JP2000240512A - キャブレータのスロットル・チョーク制御機構 - Google Patents
キャブレータのスロットル・チョーク制御機構Info
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- JP2000240512A JP2000240512A JP2000033328A JP2000033328A JP2000240512A JP 2000240512 A JP2000240512 A JP 2000240512A JP 2000033328 A JP2000033328 A JP 2000033328A JP 2000033328 A JP2000033328 A JP 2000033328A JP 2000240512 A JP2000240512 A JP 2000240512A
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- JP
- Japan
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- choke
- lever
- valve
- throttle
- latch
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M1/00—Carburettors with means for facilitating engine's starting or its idling below operational temperatures
- F02M1/02—Carburettors with means for facilitating engine's starting or its idling below operational temperatures the means to facilitate starting or idling being chokes for enriching fuel-air mixture
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M17/00—Carburettors having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of preceding main groups F02M1/00 - F02M15/00
- F02M17/02—Floatless carburettors
- F02M17/04—Floatless carburettors having fuel inlet valve controlled by diaphragm
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アイドリング自動設定機能を有するチョーク
・スロットル機構において、チョーク弁板を確実に閉位
置にする。 【解決手段】 チョークシャフトに固定されたチョーク
レバーと、スロットル弁をスプリングの偏倚に抗して閉
位置から開位置に回転するスロットルレバーと、前記チ
ョークシャフトに軸支されたアイドリングラッチレバー
とを具備する。前記スロットルレバーの自由端と前記ア
イドリングラッチレバーの自由端にトグルとして係合可
能な開放可能なラッチが設けられる。前記チョークシャ
フトとチョーク板弁の少なくとも一つが弾力性を有し
て、前記二つのラッチ係合する自由端の空動き及び乗り
越え動作を可能にする。
・スロットル機構において、チョーク弁板を確実に閉位
置にする。 【解決手段】 チョークシャフトに固定されたチョーク
レバーと、スロットル弁をスプリングの偏倚に抗して閉
位置から開位置に回転するスロットルレバーと、前記チ
ョークシャフトに軸支されたアイドリングラッチレバー
とを具備する。前記スロットルレバーの自由端と前記ア
イドリングラッチレバーの自由端にトグルとして係合可
能な開放可能なラッチが設けられる。前記チョークシャ
フトとチョーク板弁の少なくとも一つが弾力性を有し
て、前記二つのラッチ係合する自由端の空動き及び乗り
越え動作を可能にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃エンジン用キ
ャブレータのスロットル・チョーク制御機構に関し、よ
り詳しくは、チョーク弁全閉時にスロットル弁を少し開
いた位置に自動的に位置づける、チョーク・スロットル
冷始動設定ラッチ機構を組み込んだその制御機構に関す
る。
ャブレータのスロットル・チョーク制御機構に関し、よ
り詳しくは、チョーク弁全閉時にスロットル弁を少し開
いた位置に自動的に位置づける、チョーク・スロットル
冷始動設定ラッチ機構を組み込んだその制御機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】発明の背景 チェーンソー、草刈機(ホイップ式)、芝刈機、庭用ト
ラクター、他の小型の芝・庭・森林用携帯型機器に使用
される、小排気量ガソリン燃料エンジンに使用されるよ
うに設計された小型キャブレータでは、チョーク・スロ
ットルの手動制御が一般的には用いられ、そのエンジン
始動のために、手動クランキングがしばしば採用されて
いる。1970年代末以前は、その様なチョーク・スロ
ットル制御を備えたチェーンソーは大抵の場合、基本的
な始動シークエンスを有していたが、改善の余地が多々
あった。最初、そのチョーク弁はその始動位置で全閉で
あり、それから始動ロープが引かれて、エンジンが点火
していた。その閉チョーク弁は、過濃度の空気・燃料混
合気により、しばしば通常エンジンを最初の点火で失速
させた。これは一般的には空始動と言われている。この
時、チョーク弁は開けられて、それから始動ロープが再
び引かれて、やっとエンジンが運転し始める。
ラクター、他の小型の芝・庭・森林用携帯型機器に使用
される、小排気量ガソリン燃料エンジンに使用されるよ
うに設計された小型キャブレータでは、チョーク・スロ
ットルの手動制御が一般的には用いられ、そのエンジン
始動のために、手動クランキングがしばしば採用されて
いる。1970年代末以前は、その様なチョーク・スロ
ットル制御を備えたチェーンソーは大抵の場合、基本的
な始動シークエンスを有していたが、改善の余地が多々
あった。最初、そのチョーク弁はその始動位置で全閉で
あり、それから始動ロープが引かれて、エンジンが点火
していた。その閉チョーク弁は、過濃度の空気・燃料混
合気により、しばしば通常エンジンを最初の点火で失速
させた。これは一般的には空始動と言われている。この
時、チョーク弁は開けられて、それから始動ロープが再
び引かれて、やっとエンジンが運転し始める。
【0003】この始動順序は、後で改良されて、チェー
ンソーに別の始動制御が加えられて、それによって、ス
ロットル弁が、高速アイドリング用位置として知られる
一部開位置に保持されるようになった。これにより、ス
ロットル弁を通る増加した空気流量により空始動は一般
的には避けられた。
ンソーに別の始動制御が加えられて、それによって、ス
ロットル弁が、高速アイドリング用位置として知られる
一部開位置に保持されるようになった。これにより、ス
ロットル弁を通る増加した空気流量により空始動は一般
的には避けられた。
【0004】この三つの別の手動制御、即ち、スロット
ル制御、チョーク制御、高速アイドリング始動制御を不
要にするために、1978年10月31発行のジョハン
スソン(Johansson) による米国特許第4,123,4
80号(ここでは、参考資料として引用する)は、改良
したチェーンソーエンジン制御機構を開示していて、そ
の機構では操作者が単一の始動制御操作をするだけで良
い。即ち、スロットルを高速アイドリング状態にセット
するために、チョークシャフト制御レバーに連結された
チョーク弁を操作してすれば良い。
ル制御、チョーク制御、高速アイドリング始動制御を不
要にするために、1978年10月31発行のジョハン
スソン(Johansson) による米国特許第4,123,4
80号(ここでは、参考資料として引用する)は、改良
したチェーンソーエンジン制御機構を開示していて、そ
の機構では操作者が単一の始動制御操作をするだけで良
い。即ち、スロットルを高速アイドリング状態にセット
するために、チョークシャフト制御レバーに連結された
チョーク弁を操作してすれば良い。
【0005】この米国特許’480号特許の構成におけ
る一つの問題点は、この高速アイドリングラッチ始動シ
ステムを設定すると、量産された時に、チョーク弁が完
全におよび/または安定して閉じることに、実用上の欠
陥が発生することである。この特別な問題は、操作者が
チョーク制御を指示された始動位置に合わせても、チョ
ーク弁が時々完全には閉まらないことによることが分か
っている。更に、この問題は、高速アイドリングラッチ
機構に組み込むための部品における通常製作誤差の累積
によることが分かってきた。
る一つの問題点は、この高速アイドリングラッチ始動シ
ステムを設定すると、量産された時に、チョーク弁が完
全におよび/または安定して閉じることに、実用上の欠
陥が発生することである。この特別な問題は、操作者が
チョーク制御を指示された始動位置に合わせても、チョ
ーク弁が時々完全には閉まらないことによることが分か
っている。更に、この問題は、高速アイドリングラッチ
機構に組み込むための部品における通常製作誤差の累積
によることが分かってきた。
【0006】通常製作用機械の精度を考慮して、許容で
きる製作コストレベルで、最小寸法範囲リミット又は許
容誤差を設定するために、そのような製作誤差は無論必
要である。これは、チェーンソー、芝刈機、伐採機、草
刈機等のエンジン用キャブレータの製造において、特に
問題となる。そのような消費者向け製品は低小売価格に
より、著しく低い製作コストが要求されるからである。
この問題は、そのような小型エンジンキャブレータの小
型サイズのために、そのキャブレータ機構に組み込まれ
るチョーク・スロットル部品が対応して小さい寸法とな
るために複雑になる。これらの要素により、その機構の
作動用に組み込まれる小さい部品について不可避な製作
寸法のばらつきを減らす必要があるので、製作許容誤差
の減少すること特に困難になる。
きる製作コストレベルで、最小寸法範囲リミット又は許
容誤差を設定するために、そのような製作誤差は無論必
要である。これは、チェーンソー、芝刈機、伐採機、草
刈機等のエンジン用キャブレータの製造において、特に
問題となる。そのような消費者向け製品は低小売価格に
より、著しく低い製作コストが要求されるからである。
この問題は、そのような小型エンジンキャブレータの小
型サイズのために、そのキャブレータ機構に組み込まれ
るチョーク・スロットル部品が対応して小さい寸法とな
るために複雑になる。これらの要素により、その機構の
作動用に組み込まれる小さい部品について不可避な製作
寸法のばらつきを減らす必要があるので、製作許容誤差
の減少すること特に困難になる。
【0007】それ故、その米国特許’480号特許の配
置における高速アイドリング始動システムの動作におい
て、チョーク弁が不完全および/または不安定閉鎖の場
合には、そのラッチ機構における全ての部品の誤差(累
積誤差)が一方に偏ると、チョーク弁を全閉位置に到達
できなくすることが判明した。これは、エンジン始動を
妨げ、または、少なくとも妨害する。一方、この部品の
誤差が他方側に偏ると、高速アイドリングレバーがスロ
ットルレバーと均一に係合しないで、それにより、ラッ
チ係合しない。この結果、チョーク・スロットル高速ア
イドリングシステム全体の機能が損なわれる。
置における高速アイドリング始動システムの動作におい
て、チョーク弁が不完全および/または不安定閉鎖の場
合には、そのラッチ機構における全ての部品の誤差(累
積誤差)が一方に偏ると、チョーク弁を全閉位置に到達
できなくすることが判明した。これは、エンジン始動を
妨げ、または、少なくとも妨害する。一方、この部品の
誤差が他方側に偏ると、高速アイドリングレバーがスロ
ットルレバーと均一に係合しないで、それにより、ラッ
チ係合しない。この結果、チョーク・スロットル高速ア
イドリングシステム全体の機能が損なわれる。
【0008】スロットル弁の自動高速アイドリング設定
という問題を解決する別の従来技術が、1993年4月
6日発行のヘルムル(Hermle)の米国特許第5,20
0,118号に開示されていて、この特許は、この出願
の譲受け人である、ミシガン州カスシティにあるウォル
ブロ社の所有であり、自動的に解放される高速アイドリ
ングスロットルラッチシステムを開示している。
という問題を解決する別の従来技術が、1993年4月
6日発行のヘルムル(Hermle)の米国特許第5,20
0,118号に開示されていて、この特許は、この出願
の譲受け人である、ミシガン州カスシティにあるウォル
ブロ社の所有であり、自動的に解放される高速アイドリ
ングスロットルラッチシステムを開示している。
【0009】しかし、前述の先行技術は前述の問題を指
向していないし、また、前記米国特許第’480号にお
いて高速アイドリング機構が量産体制で製作されたとき
に、高速アイドリング機構の係合時に、チョークが全閉
位置に到達することを保証する解決策を提供していな
い。それ故、その米国特許第’480号システムを使用
している幾つかの主たるキャブレータメーカーによりキ
ャブレータが供給されて、前記米国特許第’480号シ
ステムが広く使用されているにもかかわらず、不確実な
始動または最悪の場合は始動しないという問題が長年に
渡って拡大しつづけている
向していないし、また、前記米国特許第’480号にお
いて高速アイドリング機構が量産体制で製作されたとき
に、高速アイドリング機構の係合時に、チョークが全閉
位置に到達することを保証する解決策を提供していな
い。それ故、その米国特許第’480号システムを使用
している幾つかの主たるキャブレータメーカーによりキ
ャブレータが供給されて、前記米国特許第’480号シ
ステムが広く使用されているにもかかわらず、不確実な
始動または最悪の場合は始動しないという問題が長年に
渡って拡大しつづけている
【0010】発明の目的 それ故、本発明の目的の一つは、改良したキャブレータ
チョーク及びスロットル機構を提供することであり、そ
の機構は自動スロットル高速アイドリング設定機能を有
して、ヘルムル(Hermle)の米国特許第5,200,1
18号における別のシステムに比較して、前述のジョハ
ンスソンの米国特許第4,123,480号システムの
優位性を得ることができる。また、同時に、その前記米
国特許第’480号のシステムを使用したキャブレータ
を量産した時に起こる前述の問題を克服して、その部品
が寸法誤差の現実的範囲で作られた時に、それでもその
高速アイドリングレバーは、スロットルレバーに適切に
係合して、チョーク弁板が全閉位置に動いてそこに留ま
り、それによって、前述の不確実な始動または最悪の場
合の非始動状態を無くす。
チョーク及びスロットル機構を提供することであり、そ
の機構は自動スロットル高速アイドリング設定機能を有
して、ヘルムル(Hermle)の米国特許第5,200,1
18号における別のシステムに比較して、前述のジョハ
ンスソンの米国特許第4,123,480号システムの
優位性を得ることができる。また、同時に、その前記米
国特許第’480号のシステムを使用したキャブレータ
を量産した時に起こる前述の問題を克服して、その部品
が寸法誤差の現実的範囲で作られた時に、それでもその
高速アイドリングレバーは、スロットルレバーに適切に
係合して、チョーク弁板が全閉位置に動いてそこに留ま
り、それによって、前述の不確実な始動または最悪の場
合の非始動状態を無くす。
【0011】本発明のもう一つの目的は、前述の特徴を
持つ改良したキャブレータチョーク及びスロットル自動
高速アイドリング機構を提供することであり、その機構
は、部品の取り替えをできるだけ少なくして、改良した
チョークシャフトとチョーク弁板の組立体を有して、前
述の問題を解決する。その取り替えられた部品は前のも
のよりコストが低く、生産において工程を変えることで
可能であり、以前の機構の製造に既に使用されている製
作・組立工程を著しく変えるものではなく、それは、要
すれば現場の修理項目として、以前の形式のキャブレー
タに容易に取り付けることができる。そして、現存の製
作誤差をより厳しくする必要もなく、従って、組立装置
と取付治具と共に処理方法と工作機械とをより高い精度
にすると生じる付加コストを避けることができる。
持つ改良したキャブレータチョーク及びスロットル自動
高速アイドリング機構を提供することであり、その機構
は、部品の取り替えをできるだけ少なくして、改良した
チョークシャフトとチョーク弁板の組立体を有して、前
述の問題を解決する。その取り替えられた部品は前のも
のよりコストが低く、生産において工程を変えることで
可能であり、以前の機構の製造に既に使用されている製
作・組立工程を著しく変えるものではなく、それは、要
すれば現場の修理項目として、以前の形式のキャブレー
タに容易に取り付けることができる。そして、現存の製
作誤差をより厳しくする必要もなく、従って、組立装置
と取付治具と共に処理方法と工作機械とをより高い精度
にすると生じる付加コストを避けることができる。
【0012】
【課題を解決するための手段】発明の概要 概して言えば、発明を限定するものではないが、本発明
は先行技術の対応部品において、新規のチョークシャフ
ト、チョーク弁板、チョークレバーと、高速アイドリン
グレバーサブアセンブリとに取り替えるだけで、前述の
目的を達成する。そのキャブレータ自動高速アイドリン
グ制御機構残りのスロットルレバー部分は、元のままで
使用される。好適実施例の一つにおいて、チョークシャ
フトは、デルリン(Delrin:登録商標)のアセタルプラ
スチック等のねじり方向に可撓性を持つ物質製であり、
チョーク弁が全閉位置にきた後に、ねじり力がかかると
高速アイドリングレバーを保持するシャフト部分が連続
して回る。従って、高速アイドリングレバーは、更に枢
動させられて、スロットルレバーとラッチ(掛け金)係
合する。
は先行技術の対応部品において、新規のチョークシャフ
ト、チョーク弁板、チョークレバーと、高速アイドリン
グレバーサブアセンブリとに取り替えるだけで、前述の
目的を達成する。そのキャブレータ自動高速アイドリン
グ制御機構残りのスロットルレバー部分は、元のままで
使用される。好適実施例の一つにおいて、チョークシャ
フトは、デルリン(Delrin:登録商標)のアセタルプラ
スチック等のねじり方向に可撓性を持つ物質製であり、
チョーク弁が全閉位置にきた後に、ねじり力がかかると
高速アイドリングレバーを保持するシャフト部分が連続
して回る。従って、高速アイドリングレバーは、更に枢
動させられて、スロットルレバーとラッチ(掛け金)係
合する。
【0013】そのチョーク弁と高速アイドリングレバー
に設けたスプリングにより偏倚した空動き作動リンクに
より、旧型のように操作者の作動力が解放された時にチ
ョーク弁がその全閉設計位置から動いて開くのを防止す
る。この作用は、既存の誤差仕様にて量産される時に、
これらの部品とそして他の共に作動する機構部分との誤
差累積による位置誤差範囲に渡って、スロットルレバー
のタングに対する高速アイドリングレバー自由端方向の
角度範囲が変わるにもかかわらず、可能である。チョー
クシャフトの乗り越え性により、必要製作誤差にかかわ
らず、このようにチョーク弁の全閉を確実にする。
に設けたスプリングにより偏倚した空動き作動リンクに
より、旧型のように操作者の作動力が解放された時にチ
ョーク弁がその全閉設計位置から動いて開くのを防止す
る。この作用は、既存の誤差仕様にて量産される時に、
これらの部品とそして他の共に作動する機構部分との誤
差累積による位置誤差範囲に渡って、スロットルレバー
のタングに対する高速アイドリングレバー自由端方向の
角度範囲が変わるにもかかわらず、可能である。チョー
クシャフトの乗り越え性により、必要製作誤差にかかわ
らず、このようにチョーク弁の全閉を確実にする。
【0014】本発明の前述そして他の目的・特徴・優位
性は、以下の最適実施様態の詳細な記載、請求項の記
載、添付図から明きらかになる。添付図は特に指示がな
ければ、機械設計寸法で描かれている。
性は、以下の最適実施様態の詳細な記載、請求項の記
載、添付図から明きらかになる。添付図は特に指示がな
ければ、機械設計寸法で描かれている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜17を詳細に説明すると、
それらの図は、本発明の改良したスロットル・チョーク
自動高速アイドリングスロットル設定機構の構成部品を
図示している。図1は分解斜視図であり、図18〜23
に示すキャブレータアセンブリは、本発明による、改良
したキャブレータスロットル・チョーク高速アイドリン
グ自動ラッチ機構を図示しており、そのアセンブリは、
一般的には公知構造の最近の小型エンジンキャブレータ
50に搭載されるものである。従って、キャブレータ5
0の構造・機能・動作モードは、この技術の熟練者には
理解されるので、ここでは簡単に記載して、これ以上の
説明は省く(尚、図18〜24は、設計寸法図を元にし
た図であり、図1〜17に図示した本発明によるチョー
ク高速アイドリング自動ラッチ機構の改良したキャブレ
ータスロットルを適用した原型のキャブレータを示して
いる)。
それらの図は、本発明の改良したスロットル・チョーク
自動高速アイドリングスロットル設定機構の構成部品を
図示している。図1は分解斜視図であり、図18〜23
に示すキャブレータアセンブリは、本発明による、改良
したキャブレータスロットル・チョーク高速アイドリン
グ自動ラッチ機構を図示しており、そのアセンブリは、
一般的には公知構造の最近の小型エンジンキャブレータ
50に搭載されるものである。従って、キャブレータ5
0の構造・機能・動作モードは、この技術の熟練者には
理解されるので、ここでは簡単に記載して、これ以上の
説明は省く(尚、図18〜24は、設計寸法図を元にし
た図であり、図1〜17に図示した本発明によるチョー
ク高速アイドリング自動ラッチ機構の改良したキャブレ
ータスロットルを適用した原型のキャブレータを示して
いる)。
【0016】図1に明瞭に図示したように、本発明によ
る、前述の図に図示した実施例における改良したキャブ
レータスロットル・チョーク高速アイドリング自動ラッ
チ機構は、チョークシャフトとチョークレバーとの組立
体52を有し、好ましくは、ねじり方向に可撓性がある
チョークシャフト56の右端に射出成形により一体に形
成されたて一体に連結されているチョークレバー54の
形である。ここでは、一体とは、一品に形成されて連結
または結合されたものを言う。そのラッチ機構は、更
に、高速アイドリングラッチレバー58と、ラッチを偏
倚する巻スプリング60とチョーク弁板62とを有す
る。
る、前述の図に図示した実施例における改良したキャブ
レータスロットル・チョーク高速アイドリング自動ラッ
チ機構は、チョークシャフトとチョークレバーとの組立
体52を有し、好ましくは、ねじり方向に可撓性がある
チョークシャフト56の右端に射出成形により一体に形
成されたて一体に連結されているチョークレバー54の
形である。ここでは、一体とは、一品に形成されて連結
または結合されたものを言う。そのラッチ機構は、更
に、高速アイドリングラッチレバー58と、ラッチを偏
倚する巻スプリング60とチョーク弁板62とを有す
る。
【0017】好適実施例におけるチョークシャフト及び
チョークレバー部分52は、ここで参照する図8〜17
の機械設計寸法図に対応した構造である。そのチョーク
シャフト及びチョークレバー部分52は、後述する新規
な特徴を有する。高速アイドリングラッチレバー58
は、図2、3、4の機械設計寸法図に従って構成されて
いて、その図を参照することにして、レバー58は更に
詳細には説明しない。巻スプリング60は、先行技術の
キャブレータのラッチ機構スプリングと同様であり、図
18、23に図示したように、組立て時にチョークシャ
フト56を囲む。スプリング60は、フックタング内側
端末(図示せず)を有し、その端末の渦巻部は、キャブ
レータ鋳物ボディ64内に設けられたアンカー孔(図示
せず)に挿入される。スプリング60の外側コイルはフ
ックタング66を有し、そのタング66は、図21と2
3に見られるように、高速アイドリングレバー58の縁
部68に掛かっている。チョーク弁板62は、図5、
6、7の詳細機械設計図に製図寸法で図示されていて、
それらの図を参照することで説明とする。
チョークレバー部分52は、ここで参照する図8〜17
の機械設計寸法図に対応した構造である。そのチョーク
シャフト及びチョークレバー部分52は、後述する新規
な特徴を有する。高速アイドリングラッチレバー58
は、図2、3、4の機械設計寸法図に従って構成されて
いて、その図を参照することにして、レバー58は更に
詳細には説明しない。巻スプリング60は、先行技術の
キャブレータのラッチ機構スプリングと同様であり、図
18、23に図示したように、組立て時にチョークシャ
フト56を囲む。スプリング60は、フックタング内側
端末(図示せず)を有し、その端末の渦巻部は、キャブ
レータ鋳物ボディ64内に設けられたアンカー孔(図示
せず)に挿入される。スプリング60の外側コイルはフ
ックタング66を有し、そのタング66は、図21と2
3に見られるように、高速アイドリングレバー58の縁
部68に掛かっている。チョーク弁板62は、図5、
6、7の詳細機械設計図に製図寸法で図示されていて、
それらの図を参照することで説明とする。
【0018】チョークシャフトとチョークレバーとの組
立体52は、好ましくは、適切な高強度のプラスチック
材から射出成形されて作られ、しかも、少し弾力性があ
り、好ましくは、デルリン500(Delrin 500:品名)
アセタルプラスチック材であり、図8〜17に詳細を示
す寸法に作られている。シャフト56の部分は、組立て
時にキャブレータ喉部ボア70に心合わせされ、そのシ
ャフトの縦中央軸と一致する貫通スロット72(図1、
10、16)が設けられている。スロット72はチョー
ク板62を滑入して弾力的に撓んで、締まりばめする寸
法である。チョーク板26はこのように、スナップ嵌め
でチョークシャフト56のスロットに組み付けられる。
立体52は、好ましくは、適切な高強度のプラスチック
材から射出成形されて作られ、しかも、少し弾力性があ
り、好ましくは、デルリン500(Delrin 500:品名)
アセタルプラスチック材であり、図8〜17に詳細を示
す寸法に作られている。シャフト56の部分は、組立て
時にキャブレータ喉部ボア70に心合わせされ、そのシ
ャフトの縦中央軸と一致する貫通スロット72(図1、
10、16)が設けられている。スロット72はチョー
ク板62を滑入して弾力的に撓んで、締まりばめする寸
法である。チョーク板26はこのように、スナップ嵌め
でチョークシャフト56のスロットに組み付けられる。
【0019】図5〜7に明瞭に図示したように、板62
は中央に2個の凹み74、74’を有する。2個の凹み
74、74’は、板62をスロット72内に確実に止ま
りばめし、従って、板62を貫通スロット72に組み付
けるときに、シャフト52内の少し弾力性のある付勢ふ
くれとなる。板62の上側縁82は、変形V型であり、
チョーク弁が閉状態で、この板の縁で閉じるように作用
し、即ち、ボディケース64のキャブレータ喉部ボア7
0の上側領域に延びる所謂“垂れ瞼”突起83(図1
8)に係合する。その突起83は、組立てた状態でチョ
ーク板62の作動範囲に重なる。好ましくは、板62
は、スロット72内に収容され、縁82は先端の縁部で
ある。板62は、更に、スナップ嵌め型の嵌合で保持さ
れる3個の突出移動止めタング76、78、80によっ
てスロット72内に組付けられる。この3個の移動止め
突起の各々は、半円形に押し出されて形成され、その主
面部から傾斜板部まで金属製または板62の材料で作ら
れていて、板の材料を切り落とすことがない。従って、
移動止めランプをこのように形成すると、チョーク弁板
に空気漏れ路がないようにする。
は中央に2個の凹み74、74’を有する。2個の凹み
74、74’は、板62をスロット72内に確実に止ま
りばめし、従って、板62を貫通スロット72に組み付
けるときに、シャフト52内の少し弾力性のある付勢ふ
くれとなる。板62の上側縁82は、変形V型であり、
チョーク弁が閉状態で、この板の縁で閉じるように作用
し、即ち、ボディケース64のキャブレータ喉部ボア7
0の上側領域に延びる所謂“垂れ瞼”突起83(図1
8)に係合する。その突起83は、組立てた状態でチョ
ーク板62の作動範囲に重なる。好ましくは、板62
は、スロット72内に収容され、縁82は先端の縁部で
ある。板62は、更に、スナップ嵌め型の嵌合で保持さ
れる3個の突出移動止めタング76、78、80によっ
てスロット72内に組付けられる。この3個の移動止め
突起の各々は、半円形に押し出されて形成され、その主
面部から傾斜板部まで金属製または板62の材料で作ら
れていて、板の材料を切り落とすことがない。従って、
移動止めランプをこのように形成すると、チョーク弁板
に空気漏れ路がないようにする。
【0020】図30に明瞭に示すように、板62にシャ
フト56を挿入し完全に取り付けると、凹み74、7
4’はスロット72内で中央に位置する。その取り付け
中に、シャフト56材は十分に撓んで、先頭の移動止め
76がスロット72内を貫通できる。それから、このシ
ャフト弾力性により、スロットが十分閉じて、追従する
ランプ78、80がシャフトの反対側でスロット縁に当
接する。同様に、そのスロット閉鎖により、移動止め7
6はシャフト56を通ってから戻り、逆方向の動きを止
める。チョーク板62は、このように、移動止め凹みに
捕捉されて、図28〜30に示したように、チョークシ
ャフトと組み立てられる。空気調量孔88が従来の方法
に従ってチョーク板62に設けられる。
フト56を挿入し完全に取り付けると、凹み74、7
4’はスロット72内で中央に位置する。その取り付け
中に、シャフト56材は十分に撓んで、先頭の移動止め
76がスロット72内を貫通できる。それから、このシ
ャフト弾力性により、スロットが十分閉じて、追従する
ランプ78、80がシャフトの反対側でスロット縁に当
接する。同様に、そのスロット閉鎖により、移動止め7
6はシャフト56を通ってから戻り、逆方向の動きを止
める。チョーク板62は、このように、移動止め凹みに
捕捉されて、図28〜30に示したように、チョークシ
ャフトと組み立てられる。空気調量孔88が従来の方法
に従ってチョーク板62に設けられる。
【0021】図8〜13に明瞭に図示したように、チョ
ークレバー54は、シャフト56の外側端と一体に形成
され、アーム100を有している。アーム100には、
キャブレータ50に設けられた従来のチョーク駆動リン
ク(図示せず)に連結するためのスロットを有する。レ
バー54はまた、アーム100から直径方向反対側に突
出する小フィンガー106を有する。小フィンガー10
6は、図28〜30の順序図(図25〜27は各々同等
内容)に図示したように、高速アイドリングレバー58
(図1〜4)の横方向に突出するタング108と組み合
わされる。
ークレバー54は、シャフト56の外側端と一体に形成
され、アーム100を有している。アーム100には、
キャブレータ50に設けられた従来のチョーク駆動リン
ク(図示せず)に連結するためのスロットを有する。レ
バー54はまた、アーム100から直径方向反対側に突
出する小フィンガー106を有する。小フィンガー10
6は、図28〜30の順序図(図25〜27は各々同等
内容)に図示したように、高速アイドリングレバー58
(図1〜4)の横方向に突出するタング108と組み合
わされる。
【0022】高速アイドリングレバー58は、円筒ボア
110を有し、その円筒ボア110は、シャフト56を
貫通させて収容し、シャフトを回転自在にレバー58を
軸支する。スプリング60のタング端66は、レバー5
8の縁部68にフック掛けされ、レバー58を図1、2
0、21、28〜30に図示したように、時計方向に弾
性偏倚させる。レバー58の主ブレード112は、その
先端は縁部68のカム用曲率部部分114であり、その
部分114はノッチ縁面116、118により形成され
たラッチノッチにより切れている。スロットルレバー4
のタング7とのカム・ラッチ係合は、図25〜27に図
解的に図示されていて、更に図28〜30に図示された
キャブレータの構造に実際的に示されている。スロット
ル弁板1を図27の始動位置に自動設定するのは、高速
アイドリングレバー58を、チョークレバー54によっ
て、反時方向に回転して行われる。同時に、チョークレ
バー54のその回転により、チョーク弁板62が、反時
計方向に図25の広く開いた位置から図26、27の始
動閉鎖位置に回転される。
110を有し、その円筒ボア110は、シャフト56を
貫通させて収容し、シャフトを回転自在にレバー58を
軸支する。スプリング60のタング端66は、レバー5
8の縁部68にフック掛けされ、レバー58を図1、2
0、21、28〜30に図示したように、時計方向に弾
性偏倚させる。レバー58の主ブレード112は、その
先端は縁部68のカム用曲率部部分114であり、その
部分114はノッチ縁面116、118により形成され
たラッチノッチにより切れている。スロットルレバー4
のタング7とのカム・ラッチ係合は、図25〜27に図
解的に図示されていて、更に図28〜30に図示された
キャブレータの構造に実際的に示されている。スロット
ル弁板1を図27の始動位置に自動設定するのは、高速
アイドリングレバー58を、チョークレバー54によっ
て、反時方向に回転して行われる。同時に、チョークレ
バー54のその回転により、チョーク弁板62が、反時
計方向に図25の広く開いた位置から図26、27の始
動閉鎖位置に回転される。
【0023】本発明の基本的特徴に従って、チョークレ
バー54のアーム100のスロット102にフック掛け
されたチョーク作動リンク(図示せず)は、適切に調整
されて、そのチョーク作動リンクが操作されて図25、
27のチョーク開位置から図26、29のチョーク板6
2の最初の全閉位置にレバー54により作動されると、
チョークレバー54が、(図26〜30に図示したよう
に)図26、29の最初のチョーク閉鎖位置から図27
に仮想線で示す全乗り越え位置に反時計方向に揺動して
初めて、その作動リンクは"完全チョーク“制御設定位
置に到達する。チョーク板62が、図26、29の最初
のチョーク閉鎖位置に到達したときに、チョーク板62
は、キャブレータボア70の周縁面で積極的に係止され
るので、チョーク板62はこの停止位置以上には反時計
方向に回転できない。従って、シャフト52を反時計方
向に更に回転しても、同様にチョーク板62のボア係合
停止により抵抗を受ける。
バー54のアーム100のスロット102にフック掛け
されたチョーク作動リンク(図示せず)は、適切に調整
されて、そのチョーク作動リンクが操作されて図25、
27のチョーク開位置から図26、29のチョーク板6
2の最初の全閉位置にレバー54により作動されると、
チョークレバー54が、(図26〜30に図示したよう
に)図26、29の最初のチョーク閉鎖位置から図27
に仮想線で示す全乗り越え位置に反時計方向に揺動して
初めて、その作動リンクは"完全チョーク“制御設定位
置に到達する。チョーク板62が、図26、29の最初
のチョーク閉鎖位置に到達したときに、チョーク板62
は、キャブレータボア70の周縁面で積極的に係止され
るので、チョーク板62はこの停止位置以上には反時計
方向に回転できない。従って、シャフト52を反時計方
向に更に回転しても、同様にチョーク板62のボア係合
停止により抵抗を受ける。
【0024】それにもかかわらず、ねじり方向に弾力可
撓性のある材質のチョークシャフト56は、チョークレ
バー54を介してシャフト52の外側端に加えられるト
ルクにより、ねじり応力を受けるので、その縦軸の回り
に捻られて、レバー54が図26の位置から図27の仮
想位置(図29から図30の位置へ)に6°過変位す
る。シャフト52内のこの過変位ねじり応力とそれによ
るねじり歪は、主として、スロット72の外側端とレバ
ー54との間に生じる。これに関連して、シャフト56
の縦軸方向外側部におけるねじり方向可撓性は、材料を
切り取ることにより助長される。即ち、図8、10、1
7に明瞭に示すようにシャフト56内に、4個の縦方向
に延びる、互いに90°置きに設けた溝120、12
2、124、126を形成する。
撓性のある材質のチョークシャフト56は、チョークレ
バー54を介してシャフト52の外側端に加えられるト
ルクにより、ねじり応力を受けるので、その縦軸の回り
に捻られて、レバー54が図26の位置から図27の仮
想位置(図29から図30の位置へ)に6°過変位す
る。シャフト52内のこの過変位ねじり応力とそれによ
るねじり歪は、主として、スロット72の外側端とレバ
ー54との間に生じる。これに関連して、シャフト56
の縦軸方向外側部におけるねじり方向可撓性は、材料を
切り取ることにより助長される。即ち、図8、10、1
7に明瞭に示すようにシャフト56内に、4個の縦方向
に延びる、互いに90°置きに設けた溝120、12
2、124、126を形成する。
【0025】このシャフトのねじり可撓性により、チョ
ーク弁62が最初に全閉位置(図26、29)に到達し
た後に、こうして高速アイドリングレバー54を保持す
るシャフト56の外側部の連続した過変位回転が可能に
なる。従って、そのチョークリンク駆動の間、高速アイ
ドリングレバー58がレバー54のタング106により
押し続けられるのに対応して、レバー58が過変位枢動
して、レバー58の板112のノッチ縁116を移動さ
せ、そして、スロットルレバー4のタング7の係止端縁
を過ぎて反時計方向に移動させる。レバー54が図26
の位置から図27の仮想線位置に反時計方向の枢動動作
を続ける間に、このラッチ係止・乗り越え動作は、シャ
フト56の外側端の過変位回転の約6°の好適角度範囲
の間に起こる。それ故、これらの部品の製作における誤
差累積により正常な設計ラッチ方向状態からのずれを起
こすけれども、その乗り越え動作は、操作者がレバー5
4に掛かる駆動力を解放する前に、タング7がノッチの
面118に確実に落ちるようにできる。タング7の縁
は、その後、操作者がレバー54に掛かる駆動力を解放
した後に、板112のノッチ面116に当接係止され
る。従って、弾力性シャフト56をねじることによりで
きるレバー54の過移動が、チョーク弁と高速アイドリ
ングレバー用の作動リンクにおけるスプリングにより偏
倚された空動き連結の好適実施例となることがわかる。
ーク弁62が最初に全閉位置(図26、29)に到達し
た後に、こうして高速アイドリングレバー54を保持す
るシャフト56の外側部の連続した過変位回転が可能に
なる。従って、そのチョークリンク駆動の間、高速アイ
ドリングレバー58がレバー54のタング106により
押し続けられるのに対応して、レバー58が過変位枢動
して、レバー58の板112のノッチ縁116を移動さ
せ、そして、スロットルレバー4のタング7の係止端縁
を過ぎて反時計方向に移動させる。レバー54が図26
の位置から図27の仮想線位置に反時計方向の枢動動作
を続ける間に、このラッチ係止・乗り越え動作は、シャ
フト56の外側端の過変位回転の約6°の好適角度範囲
の間に起こる。それ故、これらの部品の製作における誤
差累積により正常な設計ラッチ方向状態からのずれを起
こすけれども、その乗り越え動作は、操作者がレバー5
4に掛かる駆動力を解放する前に、タング7がノッチの
面118に確実に落ちるようにできる。タング7の縁
は、その後、操作者がレバー54に掛かる駆動力を解放
した後に、板112のノッチ面116に当接係止され
る。従って、弾力性シャフト56をねじることによりで
きるレバー54の過移動が、チョーク弁と高速アイドリ
ングレバー用の作動リンクにおけるスプリングにより偏
倚された空動き連結の好適実施例となることがわかる。
【0026】この乗り越え動作によるラッチ係止の特徴
は、また、操作者が駆動力を解放したときに、レバー5
8とスロットルレバー4(図27、30)のラッチ係合
状態により従来のチョーク弁板62がその全閉設計位置
から開く動きを妨げる。この作用は、高速アイドリング
レバー自由端ノッチ面116、118の、スロットルレ
バー4のタング7の端縁に対する相対角度範囲の変化に
関わらず、それらの構成要素が前述の現在の誤差仕様で
量産される場合に、これらの部品及び他の組み立てられ
て作動する機構部分の誤差累積による位置誤差の範囲に
渡って、可能である。このチョークシャフト56の過変
位能力は、必要な製作誤差を変えることなしにこのよう
にチョーク弁閉鎖を確実に完結する。
は、また、操作者が駆動力を解放したときに、レバー5
8とスロットルレバー4(図27、30)のラッチ係合
状態により従来のチョーク弁板62がその全閉設計位置
から開く動きを妨げる。この作用は、高速アイドリング
レバー自由端ノッチ面116、118の、スロットルレ
バー4のタング7の端縁に対する相対角度範囲の変化に
関わらず、それらの構成要素が前述の現在の誤差仕様で
量産される場合に、これらの部品及び他の組み立てられ
て作動する機構部分の誤差累積による位置誤差の範囲に
渡って、可能である。このチョークシャフト56の過変
位能力は、必要な製作誤差を変えることなしにこのよう
にチョーク弁閉鎖を確実に完結する。
【0027】エンジンが始動した後、操作者がレバー4
に連結されたスロットル制御リンク(図示せず)の作動
により、スロットルレバー4を駆動した時に、そして、
それにより図27、30の始動位置からスロットル板1
が時計方向に枢動したときに(図22の状態にスロット
ルシャフトスプリング13により回転偏倚される)、タ
ング7は枢動して、レバー58の自由端とのラッチ係合
を脱する。これにより、チョークスプリング60が高速
アイドリングレバー58を回転させ、そして、タング1
08、106とチョークレバー54を介して、シャフト
56を時計方向に回転させ、チョーク板62を図25、
28の広く開いた位置に枢動させる。シャフト56は弾
力性があるので、これに対して反対方向に反発ねじり抗
力が生じて、レバー54の方向を、図25、28、及び
図27の実線で示すチョーク板62に対して、その最初
の自由状態に戻す。
に連結されたスロットル制御リンク(図示せず)の作動
により、スロットルレバー4を駆動した時に、そして、
それにより図27、30の始動位置からスロットル板1
が時計方向に枢動したときに(図22の状態にスロット
ルシャフトスプリング13により回転偏倚される)、タ
ング7は枢動して、レバー58の自由端とのラッチ係合
を脱する。これにより、チョークスプリング60が高速
アイドリングレバー58を回転させ、そして、タング1
08、106とチョークレバー54を介して、シャフト
56を時計方向に回転させ、チョーク板62を図25、
28の広く開いた位置に枢動させる。シャフト56は弾
力性があるので、これに対して反対方向に反発ねじり抗
力が生じて、レバー54の方向を、図25、28、及び
図27の実線で示すチョーク板62に対して、その最初
の自由状態に戻す。
【0028】図27に示す実線及び仮想線位置の間にお
けるレバー54の6°過移動は、レバー54に加えられ
ることが分かる。何故ならば、レバー54は、タング1
06、108が互いに当接してレバー58に積極的に連
結されるからである。これらのタングは、スプリング6
0の偏倚力により付勢されて当接が保持される。
けるレバー54の6°過移動は、レバー54に加えられ
ることが分かる。何故ならば、レバー54は、タング1
06、108が互いに当接してレバー58に積極的に連
結されるからである。これらのタングは、スプリング6
0の偏倚力により付勢されて当接が保持される。
【0029】この6°過変位は、前述の実施例に示した
ように、一実施例としては好適であるけれども、本発明
による可撓性シャフト56は、高速アイドリングレバー
4に当接するために、10°迄延長回転するように通常
設計されても良い。この10°の過変位機能は、一般的
には、可能性のある誤差累積の全ての状態をカバーし、
従って、現存の高速アイドリングシステムに一般的に起
こるチョークの不完全閉鎖問題を無くす。
ように、一実施例としては好適であるけれども、本発明
による可撓性シャフト56は、高速アイドリングレバー
4に当接するために、10°迄延長回転するように通常
設計されても良い。この10°の過変位機能は、一般的
には、可能性のある誤差累積の全ての状態をカバーし、
従って、現存の高速アイドリングシステムに一般的に起
こるチョークの不完全閉鎖問題を無くす。
【0030】上記事項に加えて、本発明は、製作コスト
減において、更に有利である。可撓性シャフト56のス
ロット72にチョーク弁62をスナップ嵌めで組み付け
ることは、固定ねじとロクタイト(Loctite:品名)接
着材で剛体金属チョークシャフトに保持される最近製造
の弁に較べて、製作の観点から達成が簡明で容易であ
る。可撓性プラスチックチョークシャフトは、本発明の
好適構成を得るための、このように最良・最低コスト方
法に見えるが、チョーク弁板62を可撓性材により製造
することにより、または、別にスプリング偏倚による空
動き連結を導入することにより、チョーク弁56が停止
位置に来た後、チョークレバー52を約10°迄延長回
転するようし、過変位の達成が可能であることが分か
る。
減において、更に有利である。可撓性シャフト56のス
ロット72にチョーク弁62をスナップ嵌めで組み付け
ることは、固定ねじとロクタイト(Loctite:品名)接
着材で剛体金属チョークシャフトに保持される最近製造
の弁に較べて、製作の観点から達成が簡明で容易であ
る。可撓性プラスチックチョークシャフトは、本発明の
好適構成を得るための、このように最良・最低コスト方
法に見えるが、チョーク弁板62を可撓性材により製造
することにより、または、別にスプリング偏倚による空
動き連結を導入することにより、チョーク弁56が停止
位置に来た後、チョークレバー52を約10°迄延長回
転するようし、過変位の達成が可能であることが分か
る。
【0031】
【発明の効果】本発明は、改良したキャブレータチョー
ク及びスロットル機構を提供し、キャブレータを量産し
た時に起こる前述の問題を克服して、その部品が寸法誤
差の現実的範囲で作られた時にも、その高速アイドリン
グレバーは、スロットルレバーに適切に係合して、チョ
ーク弁板が全閉位置に動いてそこに留まり、それによっ
て、前述の不確実な始動または最悪の場合の非始動状態
を無くす。更に、その機構における本発明にるチョーク
シャフトとチョーク弁板の組立体は、要すれば現場の修
理項目として、以前の形式のキャブレータに容易に取り
付けることができる。
ク及びスロットル機構を提供し、キャブレータを量産し
た時に起こる前述の問題を克服して、その部品が寸法誤
差の現実的範囲で作られた時にも、その高速アイドリン
グレバーは、スロットルレバーに適切に係合して、チョ
ーク弁板が全閉位置に動いてそこに留まり、それによっ
て、前述の不確実な始動または最悪の場合の非始動状態
を無くす。更に、その機構における本発明にるチョーク
シャフトとチョーク弁板の組立体は、要すれば現場の修
理項目として、以前の形式のキャブレータに容易に取り
付けることができる。
【図1】本発明による改良したキャブレータスロットル
・チョーク高速アイドリング自動ラッチ機構を組み込ん
だ、小型エンジンキャブレータの分解斜視図である。
・チョーク高速アイドリング自動ラッチ機構を組み込ん
だ、小型エンジンキャブレータの分解斜視図である。
【図2】その機構の高速アイドリングレバー自体の前面
図である。
図である。
【図3】図2のアイドリングレバーの側面図である。
【図4】図2のアイドリングレバーの後面図である。
【図5】本発明の好適実施例に適用した改良したチョー
ク弁板自体の前面図である。
ク弁板自体の前面図である。
【図6】図5のチョーク弁板の後面図である。
【図7】図6で円で囲んだ部分の拡大破断図である。
【図8】その好適実施例における改良したチョークシャ
フトとチョークレバー部分自体の上面図である。
フトとチョークレバー部分自体の上面図である。
【図9】そのチョークシャフト及びチョークレバー部分
の左端立面図である。
の左端立面図である。
【図10】図9のチョークシャフト及びチョークレバー
部分の側面図である。
部分の側面図である。
【図11】図9のチョークシャフト及びチョークレバー
部分の右端立面図である。
部分の右端立面図である。
【図12】図11の線12−12に沿った破断横断面図
である。
である。
【図13】円26で囲んだ図12部分を大きく拡大した
図である。
図である。
【図14】図10で符号27で示した円で囲んだ部分の
破断拡大図である。
破断拡大図である。
【図15】図10の線15−15に沿った横断面図であ
る。
る。
【図16】図10の線16−16に沿った横断面図であ
る。
る。
【図17】図10の線17−17に沿った横断面図であ
る。
る。
【図18】図1に図示したキャブレータの前面図であ
る。
る。
【図19】図1に図示したキャブレータの左側面図であ
る。
る。
【図20】図18のキャブレータの右側面の構成品を示
す、そのチョークシャフトに垂直な平面の投影図であ
る。
す、そのチョークシャフトに垂直な平面の投影図であ
る。
【図21】図18に示したキャブレータの右側面図であ
る。
る。
【図22】図18に示したキャブレータの後面図であ
る。
る。
【図23】図18に示したキャブレータの底面図であ
る。
る。
【図24】図19〜23に図示したキャブレータのラッ
チ機構のスロットルレバーの側面図である。
チ機構のスロットルレバーの側面図である。
【図25】本発明による通常(平均)設計誤差で製作さ
れた改良したキャブレータスロットル・チョーク高速ア
イドリング自動ラッチ機構配置設計図であり、チョーク
弁の全開状態及びスロットル弁の全閉状態を図示してい
る。
れた改良したキャブレータスロットル・チョーク高速ア
イドリング自動ラッチ機構配置設計図であり、チョーク
弁の全開状態及びスロットル弁の全閉状態を図示してい
る。
【図26】図25と同じくラッチ機構の配置設計図であ
り、チョーク弁の全閉状態及びスロットル弁の高速アイ
ドリング状態を図示している。
り、チョーク弁の全閉状態及びスロットル弁の高速アイ
ドリング状態を図示している。
【図27】図25と同じくのラッチ機構の配置設計図で
あり、チョーク弁の全閉状態及びスロットル弁の通常ア
イドリング状態を示す。
あり、チョーク弁の全閉状態及びスロットル弁の通常ア
イドリング状態を示す。
【図28】図1〜24に示すキャブレータのスロットル
及びチョーク高速アイドリング自動ラッチ機構を示して
いて、図25の設計配置図に対応する操作状態を示して
いる、コンピュータで描いた簡略斜視図である。
及びチョーク高速アイドリング自動ラッチ機構を示して
いて、図25の設計配置図に対応する操作状態を示して
いる、コンピュータで描いた簡略斜視図である。
【図29】図28と同様に、図26の設計配置図に対応
する操作状態を示すコンピュータで描いた簡略斜視図で
ある。
する操作状態を示すコンピュータで描いた簡略斜視図で
ある。
【図30】図28と同様に、図27の設計配置図に対応
する操作状態を示すコンピュータで描いた簡略斜視図で
ある。
する操作状態を示すコンピュータで描いた簡略斜視図で
ある。
1 スロットル板 2 スロットルシャフト 4 スロットルレバー 7 タング 26 チョーク板 50 キャブレータ 54 チョークレバー 56 チョークシャフト 58 アイドリングレバー 60 巻スプリング 62 チョーク弁板 66 フックタング 72 スロット 74、74’ 凹み 76、78、80 移動止めタング 100 アーム 102 スロット 106 タング 116 ノッチ縁
Claims (15)
- 【請求項1】 燃料・空気混合装置用の改良した制御機
構であって、スロットル弁とチョーク弁とを具備し、 前記スロットル弁には、絞った低速アイドリング用位置
及び高速アイドリング冷始動用位置と開いた全速用位置
とがあり、前記チョーク弁には絞った冷始動用位置及び
開いた全速用位置とがあり、 前記制御機構は、 前記スロットル弁をそのアイドリング用位置の方に偏倚
させる第一偏倚手段と、 前記チョーク弁をその全速用位置に偏倚させる第二偏倚
手段と、各前記弁に対応して互いに係合し自動的に機械
的解放が可能なラッチであって、前記ラッチは、各前記
偏倚手段に抗して両方の前記弁を冷始動用位置に解放可
能に保持し、しかし前記チョーク弁がそのアイドリング
用位置からその全速用位置の方に動くのを許容し、係合
する前記ラッチは前記スロットル弁がその冷始動用位置
からその全速用位置の方に動いて解放され、前記ラッチ
はチョークレバーと前記チョーク弁に関連する高速アイ
ドリング用レバーとを有し、前記チョークレバーは前記
高速アイドリング用レバーの形状に係合する形状を有し
て、前記チョーク弁がその全速用位置からその冷始動用
位置の方に動いて前記チョークレバー及び前記高速アイ
ドリング用レバーを各前記偏倚手段に抗して相互係合状
態に保持する前記ラッチと、 前記スロットル弁をその低速アイドリング用位置とその
全速用位置との間で動かすための前記スロットル弁に対
応するスロットルレバーとを具備し、 前記スロットルレバーは前記高速アイドリング用レバー
とラッチ係合可能であり、前記ラッチは前記高速アイド
リング用レバーと前記スロットルレバーとの一方に設け
たラチェットノッチと他方に設けた爪とを有して前記高
速アイドリング用レバー及び前記スロットルレバーを解
放可能な一方向クラッチ係合状態に保持可能であり、前
記ラッチは前記チョーク弁と高速アイドリング用レバー
との間に空動き連結を可能にして、前記チョーク弁が全
閉位置に到達した後に前記ラチェットノッチと前記爪と
の間の乗り越え動作を可能にする上記制御機構。 - 【請求項2】 前記ラッチが係合している時に、前記チ
ョーク弁をその冷始動及び全速用位置との間で動かすた
めの、前記チョーク弁に連結された制御手段を有する請
求項1記載の制御機構。 - 【請求項3】 前記チョーク弁が回転可能なチョーク弁
シャフトに枢動可能に取り付けられ、前記高速アイドリ
ングレバーは該チョークシャフトの回りに枢動可能であ
り、前記チョークレバーは該チョークシャフトに固定さ
れ枢動するように取り付けられ、前記チョークレバーと
前記高速アイドリングレバーには互いに当接する当接手
段が設けられて、前記高速アイドリングレバーを前記チ
ョークレバーと一体に枢動させ、前記チョークレバーに
一方向の力が加えられて前記チョーク弁をその開位置か
ら枢動させて前記高速アイドリングレバーと前記スロッ
トルレバーとを解放可能なラッチ相互係止状態にでき、 前記高速アイドリングレバーとスロットルレバーが相互
係合した時に、前記チョーク弁が冷始動位置と全速位置
との間で枢動するように、前記チョークレバーは前記高
速アイドリングレバーと独立に枢動可能であり、 前記ラッチが前記チョーク弁を冷始動位置から全速位置
に枢動するように解放すると、前記当接手段は前記高速
アイドリングレバーと前記チョークレバーを一体に枢動
可能にし、 前記空動き連結は、前記チョーク弁と前記チョークレバ
ーとの間に設けられた前記チョークシャフトのねじり弾
力性部を備えた請求項2記載の制御機構。 - 【請求項4】 前記第二偏倚手段は、前記チョークシャ
フトを囲む、前記高速アイドリングレバーに作用する巻
スプリング手段を有する請求項3記載の制御機構。 - 【請求項5】 前記ラチェットノッチは、前記高速アイ
ドリングレバーの自由端に設けられ、前記爪は前記スロ
ットルレバーの自由端に設けられた請求項3記載の制御
機構。 - 【請求項6】 前記チョークシャフトの前記ねじり弾力
性部は、ある角度範囲を許容し、該角度範囲は前記高速
アイドリングレバーの角度枢動誤差の両端限度に対する
角度枢動範囲に少なくとも等しく、該角度範囲は前記チ
ョーク弁がその全閉冷始動位置に到達する所定枢動角度
範囲を含む請求項5記載の制御機構。 - 【請求項7】 キャブレータであって、 混合流路と、 前記混合流路に配置されて絞った低速アイドリング用位
置と広く開いたスロットル位置との間を動き得るスロッ
トル弁と、 前記スロットル弁を低速アイドリング用位置の方へ偏倚
するスプリング手段と、 前記スロットル弁を低速アイドリング用位置と広く開い
た位置との間で動かし得る第一制御レバーと、 前記混合流路内に動くように搭載されたチョーク弁と、 前記チョーク弁を所定の絞った始動位置と開保持位置と
の間で動かすように作動する第二制御レバーと前記第二
制御レバーにより駆動されて前記スロットル弁をラッチ
手段を介して所定の冷始動高速アイドリング用位置に動
かす冷始動状態保持手段とを具備し、 前記ラッチ手段は、前記スロットル弁が高速アイドリン
グ用位置から開位置の方へ動かされるときに、解放され
て、前記スロットル弁が前記スプリングング手段の偏倚
力に抗して低速アイドリング用位置と広く開いた位置と
の間で制御可能に動かされ、 前記ラッチ手段は、ノッチ手段と、該ノッチ手段に対応
する爪手段とを有し、該ノッチ手段と該爪手段とは前記
チョーク弁とスロットル弁に連動するように連結され、
前記チョーク弁と前記スロットル弁とが前記ラッチ手段
の係合動作により所定の冷始動位置に動かされて、前記
チョーク弁と前記スロットル弁とが開放可能に一方向で
止まる動きをし、 前記第二制御レバーは、弾力性を有する空動き手段によ
り前記チョーク弁に連結され、該弾力性空動き手段は前
記第二制御レバーの乗り越え動作を可能にして、 前記
チョーク弁をその絞った始動位置に移動させて、前記ノ
ッチ手段と前記爪手段とを確実にラッチ係合できるよう
に改良した上記キャブレータ。 - 【請求項8】 前記弁は前記各弁位置に枢動され、前記
冷始動状態保持手段は前記第二制御レバーを有し、前記
第二制御レバーは、前記チョーク弁の回転軸の回りに枢
動するように連結されて、該回転軸に対してある範囲の
弾力的な角度方向空動きをし、前記ラッチ手段は前記第
二制御レバーに一方向枢動動作をするように連結された
高速アイドリングレバーに配置され、前記第一制御レバ
ーは前記スロットル弁に連動して二方向枢動動作をする
ように連動連結され、前記ラッチ手段の一部は前記第一
制御レバーに配置され、前記高速アイドリングレバーに
設けた前記ラッチ手段と共に作動して、前記冷始動状態
保持手段して作動する請求項7記載のキャブレータ。 - 【請求項9】 キャブレータのスロットルとチョークと
の制御機構であって、 チョーク弁が開位置から閉位置に揺動する時に、高速ア
イドリング状態でスロットル弁を少し開いた状態に自動
的に位置づけるチョーク・スロットル冷始動設定ラッチ
機構と、 チョーク板弁を保持した回転可能なチョークシャフト
と、 スロットル板弁を保持した回転可能なスロットルシャフ
トと、 前記チョーク弁を開位置から閉位置に、戻しスプリング
の偏倚に抗して回転する前記チョークシャフトに固定さ
れたチョークレバーと、 前記スロットル弁を他の戻しスプリングの偏倚に抗して
閉位置から開位置に回転する前記スロットルシャフトに
固定されたスロットルレバーと、 前記チョークシャフトに軸支され、前記スロットルレバ
ーの自由端の移動路と交差する概して平坦な移動路内で
揺動可能な自由端を有する高速アイドリングラッチレバ
ーと、 前記二つの自由端に設けられ、トグルとして係合および
開放可能なラッチとを具備し、 該トグルは前記チョーク弁のチョーク閉位置と前記スロ
ットル弁の高速アイドリング用位置とで、前記二つの戻
しスプリングによりラッチ保持され、前記チョークシャ
フトと前記チョーク板弁の内の少なくとも一つが弾力性
を有して、前記二つのラッチ自由端の空動き及びスプリ
ング偏倚による乗り越え動作を可能にし、前記チョーク
板弁が全閉状態に保持された時に前記二つのラッチ自由
端が係合可能であるように改良した上記制御機構。 - 【請求項10】 前記チョークシャフトは半弾力性プラ
スチック材で成形され、その第一部分の一端がキャブレ
ータの軸方向外側に突出し、前記チョークレバーが前記
チョークシャフトの前記一端に固定され、前記チョーク
の第二部分がキャブレータの内部に配置されてキャブレ
ータ主空気・燃料混合ベンチュリボアに渡って延びてい
て、該キャブレータ内に前記チョーク弁とスロットル弁
が作動するように配置され、前記チョークシャフトの前
記第二部分に貫通スロットが設けられ、前記チョーク板
弁は、該スロットに挿入されて、前記チョーク板弁を前
記チョークシャフトに取り付けた請求項9記載の制御機
構。 - 【請求項11】 前記チョーク板弁が前記スロットを通
して前記チョークシャフト内に挿入された完全組立状態
で、前記チョーク板弁に設けた移動止め突起が前記チョ
ーク弁板をスナップ嵌め保持した請求項10記載の制御
機構。 - 【請求項12】 前記チョークシャフトの前記第二部分
は、横断面が概して円筒であり、前記シャフトの前記第
一部分は十字型のリブ付の横断面であって、前記第一部
分を、その軸方向増強部部における単位長さ当たりのね
じり弾力性を前記第二部分よりも増加させた請求項11
記載の制御機構。 - 【請求項13】 前記チョークシャフトとチョークレバ
ーが一部材に一体に形成された請求項12記載の制御機
構。 - 【請求項14】 前記チョークシャフトがねじり弾力性
があり、前記チョーク弁板がねじりに対して剛体である
請求項9記載の制御機構。 - 【請求項15】 前記チョーク板弁が柔軟でねじり弾力
性があり、前記チョークシャフトがねじりに対して剛体
である請求項9記載の制御機構。
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