JP2000003092A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2000003092A JP2000003092A JP10185654A JP18565498A JP2000003092A JP 2000003092 A JP2000003092 A JP 2000003092A JP 10185654 A JP10185654 A JP 10185654A JP 18565498 A JP18565498 A JP 18565498A JP 2000003092 A JP2000003092 A JP 2000003092A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カバー部材の反りや歪み等による回動型現像
装置の各現像ローラの破損やトナー飛散を低減すること
ができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 カバー部材41の上部、即ち、カバー部
材41の黒現像装置7と対向する部分に、回動軸Oの軸
線方向に延びるリブ形状401及び402を設けた。更
に、リブ形状401及び402に直行するように、且
つ、上部が黒現像装置7の着脱方向に対して平行になる
ように、第2リブ形状403をリブ部材401と402
とに架設した。
装置の各現像ローラの破損やトナー飛散を低減すること
ができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 カバー部材41の上部、即ち、カバー部
材41の黒現像装置7と対向する部分に、回動軸Oの軸
線方向に延びるリブ形状401及び402を設けた。更
に、リブ形状401及び402に直行するように、且
つ、上部が黒現像装置7の着脱方向に対して平行になる
ように、第2リブ形状403をリブ部材401と402
とに架設した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタなどの画像形成装置に係り、詳しくは、
回動型現像装置の複数の現像器を覆うカバー部材の改良
に関するものである。
ミリ、プリンタなどの画像形成装置に係り、詳しくは、
回動型現像装置の複数の現像器を覆うカバー部材の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、色分解光像を潜像担持体に露光
し、形成された各潜像を夫々色分解光の補色のトナーで
現像し、得られた複数のトナー像を同一転写紙上に重ね
合わせて転写する方式のフルカラー複写機等のフルカラ
ー画像形成装置や、異なる色で再現すべき画像を別々に
潜像担持体上に露光し、形成された各潜像を夫々異なる
色の現像剤で現像し、得られた複数のトナー像を同一転
写紙に重ね合わせて転写する多色画像形成装置等が知ら
れている。これらの画像形成装置では、複数色の現像を
行うために複数の現像器を必要とするが、各現像器を各
々別個独立に構成して潜像担持体の周辺に並設すると装
置が大型化してしまうという欠点があった。
し、形成された各潜像を夫々色分解光の補色のトナーで
現像し、得られた複数のトナー像を同一転写紙上に重ね
合わせて転写する方式のフルカラー複写機等のフルカラ
ー画像形成装置や、異なる色で再現すべき画像を別々に
潜像担持体上に露光し、形成された各潜像を夫々異なる
色の現像剤で現像し、得られた複数のトナー像を同一転
写紙に重ね合わせて転写する多色画像形成装置等が知ら
れている。これらの画像形成装置では、複数色の現像を
行うために複数の現像器を必要とするが、各現像器を各
々別個独立に構成して潜像担持体の周辺に並設すると装
置が大型化してしまうという欠点があった。
【0003】そこで、従来より、潜像担持体に近接する
ように回転体を対設するとともに、この回転体に複数の
現像器を所定の位置に支持させ、各現像器を潜像担持体
に対向する現像位置に順次回動搬送することにより、潜
像担持体上の潜像を各色トナーにて現像するようにした
回動型現像装置が多数提案されている。
ように回転体を対設するとともに、この回転体に複数の
現像器を所定の位置に支持させ、各現像器を潜像担持体
に対向する現像位置に順次回動搬送することにより、潜
像担持体上の潜像を各色トナーにて現像するようにした
回動型現像装置が多数提案されている。
【0004】例えば、特公平4−23782号や特開平
4−29166号には、1の現像器のトナーエンドが生
じた時点で回動型現像装置を一体的に着脱・交換する方
式の画像形成装置が記載されている。しかし、この種の
画像形成装置では、回動型現像装置を一体的に交換する
ことにより、十分量のトナーを収容する現像器をも交換
することになるので、無駄が多く、ランニングコストの
大幅な上昇の原因になっていた。例えば、通常の一般文
書を取り扱う場合には白黒画像の出力が主体であり、白
黒の出力画像と、カラーの出力画像との割合が、9:1
から7:3と言われている。このため、黒色トナーの消
費量が非黒色トナーの消費量よりも圧倒的に多く、多量
の非黒色トナーが無駄に廃棄されることになる。また、
トナーエンド時を回動型現像装置の交換時期としてお
り、寿命の到来していない部材をも廃棄する必要があっ
た。更に、地球環境保護の観点から、様々な材質から成
る回動型現像装置を回収、解体及びリサイクルするため
の体制や設備等が必要となり、実質的なイニシャルコス
ト及びランニングコストの上昇をもたらすことになる。
4−29166号には、1の現像器のトナーエンドが生
じた時点で回動型現像装置を一体的に着脱・交換する方
式の画像形成装置が記載されている。しかし、この種の
画像形成装置では、回動型現像装置を一体的に交換する
ことにより、十分量のトナーを収容する現像器をも交換
することになるので、無駄が多く、ランニングコストの
大幅な上昇の原因になっていた。例えば、通常の一般文
書を取り扱う場合には白黒画像の出力が主体であり、白
黒の出力画像と、カラーの出力画像との割合が、9:1
から7:3と言われている。このため、黒色トナーの消
費量が非黒色トナーの消費量よりも圧倒的に多く、多量
の非黒色トナーが無駄に廃棄されることになる。また、
トナーエンド時を回動型現像装置の交換時期としてお
り、寿命の到来していない部材をも廃棄する必要があっ
た。更に、地球環境保護の観点から、様々な材質から成
る回動型現像装置を回収、解体及びリサイクルするため
の体制や設備等が必要となり、実質的なイニシャルコス
ト及びランニングコストの上昇をもたらすことになる。
【0005】また、実公平4−38362号には、消費
量の多い黒色トナーを非黒色トナーよりも多く貯蔵する
回動型現像装置を備える画像形成装置が記載されてい
る。この種の画像形成装置では、上記特公平4−237
82号や上記特開平4−29166号に記載の画像形成
装置に比べて、非黒色トナーの無駄が少なくなり、ラン
ニングコストの上昇が軽減される。しかしながら、各色
トナーの消費量にはバラツキがあり、トナーの無駄な廃
棄を完全に防止するものではなかった。また、上記特公
平4−23782号や上記特開平4−29166号の画
像形成装置と同様に、実質的なイニシャルコスト及びラ
ンニングコストの上昇をもたらすことになる。
量の多い黒色トナーを非黒色トナーよりも多く貯蔵する
回動型現像装置を備える画像形成装置が記載されてい
る。この種の画像形成装置では、上記特公平4−237
82号や上記特開平4−29166号に記載の画像形成
装置に比べて、非黒色トナーの無駄が少なくなり、ラン
ニングコストの上昇が軽減される。しかしながら、各色
トナーの消費量にはバラツキがあり、トナーの無駄な廃
棄を完全に防止するものではなかった。また、上記特公
平4−23782号や上記特開平4−29166号の画
像形成装置と同様に、実質的なイニシャルコスト及びラ
ンニングコストの上昇をもたらすことになる。
【0006】また、特開昭61−97674号や特公平
6−5403号には、装置本体に固定的に配設され、所
定色のトナーを内部に収容する複数のトナーカートリッ
ジと、回動型現像装置の各現像器とこれに対応する各ト
ナーカートリッジとを個々に連結する可撓性チューブ部
材とを備える画像形成装置が記載されている。この種の
画像形成装置では、可撓性チューブ部材の内部に設けら
れたトナー搬送部材をトナーの消費に応じて回転させる
ことにより、各現像器にそれぞれ所定色のトナーを補給
することできる。しかしながら、上記可撓性チューブ部
材や上記トナー搬送部材の捻れを防止すべく、回動型現
像装置の回動状態に応じて各現像器と各可撓性チューブ
部材との連結状態を開放する連結部を設ける必要があ
る。更に、この連結部におけるトナーの飛散及び漏洩や
他色トナーの混色を防止すべく、該連結部にシャッター
やシール部材を設ける必要があり、装置構成の複雑化や
部品点数の増加によって画像形成装置のイニシャルコス
トを増加させるという不具合があった。
6−5403号には、装置本体に固定的に配設され、所
定色のトナーを内部に収容する複数のトナーカートリッ
ジと、回動型現像装置の各現像器とこれに対応する各ト
ナーカートリッジとを個々に連結する可撓性チューブ部
材とを備える画像形成装置が記載されている。この種の
画像形成装置では、可撓性チューブ部材の内部に設けら
れたトナー搬送部材をトナーの消費に応じて回転させる
ことにより、各現像器にそれぞれ所定色のトナーを補給
することできる。しかしながら、上記可撓性チューブ部
材や上記トナー搬送部材の捻れを防止すべく、回動型現
像装置の回動状態に応じて各現像器と各可撓性チューブ
部材との連結状態を開放する連結部を設ける必要があ
る。更に、この連結部におけるトナーの飛散及び漏洩や
他色トナーの混色を防止すべく、該連結部にシャッター
やシール部材を設ける必要があり、装置構成の複雑化や
部品点数の増加によって画像形成装置のイニシャルコス
トを増加させるという不具合があった。
【0007】また、特公平7−43551号には、回動
型現像装置の一端に設けられたトナー補給手段と、該回
動型現像装置をスライド可能に支持するスライダとを備
える画像形成装置が記載されている。この種の画像形成
装置は、上記連結部を備えることなく各現像器に所定色
のトナーを補給することができるという利点がある。し
かしながら、回動型現像装置における各部品の清掃、点
検、調整、修理及び交換、更に、二成分現像剤を用いる
場合には、キャリアの定期的な交換等が必要となる。即
ち、操作者はトナー補給のみを行えば良いというわけで
はなく、回動型現像装置の定期的なメンテナンスが必要
となる。このため、上記特公平7−43551号の画像
形成装置においては、メンテナンス作業における操作性
を向上させるべく上記スライダを設けている。しかしな
がら、上記スライダの複雑且つ強固な構成により装置本
体のイニシャルコストを上昇させていた。また、複数の
現像器のうち、1の現像器が寿命に達した時点で回動型
現像装置全体を交換する必要があり、これによりランニ
ングコストを大幅に上昇させていた。例えば、上述のよ
うに、黒色トナーの消費量は非黒色トナーの消費量より
も圧倒的に多く、当然ながら、黒色用の現像器は非黒色
用の現像器よりも使用頻度が圧倒的に高い。このため、
黒色用の現像器と非黒色用の現像器との耐久性が同等で
ある場合、黒色用の現像器は非黒色用の現像器よりも早
く寿命に達することになる。従って、回動型現像装置に
黒色用の現像器を設ける場合には、黒色用の現像器に対
する高い信頼性や高いメンテナンス性が求められる。
型現像装置の一端に設けられたトナー補給手段と、該回
動型現像装置をスライド可能に支持するスライダとを備
える画像形成装置が記載されている。この種の画像形成
装置は、上記連結部を備えることなく各現像器に所定色
のトナーを補給することができるという利点がある。し
かしながら、回動型現像装置における各部品の清掃、点
検、調整、修理及び交換、更に、二成分現像剤を用いる
場合には、キャリアの定期的な交換等が必要となる。即
ち、操作者はトナー補給のみを行えば良いというわけで
はなく、回動型現像装置の定期的なメンテナンスが必要
となる。このため、上記特公平7−43551号の画像
形成装置においては、メンテナンス作業における操作性
を向上させるべく上記スライダを設けている。しかしな
がら、上記スライダの複雑且つ強固な構成により装置本
体のイニシャルコストを上昇させていた。また、複数の
現像器のうち、1の現像器が寿命に達した時点で回動型
現像装置全体を交換する必要があり、これによりランニ
ングコストを大幅に上昇させていた。例えば、上述のよ
うに、黒色トナーの消費量は非黒色トナーの消費量より
も圧倒的に多く、当然ながら、黒色用の現像器は非黒色
用の現像器よりも使用頻度が圧倒的に高い。このため、
黒色用の現像器と非黒色用の現像器との耐久性が同等で
ある場合、黒色用の現像器は非黒色用の現像器よりも早
く寿命に達することになる。従って、回動型現像装置に
黒色用の現像器を設ける場合には、黒色用の現像器に対
する高い信頼性や高いメンテナンス性が求められる。
【0008】また、特開昭60−208779号、特開
昭60−214377号、特開昭61−73163号、
及び、特開昭61−103175号、等には、回動型現
像装置の個々の現像器をそれぞれ現像カートリッジ又は
現像マガジンと称される使い捨て方式の構成にした画像
形成装置が記載されている。この種の画像形成装置によ
れば、例えば、特開昭60−208779号や特開昭6
1−103175号に記載されているように、現像器の
保守作業や交換の際に、任意の現像器を所定の交換位置
まで回動させることで、該任意の現像器のみを回動型現
像装置から着脱することができる。しかしながら、この
種の画像形成装置では、回動型現像装置の各現像器にそ
れぞれ独立した側板やケーシングを設け、更に、各現像
器を支持する支持部材を設ける必要があり、回動型現像
装置の小型化や低コスト化に限界があった。また、各現
像器を個々に取り扱うので、複数の現像器のメンテナン
ス作業を順次行う場合には、メンテナンス作業に手間を
要するという不具合がある。例えば、非黒色用の現像器
の場合には、それぞれ取り扱うトナーの色によりトナー
の消費量に若干のバラツキがあるものの、使用頻度はそ
れぞれほぼ同等であり同時に寿命に達することが多いの
で、それぞれを同時に交換することが多い。
昭60−214377号、特開昭61−73163号、
及び、特開昭61−103175号、等には、回動型現
像装置の個々の現像器をそれぞれ現像カートリッジ又は
現像マガジンと称される使い捨て方式の構成にした画像
形成装置が記載されている。この種の画像形成装置によ
れば、例えば、特開昭60−208779号や特開昭6
1−103175号に記載されているように、現像器の
保守作業や交換の際に、任意の現像器を所定の交換位置
まで回動させることで、該任意の現像器のみを回動型現
像装置から着脱することができる。しかしながら、この
種の画像形成装置では、回動型現像装置の各現像器にそ
れぞれ独立した側板やケーシングを設け、更に、各現像
器を支持する支持部材を設ける必要があり、回動型現像
装置の小型化や低コスト化に限界があった。また、各現
像器を個々に取り扱うので、複数の現像器のメンテナン
ス作業を順次行う場合には、メンテナンス作業に手間を
要するという不具合がある。例えば、非黒色用の現像器
の場合には、それぞれ取り扱うトナーの色によりトナー
の消費量に若干のバラツキがあるものの、使用頻度はそ
れぞれほぼ同等であり同時に寿命に達することが多いの
で、それぞれを同時に交換することが多い。
【0009】また、回動型現像装置、ひいては画像形成
装置全体の小型化を図るとともに、使用頻度の高い白黒
の画像出力を安定且つ高品質に保つ画像形成装置とし
て、例えば、特公昭59−26954号、特開昭60−
233669号、特開昭62−85266号、特開昭6
2−102261号、実開昭63−26847号公報、
特開昭63−41871号、等に記載のものがある。こ
の種の画像形成装置は、潜像担持体としての感光体の周
りに単一に配設され、黒色トナーにより黒色画像像を形
成する黒色用現像器と、該黒色用現像器とは異なる現像
位置に順次回動し、それぞれ所定色のトナーにより所定
色の画像を形成する複数の現像器を有する回動型現像装
置とを、備えるものである。この種の画像形成装置によ
れば、使用頻度の高い黒色用現像器と、使用頻度の比較
的低い非黒色用現像器とを別々に取り扱うことができ、
該黒色用現像器のメンテナンス作業における操作性を向
上させることができる。しかしながら、黒色用現像器や
回動型現像装置の構成によっては、種々の不具合を生ず
るおそれがある。例えば、上記特開昭60−23366
9号の画像形成装置では、回動型現像装置に支持される
3つの現像器にそれぞれ独立した側板及びケーシングを
設け、更に、これら3つの現像器を支持する支持部材を
それぞれ設ける必要があり、回動型現像装置の小型化及
び低コスト化には限界がある。また、上記3つの現像器
を個々に取り扱うので、これら現像器のメンテナンス作
業を順次行う場合には、メンテナンス作業に手間を要す
るという不具合がある。
装置全体の小型化を図るとともに、使用頻度の高い白黒
の画像出力を安定且つ高品質に保つ画像形成装置とし
て、例えば、特公昭59−26954号、特開昭60−
233669号、特開昭62−85266号、特開昭6
2−102261号、実開昭63−26847号公報、
特開昭63−41871号、等に記載のものがある。こ
の種の画像形成装置は、潜像担持体としての感光体の周
りに単一に配設され、黒色トナーにより黒色画像像を形
成する黒色用現像器と、該黒色用現像器とは異なる現像
位置に順次回動し、それぞれ所定色のトナーにより所定
色の画像を形成する複数の現像器を有する回動型現像装
置とを、備えるものである。この種の画像形成装置によ
れば、使用頻度の高い黒色用現像器と、使用頻度の比較
的低い非黒色用現像器とを別々に取り扱うことができ、
該黒色用現像器のメンテナンス作業における操作性を向
上させることができる。しかしながら、黒色用現像器や
回動型現像装置の構成によっては、種々の不具合を生ず
るおそれがある。例えば、上記特開昭60−23366
9号の画像形成装置では、回動型現像装置に支持される
3つの現像器にそれぞれ独立した側板及びケーシングを
設け、更に、これら3つの現像器を支持する支持部材を
それぞれ設ける必要があり、回動型現像装置の小型化及
び低コスト化には限界がある。また、上記3つの現像器
を個々に取り扱うので、これら現像器のメンテナンス作
業を順次行う場合には、メンテナンス作業に手間を要す
るという不具合がある。
【0010】そこで、本件発明者は、特開平9−114
179号において、上記黒色用現像器を現像カートリッ
ジで構成し、回動型現像装置に設けた複数の非黒色用現
像器に対して、トナーの消費量に応じてそれぞれ所定色
のトナーを補給するように構成した画像形成装置を提案
した。この画像形成装置によれば、使用頻度の高い黒色
用現像器の操作性を向上させるとともに、使用頻度がそ
れぞれ同等であり且つトナー消費量のそれぞれ異なる複
数の非黒色用現像器に対しても良好に対応することがで
きる。さらに、トナー補給装置を回動型現像装置の一側
端に設け、上記回動軸の軸線方向にトナーを搬送させる
ように構成することで、感光体、回動型現像装置及びト
ナー補給装置の小型化を図り、画像形成装置内部のレイ
アウト自由度を高くすることができる。しかしながら、
この画像形成装置は、回動型現像装置の周面保護用の部
材を備えていない。このため、黒色用現像器の着脱操作
の際に回動型現像装置内部の各現像ローラを傷付けた
り、該各現像器からのトナー飛散によって装置本体内を
汚染したり、更には、黒色用現像器からの黒色トナーの
飛散によって該各現像器への黒色トナーの混色等を引き
起こしたりするおそれがあった。
179号において、上記黒色用現像器を現像カートリッ
ジで構成し、回動型現像装置に設けた複数の非黒色用現
像器に対して、トナーの消費量に応じてそれぞれ所定色
のトナーを補給するように構成した画像形成装置を提案
した。この画像形成装置によれば、使用頻度の高い黒色
用現像器の操作性を向上させるとともに、使用頻度がそ
れぞれ同等であり且つトナー消費量のそれぞれ異なる複
数の非黒色用現像器に対しても良好に対応することがで
きる。さらに、トナー補給装置を回動型現像装置の一側
端に設け、上記回動軸の軸線方向にトナーを搬送させる
ように構成することで、感光体、回動型現像装置及びト
ナー補給装置の小型化を図り、画像形成装置内部のレイ
アウト自由度を高くすることができる。しかしながら、
この画像形成装置は、回動型現像装置の周面保護用の部
材を備えていない。このため、黒色用現像器の着脱操作
の際に回動型現像装置内部の各現像ローラを傷付けた
り、該各現像器からのトナー飛散によって装置本体内を
汚染したり、更には、黒色用現像器からの黒色トナーの
飛散によって該各現像器への黒色トナーの混色等を引き
起こしたりするおそれがあった。
【0011】一方、本発明者は、先に、特願平8−35
3663号において、潜像担持体に対向する現像位置に
開口を有する円筒状のカバー部材を回動型現像装置の周
面部に設けるとともに、該カバー部材の外周部に密着収
容可能な把手部材を設けた画像形成装置を提案した。こ
の画像形成装置によれば、円筒状のカバー部材の設置に
より上記特開平9−114179号に記載の画像形成装
置の不具合を解消することができる。
3663号において、潜像担持体に対向する現像位置に
開口を有する円筒状のカバー部材を回動型現像装置の周
面部に設けるとともに、該カバー部材の外周部に密着収
容可能な把手部材を設けた画像形成装置を提案した。こ
の画像形成装置によれば、円筒状のカバー部材の設置に
より上記特開平9−114179号に記載の画像形成装
置の不具合を解消することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
願平8−353663号に記載の画像形成装置では、上
記カバー部材の強度が不充分であると、例えば、上記黒
色用現像器を着脱する際に接触によって該カバー部材に
外力を作用させた場合に、該カバー部材の変形により回
動型現像装置の各現像器の現像ローラ等を破損させるお
それがあった。また、円筒状の上記カバー部材に、例え
ば樹脂成形品などを用いると、成形及び加工の際に反り
や歪み等を発生させ易い。そして、これらの反りや歪み
等によっても各現像器の現像ローラ等を損傷させたり、
現像ローラ上のトナーを飛散させたりするおそれがあっ
た。
願平8−353663号に記載の画像形成装置では、上
記カバー部材の強度が不充分であると、例えば、上記黒
色用現像器を着脱する際に接触によって該カバー部材に
外力を作用させた場合に、該カバー部材の変形により回
動型現像装置の各現像器の現像ローラ等を破損させるお
それがあった。また、円筒状の上記カバー部材に、例え
ば樹脂成形品などを用いると、成形及び加工の際に反り
や歪み等を発生させ易い。そして、これらの反りや歪み
等によっても各現像器の現像ローラ等を損傷させたり、
現像ローラ上のトナーを飛散させたりするおそれがあっ
た。
【0013】本発明は、以上の背景に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、カバー部材の反りや
歪み等による回動型現像装置の各現像ローラの破損やト
ナー飛散を低減することができる画像形成装置を提供す
ることである。
であり、その目的とするところは、カバー部材の反りや
歪み等による回動型現像装置の各現像ローラの破損やト
ナー飛散を低減することができる画像形成装置を提供す
ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、表面に潜像を形成する潜像担持
体と、回動軸の周りに配設された複数の現像器を有する
回動型現像装置と、該表面に対向する現像位置に開口を
有し、該複数の現像器を覆うカバー部材とを備え、該回
動軸を中心とする該回動型現像装置の回動により、任意
の現像器を該現像位置に移動させて該潜像を現像する画
像形成装置において、該回動軸の軸線方向に延びるリブ
形状を該カバー部材に形成したことを特徴とするもので
ある。
に、請求項1の発明は、表面に潜像を形成する潜像担持
体と、回動軸の周りに配設された複数の現像器を有する
回動型現像装置と、該表面に対向する現像位置に開口を
有し、該複数の現像器を覆うカバー部材とを備え、該回
動軸を中心とする該回動型現像装置の回動により、任意
の現像器を該現像位置に移動させて該潜像を現像する画
像形成装置において、該回動軸の軸線方向に延びるリブ
形状を該カバー部材に形成したことを特徴とするもので
ある。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記現像位置とは異なる現像位置で上記潜
像担持体に対向し、黒色に対応する上記色分解潜像を黒
色現像剤で現像する第2現像装置を上記回動型現像装置
の上方に着脱可能に配設し、上記回動型現像装置の個々
の現像器で、それぞれ黒色以外の所定色に対応する該色
分解潜像を該所定色の現像剤で順次現像させるように構
成したことを特徴とするものである。
置において、上記現像位置とは異なる現像位置で上記潜
像担持体に対向し、黒色に対応する上記色分解潜像を黒
色現像剤で現像する第2現像装置を上記回動型現像装置
の上方に着脱可能に配設し、上記回動型現像装置の個々
の現像器で、それぞれ黒色以外の所定色に対応する該色
分解潜像を該所定色の現像剤で順次現像させるように構
成したことを特徴とするものである。
【0016】請求項1又は2の発明においては、上記リ
ブ形状が上記カバー部材の上記軸線方向における強度を
高め、該カバー部材の反りや歪み等の変形を低減する。
ブ形状が上記カバー部材の上記軸線方向における強度を
高め、該カバー部材の反りや歪み等の変形を低減する。
【0017】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、第2リブ形状を上記リブ形状に対し
て上記軸線方向とは異なる方向に延在するように形成し
たことを特徴とするものである。
形成装置において、第2リブ形状を上記リブ形状に対し
て上記軸線方向とは異なる方向に延在するように形成し
たことを特徴とするものである。
【0018】請求項3の発明においては、上記第2リブ
形状が、上記カバー部材の上記軸線方向における強度を
より高めるとともに、該軸線方向とは異なる方向におけ
る強度をも高める。即ち、上記第2リブ形状が上記カバ
ー部材の強度をより高め、該カバー部材の反りや歪み等
の変形をより低減する。
形状が、上記カバー部材の上記軸線方向における強度を
より高めるとともに、該軸線方向とは異なる方向におけ
る強度をも高める。即ち、上記第2リブ形状が上記カバ
ー部材の強度をより高め、該カバー部材の反りや歪み等
の変形をより低減する。
【0019】請求項4の発明は、請求項3の画像形成装
置であって、着脱方向に移動する上記第2現像装置を、
上記カバー部材の上部で支持することを特徴とするもの
である。
置であって、着脱方向に移動する上記第2現像装置を、
上記カバー部材の上部で支持することを特徴とするもの
である。
【0020】請求項4の発明においては、上記カバー部
材の上部を上記第1現像装置の着脱操作用ガイドとして
用いることができる。
材の上部を上記第1現像装置の着脱操作用ガイドとして
用いることができる。
【0021】請求項5の発明は、請求項4の画像形成装
置において、上記第2リブ形状を上記着脱方向と平行な
方向に形成し、該着脱方向に移動する上記第2現像装置
を該第2リブ形状に支持させることを特徴とするもので
ある。
置において、上記第2リブ形状を上記着脱方向と平行な
方向に形成し、該着脱方向に移動する上記第2現像装置
を該第2リブ形状に支持させることを特徴とするもので
ある。
【0022】請求項5の発明においては、上記第2リブ
形状における上記第1現像装置の側の表面を、該第1現
像装置の着脱用操作ガイド用として利用する。これによ
り、上記カバー部材の上部を上記第1現像装置の着脱用
操作ガイドとして機能させるための部材を新たに設ける
必要がなくなる。
形状における上記第1現像装置の側の表面を、該第1現
像装置の着脱用操作ガイド用として利用する。これによ
り、上記カバー部材の上部を上記第1現像装置の着脱用
操作ガイドとして機能させるための部材を新たに設ける
必要がなくなる。
【0023】請求項6の発明は、請求項4の画像形成装
置において、上記カバー部材の上部に平面形状を形成
し、上記着脱方向に移動する上記第2現像装置を該平面
形状に支持させることを特徴とするものである。
置において、上記カバー部材の上部に平面形状を形成
し、上記着脱方向に移動する上記第2現像装置を該平面
形状に支持させることを特徴とするものである。
【0024】請求項6の発明においては、上記平面形状
により、操作者が上記カバー部材の上部を上記第1現像
装置の着脱用操作ガイドとして認識し易くなる。
により、操作者が上記カバー部材の上部を上記第1現像
装置の着脱用操作ガイドとして認識し易くなる。
【0025】
【発明の実施の形態】まず、回動型現像装置の周面にカ
バー部材を有する従来構成のカラー画像形成装置の一例
について説明する。図1は上記従来構成のカラー画像形
成装置全体の概略構成図である。図1において、像担持
体としての可撓性のベルト状感光体(以下「感光体ベル
ト」という)1が、回動ローラ2、3との間に架設さ
れ、回動ローラ2、3の駆動により図中矢印A方向(時
計方向)に回転、搬送される。また、感光体ベルト1の
周囲には、感光体ベルト表面を均一に帯電する帯電手段
としての帯電チャージャ4、静電潜像形成用の露光装置
としてのレーザ書き込みユニット5、イエロー、マゼン
タ、シアンのカラー現像剤をそれぞれ収容した3個の現
像器を一体的に備えた回動型現像装置(「リボルバー
型」または「ロータリー型」ともいう)としての回転型
カラー現像器ユニット(以下「カラー現像器ユニット」
という)6、該カラー現像器ユニット6とは別体の黒色
現像剤を収容した現像装置としての黒現像装置7等が配
設されている。
バー部材を有する従来構成のカラー画像形成装置の一例
について説明する。図1は上記従来構成のカラー画像形
成装置全体の概略構成図である。図1において、像担持
体としての可撓性のベルト状感光体(以下「感光体ベル
ト」という)1が、回動ローラ2、3との間に架設さ
れ、回動ローラ2、3の駆動により図中矢印A方向(時
計方向)に回転、搬送される。また、感光体ベルト1の
周囲には、感光体ベルト表面を均一に帯電する帯電手段
としての帯電チャージャ4、静電潜像形成用の露光装置
としてのレーザ書き込みユニット5、イエロー、マゼン
タ、シアンのカラー現像剤をそれぞれ収容した3個の現
像器を一体的に備えた回動型現像装置(「リボルバー
型」または「ロータリー型」ともいう)としての回転型
カラー現像器ユニット(以下「カラー現像器ユニット」
という)6、該カラー現像器ユニット6とは別体の黒色
現像剤を収容した現像装置としての黒現像装置7等が配
設されている。
【0026】上記レーザ書き込みユニット5は、図示し
ない半導体レーザ、駆動モータ5Aで回転駆動されたポ
リゴンミラー5B、f−θレンズ5C及びミラー5Dが
保持筺体としてのユニットケース5Eの中に収められ、
装置本体の下部に組み込まれている。給紙カセット17
とレーザ書き込みユニット5との間には、図示しない底
板が設けられている。その底板の上にレーザ書き込みユ
ニット5が組み込まれ、各ユニットを支持するためにロ
ーラ軸方向の左右(図1中の奥側及び手前側)に設けら
れた装置本体の図示しない側板が、上記底板に組み付け
られている。
ない半導体レーザ、駆動モータ5Aで回転駆動されたポ
リゴンミラー5B、f−θレンズ5C及びミラー5Dが
保持筺体としてのユニットケース5Eの中に収められ、
装置本体の下部に組み込まれている。給紙カセット17
とレーザ書き込みユニット5との間には、図示しない底
板が設けられている。その底板の上にレーザ書き込みユ
ニット5が組み込まれ、各ユニットを支持するためにロ
ーラ軸方向の左右(図1中の奥側及び手前側)に設けら
れた装置本体の図示しない側板が、上記底板に組み付け
られている。
【0027】また、上記帯電チャージャ4による帯電位
置、レーザ書き込みユニット5からの光ビームLの照射
位置、及び感光体用クリーニングブレード15Aによる
クリーニング位置は、2本の回動ローラ2,3のうち下
側の回動ローラ2への感光体ベルト1の巻き付き部に設
定されている。
置、レーザ書き込みユニット5からの光ビームLの照射
位置、及び感光体用クリーニングブレード15Aによる
クリーニング位置は、2本の回動ローラ2,3のうち下
側の回動ローラ2への感光体ベルト1の巻き付き部に設
定されている。
【0028】上記カラー現像器ユニット6および黒現像
装置7はそれぞれ所定の位置で感光体ベルト1と近接あ
るいは接触する現像剤担持体としての現像ローラを備
え、感光体ベルト1上の静電潜像を非接触現像あるいは
接触現像法により顕像化する機能を有している。なお、
このカラー現像器ユニット6および黒現像装置7につい
ては、後で詳しく説明する。
装置7はそれぞれ所定の位置で感光体ベルト1と近接あ
るいは接触する現像剤担持体としての現像ローラを備
え、感光体ベルト1上の静電潜像を非接触現像あるいは
接触現像法により顕像化する機能を有している。なお、
このカラー現像器ユニット6および黒現像装置7につい
ては、後で詳しく説明する。
【0029】上記感光体ベルト1の上側の回動ローラ3
への巻き付き部分に接触するように、中間転写体として
の中間転写ベルト10が設けられている。この中間転写
ベルト10は、回動ローラ11、12の間に傾斜させて
架設されており、回動ローラ11、12の駆動により図
中矢印B方向(反時計方向)に回転、搬送される。この
傾斜している中間転写ベルト10の図中左下側の展張部
が、上記感光体ベルト1の上側の回動ローラ3への巻き
付き部分に接触しており、感光体ベルト1上の第1回目
の顕像が、中間転写ベルト10の内側に設けられた1次
転写部材としての導電性のバイアスブラシ13により中
間転写ベルト10上に転写される(1次転写)。このバ
イアスブラシ13の先端は、中間転写ベルト10の裏面
に所定の条件で接触している。中間転写ベルト10の回
動ローラ11への巻き付き部には、中間転写ベルト10
に対して接離するように2次転写部材としての転写ロー
ラ14が設けられ、この転写ローラ14により、中間転
写ベルト10上に重ね合わされた画像が転写材としての
転写紙上に転写される(2次転写)。ここで、1次転写
位置から2次転写位置までの中間転写ベルト10上の距
離は、最大画像出力長さ以上に設定してある。
への巻き付き部分に接触するように、中間転写体として
の中間転写ベルト10が設けられている。この中間転写
ベルト10は、回動ローラ11、12の間に傾斜させて
架設されており、回動ローラ11、12の駆動により図
中矢印B方向(反時計方向)に回転、搬送される。この
傾斜している中間転写ベルト10の図中左下側の展張部
が、上記感光体ベルト1の上側の回動ローラ3への巻き
付き部分に接触しており、感光体ベルト1上の第1回目
の顕像が、中間転写ベルト10の内側に設けられた1次
転写部材としての導電性のバイアスブラシ13により中
間転写ベルト10上に転写される(1次転写)。このバ
イアスブラシ13の先端は、中間転写ベルト10の裏面
に所定の条件で接触している。中間転写ベルト10の回
動ローラ11への巻き付き部には、中間転写ベルト10
に対して接離するように2次転写部材としての転写ロー
ラ14が設けられ、この転写ローラ14により、中間転
写ベルト10上に重ね合わされた画像が転写材としての
転写紙上に転写される(2次転写)。ここで、1次転写
位置から2次転写位置までの中間転写ベルト10上の距
離は、最大画像出力長さ以上に設定してある。
【0030】感光体ベルト用のクリーニング装置15
は、感光体ベルト1に常時接触し感光体ベルト1上のト
ナーをクリーニングするクリーニングブレード15A、
廃棄トナー回収容器15B等を備えている。また、中間
転写ベルト用のクリーニング装置16は、中間転写ベル
ト10の表面をクリーニングするクリーニングブレード
16A、トナー搬送用のオーガ16B等を備えている。
中間転写ベルト用のクリーニングブレード16Aは、画
像形成中には中間転写ベルト10の表面より離間した位
置に保たれ、2次転写後のクリーニング時のみ図示のよ
うに中間転写ベルト10の表面に当接される。
は、感光体ベルト1に常時接触し感光体ベルト1上のト
ナーをクリーニングするクリーニングブレード15A、
廃棄トナー回収容器15B等を備えている。また、中間
転写ベルト用のクリーニング装置16は、中間転写ベル
ト10の表面をクリーニングするクリーニングブレード
16A、トナー搬送用のオーガ16B等を備えている。
中間転写ベルト用のクリーニングブレード16Aは、画
像形成中には中間転写ベルト10の表面より離間した位
置に保たれ、2次転写後のクリーニング時のみ図示のよ
うに中間転写ベルト10の表面に当接される。
【0031】上記構成のカラー画像形成装置において、
感光体ベルト1は帯電チャージャ4により一様に帯電さ
れた後、レーザ書き込みユニット5で画像情報に基づい
て変調されたレーザ光(レーザビーム)Lが走査される
ことにより露光され、表面に静電潜像が形成される。こ
こで、上記露光に用いられる画像情報は所望のフルカラ
ー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の色情
報に分解した単色の画像情報である。この画像情報に基
づいて図示しない半導体レーザで発生されたレーザ光L
は、駆動モータ5Aで高速回転駆動されたポリゴンミラ
ー5Bにより回転走査され、f−θレンズ5Cを経て、
反射ミラー5Dにより光路調整される。
感光体ベルト1は帯電チャージャ4により一様に帯電さ
れた後、レーザ書き込みユニット5で画像情報に基づい
て変調されたレーザ光(レーザビーム)Lが走査される
ことにより露光され、表面に静電潜像が形成される。こ
こで、上記露光に用いられる画像情報は所望のフルカラ
ー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の色情
報に分解した単色の画像情報である。この画像情報に基
づいて図示しない半導体レーザで発生されたレーザ光L
は、駆動モータ5Aで高速回転駆動されたポリゴンミラ
ー5Bにより回転走査され、f−θレンズ5Cを経て、
反射ミラー5Dにより光路調整される。
【0032】上記感光体ベルト1上に形成された静電潜
像は、後述するカラー現像器ユニットにより各々所定の
イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーでそれ
ぞれ単色現像される。また、黒の色情報に基づいて形成
された静電潜像は、やはり後述する黒現像装置7により
黒トナーで現像され、感光体ベルト1上に各々の色画像
(トナー像)が順次形成される。
像は、後述するカラー現像器ユニットにより各々所定の
イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーでそれ
ぞれ単色現像される。また、黒の色情報に基づいて形成
された静電潜像は、やはり後述する黒現像装置7により
黒トナーで現像され、感光体ベルト1上に各々の色画像
(トナー像)が順次形成される。
【0033】図1中の矢印A方向に回転する感光体ベル
ト1上に形成された各単色画像(トナー像)は、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、および黒の単色毎に、バイアス
ブラシ13に印加された所定の転写バイアスにより、感
光体ベルト1と同期して矢印B方向に回転する中間転写
ベルト10上に順次重ね転写される。中間転写ベルト1
0上に重ね合わされたイエロー、マゼンタ、シアン、お
よび黒の画像は、給紙台(給紙カセット)17から給紙
ローラ18、搬送ローラ対19A,19B、レジストロ
ーラ対20A,20Bを経て転写部に搬送された転写紙
17A上に転写ローラ14により一括転写される。転写
終了後、定着装置80により定着されてフルカラー画像
が完成する。このフルカラー画像が形成された転写紙1
7Aは、排紙ローラ対81A,81Bを経て排紙スタッ
ク部82に排出される。
ト1上に形成された各単色画像(トナー像)は、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、および黒の単色毎に、バイアス
ブラシ13に印加された所定の転写バイアスにより、感
光体ベルト1と同期して矢印B方向に回転する中間転写
ベルト10上に順次重ね転写される。中間転写ベルト1
0上に重ね合わされたイエロー、マゼンタ、シアン、お
よび黒の画像は、給紙台(給紙カセット)17から給紙
ローラ18、搬送ローラ対19A,19B、レジストロ
ーラ対20A,20Bを経て転写部に搬送された転写紙
17A上に転写ローラ14により一括転写される。転写
終了後、定着装置80により定着されてフルカラー画像
が完成する。このフルカラー画像が形成された転写紙1
7Aは、排紙ローラ対81A,81Bを経て排紙スタッ
ク部82に排出される。
【0034】上記感光体ベルト1、帯電チャージャ4、
中間転写ベルト10、クリーニング装置16、レジスト
ローラ20B等はプロセスカートリッジとして一体的に
構成され、廃棄トナー回収容器15Cは、プロセスカー
トリッジ31に対して着脱可能に組み込まれる。プロセ
スカートリッジ31のレジストローラ20Bのケース外
装部分は、用紙搬送ガイドとしての機能も備えている。
中間転写ベルト10、クリーニング装置16、レジスト
ローラ20B等はプロセスカートリッジとして一体的に
構成され、廃棄トナー回収容器15Cは、プロセスカー
トリッジ31に対して着脱可能に組み込まれる。プロセ
スカートリッジ31のレジストローラ20Bのケース外
装部分は、用紙搬送ガイドとしての機能も備えている。
【0035】上記中間転写ベルト10上からクリーニン
グブレード16Aによって掻き取られた廃棄トナーは、
クリーニング装置16内に設けられたオーガ16Bによ
り、図面手前方向に搬送され、さらにプロセスカートリ
ッジ31手前側側面に設けられた、図示を省略した搬送
部により廃棄トナー回収容器15Cに搬送される。所定
量以上の廃棄トナーが廃棄トナー回収用器15C内に収
容された時点でプロセスカートリッジ31に対し交換す
ることにより、プロセスカートリッジ31の長寿命化が
図られる。
グブレード16Aによって掻き取られた廃棄トナーは、
クリーニング装置16内に設けられたオーガ16Bによ
り、図面手前方向に搬送され、さらにプロセスカートリ
ッジ31手前側側面に設けられた、図示を省略した搬送
部により廃棄トナー回収容器15Cに搬送される。所定
量以上の廃棄トナーが廃棄トナー回収用器15C内に収
容された時点でプロセスカートリッジ31に対し交換す
ることにより、プロセスカートリッジ31の長寿命化が
図られる。
【0036】次に、本カラー画像形成装置に用いている
黒現像装置7について説明する。図2は、黒現像装置7
の内部をカラー現像器ユニット6とともに示した概略構
成図である。この黒現像装置7は、現像容器71内に黒
の現像剤(トナー)を内包し、感光体ベルト1に対向し
た現像容器71の開口部71Aに、現像剤担持体として
の現像ローラ23Kを有した現像装置であって、トナー
エンド時が現像器の寿命交換とする、いわゆる現像カー
トリッジとして一体的に形成された現像装置である。
黒現像装置7について説明する。図2は、黒現像装置7
の内部をカラー現像器ユニット6とともに示した概略構
成図である。この黒現像装置7は、現像容器71内に黒
の現像剤(トナー)を内包し、感光体ベルト1に対向し
た現像容器71の開口部71Aに、現像剤担持体として
の現像ローラ23Kを有した現像装置であって、トナー
エンド時が現像器の寿命交換とする、いわゆる現像カー
トリッジとして一体的に形成された現像装置である。
【0037】上記現像容器71内には、現像ローラ23
Kと平行で、且つ、現像ローラ23Kと所定の接触圧で
接触し、ニップを形成しながら現像ローラ23Kとの接
触部で、現像ローラ表面移動方向と逆方向に摺動するよ
うに回転する、例えば発砲ポリウレタンなどから形成さ
れたトナー供給ローラ25Kが配設されている。このト
ナー供給ローラ25Kと現像ローラ23Kとの摺動部よ
り現像ローラ表面移動方向下流側の上記開口71A近傍
には、ステンレスなどのバネ性を有する薄板あるいはウ
レタンゴム等の弾性体からなるトナー層規制部材として
のブレード26Kが、その一端部近傍が現像ローラ23
Kに接するように設けられている。
Kと平行で、且つ、現像ローラ23Kと所定の接触圧で
接触し、ニップを形成しながら現像ローラ23Kとの接
触部で、現像ローラ表面移動方向と逆方向に摺動するよ
うに回転する、例えば発砲ポリウレタンなどから形成さ
れたトナー供給ローラ25Kが配設されている。このト
ナー供給ローラ25Kと現像ローラ23Kとの摺動部よ
り現像ローラ表面移動方向下流側の上記開口71A近傍
には、ステンレスなどのバネ性を有する薄板あるいはウ
レタンゴム等の弾性体からなるトナー層規制部材として
のブレード26Kが、その一端部近傍が現像ローラ23
Kに接するように設けられている。
【0038】また、上記現像容器71内には、容器内の
トナーを撹拌し、トナー供給ローラ25Kおよび現像ロ
ーラ23K側にトナーを搬送する第1のアジテータ73
と、やはり現像容器71内のトナーを撹拌し、第1のア
ジテータ73側にトナーを搬送する第2のアジテータ7
4が設けられている。この第1および第2のアジテータ
73,74は、各回動軸がトナー供給ローラ25Kおよ
び現像ローラ23Kと平行になるように配設されてい
る。また、上記アジテータ73,74はともに、その先
端部にフィルム状の弾性体シートなどを、その先端が現
像容器71の底面を摺擦移動するように取り付けられ、
現像容器71内のトナーを効率よく搬送でき、現像容器
71内のトナー残量を減らすことができるようになって
いる。なお、上記アジテータ73,74の回転数は、ト
ナーに余分なストレスを与えないように極力低くするこ
とが望ましい。
トナーを撹拌し、トナー供給ローラ25Kおよび現像ロ
ーラ23K側にトナーを搬送する第1のアジテータ73
と、やはり現像容器71内のトナーを撹拌し、第1のア
ジテータ73側にトナーを搬送する第2のアジテータ7
4が設けられている。この第1および第2のアジテータ
73,74は、各回動軸がトナー供給ローラ25Kおよ
び現像ローラ23Kと平行になるように配設されてい
る。また、上記アジテータ73,74はともに、その先
端部にフィルム状の弾性体シートなどを、その先端が現
像容器71の底面を摺擦移動するように取り付けられ、
現像容器71内のトナーを効率よく搬送でき、現像容器
71内のトナー残量を減らすことができるようになって
いる。なお、上記アジテータ73,74の回転数は、ト
ナーに余分なストレスを与えないように極力低くするこ
とが望ましい。
【0039】また、黒現像装置7は感光体ベルト1に対
して水平方向に移動可能で、非現像時には感光体ベルト
1から離間し、現像時には現像ローラ23が感光体ベル
ト1に接近又は接触する現像位置まで移動するような離
間動作を行う。通常、黒現像装置7は、図3に示すよう
に現像ローラ23Kが対向した感光体ベルト表面に接触
しない位置に退避している。感光体ベルト1上に形成さ
れた黒色画像に対応した静電潜像を現像する際には、カ
ム75の働きにより、現像装置7全体を、図示を省略し
たガイド部材に沿って水平方向に移動させ、現像ローラ
23Kを感光体ベルト表面との間に所定のニップを形成
した状態で接触させる。
して水平方向に移動可能で、非現像時には感光体ベルト
1から離間し、現像時には現像ローラ23が感光体ベル
ト1に接近又は接触する現像位置まで移動するような離
間動作を行う。通常、黒現像装置7は、図3に示すよう
に現像ローラ23Kが対向した感光体ベルト表面に接触
しない位置に退避している。感光体ベルト1上に形成さ
れた黒色画像に対応した静電潜像を現像する際には、カ
ム75の働きにより、現像装置7全体を、図示を省略し
たガイド部材に沿って水平方向に移動させ、現像ローラ
23Kを感光体ベルト表面との間に所定のニップを形成
した状態で接触させる。
【0040】なお、現像ローラ23Kが感光体ベルト1
と接触していない状態では、現像ローラ23Kの駆動を
停止し、現像ローラ23Kを回転させないように制御
し、現像容器71の開口71Aからのトナーの飛散およ
び漏洩や、現像ローラ23K、その他現像装置7内の構
成部品の早期劣化を予防している。
と接触していない状態では、現像ローラ23Kの駆動を
停止し、現像ローラ23Kを回転させないように制御
し、現像容器71の開口71Aからのトナーの飛散およ
び漏洩や、現像ローラ23K、その他現像装置7内の構
成部品の早期劣化を予防している。
【0041】次に、本カラー画像形成装置に用いている
カラー現像器ユニット6について説明する。図4は、カ
ラー現像器ユニット6の内部を黒現像装置7とともに示
した概略構成図であり、図5は、シアン用の現像器22
Cを感光体ドラム1とともに示した正面図である。前述
のように、感光体ベルト1の近傍に、回動型現像装置と
してのカラー現像器ユニット6が配置されている。
カラー現像器ユニット6について説明する。図4は、カ
ラー現像器ユニット6の内部を黒現像装置7とともに示
した概略構成図であり、図5は、シアン用の現像器22
Cを感光体ドラム1とともに示した正面図である。前述
のように、感光体ベルト1の近傍に、回動型現像装置と
してのカラー現像器ユニット6が配置されている。
【0042】図4は、シアン用の現像器22Cが現像位
置にある状態を示している。本カラー現像器ユニット6
は、回転体である内側ケーシング21が回動軸Oを中心
に回転自在に設けられ、この内側ケーシング21は図示
しない駆動機構の駆動により図中矢印D方向(時計方
向)に回転できるようになっている。また、内側ケーシ
ング21はイエロー、マゼンタ、シアンの各現像器22
(−Y、M、C)を一体に保持している。各色の現像器
22(−Y、M、C)は同一形態を有し、同一動作を行
うように構成されている。各現像器22Y,M,Cに
は、現像剤担持体としての円筒状の現像ローラ23Y,
M,Cが設けられている。各現像ローラ23Y,M,C
は、内部ケーシング21に形成された開口部21Aか
ら、その一部が外部に露出するように配置され、色情報
に同期して、図示を省略した駆動機構により図中矢印C
方向に回転駆動され、対応する静電潜像を現像する。こ
の際、黒現像装置7は、カム75および図示を省略した
スプリングなどにより、現像ローラ23Kが感光体ベル
ト1の表面から離間する位置に保持されている。
置にある状態を示している。本カラー現像器ユニット6
は、回転体である内側ケーシング21が回動軸Oを中心
に回転自在に設けられ、この内側ケーシング21は図示
しない駆動機構の駆動により図中矢印D方向(時計方
向)に回転できるようになっている。また、内側ケーシ
ング21はイエロー、マゼンタ、シアンの各現像器22
(−Y、M、C)を一体に保持している。各色の現像器
22(−Y、M、C)は同一形態を有し、同一動作を行
うように構成されている。各現像器22Y,M,Cに
は、現像剤担持体としての円筒状の現像ローラ23Y,
M,Cが設けられている。各現像ローラ23Y,M,C
は、内部ケーシング21に形成された開口部21Aか
ら、その一部が外部に露出するように配置され、色情報
に同期して、図示を省略した駆動機構により図中矢印C
方向に回転駆動され、対応する静電潜像を現像する。こ
の際、黒現像装置7は、カム75および図示を省略した
スプリングなどにより、現像ローラ23Kが感光体ベル
ト1の表面から離間する位置に保持されている。
【0043】各現像器22Y,M,Cは、非磁性一成分
現像剤を用いた現像器であり、それぞれイエロートナ
ー、マゼンタトナー、シアントナーが収納されている。
そして、内部ケーシング21が回動軸Oを中心に回転す
ることにより、各現像器22Y,M,Cを選択的に現像
位置に移動させて、前述のように順次感光体ベルト1に
形成された静電潜像を現像する。
現像剤を用いた現像器であり、それぞれイエロートナ
ー、マゼンタトナー、シアントナーが収納されている。
そして、内部ケーシング21が回動軸Oを中心に回転す
ることにより、各現像器22Y,M,Cを選択的に現像
位置に移動させて、前述のように順次感光体ベルト1に
形成された静電潜像を現像する。
【0044】次に、カラー現像器ユニット6の内部構成
について説明する。なお、各色の現像器22(−Y、
M、C)は同一形態を有し、同一動作を行うように構成
されているので、以下、一色(シアン)の現像器22C
についてのみ説明する。
について説明する。なお、各色の現像器22(−Y、
M、C)は同一形態を有し、同一動作を行うように構成
されているので、以下、一色(シアン)の現像器22C
についてのみ説明する。
【0045】図5において、上記感光体ベルト1の回動
ローラ2,3間の2つの展張部のうちのカラー現像器ユ
ニット6側(黒現像装置7側)の一方の展張部を外側に
押し出すように、バックアップローラ35が設けられ、
上記一方の展張部の上部が鉛直方向に搬送され、下部が
若干斜めに傾いた状態で搬送されるようになっている。
そして、上記バックアップローラ35で押し出された感
光体ベルト1の展張部の上部に黒現像装置7を対向さ
せ、該展張部の下部にカラー現像器ユニット6を対向さ
せている。
ローラ2,3間の2つの展張部のうちのカラー現像器ユ
ニット6側(黒現像装置7側)の一方の展張部を外側に
押し出すように、バックアップローラ35が設けられ、
上記一方の展張部の上部が鉛直方向に搬送され、下部が
若干斜めに傾いた状態で搬送されるようになっている。
そして、上記バックアップローラ35で押し出された感
光体ベルト1の展張部の上部に黒現像装置7を対向さ
せ、該展張部の下部にカラー現像器ユニット6を対向さ
せている。
【0046】上記シアン現像器22Cの上部には、開口
部21Aが形成されている。この開口部21Aには、感
光体ベルト1に対向するように現像ローラ23Cが配設
されている。この現像ローラ23Cは、感光体ベルト1
と所定の周速比をもって、感光体ベルト1との対向部に
おいて該ベルトの移動方向(A方向)と同方向に表面移
動するように図中矢印C方向に回転駆動される。また、
現像ローラ23Cの下方には、発砲ウレタン等の弾性体
からなるトナー供給部材としてのトナー供給ローラ25
Cが現像ローラ23Cと摺擦するように設けられてい
る。このトナー供給ローラ25Cは、現像ローラ23C
と所定の周速比をもって、現像ローラ23Cとの摺擦部
において該ローラ23Cの表面移動方向と同方向に表面
移動するように回転駆動される。
部21Aが形成されている。この開口部21Aには、感
光体ベルト1に対向するように現像ローラ23Cが配設
されている。この現像ローラ23Cは、感光体ベルト1
と所定の周速比をもって、感光体ベルト1との対向部に
おいて該ベルトの移動方向(A方向)と同方向に表面移
動するように図中矢印C方向に回転駆動される。また、
現像ローラ23Cの下方には、発砲ウレタン等の弾性体
からなるトナー供給部材としてのトナー供給ローラ25
Cが現像ローラ23Cと摺擦するように設けられてい
る。このトナー供給ローラ25Cは、現像ローラ23C
と所定の周速比をもって、現像ローラ23Cとの摺擦部
において該ローラ23Cの表面移動方向と同方向に表面
移動するように回転駆動される。
【0047】また、上記開口部21A近傍における、上
記現像ローラ23Cとトナー供給ローラ25Cとの摺擦
部より現像ローラ表面移動方向下流側には、ステンレス
等のバネ性を有する薄板あるいはウレタンゴムなどの弾
性体からなるトナー層規制部材としてのブレード26C
が、その一端部近傍が現像ローラ表面に接するように設
けられている。また、後述するスクリュウ状の第1のト
ナー搬送部材27は、図5の手前側から奥側に向けて現
像剤としてのトナーを搬送する。
記現像ローラ23Cとトナー供給ローラ25Cとの摺擦
部より現像ローラ表面移動方向下流側には、ステンレス
等のバネ性を有する薄板あるいはウレタンゴムなどの弾
性体からなるトナー層規制部材としてのブレード26C
が、その一端部近傍が現像ローラ表面に接するように設
けられている。また、後述するスクリュウ状の第1のト
ナー搬送部材27は、図5の手前側から奥側に向けて現
像剤としてのトナーを搬送する。
【0048】図6に示すように、カラー現像器ユニット
6の現像ローラ軸方向の一端部側(図5中手前側)には
トナー収容部29Cが設けられている。上記スクリュウ
状の第1のトナー搬送部材27Cは、トナー収容部29
Cからカラー現像器ユニット6の図5中奥側の現像器2
2cの側板に至るまで、現像ローラ23C及びトナー供
給ローラ25Cと並行して配設されている。
6の現像ローラ軸方向の一端部側(図5中手前側)には
トナー収容部29Cが設けられている。上記スクリュウ
状の第1のトナー搬送部材27Cは、トナー収容部29
Cからカラー現像器ユニット6の図5中奥側の現像器2
2cの側板に至るまで、現像ローラ23C及びトナー供
給ローラ25Cと並行して配設されている。
【0049】また、内部ケーシング21は、その一部が
トナー供給ローラ25Cに接するように配設されてお
り、上記現像ローラ23C、トナー供給ローラ25Cお
よび内部ケーシング21により、第1のトナー搬送部材
27Cを取り巻くトナー搬送スペースが形成される。
トナー供給ローラ25Cに接するように配設されてお
り、上記現像ローラ23C、トナー供給ローラ25Cお
よび内部ケーシング21により、第1のトナー搬送部材
27Cを取り巻くトナー搬送スペースが形成される。
【0050】上記スクリュウ状の第1のトナー搬送部材
27Cは、図4および図5の手前から奥側に向けてトナ
ーを搬送するように、現像ローラ23C及びトナー供給
ローラ25Cと連動し、それらと所定の線速比をもって
回転するように回転駆動される。この回転により、第1
のトナー搬送部材27Cは、トナー収容部29Cから上
記トナー搬送スペース内にトナーを搬送し、トナー供給
ローラ25C上にトナーを供給する。トナー供給ローラ
25C上に供給されたトナーは、トナー供給ローラ25
Cにより現像ローラ23Cの表面に帯電されながら供給
され、現像ローラ23Cの表面に担持される。現像ロー
ラ23Cの表面に担持されたトナーは、プレード26C
により、均一且つ所定の厚みに薄層化され、感光体ベル
ト1の表面に形成された静電潜像の現像に用いられる。
この現像は、接触現像あるいは非接触現像にて行われ
る。
27Cは、図4および図5の手前から奥側に向けてトナ
ーを搬送するように、現像ローラ23C及びトナー供給
ローラ25Cと連動し、それらと所定の線速比をもって
回転するように回転駆動される。この回転により、第1
のトナー搬送部材27Cは、トナー収容部29Cから上
記トナー搬送スペース内にトナーを搬送し、トナー供給
ローラ25C上にトナーを供給する。トナー供給ローラ
25C上に供給されたトナーは、トナー供給ローラ25
Cにより現像ローラ23Cの表面に帯電されながら供給
され、現像ローラ23Cの表面に担持される。現像ロー
ラ23Cの表面に担持されたトナーは、プレード26C
により、均一且つ所定の厚みに薄層化され、感光体ベル
ト1の表面に形成された静電潜像の現像に用いられる。
この現像は、接触現像あるいは非接触現像にて行われ
る。
【0051】上記現像工程で使用されなっかたトナー
は、上記第1のトナー搬送部材27Cによりトナー収容
部29Cが設けられている手前側とは反対側の現像器2
2Cの奥側端部に搬送され、現像ローラ23C及びトナ
ー供給ローラ25Cの軸方向有効径部外側に設けられた
トナー循環部32Cに到達し、トナーは重力により現像
器22Cの下部に落下する。
は、上記第1のトナー搬送部材27Cによりトナー収容
部29Cが設けられている手前側とは反対側の現像器2
2Cの奥側端部に搬送され、現像ローラ23C及びトナ
ー供給ローラ25Cの軸方向有効径部外側に設けられた
トナー循環部32Cに到達し、トナーは重力により現像
器22Cの下部に落下する。
【0052】現像位置に位置した状態の現像器22Cの
最下部には、スクリュウ状の第2のトナー搬送部材28
Cが現像ローラ23C、トナー供給ローラ25Cおよび
第1のトナー搬送部材27Cと並行して配設され、第1
のトナー搬送部材27とは逆方向にトナーを搬送するよ
うに回転駆動され、上記現像工程で使用されなっかたト
ナーをトナー収容部29Cに搬送する。これらの第1の
トナー搬送部材27Cおよび第2のトナー搬送部材28
Cのトナー搬送量を適切に設定することで、現像器22
C内のトナー量の検知や複雑なトナー供給量制御を行な
うことなく、トナー供給ローフ25C上にトナーを供給
でき、レイアウト自由度が大きく、感光体ベルト1に対
する断面占有率の小さな小型のカラー現像器ユニット6
となっている。
最下部には、スクリュウ状の第2のトナー搬送部材28
Cが現像ローラ23C、トナー供給ローラ25Cおよび
第1のトナー搬送部材27Cと並行して配設され、第1
のトナー搬送部材27とは逆方向にトナーを搬送するよ
うに回転駆動され、上記現像工程で使用されなっかたト
ナーをトナー収容部29Cに搬送する。これらの第1の
トナー搬送部材27Cおよび第2のトナー搬送部材28
Cのトナー搬送量を適切に設定することで、現像器22
C内のトナー量の検知や複雑なトナー供給量制御を行な
うことなく、トナー供給ローフ25C上にトナーを供給
でき、レイアウト自由度が大きく、感光体ベルト1に対
する断面占有率の小さな小型のカラー現像器ユニット6
となっている。
【0053】なお、図7の斜視図に示すトナーカートリ
ッジ30Cは、トナー収容部29Cに対して着脱自在に
装着されている。このトナーカートリッジ30Cは、カ
ラー現像器ユニット6の新規装着時に装着され、トナー
エンド時に交換され、トナー収容部29C内に常に必要
量のトナーが収容されるようになっている。
ッジ30Cは、トナー収容部29Cに対して着脱自在に
装着されている。このトナーカートリッジ30Cは、カ
ラー現像器ユニット6の新規装着時に装着され、トナー
エンド時に交換され、トナー収容部29C内に常に必要
量のトナーが収容されるようになっている。
【0054】本カラー画像形成装置の画像形成動作時以
外は、前述の図3に示したように、黒現像装置7におい
ては、カム75および図示を省略したスプリングなどに
より、現像ローラ23Kが感光体ベルト1の表面から離
間した位置に保持される。一方、カラー現像器ユニット
6内の現像器は、画像形成動作時以外の時、すなわち作
像動作前および作像動作後には、前述の図3に示したよ
うなホームポジションの位置で停止し、待機している。
本カラー画像形成装置では、シアン現像器22Cの現像
ローラ23Cとイエロー現像器22Yの現像ローラ23
Yのほぼ中間位置が感光体ベルト1に対向し、両ローラ
23C,23Yが感光体ベルト1に接触しない現像器の
回転位置を「ホームポジション」としている。このホー
ムポジションは、カラー現像動作を行う際に第1番目に
使用されるシアン現像器22Cが、画像形成開始時に現
像器の図3中矢印D方向への回動により、現像位置によ
り早く且つ正確に到達することができる位置である。さ
らに、非画像形成動作時に、感光体ベルト1と現像ロー
ラ23との不必要な接触による感光体ベルト1および現
像ローラ23の劣化や傷つきの防止、並びに所定領域外
へのトナーの付着や固着などを防止できる位置でもあ
る。
外は、前述の図3に示したように、黒現像装置7におい
ては、カム75および図示を省略したスプリングなどに
より、現像ローラ23Kが感光体ベルト1の表面から離
間した位置に保持される。一方、カラー現像器ユニット
6内の現像器は、画像形成動作時以外の時、すなわち作
像動作前および作像動作後には、前述の図3に示したよ
うなホームポジションの位置で停止し、待機している。
本カラー画像形成装置では、シアン現像器22Cの現像
ローラ23Cとイエロー現像器22Yの現像ローラ23
Yのほぼ中間位置が感光体ベルト1に対向し、両ローラ
23C,23Yが感光体ベルト1に接触しない現像器の
回転位置を「ホームポジション」としている。このホー
ムポジションは、カラー現像動作を行う際に第1番目に
使用されるシアン現像器22Cが、画像形成開始時に現
像器の図3中矢印D方向への回動により、現像位置によ
り早く且つ正確に到達することができる位置である。さ
らに、非画像形成動作時に、感光体ベルト1と現像ロー
ラ23との不必要な接触による感光体ベルト1および現
像ローラ23の劣化や傷つきの防止、並びに所定領域外
へのトナーの付着や固着などを防止できる位置でもあ
る。
【0055】次に、図1及び図8に基づいて、本カラー
画像形成装置本体に関する構成について説明する。装置
本体構造としては、不動部筺体たる本体フレーム9と転
写紙17Aの搬送経路が開放可能な前部筺体としての前
フレーム8によって構成されている。この本体フレーム
9の下部に給紙カセット17が配置され、中央部にカラ
ー現像器ユニット6、黒現像装置7及びブロセスカート
リッジ31が交換可能に配置され、さらにその上方に定
着装置80が配置され、本体上部には排紙スタック部8
2が形成されている。
画像形成装置本体に関する構成について説明する。装置
本体構造としては、不動部筺体たる本体フレーム9と転
写紙17Aの搬送経路が開放可能な前部筺体としての前
フレーム8によって構成されている。この本体フレーム
9の下部に給紙カセット17が配置され、中央部にカラ
ー現像器ユニット6、黒現像装置7及びブロセスカート
リッジ31が交換可能に配置され、さらにその上方に定
着装置80が配置され、本体上部には排紙スタック部8
2が形成されている。
【0056】前フレーム8は、回転支点となる本体フレ
ーム9に設けられた回転支持軸9Aを中心に回動可能と
なるように支持されており、通常は図1に示すように本
体フレーム9に対し閉じた状態で保持されている。転写
紙搬送経路内で転写紙17Aのジャムが発生した場合に
は、図示を省略した前フレームロック機構を解除し、図
8に示すように前フレーム8を時計廻り方向に回転させ
て開放する。この前フレーム8の開放状態は、テンショ
ンスプリングなどの動力で維持することができる。前フ
レーム8には転写紙搬送路の一部となるレジストローラ
20A、転写ローラ14等が保持されているため、前フ
レーム8の開放時には、図8に示すように転写紙搬送経
路が開放され、ジャム処理が行なうことができる。
ーム9に設けられた回転支持軸9Aを中心に回動可能と
なるように支持されており、通常は図1に示すように本
体フレーム9に対し閉じた状態で保持されている。転写
紙搬送経路内で転写紙17Aのジャムが発生した場合に
は、図示を省略した前フレームロック機構を解除し、図
8に示すように前フレーム8を時計廻り方向に回転させ
て開放する。この前フレーム8の開放状態は、テンショ
ンスプリングなどの動力で維持することができる。前フ
レーム8には転写紙搬送路の一部となるレジストローラ
20A、転写ローラ14等が保持されているため、前フ
レーム8の開放時には、図8に示すように転写紙搬送経
路が開放され、ジャム処理が行なうことができる。
【0057】また、例えばシアン現像器22C内のシア
ントナーが所定量以下になった場合には、従来より知ら
れているトナーエンド検知手段等でトナーエンドが検知
され、トナー交換表示がなされる。この場合、図9に示
すように、前フレーム8を開放した状態でトナーカート
リッジ30Cを交換する。
ントナーが所定量以下になった場合には、従来より知ら
れているトナーエンド検知手段等でトナーエンドが検知
され、トナー交換表示がなされる。この場合、図9に示
すように、前フレーム8を開放した状態でトナーカート
リッジ30Cを交換する。
【0058】次に、図10に基づいて、本カラー画像形
成装置の黒現像装置7の着脱交換について説明する。前
述のように、黒現像装置7はいわゆる現像カーリッジ
(DTM)として構成されている。黒現像装置7内のト
ナーが所定量以下になると、図示を省略した従来から公
知のトナー量検出手段(例えば、光センサ、磁気セン
サ、圧電素子)によりトナーエンドが検出され、黒現像
装置7の交換サインが例えば表示パネル上に表示され
る。
成装置の黒現像装置7の着脱交換について説明する。前
述のように、黒現像装置7はいわゆる現像カーリッジ
(DTM)として構成されている。黒現像装置7内のト
ナーが所定量以下になると、図示を省略した従来から公
知のトナー量検出手段(例えば、光センサ、磁気セン
サ、圧電素子)によりトナーエンドが検出され、黒現像
装置7の交換サインが例えば表示パネル上に表示され
る。
【0059】前フレーム8の回動軸9Aには、サブフレ
ーム9Bがやはり回動軸9Aを中心として回動可能に取
り付けられている。このサブフレーム9Bに対して、プ
ロセスカートリッジ31が着脱自在に保持されている。
黒現像装置7を交換する際は、上記サブフレーム9Bを
前フレーム8と一緒に回動軸9Aを中心に回動させ、図
10に示すように、プロセスカートリッジ31を前フレ
ーム8と合体した状態で退避させる。これにより、黒現
像装置7の着脱のための装置開口が現れ、プロセスカー
トリッジ31を一旦画像形成装置本体の外に取り外すこ
となく、黒現像装置7の交換を容易に行うことができ
る。
ーム9Bがやはり回動軸9Aを中心として回動可能に取
り付けられている。このサブフレーム9Bに対して、プ
ロセスカートリッジ31が着脱自在に保持されている。
黒現像装置7を交換する際は、上記サブフレーム9Bを
前フレーム8と一緒に回動軸9Aを中心に回動させ、図
10に示すように、プロセスカートリッジ31を前フレ
ーム8と合体した状態で退避させる。これにより、黒現
像装置7の着脱のための装置開口が現れ、プロセスカー
トリッジ31を一旦画像形成装置本体の外に取り外すこ
となく、黒現像装置7の交換を容易に行うことができ
る。
【0060】次に、図11に基づいて、本カラー画像形
成装置のカラー現像器ユニット6の着脱交換について説
明する。通常のフルカラーの画像形成にあたっては、色
によりトナーの消費に差がでてくるものの、イエロート
ナー、マゼンタトナーおよびシアントナーを用いる各現
像器の使用量はほぼ同じである。前述の黒現像装置7
は、その現像容器71の容量上の制約から例えば数千枚
で交換されるが、カラー現像器ユニット6は、交換作業
の頻度の低減、操作性の向上および該ユニットの長期使
用による実質的なコスト低減等の理由から、例えば数万
枚の所定使用量をカウントしたところで、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの3つの現像器一体で交換される。カラ
ー画像形成装置本体の内部メモリ等に保存されたカラー
現像器ユニット6の使用量(画像形成枚数)のカウント
が所定値に達したとき、該ユニットの寿命サインが例え
ば表示パネル上に表示される。この後、上記黒現像装置
7のトナーエンドが検出された時点で、黒現像装置7お
よびカラー現像器ユニット6の同時交換のサインが、例
えば表示パネル上に表示される。このサインにより、作
業者は、上記黒現像装置7の交換時と同様に、上記サブ
フレーム9Bを前フレーム8と一緒に回動軸9Aを中心
に回動させ、図11に示すように、プロセスカートリッ
ジ31を前フレーム8と合体した状態で退避させる。
成装置のカラー現像器ユニット6の着脱交換について説
明する。通常のフルカラーの画像形成にあたっては、色
によりトナーの消費に差がでてくるものの、イエロート
ナー、マゼンタトナーおよびシアントナーを用いる各現
像器の使用量はほぼ同じである。前述の黒現像装置7
は、その現像容器71の容量上の制約から例えば数千枚
で交換されるが、カラー現像器ユニット6は、交換作業
の頻度の低減、操作性の向上および該ユニットの長期使
用による実質的なコスト低減等の理由から、例えば数万
枚の所定使用量をカウントしたところで、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの3つの現像器一体で交換される。カラ
ー画像形成装置本体の内部メモリ等に保存されたカラー
現像器ユニット6の使用量(画像形成枚数)のカウント
が所定値に達したとき、該ユニットの寿命サインが例え
ば表示パネル上に表示される。この後、上記黒現像装置
7のトナーエンドが検出された時点で、黒現像装置7お
よびカラー現像器ユニット6の同時交換のサインが、例
えば表示パネル上に表示される。このサインにより、作
業者は、上記黒現像装置7の交換時と同様に、上記サブ
フレーム9Bを前フレーム8と一緒に回動軸9Aを中心
に回動させ、図11に示すように、プロセスカートリッ
ジ31を前フレーム8と合体した状態で退避させる。
【0061】次に、カラー現像器ユニット6のカバー部
材および把手部材について説明する。図12において、
カラー現像器ユニット6の長手方向の両端部には、前述
の内部ケーシング21の両端に密着し、各色の現像器を
構成する円盤(円筒)状の側板55、57が設けられて
いる。両側板55、57には、同径の円盤(円筒)状の
摺動部55A,57Aが設けられ、この摺動部55A,
57Aのそれぞれ外側には、摺動部55A,57Aの外
径よりも大きな外径を有するストッパ部55B,57B
が設けられている。
材および把手部材について説明する。図12において、
カラー現像器ユニット6の長手方向の両端部には、前述
の内部ケーシング21の両端に密着し、各色の現像器を
構成する円盤(円筒)状の側板55、57が設けられて
いる。両側板55、57には、同径の円盤(円筒)状の
摺動部55A,57Aが設けられ、この摺動部55A,
57Aのそれぞれ外側には、摺動部55A,57Aの外
径よりも大きな外径を有するストッパ部55B,57B
が設けられている。
【0062】上記ストッパ部55Bおよび57Bに挟ま
れた部分には、カバー部材41が設けられている。この
カバー部材41は、その内周面が上記摺動部55A、5
7Aの外周面に接したい状態で摺動回転可能に配設され
ている。すなわち、カバー部材41の内径は、摺動部5
5A,57Aの外径よりも大きく、ストッパ部55B,
57Bの外径よりも小さく設定されている。これによ
り、現像器ユニット本体に対し、カバー部材41が摺動
回転可能で、且つ両ストッパ部55B,57Bでスラス
ト方向の位置決めがなされる。 (以下、余白)
れた部分には、カバー部材41が設けられている。この
カバー部材41は、その内周面が上記摺動部55A、5
7Aの外周面に接したい状態で摺動回転可能に配設され
ている。すなわち、カバー部材41の内径は、摺動部5
5A,57Aの外径よりも大きく、ストッパ部55B,
57Bの外径よりも小さく設定されている。これによ
り、現像器ユニット本体に対し、カバー部材41が摺動
回転可能で、且つ両ストッパ部55B,57Bでスラス
ト方向の位置決めがなされる。 (以下、余白)
【0063】図12は、カラー現像器ユニット6の内部
構造を示す部分断面図である。図中の右側(駆動側)に
設けられた側板55は多段の円筒状の外径をなし、その
内部には椀状のくぼみが形成されている。前述の各現像
器22−Y,M,Cに配設された、カップリングギア5
1、現像ローラ23の軸に取り付けられた歯車50、お
よびトナー搬送部材28の軸上に取り付けられた歯車5
4などは、側板55の上記椀状のくぼみ内に収納され
る。側板55の側部には、各カップリングギア51およ
び回転中心軸Oに対応した位置に穴を有する円盤状の駆
動部カバー56が取り付けられている。これにより、カ
ラー現像器ユニット6内の駆動部は、装置外部に露出す
ることなく、駆動系内への異物の混入や、それに伴う駆
動系の破損や異常、更に作業者の安全性が確保されてい
る。
構造を示す部分断面図である。図中の右側(駆動側)に
設けられた側板55は多段の円筒状の外径をなし、その
内部には椀状のくぼみが形成されている。前述の各現像
器22−Y,M,Cに配設された、カップリングギア5
1、現像ローラ23の軸に取り付けられた歯車50、お
よびトナー搬送部材28の軸上に取り付けられた歯車5
4などは、側板55の上記椀状のくぼみ内に収納され
る。側板55の側部には、各カップリングギア51およ
び回転中心軸Oに対応した位置に穴を有する円盤状の駆
動部カバー56が取り付けられている。これにより、カ
ラー現像器ユニット6内の駆動部は、装置外部に露出す
ることなく、駆動系内への異物の混入や、それに伴う駆
動系の破損や異常、更に作業者の安全性が確保されてい
る。
【0064】また、上記駆動部カバー56の外径、回転
中心軸Oが貫通する穴の径、および位置精度を適切に設
定することにより、上記椀状のくぼみを有する側板55
の強度並びに回転中心軸Oに対する振れや位置精度を確
保している。
中心軸Oが貫通する穴の径、および位置精度を適切に設
定することにより、上記椀状のくぼみを有する側板55
の強度並びに回転中心軸Oに対する振れや位置精度を確
保している。
【0065】また、上記回転中心軸Oの駆動部カバー5
6の外側に位置する部分には、位置決めコロ58が、該
軸Oと同軸状に且つ該軸Oに対し回転自在に取り付けら
れている。カラー画像形成装置本体にカラー現像器ユニ
ット6を装着する際には、カラー画像形成装置本体側の
側板591に設けられた受け部59Aに上記位置決めコ
ロ58が係合し、これにより、カラー現像器ユニット6
の駆動側の位置決めがなされる。
6の外側に位置する部分には、位置決めコロ58が、該
軸Oと同軸状に且つ該軸Oに対し回転自在に取り付けら
れている。カラー画像形成装置本体にカラー現像器ユニ
ット6を装着する際には、カラー画像形成装置本体側の
側板591に設けられた受け部59Aに上記位置決めコ
ロ58が係合し、これにより、カラー現像器ユニット6
の駆動側の位置決めがなされる。
【0066】図12中の左側(トナー収容部側)に設け
られた側板57は、上記駆動部側の側板55と同様に多
段の円筒状外径をなし、その内部には椀状のくぼみが形
成されている。現像ローラ23およびトナー供給ローラ
25の軸端部は、側板57内のくぼみ内で、例えばE型
止め輪などにより、スラスト方向の位置が規制されてい
る。更に、両軸端部には、りん青銅等のバネ性を有する
板材からなる電極板60が、各色現像器に接触配置され
ている。この電極板60の一部は、上記側板の円筒状部
の内部から外周部に連なり、円筒外周面に沿って延在す
る接触部60Aを形成している。
られた側板57は、上記駆動部側の側板55と同様に多
段の円筒状外径をなし、その内部には椀状のくぼみが形
成されている。現像ローラ23およびトナー供給ローラ
25の軸端部は、側板57内のくぼみ内で、例えばE型
止め輪などにより、スラスト方向の位置が規制されてい
る。更に、両軸端部には、りん青銅等のバネ性を有する
板材からなる電極板60が、各色現像器に接触配置され
ている。この電極板60の一部は、上記側板の円筒状部
の内部から外周部に連なり、円筒外周面に沿って延在す
る接触部60Aを形成している。
【0067】一方、カラー画像形成装置本体側には、図
示を省略した高圧電源に接続された、やはりバネ性を有
するバイアス供給電極63が配設されている。カラー現
像器ユニット6内の現像器が回転して、ある現像器が現
像位置およびその近傍に位置したときに、上記接触部6
0Aが上記バイアス供給電極63に摺動接触し、該現像
器に所定のバイアスが供給される。
示を省略した高圧電源に接続された、やはりバネ性を有
するバイアス供給電極63が配設されている。カラー現
像器ユニット6内の現像器が回転して、ある現像器が現
像位置およびその近傍に位置したときに、上記接触部6
0Aが上記バイアス供給電極63に摺動接触し、該現像
器に所定のバイアスが供給される。
【0068】なお、これまで、現像ローラ23およびト
ナー供給ローラ25に共通のバイアスを印加する場合の
構成を示したが、各々別バイアスを印加する場合には、
例えば電極板60の接触部60A、およびバイアス供給
電極63を並列に配設することにより、同時に各々別バ
イアスを供給することができる。
ナー供給ローラ25に共通のバイアスを印加する場合の
構成を示したが、各々別バイアスを印加する場合には、
例えば電極板60の接触部60A、およびバイアス供給
電極63を並列に配設することにより、同時に各々別バ
イアスを供給することができる。
【0069】トナー収容部29側のカラー画像形成装置
本体の側板には、軸62が固定され、軸62を中心に回
転自在に支持コロ61が対に配設されている。カラー画
像形成装置本体にカラー現像器ユニット6を装着する際
には、この対の支持コロ61の外周部に、現像器ユニッ
ト6側の側板57の円筒状の外周部57Aが支持され、
これにより、カラー現像器ユニット6が回動可能に位置
決めされる。
本体の側板には、軸62が固定され、軸62を中心に回
転自在に支持コロ61が対に配設されている。カラー画
像形成装置本体にカラー現像器ユニット6を装着する際
には、この対の支持コロ61の外周部に、現像器ユニッ
ト6側の側板57の円筒状の外周部57Aが支持され、
これにより、カラー現像器ユニット6が回動可能に位置
決めされる。
【0070】上記カラー現像器ユニット6の側板57の
外周部57Aは、前述のカバー部材41に覆われている
ので、カラー画像形成装置本体にカラー現像器ユニット
6を装着したときに上記支持コロ61に対応するカバー
部材41の位置には、図14に示すように孔部42が設
けられている。支持コロ61の外周部に支持される側板
57の円筒状の外周部57Aが上記カバー部材41で覆
われることにより、現像器の位置決めのために部品精度
が必要な円筒状の外周部57aが保護されている。、こ
のため、トナーやその他の異物が円筒状の外周部57A
に侵入し、付着することを防止することができるので、
現像器の位置が常に精度良く支持される。
外周部57Aは、前述のカバー部材41に覆われている
ので、カラー画像形成装置本体にカラー現像器ユニット
6を装着したときに上記支持コロ61に対応するカバー
部材41の位置には、図14に示すように孔部42が設
けられている。支持コロ61の外周部に支持される側板
57の円筒状の外周部57Aが上記カバー部材41で覆
われることにより、現像器の位置決めのために部品精度
が必要な円筒状の外周部57aが保護されている。、こ
のため、トナーやその他の異物が円筒状の外周部57A
に侵入し、付着することを防止することができるので、
現像器の位置が常に精度良く支持される。
【0071】また、カバー部材41の長手方向両端部の
近傍の下部には、座部44がカバー部材41と一体的に
形成されている。この座部44は、カラー現像器ユニッ
ト6をカラー画像形成装置本体の外に取り出したときに
該カラー現像器ユニット6を安定的に載置できるように
底面がフラットに形成されている。また、上記座部44
は、図13に示すようにカラー現像器ユニット6をカラ
ー画像形成装置本体に装着したときに、カラー画像形成
装置本体のストッパ部59Bとわずかな隙間を有するよ
うに装着される。これにより、カラー現像器ユニット6
内の各現像器22が前述の回動動作を行った場合にも、
座部44とストッパ部59Bとにより、カバー部材41
は装着状態から回動することなく、内部の各現像器22
のみがカバー部材41に対して摺動しながら回転する。
近傍の下部には、座部44がカバー部材41と一体的に
形成されている。この座部44は、カラー現像器ユニッ
ト6をカラー画像形成装置本体の外に取り出したときに
該カラー現像器ユニット6を安定的に載置できるように
底面がフラットに形成されている。また、上記座部44
は、図13に示すようにカラー現像器ユニット6をカラ
ー画像形成装置本体に装着したときに、カラー画像形成
装置本体のストッパ部59Bとわずかな隙間を有するよ
うに装着される。これにより、カラー現像器ユニット6
内の各現像器22が前述の回動動作を行った場合にも、
座部44とストッパ部59Bとにより、カバー部材41
は装着状態から回動することなく、内部の各現像器22
のみがカバー部材41に対して摺動しながら回転する。
【0072】次に、図14および図15に基づいて、上
記カラー現像器ユニット6のカバー部材41について更
に説明する。図14(a)および(b)はそれぞれ、開
いた状態および閉じた状態のカバー部材41の斜視図で
ある。また、図15(a)は開いた状態および閉じた状
態のカバー部材41の正面図であり、図15(b)およ
び(c)は、同カバー部材41のヒンジ部および係止部
の拡大図である。
記カラー現像器ユニット6のカバー部材41について更
に説明する。図14(a)および(b)はそれぞれ、開
いた状態および閉じた状態のカバー部材41の斜視図で
ある。また、図15(a)は開いた状態および閉じた状
態のカバー部材41の正面図であり、図15(b)およ
び(c)は、同カバー部材41のヒンジ部および係止部
の拡大図である。
【0073】カバー部材41は、前述のようにほぼ円筒
状の部材に座部44が一体的に形成され、カラー現像器
ユニット6がカラー画像形成装置本体に装着されたとき
に感光体ベルト1と対向する位置に開口45が設けられ
ている。また、カバー部材41の円周部の一部に、長手
方向全域にわたって薄肉のヒンジ部46と、該ヒンジ部
46とほぼ対照な位置に設けられた開放可能な分離係合
部47とを有し、円周方向に二つに分割された構造にな
っている。このカバー部材41の分割された上カバー部
41Aおよび下カバー部41Bは一体的に成形され、ヒ
ンジ部46でつながっている。このカバー部材41は、
肉薄のヒンジ部46を中心に開閉可能となっている。ま
た、カバー部材41の分離係合部47には、上カバー部
41Aおよび下カバー部41Bを係合、固定するための
係止部48、49がそれぞれ形成され、組付けの現像器
22を覆うようにカバー部材41が取り付けられる。
状の部材に座部44が一体的に形成され、カラー現像器
ユニット6がカラー画像形成装置本体に装着されたとき
に感光体ベルト1と対向する位置に開口45が設けられ
ている。また、カバー部材41の円周部の一部に、長手
方向全域にわたって薄肉のヒンジ部46と、該ヒンジ部
46とほぼ対照な位置に設けられた開放可能な分離係合
部47とを有し、円周方向に二つに分割された構造にな
っている。このカバー部材41の分割された上カバー部
41Aおよび下カバー部41Bは一体的に成形され、ヒ
ンジ部46でつながっている。このカバー部材41は、
肉薄のヒンジ部46を中心に開閉可能となっている。ま
た、カバー部材41の分離係合部47には、上カバー部
41Aおよび下カバー部41Bを係合、固定するための
係止部48、49がそれぞれ形成され、組付けの現像器
22を覆うようにカバー部材41が取り付けられる。
【0074】次に、図14および図16に基づいて、カ
ラー現像器ユニット6の着脱、交換の際に用いる把手部
材について説明する。カバー部材41の長手方向両端部
の近傍の上部には、把手部材43が、カバー部材41の
外周部に密着収納可能に取り付けられている。この把手
部材43を用いて、カラー画像形成装置本体に対するカ
ラー現像器ユニット6の着脱操作が行われる。カラー現
像器ユニット6を画像形成装置の外部に取り出して放置
するときや、上記把手部材を使ってカラー現像器ユニッ
ト6を着脱するときは、現像器等からなるカラー現像器
ユニット本体の荷重がカバー部材41の下カバー部に作
用し、カバー部材41の内周面と前述の側板55,57
の摺動部55A,57Aの外周面との間の摩擦力によ
り、カバー部材41に対して、カラー現像器ユニット本
体が不用意に回転することを防止している。
ラー現像器ユニット6の着脱、交換の際に用いる把手部
材について説明する。カバー部材41の長手方向両端部
の近傍の上部には、把手部材43が、カバー部材41の
外周部に密着収納可能に取り付けられている。この把手
部材43を用いて、カラー画像形成装置本体に対するカ
ラー現像器ユニット6の着脱操作が行われる。カラー現
像器ユニット6を画像形成装置の外部に取り出して放置
するときや、上記把手部材を使ってカラー現像器ユニッ
ト6を着脱するときは、現像器等からなるカラー現像器
ユニット本体の荷重がカバー部材41の下カバー部に作
用し、カバー部材41の内周面と前述の側板55,57
の摺動部55A,57Aの外周面との間の摩擦力によ
り、カバー部材41に対して、カラー現像器ユニット本
体が不用意に回転することを防止している。
【0075】逆に、カラー現像器ユニット6をカラー画
像形成装置本体に装着した状態では、カバー部材41と
両側板55、57の摺動部55A,57Aの外周部との
間には、カバー部材41の荷重のみしかカラー現像器ユ
ニット本体に作用しないので、両者の摩擦力は極めて小
さく、現像器ユニット本体側の現像器22等がカバー部
材41に対して容易に摺動回転できることになる。
像形成装置本体に装着した状態では、カバー部材41と
両側板55、57の摺動部55A,57Aの外周部との
間には、カバー部材41の荷重のみしかカラー現像器ユ
ニット本体に作用しないので、両者の摩擦力は極めて小
さく、現像器ユニット本体側の現像器22等がカバー部
材41に対して容易に摺動回転できることになる。
【0076】また、カラー現像器ユニットの着脱時に該
現像器ユニット本体の荷重が作用するカバー部材41の
下カバー部41Bには、上記把手部材43の取り付けに
用いる突起部411,412が一体的に設けられてい
る。この突起部411,412は、図17(c)に示す
ように外部径が茸状に膨らみをもっている。一方、上記
把手部材43は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン
等の可撓性材料からなるシート状部材である。この一対
の把手部材43の形状としては、部品の種類を減らすと
いう観点から、図17(a)に示すように同一形状のも
のや、図17(b)に示すような表裏両面を区別するこ
となく使用可能な対称形の形状を採用することが好まし
い。また、把手部材43には、上記突起部411、41
2のくびれ部に係合する孔43Aおよび長孔43Bが形
成されている。この孔43Aをカバー部材41の突起部
411に、また長孔43Bを突起部412にはめ込んだ
状態で、把手部材43を上に引き上げると、長孔43B
が突起部412に沿った状態で把手部材43がスライド
し、図19(a)に示すようにカバー部材41との間に
空間413を形成し、作業者はこの空間413に指を入
れ、カラー現像器ユニット6の着脱、交換作業が行え
る。
現像器ユニット本体の荷重が作用するカバー部材41の
下カバー部41Bには、上記把手部材43の取り付けに
用いる突起部411,412が一体的に設けられてい
る。この突起部411,412は、図17(c)に示す
ように外部径が茸状に膨らみをもっている。一方、上記
把手部材43は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン
等の可撓性材料からなるシート状部材である。この一対
の把手部材43の形状としては、部品の種類を減らすと
いう観点から、図17(a)に示すように同一形状のも
のや、図17(b)に示すような表裏両面を区別するこ
となく使用可能な対称形の形状を採用することが好まし
い。また、把手部材43には、上記突起部411、41
2のくびれ部に係合する孔43Aおよび長孔43Bが形
成されている。この孔43Aをカバー部材41の突起部
411に、また長孔43Bを突起部412にはめ込んだ
状態で、把手部材43を上に引き上げると、長孔43B
が突起部412に沿った状態で把手部材43がスライド
し、図19(a)に示すようにカバー部材41との間に
空間413を形成し、作業者はこの空間413に指を入
れ、カラー現像器ユニット6の着脱、交換作業が行え
る。
【0077】また、把手部材43をカバー部材の下カバ
ー部41Bに取り付けたことにより、実際のカラー現像
器ユニット6の着脱、交換時に作用する現像器ユニット
本体の荷重を上記下カバー部41でホールドできる。し
たがって、カバー部材41の結合部であるヒンジ部46
および分離係合部47は、カバー部材41の開放を防止
するだけの強度を有するだけでよく、また、カラー現像
器ユニット6の着脱、交換作業を安全且つ確実に行うこ
とができる。
ー部41Bに取り付けたことにより、実際のカラー現像
器ユニット6の着脱、交換時に作用する現像器ユニット
本体の荷重を上記下カバー部41でホールドできる。し
たがって、カバー部材41の結合部であるヒンジ部46
および分離係合部47は、カバー部材41の開放を防止
するだけの強度を有するだけでよく、また、カラー現像
器ユニット6の着脱、交換作業を安全且つ確実に行うこ
とができる。
【0078】図17(b)および図18に示すように、
作業者が手に持つ把手部材43の操作部を、カバー部材
41の長手方向両端から内側にずらして形成した場合に
は、作業時にトナーカートリッジ30あるいはカラー画
像形成装置本体の現像器ユニット側に近接した部材と、
把手部材43の操作部との間に十分な距離を確保でき、
作業者が把手部材43を持ちやすくなり、また作業者の
けがの防止を図ることもできる。また、把手部材43を
カバー部材41の両端いっぱいの位置に取り付けること
も可能であり、この場合には、カラー現像器ユニット本
体の現像器の長手方向の長さを長くすることなく、カバ
ー部材41の開口部45を十分に確保することができ
る。なお、カバー部材41の構成は、一体構造のものに
限定されるものではなく、例えば上下2つに分離可能な
部材を組み合わせて構成してもよい。
作業者が手に持つ把手部材43の操作部を、カバー部材
41の長手方向両端から内側にずらして形成した場合に
は、作業時にトナーカートリッジ30あるいはカラー画
像形成装置本体の現像器ユニット側に近接した部材と、
把手部材43の操作部との間に十分な距離を確保でき、
作業者が把手部材43を持ちやすくなり、また作業者の
けがの防止を図ることもできる。また、把手部材43を
カバー部材41の両端いっぱいの位置に取り付けること
も可能であり、この場合には、カラー現像器ユニット本
体の現像器の長手方向の長さを長くすることなく、カバ
ー部材41の開口部45を十分に確保することができ
る。なお、カバー部材41の構成は、一体構造のものに
限定されるものではなく、例えば上下2つに分離可能な
部材を組み合わせて構成してもよい。
【0079】図19(a)および(b)は、非使用時に
おける上記把手部材43の収納の説明図である。図19
(a)に示すように、カラー現像器ユニット6をカラー
画像形成装置本体に装着した際に、把手部材43が使用
時の上側に延びた状態のままであると、カラー現像器ユ
ニット6の装着後に更にカラー画像形成装置本体に装
着、あるいは移動固定される他のユニットや部品等と干
渉し、これらのユニットなどが所定位置に位置決めして
固定されずに、そのユニットの動作や画像形成の異常、
あるいは部品の損傷等を引き起こすことがある。
おける上記把手部材43の収納の説明図である。図19
(a)に示すように、カラー現像器ユニット6をカラー
画像形成装置本体に装着した際に、把手部材43が使用
時の上側に延びた状態のままであると、カラー現像器ユ
ニット6の装着後に更にカラー画像形成装置本体に装
着、あるいは移動固定される他のユニットや部品等と干
渉し、これらのユニットなどが所定位置に位置決めして
固定されずに、そのユニットの動作や画像形成の異常、
あるいは部品の損傷等を引き起こすことがある。
【0080】このため、本カラー画像形成装置は、図1
9(b)に示すように、把手部材43の収納方向を図中
矢印S方向としている。カラー現像器ユニット6の装着
後、黒現像装置7が図中矢印T方向に装着する際に、黒
現像装置7の底面で押圧されることにより、把手部材4
3が使用時の状態にあっても自動的に矢印S方向に移動
し、カバー部材41の外周部に密着するように収納され
る。なお、図19に示すように把手部材43の収納を黒
現像装置7の装着動作で行うカラー画像形成装置を示し
たが、例えば前述のプロセスカートリッジ31や、カラ
ー画像形成装置の本体フレーム8のセット動作に連動さ
せて行うように構成してもよい。また、中間転写体ベル
ト10を用いた中間転写方式を採用したカラー画像形成
装置について説明したが、感光体ベルト1上で複数の色
の画像を重ねるように構成しても良い。
9(b)に示すように、把手部材43の収納方向を図中
矢印S方向としている。カラー現像器ユニット6の装着
後、黒現像装置7が図中矢印T方向に装着する際に、黒
現像装置7の底面で押圧されることにより、把手部材4
3が使用時の状態にあっても自動的に矢印S方向に移動
し、カバー部材41の外周部に密着するように収納され
る。なお、図19に示すように把手部材43の収納を黒
現像装置7の装着動作で行うカラー画像形成装置を示し
たが、例えば前述のプロセスカートリッジ31や、カラ
ー画像形成装置の本体フレーム8のセット動作に連動さ
せて行うように構成してもよい。また、中間転写体ベル
ト10を用いた中間転写方式を採用したカラー画像形成
装置について説明したが、感光体ベルト1上で複数の色
の画像を重ねるように構成しても良い。
【0081】以上、カバー部材41を備える従来構成の
カラー画像形成装置(以下、従来のカラー画像形成装置
と称する)について詳述した。この従来のカラー画像形
成装置によれば、カバー部材41をカラー現像器ユニッ
ト6の周面に備えているので、各現像器からのトナー飛
散によって装置本体内を汚染したり、黒現像装置7から
の黒色トナーの飛散によって装置本体内の汚染や該各現
像器への黒色トナーの混色等を引き起こしたりする不具
合を解消することができる。
カラー画像形成装置(以下、従来のカラー画像形成装置
と称する)について詳述した。この従来のカラー画像形
成装置によれば、カバー部材41をカラー現像器ユニッ
ト6の周面に備えているので、各現像器からのトナー飛
散によって装置本体内を汚染したり、黒現像装置7から
の黒色トナーの飛散によって装置本体内の汚染や該各現
像器への黒色トナーの混色等を引き起こしたりする不具
合を解消することができる。
【0082】しかしながら、上記従来のカラー画像形成
装置では、カバー部材41の強度が不充分であると、例
えば、黒現像装置7の着脱操作の際に、接触によってカ
バー部材41に外力を作用させた場合に、カバー部材4
1の変形によりカラー現像器ユニット6の各現像器の現
像ローラ等を破損させるおそれがあった。また、円筒状
のカバー部材41に、例えば樹脂成形品などを用いる
と、成形及び加工の際に反りや歪み等を発生させ易い。
そして、これらの反りや歪み等によっても各現像器の現
像ローラ等を損傷させたり、現像ローラ上のトナーを飛
散させたりするおそれがあった。
装置では、カバー部材41の強度が不充分であると、例
えば、黒現像装置7の着脱操作の際に、接触によってカ
バー部材41に外力を作用させた場合に、カバー部材4
1の変形によりカラー現像器ユニット6の各現像器の現
像ローラ等を破損させるおそれがあった。また、円筒状
のカバー部材41に、例えば樹脂成形品などを用いる
と、成形及び加工の際に反りや歪み等を発生させ易い。
そして、これらの反りや歪み等によっても各現像器の現
像ローラ等を損傷させたり、現像ローラ上のトナーを飛
散させたりするおそれがあった。
【0083】そこで、本実施形態のカラー画像形成装置
は、上記従来のカラー画像形成装置の構成に加えて、次
のような特徴的な構成を有する。以下、本実施形態のカ
ラー画像形成装置における特徴的な構成について説明す
る。
は、上記従来のカラー画像形成装置の構成に加えて、次
のような特徴的な構成を有する。以下、本実施形態のカ
ラー画像形成装置における特徴的な構成について説明す
る。
【0084】図20は本実施形態のカラー画像形成装置
におけるカバー部材41の斜視図である。図に示すよう
に、本実施形態においては、カバー部材41の上部、即
ち、カバー部材41の黒現像装置7と対向する部分に、
回動軸Oの軸線方向に延びるリブ形状401及び402
を設けている。このように、カバー部材41にリブ形状
401及び402を設けることで、カバー部材41の上
記軸線方向における強度を高め、カバー部材の反りや歪
み等の変形を低減することができる。
におけるカバー部材41の斜視図である。図に示すよう
に、本実施形態においては、カバー部材41の上部、即
ち、カバー部材41の黒現像装置7と対向する部分に、
回動軸Oの軸線方向に延びるリブ形状401及び402
を設けている。このように、カバー部材41にリブ形状
401及び402を設けることで、カバー部材41の上
記軸線方向における強度を高め、カバー部材の反りや歪
み等の変形を低減することができる。
【0085】更に、本実施形態では、上部が水平に、即
ち、黒現像装置7の着脱方向に対して平行に、設けら
れ、リブ形状401及び402に直行するように架設さ
れた第2リブ形状403を複数備えている。このよう
に、第2リブ形状403をリブ形状401及び402に
直行するように架設することで、カバー部材41の強度
をより高め、カバー部材41の変形をより低減させるこ
とができる。また、第2リブ形状403の上部を黒現像
装置7の着脱方向に対して平行に設けることにより、カ
バー部材41の上部を黒現像装置7の着脱用操作ガイド
として利用することができる。加えて、このように第2
リブ形状403の上部を黒現像装置7の着脱用操作ガイ
ドとして機能させることにより、該着脱用操作ガイドの
ための部材を新たに設ける必要がなくなる。
ち、黒現像装置7の着脱方向に対して平行に、設けら
れ、リブ形状401及び402に直行するように架設さ
れた第2リブ形状403を複数備えている。このよう
に、第2リブ形状403をリブ形状401及び402に
直行するように架設することで、カバー部材41の強度
をより高め、カバー部材41の変形をより低減させるこ
とができる。また、第2リブ形状403の上部を黒現像
装置7の着脱方向に対して平行に設けることにより、カ
バー部材41の上部を黒現像装置7の着脱用操作ガイド
として利用することができる。加えて、このように第2
リブ形状403の上部を黒現像装置7の着脱用操作ガイ
ドとして機能させることにより、該着脱用操作ガイドの
ための部材を新たに設ける必要がなくなる。
【0086】以上、本実施形態のカラー画像形成装置に
よれば、リブ形状401及び402がカバー部材41の
変形を低減するので、該変形によるカラー現像器ユニッ
ト6内の各現像ローラの破損やトナー飛散を低減するこ
とができる。また、複数の第2リブ形状403がカバー
部材41の変形をより低減するので、該変形によるカラ
ー現像器ユニット6内の各現像ローラの破損やトナー飛
散をより低減することができる。また、カバー部材41
の上部を黒現像装置7の着脱操作用ガイドとして用いる
ことができるので、黒現像装置7の着脱操作性を向上さ
せることができる。また、カバー部材41の上部を黒現
像装置7の着脱操作用ガイドとして機能させるための部
材を新たに設置する必要がないので、該設置によるイニ
シャルコストの増加を回避することができる。
よれば、リブ形状401及び402がカバー部材41の
変形を低減するので、該変形によるカラー現像器ユニッ
ト6内の各現像ローラの破損やトナー飛散を低減するこ
とができる。また、複数の第2リブ形状403がカバー
部材41の変形をより低減するので、該変形によるカラ
ー現像器ユニット6内の各現像ローラの破損やトナー飛
散をより低減することができる。また、カバー部材41
の上部を黒現像装置7の着脱操作用ガイドとして用いる
ことができるので、黒現像装置7の着脱操作性を向上さ
せることができる。また、カバー部材41の上部を黒現
像装置7の着脱操作用ガイドとして機能させるための部
材を新たに設置する必要がないので、該設置によるイニ
シャルコストの増加を回避することができる。
【0087】次に、カバー部材41の構成をより具体化
した実施例について説明する。図21(a)は本実施例
のカラー画像形成装置におけるカバー部材41の斜視
図、図21(b)は同カバー部材41の断面図である。
図に示すように、本実施例のカバー部材41は、黒現像
装置7の着脱方向に対して平行な平面を有する平面形状
404を第2リブ形状403の上部に備えている。そし
て、この平面形状404により、操作者はカバー部材4
1の上部を黒現像装置7の着脱用操作ガイドとして認識
し易くなる。また、平面形状404に対して、一体形成
又はデカル(シール)等の添付によって着脱方向への矢
印や操作手順を表示させることができる。
した実施例について説明する。図21(a)は本実施例
のカラー画像形成装置におけるカバー部材41の斜視
図、図21(b)は同カバー部材41の断面図である。
図に示すように、本実施例のカバー部材41は、黒現像
装置7の着脱方向に対して平行な平面を有する平面形状
404を第2リブ形状403の上部に備えている。そし
て、この平面形状404により、操作者はカバー部材4
1の上部を黒現像装置7の着脱用操作ガイドとして認識
し易くなる。また、平面形状404に対して、一体形成
又はデカル(シール)等の添付によって着脱方向への矢
印や操作手順を表示させることができる。
【0088】以上、本実施例のカラー画像形成装置によ
れば、操作者がカバー部材41の上部を黒現像装置7の
着脱用操作ガイドとして認識し易くなるので、操作者に
対して該上部を該着脱用操作ガイドとして確実に利用さ
せることができる。
れば、操作者がカバー部材41の上部を黒現像装置7の
着脱用操作ガイドとして認識し易くなるので、操作者に
対して該上部を該着脱用操作ガイドとして確実に利用さ
せることができる。
【0089】なお、図22(a)は上記実施例の変形例
装置におけるカバー部材41の斜視図であり、図22
(b)は同カバー部材41の断面図である。図に示すよ
うに、この変形例装置のカバー部材41は、複数の第2
リブ形状403の側部を架設する部材が更に設けられて
おり、カバー部材41の強度が更に高められている。 (以下、余白)
装置におけるカバー部材41の斜視図であり、図22
(b)は同カバー部材41の断面図である。図に示すよ
うに、この変形例装置のカバー部材41は、複数の第2
リブ形状403の側部を架設する部材が更に設けられて
おり、カバー部材41の強度が更に高められている。 (以下、余白)
【0090】また、カバー部材41とリブ形状401、
402及び403とが一体に形成された画像形成装置に
ついて説明したが、カバー部材41とリブ形状401、
402及び403とを別体に形成したものについても、
本発明の適用が可能である。
402及び403とが一体に形成された画像形成装置に
ついて説明したが、カバー部材41とリブ形状401、
402及び403とを別体に形成したものについても、
本発明の適用が可能である。
【0091】また、図23(a)及び(b)に示すよう
に、リブ形状401及び402に対して第2リブ部材4
03を傾斜させて架設するようにしても良い。
に、リブ形状401及び402に対して第2リブ部材4
03を傾斜させて架設するようにしても良い。
【0092】
【発明の効果】請求項1又は2の発明によれば、上記カ
バー部材の変形を低減するので、該変形による回動型現
像装置の各現像ローラの破損やトナー飛散を低減するこ
とができるという優れた効果がある。
バー部材の変形を低減するので、該変形による回動型現
像装置の各現像ローラの破損やトナー飛散を低減するこ
とができるという優れた効果がある。
【0093】請求項3の発明によれば、上記カバー部材
の変形をより低減するので、該変形による回動型現像装
置の各現像ローラの破損やトナー飛散をより低減するこ
とができるという優れた効果がある。
の変形をより低減するので、該変形による回動型現像装
置の各現像ローラの破損やトナー飛散をより低減するこ
とができるという優れた効果がある。
【0094】請求項4の発明によれば、上記カバー部材
の上部を上記第1現像装置の着脱操作用ガイドとして用
いることができるので、該第1現像装置の着脱操作性が
向上するという優れた効果がある。
の上部を上記第1現像装置の着脱操作用ガイドとして用
いることができるので、該第1現像装置の着脱操作性が
向上するという優れた効果がある。
【0095】請求項5の発明によれば、上記カバー部材
の上部を上記第1現像装置の着脱操作用ガイドとして機
能させるための部材を新たに設置する必要がないので、
該設置によるイニシャルコストの増加を回避することが
できるという優れた効果がある。
の上部を上記第1現像装置の着脱操作用ガイドとして機
能させるための部材を新たに設置する必要がないので、
該設置によるイニシャルコストの増加を回避することが
できるという優れた効果がある。
【0096】請求項6の発明によれば、操作者が上記カ
バー部材の上部を上記第1現像装置の着脱用操作ガイド
として認識し易くなるので、操作者に対して該上部を該
着脱用操作ガイドとして確実に利用させることができる
という優れた効果がある。
バー部材の上部を上記第1現像装置の着脱用操作ガイド
として認識し易くなるので、操作者に対して該上部を該
着脱用操作ガイドとして確実に利用させることができる
という優れた効果がある。
【図1】カバー部材41を備える従来のカラー画像形成
装置の概略構成を示す断面図。
装置の概略構成を示す断面図。
【図2】同カラー画像形成装置のカラー現像器ユニット
6及び黒現像装置7の内部構造を示す断面図。
6及び黒現像装置7の内部構造を示す断面図。
【図3】非画像形成時における同カラー現像器ユニット
6及び黒現像装置7の内部構造を示す断面図。
6及び黒現像装置7の内部構造を示す断面図。
【図4】カラー現像時における同カラー現像器ユニット
6及び黒現像装置7の内部構造を示す断面図。
6及び黒現像装置7の内部構造を示す断面図。
【図5】同カラー現像器ユニット6のシアン現像器の内
部構造を示す断面図。
部構造を示す断面図。
【図6】同シアン現像器を側方から見た断面図。
【図7】同カラー現像器ユニット6の斜視図。
【図8】同カラー画像形成装置の前フレームの開放状態
の断面図。
の断面図。
【図9】同カラー画像形成装置におけるトナーカートリ
ッジの着脱操作の説明図。
ッジの着脱操作の説明図。
【図10】同カラー画像形成装置における黒現像装置7
の着脱操作の説明図。
の着脱操作の説明図。
【図11】同カラー画像形成装置におけるカラー現像器
ユニット6の着脱操作の説明図。
ユニット6の着脱操作の説明図。
【図12】同カラー現像器ユニット6を側方から見た部
分断面図。
分断面図。
【図13】同カラー現像器ユニット6内の一現像器を側
方から見た部分断面図。
方から見た部分断面図。
【図14】(a)及び(b)はそれぞれ、同カバー部材
41の斜視図。
41の斜視図。
【図15】(a)は同カバー部材41の開状態及び閉状
態を説明する説明図。(b)は同カバー部材41のヒン
ジ部の拡大図。(c)は同カバー部材41の分離係合部
の拡大図。
態を説明する説明図。(b)は同カバー部材41のヒン
ジ部の拡大図。(c)は同カバー部材41の分離係合部
の拡大図。
【図16】同カラー現像器ユニット6の側面図。
【図17】(a)および(b)は、同カバー部材41に
取り付ける把手部材43の展開平面図。(c)は、同カ
バー部材41に形成した突起部の拡大図。
取り付ける把手部材43の展開平面図。(c)は、同カ
バー部材41に形成した突起部の拡大図。
【図18】変形例に係る把手部材43を取り付けたカラ
ー現像器ユニット6の側面図。
ー現像器ユニット6の側面図。
【図19】(a)および(b)は把手部材43のカラー
現像器ユニット6への自動収納の説明図。
現像器ユニット6への自動収納の説明図。
【図20】本実施形態に係る画像形成装置におけるカラ
ー現像器ユニット6のカバー部材41の斜視図。
ー現像器ユニット6のカバー部材41の斜視図。
【図21】(a)は本実施例に係る画像形成装置におけ
るカバー部材41の斜視図。(b)は同カバー部材41
の断面図。
るカバー部材41の斜視図。(b)は同カバー部材41
の断面図。
【図22】(a)は同実施例の変形例装置に係るカバー
部材41の斜視図。(b)は同カバー部材の断面図。
部材41の斜視図。(b)は同カバー部材の断面図。
【図23】(a)は同実施形態の変形例装置に係るカバ
ー部材41の斜視図。(b)は同カバー部材の断面図。
ー部材41の斜視図。(b)は同カバー部材の断面図。
1 感光体ベルト 2,3 回動ローラ 4 帯電チャージャ 5 光書き込みユニット 6 回転型カラー現像器ユニット 7 黒現像装置 8 前フレーム 9 本体フレーム 10 中間転写ベルト 21 内側ケーシング 22 現像器 23 現像ローラ 31 プロセスカートリッジ 41 カバー部材 41A 上カバー部 41B 下カバー部 42 孔部 43 把手部材 43A 孔 43B 長孔 44 座部 45 開口 46 ヒンジ部 47 分離係合部 48,49 係止部 401 リブ形状 402 リブ形状 403 第2リブ形状 404 平面形状
Claims (6)
- 【請求項1】表面に潜像を形成する潜像担持体と、回動
軸の周りに配設された複数の現像器を有する回動型現像
装置と、該表面に対向する現像位置に開口を有し、該複
数の現像器を覆うカバー部材とを備え、該回動軸を中心
とする該回動型現像装置の回動により、任意の現像器を
該現像位置に移動させて該潜像を現像する画像形成装置
において、該回動軸の軸線方向に延びるリブ形状を該カ
バー部材に形成したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記現
像位置とは異なる現像位置で上記潜像担持体に対向し、
黒色に対応する上記色分解潜像を黒色現像剤で現像する
第2現像装置を上記回動型現像装置の上方に着脱可能に
配設し、上記回動型現像装置の個々の現像器で、それぞ
れ黒色以外の所定色に対応する該色分解潜像を該所定色
の現像剤で順次現像させるように構成したことを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、
第2リブ形状を上記リブ形状に対して上記軸線方向とは
異なる方向に延在するように形成したことを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項4】請求項3の画像形成装置であって、着脱方
向に移動する上記第2現像装置を、上記カバー部材の上
部で支持することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項5】請求項4の画像形成装置において、上記第
2リブ形状を上記着脱方向と平行な方向に形成し、該着
脱方向に移動する上記第2現像装置を該第2リブ形状に
支持させることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】請求項4の画像形成装置において、上記カ
バー部材の上部に平面形状を形成し、上記着脱方向に移
動する上記第2現像装置を該平面形状に支持させること
を特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10185654A JP2000003092A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 画像形成装置 |
US09/260,015 US6122470A (en) | 1998-03-03 | 1999-03-02 | Image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10185654A JP2000003092A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000003092A true JP2000003092A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=16174551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10185654A Withdrawn JP2000003092A (ja) | 1998-03-03 | 1998-06-16 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000003092A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002055524A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-20 | Katsuragawa Electric Co Ltd | 現像装置 |
JP2007114430A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Kyocera Mita Corp | 現像装置 |
US7362986B2 (en) | 2004-10-29 | 2008-04-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Process cartridge in image-forming device |
WO2014010112A1 (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-16 | ブラザー工業株式会社 | 現像カートリッジ |
WO2014010115A1 (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-16 | ブラザー工業株式会社 | 現像カートリッジ |
US9417596B2 (en) | 2014-03-31 | 2016-08-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Drum unit |
-
1998
- 1998-06-16 JP JP10185654A patent/JP2000003092A/ja not_active Withdrawn
Cited By (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002055524A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-20 | Katsuragawa Electric Co Ltd | 現像装置 |
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JP2014016481A (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-30 | Brother Ind Ltd | 現像カートリッジ |
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US9395681B2 (en) | 2012-07-09 | 2016-07-19 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
US12032306B2 (en) | 2012-07-09 | 2024-07-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
US9423765B2 (en) | 2012-07-09 | 2016-08-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
US9547253B2 (en) | 2012-07-09 | 2017-01-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
US11906908B2 (en) | 2012-07-09 | 2024-02-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
US9733589B2 (en) | 2012-07-09 | 2017-08-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
US11567423B2 (en) | 2012-07-09 | 2023-01-31 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
US10133207B2 (en) | 2012-07-09 | 2018-11-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
US10151998B2 (en) | 2012-07-09 | 2018-12-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
WO2014010115A1 (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-16 | ブラザー工業株式会社 | 現像カートリッジ |
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US10459366B2 (en) | 2012-07-09 | 2019-10-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
US10649363B2 (en) | 2012-07-09 | 2020-05-12 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
WO2014010112A1 (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-16 | ブラザー工業株式会社 | 現像カートリッジ |
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US10884351B2 (en) | 2012-07-09 | 2021-01-05 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
US11150573B2 (en) | 2012-07-09 | 2021-10-19 | Brother Kogoyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
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US11307511B2 (en) | 2012-07-09 | 2022-04-19 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
US11480889B2 (en) | 2012-07-09 | 2022-10-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing cartridge having electrode |
US10061258B2 (en) | 2014-03-31 | 2018-08-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Drum unit |
US9581955B2 (en) | 2014-03-31 | 2017-02-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Drum unit |
US9417596B2 (en) | 2014-03-31 | 2016-08-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Drum unit |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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