ダートG3重賞を制したビーポジティブの娘で、伯母にG1エリザベス女王杯馬トゥザヴィクトリーを持つ母シルバーフォックスは、血統の良さと堀抜けた好馬体が高く評価され、当歳セレクトセールにおいて8400万円という高値で落札されました。競走馬としてのベストレースは、3歳8月に出走した、札幌D1700mコースを舞台とした未勝利戦。単勝1.2倍の1番人気に支持されたこの一戦では、ハナを切り、そのまま押し切る力強いレース振りを披露して、ファンからの圧倒的支持に応えています。余力を蓄えた状態で繁殖牝馬入り。初仔である牝駒パンツァネッラ(父ルーラーシップ)、 2番仔にあたる牝駒レッドシャーロット(父ロードカナロア)に続いて誕生した3番仔となる牝駒が、2年続けて父にロードカナロアを迎えた、シルバーフォックス16ということになります。芝、ダートの双方で活躍可能な血統構成を誇るシルバーフォックス16は、ボーダーレスな一流馬へと育つことが、大いに期待されています。