JP2000183972A - 無線アクセス方法 - Google Patents
無線アクセス方法Info
- Publication number
- JP2000183972A JP2000183972A JP34935499A JP34935499A JP2000183972A JP 2000183972 A JP2000183972 A JP 2000183972A JP 34935499 A JP34935499 A JP 34935499A JP 34935499 A JP34935499 A JP 34935499A JP 2000183972 A JP2000183972 A JP 2000183972A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mobile device
- router
- domain
- address
- base station
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/005—Data network PoA devices
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L61/00—Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
- H04L61/50—Address allocation
- H04L61/5007—Internet protocol [IP] addresses
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L61/00—Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
- H04L61/50—Address allocation
- H04L61/5007—Internet protocol [IP] addresses
- H04L61/5014—Internet protocol [IP] addresses using dynamic host configuration protocol [DHCP] or bootstrap protocol [BOOTP]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L61/00—Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
- H04L61/50—Address allocation
- H04L61/5076—Update or notification mechanisms, e.g. DynDNS
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L61/00—Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
- H04L61/50—Address allocation
- H04L61/5084—Providing for device mobility
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L2101/00—Indexing scheme associated with group H04L61/00
- H04L2101/60—Types of network addresses
- H04L2101/604—Address structures or formats
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W40/00—Communication routing or communication path finding
- H04W40/24—Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update
- H04W40/248—Connectivity information update
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W40/00—Communication routing or communication path finding
- H04W40/24—Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update
- H04W40/28—Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update for reactive routing
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W40/00—Communication routing or communication path finding
- H04W40/34—Modification of an existing route
- H04W40/36—Modification of an existing route due to handover
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W80/00—Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
- H04W80/04—Network layer protocols, e.g. mobile IP [Internet Protocol]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
延及びトラフィック量で実現するパケットベースネット
ワークへの無線アクセス方法を実現すること。 【解決手段】 サブネット内のローカルな移動性が、モ
バイルデバイス(移動装置)のアドレスをデスティネー
ションアドレスとして有するパケットを移動装置宛に転
送するために、ドメインルータ及び基地局においてルー
ティングテーブルエントリを維持・更新することによっ
て実現される。パケットは、移動装置がどの基地局に対
して接続されているかにかかわらず、移動装置宛に伝達
される。移動装置が域外ドメイン内に位置する場合には
気付アドレスが割り当てられ、モバイルデバイス宛のパ
ケットがトンネリングされる。移動装置には、外部ドメ
イン毎に一つの気付アドレスが必要とされる。
Description
他のパケットベースのネットワークに関し、特に、モバ
イルデバイス(移動装置)によるパケットベースネット
ワークへの無線アクセス方法に関する。
インターネットを介した無線アクセスに関するサポート
については、“移動体でのIPサポート”という表題の
インターネットエンジニアリングタスクフォース(IE
TF)提案(C.E.Perkins編、リクエスト・フォー・コ
メント(RFC)2002(1996年10月、以降、
本明細書においては“モバイルIP”として指し示
す))にその概要が述べられている。モバイルIPを用
いることによって、各々のモバイルデバイスは、そのイ
ンターネットへの接続点にかかわらず、固定されたホー
ムアドレス及び関連するホームエージェントによって常
に識別される。通信ノードからモバイルデバイスへ送出
されるパケットは、ホームエージェント宛に回される。
モバイルデバイスがホームから離れている場合には、ホ
ームエージェントは、IP−in−IP通過(トンネ
ル)の範囲内で、当該モバイルデバイスに関して登録さ
れている割り当てられた気付アドレス宛に転送する。こ
のような二脚ルーティング方式は、三角パケットルーテ
ィングとして知られている。モバイルIPは、マクロ的
な移動性に関してかなり効果的な枠組みを実現する、す
なわち、移動体ユーザがアプリケーションを中断するこ
となくホームネットワークから離れて移動することを可
能にする。しかしながら、モバイルIPは、効率の良い
ミクロ的な移動性は実現しない、すなわち、各々が非常
に限られた地形的領域のみをカバーする基地局との間の
モバイルデバイスのハンドオフの問題である。このこと
は、ホームエージェントに対するホストとして機能して
いるノードを介して接続されていない基地局に対するモ
バイルデバイスの各々のハンドオフが、当該モバイルデ
バイスの新たな接続点に係る関連する気付アドレスをそ
のモバイルデバイスがホームエージェントに対して通知
することを要求するからである。それゆえ、モバイルI
Pの利用は、メッセージング及びシグナリング遅延をも
たらし、そのモバイルデバイス宛のパケット伝達経路が
非効率的なものとなる。
(すなわち、そのモバイルデバイスのホームエージェン
トが存在しているのと同じネットワーク)内にある場合
には、当該モバイルデバイス宛のパケットは、ホームエ
ージェントによってインターセプトされる。ホームエー
ジェントはそのパケットを通常のIPパケットとしてル
ーティングし、モバイルデバイスが通常接続されている
ローカルエリアネットワーク宛に送出する。それゆえ、
モバイルIPは、ローカルサブネット内では移動性を何
らサポートしない。モバイルデバイスがローカルサブネ
ット内でその接続点を変更する場合には、その変更は、
リンク層修正技法もしくはモバイルデバイス宛のパケッ
トをローカルサブネット内の全基地局宛にブロードキャ
ストする方法のいずれかによって処理されなければなら
ない。リンク層を処理することは受容できないほどの遅
延とパケットロスをもたらし、一方パケットを全基地局
宛にブロードキャストすることは、帯域の不効率な利用
となる。
ロトコルに対する拡張が、“モバイルIPにおけるルー
ト最適化”という表題のインターネットエンジニアリン
グタスクフォース(IETF)提案(C.E.Perkins編、
インターネットドラフト−ワークインプログレス(19
97年11月))に現われた。このルート最適化拡張に
おいては、パケットが、ホームエージェント宛にまず転
送されることなく、通信ノードから、ホームから離れた
ところに位置するモバイルデバイス宛にルーティングさ
れるような手段が提案されている。ルート最適化拡張
は、通信ノードがモバイルデバイスに係るバインドをキ
ャッシュし、パケットをそのバインドに示されたホスト
のアドレスに直接通過(トンネル)させる手段を実現
し、そのことによってモバイルデバイスのホームエージ
ェントをバイパスする。この提案を用いると、パケット
は、ハンドオフ間の中断を低減する目的で、旧基地局の
対外エージェントから新基地局の対外エージェント宛に
転送される。しかしながら、このような方式を用いて
も、モバイルデバイスに対する気付アドレスは、モバイ
ルデバイスが基地局間でハンドオフされるたび毎に変更
されてしまう。ミクロ的な移動性を改良するための方法
としてルート最適化が提案されているが、残念ながらル
ート最適化においては、モバイルデバイスのハンドオフ
毎のホームエージェント及び通信ノードへの通知が不可
避である。このような頻繁な通知は、生成される制御ト
ラフィックの量を増大させるのみならず、何百もの固定
及び移動体局に対してサービスを提供することになる固
定ホストに不要な処理負荷をかけることになる。ホーム
エージェント及び通信ノードに対するハンドオフ通知が
完了するまでは、モバイルデバイス宛のパケットは旧基
地局対外エージェントから新基地局対外エージェント宛
に転送される。ホームエージェントと通信ノードとの間
のメッセージの必要とされるラウンドトリップタイムの
間、パケットは不効率な伝達経路を通過することにな
り、結果としてユーザトラフィックが中断する。
ット内のローカルな移動性が、規定されたドメイン内
で、無線基地局及びこれらの基地局宛にパケットを転送
するために用いられるルータを分類することによって実
現される。ドメインは、通常、複数個の基地局を有する
サブネットを含むように規定される。基地局は、モバイ
ルデバイスが例えばインターネットなどのパケットベー
スネットワークの有線部分に接続する目的で利用され、
通信ノードとパケットを交換する。ホームドメインは、
そのドメインノードがモバイルデバイスのホームエージ
ェントとして機能しているサブネットである。外部ドメ
インは、モバイルデバイスが接続しているホームドメイ
ン以外の全てのドメインである。通信ノードからモバイ
ルデバイス宛に送出されるパケットは、モバイルデバイ
スに対応するパケット宛先アドレスを有している。モバ
イルデバイスは、このアドレスを、電源が供給されてお
り、かつ、あらゆる基地局を介してインターネットに接
続されている期間、常に保持する。それゆえ、モバイル
デバイス宛のパケットは、そのモバイルデバイスに対応
するホームドメインに常にルーティングされる。
れる基地局を介して接続されている場合には、パケット
トンネリング(通過)は必要ではない。なぜなら、選択
されたホームドメインルータ及びルーティング可能な基
地局が、当該モバイルデバイスに対するルーティングテ
ーブルエントリを保持しているからである。ルーティン
グテーブルエントリは経路設定方式によって設定されて
更新され、モバイルデバイス宛にパケットを、モバイル
デバイスがどのドメイン基地局を介して接続されている
かにかかわらず、ドメインルータ及び基地局を介して適
切に設定された経路に沿って伝達する。
メインに含まれる基地局を介して接続されている場合に
は、当該モバイルデバイスに対応するホームエージェン
トは、当該モバイルデバイスのアドレスをデスティネー
ションアドレスとして有するパケットをインターセプト
する。気付アドレスがモバイルデバイスに対してその起
動に係る時間の間割り当てられ、その外部ドメイン内に
含まれるあらゆる基地局を介してインターネットに接続
される。ホームエージェントは当該モバイルデバイス宛
のパケットを前記外部ドメインに係る気付アドレス宛に
通過させる。前記モバイルデバイスが前記外部ドメイン
内に含まれるあらゆる基地局を介して接続される場合に
は単一の気付アドレスが用いられる。なぜなら、その外
部ドメイン内のホストベースのルーティングが維持され
ており、経路設定メッセージによってルータ及び基地局
のルーティングテーブルエントリが更新されるからであ
る。
限定された現象であることを見出した。すなわち、ある
基地局から他の基地局へのハンドオフの大部分は、新旧
双方の基地局が同一のサブネットに組み込まれている場
合に発生する。従って、モバイルデバイスの大部分に関
しては、ドメイン内の選択されたルータ内のローカルル
ーティングテーブルエントリが更新されるが、モバイル
デバイスアドレス及び/あるいは用いられる気付アドレ
スは同一のままである。このような状況及び本発明を移
動性に関する解決方法として適用することにより、ロー
カルドメインすなわちサブネットの外部のノード、例え
ばホームエージェント及び通信ノード、へのハンドオフ
通知は実質的に最少化されており、基地局間のモバイル
デバイスのハンドオフの大部分がホームエージェント及
び通信ノードに対してトランスペアレントとなる。これ
に対して、モバイルIPへの前述されたルート最適化拡
張は、モバイルデバイスによる基地局間でのハンドオフ
毎にホームエージェント及び通信ノードへの通知が必要
とされるのみならず、基地局が双方とも同一サブネット
内に組み込まれているか否かにかかわらず、ホームネッ
トワークの外部での各々のハンドオフに係る新たな気付
アドレスの割り当ても必要とする。
ネットやイントラネットなどのインターネットプロトコ
ル(IP)ベースのネットワークへの無線アクセスに関
して用いられる実施例を用いて記述されるが、本明細書
に記載されている実施例は例示目的のみのものであって
本発明を限定するものではない。本発明は、モバイルデ
バイスからのあらゆるパケットベースネットワークへの
無線アクセスに関して等しく適用可能である。
スからのインターネットプロトコル(IP)ベースのネ
ットワークへのモバイルIP無線アクセスを実現するた
めに用いられているアーキテクチャ例を示している。通
信ノード110は、サービスプロバイダ112を介して
インターネット100にアクセスしているように描かれ
ている。通信ノードは、移動体かあるいは固定かのいず
れかである。モバイルデバイス114を用いる移動体ユ
ーザは、基地局BS1に近接して描かれており、基地局
BS1との間に設定された接続を保っている。モバイル
デバイスは、無線ホストあるいはルータであって、その
接続点をあるネットワークもしくはサブネットから別の
ものに変更することが可能である。モバイルデバイス1
14にはホームエージェント118が関連づけられてお
り、ホームエージェント118はサービスプロバイダ1
16を介してインターネット100にアクセスするよう
に示されている。ホームエージェントはノードあるいは
ルータによってインプリメントされ、モバイルデバイス
がホームから離れている場合には当該モバイルデバイス
宛に伝達する目的でパケットを通過させ、当該モバイル
デバイスに係る現時点での位置情報を管理している。
インターネットと複数個の基地局間でパケットをルーテ
ィングする目的で使用される。詳細に述べれば、ルータ
R1は、ルータR2及びR3に対するインターフェース
として機能している。ルータR2は、基地局BS1及び
BS2に対するインターフェースとして機能している。
同様に、ルータR3は、基地局BS3及びBS4に対す
るインターフェースとして機能している。モバイルIP
の観点及び本明細書の以下の部分全てにおいては、基地
局は従来技術に係る無線基地局に関連する全ての機能を
含んでおり、さらに、従来技術に係るルータに関連する
機能も含むものとする。この二重機能性は、ルータ及び
基地局を統合するという方法、あるいは、個別のルータ
及び基地局を双方の間でパケットを交換するように適切
にインターフェースする方法のいずれかで実現されう
る。後者の場合には、ルータ部分及び基地局部分が通常
同一箇所に配置されるが、必ずもそうである必要はな
い。
性サポートは、現在どの点からインターネットに接続さ
れているかにかかわらず、各々のモバイルデバイスが常
にそのホームアドレスによって識別されることが特徴で
ある。常にホームから離れている場合においても、モバ
イルデバイスには気付アドレス(care-of address)も関
連付けられており、その現時点でのインターネットへの
接続点に係る情報を提供する。モバイルIPは、気付ア
ドレスのホームエージェントへの登録を必要とする。ホ
ームエージェントは、モバイルデバイス宛のパケットを
IP−in−IPカプセル化済みパケット内で気付アド
レス宛に通過させる。IP−in−IPパケットが気付
アドレスに到着すると、付加されたIPアドレスが除去
されて元のパケットデータが適切なモバイルデバイス宛
に伝達される。気付アドレスは、モバイルデバイス宛に
転送されたパケットの、モバイルデバイスがホームから
離れて存在する場合のモバイルデバイスへのトンネリン
グの終端点である。
バイルデバイス114が、図1に示されているように、
位置1から位置4まで順次移動するのに連れて、そのイ
ンターネットへの接続点を(ハンドオフを介して)基地
局BS1からBS4へ変更する場合を考える。基地局B
S1の近傍にいる場合には、通信ノード110からモバ
イルデバイス114宛に送出されたパケットは、まずモ
バイルデバイスのホームエージェント118へ送出され
る。ホームエージェント118は各々のパケットを基地
局BS1に係る対応するアドレス宛に通過させる。モバ
イルデバイスがハンドオフを行なって基地局BS2に接
続されると、そのインターネットへの接続点は基地局B
S2に対応するアドレスに変更される。この時点では、
ホームエージェントはモバイルデバイス114宛のパケ
ットを基地局BS2へ通過させる。このルーティング変
更をインプリメントするためには、ホームエージェント
118に対して、接続点が変更されたことを知らせる通
知がなされなければならない。ホームエージェントは、
この通知を受信すると、設定済みのルーティングテーブ
ルを更新し、モバイルデバイス114宛のそれ以降のパ
ケットは基地局BS2へと通過させられることになる。
基地局BS3及びBS4へのハンドオフも同様に取り扱
われる。このような伝達方式は、三角ルーティングとし
て知られている。モバイルIP及びホームエージェント
を用いる三角ルーティング方式は、モバイルデバイスが
そのインターネットへの接続点をあるIPサブネットか
ら別のIPサブネットに変更する場合のような、マクロ
的な移動性を実現するための手段としては効率的であ
る。しかしながら、モバイルIPは、共通のサブネット
内での、それぞれ非常に狭い地形的な領域をカバーして
いる無線トランシーバ間でのハンドオフのような、ミク
ロ的な接続性を実現するためにはあまり効率的ではな
い。
が、“モバイルIPのルート最適化”という表題のイン
ターネットエンジニアリングタスクフォース提案の草稿
(C.E.Perkins編、インターネットドラフト−ワークイ
ンプログレス(1997年11月))で発表された。こ
のルート最適化拡張は、ホームエージェント宛に転送さ
れることなくパケットが通信ノードからモバイルデバイ
ス宛にルーティングされるための手段を提案している。
ルート最適化拡張は、通信ノード110がモバイルデバ
イス114に係るバインドをキャッシュし、そのバイン
ドに示された気付アドレス宛にパケットを直接送出する
ことによって、モバイルデバイスのホームエージェント
118をバイパスする。この提案を用いることによっ
て、パケットは、ハンドオフ間の中断を低減する目的
で、旧基地局の外部エージェントから新基地局の外部エ
ージェント宛に転送される。しかしながら、モバイルデ
バイスの気付アドレスは、モバイルデバイスが基地局間
でハンドオフするたび毎に変更されてしまう。例えば、
モバイルデバイス114が基地局BS1(旧基地局)か
ら基地局BS2(新基地局)にハンドオフすると仮定す
る。ルート最適化拡張は、(サービスを提供している基
地局に係る)現在の外部エージェントに対する気付アド
レスをバインドするため、気付アドレスはBS1からB
S2に変更される。このような方式は、ミクロ的な移動
性を改善するが、モバイルデバイス114のハンドオフ
のたび毎に、ホームエージェント118及び通信ノード
110への通知が不可避である。
(すなわち、モバイルデバイスのホームエージェントが
位置するのと同一のネットワーク)内に存在する場合に
は、モバイルデバイス宛のパケットはホームエージェン
トによってインターセプトされる。ホームエージェント
は、それらのパケットを通常のIPパケットとしてルー
ティングし、モバイルデバイスが通常接続されているロ
ーカルエリアネットワーク宛に送出する。それゆえ、モ
バイルIPは、ルート最適化拡張が用いられるか否かに
かかわらず、ローカルサブネット内の移動性をサポート
しない。モバイルデバイスがローカルサブネット内でそ
の接続点を変更する場合には、その変更はリンク層修正
技法によるか、あるいは、モバイルデバイス宛のパケッ
トをそのローカルサブネットに接続されている全ての基
地局宛にブロードキャストするかのいずれかによって取
り扱われなければならない。リンク層を取り扱うことは
受容され得ないほどの遅延やパケットロスを招く可能性
があり、全基地局宛にパケットをブロードキャストする
ことは帯域利用の面で非効率的である。
た主体によって管理されている複数個のサブネットに分
割されており、各々の主体はそれぞれのサブネット内で
独立のローカルプロトコルを用いて動作しているが、そ
れぞれのサブネットの外部に対するインターフェースと
して標準的なプロトコルを認証している。本発明は、本
発明は、主体によって制御されているサブネット(例え
ば、インターネットにアクセスするルートルータを有し
複数個の基地局に対してサービスを提供しているセルラ
ーサービスプロバイダ)に係る自然な独立性及び自律性
を、複数個のドメインを分類・規定することによって利
用する。各々のドメインは、実際にはローカルサブネッ
トである。各々のドメインは、インターネットへのアク
セスを行なうルートルータを管理しており、ドメイン内
の全ルータは共通のローカルプロトコルを利用する。
ルートルータを有するルータを分類する際に、モバイル
ユーザの基地局間の移動性は、通常、ローカライズされ
た事象である(すなわち、大部分のハンドオフは物理的
に隣接している基地局間で発生し、共通のルートルータ
を介してインターネットに接続されている共通のサービ
スプロバイダによって管理されて操作されている)とい
う事実を利用する。
バイルデバイスが割り当てられたホームドメイン内のあ
る基地局から当該割り当てられたホームドメイン内の別
の基地局へとハンドオフされる場合に、当該ホームドメ
イン内の選択されたルータが、その変更を反映する目的
で純粋にローカルなレベルでの(すなわち、当該ホーム
ドメイン内のルータのみの)特別の経路設定メッセージ
を用いて関連するルーティングテーブルを更新する。よ
って、ルータ間のメッセージング及びシグナリングは最
少化される。なぜなら、更新はローカルドメインベース
レベルのみでなされ、さらに、選択されたルータのみ
(すなわち、ルーティングテーブルの更新が必要とされ
るルータのみ)に対するものであるからである。さら
に、モバイルIPを用いる場合には、パケットがホーム
ドメイン内に含まれる全ての基地局宛にブロードキャス
トされるか、あるいは単一の基地局を指示するためにリ
ンク層アドレッシングが必要とされていたのに対して、
本発明は、パケットを単一の基地局へ導くためにホーム
ドメインルータの個別のルーティングテーブルを更新す
る。IP層ルーティングはエンド−ツー−エンドで用い
られるため、IP層QoSメカニズムが本発明と共に用
いられうる。
が割り当てられたホームドメイン内のある基地局から外
部ドメインに属する別の基地局へハンドオフされる場合
には、パケットはホームエージェントから当該外部ドメ
イン内のモバイルデバイスに対して割り当てられた気付
アドレスに対して通過(トンネリング)させられる。外
部ドメイン内のミクロ的な移動性は、モバイルデバイス
がその外部ドメインに係る基地局を介してインターネッ
トに接続されている期間全体を通して当該モバイルデバ
イス対する同一の気付アドレスを保持することによっ
て、そのドメインに係る基地局間で実行されたハンドオ
フの回数にかかわらずに実現される。その代わり、ホー
ムドメイン内で実行されるハンドオフに関連して記述さ
れているように、その外部ドメイン内の選択されたルー
タのルーティングテーブルが、その変更を反映する目的
で純粋にローカルなレベルでの(すなわち、当該外部ド
メイン内のルータのみの)特別の経路設定メッセージを
用いて更新される。よって、外部エージェントとホーム
エージェントの間のメッセージング及びシグナリングが
最少化される。なぜなら、、更新はローカルドメインベ
ースレベルのみでなされ、さらに、選択されたルータの
み(すなわち、ルーティングテーブルの更新が必要とさ
れるルータのみ)に対するものであるからである。よっ
て、外部ドメイン内の基地局間のハンドオフは、モバイ
ルユーザのホームエージェント及び通信ノードに対して
は、実質的にトランスペアレント(透過的)である。
無線アクセスインターネットインフラストラクチャ(H
AWAII)に関するドメインベースアーキテクチャを
模式的に示した図である。HAWAIIをインプリメン
トするために、無線ネットワークの有線アクセス部分が
複数個のドメインに分割されている。各々のドメインは
共通のルートルータを有しており、そのルートルータを
通じてそのドメイン内の基地局に接続されたモバイルユ
ーザ宛の全てのパケットが転送される。詳細に述べれ
ば、図2においては、無線ネットワークの有線アクセス
部分が二つのドメイン、ドメイン1及びドメイン2に分
割されている。ドメイン1は、基地局BS5、BS6、
あるいはBS7に接続されたモバイルデバイス宛の全て
のパケットがルーティングされる場合に通過するルート
ルータを有している。具体的には、ルータR4及びR5
が、適切な基地局宛にパケットを転送する目的で用いら
れるドメイン1内のダウンストリームルータとして示さ
れている。この実施例においては、ドメイン1は、モバ
イルデバイス114にサービスを提供するホームドメイ
ンを表わすサブネットを包含するものとして規定されて
いる。ホームエージェント152はルートルータ150
に組み込まれている。この実施例においては、ホームエ
ージェント152がルートルータ150内に存在するプ
ロセッサ及びメモリの機能を利用してルートルータ内で
インプリメントされているが、ホームエージェント15
2を、パーソナルコンピュータで利用可能なもののよう
なプロセッサ及びメモリを用いて、個別にインプリメン
トしてルートルータと同一箇所に配置することも可能で
あることは当業者には明らかである。さらに、ホームエ
ージェントは、ルートルータと共にインプリメントされ
る必要は必ずしも無い、すなわち、ホームエージェント
は、ホームドメイン内の(基地局を含む)他のルータと
通信することが可能なあらゆるローカルルータもしくは
ノードにインプリメントされることが可能である。ドメ
イン2は、ドメイン1に組み込まれていない基地局にサ
ービスを提供する第二ドメインを表現するサブネット例
として提示されている。それゆえ、ドメイン2は外部ド
メインを代表していることになる。ドメイン2に組み込
まれているのは、単一あるいは複数個の基地局に対して
サービスを提供する複数個のルータである。例示目的
で、ルータR6がドメイン2に係るルートルータとして
示されており、BS8はドメイン2に属するルータを介
してサービスを提供されている基地局のうちの一つとし
て示されている。ルータR6は、ドメイン2をその関連
づけられたホームドメインとして有するモバイルデバイ
スに対するホームエージェント及びルートルータとして
の機能を有するように設定されており、よって、ドメイ
ン2は、ルートルータ150内にホームエージェント機
能を有するモバイルデバイスに関しては外部ドメインで
ある一方、同時に、ルータR6内にホームエージェント
機能を有するモバイルデバイス(図示せず)に対するホ
ームドメインでもある。それ以外のドメイン(図2には
示されていない)の各々は、共通のルートルータを介し
てインターネット100に接続された単一あるいは複数
個の基地局に対するインターネットアクセスを実現す
る。
バイルユーザがドメイン内で移動する場合には、そのド
メインがホームドメインか外部ドメインであるかにかか
わらず、モバイルデバイスのIPアドレスは不変であ
る。例えば、モバイルデバイス114が、最初に基地局
BS5からのサービスを受けていて、その後基地局BS
6さらにBS7へとハンドオフされた場合であっても、
モバイルデバイスのIPアドレスは同一に保たれる。当
該モバイルユーザに対するホームエージェント及び通信
ノードは、当該モバイルデバイスがそのドメイン内でい
ずれの基地局を介して接続されている場合においても、
ユーザが移動したことからはシールドされている(ユー
ザが移動したことの影響を受けない)。ドメイン内の新
たな基地局からモバイルデバイスへのパケット伝達設定
は、以下に記述されるように、特別の経路設定方式を用
いることによって実現される。この方式は、ドメイン内
の選択されたルータにおける選択されたホストベースの
ルーティングテーブルを更新する。各々のドメインがロ
ーカルサブネットとして識別されているため、それぞれ
のドメインの外部のバックボーンルータにおけるルーテ
ィングエントリの変更あるいは更新は不要である。この
方法は、前述されたモバイルIPへのルート最適化拡張
に関して用いられた方法とは明確に異なっている。ルー
ト最適化拡張においては、モバイルデバイスが隣接する
基地局間でハンドオフする度に、モバイルデバイスの気
付アドレスが変更されるが、個々のルータ内に含まれる
ルーティングエントリは不変であった。
を、第一ドメインに係る基地局(第一ドメインはホーム
ドメインであるか外部ドメインであるかのいずれかであ
る)から第二ドメインに係る基地局(第二ドメインは外
部ドメインのいずれかであるがホームドメインではな
い。なぜなら、モバイルデバイスの接続点がホームドメ
イン内に含まれるあらゆる基地局である場合にはトンネ
リングが必要ではないからである。)に変更する場合に
は、パケットは新たな(第二)ドメイン内の当該モバイ
ルデバイス宛に、パケットトンネリングのための、例え
ばモバイルIPなどの適切なプロトコルを用いて、ホー
ムエージェントから転送される。モバイルデバイス11
4が(ドメイン1を介してインターネットに有線接続さ
れている)基地局BS7から(ドメイン2を介してイン
ターネットに有線接続されている)基地局BS8へとハ
ンドオフを行なう場合には、ホームドメイン(ドメイン
1)内のルートルータ150におけるホームエージェン
ト152は、パケットのカプセル化を開始し、それら
を、ドメイン2内の基地局へのハンドオフの際にモバイ
ルデバイスが獲得した気付アドレスへと通過させる。よ
って、アプリケーションは、同一のIPアドレスを中断
することなく継続使用できる。
に係る保証されたサービス品質(QoS)を実現する目
的で、パケットフロー経路に沿った各々のルータは各々
のパケットに係る所定のレベルのQoSを規定し、それ
に従って適切なルータリソースが予約される。この分類
機能を実行する一つの方法は、各々のパケットに係るQ
oSレベルを規定するパケットヘッダフィールドを利用
することである。このような方式は、T.V.Lakshman and
D.Stiliadisによる“効率的な多次元レンジマッチング
を利用した高速ポリシーベースパケット転送”という表
題の論文(Proceedings of ACM SIGCOMM, 1998)及びV.
Srinivasan, G.Varghese, S.Suri, andM.Waldvogelによ
る“レベル4スイッチングのための高速スケーラブルア
ルゴリズム”という表題の論文(Proceedings of ACM S
IGCOMM, 1998)に記載されている。
プリメントされたローカル移動性ドメインを用いるこ
と、及び、本発明に従うことによって、通信ノードから
対応するモバイルデバイス宛に送出されたパケットは、
パケットのデスティネーションアドレスによって一意的
に識別される。このデスティネーションアドレスは、
(モバイルデバイスがホームドメイン内の基地局を介し
てネットワークに接続されている場合には)モバイルデ
バイスのホームアドレスであり、あるいは、(モバイル
デバイスが外部ドメイン内に組み込まれた基地局を介し
てネットワークに接続されている場合には)モバイルデ
バイスの気付アドレスである。よって、ローカル移動性
ドメインないでのフロー毎の基準に基づくパケットに対
するQoSを実現することが、そのサービスをモバイル
IP方式(この場合には、パケットがモバイルデバイス
そのものではなく、サービスを提供している基地局に対
応する気付アドレスに対して通過させられる)を用いて
実現する場合に比較して大幅に簡略化される。
におけるモバイルデバイスユーザには、動的ホスト配置
プロトコル(DHCP)サーバを介して動的にIPアド
レスが割り当てられる。デバイスがドメイン内の基地局
間でハンドオフされる場合には、そのデバイスに割り当
てられたIPアドレスは不変である。それゆえ、ドメイ
ン外のユーザは、当該モバイルユーザが移動したことを
認識しない。この方式は、各々のモバイルデバイスに割
り当てられた二つのIPアドレスを用いる、その一方は
ホームドメイン内におけるモバイルデバイスに割り当て
られるものであり、他方はモバイルデバイスが外部ドメ
インに係る基地局を介して接続されている場合に割り当
てられるものである。複数個のIPアドレスの利用はI
Pアドレスの現在の限られた利用性を悪化させるもので
あるが、この限られたIPアドレスの問題は、IPバー
ジョン6の利用が一般化すれば議論できるものになると
思われる。
適化は、動的ホーム最適化と呼称される。動的ホーム最
適化を用いる場合には、モバイルデバイスは、それが起
動されるまでは、何らアドレスが割り当てられない。デ
ータクライアントとしてのモバイルデバイスは、通常、
ウェブサーバあるいはメールサーバのようなサーバとの
トランザクションを開始するので、固定されたIPアド
レスは不要である。その初期起動に際して、モバイルデ
バイスには、その起動がなされた時点で属していたドメ
インに係る動的ホスト配置プロトコル(DHCP)サー
バから“動的固定アドレス”が割り当てられる。その
後、そのドメインはそのモバイルデバイスに係るホーム
ドメインとなる。それゆえ、モバイルデバイスは、固定
されたアドレスを有することがなく、また、モバイルデ
バイスがいずれかのドメインに固定的に登録されること
もない。モバイルデバイスが、それが起動された時点で
のドメイン以外のドメインにおける基地局へとその接続
点を変更する場合には、その新たなドメイン内に存在す
るDHCPサーバによって第二のIPアドレスが割り当
てられる。この第二アドレスはモバイルデバイスの気付
アドレスとなる。モバイルデバイスの電源が切断される
と、モバイルデバイスはその(起動時点のドメインにお
けるDHCPサーバによって割り当てられた)動的固定
アドレス及び(電源切断時点で接続されていたドメイン
のDHCPサーバによって割り当てられた)気付アドレ
スを放棄する。次回の起動の際には、モバイルデバイス
にはそれが起動された時点で接続されるドメインにおけ
る新たな動的固定アドレスが割り当てられる。
AWAII方式を、動的ホーム最適化を用いずにインプ
リメントする目的で、動的ホスト配置プロトコル(DH
CP)サーバによって実行されるプロセスステップを示
す流れ図例である。ステップ170においては、モバイ
ルデバイスには、ホームドメイン内において用いられる
ホームアドレスが割り当てられる。DHCPサーバは、
ルートルータ内に存在するプロセッサ及びメモリの機能
を用いてインプリメントされうるが、パーソナルコンピ
ュータにおいて利用可能なもののような個別のプロセッ
サ及びメモリを用いることによってDHCPサーバを実
現することが可能であることは当業者には明らかであ
る。さらに、DHCPサーバはルートルータに関連して
インプリメントされる必要は必ずしも無い、すなわち、
DHCPサーバは、ドメイン内の(基地局を含む)他の
ルータと通信することが可能なあらゆるローカルルータ
あるいはノードにおいてインプリメントされうる。モバ
イルデバイスが起動される(ステップ172)と、モバ
イルデバイスがそのホームドメイン内に含まれる基地局
を介して接続されているか否かが決定される(ステップ
174)。モバイルデバイスがホームドメインを介して
接続されている場合には、ステップ178に従って、特
別の経路設定方式(後に記述される)を用いて、ホーム
ドメイン内でのホストベースルーティングが設定され
る。
ドメイン以外のドメイン)を介して接続されている場合
には、ステップ176に従って、モバイルデバイスはそ
の外部ドメインをサポートしているDHCPサーバから
気付アドレスを獲得する。ステップ180においては、
特別の経路設定方式を用いて、外部ドメインにおけるホ
ストベースルーティングが設定される。気付アドレスが
獲得されて経路設定方式が設定されると、モバイルデバ
イス宛のパケットは、ホームドメインのルートルータか
らモバイルデバイスの気付アドレスに通過させられる
(ステップ182)。ステップ184においては、モバ
イルデバイスが現在のドメイン内に含まれる基地局に対
してハンドオフされた場合には、(以下に記述されるハ
ンドオフ経路設定メッセージが生成される以外は)何ら
操作がなされない。しかしながら、モバイルデバイスが
新たなドメインに属する基地局に対してハンドオフされ
る場合には、現在の気付アドレスが解放される(ステッ
プ186)。この流れ図は、ここからステップ174の
直前に戻って、モバイルデバイスのホームドメインへの
接続がなされるか否かに係るチェックが実行される。こ
の手続きは、モバイルデバイスの電源が切断されるま
で、ハンドオフ毎に継続される。
ンベースHAWAII方式をインプリメントする目的
で、ドメインにおける動的ホスト配置プロトコル(DH
CP)サーバにおいて実行されるプロセスステップを例
示する流れ図である。この手続きは、モバイルデバイス
に対して固定ホームアドレスが割り当てられない点を除
いて、図3と共に記述された手続きと同様である。前述
されているように、動的固定ホームアドレスが導入され
る。ステップ200において、モバイルデバイスがまず
起動され、そのドメイン内でのアドレスを獲得する前
に、サービス提供側基地局との間のリンクが設定され
る。リンクが設定された後、ドメインのDHCPサーバ
は、モバイルデバイスに対して固定ホームアドレスを割
り当てる(ステップ202)。ステップ204において
は、モバイルデバイスがそのホームドメイン内に含まれ
る基地局を介して接続されているか否かが決定される。
動的ホーム最適化を用いる場合には、最初の起動後は、
モバイルデバイスは常にそのホームドメイン内に含まれ
る基地局に接続されているため、特別の経路設定方式を
用いてホームドメイン内でのホストベースルーティング
が設定される(ステップ206)。ステップ214にお
いては、モバイルデバイスがそのホームドメイン内に含
まれる基地局に対してハンドオフされる限りは、(以下
に記述されるハンドオフ経路設定メッセージの生成を除
いて)何ら操作が行われない。しかしながら、モバイル
デバイスが外部ドメインに属する基地局に対してハンド
オフされる場合は、流れ図はステップ204の直前に戻
って、モバイルデバイスのホームドメインへの接続に係
るチェックが実行される。この際、ステップ216にお
ける気付アドレスの解放は行われない。なぜなら、モバ
イルデバイスに対しては何も割り当てられていないから
である。
部ドメインに接続されていることが決定された場合に
は、モバイルデバイスは、その外部ドメインをサポート
しているDHCPサーバから気付アドレスを獲得する。
ステップ210においては、特別の経路設定方式を用い
て、当該外部ドメインにおけるホストベースルーティン
グが設定される。気付アドレスが獲得され、経路設定方
式が設定されると、モバイルデバイス宛のパケットは、
ホームドメインのルートルータからモバイルデバイスの
気付アドレス宛に通過させられる(ステップ212)。
ステップ214においては、モバイルデバイスが現在の
ドメインに含まれる基地局に対してハンドオフされる限
りは(以下に記述されるハンドオフ経路設定メッセージ
を除いて)何ら操作がなされない。モバイルデバイスが
新たなドメインに属する基地局に対してハンドオフされ
る場合には、現在の気付アドレスが解放される(ステッ
プ216)。この流れ図は、ステップ204の直前に戻
って、モバイルデバイスがそのホームドメインに接続さ
れているか否かのチェックがなされる。この手続きは、
モバイルデバイスの電源が切断されるまで、各ハンドオ
フに関して継続される。
化が用いられるか否かにかかわらず、モバイルデバイス
の電源が切断される際に実行されるドメインベースプロ
セスステップを例示する流れ図である。モバイルデバイ
スは、現在の基地局を介してリンクを維持している(ス
テップ230)。ステップ232においては、動的ホス
ト配置プロトコル(DHCP)サーバが動的ホスト最適
化を利用しているか否かのチェックがなされ、利用して
いる場合には、モバイルデバイスがそのホームドメイン
を介してインターネットに接続されているか否かの決定
がなされる(ステップ240)。モバイルデバイスが、
電源切断の時点で外部ドメイン内の基地局を介してイン
ターネットに接続されている場合には、動的固定ホーム
アドレス及び割り当てられた気付アドレスが後の割り当
て及び利用に備えて対応するDHCPサーバに返還され
る(ステップ244)。しかしながら、モバイルデバイ
スが、電源切断の時点でそのホームドメイン内の基地局
を介してインターネットに接続されている場合には、動
的固定アドレスのみが後の割り当て及び利用に備えて対
応するDHCPサーバに返還される。なぜなら、そのホ
ームドメイン内ではモバイルデバイスには気付アドレス
が割り当てられないからである。
ーバが動的ホスト最適化を用いない場合には、ステップ
234において、モバイルデバイスがそのホームドメイ
ンを介してインターネットに接続されているか否かの決
定がなされる。モバイルデバイスが、その電源切断の時
点で、外部ドメイン内の基地局を介してインターネット
に接続されている場合には、割り当てられた気付アドレ
スが後の割り当て及び利用に備えて対応するDHCPサ
ーバに返還される。しかしながら、モバイルデバイス
が、その電源切断の時点でホームドメイン内の基地局を
介してインターネットに接続されている場合には、何ら
操作がなされない。これは、動的ホーム最適化を用いな
い場合には、固定ホームアドレスが対応するDHCPサ
ーバに返還されないからである。なぜなら、ホームアド
レスが動的に割り当てられるのではなく、ホームDHC
Pサーバにおいて当該モバイルデバイスに関して固定的
に登録されるからである。
CP)サーバ272及びホームエージェント270を実
現しているドメインルータ260の実施例を示してい
る。ドメインルータは、直前のノードからのパケットを
受信する複数個の入力ポート(インターフェース)26
2及び次のホップに対してパケットを送出する出力ポー
ト(インターフェース)264を有している。これらの
インターフェースが双方向であることが可能であること
は当業者には明らかである。すなわち、インターフェー
スは、入力及び出力インターフェースの双方として機能
しうる。さらに、各々のルータは、プロセッサ266及
びメモリ268を含んでいる。各々のルータに存在して
いるプロセシング及びメモリリソースにより、フォワー
ドアルゴリズム、キューイング、シグナリング、メッセ
ージングのインプリメント、ルータフォワードテーブル
のインプリメント、及び他の標準的及び補足的ルータ機
能及びサービス等のルータ機能及びサービスの実現を可
能にする。図6に示されているドメインルータ260
は、プロセッサ266及びメモリ268のリソースを用
いてインプリメントされたDHCPサーバ272及びホ
ームエージェント270を含むように示されている。通
常、DHCPサーバ及びホームエージェント270がイ
ンプリメントされているドメインルータ260はドメイ
ンルートルータであるが、前述されているように、この
ことは必須ではない。他のルータ(基地局含む)と通信
することが可能なあらゆるローカルルータあるいはノー
ドにホームエージェント及びDHCPサーバをインプリ
メントすることが可能であることは当業者には明らかで
ある。さらに、ドメインルートルータとの適切な通信が
実現される場合には、例えばパーソナルコンピュータに
おいて利用可能なもののような個別のプロセッサ及びメ
モリを用いて、ルータそのものの外部にホームエージェ
ント及びDHCPサーバをインプリメントすることが可
能であることも当業者には明らかである。ルータ内への
外部エージェントをインプリメントすることも、必要な
場合には同様に可能である。
は、システムのスケーラビリティを効率的に実現するこ
とに留意されたい。例えば、ドメインのルーティングテ
ーブル内に含まれるルーティングエントリの個数はその
ドメイン内におけるアクティブ状態にあるモバイルユー
ザ数に依存する。通常、各無線基地局は、利用可能な無
線帯域スペクトルが限定されているために、そのサポー
ト可能なアクティブユーザ数が100程度に限定されて
いる。現在のルータが1万のオーダーのルータエントリ
をサポートすることが可能であるため、ドメインサイズ
はおよそ100程度の基地局を含むように設計されてい
る。100個の基地局がカバーする領域はかなり広い
(都市部に位置するか郊外に位置するかに依存して、半
径20km2から500km2)ため、ユーザの移動の大
部分は単一のドメイン内であり、結果として、ホームエ
ージェント及び通信ノードに関して実質的にトランスペ
アレントな移動性が実現される。それゆえ、スケーラビ
リティは、(i)現在のルータに固有の、1万のオーダ
ーのルーティングエントリを処理することが可能である
という事実を通じて、及び、(ii)各々のドメイン内
のルータによって管理されることが必要とされるルーテ
ィングエントリの最大数を制限する目的で適切なドメイ
ンサイズを用いることによって、保証される。これに対
して、ドメインルータではないインターネットバックボ
ーンルータは、サブネット(ドメイン)ベースルーティ
ングエントリのみを管理することが必要とされる。
WAII方法は、モバイルユーザ宛のパケット伝達管理
目的で、ドメインルータを設定し、実現し、更新する三
つの基本的なタイプの経路設定メッセージを利用する。
第一のタイプは起動経路設定メッセージであり、モバイ
ルデバイスによって、その起動の際に、そのドメイン内
のルータパケット伝達経路をまず設定する目的で開始及
び送出されるものである。起動経路設定メッセージは、
この機能を、モバイルデバイスが最初に起動された時点
で、(モバイルデバイスが接続されている基地局を含
む)種々のルータ内にルーティングテーブルエントリを
設定することによって実行する。ルートルータからモバ
イルデバイス宛にパケットをルーティングするために用
いられるルータのみがこの起動されたモバイルデバイス
宛のルーティングテーブルエントリを必要とし、それゆ
え、これらのルータのみが起動経路設定メッセージの転
送に関して選択される。
バイルデバイスが、接続されているドメイン内に含まれ
る他の基地局に対してハンドオフされる際に、開始して
送出する。このハンドオフ経路設定メッセージは、モバ
イルデバイスによるある基地局から別の基地局へのハン
ドオフを反映し、かつ、そのようなハンドオフが発生し
た際のシームレスなパケット伝達を保証する目的で、ド
メイン内の選択されたルータに係るルーティングテーブ
ルを更新するために使用される。ハンドオフの結果とし
て更新されたルーティングテーブルエントリを必要とす
るルーティングテーブルを有するドメインルータのみ
が、このハンドオフ経路設定メッセージを受信するよう
に選択される。ハンドオフ及び起動経路設定メッセージ
は、更新メッセージに分類される。
わちリフレッシュメッセージ、は、ソフトステートルー
ティングテーブルエントリをリフレッシュする目的で、
(モバイルデバイスが接続されている)基地局によって
開始されてルートルータ及び中間ルータ宛に送出され
る。このメッセージは、個々のモバイルデバイスに関し
て個別に送出されるか、あるいは伝達側基地局を介して
接続されている複数個のモバイルデバイス宛のリフレッ
シュ経路設定メッセージがまとまって送出される。リフ
レッシュ経路設定メッセージは、ルートルータから当該
メッセージを開始した基地局宛のパケット伝達に用いら
れる、ドメイン内の選択されたルータに係るルーティン
グテーブルを更新する目的で用いられる。
タにおける“ソフトステート”を利用する本発明に係る
実施例と共に用いられる。ソフトステートルータは、所
定の時間期間内にリフレッシュ経路設定メッセージを周
期的に受信しなければならないルータであって、受信で
きないとホストベースルーティングリンクが切断される
ものである。ソフトステート方式は、HAWAIIにお
いて特に有用である。なぜなら、モバイルデバイスのユ
ーザの移動性がそれぞれのハンドオフに対応する新たな
ホストベースルーティングエントリを設定する経路設定
メッセージによって実現されるからである。ホストベー
スルーティングエントリを周期的にリフレッシュするこ
とによって、(モバイルデバイスのハンドオフによって
必要とされるもの以外の)ドメインルーティングの変更
への応答も実現される。ハンドオフによるものではない
サブネット変更は、リンクの切断による故障、ノードの
混雑、トラフィック制御などを含む(但し、これらに限
定されている訳ではない)種々の事象によって開始させ
られる。それゆえ、リフレッシュ経路設定メッセージ
は、起動あるいはハンドオフに応答して開始される経路
設定メッセージとは異なり、ドメイン内の基地局に接続
された各々のモバイルデバイスに係るドメインルートル
ータ宛に基地局から伝達される。よって、HAWAII
ベースドメインにおいてソフトステートルータを用いて
いる間の、ルータあるいはリンク故障によるパケットリ
ルーティングが容易に実現される。さらに、モバイルデ
バイスに係るパケット経路における単一あるいは複数個
の外部エージェントを除去することで、モバイルユーザ
宛のデータ伝達の信頼性が向上する。
ブルに係る周期的なリフレッシュメッセージは、基地局
に接続された個々のモバイルデバイスに対応するリフレ
ッシュメッセージの集積を可能にする、すなわち、基地
局は、その無線インターフェースを介して接続されてい
るモバイルユーザの各々に対する情報要素を含む単一の
リフレッシュ経路設定メッセージを送出することが可能
である。さらに、後に記述されるように、リフレッシュ
経路設定メッセージは、ドメイン内の選択された数個の
ルータに対してのみ送出されるので、ルータソフトステ
ートの管理に係るオーバーヘッド量が低減される。
レッジを必要としない。むしろ、リフレッシュ経路設定
メッセージの損失が、連続した数個のリフレッシュ経路
設定メッセージが受信されなかった場合にドメインルー
タに係るルーティングテーブルエントリが期限切れにな
ることを許容することによって、黙許されている。更新
経路設定メッセージ(起動及びハンドオフ)はアクノレ
ッジを必要とし、当該メッセージあるいはアクノレッジ
が受信されない場合には再送信される。それゆえ、本発
明に係る経路設定方式は堅固であり、経路設定メッセー
ジの損失に対して寛容である。
ージの三つのタイプの構造を模式的に示した図である。
経路設定メッセージは、六つのフィールドからなる情報
要素300を有している。図7は、リフレッシュ経路設
定メッセージの情報要素フィールドを模式的に示した図
である。図8は、起動経路設定メッセージの情報要素フ
ィールドを模式的に示した図である。図9は、ハンドオ
フ経路設定メッセージの情報要素フィールドを模式的に
示した図である。まず、情報要素300に含まれる個々
のフィールドの記述の前に、経路設定メッセージ全体に
対する補足を行なう。第一に、前述されているように、
リフレッシュ経路設定メッセージは、基地局からそれに
対して接続されている各々のモバイルデバイス宛に送出
されるか、あるいは別の実施例においては、その基地局
に接続された複数個のモバイルデバイスに対する情報要
素を含む単一のリフレッシュ経路設定メッセージが、基
地局からまとめて伝達される。第二に、更新経路設定メ
ッセージとは、経路設定メッセージのうちの残存する二
つのタイプ、すなわち起動経路設定メッセージ及びハン
ドオフ経路設定メッセージを指し示す。第三に、更新経
路設定メッセージは、基地局に接続された単一のモバイ
ルデバイスに対応する単一の情報要素300のみを含ん
でいる。第四に、各経路設定メッセージは、伝達される
メッセージの真正性を確認する目的で、認証ヘッダを含
む場合がある。
以下のフィールドを含む:(i)メッセージタイプフィ
ールド310、(ii)シーケンスナンバーフィールド
312、(iii)モバイルデバイスIPアドレスフィ
ールド314、(iv)ソースIPアドレスフィールド
316、(v)デスティネーションIPアドレスフィー
ルド318、及び(vi)メトリックフィールド32
0。メッセージタイプフィールド310は、受信側ルー
タに、どのタイプの経路設定メッセージが受信されつつ
あるかを通知する目的で用いられる。シーケンスナンバ
ーフィールド312は、モバイルデバイスがハンドオフ
される場合に、旧基地局とルータとの間でのパケットの
ルーピングを防止する目的で使用される。モバイルデバ
イスIPアドレスフィールド314は、受信側ルータ
に、ドメイン内のモバイルデバイスに対して割り当てら
れた現在のIPアドレスを通知する目的で用いられる。
ソースIPアドレスフィールド316及びデスティネー
ションIPアドレスフィールド318は、受信側ルータ
に、ドメインルートルータ及び基地局に関して割り当て
られた特定のIPアドレスを提供するために用いられる
(メッセージタイプに基づいて、含まれる特定の情報は
変化する)。メトリックフィールド320は、情報要素
を処理する基地局あるいはルータからモバイルデバイス
までのホップの数を識別する。それゆえ、メトリックフ
ィールド320は、モバイルデバイスから開始される経
路設定メッセージに関しては0にセットされ、対応する
基地局から開始されるリフレッシュ経路設定メッセージ
に関しては1にセットされる。情報要素を処理する各基
地局あるいはルータは、順次このメトリックフィールド
320をインクリメントする(後に記述されるように、
ある種の経路設定メッセージは、このメトリックフィー
ルド320をインクリメントするのではなくデクリメン
トする)。
ジに係る情報要素フィールドが模式的に示されている。
メッセージタイプフィールド310は、この経路設定メ
ッセージがリフレッシュ経路設定メッセージであること
を示している。シーケンスナンバーフィールド312の
機能及びその使用法に関しては、後により詳細に記述さ
れる。ここでは、リフレッシュ経路設定メッセージに含
まれるシーケンスナンバーフィールド312は、リフレ
ッシュ経路設定メッセージを開始した基地局にストアさ
れている現在のシーケンスナンバーフィールド値(1よ
り小さくはない)にセットされることに留意されたい。
モバイルデバイスIPアドレスフィールド314は、リ
フレッシュ経路設定メッセージを開始した基地局に接続
されているモバイルデバイスに対して割り当てられたI
Pアドレスにセットされる。ソースIPアドレスフィー
ルド316は、当該リフレッシュ経路設定メッセージを
開始した基地局のIPアドレスにセットされる。デステ
ィネーションIPアドレスフィールド318は、ドメイ
ンルートルータのIPアドレスにセットされる。メトリ
ックフィールド320は、当該リフレッシュ経路設定メ
ッセージを開始した基地局によって1にセットされ、そ
の後に当該メッセージを受信するルータによって順次イ
ンクリメントされる。
情報要素フィールドが模式的に示されている。メッセー
ジタイプフィールド310は、この経路設定メッセージ
が更新メッセージであることを示している。シーケンス
ナンバーフィールド312の機能及びその使用法に関し
ては、後により詳細に記述される。ここでは、起動経路
設定メッセージ内に含まれるシーケンスナンバーフィー
ルド312が0にセットされることに留意されたい。モ
バイルデバイスIPアドレスフィールド314は、モバ
イルデバイスのIPアドレスにセットされる。ソースI
Pアドレスフィールド316は、当該モバイルデバイス
にサービスを提供している現在の基地局のIPアドレス
にセットされる。デスティネーションIPアドレスフィ
ールド318は、ドメインルートルータのIPアドレス
にセットされる。メトリックフィールド320は、当該
起動経路設定メッセージを開始したモバイルデバイスに
よって0にセットされ、当該メッセージを受信する各ル
ータによって順次インクリメントされる。
に係る情報要素フィールドが模式的に示されている。メ
ッセージタイプフィールド310は、この経路設定メッ
セージが更新メッセージであることを示している。シー
ケンスナンバーフィールド312の機能及びその使用法
に関しては、後により詳細に記述される。ここでは、ハ
ンドオフ経路設定メッセージ内に含まれるシーケンスナ
ンバーフィールド312が、現在ストアされているシー
ケンスナンバーフィールド値より1だけ大きい値にセッ
トされること(但し、2より小さくはない)に留意され
たい。モバイルデバイスIPアドレスフィールド314
は、モバイルデバイスのIPアドレスにセットされる。
ソースIPアドレスフィールド316は、モバイルデバ
イスのハンドオフ先の新たな基地局のIPアドレスにセ
ットされる。デスティネーションIPアドレスフィール
ド318は、モバイルデバイスのハンドオフ元の旧基地
局のIPアドレスにセットされる。メトリックフィール
ド320は、当該ハンドオフ経路設定メッセージを開始
したモバイルデバイスによって0にセットされ、当該メ
ッセージを受信する各々のルータによって順次インクリ
メントされる。
ルータによって用いられる方法を示す流れ図である。モ
バイルデバイスは、起動されると、近接する基地局との
間でリンクを確立する。リンク確立期間内、あるいはそ
の直後に、モバイルデバイスは、ドメインルートルー
タ、接続されている基地局、及び基地局とルートルータ
との間のパケット伝達に用いられる各中間ドメインルー
タ宛に伝達される経路設定メッセージを開始する。ここ
で記述される方法は、本発明の実施例に従ってHAWA
IIをインプリメントしているホストベースドメイン内
の各々のルータ(前述されているように、これらにはド
メイン基地局も含まれる。なぜなら、基地局は、サブネ
ット内の有線部分とのインターフェースとして機能する
ルータ機能を維持しているかあるいはそれらへアクセス
可能であるからである。)に対して適用可能である。本
明細書において記述されているメッセージ処理手続き
は、前述されているように、現在のルータにおいて利用
可能な処理及びメモリ機能を用いて実行される。ステッ
プ340では、ドメインルータが起動経路設定メッセー
ジを受信する。ルータはメトリックフィールドをインク
リメントする(ステップ342)。ステップ344で
は、ルータは現在の経路設定メッセージが受信されたル
ータインターフェースを識別し、変数Intf1をその
インターフェースにセットする。ステップ346では、
モバイルデバイスのIPアドレスをIntf1(ステッ
プ344で識別されたルータインターフェース)にマッ
ピングするルーティングテーブルエントリが入力され
る。ステップ348では、ルータは、ルータアドレスが
現在の経路設定メッセージのデスティネーションIPア
ドレスフィールドに入力されているアドレスと一致する
か否かをチェックする。一致する場合には、そのルータ
はドメインルートルータであり、経路設定メッセージに
係るアクノレッジが設定されたルータ/インターフェー
ス経路を介してモバイルデバイス宛に返送される(ステ
ップ352)。一致しない場合には、ルータは、その経
路設定メッセージのデスティネーションIPアドレス
(すなわちドメインルートルータ)に達する目的でその
経路設定メッセージを転送すべき次のホップのルータを
識別する(ステップ350)。その後、当該ルータは、
他のモバイルデバイスから開始された起動経路設定メッ
セージを待機する(ステップ354)。新たな起動経路
設定メッセージが受信されると、ルータはメッセージ処
理手続きをステップ340から再度開始する。
キテクチャを用いるドメイン例における起動経路設定メ
ッセージの処理シーケンスを模式的に示した図である。
ここで、“Intf”の使用は、あるノードがそれを介
して他のノードに接続されているインターフェースある
いはポートを意味していることに留意されたい。ドメイ
ンルートルータ360は、ドメインルートルータInt
fAを介してインターネット362へアクセスする。ド
メインルートルータ360のIntfBは、ルータR7
のIntfAに接続されている。ドメインルートルータ
360のIntfCは、ルータR8のIntfAに接続
されている。ルータR7のIntfBは、基地局BS9
のIntfAに接続されている。ルータR7のIntf
Cは、基地局BS10のIntfAに接続されている。
ルータR8のIntfBは、基地局BS11のIntf
Aに接続されている。ルータR8のIntfCは、基地
局BS12のIntfAに接続されている。
の間でリンクを設定しようとしているモバイルデバイス
114が示されている。起動の開始に際して、モバイル
デバイスには、まず、動的ホスト配置プロトコル(DH
CP)サーバ(図示せず)を介してIPアドレスが割り
当てられる。DHCPサーバがルートルータと同一地点
に存在していると仮定すると、基地局BS9はDHCP
サーバリレーとして機能し、DHCPサーバとモバイル
デバイスとの間でのメッセージ転送を行なう。認証が成
功すると、DHCPサーバはドメイン内で用いられるI
Pアドレスをモバイルデバイス宛に割り当て、さらに、
基地局BS9とドメインルートルータ360のIPアド
レスをモバイルデバイス宛に伝達する。モバイルデバイ
スは、その情報要素フィールドが図8に関連して記述さ
れているように設定された起動経路設定メッセージを生
成する。モバイルデバイス114は、その起動経路設定
メッセージを、基地局BS9のIntfBへの第一ホッ
プ364を介して送出する。
地局BS9は情報要素のメトリックフィールドをインク
リメントし、それ自体のルーティングテーブルにモバイ
ルデバイス114宛のルーティングエントリを追加す
る。モバイルデバイス宛のエントリは、モバイルデバイ
スのIPアドレスとBS9によって受信されたモバイル
デバイス宛のパケットがルーティングされるべき関連す
るインターフェースという二つのフィールドよりなる。
関連するインターフェースは、その起動経路設定メッセ
ージが受信されたものと同一のインターフェース(この
例では、BS9のIntfBという無線インターフェー
ス)にセットされる。次に、BS9は、デスティネーシ
ョンIPアドレスフィールドに示されたIPアドレスへ
の転送を完遂する目的で、その起動経路設定メッセージ
を転送すべきゲートウェイを決定するためのルーティン
グテーブル検索を実行する。起動経路設定メッセージに
おいては、デスティネーションIPアドレスフィールド
はドメインルートルータのIPアドレスにセットされて
いる。この実施例の場合には、BS9は、適切なゲート
ウェイがルータR7であることを決定する。それゆえ、
BS9はこの起動経路設定メッセージを、BS9のIn
tfAからR7のIntfBへという第二のホップ36
6へルーティングする。
ータR7は情報要素メトリックフィールドをインクリメ
ントし、基地局BS9と同一の様式で、モバイルデバイ
ス114宛のルーティングエントリを自らのルーティン
グテーブルに追加する。それゆえ、ルータR7は、モバ
イルデバイスのIPアドレスを、起動経路設定メッセー
ジが受信されたインターフェース(R7 IntfB)
と関連づける。その後、ルータR7は、その起動経路設
定メッセージをドメインルートルータ360宛に第三ホ
ップ368へ、すなわちR7 IntfAからドメイン
ルートルータ360のIntfへと転送する。起動経路
設定メッセージを受信すると、ドメインルートルータ3
60は情報要素メトリックフィールドをインクリメント
し、そのルーティングテーブルに前述されたものと同様
にモバイルデバイス114宛のルーティングエントリを
追加する。それゆえ、ドメインルートルータ360は、
モバイルデバイスのIPアドレスを起動経路設定メッセ
ージが受信されたインターフェース(IntfB)と関
連づける。その後、ドメインルートルータ360は、起
動経路設定メッセージによって設定されたルーティング
テーブルエントリを用いて、モバイルデバイスのIPア
ドレスを経路中の各々のルータに関連づける目的で、ア
クノレッジ370をモバイルデバイス114宛に返送す
る。その後、モバイルデバイス114宛にインターネッ
トを介して伝達されるパケットは、モバイルデバイスの
IPアドレスのサブネット部分に基づいて、ドメインル
ートルータ360宛にルーティングされる。モバイルデ
バイスのIPアドレスを有してドメインルートルータ3
60に到達するパケットは、生成されたホストベースル
ーティングエントリを用いてモバイルデバイス114宛
にルーティングされる。ドメイン内の、当該起動経路設
定メッセージを受信していないルータ、すなわちBS1
1、BS12及びR8は、モバイルデバイスのIPアド
レスに対応するルーティングエントリを維持していな
い。それゆえ、これらのルータは、ルーティングテーブ
ル内に対応するエントリが無いデスティネーションアド
レスを有するパケットに関しては、ドメインルートルー
タ360宛のデフォールトのルーティング経路を用い
る。よって、モバイルデバイス114に対応するデステ
ィネーションアドレスを有するパケットが基地局BS1
1において受信された場合には、それらはデフォールト
でドメインルートルータ360宛にルーティングされ
る。ドメインルートルータ360において受信される
と、モバイルデバイスのIPアドレスは認識され、モバ
イルデバイス114宛にパケットを転送するために用い
られるエントリはドメインルートルータ360のルーテ
ィングテーブル内で利用可能である。
フレッシュ経路設定メッセージを処理するために利用す
る方法例を示した流れ図である。前述されているよう
に、リフレッシュ経路設定メッセージは、(各モバイル
デバイスが接続された)基地局によって開始され、ソフ
トステートルーティングテーブルエントリをリフレッシ
ュする目的で、ルートルータ及び中間のルータ宛に送出
される。メッセージは、各々のモバイルデバイスに関し
て個別に送出されるか、あるいは、その基地局に対して
接続された複数個のモバイルデバイスに関するリフレッ
シュ経路設定メッセージがまとめて送出される。ここで
例示・記述される方法は、本発明の実施例に従ってHA
WAIIをインプリメントしているホストベースドメイ
ン内の各々のルータ(これらには、前述されているよう
に、ドメイン内の基地局も含まれる。なぜなら、基地局
は、サブネットの有線部分へのインターフェースとして
働くルータ機能を維持あるいはそれへのアクセスが可能
であるからである。)に対して適用可能である。ここで
記述されるメッセージ処理手続きは、前述されているよ
うに、現在のルータにおいて利用可能な処理及びメモリ
機能を用いて実行される。ステップ380では、ドメイ
ン内のルータがリフレッシュ経路設定メッセージを受信
する。当該ルータはメトリックフィールドをインクリメ
ントする(ステップ382)。ステップ384では、当
該ルータはリフレッシュ経路設定メッセージが受信され
たルータインターフェースを識別し、それを変数Int
f1にセットする。ステップ388では、モバイルデバ
イスのIPアドレスに係るエントリがルーティングテー
ブル内に存在するか否かをチェックする。存在しない場
合には、ステップ390でルーティングテーブルエント
リが入力され、当該エントリはモバイルデバイスのIP
アドレスをIntf1(ステップ384で識別されたル
ータインターフェース)にマッピングする。モバイルデ
バイスのIPアドレスに係るルーティングテーブルエン
トリが存在する場合には、リフレッシュ経路設定メッセ
ージ内のシーケンスナンバーが既存のルータシーケンス
ナンバーエントリと比較される(ステップ392)。リ
フレッシュ経路設定メッセージ内のシーケンスナンバー
が既存のルータシーケンスナンバーエントリよりも大き
い場合には、リフレッシュ経路設定メッセージがルータ
において現時点で利用可能なものよりもより新しい情報
要素フィールドを含んでいることを意味しており、ステ
ップ394において、ルータにおいてストアされていた
情報要素フィールドがリフレッシュ経路設定メッセージ
内で送信されてきたより新しい値を反映するように更新
(リフレッシュ)される。
ータのアドレスがリフレッシュ経路設定メッセージ内の
デスティネーションIPアドレスフィールド内のアドレ
スと一致するか否かをチェックする。一致しない場合に
は、ルータは、リフレッシュ経路設定メッセージ内のデ
スティネーションIPアドレスに到達する目的で、当該
リフレッシュ経路設定メッセージを転送すべき次のホッ
プのルータを識別する(ステップ398)。しかしなが
ら、一致する場合には、そのルータはドメインルートル
ータであってそのリフレッシュ経路設定メッセージをさ
らに転送する必要はない。さらに、ドメインルートルー
タによる受信に対するアクノレッジも不要である。よっ
て、ステップ400では、ルータは、それ自体のルーテ
ィングテーブルエントリを更新することになる新たなリ
フレッシュ経路設定メッセージを待機する。このような
リフレッシュ経路設定メッセージは、同一の基地局か、
あるいは当該ルータをサービスを提供しているモバイル
デバイス宛にパケットを転送する際に利用するドメイン
内の他の基地局からかのいずれかから発せられる。新た
なリフレッシュ経路設定メッセージを受信すると、この
手続きはステップ380から再度開始される。
HAWAIIアーキテクチャにおいて用いられる三つの
経路設定ハンドオフ方式が記述される。すなわち、新−
旧経路設定方式、旧−新経路設定方式、及び新−旧−新
経路設定方式である。起動及びリフレッシュ経路設定メ
ッセージが、以下に記述される三つのハンドオフ方式の
各々と関連して用いられる。三つの経路設定ハンドオフ
方式は、ハンドオフ経路設定メッセージがどのように調
整され、管理され、転送されるかという点で異なってい
る。本明細書において記述される三つの経路設定ハンド
オフ方式は、既存のトポロジーに関する知識を何ら仮定
しない。すなわち、経路設定メッセージは、ルーティン
グ情報プロトコル(RIP)あるいはオープン最短経路
優先(OSPF)等の従来技術に係るルーティングプロ
トコルによって生成されたルーティングエントリを用い
て、他のあらゆる付加情報を用いることなく、ドメイン
内でルーティングされる。しかしながら、ドメインノー
ド、リンク及びルータ混雑及び/あるいはQoS保証責
任に対応するプロトコル内で本明細書に記載されている
経路設定方式を適応することが可能であることは当業者
には明らかである。
は、本発明に係るホストベースドメインHAWAIIア
ーキテクチャにおいて用いられる前述された三つの経路
設定ハンドオフ方式に係る詳細を列挙したものである。
それらは、新−旧経路設定方式、旧−新経路設定方式、
及び新−旧−新経路設定方式である。それぞれの名前が
示しているように、それらは、モバイルデバイスの旧基
地局から新基地局へのハンドオフ事象をドメインホスト
ルータに通知して更新する、三つの相異なったメッセー
ジ伝達手段を表している。これら三つの方式全ては、ド
メインルータのルーティングテーブルにおける変更を実
現するために必要とされるメッセージング及びシグナリ
ングを、モバイルデバイスがドメイン内でその接続点を
新たな基地局に変更することによってパケット伝達に用
いられるインターフェースが変更された、選択されたル
ータのみを更新することによって限定している。それぞ
れの(すなわち、新−旧、旧−新、あるいは新−旧−
新)経路設定方式を用いて基地局が通知される順序は、
個々の基地局及びルータが論理レベルで経路設定メッセ
ージを処理する順序を表している。経路設定メッセージ
が伝達される物理的な経路は、論理レベルにおいて記述
されるものと異なる可能性がある。
語は、経路設定ハンドオフ方式を記述するために用いら
れる。再度図2を参照して、クロスオーバールータとい
う術語が定義される。ドメインルートルータ150、ル
ータR4及びR5、及び基地局BS5、BS6、及びB
S7を含むドメイン1よりなる要素を考える。モバイル
デバイス114が起動して、基地局BS5に接続される
と仮定する。モバイルデバイス114はIPアドレスを
獲得し(すなわち、IPアドレスが固定的に割り当てら
れ)、ドメインルートルータ150宛の起動経路設定メ
ッセージを開始する。ドメインルートルータ150は、
ドメインルートルータ及び各中間ルータにおいて、その
IPアドレスをルータインターフェースと等値すること
によってルーティングテーブルエントリを追加する。そ
れゆえ、モバイルデバイスのIPアドレスを有し、ドメ
インルートルータ150によって受信されるパケット
は、適切なインターフェースを介してルータR4にルー
ティングされる。ルータR4は、パケットを受信する
と、当該パケットを適切なインターフェースを介して基
地局BS5にルーティングする。基地局BS5は、当該
パケットをモバイルデバイス宛に送信する。ここで、モ
バイルデバイス114がその接続点をドメイン1内で基
地局BS6に変更し、モバイルデバイス114宛のパケ
ットが、ドメインルートルータ150、(新たなインタ
ーフェースを介してであるが)ルータR4、及び基地局
BS6を介してモバイルデバイス114宛にルーティン
グされると仮定する。基地局BS5及びBS6及びルー
タR4にストアされているモバイルデバイスのIPアド
レスに係るルーティングテーブルエントリは更新が必要
であるが、ドメインルートルータ150内のルーティン
グテーブルエントリに関しては何ら更新は必要ではな
い。これは、ドメインルートルータが、モバイルデバイ
ス114宛のパケットの最終的な伝達が基地局BS5あ
るいはBS6のいずれかを介してなされるかにかかわら
ず、モバイルデバイス114のIPアドレスを有するパ
ケットを同一のインターフェースを介してルータR4に
転送するからである。この場合のクロスオーバールータ
はR4である。なぜなら、モバイルデバイスがその接続
点を基地局BS5から基地局BS6へ変更した場合に当
該モバイルデバイス宛にパケットを転送するために用い
るインターフェースを変更しなければならない、パケッ
ト伝達方式における最初のドメインルータであるからで
ある。
フ方式の各々において、第一ドメイン基地局から第二ド
メイン基地局へのハンドオフの間、ハンドオフの完了前
及びドメインルータへに係るルーティングテーブルエン
トリの更新前に旧基地局によって受信されたパケット
が、モバイルデバイス宛の伝送のために新たな基地局へ
伝達されるように、既存のルーティングテーブルにルー
ティングエントリが追加される。このようにしてルーテ
ィングエントリを更新することにより、パケット損失に
つながるループ形成の可能性を防止する。さらに、三つ
の経路設定ハンドオフ方式は、全て、図9において示さ
れて既に記述された情報要素構造を利用する(但し、後
に記述されるように、旧−新経路設定方式が用いられる
場合に、ソース及びデスティネーションIPアドレスフ
ィールドが相互に交換されて用いられる、という例外を
除く)。しかしながら、それぞれの方式は、ドメインル
ータが情報要素フィールド値をどのように解釈してどの
ようにそれに応答するか、という点で異なっている。
路設定メッセージの処理に用いられる方法例を示す流れ
図である。前述されているように、ハンドオフ経路設定
メッセージは、モバイルデバイスによって開始され、新
たな基地局から旧基地局及び選択された中間ルータさら
にクロスオーバールータを含んで送出される。このメッ
セージを受信する基地局あるいはルータは、発信側モバ
イルデバイスIPアドレスに対応するルーティングテー
ブル内のエントリを、ハンドオフ経路設定メッセージが
到達したルータあるいは基地局のインターフェースへの
ポイントに更新する。詳細に述べれば、ハンドオフ経路
設定メッセージを受信するドメインルータは、(i)新
基地局とクロスオーバールータとの間のハンドオフ後の
パケット伝達経路に相当する各ルータ(新基地局及びク
ロスオーバールータを含む)及び(ii)クロスオーバ
ールータと旧基地局との間のハンドオフの前のパケット
伝達経路に相当する各ルータ(旧基地局を含む)が含ま
れる。本明細書において例示・記述されている方法は、
本発明の実施例に従ってHAWAIIをインプリメント
しているホストベースドメイン内の各々のルータ(これ
らには、前述されているように、ドメイン内の基地局も
含まれる。なぜなら、基地局は、サブネットの有線部分
へのインターフェースとして働くルータ機能を維持ある
いはそれへのアクセスが可能であるからである。)に対
して適用可能である。ここで記述されるメッセージ処理
手続きは、前述されているように、現在のルータにおい
て利用可能な処理及びメモリ機能を用いて実行される。
ステップ410では、ドメインルータが、まず、ハンド
オフ経路設定メッセージを受信する。ルータは、メトリ
ックフィールドをインクリメントする(ステップ41
2)。ステップ414においては、ルータは経路設定メ
ッセージが受信されたルータインターフェースを識別
し、変数Intf1をそのインターフェースに設定す
る。ステップ418では、ルータはモバイルデバイスの
IPアドレスに対する既存のエントリがルーティングテ
ーブル内に存在するか否かをチェックする。存在しない
場合には、ステップ420においてルーティングテーブ
ルエントリが入力され、これはモバイルデバイスのIP
アドレスをIntf1(ステップ414で識別されたル
ータインターフェース)にマッピングする。モバイルデ
バイスのIPアドレスに対する既存のエントリが存在す
る場合には、ステップ422において、ハンドオフ経路
設定メッセージのシーケンスナンバーが既存のルータシ
ーケンスナンバーエントリと比較される。ハンドオフ経
路設定メッセージ中のシーケンスナンバーが既存のルー
タシーケンスナンバーエントリより大きい場合には、ハ
ンドオフ経路設定メッセージがルータにストアされてい
るものよりもより新しい情報要素を含むことを意味して
おり、ステップ424において、当該モバイルデバイス
に係るルーティングテーブルエントリが更新される。
ンドオフ経路設定メッセージのデスティネーションアド
レスフィールド中のアドレスがルータのアドレスに一致
するか否かをチェックする。一致しない場合には、ルー
タは、当該ハンドオフ経路設定メッセージのデスティネ
ーションIPアドレス(すなわち、旧基地局)に到達さ
せる目的で、当該ハンドオフ経路設定メッセージを転送
すべき次のホップのルータを識別する(ステップ42
8)。一致する場合には、当該ルータは旧基地局であっ
て、当該ハンドオフ経路設定メッセージをさらに転送す
る必要はない。ステップ430では、ハンドオフ経路設
定メッセージの受信に係るアクノレッジが新基地局宛に
送出される。当該ハンドオフ経路設定メッセージを受信
したルータが旧基地局であるか否かにかかわらず、当該
ルータは次のハンドオフ経路設定メッセージを待機する
(ステップ432)。新たな経路設定メッセージを受信
すると、当該処理はステップ410から再度開始され
る。
ストベースアーキテクチャを用いるドメイン例における
新−旧経路設定方式処理シーケンスを示している。“I
ntf”が、あるノードが次のノードに接続される際に
用いられるインターフェースあるいはポートを意味して
いることに留意されたい。ドメインルートルータ360
は、ドメインルートルータIntfAを介してインター
ネット362にアクセスする。ドメインルートルータ3
60のIntfBは、ルータR7のIntfAに接続さ
れている。ドメインルートルータ360のIntfC
は、ルータR8のIntfAに接続されている。ルータ
R7のIntfBは、基地局BS9のIntfAに接続
されている。ルータR7のIntfCは、基地局BS1
0のIntfAに接続されている。るーたR8のInt
fBは、基地局BS11のIntfAに接続されてい
る。ルータR8のIntfCは、基地局BS12のIn
tfAに接続されている。
9から新基地局BS10へハンドオフする途中として示
されている。モバイルデバイス114はハンドオフ経路
設定メッセージを生成し、その情報要素フィールドは図
9に関連して^記述されているようにセットされてい
る。その後、モバイルデバイス114は、ハンドオフ経
路設定メッセージを第一ホップ450を介して基地局B
S10のIntfB宛に送出する。
と、基地局BS10は情報要素メトリックフィールドを
インクリメントし、そのルーティングテーブルにモバイ
ルデバイス114宛のルーティングエントリを追加す
る。モバイルデバイス宛のエントリは二つのフィール
ド、すなわち、モバイルデバイスのIPアドレスとBS
10がモバイルデバイス114宛に受信したパケットが
ルーティングされるべき関連するインターフェース、よ
り構成されている。関連するインターフェースは、ハン
ドオフ経路設定メッセージげ受信されたインターフェー
スと同一のもの(この場合は、BS10の無線インター
フェースであるIntfB)にセットされる。次に、B
S10は、デスティネーションIPアドレスフィールド
への伝達を完遂する目的で、当該ハンドオフ経路設定メ
ッセージを転送するべきルータを決定するために、旧基
地局のIPアドレス(BS9のIntfAのアドレス)
に関するルーティングテーブル検索を実行する。この実
施例では、BS10は、ハンドオフ経路設定メッセージ
を転送すべき適切なルータがR7であることを決定す
る。このルータR7はクロスオーバールータである。そ
れゆえ、BS10はハンドオフ経路設定メッセージを、
第二ホップ452でBS10のIntfAからR7のI
ntfC宛にルーティングする。
と、ルータR7は情報要素メトリックフィールドをイン
クリメントし、基地局BS10と同様の方式で、ルーテ
ィングテーブル内のモバイルデバイス114に係るルー
ティングエントリを更新する。それゆえ、ルータR7
は、モバイルデバイスのIPアドレスをハンドオフ経路
設定メッセージを受信したインターフェース(R7のI
ntfC)と関連づける。その後、ルータR7は、ハン
ドオフ経路設定メッセージを、第三ホップ454でR7
のIntfBからBS9のIntfAへと基地局BS9
(旧基地局)宛に転送する。ハンドオフ経路設定メッセ
ージを受信すると、基地局BS9は情報要素メトリック
フィールドをインクリメントし、前述されているよう
に、ルーティングテーブルのモバイルデバイス114に
係るルーティングエントリを更新する。それゆえ、基地
局BS9は、モバイルデバイスのIPアドレスをハンド
オフ経路設定メッセージを受信したインターフェース
(IntfA)と関連づける。よって、その後に基地局
BS9にて処理される、デスティネーションアドレスフ
ィールドにモバイルデバイスのIPアドレスを有するパ
ケットは、モバイルデバイス114宛に伝送される目的
で、基地局BS10へとリダイレクトされる。その後、
基地局BS9は、モバイルデバイスのIPアドレスを経
路内の各ルータにおけるインターフェースと関連づける
目的で、ハンドオフ経路設定メッセージによって設定さ
れたルーティングテーブルエントリを用いて、アクノレ
ッジ456をモバイルデバイス114宛に返送する。そ
の後、インターネット362を介してモバイルデバイス
114への伝達目的で伝送されてきたパケットは、モバ
イルデバイスのIPアドレスのサブネット部分に基づい
てドメインルートルータ360にルーティングされ、ド
メインルートルータ360はそのパケットをルータR7
のIntfAへと転送する(なぜなら、ドメインルート
ルータにおけるモバイルデバイスのIPアドレスは、ハ
ンドオフ経路設定メッセージによって変更されていない
からである。)。その後、ルータR7は、モバイルデバ
イスのIPアドレスを有するパケットを、ルータR7の
IntfCから、モバイルデバイスのIPアドレスに係
る更新されたルーティングテーブルエントリによって指
示されるように、基地局BS10のIntfAへとルー
ティングする。基地局BS10は、モバイルデバイスの
IPアドレスを有するパケットを、基地局BS10のI
ntfB(BS10の無線インターフェース)を介して
モバイルデバイス114宛にルーティングする。以上よ
り明らかなように、新及び旧基地局及びそれらを接続す
るルータのみが新−旧ハンドオフ経路設定メッセージの
処理に関与していることに留意されたい。ドメイン内の
他のルータは、ドメインルートルータ360を指し示す
デフォールトエントリを有するのみであり、不変に保た
れる。
セージの情報要素にシーケンスナンバーフィールドを含
めることによって、モバイルデバイスがハンドオフする
際の旧基地局とルータとの間のパケットルーピングが防
止される。この節では新−旧経路設定方式に関連して記
述されているが、シーケンスナンバーフィールドを用い
ることによって、本明細書で記述されているあらゆる経
路設定メッセージあるいは方式におけるルーピングが防
止される。本発明に係るホストベース基地局が、ドメイ
ンルートルータに対して周期的にリフレッシュ経路設定
メッセージを送信することを思い出されたい。図14を
参照して、ハンドオフ経路設定メッセージが生成されて
モバイルデバイスから送出され、当該ハンドオフ経路設
定メッセージが第二ホップ452まで完遂し、及び、ル
ータR7が当該ハンドオフ経路設定メッセージの処理を
完了したところである、と仮定する。さらに、周期的リ
フレッシュメッセージが基地局BS9から送出されたと
ころであると仮定する。基地局BS9には、モバイルデ
バイス114の基地局10へのハンドオフは未だに通知
されていない。なぜなら、ハンドオフ経路設定メッセー
ジを受信していないからである。リフレッシュ経路設定
メッセージがルータR7において処理されるところであ
る場合には、モバイルデバイス宛のルーティングテーブ
ルエントリは、モバイルデバイスが、BS10における
現在の接続点ではなく、依然として基地局BS9に接続
されていることを表すようにリフレッシュされることに
なる。ハンドオフ経路設定メッセージは、第三ホップ4
54の後に基地局BS9に伝達され、BS9のルーティ
ングテーブルが、モバイルデバイス114宛のパケット
をルータR7にリダイレクトするように更新される。こ
のシナリオにより、モバイルデバイスのIPアドレスを
デスティネーションアドレスとして有するパケットが、
次のリフレッシュ経路設定メッセージが開始されるまで
の間、基地局BS9とルータR7との間でループされる
ことになる。
ケンスナンバーフィールドを含ませることによって、パ
ケットルーピングは回避される。モバイルデバイスが起
動する際、シーケンスナンバーフィールドは0にセット
され、モバイルデバイスが起動した直後であって隣接す
る基地局へハンドオフされていないことを表している。
モバイルデバイスがハンドオフされるたびに、モバイル
デバイスは情報要素と共に送出されるシーケンスナンバ
ーをインクリメントする。それゆえ、リフレッシュ経路
設定メッセージを開始する基地局は、ハンドオフ前の値
(すなわち、その基地局に依然として接続されている間
のシーケンスナンバーフィールド値に対応する値)にセ
ットされたシーケンスナンバーフィールドを有する情報
要素を送出する。新基地局へハンドオフされたモバイル
デバイスは、1だけインクリメントされたシーケンスナ
ンバーフィールド値を有するハンドオフ経路設定メッセ
ージを開始する。それゆえ、基地局BS9から送出され
たルータR7に到達するリフレッシュ経路設定メッセー
ジは、モバイルデバイス114によって開始されたハン
ドオフ経路設定メッセージのシーケンスナンバーフィー
ルド値よりも小さいシーケンスナンバーフィールド値を
有することになる。ルータR7は、リフレッシュ経路設
定メッセージがちょうど受信したハンドオフ経路設定メ
ッセージと同じ程度に新しくはない、ということを認識
し、当該モバイルデバイスに対応するルーティングテー
ブルエントリを変更せずにリフレッシュ経路設定メッセ
ージを転送する。よって、パケットルーピング、及びそ
れがもたらす望ましくない結果、は回避される。
路設定メッセージが常に処理されることを保証する目的
で、起動の際に0にセットされる。このようにすること
で、モバイルデバイス114がそれ自体をリセットする
場合(例えば、バッテリの故障の結果として)において
もパケット伝達が保証される。起動経路設定メッセージ
は、起動経路設定メッセージとしてのそのステータスを
表示する目的で、0に等しいシーケンスナンバーフィー
ルドを有するため、リフレッシュ経路設定メッセージ
は、最小1であるような値にセットされたシーケンスナ
ンバーフィールド値を有する。さらに、モバイルデバイ
スによって生成されたハンドオフ経路設定メッセージに
係るシーケンスナンバーフィールド値は、各ハンドオフ
ごとに、巻き付けるように1ずつインクリメントされ
る。それゆえ、ハンドオフ経路設定メッセージは、2と
そのフィールド値として取りうる最大シーケンス数との
間の値を有するシーケンスナンバーフィールド値を有し
ている。
バイスのハンドオフの前及びその間に無線デバイスがコ
ンカレントに新基地局及び旧基地局の双方にチューニン
グするような、CDMAあるいは広帯域CDMAネット
ワークなどの応用例に関して特に適している。TDMA
ネットワークと共に用いられる場合には、新−旧経路設
定方式はパケットロスを生ずる可能性がある。なぜな
ら、モバイルデバイスと旧基地局との間の無線リンク
が、旧基地局がモバイルデバイス宛のパケットを受信す
るのと同時に切断される可能性があるからである。CD
MAあるいは広帯域CDMAネットワークと共に用いら
れる場合には、新−旧経路設定方式は、パケットが新基
地局あるいは旧基地局のいずれかからモバイルデバイス
宛に伝達されることを可能にする。
へのハンドオフが発生すると仮定する。TDMAネット
ワークにおいては、BS10がモバイルデバイスをピッ
クアップする前に、BS9がモバイルデバイスとのリン
クを切断する。このことは、ハードハンドオフとして知
られている。このハンドオフに関しては、ハンドオフ経
路設定メッセージが450、452、454、456の
順序で流される。しかしながら、経路設定メッセージ
が、モバイルデバイス114との間の設定済みのリンク
の切断前に、BS9を通じた物理的無線リンクを介して
開始されると仮定する。よって、BS10及びルータR
7におけるルーティングテーブルエントリは更新され、
モバイルデバイス114宛の今後のパケットは基地局B
S10へルーティングされる。それゆえ、経路設定メッ
セージの処理前にR7のインターフェースIntfBを
介してBS9宛にルーティングされたパケットは、落と
されることになる。なぜなら、BS9との間のハードハ
ンドオフがその間に発生するからである。このことは、
CDMAネットワークでは生じない。モバイルデバイス
は、二つの基地局に同時にチューニングして双方からパ
ケットを受信することが可能であるため、BS9及びB
S10から送出されたパケットを受信する。
旧基地局(BS9)と新基地局(BS10)との間にサ
ブネットドメインの有線部分を介して配置されている場
合の新−旧通話設定方式処理シーケンスを示している。
しかしながら、基地局BS9と基地局BS10とが互い
に中間ルータ無く直接有線接続されていたらどうなるで
あろうか? 図14に従ったハンドオフ経路設定メッセ
ージの処理の後、モバイルデバイス114宛のパケット
は、ドメインルートルータ360から、ルータR7及び
旧基地局BS9を介してルーティングされ、旧基地局B
S9から新基地局(BS10)へと転送されてその後に
モバイルデバイス宛に伝達される。ルーティング費用が
ホップ数に基づくものであると仮定すると、このように
パケットをルーティングすることは最適ルーティング経
路ではない。なぜなら、ドメインルートルータ360か
らのモバイルデバイス宛のパケットは、クロスオーバー
ルータR7から基地局BS10へ直接ルーティングされ
るのではなく、クロスオーバールータR7を介してまず
基地局BS9へルーティングされその後に基地局BS1
0へルーティングされるからである。
中間に配置された中継ルータを用いることなく直接有線
接続されている場合の新−旧経路設定方式処理シーケン
スの実施例を模式的に示した図である。それゆえ、前述
されたドメイン相互接続に加えて、基地局BS9のIn
tfCが基地局BS10のIntfCに接続されてい
る。前述されているように、モバイルデバイス114
は、旧基地局BS9から新基地局BS10へとハンドオ
フするところである。モバイルデバイス114は、図9
に関連して記述されたようにセットされた情報要素フィ
ールドを有するハンドオフ経路設定メッセージを生成す
る。その後、モバイルデバイス114は、当該ハンドオ
フ経路設定メッセージを、第一ホップ460を介して基
地局BS10のIntfBへと送出する。基地局BS1
0は、モバイルデバイス114に対応するルーティング
テーブルエントリを追加あるいは更新し、メトリックフ
ィールドをインクリメントして、当該ハンドオフ経路設
定メッセージを第二ホップ462を介してBS10のI
ntfCからBS9のIntfC宛に転送する。基地局
BS9は、モバイルデバイス114に対応するルーティ
ングテーブルエントリを更新し、メトリックフィールド
をインクリメントして、基地局BS9及びBS10内で
ハンドオフ経路設定メッセージによって設定されたルー
ティングテーブルエントリを用いて、モバイルデバイス
114宛にアクノレッジ464を返送する。
新基地局BS10が次のリフレッシュ経路設定メッセー
ジを送出する際に修正される。リフレッシュ経路設定メ
ッセージは、二つのホップでドメインルートルータ宛に
送出される。第一ホップ466は、ルータR7のInt
fC宛のものであり、第二ホップ468はドメインルー
トルータ360宛のものである。ドメインルートルータ
には何ら必要とされるルーティング変更は無いが、ルー
タR7におけるモバイルデバイスに係るルーティングテ
ーブルエントリをリフレッシュする目的でリフレッシュ
経路設定メッセージが用いられる。リフレッシュ経路設
定メッセージを処理した後、ルータR7はモバイルデバ
イスのIPアドレスを、リフレッシュ経路設定メッセー
ジを受信したインターフェースであるIntfCと関連
づける。その後、モバイルデバイス宛の全てのパケット
はルータR7のIntfCを介して基地局BS10のI
ntfA宛にルーティングされ、ルーティング経路が最
適化される。
タR7との間のリンクでリンク故障が発生した場合のシ
ナリオを考える。基地局BS10から発せられる次のリ
フレッシュ経路設定メッセージは、基地局BS10のI
ntfCから基地局BS9のIntfC宛に、次いで基
地局BS9のIntfAからルータR7のIntfB宛
に、さらに、ルータR7のIntfAからドメインルー
トルータ360宛にそれぞれ送出される。サブネットの
ルーティングプロトコルがリンク故障を検出し、自動的
に代替ルートを基地局BS10からドメインルートルー
タ360への次善のルートに係るゲートウェイとして選
択するため、この新たなルーティング経路が用いられ
る。前述された場合と同様、リフレッシュ経路設定メッ
セージが、このメッセージを受信する各々のルータにお
けるモバイルデバイスに係るルーティングテーブルエン
トリを更新し、モバイルデバイス114宛の新たなパケ
ット伝達経路を設定する。
設定方式の変形であり、“旧−新”経路設定方式と呼称
される。旧−新経路設定方式は新−旧経路設定方式と同
様であるが、二つの主要な違いが存在する。第一に、ハ
ンドオフ経路設定メッセージが、モバイルデバイスによ
って、新基地局宛ではなく旧基地局宛に送出される。そ
の後、旧基地局は当該ハンドオフ経路設定メッセージを
新基地局及び中間ルータを介してモバイルデバイス宛に
返送し、モバイルデバイスに対応するルーティングテー
ブルエントリを各々のルータあるいは基地局において更
新する。第二に、メトリックフィールドが、旧基地局に
おいて、新基地局に対応するルーティングテーブルエン
トリに係るメトリックフィールド値よりも1だけ大きい
値に設定され、モバイルデバイスへ返送されるハンドオ
フ経路設定メッセージの各々のホップごとにデクリメン
トされる。
オフ経路設定メッセージを処理するドメインルータによ
って用いられるプログラム例を示す流れ図である。前述
されているように、ハンドオフ経路設定メッセージはモ
バイルデバイスによって開始されて送出され、新基地局
におけるモバイルデバイスの新たな接続点を反映させる
目的でドメインルータにおけるルーティングテーブルエ
ントリを更新する。新−旧−新ハンドオフ経路設定メッ
セージは、まず、(図16に示されているフェーズ1に
おいて)新基地局から旧基地局へと経路設定メッセージ
を転送し、(図17に示されているフェーズ2におい
て)旧基地局から新基地局へと経路設定メッセージを転
送する。ここで例示・記述される方法は、本発明の実施
例に従ってHAWAIIをインプリメントしているホス
トベースドメイン内の各々のルータ(これらには、前述
されているように、ドメイン内の基地局も含まれる。な
ぜなら、基地局は、サブネットの有線部分へのインター
フェースとして働くルータ機能を維持あるいはそれへの
アクセスが可能であるからである。)に対して適用可能
である。ここで記述されるメッセージ処理手続きは、前
述されているように、現在のルータにおいて利用可能な
処理及びメモリ機能を用いて実行される。
述された新−旧経路設定方式や旧−新経路設定方式より
も複雑である。新−旧−新ハンドオフ経路設定方式は、
修正されたルーティングテーブル構造を利用する。標準
的なルーティングテーブルエントリは、(前述されてい
るように)ルーティング経路を決定するために二つのフ
ィールドを利用し、あるIPアドレスを、そのIPアド
レスをデスティネーションアドレスとして有するパケッ
トが転送されるルータインターフェースに関連づける。
ルーティングテーブル構造は、新−旧−新ハンドオフ経
路設定方式をインプリメントする際には、三つのフィー
ルドを含むように修正される。IPパケットが転送され
るルータインターフェースは、デスティネーションIP
アドレスの他にパケットが受信されるルータインターフ
ェースの関数として決定される。それゆえ、同一のデス
ティネーションIPアドレスを有するパケットを、どの
着信ルータインターフェースを介してそのパケットが受
信されたかに依存して、相異なったインターフェースを
介してルーティングすることが可能である。従って、強
化されたルーティングテーブルエントリは、([着信I
ntf、IPアドレス]→発信Intf)という形式を
有している。しかしながら、ルータのインターフェース
ポートに係る転送テーブルの形式は同一のままであるこ
とも可能である。
ては、ドメインルータが、まず、新−旧−新フェーズ1
ハンドオフ経路設定メッセージを受信する。フェーズ1
メッセージというステータスは、当該メッセージが、モ
バイルデバイスから旧基地局への経路(すなわち、メッ
セージ経路の新−旧脚)内のルータにおいて処理されつ
つあることを表している。ルータはメトリックフィール
ドをインクリメントする(ステップ482)。ステップ
484においては、ルータがその経路設定メッセージを
受信したルータインターフェースを識別し、変数Int
f1をそのインターフェースに対応するようにセットす
る。ステップ486では、ルータは、その経路設定メッ
セージ内のデスティネーションアドレスとルータ自体の
アドレスとが等しいか否かをチェックする。ルータアド
レスがデスティネーションアドレスである場合には(そ
のルータが実際に旧基地局であることを表しており)、
ステップ488が実行される。
ンドオフ経路設定メッセージが旧基地局によって受信さ
れると、([*、モバイルデバイスアドレス]→Int
f1)という形態を有するルーティングテーブルエント
リが生成される。この表記は、ルータ(この場合には旧
基地局)に到達するパケットが、それがどの着信インタ
ーフェースを介して受信されたかにかかわらず、ステッ
プ484において識別された発信インターフェース(I
ntf1)を介してルーティングされることを意味して
いる。ステップ490では、Intf1に接続された次
のホップのルータが識別され、フェーズ2経路設定メッ
セージのデスティネーションIPアドレスがモバイルデ
バイスのIPアドレスにセットされ、フェーズ2経路設
定メッセージが出力される。その後、ルータは、次のフ
ェーズ1経路設定メッセージを待機する(ステップ50
4)。
行されたチェックの結果が、メッセージを受信したルー
タがそのメッセージのデスティネーションIPアドレス
フィールドにおいて示されたルータではないことを表し
ている場合には、ステップ492が実行される。ステッ
プ492では、ルータは、その経路設定メッセージが転
送される際に用いられるべきルータインターフェースを
識別し、このインターフェースを変数Intf2で表
す。この決定は、経路設定メッセージのデスティネーシ
ョンアドレスフィールドに基づいており、これは旧基地
局のIPアドレスである。ステップ494においては、
ルータは、モバイルデバイスのIPアドレスに係るルー
ティングテーブルエントリが存在するか否かをチェック
する。モバイルデバイスのIPアドレスに対するルーテ
ィングテーブルエントリが存在しない場合には、ステッ
プ496において、モバイルデバイスのIPアドレスに
対するルーティングテーブルエントリが生成される。こ
のエントリは、([*、モバイルデバイスアドレス]→
Intf1)という形式を有しており、ルータに到達し
た、モバイルデバイスに対応するデスティネーションI
Pアドレスを有するパケットが、どのインターフェース
を介して受信されたかにかかわらず、Intf1を介し
てルーティングされることを意味している。その後、経
路設定メッセージがIntf2を用いて次のホップのル
ータ宛に転送される。
Pアドレスに対応するルーティングテーブルエントリが
存在すると決定された場合には、ステップ498が実行
される。ステップ498においては、ハンドオフ経路設
定メッセージのシーケンスナンバーがルータ内に存在す
るシーケンスナンバーエントリと比較される。経路設定
メッセージのシーケンスナンバーがルータ内に存在する
シーケンスナンバーエントリ以下である場合には、ハン
ドオフ経路設定メッセージはルータにおいてストアされ
ている情報要素フィールド値と同じかより古いものであ
ることを意味しており、その経路設定メッセージは、そ
れ以上そのルータにおいては処理されない。その代わり
にステップ502が実行され、その経路設定メッセージ
がIntf2を用いて次のホップのルータ宛に転送され
る。
ージ中のシーケンスナンバーが既存のルータシーケンス
ナンバーエントリよりも大きい場合には、ハンドオフ経
路設定メッセージがルータにストアされているものより
もより新しい情報要素フィールドを有していることを表
しており、ステップ500が実行される。([Intf
2、モバイルデバイスアドレス]→Intf1)という
形式のルーティングテーブルエントリが追加される。こ
のエントリは、既存のエントリを置換するのではなく、
追加されることが重要である。既存のエントリは、
([〜Intf2、モバイルデバイスアドレス]→In
tfX)という形式に更新される。これら二つのエント
リはルーティングテーブル内に同時に存在し、以下の効
果を有する。このルータにおいてIntf2から受信さ
れ、モバイルデバイスのIPアドレスをデスティネーシ
ョンアドレスとして有するパケットはIntf1を介し
て転送され、一方、このルータにおいてIntf2以外
のインターフェースから受信され、モバイルデバイスの
IPアドレスをデスティネーションアドレスとして有す
るパケットはIntfX(ステップ494において、存
在すると決定されたエントリに係るインターフェース)
を介して転送される。ステップ502においては、この
ハンドオフ経路設定メッセージが、Intf2を用いて
次のホップのルータ宛に転送される。その後、ルータは
次のフェーズ1メッセージの受信を待機する(ステップ
504)。
いては、ドメインルータは、まず、新−旧−新フェーズ
2ハンドオフ経路設定メッセージを受信する。フェーズ
2メッセージというステータスは、そのメッセージが、
旧基地局からモバイルデバイスへ返送される経路(すな
わち、メッセージ経路の旧−新脚)内に存在するルータ
によって処理されつつあることを意味している。ステッ
プ522では、ルータはメトリックフィールドをデクリ
メントする。なぜなら、フェーズ2ホップごとに1ホッ
プ分ずつモバイルデバイスにより近くなるからである。
ステップ524においては、ルータは当該経路設定メッ
セージを受信したインターフェースを識別し、変数In
tf1をそのインターフェースに対応する値にセットす
る。ステップ526では、ルータは、([Intf1、
モバイルデバイスアドレス]→IntfX)という形式
のルーティングテーブルエントリが存在するか否かをチ
ェックする。すなわち、ルータプロセッサは、パケット
がIntf1から受信されてモバイルデバイスのIPア
ドレスをデスティネーションアドレスとして有する場合
に、その受信されたパケットを規定されたインターフェ
ース(IntfX)から転送するルーティングテーブル
エントリが存在するか否かをチェックする。そのような
エントリが存在しない場合には、ステップ532におい
て、どのインターフェースからその経路設定メッセージ
が受信されたかにかかわらず、経路設定メッセージ内に
含まれるデスティネーションIPアドレスのみによって
決定された次のホップに当該経路設定メッセージを転送
する。しかしながら、ステップ526によって実行され
た検索の結果、([Intf1、モバイルデバイスアド
レス]→IntfX)という形式のエントリが存在する
ことが明らかになった場合には、ステップ528が実行
される。
フ経路設定メッセージのシーケンスナンバーが既存のル
ータシーケンスナンバーエントリと比較される。当該ハ
ンドオフ経路設定メッセージのシーケンスナンバーが既
存のルータシーケンスナンバーエントリ以下である場合
には、当該ハンドオフ経路設定メッセージがルータにス
トアされているものよりも新しくはない情報要素フィー
ルド値を有することを意味しており、当該経路設定メッ
セージはそのルータにおいてさらに処理されることはな
い。その代わりに、ステップ532が実行され、当該ハ
ンドオフ経路設定メッセージがIntfXを介して次の
ホップのルータ宛に転送される。
ッセージのシーケンスナンバーが既存のルータシーケン
スナンバーエントリより大きい場合には、当該ハンドオ
フ経路設定メッセージがルータにストアされているもの
よりもより新しい情報要素フィールドを有することを意
味しており、ステップ530が実行される。そのルータ
におけるルーティングテーブルエントリが更新され、モ
バイルデバイスのIPアドレスをデスティネーションア
ドレスフィールドに有する全てのエントリが、([*、
モバイルデバイスアドレス]→IntfX)の形式に修
正される。すなわち、モバイルデバイスのIPアドレス
を有するエントリが修正され、いずれのインターフェー
スから受信されたかにかかわらず、モバイルデバイスの
IPアドレスを有するそれ以降のパケットが、この時点
の修正前に存在していたエントリにおいて規定されたイ
ンターフェースへ転送されるようになる。ステップ53
2においては、当該ハンドオフ経路設定メッセージがI
ntfXを介して次のホップのルータ宛に転送される。
その後、どのような経路からステップ532に到達した
場合であろうとも、ルータは次の新−旧−新フェーズ2
ハンドオフ経路設定メッセージが受信されるのを待機す
る。受信されると、処理はステップ520から新たに再
開される。
ストベースアーキテクチャを用いるドメイン例における
新−旧−新経路設定方式処理シーケンスを示している。
“Intf”は、あるノードが次のノードに接続される
際のインターフェースあるいはポートを示している。ド
メインルートルータ360は、ドメインルートルータの
IntfAを介してインターネット362にアクセスす
る。ドメインルートルータ360のIntfBは、ルー
タR7のIntfAに接続されている。ドメインルート
ルータ360のIntfCは、ルータR8のIntfA
に接続されている。ルータR7のIntfBは、基地局
BS9のIntfAに接続されている。ルータR7のI
ntfCは、基地局BS10のIntfAに接続されて
いる。ルータR8のIntfBは、基地局BS11のI
ntfAに接続されている。ルータR8のIntfC
は、基地局BS12のIntfAに接続されている。
9から新基地局BS11へのハンドオフの途中として示
されている。モバイルデバイス114は、その情報要素
フィールドが図9に関連して記述されているようにセッ
トされた新−旧−新フェーズ1ハンドオフ経路設定メッ
セージを生成する。モバイルデバイス114は、当該ハ
ンドオフ経路設定メッセージを第一ホップ550を介し
て基地局BS11のIntfB宛に送出する。
と、基地局BS11は情報要素メトリックフィールドを
インクリメントし、モバイルデバイス114のIPアド
レスに対応するルーティングテーブルエントリを生成す
る。前述されているように、モバイルデバイスに対する
エントリは、着信インターフェース、モバイルデバイス
のIPアドレス、及び関連して決定された、基地局BS
11によって受信されたモバイルデバイス114宛のパ
ケットがルーティングされる発信インターフェース、と
いう三つのフィールドを有する強化されたエントリであ
る。当該ハンドオフ経路設定メッセージを受信する前に
は、基地局BS11は、([*、デフォールト]→BS
11のIntfA)という形式のデフォールトエントリ
を維持している。当該ハンドオフ経路設定メッセージの
処理の後には、基地局BS11は、([*、モバイルデ
バイスアドレス]→BS11のIntfB)という形式
のエントリを生成する。すなわち、関連づけられる発信
インターフェースは、当該ハンドオフ経路設定メッセー
ジが受信されたものと同一のインターフェース(この例
の場合には、無線インターフェースであるBS11のI
ntfB)にセットされる。次に、BS11は、デステ
ィネーションIPアドレスフィールドに示されたアドレ
スへの伝達を完了する目的で、当該ハンドオフ経路設定
メッセージを送出すべき転送先のルータを決定するため
に、旧基地局のIPアドレス(BS9アドレス)に関す
るルーティングテーブル検索を実行する。この例では、
BS11は、当該ハンドオフ経路設定メッセージを転送
すべき適切なルータはルータR8であると決定する。そ
れゆえ、BS11は、当該ハンドオフ経路設定メッセー
ジを第二ホップ552においてBS11のIntfAか
らR8のIntfBへとルーティングする。
と、ルータR8は情報要素メトリックフィールドをイン
クリメントし、モバイルデバイス114に対応するルー
ティングテーブルエントリを生成する。当該ハンドオフ
経路設定メッセージを受信して処理する前には、ルータ
R8は、([*、デフォールト]→R8のIntfA)
というデフォールトエントリを維持していた。当該ハン
ドオフ経路設定メッセージを処理した後には、ルータR
8は、([*、モバイルデバイスアドレス]→R8のI
ntfB)という形式のエントリを生成する。すなわ
ち、IPヘッダデスティネーションアドレスとしてモバ
イルデバイスのアドレスを有するパケットに関しては、
どの着信インターフェースで受信されたかにかかわら
ず、関連する発信インターフェースとして用いられるの
は当該ハンドオフ経路設定メッセージが受信されたもの
と同一のインターフェース(R8のIntfB)であ
る。ルータR8は、デスティネーションIPアドレスフ
ィールドに含まれたアドレスへの伝達を完遂する目的
で、当該ハンドオフ経路設定メッセージの転送先のルー
タを決定するために、旧基地局のIPアドレス(BS9
のアドレス)に関するルーティングテーブル検索を実行
する。この例では、ルータ8は、当該ハンドオフ経路設
定メッセージを転送すべき適切なルータがドメインルー
トルータ360であることを決定する。それゆえ、ルー
タR8は、ハンドオフ経路設定メッセージを第三ホップ
554でルータR8のIntfAからドメインルートル
ータのIntfC宛に転送する。
と、ドメインルートルータ360は情報要素メトリック
フィールドをインクリメントし、モバイルデバイス11
4に対応するルーティングテーブルエントリを追加す
る。当該ハンドオフ経路設定メッセージを受信して処理
する前には、ドメインルートルータ360は、基地局B
S9を介したモバイルデバイス宛のパケットの伝達に係
るルーティングテーブルエントリを([*、モバイルデ
バイスアドレス]→DRRのIntfB)という形で維
持していた。これは、それ以前の経路設定メッセージに
よって設定されたものである。このエントリは、パケッ
トが受信されたインターフェースにかかわらず、モバイ
ルデバイスのIPアドレスをIPヘッダデスティネーシ
ョンアドレスとして有するパケットは、ドメインルート
ルータ360からDRRのIntfBを介してルーティ
ングされる、ということを規定していた。当該ハンドオ
フ経路設定メッセージを処理した後、ドメインルートル
ータ360は既存のルーティングテーブルエントリを
([〜DRRのIntfB、モバイルデバイスアドレ
ス]→DRRのIntfB)という形式に修正し、
([DRRのIntfB、モバイルデバイスアドレス]
→DRRのIntfC)という形式のエントリを付加す
る。それゆえ、モバイルデバイスをデスティネーション
IPアドレスとして有するパケットは、その後にドメイ
ンルートルータ360において受信されると、どのイン
ターフェースからそのパケットが受信されたかに依存し
て、二つのうちのいずれかのインターフェースを介して
転送される。パケットが着信インターフェースDRRの
IntfBから受信されると、当該パケットはDRRの
IntfCを介してルータR8へと転送され、最終的に
基地局BS11を介して、接続されているモバイルデバ
イスにと転送される。しかしながら、パケットがDRR
のIntfB以外の着信インターフェースを介して受信
された場合には、そのパケットはDRRのIntfBを
介して転送される。処理の後、当該ハンドオフ経路設定
メッセージは、第四ホップ556でDRRのIntfB
からルータR7のIntfAへと転送される。
と、ルータR7は情報要素メトリックフィールドをイン
クリメントして、モバイルデバイス114のIPアドレ
スに対応するルーティングテーブルエントリを更新す
る。当該ハンドオフ経路設定メッセージを受信して処理
する前は、ルータR7は、基地局BS9を介したモバイ
ルデバイス宛のパケットの伝達に係るルーティングテー
ブルエントリを([*、モバイルデバイスアドレス]→
R7のIntfB)という形式で維持していた。これ
は、パケットが受信されたインターフェースにかかわら
ず、モバイルデバイスのIPアドレスをIPヘッダデス
ティネーションアドレスとして含むパケットは、ルータ
R7のIntfBを介してルータR7から基地局BS9
宛に転送される、ということを規定していた。当該ハン
ドオフ経路設定メッセージを処理した後、ルータR7は
既存のルーティングテーブルエントリを([〜R7のI
ntfB、モバイルデバイスアドレス]→R7のInt
fB)の形に修正し、([R7のIntfB、モバイル
デバイスアドレス]→R7のIntfA)の形のエント
リを付加する。それゆえ、その後にルータR7によって
受信される、モバイルデバイスをデスティネーションI
Pアドレスとして有するパケットは、どのインターフェ
ースから受信されたかに依存して、二つのインターフェ
ースのうちの一方を介して転送される。パケットが着信
インターフェースR7のIntfBから受信された場合
には、当該パケットはR7のIntfAを介してドメイ
ンルートルータ360宛に転送され、最終的に基地局B
S11を介して、接続されているモバイルデバイス宛に
転送される。しかしながら、パケットがR7のIntf
B以外の着信インターフェースから受信される場合に
は、パケットはR7のIntfBを介して転送される。
処理の後、当該ハンドオフ経路設定メッセージは第五ホ
ップを介してルータR7のIntfBから基地局BS9
のIntfAへと転送される。
と、基地局BS9は情報要素メトリックフィールドをイ
ンクリメントして、モバイルデバイス114のIPアド
レスに対応するルーティングテーブルエントリを更新す
る。当該ハンドオフ経路設定メッセージを受信して処理
する前は、旧基地局(BS9)は、モバイルデバイス宛
のパケットの伝達に係るルーティングテーブルエントリ
を([*、モバイルデバイスアドレス]→BS9のIn
tfB)という形式で維持していた。これは、パケット
が受信されたインターフェースにかかわらず、モバイル
デバイスのIPアドレスをIPヘッダデスティネーショ
ンアドレスとして含むパケットは、基地局BS9からモ
バイルデバイス宛に発信インターフェースBS9のIn
tfBを介して転送される、ということを規定してい
た。当該ハンドオフ経路設定メッセージの処理の後、基
地局BS9は、モバイルデバイスのアドレスに対応する
ルーティングテーブルエントリを([*、モバイルデバ
イスアドレス]→BS9のIntfA)という形に更新
する。それゆえ、その後にBS9において受信される、
モバイルデバイスのアドレスをパケットヘッダデスティ
ネーションIPアドレスとして有するパケットは、どの
インターフェースを介して受信されたかにかかわらず、
旧基地局からBS9のIntfAを介して転送される
(よって、当該ドメインの有線部分を介してBS11へ
の伝達のためにパケットがリダイレクトされ、さらにB
S11の無線インターフェースを介してモバイルデバイ
スへ伝送される)。新−旧−新ハンドオフ経路設定方式
のフェーズ1部分の処理は、モバイルデバイスのIPア
ドレスに対応するよう当該ハンドオフ経路設定メッセー
ジの情報要素フィールドのデスティネーションアドレス
を変更することによって完了する。変更されたメッセー
ジは、そのステップで、新−旧−新フェーズ2ハンドオ
フ経路設定メッセージと見なされる。新−旧−新フェー
ズ2ハンドオフ経路設定メッセージは、第六ホップ56
0を介して、BS9のIntfAからルータR7のIn
tfBへと転送される。
メッセージを受信すると、ルータR7は情報要素メトリ
ックフィールドをデクリメントし、モバイルデバイス1
14のIPアドレスに対応するルーティングテーブルエ
ントリを更新する。このハンドオフ経路設定メッセージ
を受信して処理する前には、モバイルデバイス宛のパケ
ットの伝達に関しては、二つのルーティングテーブルエ
ントリが生成されて維持されていた。第一エントリは、
([〜R7のIntfB、モバイルデバイスアドレス]
→R7のIntfB)という形式を有し、第二エントリ
は([R7のIntfB、モバイルデバイスアドレス]
→R7のIntfA)という形式を有していた。このハ
ンドオフ経路設定メッセージの処理の後には、ルータR
7はモバイルデバイスのIPアドレスに対応する二つの
既存のエントリを([*、モバイルデバイスアドレス]
→R7のIntfA)という形式を有する単一のエント
リで置換する。それゆえ、ルータR7は、モバイルデバ
イスアドレスをIPヘッダデスティネーションアドレス
として有する全てのパケットを、いずれのインターフェ
ースから受信したかにかかわらず、発信インターフェー
スR7のIntfAを介して転送する。処理の後、当該
ハンドオフ経路設定メッセージは、第七ホップ562で
ルータR7のIntfAからドメインルートルータ36
0宛に転送される。
メッセージを受信すると、ドメインルートルータ360
7は情報要素メトリックフィールドをデクリメントし、
モバイルデバイス114のIPアドレスに対応するルー
ティングテーブルエントリを更新する。このハンドオフ
経路設定メッセージを受信して処理する前には、モバイ
ルデバイス宛のパケットの伝達に関しては、二つのルー
ティングテーブルエントリが生成されて維持されてい
た。第一エントリは、([〜DRRのIntfB、モバ
イルデバイスアドレス]→R7のIntfB)という形
式を有し、第二エントリは([DRRのIntfB、モ
バイルデバイスアドレス]→R7のIntfC)という
形式を有していた。このハンドオフ経路設定メッセージ
の処理の後には、ドメインルートルータ360はモバイ
ルデバイスのIPアドレスに対応する二つの既存のエン
トリを([*、モバイルデバイスアドレス]→DRRの
IntfC)という形式を有する単一のエントリで置換
する。それゆえ、ドメインルートルータ360は、モバ
イルデバイスアドレスをIPヘッダデスティネーション
アドレスとして有する全てのパケットを、いずれのイン
ターフェースから受信したかにかかわらず、発信インタ
ーフェースDRRのIntfCを介して転送する。処理
の後、当該ハンドオフ経路設定メッセージは、第八ホッ
プ564でドメインルートルータ360のインターフェ
ースDRRのIntfCからルータR8の着信インター
フェースR8のIntfA宛に転送される。
を受信すると、ルータR8は情報要素メトリックフィー
ルドをデクリメントする。モバイルデバイスに係るルー
ティングテーブルエントリは更新を必要としない。なぜ
なら、それは単一のものであって(パケット転送に用い
られる発信インターフェースはIPヘッダのデスティネ
ーションアドレスのみに依存しており、パケットが受信
されるインターフェースには依存していない)、モバイ
ルデバイス宛にルーティングされるべきパケットが受信
されるインターフェースを正確に反映しているからであ
る。当該ハンドオフ経路設定メッセージは、第九ホップ
566でルータR8のIntfBから基地局BS11の
IntfA宛に転送される。
を受信すると、新基地局(BS11)は情報要素メトリ
ックフィールドをデクリメントする。モバイルデバイス
に係るルーティングテーブルエントリは更新を必要とし
ない。なぜなら、それは単一のものであって(パケット
転送に用いられる発信インターフェースはIPヘッダの
デスティネーションアドレスのみに依存しており、パケ
ットが受信されるインターフェースには依存していな
い)、モバイルデバイス宛にルーティングされるべきパ
ケットが受信されるインターフェースを正確に反映して
いるからである。当該ハンドオフ経路設定メッセージ
は、第十ホップ568で基地局BS11のIntfBか
らモバイルデバイス宛に転送される。返送されてきたハ
ンドオフ経路設定メッセージの受信は、ドメイン有線ル
ーティング更新手続きが満足に完了したことを表してい
る。
は、TDMA装置を用いる場合などのように、無線デバ
イスが一度に一つの基地局のみにしかチューニングでき
ないようなアプリケーションに特に適している。TDM
Aネットワーク内では、ソフトハンドオフという概念が
存在しない(なぜなら、モバイルデバイスが旧基地局と
新基地局の双方に対してチューニングすることが無いか
らである。)。むしろ、TDMAモバイルデバイスは、
旧基地局に対してチューニングしており、新基地局に近
づくにつれて、旧基地局との間の旧リンクを切断すると
同時に新基地局との間の新リンクを設定する。新−旧方
式では、旧リンクが切断されつつあり、かつ新リンクの
設定前の期間にパケットが旧基地局宛に転送される可能
性がある。それゆえ、新−旧方式や旧−新方式を用いる
と、パケットロスが発生する可能性がある。しかしなが
ら、新−旧−新ハンドオフ経路設定方式は、旧リンクが
切断されつつある間に旧基地局宛に転送されたパケット
が新基地局宛に転送されることが保証される。それゆ
え、ハンドオフの間のパケットロスの危険性は最小化さ
れている。
トされたルーティングテーブル590を有するルータの
実施例を模式的に示す図である。ルータは、前のノード
からパケットを受信するための複数個の入力ポート(す
なわちインターフェース)582及び次のホップへパケ
ットを送出するための複数個の出力ポート(すなわちイ
ンターフェース)584を有している。これらのインタ
ーフェースが双方向であることも可能である。すなわ
ち、インターフェースは、入力及び出力インターフェー
スの双方として機能することも可能である。さらに、ル
ータ580は、プロセッサ586及びメモリ588を有
している。ルータに存在する処理及びメモリ資源のため
に、転送アルゴリズムのインプリメンテーション、キュ
ー、シグナリング、メッセージング、ルーティングテー
ブル590のインプリメンテーション、さらには他の標
準的及び補足的なルータ機能及びサービス等のルータ機
能やサービスの実現が可能になる。図19に示されたル
ータ580は、ルータメモリ588の資源を用いてイン
プリメントされたルーティングテーブル590を有して
いる。ルーティングテーブル590は、ルーティングテ
ーブル590に係る要素フィールドの蓄積用に割り当て
られた、ルータメモリ588の分割された部分にストア
されている複数個のルーティングエントリを有してい
る。ルータプロセッサ586は、ルーティングエントリ
の初期値を決定し、かつ、これらの値をストアし、更新
し、かつアクセスする目的でのルータメモリ588との
インターフェースとして機能するように用いられる。
情報プロトコルバージョン2(RIPv2)を修正して
拡張することによってインプリメントされた。以下に記
述されるのは、RIPv2を用いて新−旧経路設定方式
をモデル化するために用いられた方法例である。他の経
路設定方式のインプリメンテーションも同様に実行され
る。ノードにおける処理は以下のように行なわれる。通
常のRIPv2更新メッセージは、AF_INETとい
うファミリーフィールド識別子を有している。本発明の
一実施例においては、ルーティング更新メッセージと識
別する目的でAF_MOBINETというファミリー識
別子を有するHAWAII経路設定メッセージが用いら
れる。種々の経路設定メッセージのうち、リフレッシュ
経路設定メッセージはRIPCMD_RESPONSE
というコマンドフィールドを用いてインプリメントされ
るが、更新経路設定メッセージはRIPCMD_RES
PONSE.ACKというコマンドフィールドを用いて
インプリメントされる。
NETというファミリー識別子を有するRIPメッセー
ジを受信すると、メトリックフィールドをインクリメン
トし、(モバイルデバイスのIPアドレス→メッセージ
が受信されたインターフェース)という形式のエントリ
を追加する。ルーティングデーモンがモバイルデバイス
に対応するエントリを既に有している場合には、メッセ
ージに係るシーケンスナンバーが0かあるいは当該モバ
イルデバイスに対応する既存のエントリのシーケンスナ
ンバーよりも大きければ、当該既存のエントリが更新さ
れる。その後、ルーティングデーモンは、当該メッセー
ジが転送されるべきインターフェースを決定する。この
ことは、メッセージ内のデスティネーションアドレスフ
ィールドに対応するルーティングテーブルエントリを用
いて実行される。その後、メッセージは次のホップのル
ータ宛に転送される。次のホップのルータに係るアドレ
スが現在のルータあるいは基地局のアドレスのうちの一
方と同一の場合には、当該経路設定メッセージはその最
終的なデスティネーションアドレスに到達していること
になる。メッセージが最終的なデスティネーションアド
レスに到達すると、コマンドフィールドがRIP_RE
SPONSE_ACKとセットされている場合には、更
新経路設定メッセージの場合と同様に、アクノレッジ信
号が生成される。その後、生成されたアクノレッジ信号
はモバイルデバイス宛に転送される。ドメイン基地局に
認証情報が保持されている場合には、認証情報を含むア
クノレッジ信号がまず新基地局宛に送出され、その新基
地局がアクノレッジ信号をモバイルデバイス宛に転送す
る。
ーバ内でのルーティング情報プロトコル(RIP)とモ
バイルIP標準との統合は、以下の記述例に従って実現
される。モバイルデバイスは、起動されると、最初にD
HCP_DISCOVERメッセージを起動時点で接続
されている基地局宛に送出する。それゆえ、基地局はD
HCPリレーとして機能し、当該DHCP_DISCO
VERメッセージをDHCPサーバ宛に転送する。DH
CPサーバは、モバイルデバイスあての返信をDHCP
_OFFERメッセージと共に伝達する。その後、モバ
イルデバイスは、DHCP_REQUESTメッセージ
を基地局宛に伝達し、基地局はそのメッセージをDHC
Pサーバ宛にリレーする。その後、DHCPサーバは、
モバイルデバイスに対して割り当てられたアドレス(’
ciaddr’フィールド)、基地局のアドレス(’g
iaddr’フィールド)、及びドメインルートルータ
のアドレス(’siaddr’フィールド)を含むDH
CP_RESPONSEを送出する。その後、モバイル
デバイスは、シーケンスナンバー0を有し、ドメインル
ートルータを最終的なデスティネーションアドレスとし
て有する更新経路設定メッセージを現在の基地局宛に送
出する。このメッセージは、ドメイン内の選択されたル
ータにおいてルーティングエントリを設定し、そのた
め、ドメインルートルータに到達するパケットはモバイ
ルデバイス宛に伝達される。モバイルデバイスが、同一
ドメイン内の新たな基地局へとハンドオフする場合に
は、前述されているようにシーケンスナンバーを更新
し、ハンドオフ後の接続性を維持する目的で、新−旧経
路設定方式を用いて経路設定メッセージを送出する。モ
バイルデバイスが新たなドメイン内の新たな基地局へと
ハンドオフする場合には、モバイルデバイスは、新ドメ
インのDHCPサーバを介して、気付アドレスを獲得す
る。その後、モバイルデバイスは、以前のドメインでの
ホームエージェントに新たな気付アドレスを通知する。
その後、パケットは、モバイルデバイスが新ドメイン内
の基地局に接続されている限り、前記ホームエージェン
トと新気付アドレスとの間で通過させられる。モバイル
デバイスの電源が切断されると、新ドメインにおいてD
HCPサーバによって割り当てられたアドレス及び/あ
るいは元のドメインにおいてDHCPサーバから割り当
てられたアドレスは再使用のために破棄される。
セージを送出するのを許可せず、それによって他のユー
ザによるパケット送出を防止する目的で用いられる。本
明細書において記述されているHAWAIIの実施例と
共に考慮されてきたそれぞれの経路設定メッセージは、
安全だと考えられている。なぜなら、ハンドオフ経路設
定方式をインプリメントする目的で、旧基地局による協
調と関与をそれぞれが必要とするからである。ユーザに
係る認証情報は、モバイルデバイスが起動される際に現
在の基地局内にストアされる。モバイルデバイスが新基
地局へとハンドオフする場合には、旧基地局は、当該モ
バイルデバイスが経路設定メッセージにおいてそれ自身
を認証することができる場合にのみ、経路設定メッセー
ジを是認する。その後、認証情報は、経路設定メッセー
ジのアクノレッジ信号上で、旧基地局から新基地局へと
転送される。モバイルデバイスの起動登録の際のIPア
ドレスの割り当ても、任意のユーザがIPアドレスを獲
得することを防ぐ目的で安全でなければならない。この
ことは、セルラーネットワークで用いられているよう
に、ホームロケーション登録(HLR)認証等の機構を
用いて、あるいは、RADIUSプロトコル認証機構を
用いて、実現される。
ジェントからモバイルデバイスの外部エージェント宛に
IPパケットを通過させる目的で用いられるモバイルI
P標準方法を模式的に示す図である。通信ノード600
からモバイルデバイス608宛の伝達目的で発せられた
パケットは、モバイルデバイス608のホームエージェ
ント602に対するホストとして機能しているノードに
まずルーティングされる。ホームエージェント602
は、モバイルデバイス608のIPアドレスをデスティ
ネーションアドレスとして有する全てのパケットが最初
にルーティングされるべき、モバイルデバイス608に
対する登録済みエージェントである。通信ノード600
とホームエージェント602との間の経路は、全体は示
されていない。インターネット、プライベートイントラ
ネット、及び/あるいは複数個のルータ及びノードが、
通信ノード600とホームエージェント602との間に
配置されうる。ホームエージェント602は、モバイル
デバイスのIPアドレスをデスティネーションアドレス
として有するパケットを受信すると、それらのパケット
をモバイルデバイスの外部エージェント610宛に転送
する。外部エージェント610は、この実施例ではモバ
イルデバイス608内に位置しているように示されてい
る。モバイルデバイス608は、基地局606との間に
設定された無線接続を維持しているように図示されてい
る。ルータ604が基地局606とホームエージェント
602との間に配置されている。ホームエージェント6
02とモバイルデバイス608との間の通過経路は、全
体は示されていない。インターネット、プライベートイ
ントラネット、及び/あるいは複数個のルータ及びノー
ドが、ホームエージェント602とモバイルデバイス6
08との間に配置されうる。
08宛のIPパケット612は、まず、ホームエージェ
ント602に対するホストとして機能しているノードに
よって受信される。IPパケット612は、通常、その
サイズが1500バイトに制限されている。1500バ
イトのうち、40バイトがIPパケットヘッダに用いら
れる。通信ノードはIPヘッダソースアドレス614に
セットされ、モバイルデバイスはIPヘッダデスティネ
ーションアドレス616にセットされる。全体で146
0バイトが、データペイロード618用に利用可能であ
る。ホームエージェントに対するホストとして機能して
いるノードによって受信された後、ホームエージェント
はIPパケット612をモバイルデバイスの代わりに受
け取り、IPパケット612を付加されたIPヘッダデ
スティネーションアドレス及びソースアドレスと共にカ
プセル化し、カプセル化されたパケット620を、モバ
イルデバイス608内に位置している外部エージェント
610宛のIP−イン−IPトンネルで転送する。それ
ゆえ、カプセル化されたパケットは、通信ノードのIP
アドレス626とモバイルデバイスのIPアドレス62
8、ホームエージェントのIPアドレスを示す付加され
た10バイトのIPヘッダソースアドレス622、外部
エージェントのIPアドレスを示す付加された10バイ
トのIPヘッダデスティネーションアドレス624、及
び、データペイロード630用に利用可能な全1440
バイトから構成されている。通過させられたカプセル化
済みパケット620が外部エージェント610において
受信されると、外部エージェントは付加されたIPヘッ
ダソース及びデスティネーションアドレス622、62
4を除去し、残りのパケットを処理のためにモバイルデ
バイス608宛に送出する。
ジェントからモバイルデバイスの外部エージェント宛の
IPパケットの通過に関する、本発明に従った最適化を
例示した図である。通信ノード600からモバイルデバ
イス608宛に送出されたパケットは、モバイルデバイ
ス608のホームエージェントに対するホストとして機
能しているノードへとルーティングされる。ホームエー
ジェント602は、モバイルデバイス608のIPアド
レスをデスティネーションアドレスとして有する全ての
パケットが最初にルーティングされるべき、モバイルデ
バイス608に対する登録済みエージェントである。通
信ノード600とホームエージェント602との間の経
路は、全体は示されていない。インターネット、プライ
ベートイントラネット、及び/あるいは複数個のルータ
及びノードが、通信ノード600とホームエージェント
602との間に配置されうる。ホームエージェント60
2は、モバイルデバイスのIPアドレスをデスティネー
ションアドレスとして有するパケットを受信すると、そ
れらのパケットをモバイルデバイスの外部エージェント
610宛に転送する。外部エージェント610は、この
実施例ではモバイルデバイス608内に位置しているよ
うに示されている。モバイルデバイス608は、基地局
606との間に設定された無線接続を維持しているよう
に図示されている。ルータ604が基地局606とホー
ムエージェント602との間に配置されている。ホーム
エージェント602とモバイルデバイス608との間の
通過経路は、全体は示されていない。インターネット、
プライベートイントラネット、及び/あるいは複数個の
ルータ及びノードが、ホームエージェント602とモバ
イルデバイス608との間に配置されうる。
08宛のIPパケット612は、まず、ホームエージェ
ント602に対するホストとして機能しているノードに
よって受信される。IPパケット612は、通常、その
サイズが1500バイトに制限されている。1500バ
イトのうち、40バイトがIPパケットヘッダに用いら
れる。通信ノードはIPヘッダソースアドレス614に
セットされ、モバイルデバイスはIPヘッダデスティネ
ーションアドレス616にセットされる。全体で146
0バイトが、データペイロード618用に利用可能であ
る。ホームエージェントに対するホストとして機能して
いるノードによって受信された後、ホームエージェント
はIPパケット612をモバイルデバイスの代わりに受
け取り、IPパケット612を付加されたIPヘッダソ
ース及びデスティネーションアドレスと共にカプセル化
する代わりに、モバイルデバイスの外部エージェント6
44に対して割り当てられたアドレスをモバイルデバイ
スのIPアドレス616と相互交換する。IPヘッダデ
スティネーションアドレスが相互交換されると、新たな
IPパケット640が、モバイルデバイス608内に存
在する外部エージェント610宛に転送される。それゆ
え、新たなIPパケット640は、通信ノードのIPア
ドレス642、外部エージェントのIPアドレス644
を含む40バイトのIPヘッダ、及びデータペイロード
646として利用可能な1460バイトより構成され
る。付加IPヘッダソース及びデスティネーションアド
レスを付け加える代わりにパケットのデスティネーショ
ンアドレスを交換することによって、利用可能なデータ
ペイロード646サイズは減少させられることはない。
すなわち、通過最適化を用いることによって、パケット
をホームエージェントから外部エージェントへと通過さ
せるために必要になるオーバーヘッドが低減される。新
たなIPパケット640を受信すると、外部エージェン
ト610はモバイルデバイスのIPアドレス616をモ
バイルデバイスの外部エージェント644に対して割り
当てられたアドレスと相互交換し、その結果得られたパ
ケットを処理目的でモバイルデバイス608宛に伝達す
る。
ケットトンネリングに係るtcpdumpトレースを示
す図である。前述されているように、モバイルデバイス
が常にホームネットワークの外部に位置する場合には、
パケットは、通常、対応するホームエージェントからモ
バイルデバイス宛に通過させられる。通信ノードがルー
ト最適化拡張を用いる場合には、パケットはホームエー
ジェント宛にルーティングされることなく直接モバイル
デバイス宛にルーティングされる。しかしながら、通信
ノードがルート最適化をインプリメントするように更新
されるまでには非常に長い時間が必要と考えられてい
る。従来技術に係る、ホームエージェントから外部エー
ジェントへのモバイルIPパケットトンネリングには、
モバイルデバイス宛に送出されるパケットの各々に付加
ヘッダを付け加えるステップが含まれる。この付加ヘッ
ダを含ませることにより、図22のtcpdumpトレ
ースの例からも明らかなように、重大なかつ望ましくな
い効果がもたらされる。tcpdumpトレース中で、
通信ノードはCHで示されており、モバイルデバイスは
MH、ホームエージェントはHA、及び外部エージェン
トはFAでそれぞれ示されている。
とホームエージェントとの間のトランスミッションコン
トロールプロトコル(TCP)ハンドシェークを表して
いる。この期間に、最大セグメント長(mss)が14
60バイトであることが決定される。最大セグメント長
は、IPパケット中の、アプリケーションデータが存在
するペイロード部分の大きさを反映している。1500
バイトよりなるIPパケットを構成している残りの40
バイトは、ソース及びデスティネーションIPアドレス
を含むIPパケットヘッダとして用いられる。ステップ
6では、1460バイトのペイロードを有する最初のパ
ケットがフラグメンテーション禁止フラグをセットした
状態(経路MTU検索)で送出されると、ホームエージ
ェントがインターネットコントロールメッセージプロト
コル(ICMP)エラーメッセージを通信ノード宛に返
送して、通過ヘッダの付加がフラグメンテーションを要
求することを示す。ステップ7の完了の後、経路最大伝
送ユニット(MTU)として1440バイトがパケット
ペイロードに新たに割り当てられる。それゆえ、付加パ
ケットオーバーヘッドを含めることによるパケット伝送
効率の低減に加えて、通過ヘッダを利用することによ
り、通信ノードとホームエージェントとの間で浪費され
る1ラウンドトリップ分の通信の追加という望ましくな
くかつ不効率な影響がある。この影響は、通信ノードか
らモバイルデバイス宛のウェブ(web)伝送に関して
モバイルIPトンネリング方式を用いる場合に特に認識
されるものとなり、500ミリ秒あるいはそれ以上の付
加遅延が生ずる。なぜなら、各ウェブページの伝送は、
それを完了するまでに複数個のTCPダウンロードが必
要とされるからである。
適化を利用する場合のホームエージェントから外部エー
ジェントへのパケット伝達に係るtcpdumpトレー
スを示した図である。前述されているように、トンネリ
ング最適化はモバイルデバイス内に存在する外部エージ
ェントを利用しており、それゆえ、モバイルデバイスの
気付アドレスがモバイルデバイスの外部エージェントと
のアドレスとして用いられる。よって、ホームエージェ
ントは、IPヘッダデスティネーションアドレスを、モ
バイルデバイスのアドレスからその気付アドレス(外部
エージェントのアドレス)に相互交換する。パケットが
モバイルデバイスに到達すると、外部エージェントはモ
バイルデバイスのIPアドレスを当該外部エージェント
のアドレスと置換し、本来含められているフィールドを
有するパケットヘッダが回復される。その後、パケット
は、モバイルデバイスにおいて実行されているアプリケ
ーションに転送される。このトンネリング最適化はアプ
リケーションレイヤに対して完全にトランスペアレント
であり、外部エージェントがモバイルデバイス内に存在
している限りは適用可能である。さらに、トンネリング
最適化は、付加ヘッダというオーバーヘッドを負わな
い。図23の最初の5ステップは、通信ノードとホーム
エージェントとの間のトランスミッションコントロール
プロトコル(TCP)ハンドシェークを表している。こ
こで、IPパケットヘッダソースアドレスが通信ノード
のものであるにもかかわらず、ステップ2及び5がホー
ムエージェントによって生成されたものであることに留
意されたい。ステップ6から8より明らかなように、パ
ケットフラグメンテーションを必要とするというインタ
ーネットコントロールメッセージプロトコル(ICM
P)エラーメッセージは用いられない。なぜなら、付加
ヘッダが追加されることがないからである。それゆえ、
トンネリング最適化を用いることは、必要とされるパケ
ットオーバーヘッドを低減することによってパケット伝
送効率に利するのみならず、通信ノードとホームエージ
ェントとの間のTCPセッションごとの1ラウンドトリ
ップ分の通信を必要とすることによる望ましくなくかつ
不効率な影響を無くしている。
ストとして機能しているノードにおけるトンネリング最
適化をインプリメントする手続き例を示す流れ図であ
る。ステップ700においては、モバイルデバイス宛の
パケットが対応するホームエージェントにおいて受信さ
れると、IPヘッダの正確性を確認する目的でIPヘッ
ダチェックサムがまずチェックされる。ホームエージェ
ントは、当該ホームエージェントに登録されてホームド
メインから離れて存在しているモバイルデバイスに対応
するモバイルデバイスアドレスのリストを維持してい
る。このリストは、モバイルホストアウェーフロムホー
ムリストと呼称される。ステップ702では、ホームエ
ージェントが、テーブル検索によって、このパケットの
IPヘッダデスティネーションアドレスが、モバイルホ
ストアウェーフロムホームリスト中に関連するエントリ
を有しているか否かがチェックされる。エントリを有さ
ない場合には、トンネリング最適化が破棄され、従来技
術に係るIP処理がパケットを転送する目的で行なわれ
る。しかしながら、エントリを有している場合には、ス
テップ704が実行される。ステップ704では、パケ
ットのIPヘッダ中のIPリザーブドフラグメントフラ
グがセットされる。IPリザーブドフラグメントフラグ
がセットされているということは、その関連するパケッ
トがトンネリング最適化方式の適用を受けるということ
を意味している。この重要な情報はIPヘッダ内に含め
られ、このパケットを受信する外部エージェントに、そ
の受信したパケットに関連してトンネリング最適化方式
が用いられていることを通知する。ステップ706で
は、パケットのIPヘッダデスティネーションアドレス
に含まれているモバイルデバイスのアドレスが、モバイ
ルデバイスに係る気付アドレスによって置換される。こ
の場合の気付アドレスは外部エージェントのIPアドレ
スである。なぜなら、外部エージェントがモバイルデバ
イス内に存在しているからである。ステップ708で
は、新たなIPヘッダチェックサムが計算される。新た
なIPヘッダチェックサムの計算は、当該IPヘッダに
はモバイルデバイスのIPアドレスの代わりに外部エー
ジェントのIPアドレスがIPヘッダデスティネーショ
ンアドレスとして含まれているため、必要となる。ステ
ップ710では、IPパケットが、モバイルデバイス内
に存在している外部エージェント宛に転送される。
存在する外部エージェントにおいてトンネリング最適化
をインプリメントするプログラム例を示す流れ図であ
る。ステップ720では、パケットが外部エージェント
によって受信されると、IPヘッダの正確性を確認する
目的でIPヘッダチェックサムがまずチェックされる。
ステップ722では、IPヘッダに含まれるIPリザー
ブドフラグメントフラグがセットされているか否かを決
定するためのチェックがなされる。IPリザーブドフラ
グメントフラグがセットされていない場合には、そのパ
ケットは当該外部エージェント宛にトンネリング最適化
方式を用いて転送されてきたのではないため、そのIP
パケットのデスティネーションアドレスを変更すること
なく通常のパケット処理が実行される。しかしながら、
リザーブドフラグメントフラグがセットされている場合
には、ホームエージェントにおいてトンネリング最適化
方式がインプリメントされていたことを意味しており、
この外部エージェントにおいてもトンネリング最適化方
式がインプリメントされなければならない。それゆえ、
ステップ724において、当該パケットのIPヘッダデ
スティネーションアドレスが当該外部エージェントの気
付アドレスリストに含まれるエントリと比較される。モ
バイルデバイスが気付アドレス(外部エージェントが対
応するモバイルデバイス内に存在している場合には、外
部エージェントのアドレスと同一である)を有している
場合には、外部エージェントは現在の気付アドレスを反
映するように気付アドレスリストを更新する。気付アド
レスリスト中に含まれない場合には、そのパケットは誤
って受信されたものであり、破棄される(ステップ73
0)。しかしながら、そのパケットのIPヘッダデステ
ィネーションアドレスが当該外部エージェントの気付ア
ドレスリスト中のエントリと一致する場合には、ステッ
プ726が実行される。ステップ726では、外部エー
ジェントが、そのパケットのIPヘッダデスティネーシ
ョンアドレスにおいて、当該外部エージェントに対応す
るIPアドレス(すなわち気付アドレス)をホームエー
ジェントに対応するIPアドレスに置換する。ステップ
728では、当該パケットに対するパケット処理がモバ
イルデバイスにおいて再開される。
もので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。さらに、本明細書に記述された全
ての例示及び条件言語は、本発明の原理並びに本発明の
発明者によって提供された概念の当業者による理解を助
ける教育的な目的で原理的に表現されているものであ
り、それら記述された例示及び条件が本発明を何ら限定
するものではないというように解釈されるべきものであ
る。さらに、本発明の原理、側面及び実施例に係る全て
の記述は、その実施例と共に、それらの構造的等価事物
及び機能的等価事物の双方を包含することが企図されて
いる。加えて、それらの等価事物には、現在公知の等価
事物及び将来において開発される等価事物、すなわち、
その構造にかかわらず同一の機能を実行する全ての被開
発事物、の双方が含まれることが企図されている。
るブロック図は、本発明の原理を具体化する回路例に係
る概念的な観点を表現していることを理解されたい。同
様に、あらゆる流れ図、状態遷移図、擬似符号、及びそ
れらに類するものは、コンピュータあるいはプロセッサ
が明示的に図示されているいないにかかわらず、実質的
にコンピュータによって読み取り可能な媒体において表
現され、コンピュータあるいはプロセッサによって実行
される種々のプロセスを表していることにも留意された
い。
能ブロックを含む種々の図示あるいは記述された要素の
機能は、専用のハードウエアあるいはソフトウエアを実
行することが可能なハードウエアを適切なソフトウエア
と関連させて用いることによって実現されうる。プロセ
ッサが用いられる場合には、機能は、単一の専用プロセ
ッサ、単一の共有プロセッサ、あるいはそのうちのいく
つかが共有されている複数個の個別のプロセッサによっ
て実現されうる。さらに、“プロセッサ”あるいは“コ
ントローラ”という術語の明示的な使用は、ソフトウエ
アを実行することが可能なハードウエアを排他的に言及
していると解釈されるべきではなく、デジタル信号プロ
セッサ(DSP)、ソフトウエアをストアするリードオ
ンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RA
M)、及び不揮発性ストレージ装置等を暗示的に含む
(但し、それらに限定されるものではない)。従来技術
に係る及び/あるいはカスタム品のその他のハードウエ
アも含められうる。同様に、図に示された全てのスイッ
チは概念的なものである。それらの機能は、プログラム
ロジックの操作を通じて、専用のロジックを通じて、プ
ログラム制御及び専用ロジックの相互作用を通じて、あ
るいは手動で実行されうるものであり、選択可能な特定
の技術は本明細書をより詳細に理解することによってそ
の実施者によって選択可能である。
の機能を実行する手段として表現されているあらゆる要
素は、例えば、a)その機能を実行する回路要素の組み
合わせ、あるいは、b)その機能を実行する目的でソフ
トウエアを実行する適切な回路と組み合わせられたファ
ームウエア、マイクロコードあるいはその同等物を含む
あらゆる形態のソフトウエア、等を含む、その機能を実
行するあらゆる方策を含むものであることが企図されて
いる。このような請求項によって規定された本発明は、
記述された種々の手段によって実現される機能が、特許
請求の範囲が要求するような方式で組み合わせられて構
成されている、という事実に存する。よって、本発明の
出願者は、それらの機能を実現する全ての手段を本明細
書に記述/例示されたものと同等であると見なす。
ブネット内のローカルな移動性を最小の遅延及び最小の
トラフィック量で実現する、パケットベースネットワー
クへの無線アクセス方法が提供される。
ットワークへのモバイルデバイスからのモバイルIP無
線アクセスを実現するために用いられるアーキテクチャ
を模式的に示す図。
インターネットインフラストラクチャ(HAWAII)
に関するドメインベースアーキテクチャを模式的に示す
図。
ーキテクチャを利用するドメインに関する動的ホスト配
置プロトコル(DHCP)サーバにおいて実行されるプ
ロセスステップを例示する流れ図。このDHCPサーバ
は動的ホーム最適化を利用しない。
ーキテクチャを利用するドメインに関する動的ホスト配
置プロトコル(DHCP)サーバにおいて実行されるプ
ロセスステップを例示する流れ図。このDHCPサーバ
は動的ホーム最適化を利用する。
らず、本発明に従って、モバイルデバイスのパワーダウ
ンの際に実行されるドメインベースのプロセスステップ
を例示する流れ図。
(DHCP)サーバ及びホームエージェントに対するホ
ストとして機能するドメインルータの実施例を模式的に
示す図。
セージに係る情報要素フィールドの構造例を示す図。
セージに係る情報要素フィールドの構造例を示す図。
ージに係る情報要素フィールドの構造例を示す図。
IIアーキテクチャにおけるルータによってパワーアッ
プ経路設定メッセージの処理のために用いられる方法例
を示す流れ図。
ースアーキテクチャを利用するドメイン例におけるパワ
ーアップ経路設定メッセージの処理シーケンスを示す
図。
ッセージの処理のためにドメインベースHAWAIIア
ーキテクチャサブネット内のルータによって用いられる
方法例を示す流れ図。
ジの処理のためにドメインベースHAWAIIアーキテ
クチャサブネット内のルータによって用いられる方法例
を示す流れ図。
ースアーキテクチャを利用するドメイン例における新−
旧経路設定方式処理シーケンス例を示す図。
ースアーキテクチャを利用するドメイン例における新−
旧経路設定方式処理シーケンス例を示す図。ここでは、
新たな基地局が旧基地局に直接接続されている。
ドオフ経路設定メッセージを処理するドメインルータに
よって用いられる方法例を示す流れ図。
ドオフ経路設定メッセージを処理するドメインルータに
よって用いられる方法例を示す流れ図。
新経路設定方式処理シーケンスの具体例を示す図。
有するドメインルータの実施例を示すブロック図。
らモバイルデバイスの外部エージェント宛にIPパケッ
トをトンネルさせるために用いられる、従来技術に係る
モバイルIP標準方法を示す模式図。
ブロック図。
トンネリングに係るTCPダンプトレースを示す図。
用いる、ホームエージェントから外部エージェントへの
パケット伝達に係るTCPダンプトレースを示す図。
するホストとして機能しているノードにおけるトンネリ
ング最適化を実現する手続き例を示す流れ図。
スと共存している外部エージェントにおけるトンネリン
グ最適化を実現する手続き例を示す流れ図。
レス 626 元のIPヘッダソースアドレス 628 元のIPヘッダデスティネーションアドレス 640 IPパケット 642 IPヘッダソースアドレス 644 IPヘッダデスティネーションアドレス
Claims (9)
- 【請求項1】 パケットベースネットワークへの無線ア
クセスを実現する方法において、 (A)第一群の基地局を含む第一ドメインを規定するス
テップと、 (B)前記第一ドメイン内に無線デバイスに係るホーム
エージェントを実現するステップと、 (C)前記無線デバイスに対する複数個のパケットの伝
達に用いられる第一アドレスを割り当てるステップと、
ここで、前記第一アドレスは、前記無線デバイスが前記
第一ドメイン内に含まれる基地局を介して前記パケット
ベースネットワークに接続されている場合に用いられ、 (D)前記ホームエージェントにおいて、前記無線デバ
イスが前記第一ドメイン外の基地局を介して前記パケッ
トベースネットワークに接続されている場合に前記無線
デバイスに係る第二アドレスを受信するステップと、 (E)前記無線デバイスが前記第一ドメイン外の前記基
地局を介して前記パケットベースネットワークに接続さ
れている場合に前記ホームエージェントから前記無線デ
バイスに係る前記第二アドレス宛に前記複数個のパケッ
トを通過させる(トンネリングさせる)ステップとを有
することを特徴とする無線アクセス方法。 - 【請求項2】 前記パケットベースネットワークの有線
部分を介して前記第一群の基地局を相互に接続する複数
個のパケットルータが前記第一ドメイン内に含まれてい
ることを特徴とする請求項1記載の無線アクセス方法。 - 【請求項3】 前記無線デバイスが前記第一ドメイン内
に含まれるいずれかの基地局へハンドオフされる際に、
前記無線デバイスへの前記複数個のパケットの伝達目的
で前記第一アドレスが継続して用いられることを特徴と
する請求項1記載の無線アクセス方法。 - 【請求項4】 (F)経路設定メッセージを用いて前記
第一ドメイン内の前記複数個のパケットルータ及び前記
第一群の基地局におけるルーティングテーブルエントリ
を更新するステップを更に有することを特徴とする請求
項1記載の無線アクセス方法。 - 【請求項5】 前記第一ドメインが、共通のローカルプ
ロトコルをシグナリング及びメッセージングに利用する
サブネットであることを特徴とする請求項1記載の無線
アクセス方法。 - 【請求項6】 前記第一アドレスが、前記無線デバイス
が前記第一ドメイン内の基地局に対して接続されている
限り、前記無線デバイスに関連づけられていることを特
徴とする請求項1記載の無線アクセス方法。 - 【請求項7】 前記無線デバイスが前記第一群の基地局
のうちの一つを介して前記パケットベースネットワーク
に接続されている限り、前記パケットルータ及び前記第
一群の基地局における前記第一アドレスに対応するルー
ティングテーブルエントリが前記複数個のパケットを前
記無線デバイス宛に転送するために更新されることを特
徴とする請求項6記載の無線アクセス方法。 - 【請求項8】 モバイルデバイスに複数個の基地局から
パケットベースネットワークへのアクセスを実現させる
方法において、 前記複数個の基地局は前記パケットベースネットワーク
に接続された複数個のルータを介してパケットルーティ
ングを実現するように適応されており、 (A)第一ドメインを規定するステップと、ここで、当
該第一ドメインは、前記複数個のルータのうちの第一群
によって前記パケットベースネットワークにインターフ
ェースされている前記複数個の基地局のうちの第一群を
含んでおり、 (B)モバイルデバイス宛の複数個のパケットを伝達す
るための第一アドレスを割り当てるステップと、ここ
で、前記第一アドレスは前記モバイルデバイスに対応し
ていて前記モバイルデバイスが、前記複数個の基地局の
うちの前記第一群に属する基地局を介して前記パケット
ベースネットワークに接続されている限り用いられ、 (C)前記モバイルデバイスが前記複数個の基地局のう
ちの前記第一群のうちのいずれの基地局を介して前記パ
ケットベースネットワークに接続されているかにかかわ
らず、前記複数個のパケットの前記モバイルデバイス宛
の伝達目的で前記複数個のルータのうちの前記第一群及
び前記複数個の基地局のうちの前記第一群を介したルー
ティング経路を規定するために前記複数個の基地局のう
ちの前記第一群及び前記複数個のルータのうちの前記第
一群から選択されたものにおける前記第一アドレスに対
応するルーティングテーブルエントリを更新するステッ
プとを有することを特徴とする無線アクセス方法。 - 【請求項9】 (D)前記複数個のルータのうちの前記
第一群に属するあるルータをルートルータとして指定す
るステップと、 (E)第二ドメインを規定するステップと、ここで、当
該第二ドメインは、前記複数個のルータのうちの第二群
によって前記パケットベースネットワークにインターフ
ェースされている前記複数個の基地局のうちの第二群を
含んでおり、 (F)前記モバイルデバイス宛に前記複数個のパケット
を伝達するための第二アドレスを割り当てるステップと (G)前記第二アドレスを前記ルートルータに伝達する
ステップと、 (H)前記モバイルデバイスが前記複数個の基地局のう
ちの前記第二群のうちの基地局を介して前記パケットベ
ースネットワークに接続されている際に、前記ルートル
ータから、前記複数個のルータのうちの前記第二群から
選択された少なくとも一つのルータを介し、前記複数個
の基地局のうちの前記第二群のうちの前記基地局を介し
て、前記モバイルデバイス宛に前記複数個のパケットを
伝達するステップとを更に有することを特徴とする請求
項8記載の無線アクセス方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/210,072 US6654359B1 (en) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | Wireless access to packet-based networks |
US09/210072 | 1998-12-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000183972A true JP2000183972A (ja) | 2000-06-30 |
JP3501993B2 JP3501993B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=22781490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34935499A Expired - Fee Related JP3501993B2 (ja) | 1998-12-11 | 1999-12-08 | 無線アクセス方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6654359B1 (ja) |
EP (1) | EP1011241B1 (ja) |
JP (1) | JP3501993B2 (ja) |
CA (1) | CA2287786C (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000214490A (ja) * | 1990-12-29 | 2000-08-04 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | テレビ受像機 |
WO2006123657A1 (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-23 | Ntt Docomo, Inc. | アクセスルータ装置、モビリティ制御システム、モビリティ制御方法 |
US7548524B2 (en) | 2003-09-08 | 2009-06-16 | Ntt Docomo, Inc. | Communication system, communication terminal, routing control method, and router |
WO2009110225A1 (ja) | 2008-03-06 | 2009-09-11 | パナソニック株式会社 | 移動端末及びネットワークノード |
JP2015039198A (ja) * | 2007-01-22 | 2015-02-26 | クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated | ネットワークベースモビリティ管理システムのためのメッセージ順序付け |
Families Citing this family (133)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6522875B1 (en) | 1998-11-17 | 2003-02-18 | Eric Morgan Dowling | Geographical web browser, methods, apparatus and systems |
US6272129B1 (en) * | 1999-01-19 | 2001-08-07 | 3Com Corporation | Dynamic allocation of wireless mobile nodes over an internet protocol (IP) network |
DE69927238T2 (de) * | 1999-02-26 | 2006-07-13 | Lucent Technologies Inc. | Mobil-IP mit Unterstützung für Dienstqualität |
JP2002544736A (ja) | 1999-05-10 | 2002-12-24 | ノキア コーポレーション | ネットワークにおけるルーチング |
US8670405B1 (en) | 1999-06-09 | 2014-03-11 | Cellco Partnership | Mobile internet protocol square |
US7606189B1 (en) * | 1999-06-09 | 2009-10-20 | Cellco Partnership | Architecture of internet protocol-based cellular networks |
JP4663939B2 (ja) * | 1999-07-19 | 2011-04-06 | ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー | 遠隔通信のルート設定 |
DE60022881T2 (de) | 1999-07-19 | 2006-07-06 | British Telecommunications Public Ltd. Co. | Routing in einem paketvermittlungsnetz mit mobilendstationen |
ES2243281T3 (es) | 1999-07-19 | 2005-12-01 | British Telecommunications Public Limited Company | Encaminamiento de telecomunicaciones. |
WO2001008359A1 (fr) * | 1999-07-22 | 2001-02-01 | Hitachi, Ltd. | Systeme reseau ip mobile et procede de commutation de connexion |
US6721291B1 (en) * | 1999-10-19 | 2004-04-13 | Nokia Ip | Anycast binding mobile communication method and system |
US20020055971A1 (en) | 1999-11-01 | 2002-05-09 | Interdigital Technology Corporation | Method and system for a low-overhead mobility management protocol in the internet protocol layer |
JP3693230B2 (ja) * | 1999-12-27 | 2005-09-07 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | パケット通信システム |
US20040125795A1 (en) * | 2000-02-18 | 2004-07-01 | Corson Mathew S | Telecommunications routing |
US6978293B1 (en) * | 2000-02-29 | 2005-12-20 | Microsoft Corporation | Methods and systems for selecting criteria for a successful acknowledgement message in instant messaging |
FI20000760A0 (fi) * | 2000-03-31 | 2000-03-31 | Nokia Corp | Autentikointi pakettidataverkossa |
JP4076701B2 (ja) * | 2000-04-14 | 2008-04-16 | 富士通株式会社 | ノード装置 |
US6907017B2 (en) * | 2000-05-22 | 2005-06-14 | The Regents Of The University Of California | Mobility management in wireless internet protocol networks |
AU5684100A (en) * | 2000-06-20 | 2002-01-02 | Nokia Networks Oy | A method for performing a mobile user terminal route update in a telecommunication network operated based on the internet protocol |
US20020059449A1 (en) * | 2000-06-27 | 2002-05-16 | Matthias Wandel | System and method for implementing local base stations |
US7193980B2 (en) * | 2000-07-06 | 2007-03-20 | Nortel Networks Limited | Continuation session attribute |
US7111163B1 (en) | 2000-07-10 | 2006-09-19 | Alterwan, Inc. | Wide area network using internet with quality of service |
US7995533B1 (en) * | 2000-07-14 | 2011-08-09 | Spyder Navigations L.L.C. | System and method for efficient state transfer in mobile networks |
US20020026522A1 (en) * | 2000-07-20 | 2002-02-28 | Eli Doron | System and method for directing a media stream |
EP1310129B1 (en) * | 2000-08-10 | 2005-10-19 | Nokia Corporation | Roaming support method and system in UMTS |
GB2366483A (en) * | 2000-08-21 | 2002-03-06 | Lucent Technologies Inc | A method of delivering packets to a roaming mobile |
JP3622648B2 (ja) * | 2000-08-25 | 2005-02-23 | 日本電気株式会社 | マイクロモビリティネットワークにおける経路更新方法 |
US7158497B2 (en) * | 2000-08-31 | 2007-01-02 | Nortel Networks Limited | Methods and apparatus for supporting micro-mobility within a radio access network |
US6826623B1 (en) * | 2000-09-14 | 2004-11-30 | International Business Machines Corporation | Detecting a dead gateway for subsequent non-TCP transmission by sending a first TCP packet and deleting an ARP entry associated with the gateway |
US7028099B2 (en) * | 2000-09-14 | 2006-04-11 | Bbnt Solutions Llc | Network communication between hosts |
US20020075866A1 (en) * | 2000-09-14 | 2002-06-20 | Troxel Gregory Donald | Delivering messages to a node at a foreign network |
US6996084B2 (en) * | 2000-09-14 | 2006-02-07 | Bbnt Solutions Llc | Publishing node information |
US20020078238A1 (en) * | 2000-09-14 | 2002-06-20 | Troxel Gregory Donald | Routing messages between nodes at a foreign sub-network |
EP1189402A1 (en) * | 2000-09-15 | 2002-03-20 | Deutsche Thomson-Brandt Gmbh | Hand-held device and the method for using it |
US7218634B1 (en) * | 2000-10-10 | 2007-05-15 | Nortel Networks Limited | Assisted power-up and hand-off system and method |
CN1471785A (zh) * | 2000-10-26 | 2004-01-28 | ���˹���Ѷ��� | 电信路由选择 |
EP1329075A2 (en) * | 2000-10-26 | 2003-07-23 | BRITISH TELECOMMUNICATIONS public limited company | Telecommunications routing |
AU2001295800A1 (en) | 2000-10-26 | 2002-05-06 | British Telecommunications Public Limited Company | Telecommunications routing |
US6901429B2 (en) | 2000-10-27 | 2005-05-31 | Eric Morgan Dowling | Negotiated wireless peripheral security systems |
US7035932B1 (en) | 2000-10-27 | 2006-04-25 | Eric Morgan Dowling | Federated multiprotocol communication |
US6965914B2 (en) * | 2000-10-27 | 2005-11-15 | Eric Morgan Dowling | Negotiated wireless peripheral systems |
JP3526032B2 (ja) * | 2000-11-08 | 2004-05-10 | 日本電気株式会社 | モバイルネットワーク及びipパケットの転送方法 |
US6999434B1 (en) * | 2000-11-28 | 2006-02-14 | Telcordia Technologies, Inc. | Method, system and circuitry for soft handoff in internet protocol-based code division multiple access networks |
US7016347B2 (en) * | 2000-11-30 | 2006-03-21 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Updating radio network data in an IP base station using an IP message |
DE10061958A1 (de) * | 2000-12-13 | 2002-06-20 | Philips Corp Intellectual Pty | Netzwerk mit einem Lokalisierungsmanagement |
FI115361B (fi) * | 2000-12-28 | 2005-04-15 | Nokia Corp | Menetelmä linkkiadaptaation suorittamiseksi |
US7082116B2 (en) * | 2000-12-28 | 2006-07-25 | Nortel Networks Limited | Methods and systems implementing mobility support in a packet-based wireless access network |
KR100551867B1 (ko) * | 2000-12-28 | 2006-02-13 | 엘지전자 주식회사 | 이동 노드의 외부 에이전트 핸드오프 통지 및 제어방법 |
KR100604170B1 (ko) * | 2001-02-21 | 2006-07-25 | 인터디지탈 테크날러지 코포레이션 | 인터넷 프로토콜 층 안에서의 낮은-오버헤드 이동성 관리프로토콜을 위한 방법 및 시스템 |
US6985463B1 (en) * | 2001-03-08 | 2006-01-10 | Ipr Licensing, Inc. | Resource utilization efficiency during hand-off in mobile communication systems |
DE60221231T2 (de) * | 2001-03-14 | 2008-04-03 | Nec Corp. | Verwaltungssystem für mobiles endgerät, mobiles endgerät, agent und programm |
JP2002281010A (ja) | 2001-03-19 | 2002-09-27 | Nec Corp | マイクロモビリティ網における経路更新通知保護用鍵配布システム |
JP3717798B2 (ja) * | 2001-03-26 | 2005-11-16 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | ハンドオーバ制御方法及び装置、並びに移動通信システム |
US7548520B2 (en) * | 2001-05-29 | 2009-06-16 | Agere Systems Inc | Self-organizing system for wireless access |
US7313628B2 (en) | 2001-06-28 | 2007-12-25 | Nokia, Inc. | Protocol to determine optimal target access routers for seamless IP-level handover |
US6941378B2 (en) * | 2001-07-03 | 2005-09-06 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method for assigning a streaming media session to a server in fixed and mobile streaming media systems |
US7397802B2 (en) * | 2001-07-19 | 2008-07-08 | Nec Corporation | Communications network with routing tables for establishing a path without failure by avoiding unreachable nodes |
US6643274B2 (en) * | 2001-08-31 | 2003-11-04 | The Boeing Company | Routing IP packets to an aircraft |
US20030065816A1 (en) * | 2001-09-28 | 2003-04-03 | Intel Corporation | User-preferred network interface switching using route table manipulation |
KR100454482B1 (ko) * | 2001-10-26 | 2004-10-28 | 삼성전자주식회사 | 실시간 서비스를 위한 무선 통신 시스템 및 핸드오프 방법 |
FI114190B (fi) | 2002-01-11 | 2004-08-31 | Radionet Oy | Menetelmä liikkuvuuden tukemiseksi langattomissa verkoissa |
US7061887B2 (en) * | 2002-01-25 | 2006-06-13 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Multiple mobile IP sessions with dynamically allocated home IP address |
KR100779325B1 (ko) * | 2002-02-22 | 2007-11-23 | 엘지노텔 주식회사 | 이동 ip망에서 이동 arp 캐쉬를 이용한 mac 주소획득 방법 |
US8090828B2 (en) * | 2002-03-05 | 2012-01-03 | Cisco Technology, Inc. | Method and apparatus for reusing DHCP addresses in home addresses of mobile IP clients |
US20030224788A1 (en) * | 2002-03-05 | 2003-12-04 | Cisco Technology, Inc. | Mobile IP roaming between internal and external networks |
US7447162B1 (en) | 2002-03-05 | 2008-11-04 | Cisco Technology, Inc. | Methods and apparatus for anchoring of mobile nodes using DNS |
US7461169B2 (en) * | 2002-03-05 | 2008-12-02 | Cisco Technology, Inc. | DHCP based home address management of mobile IP clients |
US7760652B2 (en) * | 2002-04-16 | 2010-07-20 | Enterasys Networks, Inc. | Methods and apparatus for improved failure recovery of intermediate systems |
US7525940B2 (en) * | 2002-04-26 | 2009-04-28 | Nokia Siemens Networks Oy | Relocation of content sources during IP-level handoffs |
US7453851B2 (en) * | 2002-06-20 | 2008-11-18 | Spyder Navigations L.L.C. | QoS signaling for mobile IP |
US7130614B2 (en) * | 2002-08-30 | 2006-10-31 | Nokia Corporation | Mobile unit attachment/update to cellular communication network |
FI114840B (fi) * | 2002-09-12 | 2004-12-31 | Nokia Corp | Yhteysvastuun vaihtaminen |
EP1408666A1 (en) | 2002-10-09 | 2004-04-14 | Motorola, Inc. | Routing in a data communication network |
JP4005898B2 (ja) * | 2002-10-29 | 2007-11-14 | 株式会社日立製作所 | 通信システム |
US7515561B2 (en) * | 2002-11-12 | 2009-04-07 | Nokia Corporation | System and method for discovering network interface capabilities |
GB0230330D0 (en) | 2002-12-31 | 2003-02-05 | British Telecomm | Communications routing |
JP2004221674A (ja) * | 2003-01-09 | 2004-08-05 | Ntt Docomo Inc | 通信システム並びに通信システムに使用される配信管理装置及び通信方法 |
CN100440857C (zh) * | 2003-04-03 | 2008-12-03 | 松下电器产业株式会社 | 路由器装置以及通信方法 |
US9089004B2 (en) | 2003-04-09 | 2015-07-21 | Koninklijke Philips N.V. | Network with subnets being connectable via bridge terminals |
KR100534610B1 (ko) * | 2003-05-29 | 2005-12-07 | 삼성전자주식회사 | 아이피브이 6 기반 무선망에서 모바일 노드의 핸드 오프시바인드 업데이트 메시지를 이용한 패킷 전송 제어 방법 및그 시스템 |
JP4232544B2 (ja) * | 2003-06-11 | 2009-03-04 | 日本電気株式会社 | 移動体管理ネットワーク及びそれに用いる経路設定方法 |
WO2005025149A1 (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-17 | Fujitsu Limited | 通信制御システム |
EP1661366B1 (en) * | 2003-09-02 | 2010-02-17 | Nokia Corporation | Transmission of embedded information relating to a quality of service |
CN1306762C (zh) * | 2004-01-18 | 2007-03-21 | 中兴通讯股份有限公司 | Wlan融合cdma2000用户跨网切换时保持ip地址不变的方法 |
US7260082B2 (en) * | 2004-02-13 | 2007-08-21 | Yahoo! Inc. | Seamless interfacing for instant messaging and internet telephony across wireless networks |
US8144595B1 (en) | 2004-03-25 | 2012-03-27 | Verizon Corporate Services Group Inc. | Variable translucency no-sight routing for AD-HOC networks |
EP1730901A1 (en) * | 2004-03-31 | 2006-12-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Providing mobility in a wireless network employing multi-protocol label switching |
US7366514B2 (en) * | 2004-04-14 | 2008-04-29 | Lucent Technologies Inc. | Method of handing off a packet switched to a circuit switched call |
US8155117B2 (en) * | 2004-06-29 | 2012-04-10 | Qualcomm Incorporated | Filtering and routing of fragmented datagrams in a data network |
EP1641301A1 (en) * | 2004-09-24 | 2006-03-29 | Siemens Aktiengesellschaft | Method and device for transmitting translocation messages |
US20060095546A1 (en) * | 2004-10-07 | 2006-05-04 | Nokia Corporation | Method and system for locating services in proximity networks for legacy application |
US7551585B2 (en) * | 2004-12-03 | 2009-06-23 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Seamless handoff for multimedia services |
US8059661B2 (en) * | 2004-12-29 | 2011-11-15 | Cisco Technology, Inc. | Methods and apparatus for using DHCP for home address management of nodes attached to an edge device and for performing mobility and address management as a proxy home agent |
US7477747B2 (en) * | 2005-02-04 | 2009-01-13 | Cisco Technology, Inc. | Method and system for inter-subnet pre-authentication |
JP4616074B2 (ja) * | 2005-05-16 | 2011-01-19 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | アクセスルータ、サービス制御システム、サービス制御方法 |
KR100736034B1 (ko) | 2005-05-18 | 2007-07-06 | 삼성전자주식회사 | 중계 포탈을 사용하여 유선 및 무선 네트워크에 데이터를송수신하는 방법 |
EP1724968B1 (en) * | 2005-05-18 | 2011-07-20 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of transmitting and receiving data in a network environment with wired and wireless networks bridged using relay portal. |
US8112549B2 (en) | 2005-07-14 | 2012-02-07 | Yahoo! Inc. | Alert mechanism for notifying multiple user devices sharing a connected-data-set |
US20070014243A1 (en) * | 2005-07-14 | 2007-01-18 | Yahoo! Inc. | System and method for provisioning a user device |
US7376421B2 (en) * | 2005-08-06 | 2008-05-20 | International Business Machines Corporation | Delayed mobile node registration with home agent |
US9686183B2 (en) | 2005-12-06 | 2017-06-20 | Zarbaña Digital Fund Llc | Digital object routing based on a service request |
US7889655B2 (en) * | 2006-01-17 | 2011-02-15 | Cisco Technology, Inc. | Techniques for detecting loop-free paths that cross routing information boundaries |
JP4682871B2 (ja) | 2006-02-24 | 2011-05-11 | トヨタ自動車株式会社 | 作動ガス循環型水素エンジン |
JP4702110B2 (ja) * | 2006-03-03 | 2011-06-15 | 日本電気株式会社 | 無線通信システム、無線基地局、無線通信制御装置、プログラム、および経路制御方法 |
US9118529B2 (en) | 2006-06-20 | 2015-08-25 | Qualcomm Incorporated | Discovery of neighbor cells |
US20080020758A1 (en) * | 2006-07-20 | 2008-01-24 | Symbol Technologies, Inc. | Query-response techniques for reduction of wireless client database size to provide scalability in large wireless switch networks supporting layer 3 mobility |
US7609672B2 (en) * | 2006-08-29 | 2009-10-27 | Cisco Technology, Inc. | Method and apparatus for automatic sub-division of areas that flood routing information |
US7899005B2 (en) * | 2006-09-12 | 2011-03-01 | Cisco Technology, Inc. | Method and apparatus for passing routing information among mobile routers |
US8009591B2 (en) * | 2006-11-30 | 2011-08-30 | Cisco Technology, Inc. | Automatic overlapping areas that flood routing information |
US20080225806A1 (en) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Adc Telecommunication Israel Ltd. | System and method for enabling mobility in internet protocol networks |
KR100879988B1 (ko) | 2007-03-28 | 2009-01-23 | 삼성전자주식회사 | 모바일 ip 망에서의 핸드오버시간 단축방법 및 그 시스템 |
DE602007001075D1 (de) * | 2007-07-05 | 2009-06-18 | Conveneer Ab | Verfahren, Vorrichtung und System zur Mobilitätsverwaltung und leistungsfähigen Informationsauffindung in einem Kommunikationsnetz |
US7936732B2 (en) * | 2007-09-27 | 2011-05-03 | Cisco Technology, Inc. | Selecting aggregation nodes in a network |
US8238314B2 (en) * | 2007-09-27 | 2012-08-07 | Alcatel Lucent | Method and apparatus for providing a distributed forwarding plane for a mobility home agent |
CN101237470B (zh) * | 2008-03-11 | 2012-01-25 | 西南交通大学 | 一种基于无线多跳网络技术的车地宽带接入方法 |
US8983458B2 (en) * | 2008-05-14 | 2015-03-17 | Blackberry Limited | Methods and apparatus for producing and submitting an HTTP request with a selected country code parameter from a mobile device |
US8452290B2 (en) * | 2009-03-31 | 2013-05-28 | Broadcom Corporation | Communication session soft handover |
US8687609B2 (en) | 2009-11-04 | 2014-04-01 | Cisco Technology, Inc. | Managing router advertisement messages to support roaming of wireless mobile client devices |
US8724583B2 (en) * | 2009-11-04 | 2014-05-13 | Cisco Technology, Inc. | Neighbor discovery message handling to support roaming of wireless mobile client devices |
US20110185237A1 (en) * | 2010-01-28 | 2011-07-28 | Futurewei Technologies, Inc. | System and Method for Delivering Messages |
CN101827416A (zh) * | 2010-04-02 | 2010-09-08 | 华为技术有限公司 | 无线传感器网络中节点切换方法、网络及网络节点 |
US8520595B2 (en) | 2010-05-04 | 2013-08-27 | Cisco Technology, Inc. | Routing to the access layer to support mobility of internet protocol devices |
US8446876B2 (en) | 2010-05-04 | 2013-05-21 | Cisco Technology, Inc. | Maintaining point of presence at access switch for roaming clients in distributed wireless controller system |
US8428006B2 (en) * | 2010-05-04 | 2013-04-23 | Cisco Technology, Inc. | Hierarchical control signaling for mobile clients in distributed wireless controller system |
US8441983B2 (en) | 2010-05-04 | 2013-05-14 | Cisco Technology, Inc. | Maintaining point of presence at tunneling endpoint for roaming clients in distributed wireless controller system |
US8675601B2 (en) | 2010-05-17 | 2014-03-18 | Cisco Technology, Inc. | Guest access support for wired and wireless clients in distributed wireless controller system |
US20120257581A1 (en) * | 2011-04-11 | 2012-10-11 | Continuous Computing India Private Limited | Femto Cluster Architecture for WCDMA and LTE |
US8874668B2 (en) | 2011-06-10 | 2014-10-28 | Microsoft Corporation | Directing messages based on domain names |
KR101797221B1 (ko) * | 2011-07-29 | 2017-11-14 | 삼성전자주식회사 | 컨텐츠 중심 네트워크에서 컨텐츠 소스 노드 및 제1 컨텐츠 라우터와 그 통신 방법 |
CN102739541B (zh) * | 2012-06-30 | 2015-09-30 | 华为终端有限公司 | 一种路由功能启动及数据传输的方法、设备和系统 |
US9137140B2 (en) * | 2013-09-10 | 2015-09-15 | Cisco Technology, Inc. | Auto tunneling in software defined network for seamless roaming |
US11050658B2 (en) * | 2018-09-14 | 2021-06-29 | Cisco Technology, Inc. | IOAM-based quality of experience propagation to endpoints and seamless switchover to alternate call path |
US11490317B2 (en) * | 2020-02-18 | 2022-11-01 | At&T Intellectual Property I, L.P. | Selectively shedding processing loads associated with updates to a routing table in a fifth generation (5G) or other next generation network |
Family Cites Families (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5159592A (en) | 1990-10-29 | 1992-10-27 | International Business Machines Corporation | Network address management for a wired network supporting wireless communication to a plurality of mobile users |
US5442633A (en) | 1992-07-08 | 1995-08-15 | International Business Machines Corporation | Shortcut network layer routing for mobile hosts |
US5487065A (en) * | 1993-05-26 | 1996-01-23 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Method and apparatus for supporting mobile communications in asynchronous transfer mode based networks |
AU7210894A (en) | 1993-06-25 | 1995-01-17 | Xircom, Inc. | Virtual carrier detection for wireless local area network with distributed control |
US5564070A (en) | 1993-07-30 | 1996-10-08 | Xerox Corporation | Method and system for maintaining processing continuity to mobile computers in a wireless network |
US5325362A (en) | 1993-09-29 | 1994-06-28 | Sun Microsystems, Inc. | Scalable and efficient intra-domain tunneling mobile-IP scheme |
EP0656708A1 (en) | 1993-12-03 | 1995-06-07 | International Business Machines Corporation | System and method for the transmission and validation of an updated encryption key between two users |
CA2129199C (en) | 1994-07-29 | 1999-07-20 | Roger Y.M. Cheung | Method and apparatus for bridging wireless lan to a wired lan |
US5598536A (en) | 1994-08-09 | 1997-01-28 | Shiva Corporation | Apparatus and method for providing remote users with the same unique IP address upon each network access |
US5659544A (en) * | 1994-10-17 | 1997-08-19 | Lucent Technologies Inc. | Method and system for distributed control in wireless cellular and personal communication systems |
US5610904A (en) * | 1995-03-28 | 1997-03-11 | Lucent Technologies Inc. | Packet-based telecommunications network |
US5812819A (en) | 1995-06-05 | 1998-09-22 | Shiva Corporation | Remote access apparatus and method which allow dynamic internet protocol (IP) address management |
US5590126A (en) * | 1995-09-27 | 1996-12-31 | Lucent Technologies Inc. | Method for call establishment and rerouting in mobile computing networks |
US5790548A (en) | 1996-04-18 | 1998-08-04 | Bell Atlantic Network Services, Inc. | Universal access multimedia data network |
US5708655A (en) | 1996-06-14 | 1998-01-13 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson Publ | Method and apparatus for addressing a wireless communication station with a dynamically-assigned address |
JP3411159B2 (ja) * | 1996-08-02 | 2003-05-26 | 株式会社日立製作所 | 移動計算機サポートシステム |
JP3488347B2 (ja) * | 1996-08-29 | 2004-01-19 | 株式会社日立製作所 | アドレス自動配布システム及びアドレス配布サーバ |
JPH11163947A (ja) * | 1997-09-22 | 1999-06-18 | Toshiba Corp | ゲートウェイ装置、無線端末装置、ルータ装置および通信ネットワークのゲートウェイ制御方法 |
US6393482B1 (en) * | 1997-10-14 | 2002-05-21 | Lucent Technologies Inc. | Inter-working function selection system in a network |
US6230012B1 (en) * | 1998-08-07 | 2001-05-08 | Qualcomm Incorporated | IP mobility support using proxy mobile node registration |
-
1998
- 1998-12-11 US US09/210,072 patent/US6654359B1/en not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-10-29 CA CA002287786A patent/CA2287786C/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-11-30 EP EP99309563A patent/EP1011241B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-12-08 JP JP34935499A patent/JP3501993B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000214490A (ja) * | 1990-12-29 | 2000-08-04 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | テレビ受像機 |
US7548524B2 (en) | 2003-09-08 | 2009-06-16 | Ntt Docomo, Inc. | Communication system, communication terminal, routing control method, and router |
US7715346B2 (en) | 2003-09-08 | 2010-05-11 | Ntt Docomo, Inc. | Communication system, communication terminal, routing control method, and router |
US7907584B2 (en) | 2005-05-16 | 2011-03-15 | Ntt Docomo, Inc. | Access router device, mobility control system, and mobility control method |
EP1883254A1 (en) * | 2005-05-16 | 2008-01-30 | NTT DoCoMo, Inc. | Access router device, mobility control system, and mobility control method |
JP2006319859A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Ntt Docomo Inc | アクセスルータ装置、モビリティ制御システム、モビリティ制御方法 |
JP4644033B2 (ja) * | 2005-05-16 | 2011-03-02 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | アクセスルータ装置、モビリティ制御システム、モビリティ制御方法 |
WO2006123657A1 (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-23 | Ntt Docomo, Inc. | アクセスルータ装置、モビリティ制御システム、モビリティ制御方法 |
EP1883254A4 (en) * | 2005-05-16 | 2012-05-02 | Ntt Docomo Inc | ACCESS ROUTER DEVICE, MOBILITY CONTROL SYSTEM AND MOBILITY CONTROL METHOD |
JP2015039198A (ja) * | 2007-01-22 | 2015-02-26 | クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated | ネットワークベースモビリティ管理システムのためのメッセージ順序付け |
US9392434B2 (en) | 2007-01-22 | 2016-07-12 | Qualcomm Incorporated | Message ordering for network based mobility management systems |
JP2017011719A (ja) * | 2007-01-22 | 2017-01-12 | クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated | ネットワークベースモビリティ管理システムのためのメッセージ順序付け |
US10681530B2 (en) | 2007-01-22 | 2020-06-09 | Qualcomm Incorporated | Message ordering for network based mobility management systems |
US11463861B2 (en) | 2007-01-22 | 2022-10-04 | Qualcomm Incorporated | Message ordering for network based mobility management systems |
US11991775B2 (en) | 2007-01-22 | 2024-05-21 | Qualcomm Incorporated | Message ordering for network based mobility management systems |
WO2009110225A1 (ja) | 2008-03-06 | 2009-09-11 | パナソニック株式会社 | 移動端末及びネットワークノード |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3501993B2 (ja) | 2004-03-02 |
EP1011241A1 (en) | 2000-06-21 |
CA2287786C (en) | 2004-05-18 |
CA2287786A1 (en) | 2000-06-11 |
US6654359B1 (en) | 2003-11-25 |
EP1011241B1 (en) | 2012-05-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3501993B2 (ja) | 無線アクセス方法 | |
JP3501994B2 (ja) | デスティネーションノードへパケットを分配するルーティングパスを確立する方法 | |
JP3573265B2 (ja) | パケットを無線デバイスに送信するステップ | |
JP3573266B2 (ja) | デスティネーションノードへパケットを配信する経路設定パスを確立する方法 | |
JP3568852B2 (ja) | 有線サブネットにアクセスする無線デバイス用にパケット経路設定アドレスを割り当てる方法及び装置 | |
JP4508507B2 (ja) | 移動端末をもつスイッチングネットワークにおけるルート設定 | |
JP4246062B2 (ja) | 無線データ・ネットワーク内でソフト・ハンドオフを実行するためのシステム並びに方法 | |
US6804221B1 (en) | Micromobility using multicast | |
KR100800810B1 (ko) | 브리지형 휴대 인터넷 시스템 및 그 신호 처리 방법 | |
US9049653B2 (en) | Handover in core-edge separation technology in wireless communications | |
JP2003505928A (ja) | 遠隔通信のルート設定 | |
JP2003505933A (ja) | 遠隔通信のルート設定 | |
EP2272270B1 (en) | A method for network access, related network and computer program product therefor | |
US20040141477A1 (en) | Method, system and mobile host for mobility pattern based selection of a local mobility agent | |
WO2013007129A1 (zh) | 报文转发处理方法、网元及系统 | |
McCann | Design of a flat wireless Internet Service Provider network | |
WO2013026295A1 (zh) | 一种代理移动ip域间节点通信系统及方法 | |
JP2005341611A (ja) | ルータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031203 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071212 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091212 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |