JP2000249773A - 着座センサ - Google Patents
着座センサInfo
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- JP2000249773A JP2000249773A JP5257499A JP5257499A JP2000249773A JP 2000249773 A JP2000249773 A JP 2000249773A JP 5257499 A JP5257499 A JP 5257499A JP 5257499 A JP5257499 A JP 5257499A JP 2000249773 A JP2000249773 A JP 2000249773A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 環境温度変化による再現性への影響が小さく
且つ着座者の重量や姿勢が把握できる着座センサを提供
すること。 【解決手段】 座席に装着される着座センサにおいて、
電位差を設けた二つの電極D1, D2により可変静電容量部
C1を構成させてあり、座席に着座した人体の影響によっ
て変化する前記可変静電容量部C1の静電容量を電気信号
に変換することにより、座席に人が着座していることを
検出するようにしている。
且つ着座者の重量や姿勢が把握できる着座センサを提供
すること。 【解決手段】 座席に装着される着座センサにおいて、
電位差を設けた二つの電極D1, D2により可変静電容量部
C1を構成させてあり、座席に着座した人体の影響によっ
て変化する前記可変静電容量部C1の静電容量を電気信号
に変換することにより、座席に人が着座していることを
検出するようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、座席の座部や背
もたれに装着され、着座者の重量や姿勢を把握するため
のセンサ(この明細書では着座センサという)に関する
ものである。
もたれに装着され、着座者の重量や姿勢を把握するため
のセンサ(この明細書では着座センサという)に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】着座センサとしては、例えば、図17や図
18に示すようなものがあり、この着座センサは、同図に
示すように、感圧インク90により被覆された複数の電極
91を有する二枚の樹脂製のフィルム9,9を、前記電極
91, 91相互が対向する態様で配置して構成してある。
18に示すようなものがあり、この着座センサは、同図に
示すように、感圧インク90により被覆された複数の電極
91を有する二枚の樹脂製のフィルム9,9を、前記電極
91, 91相互が対向する態様で配置して構成してある。
【0003】この着座センサでは、重量が加わると、対
向する感圧インク90, 90相互間の接触抵抗が前記重量に
対応して変化することから、着座者の重量、重量の分布
や姿勢が検出が可能である。
向する感圧インク90, 90相互間の接触抵抗が前記重量に
対応して変化することから、着座者の重量、重量の分布
や姿勢が検出が可能である。
【0004】しかしながら、上記着座センサに使用され
ている感圧インク90は、環境温度変化により抵抗が大き
く変化することから、再現性にバラツキがあるという問
題がある。
ている感圧インク90は、環境温度変化により抵抗が大き
く変化することから、再現性にバラツキがあるという問
題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、環境温度変化による再現性への影響が小さく且つ着
座者の重量や姿勢が把握できる着座センサを提供するこ
とを課題とする。
は、環境温度変化による再現性への影響が小さく且つ着
座者の重量や姿勢が把握できる着座センサを提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(請求項1記載の発明)
この発明は、座席に装着される着座センサにおいて、電
位差を設けた二つの電極により可変静電容量部を構成さ
せてあり、座席に着座した人体の影響によって変化する
前記可変静電容量部の静電容量を電気信号に変換するこ
とにより、座席に人が着座していることを検出するよう
にしている。 (請求項2記載の発明)この発明は、座席に装着される
着座センサにおいて、共通電極と複数の独立する電極と
の間に電位差を設けて可変静電容量部を複数形成すると
共に前記可変静電容量部が座席の座部や背もたれ部の所
定位置で配置されるようにしてあり、座席に着座した人
体の影響によって変化する前記可変静電容量部の静電容
量を電気信号に変換することにより、着座者の重量や姿
勢が把握できるようにしてある。 (請求項3記載の発明)この発明は、請求項1又は2記
載の発明に関して、電極は、樹脂製のフィルムに印刷形
成されていると共に保護膜で被覆されている。 (請求項4記載の発明)この発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明に関して、電極上に直接又は保護
膜を介して弾性体を積層すると共に前記弾性体上に導電
体を積層してある。 (請求項5記載の発明)この発明は、座席に装着される
着座センサにおいて、電極に弾性体を介して導電体を対
向配置させると共に前記電極と導電体間に電位差を設け
て可変静電容量部を構成させ、座席に着座した人体の重
量によって電極と導電体が接近することにより変化する
前記可変静電容量部の静電容量を電気信号に変換し、こ
れにより座席に人が着座していることを検出するように
している。 (請求項6記載の発明)この発明は、請求項5記載の発
明に関して、電極を複数設けることにより可変静電容量
部を複数形成すると共に前記可変静電容量部が座席の座
部や背もたれ部の所定位置で配置されるようにしてあ
り、着座者の重量や姿勢が把握できるようにしてある。 (請求項7記載の発明)この発明は、請求項5又は6記
載の発明に関して、電極は、樹脂製のフィルムに印刷形
成されている。
この発明は、座席に装着される着座センサにおいて、電
位差を設けた二つの電極により可変静電容量部を構成さ
せてあり、座席に着座した人体の影響によって変化する
前記可変静電容量部の静電容量を電気信号に変換するこ
とにより、座席に人が着座していることを検出するよう
にしている。 (請求項2記載の発明)この発明は、座席に装着される
着座センサにおいて、共通電極と複数の独立する電極と
の間に電位差を設けて可変静電容量部を複数形成すると
共に前記可変静電容量部が座席の座部や背もたれ部の所
定位置で配置されるようにしてあり、座席に着座した人
体の影響によって変化する前記可変静電容量部の静電容
量を電気信号に変換することにより、着座者の重量や姿
勢が把握できるようにしてある。 (請求項3記載の発明)この発明は、請求項1又は2記
載の発明に関して、電極は、樹脂製のフィルムに印刷形
成されていると共に保護膜で被覆されている。 (請求項4記載の発明)この発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明に関して、電極上に直接又は保護
膜を介して弾性体を積層すると共に前記弾性体上に導電
体を積層してある。 (請求項5記載の発明)この発明は、座席に装着される
着座センサにおいて、電極に弾性体を介して導電体を対
向配置させると共に前記電極と導電体間に電位差を設け
て可変静電容量部を構成させ、座席に着座した人体の重
量によって電極と導電体が接近することにより変化する
前記可変静電容量部の静電容量を電気信号に変換し、こ
れにより座席に人が着座していることを検出するように
している。 (請求項6記載の発明)この発明は、請求項5記載の発
明に関して、電極を複数設けることにより可変静電容量
部を複数形成すると共に前記可変静電容量部が座席の座
部や背もたれ部の所定位置で配置されるようにしてあ
り、着座者の重量や姿勢が把握できるようにしてある。 (請求項7記載の発明)この発明は、請求項5又は6記
載の発明に関して、電極は、樹脂製のフィルムに印刷形
成されている。
【0007】なお、上記発明の着座センサについては、
以下の発明の実施の形態の欄で詳述する。
以下の発明の実施の形態の欄で詳述する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に従って説明する。〔着座センサの基本構造1,2,3〕 (1) 基本構造1 この着座センサSは、図1や図2に示すように、PET
フィルムのような絶縁性のフィルム1に、僅かな間隔を
設けて電極D1,D2(保護膜HMで被覆)を配置し、前記電
極D1,D2間に電圧を印加して可変静電容量部C1を形成さ
せている。この可変静電容量部C1の静電容量は周囲の誘
電率によって影響を受けることから、図3に示す如く電
極D1,D2間の近くに人体M又は物体が接近すると電極D
1,D2間付近の誘電率が変化し、その結果、可変静電容
量部C1の静電容量が変化する。
面に従って説明する。〔着座センサの基本構造1,2,3〕 (1) 基本構造1 この着座センサSは、図1や図2に示すように、PET
フィルムのような絶縁性のフィルム1に、僅かな間隔を
設けて電極D1,D2(保護膜HMで被覆)を配置し、前記電
極D1,D2間に電圧を印加して可変静電容量部C1を形成さ
せている。この可変静電容量部C1の静電容量は周囲の誘
電率によって影響を受けることから、図3に示す如く電
極D1,D2間の近くに人体M又は物体が接近すると電極D
1,D2間付近の誘電率が変化し、その結果、可変静電容
量部C1の静電容量が変化する。
【0009】ここで、上記着座センサSは、電極D1,D2
が対向する長さが大きければ大きい程可変静電容量部C1
の静電容量も大きくなり、周囲の誘電率の変化による可
変静電容量部C1の静電容量の変化も大きくなる。したが
って、図4に示すように、電極D1,D2の対向する距離を
長くすれば、着座センサSの高感度化を図ることができ
る。 (2) 基本構造2 上記基本構造1では、電極D1,D2間の周囲の物体の違い
による誘電率の影響を受けるが、用途によっては物体の
材質的な違いの影響を受けずに物体の検出をした方が好
ましい場合がある。
が対向する長さが大きければ大きい程可変静電容量部C1
の静電容量も大きくなり、周囲の誘電率の変化による可
変静電容量部C1の静電容量の変化も大きくなる。したが
って、図4に示すように、電極D1,D2の対向する距離を
長くすれば、着座センサSの高感度化を図ることができ
る。 (2) 基本構造2 上記基本構造1では、電極D1,D2間の周囲の物体の違い
による誘電率の影響を受けるが、用途によっては物体の
材質的な違いの影響を受けずに物体の検出をした方が好
ましい場合がある。
【0010】このような場合、図5に示すように、(1)
で示した着座センサSに弾性を有するクッション材EBを
重ね、更に静電シールドの機能を有する金属や導電性ゴ
ム製の導電体DTを重ねるようにすればよい。すると電極
D1,D2間の可変静電容量部C1の静電容量は主にクッショ
ン材EBの誘電率の影響を受けることになる。 (3) 基本構造3 図6は、検出原理3を示した着座センサSを変形させた
例であり、構造的には図5から電極D2を除き、導電体DT
をGND(0V)に接地したものである。つまり、この
着座センサSでは、電極D1と導電体DTとにより可変静電
容量部C2を形成させている。
で示した着座センサSに弾性を有するクッション材EBを
重ね、更に静電シールドの機能を有する金属や導電性ゴ
ム製の導電体DTを重ねるようにすればよい。すると電極
D1,D2間の可変静電容量部C1の静電容量は主にクッショ
ン材EBの誘電率の影響を受けることになる。 (3) 基本構造3 図6は、検出原理3を示した着座センサSを変形させた
例であり、構造的には図5から電極D2を除き、導電体DT
をGND(0V)に接地したものである。つまり、この
着座センサSでは、電極D1と導電体DTとにより可変静電
容量部C2を形成させている。
【0011】この着座センサでは、可変静電容量部C2の
静電容量は導電体DTにより静電シールドされているか
ら、導電体DTと人体M(物体)との間の物質の誘電率の
影響を受けず、ほぼクッション材EBの誘電率の大きさ
と、電極D1の面積と、クッション材EBと電極D1相互間の
距離により決定される。
静電容量は導電体DTにより静電シールドされているか
ら、導電体DTと人体M(物体)との間の物質の誘電率の
影響を受けず、ほぼクッション材EBの誘電率の大きさ
と、電極D1の面積と、クッション材EBと電極D1相互間の
距離により決定される。
【0012】いま、人間が体重等の力により導電体DTが
押されると、導電体DTと電極D1相互間距離が小さくなり
可変静電容量部C2の静電容量は大きくなる。 (4) 以上基本構造1,2,3を用い、図7に示すよう
にC/V変換(静電容量/電圧変換)を行えば、自動車
等の乗員に関する重量の情報を電気信号として検出でき
る。
押されると、導電体DTと電極D1相互間距離が小さくなり
可変静電容量部C2の静電容量は大きくなる。 (4) 以上基本構造1,2,3を用い、図7に示すよう
にC/V変換(静電容量/電圧変換)を行えば、自動車
等の乗員に関する重量の情報を電気信号として検出でき
る。
【0013】なお、図8や図9に示すように、二つの可
変静電容量部C1, C2の静電容量、又は可変静電容量C1と
固定静電容量部CFの静電容量を比較し、その差を適当な
電気信号に変換するものとしてもよい。
変静電容量部C1, C2の静電容量、又は可変静電容量C1と
固定静電容量部CFの静電容量を比較し、その差を適当な
電気信号に変換するものとしてもよい。
【0014】また、図7〜図9に示したC/V変換(静
電容量/電圧変換)する回路を、C/F変換(静電容量
/周波数変換)又はC/I変換(静電容量/電流変換)
する回路としてもよい。〔自動車乗員の重量検出システム〕 (5) 図10は基本構造1,2を用いた着座センサSを自
動車用座席STの座部ST1及び背もたれ部ST2に装着した
例を示しており、図11は前記着座センサSを示してい
る。
電容量/電圧変換)する回路を、C/F変換(静電容量
/周波数変換)又はC/I変換(静電容量/電流変換)
する回路としてもよい。〔自動車乗員の重量検出システム〕 (5) 図10は基本構造1,2を用いた着座センサSを自
動車用座席STの座部ST1及び背もたれ部ST2に装着した
例を示しており、図11は前記着座センサSを示してい
る。
【0015】着座センサSは、図11に示すように、PE
Tフィルムのような絶縁フィルム1に、90度間隔で配
置された電極D1, D2, D3, D4及び共通電極Dを印刷形成
してあり、前記電極D1, D2, D3, D4に電圧をかけると共
に共通電極Dを接地して、可変静電容量部C1, C2, C3,
C4(C11, C12, C13, C14)を形成してある。なお、可変
静電容量部C1, C2, C3, C4(C11, C12, C13, C14)の静
電容量は、図7〜図9に示した回路により電圧、周波
数、又は電流(これらを電気信号という)に変換される
ようにしてある。
Tフィルムのような絶縁フィルム1に、90度間隔で配
置された電極D1, D2, D3, D4及び共通電極Dを印刷形成
してあり、前記電極D1, D2, D3, D4に電圧をかけると共
に共通電極Dを接地して、可変静電容量部C1, C2, C3,
C4(C11, C12, C13, C14)を形成してある。なお、可変
静電容量部C1, C2, C3, C4(C11, C12, C13, C14)の静
電容量は、図7〜図9に示した回路により電圧、周波
数、又は電流(これらを電気信号という)に変換される
ようにしてある。
【0016】ここで、可変静電容量部C1の静電容量と対
応する電気信号が、可変静電容量部C2の静電容量と対応
する電気信号より大きければ乗員は可変静電容量部C1よ
りに座っていることが判る。また、可変静電容量C1, C
2, C3, C4の静電容量と対応する電気信号に変化があり
且つ可変静電容量部C11, C12, C13, C14の静電容量と対
応する電気信号のいずれかに変化があれば乗員は背もた
れ部ST2に接した状態で座っていることが判る。 (6) 図12、図13は上記した基本構造1,2の構造を用
いた着座センサSを自動車用座席STの座部ST1及び背も
たれ部ST2に装着した例を示している。
応する電気信号が、可変静電容量部C2の静電容量と対応
する電気信号より大きければ乗員は可変静電容量部C1よ
りに座っていることが判る。また、可変静電容量C1, C
2, C3, C4の静電容量と対応する電気信号に変化があり
且つ可変静電容量部C11, C12, C13, C14の静電容量と対
応する電気信号のいずれかに変化があれば乗員は背もた
れ部ST2に接した状態で座っていることが判る。 (6) 図12、図13は上記した基本構造1,2の構造を用
いた着座センサSを自動車用座席STの座部ST1及び背も
たれ部ST2に装着した例を示している。
【0017】図12に示した着座センサSは、絶縁フィル
ム1に、電極DX1・・・DXn, DY1・・・DYn及び共通
電極Dを印刷形成してあり、前記電極DX1・・・DXn,
DY1・・・DYnに電圧をかけると共に共通電極Dを接地
して、2×n個の可変静電容量部が一列に配置されるよ
うに形成してある。
ム1に、電極DX1・・・DXn, DY1・・・DYn及び共通
電極Dを印刷形成してあり、前記電極DX1・・・DXn,
DY1・・・DYnに電圧をかけると共に共通電極Dを接地
して、2×n個の可変静電容量部が一列に配置されるよ
うに形成してある。
【0018】図13に示した着座センサSは、絶縁フィル
ム1に、電極DX11・・・DX1n/電極DX21・・・DX2n/電
極DY11・・・DY1n/電極DY21・・・DY2n及び共通電極D
を印刷形成してあり、前記電極DX11・・・DX1n/電極DX
21・・・DX2n/電極DY11・・・DY1n/電極DY21・・・DY
2nに電圧をかけると共に共通電極Dを接地して、2×n
個の可変静電容量部が左右二列に配置されるように形成
してある。したがって、乗員の重量が座部ST1及び背も
たれ部ST2においてどれだけの割合で左右にかかってい
るかが判る。つまり、乗員の重量や姿勢が把握できる。 (7) 図14は、上記した基本構造3の構造(図6に示
す)を用いた着座センサSを、自動車用座席STの座部ST
1及び背もたれ部ST2に装着した例を示している。
ム1に、電極DX11・・・DX1n/電極DX21・・・DX2n/電
極DY11・・・DY1n/電極DY21・・・DY2n及び共通電極D
を印刷形成してあり、前記電極DX11・・・DX1n/電極DX
21・・・DX2n/電極DY11・・・DY1n/電極DY21・・・DY
2nに電圧をかけると共に共通電極Dを接地して、2×n
個の可変静電容量部が左右二列に配置されるように形成
してある。したがって、乗員の重量が座部ST1及び背も
たれ部ST2においてどれだけの割合で左右にかかってい
るかが判る。つまり、乗員の重量や姿勢が把握できる。 (7) 図14は、上記した基本構造3の構造(図6に示
す)を用いた着座センサSを、自動車用座席STの座部ST
1及び背もたれ部ST2に装着した例を示している。
【0019】この着座センサSは基本的には基本構造3
の構成を採用してあるが、座部ST1に多数の電極DX1・
・・DXnを、背もたれ部ST2に多数の電極DY1・・・DY
nを、それぞれ配列したものとしてある。したがって、
この着座センサSでは、導電体DTと電極DX1・・・DXn
/電極DY1・・・DYnとにより座部ST1及び背もたれ部
ST2にそれぞれn個という多数の可変静電容量が形成さ
れ、乗員の姿勢等を把握できる。
の構成を採用してあるが、座部ST1に多数の電極DX1・
・・DXnを、背もたれ部ST2に多数の電極DY1・・・DY
nを、それぞれ配列したものとしてある。したがって、
この着座センサSでは、導電体DTと電極DX1・・・DXn
/電極DY1・・・DYnとにより座部ST1及び背もたれ部
ST2にそれぞれn個という多数の可変静電容量が形成さ
れ、乗員の姿勢等を把握できる。
【0020】なお、図15に示した着座センサSは、図14
に示した電極DX1・・・DXn/電極DY1・・・DYnを左
右に区分して電極DX11・・・DX1n/電極DX21・・・DX2n
/電極DY11・・・DY1n/電極DY21・・・DY2nを形成し、
乗員の重量が座部ST1及び背もたれ部ST2においてどれ
だけの割合で左右にかかっているかが判るようにしたも
のである。 (8) 次に、上述した全ての可変静電容量部(符号をC
とする)の静電容量の変化を電圧出力の変化に変換する
基本回路を、図16に示す。図16中、符号R1, R2,R3は固
定抵抗、符号IC1はEX−ORロジックIC、符号CF
は固定コンデンサであり、抵抗R3と固定コンデンサCFに
よりローパスフィルタが構成されている。出力は必要に
応じて増幅し、マイコン等に入力して演算を加えれば、
目的に応じた信号を出力することができる。 (9) 上記した全ての着座センサは、先行技術のような
環境温度変化により抵抗が大きく変化する材料は使用さ
れていないから、再現性に大きなバラツキが無いことは
明らかである。
に示した電極DX1・・・DXn/電極DY1・・・DYnを左
右に区分して電極DX11・・・DX1n/電極DX21・・・DX2n
/電極DY11・・・DY1n/電極DY21・・・DY2nを形成し、
乗員の重量が座部ST1及び背もたれ部ST2においてどれ
だけの割合で左右にかかっているかが判るようにしたも
のである。 (8) 次に、上述した全ての可変静電容量部(符号をC
とする)の静電容量の変化を電圧出力の変化に変換する
基本回路を、図16に示す。図16中、符号R1, R2,R3は固
定抵抗、符号IC1はEX−ORロジックIC、符号CF
は固定コンデンサであり、抵抗R3と固定コンデンサCFに
よりローパスフィルタが構成されている。出力は必要に
応じて増幅し、マイコン等に入力して演算を加えれば、
目的に応じた信号を出力することができる。 (9) 上記した全ての着座センサは、先行技術のような
環境温度変化により抵抗が大きく変化する材料は使用さ
れていないから、再現性に大きなバラツキが無いことは
明らかである。
【0021】
【発明の効果】この発明は上記構成を有するものである
から以下の効果を奏する。
から以下の効果を奏する。
【0022】発明の実施の形態段の欄の説明から明らか
なように、環境温度変化による再現性への影響が小さく
且つ着座者の重量や姿勢が把握できる着座センサを提供
できた。
なように、環境温度変化による再現性への影響が小さく
且つ着座者の重量や姿勢が把握できる着座センサを提供
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本構造1の着座センサの平面図。
【図2】この発明の基本構造1の着座センサの断面図。
【図3】前記基本構造1の着座センサに人体が近接した
状態を示す断面図。
状態を示す断面図。
【図4】前記基本構造1の変形例を示す平面図。
【図5】この発明の基本構造2の着座センサの断面図。
【図6】この発明の基本構造3の着座センサの断面図。
【図7】この発明の着座センサに使用される静電容量/
電圧の変換回路図。
電圧の変換回路図。
【図8】この発明の着座センサに使用される静電容量/
電圧の変換回路図。
電圧の変換回路図。
【図9】この発明の着座センサに使用される静電容量/
電圧の変換回路図。
電圧の変換回路図。
【図10】この発明の基本構造1,2を利用した着座セン
サを座席に組み込んだ状態を示す斜視図。
サを座席に組み込んだ状態を示す斜視図。
【図11】図10に示された座席に組み込まれた着座センサ
の平面図。
の平面図。
【図12】この発明の基本構造1,2を利用した他の形態
の着座センサの平面図。
の着座センサの平面図。
【図13】この発明の基本構造1,2を利用した他の形態
の着座センサの平面図。
の着座センサの平面図。
【図14】この発明の基本構造3を利用した着座センサを
座席に組み込んだ状態を示す斜視図。
座席に組み込んだ状態を示す斜視図。
【図15】この発明の基本構造3を利用した他の形態の着
座センサを座席に組み込んだ状態を示す斜視図。
座センサを座席に組み込んだ状態を示す斜視図。
【図16】この発明の着座センサに使用される静電容量/
電圧の変換回路の具体例を示す図。
電圧の変換回路の具体例を示す図。
【図17】先行技術の着座センサの平面図。
【図18】先行技術の着座センサの断面図。
ST 座席 ST1 座部 ST2 背もたれ部 D 共通電極 D1 電極 D2 電極 DT 導電体 C1 可変静電容量部 C2 可変静電容量部 HM 保護膜 EB 弾性体 1 フィルム
フロントページの続き (72)発明者 岡田 和廣 埼玉県大宮市桜木町4−244−1 都築ビ ル4階 Fターム(参考) 2F063 AA25 AA37 AA49 AA50 BA29 BA30 CA40 DA02 DD07 HA02 HA04 HA10 HA14 HA18
Claims (7)
- 【請求項1】 座席に装着される着座センサにおいて、
電位差を設けた二つの電極により可変静電容量部を構成
させてあり、座席に着座した人体の影響によって変化す
る前記可変静電容量部の静電容量を電気信号に変換する
ことにより、座席に人が着座していることを検出するよ
うにしたことを特徴とする着座センサ。 - 【請求項2】 座席に装着される着座センサにおいて、
共通電極と複数の独立する電極との間に電位差を設けて
可変静電容量部を複数形成すると共に前記可変静電容量
部が座席の座部や背もたれ部の所定位置で配置されるよ
うにしてあり、座席に着座した人体の影響によって変化
する前記可変静電容量部の静電容量を電気信号に変換す
ることにより、着座者の重量や姿勢が把握できるように
してあることを特徴とする着座センサ。 - 【請求項3】 電極は、樹脂製のフィルムに印刷形成さ
れていると共に保護膜で被覆されていることを特徴とす
る請求項1又は2記載の着座センサ。 - 【請求項4】 電極上に直接又は保護膜を介して弾性体
を積層すると共に前記弾性体上に導電体を積層してある
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の着
座センサ。 - 【請求項5】 座席に装着される着座センサにおいて、
電極に弾性体を介して導電体を対向配置させると共に前
記電極と導電体間に電位差を設けて可変静電容量部を構
成させ、座席に着座した人体の重量によって電極と導電
体が接近することにより変化する前記可変静電容量部の
静電容量を電気信号に変換し、これにより座席に人が着
座していることを検出するようにしたことを特徴とする
着座センサ。 - 【請求項6】 電極を複数設けることにより可変静電容
量部を複数形成すると共に前記可変静電容量部が座席の
座部や背もたれ部の所定位置で配置されるようにしてあ
り、着座者の重量や姿勢が把握できるようにしてあるこ
とを特徴とする請求項5記載の着座センサ。 - 【請求項7】 電極は、樹脂製のフィルムに印刷形成さ
れていることを特徴とする請求項5又は6記載の着座セ
ンサ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP5257499A JP2000249773A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 着座センサ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP5257499A JP2000249773A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 着座センサ |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=12918591
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