JP2000231057A - 対物レンズ及び光ピックアップ装置 - Google Patents
対物レンズ及び光ピックアップ装置Info
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- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
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- G11B2007/0003—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
- G11B2007/0006—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier adapted for scanning different types of carrier, e.g. CD & DVD
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光源から出射した光束を集光光学系5で情報
記録面22に集光させ、記録/再生を行う光ピックアッ
プ装置において、波長の異なる2つの半導体レーザ1
1、12のうち、一方を光軸上に配設すると、他方は光
軸から外れ、対物レンズに光束が斜入射する。この像高
によるコマ収差と非点収差との劣化により記録/再生動
作が不安定になってしまう。 【解決手段】 集光光学系の対物レンズは、正弦条件を
最適化するのではなく、高密度記録光ディスク使用時の
軸上性能に悪影響を与えない程度の正弦条件不満足量S
C1を与える。これにより軸外となる第2の光ディスク
使用時のコマ収差を補正することが出来る。対物レンズ
面には、光軸と同心円状に複数の分割面が構成し、少な
くとも1つの分割面が、以下の条件を満足させるのがよ
い。 0.06≧SC1/f1≧0.002
記録面22に集光させ、記録/再生を行う光ピックアッ
プ装置において、波長の異なる2つの半導体レーザ1
1、12のうち、一方を光軸上に配設すると、他方は光
軸から外れ、対物レンズに光束が斜入射する。この像高
によるコマ収差と非点収差との劣化により記録/再生動
作が不安定になってしまう。 【解決手段】 集光光学系の対物レンズは、正弦条件を
最適化するのではなく、高密度記録光ディスク使用時の
軸上性能に悪影響を与えない程度の正弦条件不満足量S
C1を与える。これにより軸外となる第2の光ディスク
使用時のコマ収差を補正することが出来る。対物レンズ
面には、光軸と同心円状に複数の分割面が構成し、少な
くとも1つの分割面が、以下の条件を満足させるのがよ
い。 0.06≧SC1/f1≧0.002
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光から出射し
た光束を対物レンズで光情報記録媒体の透明基板を介し
て情報記録面に集光し、光情報を記録/再生する光ピッ
クアップ装置に用いられる対物レンズ及び光ピックアッ
プ装置に関し、特に、光情報記録媒体として、透明基板
厚さがt1の第1光情報記録媒体と透明基板厚さがt2
の第2光情報記録媒体とを用い、第1光情報記録媒体の
記録/再生には波長λ1の第1光源を、第2光情報記録
媒体の記録/再生には波長λ2の第2光源を用いる対物
レンズ及び光ピックアップ装置に関する。
た光束を対物レンズで光情報記録媒体の透明基板を介し
て情報記録面に集光し、光情報を記録/再生する光ピッ
クアップ装置に用いられる対物レンズ及び光ピックアッ
プ装置に関し、特に、光情報記録媒体として、透明基板
厚さがt1の第1光情報記録媒体と透明基板厚さがt2
の第2光情報記録媒体とを用い、第1光情報記録媒体の
記録/再生には波長λ1の第1光源を、第2光情報記録
媒体の記録/再生には波長λ2の第2光源を用いる対物
レンズ及び光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、短波長赤色半導体レーザの実用化
に伴い、光情報記録媒体(以下、光ディスクともいう)
として、従来のCD(コンパクトディスク)と同程度の
大きさで大容量化させた高密度のDVD(デジタルヴァ
ーサタイルディスク)が商品化されている。このDVD
では、635nm若しくは650nmの短波長半導体レ
ーザを使用したときの対物レンズの開口数(NA)が約
0.6を必要とする。なお、DVDは、トラックピッチ
0.74μm、最短ピット長0.4μmであり、CDの
トラックピッチ1.6μm、最短ピット長0.83μm
に対して半分以下に高密度化させている。
に伴い、光情報記録媒体(以下、光ディスクともいう)
として、従来のCD(コンパクトディスク)と同程度の
大きさで大容量化させた高密度のDVD(デジタルヴァ
ーサタイルディスク)が商品化されている。このDVD
では、635nm若しくは650nmの短波長半導体レ
ーザを使用したときの対物レンズの開口数(NA)が約
0.6を必要とする。なお、DVDは、トラックピッチ
0.74μm、最短ピット長0.4μmであり、CDの
トラックピッチ1.6μm、最短ピット長0.83μm
に対して半分以下に高密度化させている。
【0003】この新たな光ディスクであるDVDを記録
/再生する光ピックアップ装置には、基板厚が0.6m
mのDVDと、基板厚1.2mmのCDとの互換性が要
求されている。また、書き込み可能な光ディスクである
CD−R(追記型コンパクトディスク)の普及に伴い、
光ピックアップ装置として、このCD−Rとの互換性を
も要求されている。このCD−Rの反射率は短波長側で
は低下しており、上記の短波長赤色半導体レーザを光源
とすると、必要とする信号(再生信号、フォーカスエラ
ー信号、トラッキングエラー信号)が得られないので、
これらCD−Rには780nmの半導体レーザが、DV
D用の短波長半導体レーザとは別途に用意されている。
更に、近年、光源装置の組立の簡素化、作業効率の向上
のため、これら2つの半導体レーザをユニット化させた
光源ユニットも提案されている。
/再生する光ピックアップ装置には、基板厚が0.6m
mのDVDと、基板厚1.2mmのCDとの互換性が要
求されている。また、書き込み可能な光ディスクである
CD−R(追記型コンパクトディスク)の普及に伴い、
光ピックアップ装置として、このCD−Rとの互換性を
も要求されている。このCD−Rの反射率は短波長側で
は低下しており、上記の短波長赤色半導体レーザを光源
とすると、必要とする信号(再生信号、フォーカスエラ
ー信号、トラッキングエラー信号)が得られないので、
これらCD−Rには780nmの半導体レーザが、DV
D用の短波長半導体レーザとは別途に用意されている。
更に、近年、光源装置の組立の簡素化、作業効率の向上
のため、これら2つの半導体レーザをユニット化させた
光源ユニットも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後に実
施態様について図面を参照して詳細に説明するように、
光源ユニットにおいては2つの半導体レーザがほぼ同一
面に並べて配設されているため、これを用いた光ピック
アップ装置は、DVD用短波長半導体レーザを、両光源
に対して共通である記録/再生用の集光光学系の光軸上
に設定すると、CD用の半導体レーザが光軸外となる構
成であるので、CD使用時は通常、対物レンズに光束が
斜入射する。このため、集光光学系を図8の収差図に示
すようにDVDの記録/再生時に正弦条件不満足量が発
生しない設計にすると次のような不具合が生じる。すな
わち、CD使用時では通常、像高を持っているため、図
9に示すようにコマ収差が大となる状態となってしま
う。このようにユニット化した光源を使用する際に、D
VDで正弦条件を最適化してしまうと、CD使用時には
像高によるコマ収差劣化と斜入射による非点収差劣化と
が生じ、CDの記録/再生動作が不安定になってしま
う。ここで球面収差を取り除いた光学系の正弦条件不満
足量は次のように定義されている。 SC=dk・cos(uk)/NAk−(1−m)・f NAk=sin(uk′) ただし、 m : 光学系の横倍率 f : 光学系の焦点距離 uk : 光線の光学系に入射する光軸に対する角度 uk′ : 光線の光学系から出射する光軸に対する角度 dk : 光学系の前側主点における光線の高さ である。
施態様について図面を参照して詳細に説明するように、
光源ユニットにおいては2つの半導体レーザがほぼ同一
面に並べて配設されているため、これを用いた光ピック
アップ装置は、DVD用短波長半導体レーザを、両光源
に対して共通である記録/再生用の集光光学系の光軸上
に設定すると、CD用の半導体レーザが光軸外となる構
成であるので、CD使用時は通常、対物レンズに光束が
斜入射する。このため、集光光学系を図8の収差図に示
すようにDVDの記録/再生時に正弦条件不満足量が発
生しない設計にすると次のような不具合が生じる。すな
わち、CD使用時では通常、像高を持っているため、図
9に示すようにコマ収差が大となる状態となってしま
う。このようにユニット化した光源を使用する際に、D
VDで正弦条件を最適化してしまうと、CD使用時には
像高によるコマ収差劣化と斜入射による非点収差劣化と
が生じ、CDの記録/再生動作が不安定になってしま
う。ここで球面収差を取り除いた光学系の正弦条件不満
足量は次のように定義されている。 SC=dk・cos(uk)/NAk−(1−m)・f NAk=sin(uk′) ただし、 m : 光学系の横倍率 f : 光学系の焦点距離 uk : 光線の光学系に入射する光軸に対する角度 uk′ : 光線の光学系から出射する光軸に対する角度 dk : 光学系の前側主点における光線の高さ である。
【0005】よってユニット化した光源を用いる場合に
は、軸上で使用するDVDの記録/再生時の正弦条件を
最適化するのではなく、上記の光学設計において、DV
D記録/再生時の軸上性能に悪影響を与えない程度の正
弦条件不満足量SCを予め与えておいて、CD記録/再
生時の軸外性能を補正する必要がある。またこれとは別
に、異なる透明基板厚さの光情報記録媒体を記録/再生
する光ピックアップ装置において、CD記録/再生時の
球面収差補正のため、対物レンズの横倍率mをm<0と
するものが提案されている。対物レンズがトラッキング
等により光軸に対してシフトすると、この場合にもCD
使用時に正弦条件が満足されないための影響としてコマ
収差が発生してしまう。図10がDVD使用時の正弦条
件を最適化した場合の収差図であり、図11が対物レン
ズの像高特性を示すものである。図11でも見られるよ
うに、CD使用時のコマ収差の像高特性が劣化しやすい
構成となってしまう。本発明は、異なる透明基板厚さの
光情報記録媒体を記録/再生する対物レンズおよび光ピ
ックアップ装置において、一方の光情報記録媒体の軸上
特性と、もう一方の光情報記録媒体の軸外特性とのバラ
ンスを取った対物レンズおよび光ピックアップ装置を提
供しようとするものである。
は、軸上で使用するDVDの記録/再生時の正弦条件を
最適化するのではなく、上記の光学設計において、DV
D記録/再生時の軸上性能に悪影響を与えない程度の正
弦条件不満足量SCを予め与えておいて、CD記録/再
生時の軸外性能を補正する必要がある。またこれとは別
に、異なる透明基板厚さの光情報記録媒体を記録/再生
する光ピックアップ装置において、CD記録/再生時の
球面収差補正のため、対物レンズの横倍率mをm<0と
するものが提案されている。対物レンズがトラッキング
等により光軸に対してシフトすると、この場合にもCD
使用時に正弦条件が満足されないための影響としてコマ
収差が発生してしまう。図10がDVD使用時の正弦条
件を最適化した場合の収差図であり、図11が対物レン
ズの像高特性を示すものである。図11でも見られるよ
うに、CD使用時のコマ収差の像高特性が劣化しやすい
構成となってしまう。本発明は、異なる透明基板厚さの
光情報記録媒体を記録/再生する対物レンズおよび光ピ
ックアップ装置において、一方の光情報記録媒体の軸上
特性と、もう一方の光情報記録媒体の軸外特性とのバラ
ンスを取った対物レンズおよび光ピックアップ装置を提
供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の対物レンズは、
光源から出射した光束を複数の屈折面からなる集光光学
系で光情報記録媒体の透明基板を介して情報記録面に集
光させ、透明基板の厚さt1である第1光情報記録媒体
を記録/再生する波長λ1の第1光源と、透明基板の厚
さt2(t1<t2)である第2光情報記録媒体を記録
/再生する波長λ2である第2光源とを有する光ピック
アップ装置に使用されるものであって、対物レンズ単体
での横倍率が、第1光情報記録媒体を記録/再生する時
の横倍率m1、及び第2光情報記録媒体を記録/再生す
る時の横倍率m2の時、m1=m2であり、対物レンズ
の少なくとも片面には、光軸と同心円状に複数の分割面
が構成されており、前記分割面の少なくとも1つの分割
面が、以下の条件を満足することを特徴とする。 0.06≧SC1/f1≧0.002 ・・・(1) ここで、 SC1: 透明基板厚さt1での対物レンズの正弦条件
不満足量 f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 である。上記対物レンズ単体での横倍率m1は、m1=
0であることができる。
光源から出射した光束を複数の屈折面からなる集光光学
系で光情報記録媒体の透明基板を介して情報記録面に集
光させ、透明基板の厚さt1である第1光情報記録媒体
を記録/再生する波長λ1の第1光源と、透明基板の厚
さt2(t1<t2)である第2光情報記録媒体を記録
/再生する波長λ2である第2光源とを有する光ピック
アップ装置に使用されるものであって、対物レンズ単体
での横倍率が、第1光情報記録媒体を記録/再生する時
の横倍率m1、及び第2光情報記録媒体を記録/再生す
る時の横倍率m2の時、m1=m2であり、対物レンズ
の少なくとも片面には、光軸と同心円状に複数の分割面
が構成されており、前記分割面の少なくとも1つの分割
面が、以下の条件を満足することを特徴とする。 0.06≧SC1/f1≧0.002 ・・・(1) ここで、 SC1: 透明基板厚さt1での対物レンズの正弦条件
不満足量 f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 である。上記対物レンズ単体での横倍率m1は、m1=
0であることができる。
【0007】また、本発明の光ピックアップ装置は、光
源から出射した光束を複数の屈折面からなる集光光学系
で光情報記録媒体の透明基板を介して情報記録面に集光
させ、透明基板の厚さt1である第1光情報記録媒体を
記録/再生する波長λ1の第1光源と、透明基板の厚さ
t2(t1<t2)である第2光情報記録媒体を記録/
再生する波長λ2である第2光源とを有し、集光光学系
の対物レンズ単体での横倍率が、第1光情報記録媒体を
記録/再生する時の横倍率m1、及び第2光情報記録媒
体を記録/再生する時の横倍率m2の時、m1=m2で
あり、対物レンズの少なくとも片面には、光軸と同心円
状に複数の分割面が構成されており、前記分割面の少な
くとも1つの分割面が、以下の条件を満足することを特
徴とする。 0.06≧SC1/f1≧0.002 ここで、 SC1: 透明基板厚さt1での対物レンズの正弦条件
不満足量 f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 である。この光ピックアップ装置においては、上記第1
光源と、前記第2光源とがユニット化され、また上記対
物レンズ単体での横倍率m1が、m1=0であることが
出来る。
源から出射した光束を複数の屈折面からなる集光光学系
で光情報記録媒体の透明基板を介して情報記録面に集光
させ、透明基板の厚さt1である第1光情報記録媒体を
記録/再生する波長λ1の第1光源と、透明基板の厚さ
t2(t1<t2)である第2光情報記録媒体を記録/
再生する波長λ2である第2光源とを有し、集光光学系
の対物レンズ単体での横倍率が、第1光情報記録媒体を
記録/再生する時の横倍率m1、及び第2光情報記録媒
体を記録/再生する時の横倍率m2の時、m1=m2で
あり、対物レンズの少なくとも片面には、光軸と同心円
状に複数の分割面が構成されており、前記分割面の少な
くとも1つの分割面が、以下の条件を満足することを特
徴とする。 0.06≧SC1/f1≧0.002 ここで、 SC1: 透明基板厚さt1での対物レンズの正弦条件
不満足量 f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 である。この光ピックアップ装置においては、上記第1
光源と、前記第2光源とがユニット化され、また上記対
物レンズ単体での横倍率m1が、m1=0であることが
出来る。
【0008】また、本発明の、光源から出射した光束を
複数の屈折面からなる集光光学系で光情報記録媒体の透
明基板を介して情報記録面に集光させ、透明基板の厚さ
t1である第1光情報記録媒体を記録/再生する波長λ
1の第1光源と、透明基板の厚さt2(t1<t2)で
ある第2光情報記録媒体を記録/再生する波長λ2であ
る第2光源とを有する光ピックアップ装置に使用される
対物レンズは、該対物レンズ単体での横倍率が、第1光
情報記録媒体を記録/再生する時の横倍率をm1、第2
光情報記録媒体を記録/再生する時の横倍率をm2とし
たとき、m2<m1であり、該対物レンズの少なくとも
片面には、光軸と同心円状に複数の分割面が構成されて
おり、前記分割面の少なくとも1つの分割面が、以下の
条件を満足することを特徴とする。 0.06≧SC1/f1≧0.002 ここで SC1: 透明基板厚さt1での対物レンズの正弦条件
不満足量 f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 である。また前記分割面の少なくとも1つの分割面が、
以下の条件を満足することを特徴とする。 0.06≧SC2/f2≧0 ここで、 SC2: 透明基板厚さt2での対物レンズの正弦条件
不満足量 f2 : 透明基板厚さt2での対物レンズの焦点距離 である。前記対物レンズ単体での横倍率m1は、m1=
0であることができる
複数の屈折面からなる集光光学系で光情報記録媒体の透
明基板を介して情報記録面に集光させ、透明基板の厚さ
t1である第1光情報記録媒体を記録/再生する波長λ
1の第1光源と、透明基板の厚さt2(t1<t2)で
ある第2光情報記録媒体を記録/再生する波長λ2であ
る第2光源とを有する光ピックアップ装置に使用される
対物レンズは、該対物レンズ単体での横倍率が、第1光
情報記録媒体を記録/再生する時の横倍率をm1、第2
光情報記録媒体を記録/再生する時の横倍率をm2とし
たとき、m2<m1であり、該対物レンズの少なくとも
片面には、光軸と同心円状に複数の分割面が構成されて
おり、前記分割面の少なくとも1つの分割面が、以下の
条件を満足することを特徴とする。 0.06≧SC1/f1≧0.002 ここで SC1: 透明基板厚さt1での対物レンズの正弦条件
不満足量 f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 である。また前記分割面の少なくとも1つの分割面が、
以下の条件を満足することを特徴とする。 0.06≧SC2/f2≧0 ここで、 SC2: 透明基板厚さt2での対物レンズの正弦条件
不満足量 f2 : 透明基板厚さt2での対物レンズの焦点距離 である。前記対物レンズ単体での横倍率m1は、m1=
0であることができる
【0009】さらに、光源から出射した光束を複数の屈
折面からなる集光光学系で光情報記録媒体の透明基板を
介して情報記録面に集光させ、透明基板の厚さt1であ
る第1光情報記録媒体を記録/再生する波長λ1の第1
光源と、透明基板の厚さt2(t1<t2)である第2
光情報記録媒体を記録/再生する波長λ2である第2光
源とを有する光ピックアップ装置であって、対物レンズ
単体での横倍率が、第1光情報記録媒体を記録/再生す
る時の横倍率をm1、第2光情報記録媒体を記録/再生
する時の横倍率をm2としたとき、m2<m1であり、
対物レンズの少なくとも片面には、光軸と同心円状に複
数の分割面が構成されており、前記分割面の少なくとも
1つの分割面が、以下の条件を満足することを特徴とす
る。 0.06≧SC1/f1≧0.002 ここで、 SC1: 透明基板厚さt1での対物レンズの正弦条件
不満足量 f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 である。このとき前記分割面の少なくとも1つの分割面
が、以下の条件を満足することを特徴とすることができ
る。 0.06≧SC2/f2≧0 ここで SC2: 透明基板厚さt2での対物レンズの正弦条件
不満足量 f2 : 透明基板厚さt2での対物レンズの焦点距離 である。また、前記対物レンズ単体での横倍率m1が、
m1=0であることができる。
折面からなる集光光学系で光情報記録媒体の透明基板を
介して情報記録面に集光させ、透明基板の厚さt1であ
る第1光情報記録媒体を記録/再生する波長λ1の第1
光源と、透明基板の厚さt2(t1<t2)である第2
光情報記録媒体を記録/再生する波長λ2である第2光
源とを有する光ピックアップ装置であって、対物レンズ
単体での横倍率が、第1光情報記録媒体を記録/再生す
る時の横倍率をm1、第2光情報記録媒体を記録/再生
する時の横倍率をm2としたとき、m2<m1であり、
対物レンズの少なくとも片面には、光軸と同心円状に複
数の分割面が構成されており、前記分割面の少なくとも
1つの分割面が、以下の条件を満足することを特徴とす
る。 0.06≧SC1/f1≧0.002 ここで、 SC1: 透明基板厚さt1での対物レンズの正弦条件
不満足量 f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 である。このとき前記分割面の少なくとも1つの分割面
が、以下の条件を満足することを特徴とすることができ
る。 0.06≧SC2/f2≧0 ここで SC2: 透明基板厚さt2での対物レンズの正弦条件
不満足量 f2 : 透明基板厚さt2での対物レンズの焦点距離 である。また、前記対物レンズ単体での横倍率m1が、
m1=0であることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を説明
する。 (第1の実施の形態)第1の実施の形態について説明す
る。図1は光ピックアップ装置10の概略構成図であ
る。本実施の形態の光ピックアップ装置10は、光情報
記録媒体である光ディスク20として透明基板21の厚
さの異なる複数の光ディスク20を記録/再生するもの
である。以下、この複数の光ディスク20は、透明基板
の厚さt1の第1光ディスクと、t1とは異なる透明基
板の厚さt2を有する第2光ディスクとして説明する。
以下の説明では、DVD(DVD−RAMも含む)とは
第1光ディスクを指しており、この場合、透明基板の厚
さt1=0.6mmであり、CD(CD−Rも含む)と
は第2光ディスクを指しており、この場合、t2=1.
2mmである。
する。 (第1の実施の形態)第1の実施の形態について説明す
る。図1は光ピックアップ装置10の概略構成図であ
る。本実施の形態の光ピックアップ装置10は、光情報
記録媒体である光ディスク20として透明基板21の厚
さの異なる複数の光ディスク20を記録/再生するもの
である。以下、この複数の光ディスク20は、透明基板
の厚さt1の第1光ディスクと、t1とは異なる透明基
板の厚さt2を有する第2光ディスクとして説明する。
以下の説明では、DVD(DVD−RAMも含む)とは
第1光ディスクを指しており、この場合、透明基板の厚
さt1=0.6mmであり、CD(CD−Rも含む)と
は第2光ディスクを指しており、この場合、t2=1.
2mmである。
【0011】本光ピックアップ装置10では、光源とし
て第1光源である第1半導体レーザ11(波長λ1=6
10nm〜670nm)と第2光源である第2半導体レ
ーザ12(波長λ2=740nm〜870nm)とを有
している。これら第1光源と第2光源は、記録/再生す
る光ディスクに応じて排他的に使用される。本実施の形
態においては、第1半導体レーザ11と第2半導体レー
ザ12はユニット13としてユニット化されている。こ
こで、本発明でいう「ユニット」あるいは「ユニット
化」とは、ユニット化されている部材や手段が一体とな
って光ピックアップ装置10に組み込みができるように
なっていることであり、すなわち、装置の組立時に1部
品として組み付けることができる状態のことである。
て第1光源である第1半導体レーザ11(波長λ1=6
10nm〜670nm)と第2光源である第2半導体レ
ーザ12(波長λ2=740nm〜870nm)とを有
している。これら第1光源と第2光源は、記録/再生す
る光ディスクに応じて排他的に使用される。本実施の形
態においては、第1半導体レーザ11と第2半導体レー
ザ12はユニット13としてユニット化されている。こ
こで、本発明でいう「ユニット」あるいは「ユニット
化」とは、ユニット化されている部材や手段が一体とな
って光ピックアップ装置10に組み込みができるように
なっていることであり、すなわち、装置の組立時に1部
品として組み付けることができる状態のことである。
【0012】集光光学系5は、第1半導体レーザ11あ
るいは第2半導体レーザ12から出射された光束を、光
ディスク20の透明基板21を介して、それぞれの情報
記録面22上に集光させ、スポットを形成する手段であ
る。本実施の形態では、集光光学系5は、光源から出射
された光束を平行光(略平行でよい)に変換するコリメ
ータレンズ2と、コリメータレンズ2によって平行光と
された光束を集光させる対物レンズ1とを有している。
また、光路内には絞り3が設けられている。本実施の形
態では、絞り3は固定の開口数を有する絞りであり、余
分な機構を必要とせず、低コスト化を実現できるもので
ある。なお、第2光ディスクの記録/再生時には不要光
を蹴るように、絞り3の開口数を可変としてもよい。対
物レンズ1単体での横倍率は、DVD使用時のm1とC
D使用時のm2とはm1=m2を満足する。なお、本実
施の形態では厳密にm1=m2である必要はなく、第1
半導体レーザ11と第2半導体レーザ12とがユニット
化されていれば、ほぼこの条件を満足する。
るいは第2半導体レーザ12から出射された光束を、光
ディスク20の透明基板21を介して、それぞれの情報
記録面22上に集光させ、スポットを形成する手段であ
る。本実施の形態では、集光光学系5は、光源から出射
された光束を平行光(略平行でよい)に変換するコリメ
ータレンズ2と、コリメータレンズ2によって平行光と
された光束を集光させる対物レンズ1とを有している。
また、光路内には絞り3が設けられている。本実施の形
態では、絞り3は固定の開口数を有する絞りであり、余
分な機構を必要とせず、低コスト化を実現できるもので
ある。なお、第2光ディスクの記録/再生時には不要光
を蹴るように、絞り3の開口数を可変としてもよい。対
物レンズ1単体での横倍率は、DVD使用時のm1とC
D使用時のm2とはm1=m2を満足する。なお、本実
施の形態では厳密にm1=m2である必要はなく、第1
半導体レーザ11と第2半導体レーザ12とがユニット
化されていれば、ほぼこの条件を満足する。
【0013】図示しない光検出手段は、情報記録面22
上から反射した光束を受光し検出する手段であり、光検
出手段により、情報記録面上から反射した光束の光量分
布変化を検出して、不図示の演算回路によって合焦検出
(フォーカスエラー信号)、トラック検出(トラッキン
グエラー信号)、情報の読み取り(再生信号)がなされ
る。なお、合焦検出、トラック検出は、非点収差法、ナ
イフエッジ法、SSD法、位相差検出法、プッシュブル
法、3ビーム法など様々な公知の方法が利用可能であ
る。更にこの光検出手段をユニット13にユニット化す
ることで装置の組立がより容易となり、低コスト化を実
現できる。
上から反射した光束を受光し検出する手段であり、光検
出手段により、情報記録面上から反射した光束の光量分
布変化を検出して、不図示の演算回路によって合焦検出
(フォーカスエラー信号)、トラック検出(トラッキン
グエラー信号)、情報の読み取り(再生信号)がなされ
る。なお、合焦検出、トラック検出は、非点収差法、ナ
イフエッジ法、SSD法、位相差検出法、プッシュブル
法、3ビーム法など様々な公知の方法が利用可能であ
る。更にこの光検出手段をユニット13にユニット化す
ることで装置の組立がより容易となり、低コスト化を実
現できる。
【0014】対物レンズ1には、少なくともその片面
に、光軸4と同心円状に複数の分割面が構成されてい
る。これは光ディスク20の透明基板21の厚さt1と
t2との違いにより発生する球面収差を両立させるため
である。図2に示すように、対物レンズ1のユニット1
3側の面を光軸4と同心円状の第1分割面6、第2分割
面7、第3分割面8とした。第1分割面6はDVDとC
Dとの使用時のどちらに対しても球面収差を補正、第2
分割面7ではCD使用時の球面収差補正、第3分割面8
ではDVD使用時の球面収差補正を行っている。その結
果、DVD使用時には第1分割面6と第3分割面8を通
過した光束が、情報記録面22にスポット光を形成す
る。第2分割面7を通過した光束は、情報記録面22で
はスポットの外側を通るフレアー光となる。スポット光
は対物レンズのNA0.6相当のスポットサイズを実現
する。CD使用時には、第1分割面6と第2分割面7を
通過した光束が、情報記録面22にスポット光を形成す
る。第3分割面8を通過した光束は、情報記録面22で
はスポット光の外側を通るフレアー光となる。スポット
光は対物レンズのNA0.45相当のスポットサイズを
実現する。上記フレアー光は、球面収差量の違いおよび
不連続光であり、メインスポット光から離れた位置を通
過し、スポット光には影響しない。
に、光軸4と同心円状に複数の分割面が構成されてい
る。これは光ディスク20の透明基板21の厚さt1と
t2との違いにより発生する球面収差を両立させるため
である。図2に示すように、対物レンズ1のユニット1
3側の面を光軸4と同心円状の第1分割面6、第2分割
面7、第3分割面8とした。第1分割面6はDVDとC
Dとの使用時のどちらに対しても球面収差を補正、第2
分割面7ではCD使用時の球面収差補正、第3分割面8
ではDVD使用時の球面収差補正を行っている。その結
果、DVD使用時には第1分割面6と第3分割面8を通
過した光束が、情報記録面22にスポット光を形成す
る。第2分割面7を通過した光束は、情報記録面22で
はスポットの外側を通るフレアー光となる。スポット光
は対物レンズのNA0.6相当のスポットサイズを実現
する。CD使用時には、第1分割面6と第2分割面7を
通過した光束が、情報記録面22にスポット光を形成す
る。第3分割面8を通過した光束は、情報記録面22で
はスポット光の外側を通るフレアー光となる。スポット
光は対物レンズのNA0.45相当のスポットサイズを
実現する。上記フレアー光は、球面収差量の違いおよび
不連続光であり、メインスポット光から離れた位置を通
過し、スポット光には影響しない。
【0015】DVDの光源である第1半導体レーザ11
を集光光学系5の光軸上に配置しており、このためCD
の光源である第2半導体レーザ12は軸外への配置とな
る。従って、CD使用時には通常、対物レンズ1には光
束が斜め入射となる。そのため、第1分割面6及び第3
分割面8(本実施の形態では第1分割面と同一非球面形
状)を通る光束のDVD使用時の正弦条件不満足量SC
1を、 0.06≧SC1/f1≧0.002 ・・・(1) ただし f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズ1
の焦点距離 とすることで、軸上を利用するDVDでのスポット性能
と、軸外を利用するCDでのスポット性能(コマ収差)
の両立が可能となる。この正弦条件不満足量SC1は対
物レンズ1へ入射する光線の入射高によってそれぞれ異
なる値をとる。入射する高さが異なる光線すべてにおい
て上記範囲を満たすことが好ましいが、対物レンズ1へ
入射する光線のすべてが上記範囲を満足しなくてもよ
い。対物レンズ1へ入射する光線の多くが上限値を超え
るような正弦条件不満足量の設計とすると、軸上を利用
するDVD性能が悪化する。また、対物レンズ1へ入射
する光線の多くが下限値を下回ると、軸外を利用するC
Dのコマ収差の補正が出来ない。更に、対物レンズ1へ
平行光を入射させるようにすれば(m1=0)、対物レ
ンズ1のトラッキングにより発生するDVD使用時のコ
マ収差の影響を少なくすることが可能となる。
を集光光学系5の光軸上に配置しており、このためCD
の光源である第2半導体レーザ12は軸外への配置とな
る。従って、CD使用時には通常、対物レンズ1には光
束が斜め入射となる。そのため、第1分割面6及び第3
分割面8(本実施の形態では第1分割面と同一非球面形
状)を通る光束のDVD使用時の正弦条件不満足量SC
1を、 0.06≧SC1/f1≧0.002 ・・・(1) ただし f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズ1
の焦点距離 とすることで、軸上を利用するDVDでのスポット性能
と、軸外を利用するCDでのスポット性能(コマ収差)
の両立が可能となる。この正弦条件不満足量SC1は対
物レンズ1へ入射する光線の入射高によってそれぞれ異
なる値をとる。入射する高さが異なる光線すべてにおい
て上記範囲を満たすことが好ましいが、対物レンズ1へ
入射する光線のすべてが上記範囲を満足しなくてもよ
い。対物レンズ1へ入射する光線の多くが上限値を超え
るような正弦条件不満足量の設計とすると、軸上を利用
するDVD性能が悪化する。また、対物レンズ1へ入射
する光線の多くが下限値を下回ると、軸外を利用するC
Dのコマ収差の補正が出来ない。更に、対物レンズ1へ
平行光を入射させるようにすれば(m1=0)、対物レ
ンズ1のトラッキングにより発生するDVD使用時のコ
マ収差の影響を少なくすることが可能となる。
【0016】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態について、光ピックアップ装置10の概略構成図であ
る図5に基いて説明する。第1の実施の形態では、対物
レンズ1単体の横倍率が第1光ディスク使用時のm1
と、第2光ディスク使用時のm2とがm1=m2であっ
たが、本実施の形態においては、m2<m1としたもの
である。なお、第1の実施の形態と同一の機能・構成要
素を用いる場合には同じ符号を付し、断わらない限り既
に説明したものと同じとし、説明を省略する。本実施の
形態では、ビームスプリッタ9を介して、CD使用時に
は対物レンズ1に発散光が入射する。このため、中心光
は光軸と平行に入射するが、トラッキングなどで斜め入
射状態となったときにやはり像高が発生する。このと
き、 0.06≧SC1/f1≧0.002 ・・・(1) 0.06≧SC2/f2≧0 ・・・(2) ただし SC1:透明基板厚さt1での対物レンズの正
弦条件不満足量 f1 :透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 SC2:透明基板厚さt2での対物レンズの正弦条件不
満足量 f2 :透明基板厚さt2での対物レンズの焦点距離 を満足させることで、CDの像高を持った時のコマ収差
を補正することが可能となる。更に、対物レンズ1へ平
行光を入射させるようにすれば(m1=0)、対物レン
ズ1のトラッキングにより発生するDVD使用時のコマ
収差の影響を少なくすることが可能となる。
態について、光ピックアップ装置10の概略構成図であ
る図5に基いて説明する。第1の実施の形態では、対物
レンズ1単体の横倍率が第1光ディスク使用時のm1
と、第2光ディスク使用時のm2とがm1=m2であっ
たが、本実施の形態においては、m2<m1としたもの
である。なお、第1の実施の形態と同一の機能・構成要
素を用いる場合には同じ符号を付し、断わらない限り既
に説明したものと同じとし、説明を省略する。本実施の
形態では、ビームスプリッタ9を介して、CD使用時に
は対物レンズ1に発散光が入射する。このため、中心光
は光軸と平行に入射するが、トラッキングなどで斜め入
射状態となったときにやはり像高が発生する。このと
き、 0.06≧SC1/f1≧0.002 ・・・(1) 0.06≧SC2/f2≧0 ・・・(2) ただし SC1:透明基板厚さt1での対物レンズの正
弦条件不満足量 f1 :透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 SC2:透明基板厚さt2での対物レンズの正弦条件不
満足量 f2 :透明基板厚さt2での対物レンズの焦点距離 を満足させることで、CDの像高を持った時のコマ収差
を補正することが可能となる。更に、対物レンズ1へ平
行光を入射させるようにすれば(m1=0)、対物レン
ズ1のトラッキングにより発生するDVD使用時のコマ
収差の影響を少なくすることが可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (実施例1)本実施例は上述した第1の実施の形態の実
施例である。第1光ディスクとしてDVD(透明基板の
厚さt1=0.6mm)を用い第1半導体レーザの波長
λ1=650nmで記録/再生を行い、第2光ディスク
としてCD(透明基板の厚さt2=1.2mm)を用い
第2半導体レーザの波長λ2=780nmで記録/再生
を行う。添付の表1にレンズデータ、表2に非球面のデ
ータを示す。なお、表1においては、第1、2半導体レ
ーザの発光点を第0面として、光の進行方向に従って、
順に面番号iを附し、光ディスクの情報記録面までを示
す。ただし、半導体レーザのカバーガラスは省略する。
また、rは面の曲率半径を、d1は、第1半導体レーザ
での第i番目の面と第i+1番目の面までの面間隔を、
d2は、第2半導体レーザでの第i番目の面と第i+1
番目の面までの面間隔を、n1は第1半導体レーザの波
長での屈折率を、n2は第2半導体レーザの波長での屈
折率を示している。非球面の式は
施例である。第1光ディスクとしてDVD(透明基板の
厚さt1=0.6mm)を用い第1半導体レーザの波長
λ1=650nmで記録/再生を行い、第2光ディスク
としてCD(透明基板の厚さt2=1.2mm)を用い
第2半導体レーザの波長λ2=780nmで記録/再生
を行う。添付の表1にレンズデータ、表2に非球面のデ
ータを示す。なお、表1においては、第1、2半導体レ
ーザの発光点を第0面として、光の進行方向に従って、
順に面番号iを附し、光ディスクの情報記録面までを示
す。ただし、半導体レーザのカバーガラスは省略する。
また、rは面の曲率半径を、d1は、第1半導体レーザ
での第i番目の面と第i+1番目の面までの面間隔を、
d2は、第2半導体レーザでの第i番目の面と第i+1
番目の面までの面間隔を、n1は第1半導体レーザの波
長での屈折率を、n2は第2半導体レーザの波長での屈
折率を示している。非球面の式は
【数1】 に基くものとする。ただし、Xは光軸方向の軸、Hは光
軸と垂直の軸であり、光の進行方向を正とする。κは円
錐係数、Ajは非球面係数、Pjは非球面のべき数であ
る。
軸と垂直の軸であり、光の進行方向を正とする。κは円
錐係数、Ajは非球面係数、Pjは非球面のべき数であ
る。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】対物レンズ1のユニット13側の面には、
図2に示したように第1分割面6、第2分割面7、第3
分割面8が設けられている。そして、図3の球面収差図
に示したように、第1光ディスクを記録/再生する場合
には第1分割面6及び第3分割面8を通る光束が記録面
上でスポット形成に寄与し、第2光ディスクを記録/再
生する場合には第1分割面6及び第2分割面7を通る光
束が記録面上でスポット形成に寄与する。ここで、対物
レンズ1の第1光ディスクでの横倍率m1=0、対物レ
ンズ1の第2光ディスクでの横倍率m2=0、対物レン
ズの第1光ディスクにおける焦点距離 f1=3.36
mmである。また、第1光ディスクでの対物レンズの正
弦条件不満足量は、図3にもあるように第1分割面6を
通る光束及び第3分割面を通る光束においてほぼSC1
>0.01mmを満足している。すなわち0.06≧S
C1/f1≧0.002を満足する本実施例では図4に
もあるように第1光ディスクでの軸上性能と、第2光デ
ィスクのコマ収差の軸外性能を両立することが可能とな
る。図4において、波面収差は像高に対して示してある
が、第1光情報記録媒体においては対物レンズのNA
0.60領域、第2光情報記録媒体についてはNA0.
45領域以下の波面収差を表している。これは後出の図
7も同様である。
図2に示したように第1分割面6、第2分割面7、第3
分割面8が設けられている。そして、図3の球面収差図
に示したように、第1光ディスクを記録/再生する場合
には第1分割面6及び第3分割面8を通る光束が記録面
上でスポット形成に寄与し、第2光ディスクを記録/再
生する場合には第1分割面6及び第2分割面7を通る光
束が記録面上でスポット形成に寄与する。ここで、対物
レンズ1の第1光ディスクでの横倍率m1=0、対物レ
ンズ1の第2光ディスクでの横倍率m2=0、対物レン
ズの第1光ディスクにおける焦点距離 f1=3.36
mmである。また、第1光ディスクでの対物レンズの正
弦条件不満足量は、図3にもあるように第1分割面6を
通る光束及び第3分割面を通る光束においてほぼSC1
>0.01mmを満足している。すなわち0.06≧S
C1/f1≧0.002を満足する本実施例では図4に
もあるように第1光ディスクでの軸上性能と、第2光デ
ィスクのコマ収差の軸外性能を両立することが可能とな
る。図4において、波面収差は像高に対して示してある
が、第1光情報記録媒体においては対物レンズのNA
0.60領域、第2光情報記録媒体についてはNA0.
45領域以下の波面収差を表している。これは後出の図
7も同様である。
【0021】(実施例2)本実施例は上述した第2の実
施の形態の実施例である。第1光ディスクとしてDVD
(透明基板の厚さt1=0.6mm)を用い第1半導体
レーザの波長λ1=650nmで記録/再生を行い、第
2光ディスクとしてCD(透明基板の厚さt2=1.2
mm)を用い第2半導体レーザの波長λ2=780nm
で記録/再生を行う。表3にレンズデータ、表4に非球
面のデータを示す。対物レンズ1のコリメータレンズ2
側の面には、実施例1と同様、第1分割面6、第2分割
面7、第3分割面8が設けられている。そして、図6の
球面収差図に示したように、第1光ディスクを記録/再
生する場合には第1分割面6及び第3分割面8を通る光
束が記録面上でスポット形成に寄与し、第2光ディスク
を記録/再生する場合には第1分割面6及び第2分割面
7を通る光束が記録面上でスポット形成に寄与する。こ
こで、対物レンズ1の第1光ディスクでの横倍率m1=
0、対物レンズ1の第2光ディスクでの横倍率m2=−
1/34.6、対物レンズの第1光ディスクにおける焦
点距離 f1=3.36mmである。
施の形態の実施例である。第1光ディスクとしてDVD
(透明基板の厚さt1=0.6mm)を用い第1半導体
レーザの波長λ1=650nmで記録/再生を行い、第
2光ディスクとしてCD(透明基板の厚さt2=1.2
mm)を用い第2半導体レーザの波長λ2=780nm
で記録/再生を行う。表3にレンズデータ、表4に非球
面のデータを示す。対物レンズ1のコリメータレンズ2
側の面には、実施例1と同様、第1分割面6、第2分割
面7、第3分割面8が設けられている。そして、図6の
球面収差図に示したように、第1光ディスクを記録/再
生する場合には第1分割面6及び第3分割面8を通る光
束が記録面上でスポット形成に寄与し、第2光ディスク
を記録/再生する場合には第1分割面6及び第2分割面
7を通る光束が記録面上でスポット形成に寄与する。こ
こで、対物レンズ1の第1光ディスクでの横倍率m1=
0、対物レンズ1の第2光ディスクでの横倍率m2=−
1/34.6、対物レンズの第1光ディスクにおける焦
点距離 f1=3.36mmである。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】第1光ディスクでの対物レンズの正弦条件
不満足量は、図6より第1分割面6を通る光束及び第3
分割面を通る光束においてほぼSC1>0.01mmを
満足している。また、第2光ディスクでの対物レンズの
焦点距離f2=3.38mm、正弦条件不満足量は図6
より第1分割面6を通る光束の一部がSC2>0.00
3を満足している。すなわち0.06≧SC1/f1≧
0.002、及び0.06≧SC2/f2≧0を満足す
る本実施例では図7にもあるように第1光ディスクでの
軸上性能と、第2光ディスクのコマ収差の軸外性能を両
立することが可能となる。
不満足量は、図6より第1分割面6を通る光束及び第3
分割面を通る光束においてほぼSC1>0.01mmを
満足している。また、第2光ディスクでの対物レンズの
焦点距離f2=3.38mm、正弦条件不満足量は図6
より第1分割面6を通る光束の一部がSC2>0.00
3を満足している。すなわち0.06≧SC1/f1≧
0.002、及び0.06≧SC2/f2≧0を満足す
る本実施例では図7にもあるように第1光ディスクでの
軸上性能と、第2光ディスクのコマ収差の軸外性能を両
立することが可能となる。
【0025】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。DVDにおいてt1=0.6mm、λ1=650n
m、CDにおいてt2=1.2mm、λ2=780nm
として説明してきたが、これは光情報記録媒体の記録密
度から必要となるスポットサイズを満足するためであ
る。このスポットサイズから見ると、DVDに必要な対
物レンズのNAが約0.6であり、CDに必要な対物レ
ンズのNAが約0.45である。このため、本発明では
高NAのDVD使用時の正弦条件不満足量を基準に考慮
した。しかし近年、青色半導体レーザ、SHGレーザな
ど様々な波長の光源が実用化され、今後とも多くの新し
い光情報記録媒体が登場するものと思われる。この場合
には、光情報記録媒体の記録密度からスポットサイズが
決るが、t1<t2の場合においてλ1>λ2であり、
必要な対物レンズの開口数NA1<NA2となる構成も
考えられる。この構成においては、第2光ディスクの正
弦条件不満足量を基準として設計すればよく、このよう
な設計は上記から容易に遂行し得るので、詳細な説明は
省略した。
い。DVDにおいてt1=0.6mm、λ1=650n
m、CDにおいてt2=1.2mm、λ2=780nm
として説明してきたが、これは光情報記録媒体の記録密
度から必要となるスポットサイズを満足するためであ
る。このスポットサイズから見ると、DVDに必要な対
物レンズのNAが約0.6であり、CDに必要な対物レ
ンズのNAが約0.45である。このため、本発明では
高NAのDVD使用時の正弦条件不満足量を基準に考慮
した。しかし近年、青色半導体レーザ、SHGレーザな
ど様々な波長の光源が実用化され、今後とも多くの新し
い光情報記録媒体が登場するものと思われる。この場合
には、光情報記録媒体の記録密度からスポットサイズが
決るが、t1<t2の場合においてλ1>λ2であり、
必要な対物レンズの開口数NA1<NA2となる構成も
考えられる。この構成においては、第2光ディスクの正
弦条件不満足量を基準として設計すればよく、このよう
な設計は上記から容易に遂行し得るので、詳細な説明は
省略した。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、透明基
板厚の異なる光ディスクを記録/再生する光ピックアッ
プ装置において、本発明の対物レンズの収差図と従来例
の収差図との比較からも明らかなように、第1光ディス
クの軸上性能と第2光ディスクでの軸外性能とを両立さ
せた対物レンズ及び光ピックアップ装置を提供すること
が出来る。
板厚の異なる光ディスクを記録/再生する光ピックアッ
プ装置において、本発明の対物レンズの収差図と従来例
の収差図との比較からも明らかなように、第1光ディス
クの軸上性能と第2光ディスクでの軸外性能とを両立さ
せた対物レンズ及び光ピックアップ装置を提供すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップ装置の1実施形態の概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】本発明の光ピックアップ装置用の対物レンズの
実施形態の1例を示す概略構成図である。
実施形態の1例を示す概略構成図である。
【図3】上記対物レンズの1実施例の球面収差および正
弦条件を示す収差図である。
弦条件を示す収差図である。
【図4】上記対物レンズの波面収差図である。
【図5】本発明の光ピックアップ装置の他の実施形態の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図6】上記対物レンズの他の実施例の球面収差および
正弦条件を示す収差図である。
正弦条件を示す収差図である。
【図7】上記対物レンズの他の実施例の波面収差図であ
る。
る。
【図8】m1=m2で使用する光ピックアップ装置用対
物レンズの従来例における球面収差および正弦条件を示
す収差図である。
物レンズの従来例における球面収差および正弦条件を示
す収差図である。
【図9】m1=m2で使用する光ピックアップ装置用対
物レンズの従来例における波面収差図である。
物レンズの従来例における波面収差図である。
【図10】m1>m2で使用する光ピックアップ装置用
対物レンズの従来例における球面収差および正弦条件を
示す収差図である。
対物レンズの従来例における球面収差および正弦条件を
示す収差図である。
【図11】m1>m2で使用する光ピックアップ装置用
対物レンズの従来例における波面収差図である。
対物レンズの従来例における波面収差図である。
1 対物レンズ 2 コリメータレンズ 3
絞り 4 光軸 5 集光光学系 6
第1分割面 7 第2分割面 8 第3分割面 9
ビームスプリッタ 10 光ピックアップ装置 11 第
1半導体レーザ 12 第2半導体レーザ 13 ユ
ニット 20 光ディスク 21 透
明基板 22 情報記録面
絞り 4 光軸 5 集光光学系 6
第1分割面 7 第2分割面 8 第3分割面 9
ビームスプリッタ 10 光ピックアップ装置 11 第
1半導体レーザ 12 第2半導体レーザ 13 ユ
ニット 20 光ディスク 21 透
明基板 22 情報記録面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月12日(1999.2.1
2)
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 対物レンズ及び光ピックアップ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA13 LA21 NA03 PA02 PA17 PB02 QA02 QA07 QA14 QA21 QA34 QA41 RA00 RA05 RA12 RA13 RA32 RA41 RA42 5D119 AA41 BA01 CA16 DA01 DA05 EC04 EC45 EC47 FA05 FA08 JA44 JB01 JB05
Claims (11)
- 【請求項1】 光源から出射した光束を複数の屈折面か
らなる集光光学系で光情報記録媒体の透明基板を介して
情報記録面に集光させ、透明基板の厚さt1である第1
光情報記録媒体を記録/再生する波長λ1の第1光源
と、透明基板の厚さt2(t1<t2)である第2光情
報記録媒体を記録/再生する波長λ2である第2光源と
を有する光ピックアップ装置に使用される対物レンズに
おいて、 対物レンズ単体での横倍率が、第1光情報記録媒体を記
録/再生する時の横倍率をm1、及び第2光情報記録媒
体を記録/再生する時の横倍率をm2としたとき、m1
=m2であり、 対物レンズの少なくとも片面には、光軸と同心円状に複
数の分割面が構成されており、前記分割面の少なくとも
1つの分割面が、以下の条件を満足することを特徴とす
る対物レンズ。 0.06≧SC1/f1≧0.002 ただし、SC1: 透明基板厚さt1での対物レンズの
正弦条件不満足量 f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 - 【請求項2】 前記対物レンズ単体での横倍率m1が、
m1=0であることを特徴とする請求項1に記載の対物
レンズ。 - 【請求項3】 光源から出射した光束を複数の屈折面か
らなる集光光学系で光情報記録媒体の透明基板を介して
情報記録面に集光させ、透明基板の厚さt1である第1
光情報記録媒体を記録/再生する波長λ1の第1光源
と、透明基板の厚さt2(t1<t2)である第2光情
報記録媒体を記録/再生する波長λ2である第2光源と
を有する光ピックアップ装置において、 集光光学系の対物レンズ単体での横倍率が、第1光情報
記録媒体を記録/再生する時の横倍率をm1、第2光情
報記録媒体を記録/再生する時の横倍率をm2としたと
き、m1=m2であり、 対物レンズの少なくとも片面には、光軸と同心円状に複
数の分割面が構成されており、前記分割面の少なくとも
1つの分割面が、以下の条件を満足することを特徴とす
る光ピックアップ装置。 0.06≧SC1/f1≧0.002 ただし、SC1: 透明基板厚さt1での対物レンズの
正弦条件不満足量 f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 - 【請求項4】 前記第1光源と、前記第2光源とがユニ
ット化されたことを特徴とする請求項3に記載の光ピッ
クアップ装置。 - 【請求項5】 前記対物レンズ単体の横倍率m1が、m
1=0であることを特徴とする請求項3または4に記載
の光ピックアップ装置。 - 【請求項6】 光源から出射した光束を複数の屈折面か
らなる集光光学系で光情報記録媒体の透明基板を介して
情報記録面に集光させ、透明基板の厚さt1である第1
光情報記録媒体を記録/再生する波長λ1の第1光源
と、透明基板の厚さt2(t1<t2)である第2光情
報記録媒体を記録/再生する波長λ2である第2光源と
を有する光ピックアップ装置に使用される対物レンズに
おいて、 対物レンズ単体での横倍率が、第1光情報記録媒体を記
録/再生する時の横倍率をm1、第2光情報記録媒体を
記録/再生する時の横倍率をm2としたとき、m2<m
1であり、 対物レンズの少なくとも片面には、光軸と同心円状に複
数の分割面が構成されており、前記分割面の少なくとも
1つの分割面が、以下の条件を満足することを特徴とす
る対物レンズ。 0.06≧SC1/f1≧0.002 ただし、SC1: 透明基板厚さt1での対物レンズの
正弦条件不満足量 f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 - 【請求項7】 前記分割面の少なくとも1つの分割面
が、以下の条件を満足することを特徴とする請求項6に
記載の対物レンズ。 0.06≧SC2/f2≧0 ただし、SC2: 透明基板厚さt2での対物レンズの
正弦条件不満足量 f2 : 透明基板厚さt2での対物レンズの焦点距離 - 【請求項8】 前記対物レンズ単体の横倍率m1が、m
1=0であることを特徴とする請求項6または7に記載
の対物レンズ。 - 【請求項9】 光源から出射した光束を複数の屈折面か
らなる集光光学系で光情報記録媒体の透明基板を介して
情報記録面に集光させ、透明基板の厚さt1である第1
光情報記録媒体を記録/再生する波長λ1の第1光源
と、透明基板の厚さt2(t1<t2)である第2光情
報記録媒体を記録/再生する波長λ2である第2光源と
を有する光ピックアップ装置において、 対物レンズ単体での横倍率が、第1光情報記録媒体を記
録/再生する時の横倍率をm1、第2光情報記録媒体を
記録/再生する時の横倍率をm2としたとき、m2<m
1であり、 対物レンズの少なくとも片面には、光軸と同心円状に複
数の分割面が構成されており、前記分割面の少なくとも
1つの分割面が、以下の条件を満足することを特徴とす
る光ピックアップ装置。 0.06≧SC1/f1≧0.002 ただし、SC1: 透明基板厚さt1での対物レンズの
正弦条件不満足量 f1 : 透明基板厚さt1での対物レンズの焦点距離 - 【請求項10】 前記分割面の少なくとも1つの分割面
が、以下の条件を満足することを特徴とする請求項9に
記載の光ピックアップ装置。 0.06≧SC2/f2≧0 ただし、SC2: 透明基板厚さt2での対物レンズの
正弦条件不満足量 f2 : 透明基板厚さt2での対物レンズの焦点距離 - 【請求項11】 前記対物レンズ単体の横倍率m1が、
m1=0であることを特徴とする請求項9または10に
記載の光ピックアップ装置。
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-
2001
- 2001-06-22 US US09/886,007 patent/US6515808B2/en not_active Expired - Fee Related
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