JP2001262126A - ジョイントシート - Google Patents
ジョイントシートInfo
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- JP2001262126A JP2001262126A JP2000076148A JP2000076148A JP2001262126A JP 2001262126 A JP2001262126 A JP 2001262126A JP 2000076148 A JP2000076148 A JP 2000076148A JP 2000076148 A JP2000076148 A JP 2000076148A JP 2001262126 A JP2001262126 A JP 2001262126A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint sheet
- rubber
- fibers
- filler
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 引張強さ、圧縮率、柔軟性が良好なNAジョ
イントシートを提供する。 【解決手段】 石綿を除く基材繊維、ゴム、充填材およ
びゴム薬品等からなる組成物で構成される混合材料を熱
ロールと冷ロール間に投入して熱ロール側にシード状物
を積層して得られるジョイントシートであって、前記ジ
ョイントシートの中に粒径が5〜15μmの充填材が4
0重量%以上含まれている構成とする。
イントシートを提供する。 【解決手段】 石綿を除く基材繊維、ゴム、充填材およ
びゴム薬品等からなる組成物で構成される混合材料を熱
ロールと冷ロール間に投入して熱ロール側にシード状物
を積層して得られるジョイントシートであって、前記ジ
ョイントシートの中に粒径が5〜15μmの充填材が4
0重量%以上含まれている構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油化学プラン
ト、各種工業用機械装置、自動車、家電など広範囲な分
野で使用されるガスケットの基材として用いられるジョ
イントシートの改良に関する。
ト、各種工業用機械装置、自動車、家電など広範囲な分
野で使用されるガスケットの基材として用いられるジョ
イントシートの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ジョイントシートは、基材繊維・充填材
・ゴム薬品に、溶剤に膨潤させたゴム(あるいは粉末ゴ
ムまたはラテックスに溶剤を加えたもの)をヘンシェル
ミキサー等で十分混合し、ジョイントシート形成用組成
物(以下、混合材料と略する)を調製し、次いで、この
混合材料を熱ロール(約150℃)と冷ロール(約20
℃)とからなる一対のロール(カレンダーロール)間に
投入し、熱ロール側に積層させながら溶剤の蒸発・加硫
を行い、所定の厚さに達したシートを熱ロールから剥離
することによって製造されている。
・ゴム薬品に、溶剤に膨潤させたゴム(あるいは粉末ゴ
ムまたはラテックスに溶剤を加えたもの)をヘンシェル
ミキサー等で十分混合し、ジョイントシート形成用組成
物(以下、混合材料と略する)を調製し、次いで、この
混合材料を熱ロール(約150℃)と冷ロール(約20
℃)とからなる一対のロール(カレンダーロール)間に
投入し、熱ロール側に積層させながら溶剤の蒸発・加硫
を行い、所定の厚さに達したシートを熱ロールから剥離
することによって製造されている。
【0003】製品によっては、加硫を進めるために得ら
れたシート状物をさらにオートクレーブ等で二次加硫を
行う場合もある。なお、混合材料には用途に応じて、上
記のもののほか軟化剤・可塑剤・水膨潤剤・油膨潤剤等
が少量添加され、また保管、識別の点から顔料が配合さ
れることもある。
れたシート状物をさらにオートクレーブ等で二次加硫を
行う場合もある。なお、混合材料には用途に応じて、上
記のもののほか軟化剤・可塑剤・水膨潤剤・油膨潤剤等
が少量添加され、また保管、識別の点から顔料が配合さ
れることもある。
【0004】そして従来は、基材繊維に石綿を用いた石
綿ジョイントシートが汎用され、石綿の独特の形状や、
優れた耐熱性を利用して、水、油、空気、水蒸気などの
配管や機器用のガスケットとして打抜き加工され使用さ
れていた。
綿ジョイントシートが汎用され、石綿の独特の形状や、
優れた耐熱性を利用して、水、油、空気、水蒸気などの
配管や機器用のガスケットとして打抜き加工され使用さ
れていた。
【0005】前記石綿ジョイントシートは、無機物であ
りながら非常に柔軟で高度にフィブリル化している石綿
を60〜85重量%程度含んでおり、ジョイントシート
中に石綿繊維が十分に分散し絡み合った状態となってい
るため、引張強さが大きく、なおかつ柔軟で圧縮率が大
きいガスケットの基材として好適な特性を有するシート
とされていた。
りながら非常に柔軟で高度にフィブリル化している石綿
を60〜85重量%程度含んでおり、ジョイントシート
中に石綿繊維が十分に分散し絡み合った状態となってい
るため、引張強さが大きく、なおかつ柔軟で圧縮率が大
きいガスケットの基材として好適な特性を有するシート
とされていた。
【0006】ところが、石綿は天然鉱物であり、資源の
枯渇が心配されること等から、最近では石綿を全く使用
せず、石綿以外の無機繊維と有機繊維の両方またはいず
れか一方を使用したジョイントシート(アスベストフリ
ージョイントシートまたはノンアスベストジョイントシ
ートと呼ばれる、以下NAジョイントシートと略する)
が使用されるようになっている。
枯渇が心配されること等から、最近では石綿を全く使用
せず、石綿以外の無機繊維と有機繊維の両方またはいず
れか一方を使用したジョイントシート(アスベストフリ
ージョイントシートまたはノンアスベストジョイントシ
ートと呼ばれる、以下NAジョイントシートと略する)
が使用されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このNAジョイントシ
ートに使用する繊維としては、石綿と同様にフィブリル
化しているアラミド繊維等の有機繊維があるが、石綿繊
維に比べると繊維径が太く、耐熱・耐蒸気性も劣るため
に通常5〜15重量%程度使用されることが多い。ま
た、ロックウール、カーボン繊維、ガラス繊維などの無
機繊維は、石綿繊維に比べて剛直で繊維径も太いため、
混合あるいは製板中に繊維が折れやすく、また繊維量を
増大させるとカレンダーロールを用いて材料を熱ロール
側に積層させている時に、材料が冷ロール面に付着する
いわゆるトラレ現象が発生し、製板性が著しく低下する
ために、これらも10〜30重量%程度使用されること
が多い。したがって、NAジョイントシートは石綿ジョ
イントシートに比べて充填材の配合比率が多いことが特
徴となり、引張強さ、圧縮率、柔軟性などの特性がガス
ケットの基材として問題になることが多かった。
ートに使用する繊維としては、石綿と同様にフィブリル
化しているアラミド繊維等の有機繊維があるが、石綿繊
維に比べると繊維径が太く、耐熱・耐蒸気性も劣るため
に通常5〜15重量%程度使用されることが多い。ま
た、ロックウール、カーボン繊維、ガラス繊維などの無
機繊維は、石綿繊維に比べて剛直で繊維径も太いため、
混合あるいは製板中に繊維が折れやすく、また繊維量を
増大させるとカレンダーロールを用いて材料を熱ロール
側に積層させている時に、材料が冷ロール面に付着する
いわゆるトラレ現象が発生し、製板性が著しく低下する
ために、これらも10〜30重量%程度使用されること
が多い。したがって、NAジョイントシートは石綿ジョ
イントシートに比べて充填材の配合比率が多いことが特
徴となり、引張強さ、圧縮率、柔軟性などの特性がガス
ケットの基材として問題になることが多かった。
【0008】本発明の目的は、上記問題を解決するため
になされたもので、引張強さ、圧縮率、柔軟性が良好な
NAジョイントシートを提供することにある。
になされたもので、引張強さ、圧縮率、柔軟性が良好な
NAジョイントシートを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、石綿を除く基材繊維、ゴム、充
填材およびゴム薬品等からなる組成物で構成される混合
材料を熱ロールと冷ロール間に投入して熱ロール側にシ
ード状物を積層して得られるジョイントシートであっ
て、前記ジョイントシートの中に粒径が5〜15μmの
充填材が40重量%以上含まれていることを要旨として
いる。
め、請求項1の発明は、石綿を除く基材繊維、ゴム、充
填材およびゴム薬品等からなる組成物で構成される混合
材料を熱ロールと冷ロール間に投入して熱ロール側にシ
ード状物を積層して得られるジョイントシートであっ
て、前記ジョイントシートの中に粒径が5〜15μmの
充填材が40重量%以上含まれていることを要旨として
いる。
【0010】本発明者らは、NAジョイントシートの性
能に大きく影響する充填材の種類と粒径について研究実
験を行ったところ、充填材の種類あるいは形状に関係な
く、充填材の粒径が5〜15μm、望ましくは8〜12
μmの充填材を添加することにより、引張強さ、圧縮
率、柔軟性などの特性が良好で、製板性に優れたNAジ
ョイントシートが得られることが判明された。これは、
粒径が5〜15μmの充填材は、基材繊維、溶剤に膨潤
させたゴム等と混合する時に、充填材が繊維間の空隙に
入り混合材料が緻密になり、繊維・充填材・ゴムの結合
が十分に行われているために、製板性が良好で特性も優
れるものと推定している。
能に大きく影響する充填材の種類と粒径について研究実
験を行ったところ、充填材の種類あるいは形状に関係な
く、充填材の粒径が5〜15μm、望ましくは8〜12
μmの充填材を添加することにより、引張強さ、圧縮
率、柔軟性などの特性が良好で、製板性に優れたNAジ
ョイントシートが得られることが判明された。これは、
粒径が5〜15μmの充填材は、基材繊維、溶剤に膨潤
させたゴム等と混合する時に、充填材が繊維間の空隙に
入り混合材料が緻密になり、繊維・充填材・ゴムの結合
が十分に行われているために、製板性が良好で特性も優
れるものと推定している。
【0011】これに対して、粒径が5μm以下の充填材
は凝集し易くゴムとの結合が十分に行われないため、引
張強さや柔軟性の乏しいシートとなり、粒径が15μm
以上の充填材は製板中に材料が冷ロール面に付着するい
わゆるトラレ現象が発生し易く、特性的にも引張強さや
圧縮率の小さいシートになる。
は凝集し易くゴムとの結合が十分に行われないため、引
張強さや柔軟性の乏しいシートとなり、粒径が15μm
以上の充填材は製板中に材料が冷ロール面に付着するい
わゆるトラレ現象が発生し易く、特性的にも引張強さや
圧縮率の小さいシートになる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としては、石
綿を除く基材繊維、ゴム、充填材およびゴム薬品等から
なる組成物を溶剤とともに混合して得た混合材料を、熱
ロールと冷ロールからなる一対のロール間に投入し、熱
ロール側へ所定厚さまで積層させた後、熱ロールから剥
離して製造するジョイントシートにおいて、粒径が5〜
15μmの充填材の含有量が全組成物量に対し50重量
%含有したものである。
綿を除く基材繊維、ゴム、充填材およびゴム薬品等から
なる組成物を溶剤とともに混合して得た混合材料を、熱
ロールと冷ロールからなる一対のロール間に投入し、熱
ロール側へ所定厚さまで積層させた後、熱ロールから剥
離して製造するジョイントシートにおいて、粒径が5〜
15μmの充填材の含有量が全組成物量に対し50重量
%含有したものである。
【0013】本発明に用いる充填材としては、カオリン
クレー、焼成カオリンクレー、シリカ、珪砂、ホワイト
カーボン、アルミナ、タルク、ワラストナイト、グラフ
ァイト、セリサイト、マイカ、珪藻土、炭酸カルシウ
ム、重炭酸ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化アル
ミニウム、硫酸バリウム、ガラスビーズ、酸化マグネシ
ウム、酸化亜鉛等の充填材の中から粒径が5〜15μm
のものが40重量%以上になるように組合わせて使用す
ることができる。
クレー、焼成カオリンクレー、シリカ、珪砂、ホワイト
カーボン、アルミナ、タルク、ワラストナイト、グラフ
ァイト、セリサイト、マイカ、珪藻土、炭酸カルシウ
ム、重炭酸ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化アル
ミニウム、硫酸バリウム、ガラスビーズ、酸化マグネシ
ウム、酸化亜鉛等の充填材の中から粒径が5〜15μm
のものが40重量%以上になるように組合わせて使用す
ることができる。
【0014】本発明のジョイントシートに用いる繊維と
しては、芳香族ポリアミド繊維、ポリアミド系繊維、ポ
リオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアクリ
ロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリ
塩化ビニル系繊維、ポリ尿素系繊維、ポリウレタン系繊
維、ポリフルオロカーボン系繊維、フェノール系繊維、
セルロース系繊維等の有機繊維やロックウール、カーボ
ン繊維、ガラス繊維、セピオライト、セラミック繊維、
溶融石英繊維、化学処理高シリカ繊維、溶融珪酸アルミ
ナ繊維、アルミナ連続繊維、安定化ジルコニア繊維、窒
化ホウ素繊維、チタン酸アルカリ繊維、ウィスカー、ボ
ロン繊維、金属繊維等の無機繊維を用いることができ
る。これらの繊維は単独または2種類以上を併用しても
よい。
しては、芳香族ポリアミド繊維、ポリアミド系繊維、ポ
リオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアクリ
ロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリ
塩化ビニル系繊維、ポリ尿素系繊維、ポリウレタン系繊
維、ポリフルオロカーボン系繊維、フェノール系繊維、
セルロース系繊維等の有機繊維やロックウール、カーボ
ン繊維、ガラス繊維、セピオライト、セラミック繊維、
溶融石英繊維、化学処理高シリカ繊維、溶融珪酸アルミ
ナ繊維、アルミナ連続繊維、安定化ジルコニア繊維、窒
化ホウ素繊維、チタン酸アルカリ繊維、ウィスカー、ボ
ロン繊維、金属繊維等の無機繊維を用いることができ
る。これらの繊維は単独または2種類以上を併用しても
よい。
【0015】本発明のジョイントシートに用いるゴム材
としては、アクリロニトリルブタジエンゴム、水素化ア
クリロニトリルブタジエンゴム、アクリルゴム、エチレ
ンプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプ
レンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、
シリコーンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレン、エ
チレン酢ビゴム、塩化ポリエチレン、塩化ブチルゴム、
エピクロルヒドリンゴム、ニトリルイソプレンゴム、天
然ゴム、イソプレンゴム等のゴムを用いることができ
る。これらのゴム材は単独または2種類以上を複合して
用いることができる。
としては、アクリロニトリルブタジエンゴム、水素化ア
クリロニトリルブタジエンゴム、アクリルゴム、エチレ
ンプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプ
レンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、
シリコーンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレン、エ
チレン酢ビゴム、塩化ポリエチレン、塩化ブチルゴム、
エピクロルヒドリンゴム、ニトリルイソプレンゴム、天
然ゴム、イソプレンゴム等のゴムを用いることができ
る。これらのゴム材は単独または2種類以上を複合して
用いることができる。
【0016】ゴム薬品としては、硫黄、酸化亜鉛、酸化
マグネシウム、過酸化物、ジニトロソベンゼン等の加硫
剤、ポリアミン系化合物、アルデヒドアミン系化合物、
チウラム系化合物、ジチオカルバミン酸塩系化合物、ス
ルフェンアミド系化合物、チアゾール系化合物、グアニ
ジン系化合物、チオウレア系化合物、キサントゲン、酸
塩系化合物等の加硫促進剤や、老化防止剤、スコーチ防
止剤、可塑剤、着色剤等従来ジョイントシート形成用ゴ
ム薬品として公知のものが広く用いられる。
マグネシウム、過酸化物、ジニトロソベンゼン等の加硫
剤、ポリアミン系化合物、アルデヒドアミン系化合物、
チウラム系化合物、ジチオカルバミン酸塩系化合物、ス
ルフェンアミド系化合物、チアゾール系化合物、グアニ
ジン系化合物、チオウレア系化合物、キサントゲン、酸
塩系化合物等の加硫促進剤や、老化防止剤、スコーチ防
止剤、可塑剤、着色剤等従来ジョイントシート形成用ゴ
ム薬品として公知のものが広く用いられる。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 表1の実施例1に示す配合の基材繊維、ゴム、ゴム薬
品、充填材、トルエンをヘンシェルミキサーにて低速回
転で20分間混合し、混合材料を調製した。そして、得
られた混合材料を150℃に加熱された熱ロールと、2
0℃に保たれた冷ロール間に投入し、熱ロール側に積層
しながら加圧加硫成形して、厚さ1.5mmのNAジョ
イントシートを得た。
る。 実施例1 表1の実施例1に示す配合の基材繊維、ゴム、ゴム薬
品、充填材、トルエンをヘンシェルミキサーにて低速回
転で20分間混合し、混合材料を調製した。そして、得
られた混合材料を150℃に加熱された熱ロールと、2
0℃に保たれた冷ロール間に投入し、熱ロール側に積層
しながら加圧加硫成形して、厚さ1.5mmのNAジョ
イントシートを得た。
【0018】実施例2 表1の実施例2に示す配合の材料を用いて実施例1と同
様の方法にて厚さ1.5mmのNAジョイントシートを
得た。
様の方法にて厚さ1.5mmのNAジョイントシートを
得た。
【0019】実施例3 表1の実施例3に示す配合の材料を用いて実施例1と同
様の方法にて厚さ1.5mmのNAジョイントシートを
得た。
様の方法にて厚さ1.5mmのNAジョイントシートを
得た。
【0020】実施例4 表1の実施例4に示す配合の材料を用いて実施例1と同
様の方法にて厚さ1.5mmのNAジョイントシートを
得た。
様の方法にて厚さ1.5mmのNAジョイントシートを
得た。
【0021】実施例5 表1の実施例5に示す配合の材料を用いて実施例1と同
様の方法にて厚さ1.5mmのNAジョイントシートを
得た。
様の方法にて厚さ1.5mmのNAジョイントシートを
得た。
【0022】比較例1 表1の比較例1に示す配合の材料を用いて実施例1と同
様の方法にて厚さ1.5mmのNAジョイントシートを
得た。
様の方法にて厚さ1.5mmのNAジョイントシートを
得た。
【0023】比較例2 表1の比較例2に示す配合の材料を用いて実施例1と同
様の方法にて厚さ1.5mmのNAジョイントシートを
得た。
様の方法にて厚さ1.5mmのNAジョイントシートを
得た。
【0024】実施例1〜5、比較例1〜2のジョイント
シートの製造性と引張強さ、圧縮率、柔軟性を表2に示
す。ここで、引張強さ、圧縮率、柔軟性の測定はJIS
R3453石綿ジョイントシートの試験規格に基づい
て行った。その結果、実施例1〜3から粒径5〜15μ
mの充填材を40〜60%添加することにより引張強
さ、圧縮率、柔軟性のバランスのとれた良好なシートが
得られ、実施例4,5から充填材の種類や組み合わせを
変更しても同様の特性を得ることが可能であることが判
る。また、比較例1は粒径5μm以下の充填材を多く添
加しているが引張強さに問題があり、比較例2は粒径1
5μm以上の充填材を多く使用しているため製板性およ
び圧縮率に問題があることが判る。
シートの製造性と引張強さ、圧縮率、柔軟性を表2に示
す。ここで、引張強さ、圧縮率、柔軟性の測定はJIS
R3453石綿ジョイントシートの試験規格に基づい
て行った。その結果、実施例1〜3から粒径5〜15μ
mの充填材を40〜60%添加することにより引張強
さ、圧縮率、柔軟性のバランスのとれた良好なシートが
得られ、実施例4,5から充填材の種類や組み合わせを
変更しても同様の特性を得ることが可能であることが判
る。また、比較例1は粒径5μm以下の充填材を多く添
加しているが引張強さに問題があり、比較例2は粒径1
5μm以上の充填材を多く使用しているため製板性およ
び圧縮率に問題があることが判る。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、NAジョイントシートの中に粒径が5〜15μmの
充填材を40重量%以上使用することにより製板性が良
好で特性に優れたシートを得ることができる。
ば、NAジョイントシートの中に粒径が5〜15μmの
充填材を40重量%以上使用することにより製板性が良
好で特性に優れたシートを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08K 5/00 C08K 5/00 7/02 7/02 7/16 7/16 C08L 21/00 C08L 21/00 Fターム(参考) 4F071 AA12X AA34X AB03 AB18 AB21 AB24 AB26 AB28 AD01 AD02 AE05 AE17 AF15 AF18 AH17 AH19 BA01 BB04 BC01 4F072 AA01 AA05 AA06 AA07 AB09 AD02 AE06 AE23 AF02 AF03 AF04 AF06 AK04 AK14 AL16 4H017 AA03 AA17 AA20 AA24 AA25 AA27 AA39 AB01 AB17 AC16 AD04 AE02 4J002 AB012 AC011 AC031 AC061 AC071 AC081 AC091 AC121 BB002 BB061 BB151 BB181 BB241 BB271 BC051 BD032 BD121 BD122 BE022 BF031 BG001 BG101 BG102 CD032 CF002 CH041 CK012 CK022 CL002 CL062 CP031 DA016 DA037 DA048 DB006 DE038 DE067 DE068 DE107 DE108 DE147 DE186 DE227 DE237 DG047 DJ006 DJ007 DJ016 DJ017 DJ037 DJ047 DJ057 DK006 DL006 DL007 EN008 EN028 ER028 ES008 EV138 EV168 EV268 EV278 EV318 EV328 FA042 FA046 FA066 FA087 FD012 FD016 FD017 FD028 FD098 FD148 FD158 GJ02
Claims (1)
- 【請求項1】 石綿を除く基材繊維、ゴム、充填材およ
びゴム薬品等からなる組成物で構成される混合材料を熱
ロールと冷ロール間に投入して熱ロール側にシート状物
を積層して得られるジョイントシートであって、前記ジ
ョイントシートの中に粒径が5〜15μmの充填材が4
0重量%以上含まれていることを特徴とするジョイント
シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000076148A JP2001262126A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | ジョイントシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000076148A JP2001262126A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | ジョイントシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001262126A true JP2001262126A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18593931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000076148A Pending JP2001262126A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | ジョイントシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001262126A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1619427A1 (en) | 2004-07-20 | 2006-01-25 | Nichias Corporation | Gasket sheet and method for manufacturing same |
JP2007039557A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Nok Corp | Nbr組成物 |
JP2007038533A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Nok Corp | ゴム金属積層体 |
EP1681329A3 (en) * | 2005-01-12 | 2008-02-20 | Nichias Co., Ltd. | Non-asbestos gaskets sheet |
-
2000
- 2000-03-17 JP JP2000076148A patent/JP2001262126A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1619427A1 (en) | 2004-07-20 | 2006-01-25 | Nichias Corporation | Gasket sheet and method for manufacturing same |
EP1681329A3 (en) * | 2005-01-12 | 2008-02-20 | Nichias Co., Ltd. | Non-asbestos gaskets sheet |
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JP2007038533A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Nok Corp | ゴム金属積層体 |
JP4577139B2 (ja) * | 2005-08-03 | 2010-11-10 | Nok株式会社 | Nbr組成物 |
JP4577140B2 (ja) * | 2005-08-03 | 2010-11-10 | Nok株式会社 | ゴム金属積層体 |
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