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JP2001023822A - 積層フェライトチップインダクタアレイおよびその製造方法 - Google Patents

積層フェライトチップインダクタアレイおよびその製造方法

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Publication number
JP2001023822A
JP2001023822A JP11192679A JP19267999A JP2001023822A JP 2001023822 A JP2001023822 A JP 2001023822A JP 11192679 A JP11192679 A JP 11192679A JP 19267999 A JP19267999 A JP 19267999A JP 2001023822 A JP2001023822 A JP 2001023822A
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JP
Japan
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ferrite
conductor
chip inductor
inductor array
coil
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JP11192679A
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Fumio Uchikoba
文男 内木場
Tomoyuki Tatemori
知之 舘盛
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Priority to US09/611,212 priority patent/US6489875B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明が解決しようとする課題は、寸法精度
が高く、高特性の小型の積層フェライトチップインダク
タアレイおよびその製造方法を提供することである。 【解決手段】 フェライト層と導体層を、素子実装面
15に対してその積層面が垂直となるように積層してな
る素子本体11の内部に、前記素子実装面15に対して
平行方向に巻き進む複数のコイル状内部導体13を有す
る積層フェライトチップインダクタアレイであって、ス
ルーホールが形成されたフェライトシートに、導電体材
料で複数のコイル状内部導体と端子電極の導体パターン
を印刷し、このフェライトシートを素子実装面に対して
その積層面が垂直になるように積層し、前記素子実装面
に対して平行方向に巻き進む複数のコイル状内部導体が
形成された積層体を得る工程を有する製造方法によって
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面実装型部品であ
る積層フェライトチップインダクタアレイおよびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】〔チップインダクタアレイの市場要求〕
電子機器においては、小型化の市場要求が常にあり、同
様に、使用される部品においても小型化が求められてい
る。もともとリード付き部品であったインダクタ、コン
デンサなどの部品は、積層工法の適用により、セラミッ
クと金属の同時焼成が可能になり、内部導体を具備する
モノリシック構造が実用化された。このことにより、素
子自体の小型化が可能になり、さらにリード線を廃した
面実装型部品となることで、その占有面積をより小さく
することに成功した。
【0003】現在、チップコンデンサ、チップ抵抗等に
おいては1005(縦1.0mm、横0.5mm、高さ
0.5mm)形状の使用が一般的になりつつあり、ま
た、これらの素子を複数搭載したアレイもその需要が増
してきている。一方、チップインダクタにおいては、コ
イル状内部導体のような複雑な形状をフェライト素子内
部に形成するという小型化には不利な面がある。そのた
め、コンデンサ、抵抗に比べれば、小型化への対応が遅
れている。しかし、小型化に対する需要は同様に大き
く、現時点では、1608形状(縦1.6mm、横0.
8mm、高さ0.8mm)のものが一般的になりつつあ
る。チップインダクタに関しては、高特性化を図るため
の提案として、例えば、内部導体を端子電極に対して垂
直な方向にコイルが巻き進む構造とすることによって、
自己共振周波数を高くできることが、実開平2−443
09号公報、実開平4−93115号公報、日経エレク
トロニクス1999.4.5(No.740)P181
〜192に開示されている。
【0004】一方、回路設計上チップインダクタを回路
基板に複数搭載しなければならない場合がある。この場
合、基板上のスペースを多くとってしまい、高集積化に
は不利となる。そのため、特公昭62−24923号公
報に記載されているような、一つのチップ内に複数の内
部導体を内蔵したチップインダクタアレイが提案された
が、チップインダクタアレイには、クロストークの発
生、絶縁抵抗の劣化などのチップインダクタ単品には見
られなかった特有の問題がある。しかし、近年では、チ
ップインダクタアレイにおいても小型化が進み、321
6形状(縦3.2mm、横1.6mm、高さ1.6m
m)で内部導体4回路内蔵型のものの需要が増えてお
り、アレイ特有の問題や小型化に伴う問題を解決するた
めに、さまざまな提案がなされている。
【0005】例えば、特開平5−326270号公報、
特開平5−326271号公報、特開平5−32627
2号公報には、チップインダクタアレイにおいて、より
小型のチップサイズでより高いインダクタンスを得るた
めに、隣接する内部導体の配置を考慮することが開示さ
れている。また、特開平6−338414号公報、特開
平7−22243号公報、特開平8−250333号公
報、特開平8−264320号公報には、直線状の内部
導体をコイル状にしたり、隣接する内部導体の間隔や配
置を考慮することによって、チップインダクタアレイの
回路間の相互作用であるクロストークを改善する方法が
開示されている。
【0006】〔チップインダクタアレイの工法〕チップ
インダクタアレイの工法としては、積層工法や押し出し
工法が知られている。特開平8−306541号公報に
は、磁性コアの内部に複数のコイル状導線が並列に配置
されて埋設されているチップインダクタアレイを、押し
出し工法で製造する方法が記載されている。しかし、押
し出し工法は比較的大型のチップインダクタアレイに適
した工法であり、小型のチップインダクタアレイの製造
には、積層工法が多く用いられている。
【0007】一般的な積層工法を、図7の工程図を参照
して説明する。まず、第1工程として、フェライト粉末
を、バインダー、有機溶剤とともに混合し、スラリー化
する。
【0008】第2工程として、前記スラリーをPETな
どのフィルム上にドクターブレード法などにより、塗
布、乾燥することでフェライトシートを成形する。
【0009】第3工程として、前記フェライトシートに
機械加工、レーザー加工などにより所定の位置にスルー
ホールを形成する。
【0010】第4工程として、前記のスルーホールを形
成したフェライトシートに銀などの金属粉末を含む導電
体ペーストで内部導体パターンをスクリーン印刷し、導
体パターンを得る。このときスルーホールは導電体ペー
ストで充填される。
【0011】第5工程として、前記の内部導体パターン
が印刷されたフェライトシートを所定の順に積層する。
このとき各フェライトシートに印刷された内部導体パタ
ーンはスルーホールに充填された導電体によって電気的
に接続され、コイル状となる。
【0012】第6工程として、前記の積層したフェライ
トシートを加熱圧着する。
【0013】第7工程として、前記の加熱圧着した積層
体を任意の寸法に切断し、チップ形状にする。
【0014】第8工程として、前記チップを加熱してバ
インダーを除く。
【0015】第9工程として、前記の脱バインダーを行
ったチップを焼成して、焼結させる。
【0016】第10工程として、前記の焼成処理を施し
たチップをバレルなどの方法で研磨する。
【0017】第11工程として、前記の研磨を施したチ
ップ上の素子実装面に対して垂直な面に対向して配置す
る所定の数の端子電極を、銀などの導電体ペーストでス
クリーン印刷やローラー転写等で形成し、焼付処理を施
す。このとき端子電極は、前記コイル状内部導体の始端
と末端を引き伸ばした導電体によって電気的に接続され
る。
【0018】第12工程として、前記端子電極に、電解
めっきなどにより、皮膜処理を施す。
【0019】以上の工程を経て、磁性体内にコイル状内
部導体を内蔵するチップインダクタを得る。コイル状内
部導体を複数内蔵させれば、図6に示すような積層フェ
ライトチップインダクタアレイとなる。
【0020】〔従来の技術の問題点〕しかしながら、さ
らに小型化の段階が進んだ2010形状(縦2.0m
m、横1.0mm)の積層フェライトチップインダクタ
アレイを形成するには、従来の技術だけでは解決できな
い以下のような問題がある。
【0021】(問題1)従来の端子電極の形成は、コイ
ル状内部導体とフェライト層を焼成した後に、スクリー
ン印刷またはローラー転写等を施し、さらに、焼成処理
を行うことによって行っていた。この場合、印刷または
転写をフェライト焼結体に対して行うことになるので、
所定の設計値内に印刷または転写精度を納めるのは難し
く、チップインダクタアレイ素子の形状がさらに小さく
なれば、隣接する端子電極の間隔が小さくなるため、そ
の形成はより困難になる。
【0022】(問題2)チップインダクタアレイ素子の
形状が小さくなるため、従来サイズの素子と同等のイン
ダクタンスを得ようとした場合、他の設計が同じであれ
ば、コイル状内部導体回路間の間隔は必然的に狭くな
る。この場合、回路間のクロストークは大きくなり、形
状を小型化する上での大きな障害となる。
【0023】(問題3)チップインダクタアレイ素子に
占める内部導体及びスルーホールの体積割合が相対的に
大きくなることによって、従来のような素子構造におい
てはフェライト層に不均質な応力が発生する。フェライ
トの焼結体は応力が加わることによって透磁率μが大き
く変化する。積層インダクタ素子においては、銀などを
含む導電体材料からなる内部導体あるいは端子電極とフ
ェライト層との同時焼成によって残留応力が発生し、見
かけ上のμの低下を招く。このμの低下は製品を回路基
板等にはんだ付けする段階で熱衝撃によって緩和され、
インピーダンスの変動などの特性の不安定要因になる。
素子形状が小さくなると、素子に占める導体の体積割合
が増えるため、この問題は深刻になる。
【0024】(問題4)チップインダクタアレイのよう
に、はんだ付けを前提とする部品においては、はんだ付
けを容易にするために電解めっきを施す必要がある。し
かし、銀などを含む導電体とフェライト層との界面は、
前述のように残留応力が発生しやすく、一部剥離を伴う
ことがある。そのため、この界面にはめっき液が入りや
すく、特にコイル状内部導体層まで浸透すると大きな特
性変化を生じてしまう。導体の印刷パターンには細線化
の限界があり、特に電気抵抗を考えた場合に、導体は約
60μmの幅が設計値の限界になるため、素子形状が小
さくなるほど、素子に占める導体の体積割合は必然的に
増えることになり、界面に発生する残留応力は大きくな
る。したがって、素子形状が小さくなれば導電体とフェ
ライト層との界面に剥離が生じ易くなり、めっき液が素
子内部に進入し易くなってしまう。
【0025】(問題5)チップインダクタアレイはチッ
プインダクタとは異なり、チップ内に複数の内部導体を
内蔵するため、絶縁抵抗劣化の問題がある。素子形状が
小さくなると、各内部導体回路間の間隔はいっそう狭く
なるため、この問題はさらに深刻になる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の技術における問題点を解決するためになされた
ものである。したがって、本発明が解決しようとする課
題は、寸法精度が高く、高特性の小型の積層フェライト
チップインダクタアレイおよびその製造方法を提供する
ことである。より詳しくは、端子電極を精度よく形成で
き、フェライト層の応力による影響とめっき処理による
影響を抑えることが可能で、クロストークが少なく、自
己共振周波数が高く、絶縁抵抗劣化の少ない、小型の積
層フェライトチップインダクタアレイおよびその製造方
法を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、以下の構
成により解決される。
【0028】(1)フェライト層と導体層を、素子実装
面に対してその積層面が垂直となるように積層してなる
素子本体の内部に、前記素子実装面に対して平行方向に
巻き進む複数のコイル状内部導体を有する積層フェライ
トチップインダクタアレイ。
【0029】(2)前記コイル状内部導体の両端末は、
スルーホールに充填された導電体によって端子電極と電
気的に接続されている前記(1)に記載の積層フェライ
トチップインダクタアレイ。
【0030】(3)前記端子電極は、ガラスフリットを
10wt%以上30wt%以下含有する導電体からなる
前記(1)または(2)に記載の積層フェライトチップ
インダクタアレイ。
【0031】(4)フェライト材料を含むフェライトシ
ートを成型するフェライトシート形成工程と、前記フェ
ライトシートの所定の位置に複数のスルーホールを形成
するスルーホール形成工程と、前記スルーホールが形成
されたフェライトシートに、導電体材料で複数のコイル
状内部導体と端子電極の導体パターンを形成し、前記ス
ルーホールに導電体材料を充填する印刷工程と、前記印
刷工程後のフェライトシートを素子実装面に対してその
積層面が垂直になるように積層し、前記素子実装面に対
して平行方向に巻き進む複数のコイル状内部導体が形成
された積層体を得る積層工程と、を有する積層フェライ
トチップインダクタアレイの製造方法。
【0032】(5)前記端子電極の導体パターンは、焼
成工程より前に、前記フェライトシートにスクリーン印
刷によって形成される前記(4)に記載の積層フェライ
トチップインダクタアレイの製造方法。
【0033】(6)前記コイル状内部導体の両端末は、
前記スルーホールに充填された導電体材料によって前記
端子電極と電気的に接続される前記(4)または(5)
に記載の積層フェライトチップインダクタアレイの製造
方法。
【0034】(7)前記端子電極の導体パターンは、ガ
ラスフリットを10wt%以上30wt%以下含有する
導電体材料で印刷される前記(4)ないし(6)に記載
の積層フェライトチップインダクタアレイの製造方法。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。
【0036】〔本発明の積層フェライトチップインダク
タアレイの構造〕まず、本発明の積層フェライトチップ
インダクタアレイの構造について、図1と図3を参照し
て説明する。図1は、本発明の積層フェライトチップイ
ンダクタアレイの一実施例を模式的に示した斜視図であ
る。図3は、本発明の積層フェライトチップインダクタ
アレイの製造過程を説明するための斜視図である。
【0037】本発明の一実施例に係わる積層フェライト
チップインダクタアレイの素子本体11は、縦方向a、
横方向b、高さ方向cの直方体形状で、フェライトシー
トからなるフェライト層と、内部導体と端子電極を形成
する導体層とが積層されている。図1においては、電子
機器等の回路基板に素子本体を搭載するとき基板に接着
する面である素子実装面15は、素子本体の底面として
いるが、この面と対向する面を素子実装面としてもよ
い。回路基板の構造によっては、それ以外の面を基板に
接着する場合もあり得るが、本発明においては、図1の
ように直方体形状の底面またはこの面に対向する面を素
子実装面と呼ぶこととする。
【0038】素子本体の内部には、素子実装面15に対
して平行方向に巻き進むコイル状内部導体13を4回路
有している。このコイル状内部導体13は、図3に示す
ように、コイル状内部導体パターン33が印刷されたフ
ェライトシート31を、その積層面が積層後に素子実装
面となる面に対して垂直となる方向(図1においてはb
方向)に積層して、各フェライトシート上のスルーホー
ル34に充填された導電体を介して電気的に接続される
ことによって、コイル状となる。図1では、コイル状内
部導体の数は4回路としているが、素子本体の大きさや
必要とされる特性に応じて適宜変更できる。また、コイ
ル状内部導体の巻き数(ターン数)も、必要とされる特
性に応じて、積層数を変更する等して適宜変えることが
できる。素子本体の外部には、b方向と垂直な面のそれ
ぞれ対向する位置に、4組の端子電極12がa方向に並
列に形成されている。対向する1組の端子電極は、図3
のように、端子電極パターン32が印刷されたフェライ
トシート31とコイル状内部導体パターン33が印刷さ
れたフェライトシート31が所定の順に積層され、フェ
ライトシート31上のスルーホール34に充填された導
電体によって、1つのコイル状内部導体の両端末と電気
的に接続される。図1では、端子電極12の数は4組に
なっているが、コイル状内部導体13の数に合わせて適
宜変更できる。
【0039】上述のように、本発明の積層フェライトチ
ップインダクタアレイの構造は、コイル状内部導体13
の巻き進む方向と端子電極12との位置関係が垂直にな
るため、コイル状内部導体13からフェライト層にかか
る応力と、端子電極12からフェライト層にかかる応力
の向きは平行になる。一方、図6に示す従来の積層フェ
ライトチップインダクタアレイの構造は、コイル状内部
導体63の巻き進む方向と端子電極62との位置関係が
平行であるため、コイル状内部導体63からフェライト
層にかかる応力と、端子電極62からフェライト層にか
かる応力の向きは垂直になっている。そのため、従来の
構造は、フェライト層に生じる応力分布が本発明の構造
に比べて複雑になっている。したがって、本発明の構造
は、従来の構造に比べてフェライト層にかかる応力を緩
和することができる。また、この応力分布の複雑さが、
フェライト層と導体層の界面にめっき液が進入する一因
となっているため、本発明の構造によれば従来の構造に
比べて、めっき液の進入を防ぐことができる。
【0040】また、チップ部品においては、回路基板等
へ搭載するときの確実性及び素子の低背化への要求か
ら、素子の高さ方向cの寸法は、縦方向aの寸法と横方
向bの寸法よりも小さい場合が多く、一般的に2010
形状(縦2.0mm、横1.0mm)と呼ばれる形状の
場合、その高さ方向cの寸法は0.5mmが主流となっ
てきている。そのため、本発明のように、コイル状内部
導体13の巻き進む方向が素子実装面15に対して平行
になると、b方向にコイルが巻き進む構造であるため、
従来のようにc方向にコイルが巻き進む構造に比べて、
同形状の場合、コイルの巻き数を多くでき、その分コイ
ルの断面積を小さくすることができる。コイルの断面積
を小さくできることは、コイル同士の間隔が従来と同等
の場合、クロストークを小さく抑え、絶縁抵抗の劣化を
防ぐことに有効に作用する。さらに、端子電極12とコ
イル状内部導体13を、スルーホールに金属粉末ペース
ト等を充填した導電体によって接続しているため、接続
部はほぼ円柱状とすることができる。そのため、従来の
ようなコイル状内部導体63の始端と末端を引き伸ばし
た矩形状の導電体からなる接続部と比べて、接続部から
のめっき液の進入を妨ぐことができるので、特性の劣化
を防ぐことができる。
【0041】また、端子電極12は、引っ張り強度が大
きいほうが望ましいので、ケイ酸鉛系ガラスフリットま
たはケイ酸亜鉛系ガラスフリットを、10wt%以上含
有した導電体であるのが好ましい。しかし、ガラスフリ
ットの含有量が多くなりすぎると、直流抵抗値が増し、
特性に悪影響を与えてしまうので、30wt%以下とす
るのが好ましい。より好ましくは、ガラスフリットの含
有量が、20〜25wt%の導電体である。
【0042】〔本発明の積層フェライトチップインダク
タアレイの製造方法〕次に、本発明の積層フェライトチ
ップインダクタアレイの製造方法を、図2と図3を参照
して説明する。図2は、本発明の積層フェライトチップ
インダクタアレイの製造工程図である。図3は前述のよ
うに、本発明の積層フェライトチップインダクタアレイ
の製造過程を説明するための斜視図である。
【0043】まず、第1工程として、Ni−Cu−Zn
系などのフェライト粉末を、ブチラールやアクリル系な
どのバインダーと、トルエン、キシレン、変性アルコー
ルなどから適宜選択される有機溶剤とともに混合してス
ラリー化する。スラリーには、必要に応じて可塑剤、分
散剤を添加してもよい。
【0044】第2工程として、前記スラリーを、PET
などのフィルム上にドクターブレード法などにより、塗
布、乾燥することで、厚さが10〜40μm程度のフェ
ライトシート31を形成する。
【0045】第3工程として、前記フェライトシート3
1に機械加工、レーザー加工などにより、直径60〜1
50μm程度のスルーホール34を形成する。
【0046】第4工程として、前記のスルーホール34
を形成したフェライトシート31に、銀または銀とパラ
ジウムを含む金属粉末からなる導電体ペーストでコイル
状内部導体パターン33をスクリーン印刷し、膜厚が5
〜30μm程度の導体パターンを得る。このときスルー
ホール34も導電体ペーストで充填される。端子電極パ
ターン32も前記フェライトグリーンシート31にコイ
ル状内部導体パターン33を形成したのと同様にスクリ
ーン印刷によって形成する。
【0047】また、端子電極12は、引っ張り強度が大
きいほうが望ましいので、ケイ酸鉛系ガラスフリットま
たはケイ酸亜鉛系ガラスフリットを、10wt%以上含
有した導電体で形成するのが好ましい。しかし、ガラス
フリットの含有量が多くなりすぎると、直流抵抗値が増
し、特性に悪影響を与えてしまうので、30wt%以下
とするのが好ましい。より好ましくは、ガラスフリット
の含有量が、20〜25wt%の導電体である。
【0048】第5工程として、端子電極パターン32が
印刷されたフェライトシート31とコイル状内部導体パ
ターン33が印刷されたフェライトシート31を、図3
に示すような順序で、素子実装面に対してフェライトシ
ート31の積層面が垂直となる方向に積層する。
【0049】第6工程として、40〜120℃程度の温
度、500〜2000kg/cm2程度の圧力のもとで
圧着する。
【0050】第7工程として、前記の圧着した積層体を
所定の大きさのチップに切断する。
【0051】第8工程として、前記の切断したチップを
バインダーの分解温度程度まで加熱してバインダーを除
く。
【0052】第9工程として、前記の脱バインダーを行
ったチップを、850〜920℃程度で焼成し、焼結体
を得る。
【0053】第10工程として、前記焼結体をバレル等
の方法で研磨する。
【0054】第11工程として、前記の研磨を施した焼
結体に、電解めっきを施し、端子電極表面にニッケル、
スズ等の皮膜を形成する。
【0055】以上の工程を経て、本発明の積層フェライ
トチップインダクタアレイが得られる。
【0056】本発明の積層フェライトチップインダクタ
アレイの製造方法によれば、焼成前のフェライトシート
31にスクリーン印刷で端子電極パターン32を形成す
るため、従来の端子電極形成時に行っていた焼結体素子
への印刷とは異なり、設計位置からのズレを10μm以
内に抑えることができる。また、これらを積層する場合
にも、ズレを10μm以内に抑えることができる。この
精度は2010形状の場合の設計値を十分に満たすもの
である。また、端子電極を内部導体と同時に形成できる
ため、従来の製造方法に比べて製造工程を短縮すること
ができる。
【0057】さらに、積層工程において、各シート間の
導体パターンは、スルーホール34に充填された導電体
を介して電気的に接続される。そのため、端子電極パタ
ーン32とコイル状内部導体パターン33を、スルーホ
ール34に充填した導電体材料によって接続することが
でき、端子電極12とコイル状内部導体13との接続部
を従来に比べて容易に形成できる。
【0058】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0059】〔実施例1〕フェライト粉体(Ni−Cu
−Zn系フェライト)と、有機溶剤(トルエン、キシレ
ン、変性アルコールの混合物)と、バインダー(ブチラ
ール)とを混合して、スラリー化した。これをPETフ
ィルム上にドクターブレード法でキャストし、25μm
のフェライトシート(以下シートという)を得た。この
シートに、レーザー加工で直径80μmのスルーホール
を複数形成した。次に、このシートにコイル状内部導体
に相当する導体パターンを、銀を含む導電体ペーストで
スクリーン印刷した。設定したチップサイズは縦2.0
mm、横1.0mm、高さ0.5mmで、印刷乾燥時の
導体の膜厚は約8μmであった。同様に、端子電極パタ
ーンは、ケイ酸鉛系ガラスフリットを20wt%含有し
た導電体ペーストをスクリーン印刷した。このときの印
刷膜厚は約50μmであった。
【0060】印刷したシートを図3のように所定の順で
重ね、50℃、800kg/cm2の圧力のもとで圧着
した後、切断し、脱バインダー処理、焼成工程を経て、
端子電極の既に形成されたチップの焼成体を得た。この
チップの焼成体においては、フェライト層の厚さは20
μm、内部導体層の厚さは6μmであった。この素子の
表面をバレル研磨した後、電解めっき処理で端子電極の
表面にニッケル、スズの皮膜を形成して、本発明の積層
フェライトチップインダクタアレイを得た。得られた積
層フェライトチップインダクタアレイは、積層数は45
層、コイル状内部導体のコイル巻き数は15.5ター
ン、コイル間隔200μm、導体の数は4回路、取得イ
ンピーダンスは100MHzにおいて600Ωであっ
た。
【0061】比較として、図6に示す従来の積層フェラ
イトチップインダクタアレイ(インピーダンス、層間
隔、各コイルの間隔は上記実施例と同一、コイル巻き数
はインピーダンスが実施例のものと同じになるように
9.5ターンとした)を用意し、端子電極の設計位置か
らのズレの評価、クロストークの評価、応力の評価、共
振周波数の評価、絶縁抵抗の評価を本発明の積層フェラ
イトチップインダクタアレイとともに行った。
【0062】端子電極の設計位置からのズレの評価 端子電極の設計位置からのズレの評価については、本発
明の素子10個と従来の素子10個を各々樹脂に埋め込
み、研磨し、その断面を実体顕微鏡で観察して、端子電
極に接するスルーホールの中心点から端子電極の長軸方
向(c方向)の中心軸までの距離を求めるという方法で
行った。この距離が短いほど端子電極の設計位置からの
ズレが少ないことになる。結果は表1に示す。従来のも
のに比べて本発明のものは、著しくズレが改善されてい
ることがわかる。
【0063】クロストークの評価 クロストークの評価については、本発明の素子10個と
従来の素子10個を、各々コイル状内部導体の内側2回
路のうち1回路をネットワークアナライザーの一次側
に、もう一方を2次側につなぎ、30MHzで評価し
た。この結果は表1に示す。本発明によれば、クロスト
ークが低く抑えられることがわかる。
【0064】応力の評価 応力の評価は、本発明と従来の素子各10個を230℃
のはんだ槽に10秒間浸し、その前後のインピーダンス
を、インピーダンスアナライザーを用いて、振幅0.5
Vrms、測定周波数100MHzで測定し、その前後
の値の差で評価した。この結果を表1に示す。同様に、
めっき処理前後におけるインピーダンスの変化を測定
し、評価した。この結果は表1に示す。表1から本発明
の素子は、特性の変動が著しく小さく、従来の素子に比
べて応力分布が複雑ではないことがわかる。
【0065】絶縁抵抗の評価 絶縁抵抗の評価は、本発明の素子10個と従来の素子1
0個を、各々コイル状内部導体の内側2回路の絶縁抵抗
値を測定して行った。この結果は表1に示す。本発明の
素子は、従来の素子に比べて絶縁抵抗が向上しているこ
とがわかる。
【0066】
【表1】
【0067】共振周波数の評価 共振周波数の評価は、インピーダンスアナライザーで共
振周波数を測定して行った。この結果は図4に示す。図
4の横軸は周波数、縦軸はインピーダンス値を示してい
る。図4より、本発明の素子は、従来の素子に比べて、
著しく共振周波数が高周波側にのび、優れた周波数特性
を示していることがわかる。これは、コイル状内部導体
と端子電極の位置関係においてストレー容量が少ないこ
とを示している。
【0068】〔実施例2〕端子電極に含有させるガラス
フリットの適正量を知るために、ガラスフリットの含有
量を変化させた積層フェライトチップインダクタアレイ
のサンプルを実施例1と同様の方法で作製した。このサ
ンプルの両端一対にスズめっき導線をはんだ付けして、
これを引っ張り、そのはがれるときの強さ(引っ張り強
度)を測定した。また、各々のサンプルの直流抵抗値も
測定した。この結果を表2と図4に示す。表2と図4か
ら、ガラスフリットの含有量の増加とともに引っ張り強
度が増すことがわかる。しかし、ある量を超えると直流
抵抗値が増し、特性に悪影響を与えてしまうことがわか
る。端子強度は1kgw以上必要であり、2kgw程度
であることが望ましい。また、直流抵抗値は極力低いほ
うが好ましい。したがって、ガラスフリットの含有量
は、10wt%〜30wt%が好ましい量であり、より
好ましくは20wt%〜25wt%である。
【0069】
【表2】
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、端子電極を精度よく形
成でき、フェライト層の応力による影響とめっき処理に
よる影響を抑えることが可能で、クロストークが少な
く、自己共振周波数が高く、絶縁抵抗劣化の少ない、小
型の積層フェライトチップインダクタアレイおよびその
製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層フェライトチップインダクタアレ
イの一実施例を模式的に示した斜視図である。
【図2】本発明の積層フェライトチップインダクタアレ
イの製造工程図である。
【図3】本発明の積層フェライトチップインダクタアレ
イの製造過程を説明するための斜視図である。
【図4】本発明と従来の積層フェライトチップインダク
タアレイの周波数特性の差異を示すグラフである。
【図5】端子電極のガラスフリット含有量に対する引っ
張り強度と直流抵抗値の変化を示すグラフである。
【図6】従来の積層フェライトチップインダクタアレイ
を模式的に示した斜視図である。
【図7】従来の積層フェライトチップインダクタアレイ
の製造工程図である。
【符号の説明】
11、61 素子本体 12、62 端子電極 13、63 コイル状内部導体 14、34、64 スルーホール 15、65 素子実装面 31 フェライトシート 32 端子電極パターン 33 コイル状内部導体パターン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェライト層と導体層を、素子実装面に
    対してその積層面が垂直となるように積層してなる素子
    本体の内部に、前記素子実装面に対して平行方向に巻き
    進む複数のコイル状内部導体を有する積層フェライトチ
    ップインダクタアレイ。
  2. 【請求項2】 前記コイル状内部導体の両端末は、スル
    ーホールに充填された導電体によって端子電極と電気的
    に接続されている請求項1に記載の積層フェライトチッ
    プインダクタアレイ。
  3. 【請求項3】 前記端子電極は、ガラスフリットを10
    wt%以上30wt%以下含有する導電体からなる請求
    項1または2に記載の積層フェライトチップインダクタ
    アレイ。
  4. 【請求項4】 フェライト材料を含むフェライトシート
    を成型するフェライトシート形成工程と、前記フェライ
    トシートの所定の位置に複数のスルーホールを形成する
    スルーホール形成工程と、前記スルーホールが形成され
    たフェライトシートに、導電体材料で複数のコイル状内
    部導体と端子電極の導体パターンを形成し、前記スルー
    ホールに導電体材料を充填する印刷工程と、前記印刷工
    程後のフェライトシートを素子実装面に対してその積層
    面が垂直になるように積層し、前記素子実装面に対して
    平行方向に巻き進む複数のコイル状内部導体が形成され
    た積層体を得る積層工程と、を有する積層フェライトチ
    ップインダクタアレイの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記端子電極の導体パターンは、焼成工
    程より前に、前記フェライトシートにスクリーン印刷に
    よって形成される請求項4に記載の積層フェライトチッ
    プインダクタアレイの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記コイル状内部導体の両端末は、前記
    スルーホールに充填された導電体材料によって前記端子
    電極と電気的に接続される請求項4または5に記載の積
    層フェライトチップインダクタアレイの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記端子電極の導体パターンは、ガラス
    フリットを10wt%以上30wt%以下含有する導電
    体材料で印刷される請求項4ないし6に記載の積層フェ
    ライトチップインダクタアレイの製造方法。
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