JP2001163794A - ヒアルロン酸産生促進剤および皮膚外用剤 - Google Patents
ヒアルロン酸産生促進剤および皮膚外用剤Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒトにおけるヒアルロン酸産生能を促進させ
るヒアルロン酸産生促進剤を提供する。ヒアルロン酸産
生促進剤は、ヒト皮膚の老化防止(皮膚のはりや弾力保
持)、関節炎等の予防・治療、熱傷の初期の治療等に有
効であることから、さらに、該ヒアルロン酸産生促進剤
を外用剤へ配合することにより、皮膚のはりや弾力を保
持してしわを防ぎ、うるおいのある若々しい肌の状態を
維持することのできる皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】 バラ科(Rosaceae)に属する植物、特に
はサクラ属(Prunus)、サンザシ属(Crataegus)、シ
モツケソウ属(Filipendula)、バラ属(Rosa)、また
はキイチゴ属(Rubus)に属する植物またはその溶媒抽
出物を含有するヒアルロン酸産生促進剤、および該促進
剤を配合した皮膚外用剤。
るヒアルロン酸産生促進剤を提供する。ヒアルロン酸産
生促進剤は、ヒト皮膚の老化防止(皮膚のはりや弾力保
持)、関節炎等の予防・治療、熱傷の初期の治療等に有
効であることから、さらに、該ヒアルロン酸産生促進剤
を外用剤へ配合することにより、皮膚のはりや弾力を保
持してしわを防ぎ、うるおいのある若々しい肌の状態を
維持することのできる皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】 バラ科(Rosaceae)に属する植物、特に
はサクラ属(Prunus)、サンザシ属(Crataegus)、シ
モツケソウ属(Filipendula)、バラ属(Rosa)、また
はキイチゴ属(Rubus)に属する植物またはその溶媒抽
出物を含有するヒアルロン酸産生促進剤、および該促進
剤を配合した皮膚外用剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒアルロン酸産生促
進剤に関する。さらに詳しくは、ヒトにおけるヒアルロ
ン酸産生能を促進させるヒアルロン酸産生促進剤に関す
る。該ヒアルロン酸産生促進剤は、ヒト皮膚の老化防止
(皮膚のはりや弾力保持)、関節炎等の予防・治療、熱
傷の初期の治療等に有効に適用され得る。特に、本発明
ヒアルロン酸産生促進剤の配合により、皮膚のはりや弾
力を保持してしわを防ぎ、うるおいのある若々しい肌の
状態を維持することのできる皮膚外用剤が提供される。
進剤に関する。さらに詳しくは、ヒトにおけるヒアルロ
ン酸産生能を促進させるヒアルロン酸産生促進剤に関す
る。該ヒアルロン酸産生促進剤は、ヒト皮膚の老化防止
(皮膚のはりや弾力保持)、関節炎等の予防・治療、熱
傷の初期の治療等に有効に適用され得る。特に、本発明
ヒアルロン酸産生促進剤の配合により、皮膚のはりや弾
力を保持してしわを防ぎ、うるおいのある若々しい肌の
状態を維持することのできる皮膚外用剤が提供される。
【0002】
【従来の技術】近年、老化に関する研究が進められてい
る。皮膚老化の原因は、マクロ的にみれば加齢が重要な
因子であるが、それに加えて乾燥、酸化、太陽光(紫外
線)等による影響も皮膚老化に関わる直接的な因子とし
て挙げられる。皮膚老化の具体的な現象としては、ヒア
ルロン酸をはじめとするムコ多糖類の減少、コラーゲン
の架橋反応、紫外線による細胞の損傷などが知られてい
る。
る。皮膚老化の原因は、マクロ的にみれば加齢が重要な
因子であるが、それに加えて乾燥、酸化、太陽光(紫外
線)等による影響も皮膚老化に関わる直接的な因子とし
て挙げられる。皮膚老化の具体的な現象としては、ヒア
ルロン酸をはじめとするムコ多糖類の減少、コラーゲン
の架橋反応、紫外線による細胞の損傷などが知られてい
る。
【0003】なかでもヒアルロン酸は、細胞間隙への水
分の保持、組織内にジェリー状のマトリックスを形成す
ることに基づく細胞の保持、組織の潤滑性と柔軟性の保
持、機械的障害等の外力に対する抵抗、および細菌感染
の防止など、多くの機能を有している("Bio Industr
y"、vol.8、p.346(1991))。例えば、皮膚のヒアルロン
酸量は加齢とともに減少し、それに伴い、小じわやかさ
つき等の皮膚老化が現れるといわれている。そのため、
このような老化した皮膚の改善剤として、ヒアルロン酸
やコラーゲンを配合した化粧料が数多く提案されてい
る。しかしながらこれら従来の化粧料は、皮膚表面にお
ける保湿効果を発揮するだけであり、本質的に老化肌を
改善し得るものではない。また、皮膚細胞賦活剤として
各種のビタミン類や生薬類を配合した化粧料が提案され
ているが、これらもやはり老化肌を改善、治療し得るま
でには至っていないのが現状である。
分の保持、組織内にジェリー状のマトリックスを形成す
ることに基づく細胞の保持、組織の潤滑性と柔軟性の保
持、機械的障害等の外力に対する抵抗、および細菌感染
の防止など、多くの機能を有している("Bio Industr
y"、vol.8、p.346(1991))。例えば、皮膚のヒアルロン
酸量は加齢とともに減少し、それに伴い、小じわやかさ
つき等の皮膚老化が現れるといわれている。そのため、
このような老化した皮膚の改善剤として、ヒアルロン酸
やコラーゲンを配合した化粧料が数多く提案されてい
る。しかしながらこれら従来の化粧料は、皮膚表面にお
ける保湿効果を発揮するだけであり、本質的に老化肌を
改善し得るものではない。また、皮膚細胞賦活剤として
各種のビタミン類や生薬類を配合した化粧料が提案され
ているが、これらもやはり老化肌を改善、治療し得るま
でには至っていないのが現状である。
【0004】さらに、関節液中に含まれるヒアルロン酸
は、関節軟骨の表面を覆い、関節機能の円滑な作動に役
立っている。正常人関節液中のヒアルロン酸濃度は約
2.3mg/mlであるが、慢性関節リウマチの場合、
関節液中のヒアルロン酸濃度は約1.2mg/mlと低
下し、同時に関節液の粘度も著しく低下する("Arthrit
is Rheumatism"、vol.10、p.357(1967))。また、化膿
性関節炎や痛風性関節炎などでも慢性関節リウマチの場
合と同様、ヒアルロン酸含量の低下が起こることが知ら
れている(「結合組成」(金原出版)、481頁、19
84年)。上記疾患において、潤滑機能の改善、関節軟
骨の被覆・保護、疼痛抑制および病的関節液の改善若し
くは正常化のために、関節液中のヒアルロン酸量を増加
させることが考えられる。例えば、慢性関節リウマチ患
者にヒアルロン酸ナトリウムの関節注入療法を行うと上
記の改善が認められることが報告されている(「炎症」
(日本炎症学会)、11巻、16頁、1991年)。同
様に、外傷性関節炎、骨関節炎や変形性関節炎において
も、ヒアルロン酸の関節注入療法により上記の改善効果
が報告されている。(「結合組織と疾患」(講談社)、
246頁、1980年)。
は、関節軟骨の表面を覆い、関節機能の円滑な作動に役
立っている。正常人関節液中のヒアルロン酸濃度は約
2.3mg/mlであるが、慢性関節リウマチの場合、
関節液中のヒアルロン酸濃度は約1.2mg/mlと低
下し、同時に関節液の粘度も著しく低下する("Arthrit
is Rheumatism"、vol.10、p.357(1967))。また、化膿
性関節炎や痛風性関節炎などでも慢性関節リウマチの場
合と同様、ヒアルロン酸含量の低下が起こることが知ら
れている(「結合組成」(金原出版)、481頁、19
84年)。上記疾患において、潤滑機能の改善、関節軟
骨の被覆・保護、疼痛抑制および病的関節液の改善若し
くは正常化のために、関節液中のヒアルロン酸量を増加
させることが考えられる。例えば、慢性関節リウマチ患
者にヒアルロン酸ナトリウムの関節注入療法を行うと上
記の改善が認められることが報告されている(「炎症」
(日本炎症学会)、11巻、16頁、1991年)。同
様に、外傷性関節炎、骨関節炎や変形性関節炎において
も、ヒアルロン酸の関節注入療法により上記の改善効果
が報告されている。(「結合組織と疾患」(講談社)、
246頁、1980年)。
【0005】しかしながら、上記疾患の治療は長期にわ
たり、しかも医師の処方を必要とする。従って、日常生
活のなかで手軽に治療することができるヒアルロン酸産
生促進剤を含有させた皮膚外用剤や治療薬が望まれてい
た。
たり、しかも医師の処方を必要とする。従って、日常生
活のなかで手軽に治療することができるヒアルロン酸産
生促進剤を含有させた皮膚外用剤や治療薬が望まれてい
た。
【0006】また、熱傷受傷後の治癒過程で、壊死組織
の下方から増生してくる肉芽組織の初期から組織全体が
肉芽組織に置き換えられるまでの期間では、肉芽中にヒ
アルロン酸が著しく増加することが知られており(「結
合組織と疾患」(講談社)、153頁、1980年)、
熱傷の初期の治療薬としても、ヒアルロン酸産生促進剤
が期待されている。
の下方から増生してくる肉芽組織の初期から組織全体が
肉芽組織に置き換えられるまでの期間では、肉芽中にヒ
アルロン酸が著しく増加することが知られており(「結
合組織と疾患」(講談社)、153頁、1980年)、
熱傷の初期の治療薬としても、ヒアルロン酸産生促進剤
が期待されている。
【0007】一方、ヒト細胞のヒアルロン酸を産生する
薬剤としては、インシュリン様成長因子−1や上皮成長
因子("Biochemica Biophysica Acta"、1014、p.305(19
89))およびインターロイキン−1(「日本産科婦人科
学会」雑誌、41巻、1943頁、1989年)などの
サイトカイン、あるいはフォルボールエステル("Exper
imental Cell Research"、vol.148、p.377(1983))など
が知られているが、いずれも化粧品、入浴剤や医薬品等
として簡便にかつ安心して使用することができるもので
はない。
薬剤としては、インシュリン様成長因子−1や上皮成長
因子("Biochemica Biophysica Acta"、1014、p.305(19
89))およびインターロイキン−1(「日本産科婦人科
学会」雑誌、41巻、1943頁、1989年)などの
サイトカイン、あるいはフォルボールエステル("Exper
imental Cell Research"、vol.148、p.377(1983))など
が知られているが、いずれも化粧品、入浴剤や医薬品等
として簡便にかつ安心して使用することができるもので
はない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、安全で、かつ簡便に用いることが
できる、ヒトにおけるヒアルロン酸産生能を促進させる
ヒアルロン酸産生促進剤を提供することを目的とする。
本発明のヒアルロン酸産生促進剤は、ヒト皮膚の老化防
止(皮膚のはりや弾力保持)、関節炎等の予防・治療、
熱傷の初期の治療等に有効に適用され得る。特に、この
ヒアルロン酸産生促進剤の配合により、皮膚のハリや弾
力を保持してしわを防ぎ、うるおいのある若々しい肌の
状態を維持することのできる皮膚外用剤が提供される。
みてなされたもので、安全で、かつ簡便に用いることが
できる、ヒトにおけるヒアルロン酸産生能を促進させる
ヒアルロン酸産生促進剤を提供することを目的とする。
本発明のヒアルロン酸産生促進剤は、ヒト皮膚の老化防
止(皮膚のはりや弾力保持)、関節炎等の予防・治療、
熱傷の初期の治療等に有効に適用され得る。特に、この
ヒアルロン酸産生促進剤の配合により、皮膚のハリや弾
力を保持してしわを防ぎ、うるおいのある若々しい肌の
状態を維持することのできる皮膚外用剤が提供される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題の
解決に向けて広く種々の物質にヒアルロン酸産生促進能
を調べた結果、バラ科に属する植物あるいはその溶媒抽
出物が優れたヒアルロン酸産生促進作用を有することを
見出し、これに基づいて本発明を完成するに至った。
解決に向けて広く種々の物質にヒアルロン酸産生促進能
を調べた結果、バラ科に属する植物あるいはその溶媒抽
出物が優れたヒアルロン酸産生促進作用を有することを
見出し、これに基づいて本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち本発明は、バラ科(Rosaceae)に
属する植物またはその溶媒抽出物を含有するヒアルロン
酸産生促進剤に関する。
属する植物またはその溶媒抽出物を含有するヒアルロン
酸産生促進剤に関する。
【0011】ここで、バラ科(Rosaceae)に属する植物
の種子、果実、花、葉、茎または木部、あるいはそれら
の溶媒抽出物が好ましく用いられる。
の種子、果実、花、葉、茎または木部、あるいはそれら
の溶媒抽出物が好ましく用いられる。
【0012】また、バラ科(Rosaceae)植物の中でも特
に、サクラ属(Prunus)、サンザシ属(Crataegus)、
シモツケソウ属(Filipendula)、バラ属(Rosa)、キ
イチゴ属(Rubus)に属する植物が好ましく用いられ
る。
に、サクラ属(Prunus)、サンザシ属(Crataegus)、
シモツケソウ属(Filipendula)、バラ属(Rosa)、キ
イチゴ属(Rubus)に属する植物が好ましく用いられ
る。
【0013】さらに本発明は、上記のヒアルロン酸産生
促進剤を配合してなる皮膚外用剤に関する。
促進剤を配合してなる皮膚外用剤に関する。
【0014】バラ科植物あるいはその溶媒抽出物にヒア
ルロン酸産生促進作用が認められたという報告はこれま
でなく、本発明者らによって今回初めて見出されたもの
である。
ルロン酸産生促進作用が認められたという報告はこれま
でなく、本発明者らによって今回初めて見出されたもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0016】本発明に用いられるバラ科(Rosaceae)に
属する植物としては、サクラ属(Prunus)、サンザシ属
(Crataegus)、シモツケソウ属(Filipendula)、バラ
属(Rosa)、キイチゴ属(Rubus)に属する植物が好ま
しく用いられる。
属する植物としては、サクラ属(Prunus)、サンザシ属
(Crataegus)、シモツケソウ属(Filipendula)、バラ
属(Rosa)、キイチゴ属(Rubus)に属する植物が好ま
しく用いられる。
【0017】バラ科サクラ属(Prunus)に属する植物と
しては、同属に属する植物であれば特に限定されること
なく用いられ得るが、本発明では特に、アーモンド(P.
amygdalus、P. dulcis; Almond)が好ましく用いられ
る。アーモンド(P. amygdalus、P. dulcis)は、アジ
ア西部の原産の落葉果樹で、果実の核の中の仁を食用と
する。
しては、同属に属する植物であれば特に限定されること
なく用いられ得るが、本発明では特に、アーモンド(P.
amygdalus、P. dulcis; Almond)が好ましく用いられ
る。アーモンド(P. amygdalus、P. dulcis)は、アジ
ア西部の原産の落葉果樹で、果実の核の中の仁を食用と
する。
【0018】バラ科サンザシ属(Crataegus)に属する
植物としては、同属に属する植物であれば特に限定され
ることなく用いられ得るが、本発明では特に、サンザシ
(C.cuneata)が好ましく用いられる。サンザシ(C. cu
neata)は、中国原産の落葉低木で、果実は漢方で健胃
消化、解毒に用いられ、また血管拡張、血圧降下作用が
あるといわれる。
植物としては、同属に属する植物であれば特に限定され
ることなく用いられ得るが、本発明では特に、サンザシ
(C.cuneata)が好ましく用いられる。サンザシ(C. cu
neata)は、中国原産の落葉低木で、果実は漢方で健胃
消化、解毒に用いられ、また血管拡張、血圧降下作用が
あるといわれる。
【0019】バラ科シモツケソウ属(Filipendula)に
属する植物としては、同属に属する植物であれば特に限
定されることなく用いられ得るが、本発明では特に、セ
イヨウナツユキソウ(F. ulmaria)が好ましく用いられ
る。セイヨウナツユキソウ(F. ulmaria)は、ヨーロッ
パ原産の多年草で、解熱、利尿、発汗、強壮、鎮静薬と
して用いられるほか、外傷、潰瘍などの治療にも用いら
れる。
属する植物としては、同属に属する植物であれば特に限
定されることなく用いられ得るが、本発明では特に、セ
イヨウナツユキソウ(F. ulmaria)が好ましく用いられ
る。セイヨウナツユキソウ(F. ulmaria)は、ヨーロッ
パ原産の多年草で、解熱、利尿、発汗、強壮、鎮静薬と
して用いられるほか、外傷、潰瘍などの治療にも用いら
れる。
【0020】バラ科バラ属(Rosa)に属する植物として
は、同属に属する植物であれば特に限定されることなく
用いられ得るが、本発明では特に、カニナバラ(R. can
ina)が好ましく用いられる。カニナバラ(R. canina)
は、ドッグ・ロース(Dog Rose)、ブライア・ブッシュ
(Brier Bush)等といわれる野生のバラ種である。
は、同属に属する植物であれば特に限定されることなく
用いられ得るが、本発明では特に、カニナバラ(R. can
ina)が好ましく用いられる。カニナバラ(R. canina)
は、ドッグ・ロース(Dog Rose)、ブライア・ブッシュ
(Brier Bush)等といわれる野生のバラ種である。
【0021】バラ科キイチゴ属(Rubus)に属する植物
としては、同属に属する植物であれば特に限定されるこ
となく用いられ得るが、本発明では特に、ヨーロッパキ
イチゴ(R. idaeus)が好ましく用いられる。ヨーロッ
パキイチゴ(R. idaeus)は、数種類の亜種がヨーロッ
パ、北米、サハリン、カムチャツカ等に分布している。
としては、同属に属する植物であれば特に限定されるこ
となく用いられ得るが、本発明では特に、ヨーロッパキ
イチゴ(R. idaeus)が好ましく用いられる。ヨーロッ
パキイチゴ(R. idaeus)は、数種類の亜種がヨーロッ
パ、北米、サハリン、カムチャツカ等に分布している。
【0022】本発明において、バラ科に属する植物は、
生のままでも乾燥したものでも使用することができる
が、使用性、製剤化等の点から乾燥粉末あるいは溶媒抽
出物として用いることが好ましい。
生のままでも乾燥したものでも使用することができる
が、使用性、製剤化等の点から乾燥粉末あるいは溶媒抽
出物として用いることが好ましい。
【0023】バラ科植物の使用部位は、植物体全体を用
いることができるが、好ましくは種子、果実、花、葉、
茎または木部等が用いられる。なお、この場合の「花」
は、いわゆる花軸と花葉を含む、有性生殖に関与する諸
器官を含んだものをいい、花弁、雄ずい、雌ずい、蕚片
等を含む。
いることができるが、好ましくは種子、果実、花、葉、
茎または木部等が用いられる。なお、この場合の「花」
は、いわゆる花軸と花葉を含む、有性生殖に関与する諸
器官を含んだものをいい、花弁、雄ずい、雌ずい、蕚片
等を含む。
【0024】バラ科サクラ属(Prunus)に属する植物で
は、特にアーモンド(P. amygdalus)では、種子を用い
るのが好ましいが、他の部位を用いることもできる。
は、特にアーモンド(P. amygdalus)では、種子を用い
るのが好ましいが、他の部位を用いることもできる。
【0025】バラ科サンザシ属(Crataegus)に属する
植物では、特にサンザシ(C. cuneata)では、果実を用
いるのが好ましいが、他の部位を用いることもできる。
植物では、特にサンザシ(C. cuneata)では、果実を用
いるのが好ましいが、他の部位を用いることもできる。
【0026】バラ科シモツケソウ属(Filipendula)に
属する植物では、特にセイヨウナツユキソウ(F. ulmar
ia)では、花、葉、根茎を用いるのが好ましいが、他の
部位を用いることもできる。
属する植物では、特にセイヨウナツユキソウ(F. ulmar
ia)では、花、葉、根茎を用いるのが好ましいが、他の
部位を用いることもできる。
【0027】バラ科バラ属(Rosa)に属する植物では、
特にカニナバラ(R. canina)では、果実を用いるが好
ましいが、他の部位を用いることもできる。
特にカニナバラ(R. canina)では、果実を用いるが好
ましいが、他の部位を用いることもできる。
【0028】バラ科キイチゴ属(Rubus)に属する植物
では、特にヨーロッパキイチゴ(R.idaeus)では、果実
を用いるのが好ましいが、他の部位を用いることもでき
る。
では、特にヨーロッパキイチゴ(R.idaeus)では、果実
を用いるのが好ましいが、他の部位を用いることもでき
る。
【0029】バラ科植物の抽出物は、常法により得るこ
とができ、例えばバラ科に属する植物を抽出溶媒ととも
に浸漬または加熱還流した後、濾過し、濃縮して得るこ
とができる。抽出溶媒としては、通常抽出に用いられる
溶媒であれば任意に用いることができ、例えば、水、メ
タノール、エタノール、プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール、グリセリン等のアルコール類、
含水アルコール類、クロロホルム、ジクロルエタン、四
塩化炭素、アセトン、酢酸エチル、ヘキサン等の有機溶
媒等を、それぞれ単独あるいは組み合わせて用いること
ができる。上記溶媒で抽出した得た抽出液をそのまま、
あるいは濃縮したエキスを吸着法、例えばイオン交換樹
脂を用いて不純物を除去したものや、ポーラスポリマー
(例えばアンバーライトXAD−2)のカラムにて吸着
させた後、メタノールまたはエタノールで溶出し、濃縮
したものも使用することができる。また分配法、例えば
水/酢酸エチルで抽出した抽出物等も用いられる。
とができ、例えばバラ科に属する植物を抽出溶媒ととも
に浸漬または加熱還流した後、濾過し、濃縮して得るこ
とができる。抽出溶媒としては、通常抽出に用いられる
溶媒であれば任意に用いることができ、例えば、水、メ
タノール、エタノール、プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール、グリセリン等のアルコール類、
含水アルコール類、クロロホルム、ジクロルエタン、四
塩化炭素、アセトン、酢酸エチル、ヘキサン等の有機溶
媒等を、それぞれ単独あるいは組み合わせて用いること
ができる。上記溶媒で抽出した得た抽出液をそのまま、
あるいは濃縮したエキスを吸着法、例えばイオン交換樹
脂を用いて不純物を除去したものや、ポーラスポリマー
(例えばアンバーライトXAD−2)のカラムにて吸着
させた後、メタノールまたはエタノールで溶出し、濃縮
したものも使用することができる。また分配法、例えば
水/酢酸エチルで抽出した抽出物等も用いられる。
【0030】このようにして得たバラ科に属する植物ま
たはその抽出物は、ヒアルロン酸産生促進作用を有す
る。このようなバラ科に属する植物またはその抽出物
は、好ましくは外用剤に配合して用いられる。
たはその抽出物は、ヒアルロン酸産生促進作用を有す
る。このようなバラ科に属する植物またはその抽出物
は、好ましくは外用剤に配合して用いられる。
【0031】上記バラ科に属する植物またはその抽出物
を皮膚外用剤に配合して用いる場合、外用剤全量中に乾
燥重量として0.0005〜20重量%配合するのが好
ましく、より好ましくは0.001〜10重量%であ
る。0.0005重量%未満では本発明のヒアルロン酸
産生促進効果が十分に発揮され難く、一方、20重量%
超では製剤化が難しいので好ましくない。また、10重
量%を超えて配合してもさほど大きな効果の向上は認め
られない。
を皮膚外用剤に配合して用いる場合、外用剤全量中に乾
燥重量として0.0005〜20重量%配合するのが好
ましく、より好ましくは0.001〜10重量%であ
る。0.0005重量%未満では本発明のヒアルロン酸
産生促進効果が十分に発揮され難く、一方、20重量%
超では製剤化が難しいので好ましくない。また、10重
量%を超えて配合してもさほど大きな効果の向上は認め
られない。
【0032】本発明のヒアルロン酸産生促進剤を皮膚外
用剤に用いる場合、上記成分に加えて、さらに必要によ
り、本発明の効果を損なわない範囲内で、通常化粧品や
医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば保湿
剤、酸化防止剤、油分、紫外線防御剤、界面活性剤、増
粘剤、アルコール類、粉末成分、色材、水性成分、水、
各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することがで
きる。
用剤に用いる場合、上記成分に加えて、さらに必要によ
り、本発明の効果を損なわない範囲内で、通常化粧品や
医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば保湿
剤、酸化防止剤、油分、紫外線防御剤、界面活性剤、増
粘剤、アルコール類、粉末成分、色材、水性成分、水、
各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することがで
きる。
【0033】さらに、エデト酸二ナトリウム、エデト酸
三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属イオ
ン封鎖剤、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパ
ラベン等の防腐剤、カフェイン、タンニン、ベラパミ
ル、トラネキサム酸およびその誘導体、甘草抽出物、グ
ラブリジン、カリンの果実の熱水抽出物、各種生薬、酢
酸トコフェロール、グリチルリチン酸およびその誘導体
またはその塩等の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リ
ン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブ
チン、コウジ酸等の美白剤、グルコース、フルクトー
ス、マンノース、ショ糖、トレハロース等の糖類、レチ
ノイン酸、レチノール、レチノール酢酸、ノチノールパ
ルミチン酸等のビタミンA誘導体類なども適宜配合する
ことができる。
三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属イオ
ン封鎖剤、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパ
ラベン等の防腐剤、カフェイン、タンニン、ベラパミ
ル、トラネキサム酸およびその誘導体、甘草抽出物、グ
ラブリジン、カリンの果実の熱水抽出物、各種生薬、酢
酸トコフェロール、グリチルリチン酸およびその誘導体
またはその塩等の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リ
ン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブ
チン、コウジ酸等の美白剤、グルコース、フルクトー
ス、マンノース、ショ糖、トレハロース等の糖類、レチ
ノイン酸、レチノール、レチノール酢酸、ノチノールパ
ルミチン酸等のビタミンA誘導体類なども適宜配合する
ことができる。
【0034】また、本発明の皮膚外用剤は、外皮に適用
される化粧料、医薬部外品等、特に好適には化粧料に広
く適用することが可能であり、その剤型も、皮膚に適用
できるものであればいずれでもよく、溶液系、可溶化
系、乳化系、粉末分散系、水−油二層系、水−油−粉末
三層系、軟膏、化粧水、ゲル、エアゾール等、任意の剤
型が適用される。
される化粧料、医薬部外品等、特に好適には化粧料に広
く適用することが可能であり、その剤型も、皮膚に適用
できるものであればいずれでもよく、溶液系、可溶化
系、乳化系、粉末分散系、水−油二層系、水−油−粉末
三層系、軟膏、化粧水、ゲル、エアゾール等、任意の剤
型が適用される。
【0035】また、本発明の皮膚外用剤の使用形態も任
意であり、例えば化粧水、乳液、クリーム、パック等の
フェーシャル化粧料やファンデーション、口紅、アイシ
ャドウ等のメーキャップ化粧料、芳香化粧料、毛髪用化
粧料、浴用剤等に用いることができる。
意であり、例えば化粧水、乳液、クリーム、パック等の
フェーシャル化粧料やファンデーション、口紅、アイシ
ャドウ等のメーキャップ化粧料、芳香化粧料、毛髪用化
粧料、浴用剤等に用いることができる。
【0036】なお、上記の剤型および使用形態に本発明
の皮膚外用剤が採り得る形態が限定されるものではな
い。
の皮膚外用剤が採り得る形態が限定されるものではな
い。
【0037】また、本発明のヒアルロン酸産生促進剤
は、優れたヒアルロン酸産生促進能を有することから、
上記のように皮膚外用剤に用いる以外にも、関節炎の予
防治療や熱傷の初期治療等としての適用が可能である。
は、優れたヒアルロン酸産生促進能を有することから、
上記のように皮膚外用剤に用いる以外にも、関節炎の予
防治療や熱傷の初期治療等としての適用が可能である。
【0038】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明の技術的範囲はこれによってなんら
限定されるものでない。なお、配合量はすべて重量%で
ある。
説明するが、本発明の技術的範囲はこれによってなんら
限定されるものでない。なお、配合量はすべて重量%で
ある。
【0039】実施例に先立ち、本発明のバラ科植物由来
の溶媒抽出物のヒアルロン酸産生促進作用の試験方法に
ついて説明する。
の溶媒抽出物のヒアルロン酸産生促進作用の試験方法に
ついて説明する。
【0040】1.試料(植物抽出物)の調製
【0041】(製造例1)アーモンド(Prunus amygdal
us)の種子5kgに精製水を加えて浸漬し、ろ過した。
ろ液に1,3−ブチレングリコールを濃度30%となる
ように加え50kgとした。
us)の種子5kgに精製水を加えて浸漬し、ろ過した。
ろ液に1,3−ブチレングリコールを濃度30%となる
ように加え50kgとした。
【0042】(製造例2) サンザシ(Crataegus cune
ata)の果実を乾燥した粉末100gに1,3−ブチレ
ングリコール500gおよび精製水500gを加え、1
0日間抽出を行い、ろ別して得た液を5℃で5日間静置
し、さらに沈殿物をろした後、50%1,3ブチレング
リコール水溶液を加えて1kgとした。
ata)の果実を乾燥した粉末100gに1,3−ブチレ
ングリコール500gおよび精製水500gを加え、1
0日間抽出を行い、ろ別して得た液を5℃で5日間静置
し、さらに沈殿物をろした後、50%1,3ブチレング
リコール水溶液を加えて1kgとした。
【0043】(製造例3)セイヨウナツユキソウ(Fili
pendula ulmaria)の花を乾燥したもの200gに1,
3−ブチレングリコール600gおよび精製水600g
を加え、8時間抽出を行い、ろ過した後、50℃で5日
間静置し、さらにろ過した後、50%1,3ブチレング
リコール水溶液を加えて1kgとした。
pendula ulmaria)の花を乾燥したもの200gに1,
3−ブチレングリコール600gおよび精製水600g
を加え、8時間抽出を行い、ろ過した後、50℃で5日
間静置し、さらにろ過した後、50%1,3ブチレング
リコール水溶液を加えて1kgとした。
【0044】(製造例4)カニナバラ(Rosa canina)
の乾燥した果実を粉末にしたもの100gに1,3−ブ
チレングリコール1kgを加え、室温にて10日間抽出
を行い、ろ別して800gとした。
の乾燥した果実を粉末にしたもの100gに1,3−ブ
チレングリコール1kgを加え、室温にて10日間抽出
を行い、ろ別して800gとした。
【0045】(製造例5)ヨーロッパキイチゴ(Rubus
idaeus)の果実1kgに1,3−ブチレングリコールを
加えて侵漬し、ろ過後、同量の精製水を加えて混合し、
15kgを得た。
idaeus)の果実1kgに1,3−ブチレングリコールを
加えて侵漬し、ろ過後、同量の精製水を加えて混合し、
15kgを得た。
【0046】上記製造例1〜5で得た植物抽出物を用い
て、以下の実験を行った。
て、以下の実験を行った。
【0047】2. ヒアルロン酸産生促進作用の測定 6穴シャーレにヒト皮膚由来不死化表皮細胞を1ウエル
あたり1万播種し、増殖因子入りKGB培地(クラボウ
(株)製)で4日間培養した。この後、培地を、上記植
物抽出物を含むKGB培地2mlに交換し、さらに4日
間培養した。なお、培地中での植物抽出物濃度は10-4
%、または10-3%とした。
あたり1万播種し、増殖因子入りKGB培地(クラボウ
(株)製)で4日間培養した。この後、培地を、上記植
物抽出物を含むKGB培地2mlに交換し、さらに4日
間培養した。なお、培地中での植物抽出物濃度は10-4
%、または10-3%とした。
【0048】培養後、培地を採取し、ヒアルロン酸の測
定を行った。ヒアルロン酸の測定は、市販のヒアルロン
酸測定キット(中外製薬(株)製)を用いて行った。ま
たシャーレ中のDNA量を測定し、細胞数の指標とし
た。DNA量の測定は「ヘキスト33258」(ヘキス
ト社製)を用いた蛍光測定法で行った。
定を行った。ヒアルロン酸の測定は、市販のヒアルロン
酸測定キット(中外製薬(株)製)を用いて行った。ま
たシャーレ中のDNA量を測定し、細胞数の指標とし
た。DNA量の測定は「ヘキスト33258」(ヘキス
ト社製)を用いた蛍光測定法で行った。
【0049】なお、本実施例で用いた植物抽出物につい
ては、上記実験濃度では細胞毒性は認められなかった。
ては、上記実験濃度では細胞毒性は認められなかった。
【0050】ヒアルロン酸産生促進作用の評価はヒアル
ロン酸産生促進率により行った。ヒアルロン酸産生促進
率(%)は、本抽出物を添加しない培地で培養したヒト
皮膚由来不死化表皮細胞(コントロール)のDNAあた
りのヒアルロン酸量を100とした時の、本抽出物含有
培地で培養したヒト皮膚由来不死化表皮細胞のDNAあ
たりのヒアルロン酸量と定義した。結果を表1に示す。
ロン酸産生促進率により行った。ヒアルロン酸産生促進
率(%)は、本抽出物を添加しない培地で培養したヒト
皮膚由来不死化表皮細胞(コントロール)のDNAあた
りのヒアルロン酸量を100とした時の、本抽出物含有
培地で培養したヒト皮膚由来不死化表皮細胞のDNAあ
たりのヒアルロン酸量と定義した。結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】表1から明らかなように、バラ科植物の抽
出物は、優れたヒアルロン酸産生促進効果を有すること
がわかる。
出物は、優れたヒアルロン酸産生促進効果を有すること
がわかる。
【0053】3. 皮膚の抗老化効果試験 皮膚の抗老化効果を調べるために、下記実施例1、比較
例1に示す組成の化粧料を用いて、以下の方法により、
肌のはり、たるみに対する改善効果について評価試験を
行った。
例1に示す組成の化粧料を用いて、以下の方法により、
肌のはり、たるみに対する改善効果について評価試験を
行った。
【0054】(試験方法)無作為に抽出した年齢25〜
60歳の健常な女性10名を被験者とし、各化粧料を顔
面の皮膚に連日1ヵ月間使用した後、肌のはり、たるみ
に対する改善効果について調べた。
60歳の健常な女性10名を被験者とし、各化粧料を顔
面の皮膚に連日1ヵ月間使用した後、肌のはり、たるみ
に対する改善効果について調べた。
【0055】 (実施例1) クリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 5.0 (2)ステアリルアルコール 4.0 (3)イソプロピルミリステート 18.0 (4)グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 (5)プロピレングリコール 10.0 (6)アーモンド(種子)のメタノール抽出物 0.01 (7)苛性カリ 0.2 (8)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (9)防腐剤 適 量 (10)香料 適 量 (11)イオン交換水 残 余 (製法)(11)に(5)〜(7)を加え溶解し、加熱
して70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(4)、
(8)〜(10)を混合し加熱融解して70℃に保った
(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わって
からしばらくその温度に保ち、反応を起こさせた。その
後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかき混ぜながら
30℃まで冷却し、クリームを得た。
して70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(4)、
(8)〜(10)を混合し加熱融解して70℃に保った
(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わって
からしばらくその温度に保ち、反応を起こさせた。その
後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかき混ぜながら
30℃まで冷却し、クリームを得た。
【0056】(比較例1) クリーム 実施例1においてアーモンド(種子)のメタノール抽出
物0.01重量%を、水0.01重量%に代えた以外
は、実施例1と同様にしてクリームを得た。
物0.01重量%を、水0.01重量%に代えた以外
は、実施例1と同様にしてクリームを得た。
【0057】[肌のはり、たるみに対する改善効果]肌
のはり、たるみについて視感評価した。 (判定基準) 著効: 肌に非常にはりがあり、たるみがない 有効: 肌にややはりがあり、たるみがない やや有効: 肌にあまりはりがなく、たるんだ感じがす
る 効果なし: 肌にはりがなく、たるんでいる (肌のはり、たるみに対する改善効果の評価) ◎: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が80%以上 ○: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が50%以上80%未満 △: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が30%以上50%未満 ×: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が30%未満
のはり、たるみについて視感評価した。 (判定基準) 著効: 肌に非常にはりがあり、たるみがない 有効: 肌にややはりがあり、たるみがない やや有効: 肌にあまりはりがなく、たるんだ感じがす
る 効果なし: 肌にはりがなく、たるんでいる (肌のはり、たるみに対する改善効果の評価) ◎: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が80%以上 ○: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が50%以上80%未満 △: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が30%以上50%未満 ×: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が30%未満
【0058】
【表2】
【0059】表2から明らかなように、実施例1で得ら
れた皮膚外用剤を用いた場合には、比較例1で得られた
皮膚外用剤を用いた場合よりも、はり、たるみの点で改
善されていることが認められる。このことは、バラ科植
物抽出物を含有する処方が皮膚の抗老化に極めて有用で
あることを示すものである。
れた皮膚外用剤を用いた場合には、比較例1で得られた
皮膚外用剤を用いた場合よりも、はり、たるみの点で改
善されていることが認められる。このことは、バラ科植
物抽出物を含有する処方が皮膚の抗老化に極めて有用で
あることを示すものである。
【0060】以下に、さらに、本発明の処方例を示す。
なお、各処方例で用いたバラ科植物の溶媒抽出物は常法
により得た。これら抽出物の配合量は乾燥重量で示す。
なお、各処方例で用いたバラ科植物の溶媒抽出物は常法
により得た。これら抽出物の配合量は乾燥重量で示す。
【0061】 (実施例2) クリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 2.0 (2)ステアリルアルコール 7.0 (3)水添ラノリン 2.0 (4)スクワラン 5.0 (5)2−オクチルドデシルアルコール 6.0 (6)ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 (7)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 (8)プロピレングリコール 5.0 (9)サンザシ(果実)のメタノール抽出物 0.05 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)精製水 残 余 (製法)(13)に(8)を加え溶解し、加熱して70
℃に保った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜
(12)を混合して加熱溶融し、70℃に保った(油
相)。次いで、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモ
ミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら30℃
まで冷却した。
℃に保った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜
(12)を混合して加熱溶融し、70℃に保った(油
相)。次いで、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモ
ミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら30℃
まで冷却した。
【0062】 (実施例3) クリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)固形パラフィン 5.0 (2)ミツロウ 10.0 (3)ワセリン 15.0 (4)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 (5)ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 3.0 (6)石けん粉末 0.1 (7)硼砂 0.2 (8)ウンシュウミカン(花)のアセトン抽出物 0.05 (9)セイヨウナツユキソウ(花)のエタノール抽出物 0.05 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)精製水 残 余 (製法)(13)に(6)〜(7)を加え、加熱溶解し
て70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(5)、
(8)〜(12)を混合し加熱溶融し、70℃に保った
(油相)。次いで、水相に油相を攪拌しながら徐々に加
え反応を行った。反応終了後、ホモミキサーで均一に乳
化した後、よく攪拌しながら30℃まで冷却した。
て70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(5)、
(8)〜(12)を混合し加熱溶融し、70℃に保った
(油相)。次いで、水相に油相を攪拌しながら徐々に加
え反応を行った。反応終了後、ホモミキサーで均一に乳
化した後、よく攪拌しながら30℃まで冷却した。
【0063】 (実施例4) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 2.5 (2)セチルアルコール 1.5 (3)ワセリン 5.0 (4)流動パラフィン 10.0 (5)ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 3.0 (6)ポリエチレングリコール1500 3.0 (7)トリエタノールアミン 1.0 (8)カルボキシビニルポリマー 0.05 (「カーボポール941」;B.F.Goodrich Chemical Company) (9)カニナバラ(果実)の酢酸エチル抽出物 0.05 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (11)エチルパラベン 0.01 (12)香料 適 量 (13)精製水 残 余 (製法)少量の(13)に(8)を溶解した(A相)。
残りの(13)に(6)〜(7)を加え、加熱溶解して
70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(5)、
(9)〜(12)を混合し加熱溶融して70℃に保った
(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、さらにA
相を加えホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よく攪拌
しながら30℃まで冷却した。
残りの(13)に(6)〜(7)を加え、加熱溶解して
70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(5)、
(9)〜(12)を混合し加熱溶融して70℃に保った
(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、さらにA
相を加えホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よく攪拌
しながら30℃まで冷却した。
【0064】 (実施例5) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)マイクロクリスタリンワックス 1.0 (2)ミツロウ 2.0 (3)ラノリン 20.0 (4)流動パラフィン 10.0 (5)スクワラン 5.0 (6)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 (7)ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 (8)プロピレングリコール 7.0 (9)ヨーロッパキイチゴ(果実)のアセトン抽出物 10.0 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)精製水 残 余 (製法)(13)に(8)を加え、加熱して70℃に保
った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(1
2)を混合し、加熱溶融して70℃に保った(油相)。
油相を攪拌しながら水相を徐々に加え、ホモミキサーで
均一に乳化し、乳化後よく攪拌しながら30℃まで冷却
した。
った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(1
2)を混合し、加熱溶融して70℃に保った(油相)。
油相を攪拌しながら水相を徐々に加え、ホモミキサーで
均一に乳化し、乳化後よく攪拌しながら30℃まで冷却
した。
【0065】 (実施例6) ゼリー (配 合 成 分) (重量%) (1)95%エチルアルコール 10.0 (2)ジプロピレリングリコール 15.0 (3)ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 (4)カルボキシビニルポリマー 1.0 (「カーボポール941」;B.F.Goodrich Chemical Company) (5)苛性ソーダ 0.15 (6)L−アルギニン 0.1 (7)アーモンド(種子)の50%エタノール抽出物 7.0 (8)2−ヒドロキシ−4−メトキシ ベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 0.05 (9)エチレンジアミンテトラアセテート・ 3ナトリウム・2水和物 0.05 (10)メチルパラベン 0.2 (11)香料 適 量 (12)精製水 残 余 (製法)(12)に(4)を均一に溶解した(水相)。
一方、(1)に(7)と(3)を溶解し、これを水相に
添加した。次いでここに、(2)、(8)〜(11)を
加えた後、(5)、(6)で中和させ増粘した。
一方、(1)に(7)と(3)を溶解し、これを水相に
添加した。次いでここに、(2)、(8)〜(11)を
加えた後、(5)、(6)で中和させ増粘した。
【0066】 (実施例7) 美容液 (配 合 成 分) (重量%) (A相) 95%エチルアルコール 10.0 ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 パントテニルエチルエーテル 0.1 サンザシ(果実)のメタノール抽出物 1.5 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレリングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (「カーボポール941」;B.F.Goodrich Chemical Company) 精製水 残 余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化した。次いでB相を加え充填を行っ
た。
相を加えて可溶化した。次いでB相を加え充填を行っ
た。
【0067】 (実施例8) パック (配 合 成 分) (重量%) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) セイヨウナツユキソウ(花)のメタノール抽出物 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール(ケン化度90、重合度2000) 13.0 エタノール 7.0 精製水 残 余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化した。次いでC相を加え充填を
行った。
相にB相を加えて可溶化した。次いでC相を加え充填を
行った。
【0068】 (実施例9) 固形ファンデーション (配 合 成 分) (重量%) (1)タルク 43.1 (2)カオリン 15.0 (3)セリサイト 10.0 (4)亜鉛華 7.0 (5)二酸化チタン 3.8 (6)黄色酸化鉄 2.9 (7)黒色酸化鉄 0.2 (8)スクワラン 8.0 (9)イソステアリン酸 4.0 (10)モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 (11)オクタン酸イソセチル 2.0 (12)カニナバラ(果実)のエタノール抽出物 1.0 (13)防腐剤 適 量 (14)香料 適 量 (製法)(1)〜(7)の粉末成分をブレンダーで十分
混合し、これに(8)〜(11)の油性成分、(1
2)、(13)、(14)を加え、よく混練した後、容
器に充填、成型した。
混合し、これに(8)〜(11)の油性成分、(1
2)、(13)、(14)を加え、よく混練した後、容
器に充填、成型した。
【0069】 (実施例10) 乳化ファンデーション(クリームタイプ) (配 合 成 分) (重量%) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 セリタイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングリコール 4.5 ヨーロッパキイチゴ(果実)のエタノール抽出物 1.5 防腐剤 適 量 香料 適 量 (製法)水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理した。さらに加熱混合した
油相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香
料を添加して室温まで冷却した。
を添加してホモミキサー処理した。さらに加熱混合した
油相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香
料を添加して室温まで冷却した。
【0070】 (実施例11) クリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 2.0 (2)ステアリルアルコール 7.0 (3)水添ラノリン 2.0 (4)スクワラン 5.0 (5)2−オクチルドデシルアルコール 6.0 (6)ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 (7)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 (8)プロピレングリコール 5.0 (9)アーモンド(種子)のメタノール抽出物 0.05 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)精製水 残 余 (製法)(13)に(8)を加え溶解し、加熱して70
℃に保った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜
(12)を混合して加熱溶解し、70℃に保った(油
相)。次いで、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモ
ミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら30℃
まで冷却した。
℃に保った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜
(12)を混合して加熱溶解し、70℃に保った(油
相)。次いで、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモ
ミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら30℃
まで冷却した。
【0071】上記実施例2〜11の各皮膚外用剤は、い
ずれもヒアルロン酸産生促進効果に優れるものであり、
これを皮膚へ適用することにより、皮膚のはりや弾力を
維持して、うるおいのある若々しい肌の状態を維持する
ことができる。
ずれもヒアルロン酸産生促進効果に優れるものであり、
これを皮膚へ適用することにより、皮膚のはりや弾力を
維持して、うるおいのある若々しい肌の状態を維持する
ことができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のヒアルロ
ン酸産生促進剤は優れたヒアルロン酸産生促進作用を有
しており、ヒト皮膚の老化防止(皮膚のはりや弾力保
持)、関節炎等の予防・治療、熱傷の初期の治療等に有
効に適用され得る。特に、本発明のヒアルロン酸産生促
進剤を皮膚外用剤(医薬品、医薬部外品、化粧料を含
む)等に配合することにより、細胞外マトリックス成分
の一つであるヒアルロン酸の産生を促進し、皮膚のはり
や弾力を維持してしわを防ぎ、うるおいのある若々しい
肌の状態を維持することのできるという効果を有する。
ン酸産生促進剤は優れたヒアルロン酸産生促進作用を有
しており、ヒト皮膚の老化防止(皮膚のはりや弾力保
持)、関節炎等の予防・治療、熱傷の初期の治療等に有
効に適用され得る。特に、本発明のヒアルロン酸産生促
進剤を皮膚外用剤(医薬品、医薬部外品、化粧料を含
む)等に配合することにより、細胞外マトリックス成分
の一つであるヒアルロン酸の産生を促進し、皮膚のはり
や弾力を維持してしわを防ぎ、うるおいのある若々しい
肌の状態を維持することのできるという効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/00 A61P 17/00 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA111 AA112 AA122 AB032 AB152 AB212 AB232 AB242 AB352 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC092 AC102 AC122 AC172 AC182 AC242 AC262 AC402 AC422 AC442 AC482 AC582 AC792 AD042 AD092 AD162 AD172 AD512 AD662 BB51 CC02 CC05 CC07 CC12 DD21 DD23 DD31 DD41 EE12 FF05 4C088 AB51 AB52 AC03 AC04 AC05 AC06 BA09 BA10 CA05 CA06 MA07 MA63 NA14 ZA89
Claims (8)
- 【請求項1】 バラ科(Rosaceae)に属する植物または
その溶媒抽出物を含有する、ヒアルロン酸産生促進剤。 - 【請求項2】 バラ科(Rosaceae)に属する植物が、サ
クラ属(Prunus)、サンザシ属(Crataegus)、シモツ
ケソウ属(Filipendula)、バラ属(Rosa)、またはキ
イチゴ属(Rubus)に属する植物のいずれかである、請
求項1記載のヒアルロン酸産生促進剤。 - 【請求項3】 バラ科サクラ属(Prunus)に属する植物
がアーモンド(P. amygdalus)である、請求項2記載の
ヒアルロン酸産生促進剤。 - 【請求項4】 バラ科サンザシ属(Crataegus)に属す
る植物がサンザシ(C. cuneata)である、請求項2記載
のヒアルロン酸産生促進剤。 - 【請求項5】 バラ科シモツケソウ属(Filipendula)
に属する植物がセイヨウナツユキソウ(F. ulmaria)で
ある、請求項2記載のヒアルロン酸産生促進剤。 - 【請求項6】 バラ科バラ属(Rosa)に属する植物がカ
ニナバラ(R. canina)である、請求項2記載のヒアル
ロン酸産生促進剤。 - 【請求項7】 バラ科キイチゴ属(Rubus)に属する植
物がヨーロッパキイチゴ(R. idaeus)である、請求項
2記載のヒアルロン酸産生促進剤。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のヒ
アルロン酸産生促進剤を配合してなる、皮膚外用剤。
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JP34507299A JP2001163794A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | ヒアルロン酸産生促進剤および皮膚外用剤 |
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