に、フレキ
ソ転写印刷方式を採用するのが好ましい。
【0028】図2は、グラビア転写印刷方式を示したも
ので、アニロックスロール(彫刻ロール)6に薬液を転
移させ、ドクターブレード7により掻取り均一化を図っ
た後、圧胴3との間を通るティッシュペーパー素材1に
塗布することができる。しかし、この場合、塗布量を調
整するためには、ドクターブレード7による掻取量では
ごく微量であり、異なる刻印を有する別のアニロックス
ロール6に変更することが必要となり、ロール替えの時
間が必要となる。しかも、多数のアニロックスロール6
を用意することは不経済である。
【0029】このために、図3に示すフレキソ転写印刷
方式が最適である。すなわち、ゴムロールまたは金属ロ
ールからなる絞りロール8によりピックアップして、こ
れをアニロックスロール6に転移させた後、版胴9に移
行させ、これをティッシュペーパー素材1に塗布するも
のである。このフレキソ転写印刷方式では、絞りロール
8とアニロックスロール6との間隙を調整することによ
り容易にかつ微妙に塗布量をコントロールすることがで
きる。また、版胴9を代えることによっても、塗布量の
コントロールが可能である。版胴9の変更は迅速かつ容
易に行うことができる。
【0030】他方、図4は、スプレー方式の他の形態を
示したもので、供給リール10から繰り出したティッシ
ュペーパー素材1に対し、スプレー装置11から柔軟剤
をスプレーした後、巻き取りリール12により巻き取る
ように構成したものである。
【0031】
【実施例】以下実施例により本発明の効果を明らかにす
る。円網抄紙機で薄葉紙を抄造し、これをドライヤーで
乾燥させることにより乾燥状態のティシューを得た。こ
のティシューに対して各種柔軟剤を水に溶かした液を噴
霧付与し本発明に係るティシューペーパー(実施例1及
び実施例2)を得た。さらに、これら実施例1及び2に
係るティシューペーパーを用い、加熱乾燥前、加熱乾燥
後における各種特性を評価した。また、柔軟剤未付与の
ティシューを比較例とした。
【0032】各例の評価結果を柔軟剤含有量とともに、
表1に示す。なお、表1中、官能評価は試験者が手触り
で滑らか感及びしっとり感を確認して、◎…非常に良
い、○…良い、△…普通の3段階で評価した。
【0033】
【表1】
【0034】表1からも明らかなように、本発明に係る
実施例1及び2は、比較例と比べて滑らか感及びしっと
り感が非常に良好となった。また、カチオン界面活性剤
を用いた場合には加熱処理を行わないと十分な柔軟効果
が現出しないが、アルキルリン酸エステルカリウム塩
(アニオン界面活性剤)を用いた場合には、加熱処理の
有無に関係なく十分な柔軟効果が現出された。
【0035】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、滑らかさ
(肌触り)及びしっとり感(湿潤感)を著しく向上させ
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】柔軟剤のスプレー塗布による含浸例を示す概要
図である。
【図2】柔軟剤のグラビア転写印刷方式による含浸例を
示す概要図である。
【図3】柔軟剤のフレキソ転写印刷方式による含浸例を
示す概要図である。
【図4】柔軟剤のスプレー方式による含浸例を示す概要
図である。
【符号の説明】
1…ティッシュペーパー素材、3…圧胴、5…薬液、6
…アニロックスロール、8…絞りロール、9…版胴、1
0…供給リール、11…スプレー装置、12…巻き取り
リール。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度20℃、湿度65%RH基準における
    米坪10〜65g/m2の繊維ウェブ素材に対して、柔軟
    剤として界面活性剤および多価アルコール類を繊維ウェ
    ブ素材の乾燥重量に対してそれぞれ0.01〜50%含
    ませてなることを特徴とする柔軟性を有する繊維ウェ
    ブ。
  2. 【請求項2】前記界面活性剤がアニオン界面活性剤から
    なる請求項1記載の柔軟性を有する繊維ウェブ。
  3. 【請求項3】前記アニオン界面活性剤が炭素数8〜20
    のアルキルリン酸エステル塩からなる請求項1記載の柔
    軟性を有する繊維ウェブ。
  4. 【請求項4】前記多価アルコールがグリセリンからなる
    請求項1〜3のいずれか1項記載の繊維ウェブ。
  5. 【請求項5】温度20℃、湿度65%RH基準における
    米坪10〜65g/m2の繊維ウェブ素材に対して、転写
    方式またはスプレー方式により、柔軟剤として界面活性
    剤および多価アルコール類を繊維ウェブ素材の乾燥重量
    に対してそれぞれ0.01〜50%含ませることを特徴
    とする柔軟性を有する繊維ウェブの製造方法。
  6. 【請求項6】温度20℃、湿度65%RH基準における
    米坪10〜65g/m2の繊維ウェブ素材に対して、柔軟
    剤としてアニオン界面活性剤および多価アルコール類を
    繊維ウェブ素材の乾燥重量に対してそれぞれ0.01〜
    50%含ませて、柔軟性を有する繊維ウェブを製造する
    方法であって、 前記柔軟剤付与後の繊維ウェブに加熱乾燥処理を施さな
    いことを特徴とする、柔軟性を有する繊維ウェブの製造
    方法。
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