映画「
本作は母子家庭で育った主人公のマリアが、母親の遺品整理をしている中で「MARIA」と名付けられた再生できないデモテープを見つけることから始まる物語。マリアは母の秘密を知るためにライブハウスへと向かう。そこで待っていたのは、ヴィジュアル系と呼ばれる音楽だった。彼女はヴィジュアル系を通して亡き母の軌跡をたどりながら、自分自身を見つめ直していく。
名画座の目黒シネマでの2週間限定公開という異例の興行が行われている本作。初日は補助席、立見席もすべて完売し、満員御礼のスタートを切った。
あいにくの雨模様ということもあり、藤重は元気を出してもらうためにとコール&レスポンスを敢行。観客とともに「Yeah!」と声を上げ、「思い残すことはありません」と笑いを誘う。SUGIZOは「先月まで作業をしていたので、もう公開されるの!?という感じもありますが、とても思い入れのある作品なので公開日を迎えられて感慨深いです」と喜んだ。
マリア役の菊地は、撮影で挑戦したことを尋ねられ「ヘドバンです」とはにかみながら回答。本作で映画初主演を果たしており、「マリアの細やかな心情の変化を大切に丁寧に演じることを心掛けました」と話す。宮崎は「役者の皆さんの演技と音楽がともに映えることを目指しました。ライブハウスの音を体感できるようなセッティングで仕上げを行えたので、ライブハウスに行ったことがない方はビックリするかもしれません」と見どころを語る。
マリアが出会う謎の元ヴィジュアル系バンドマン・カナタを演じた藤重は「菊地姫奈さんが初主演と思えないぐらい、ミリ単位の繊細なお芝居をされていて圧倒されました」とたたえ、SUGIZOも「家族愛や絆、母と娘の物語。普通なことがどれだけ奇跡なのか……と改めて気付かされ、すごく響きました。菊地さんの演技が素晴らしくて泣きました」と絶賛した。
SUGIZOの印象を聞かれた藤重が「高校生のときにアルバムを買ったことがあります。30年前、CDデビューをして音楽番組ですれ違った際には挨拶もさせていただいて」と振り返ると、SUGIZOが「挨拶されたことあったっけ!?」と驚く一幕も。
また、藤重は「SUGIZOさんと対峙してのレコーディングには、憧れとプロとしてのせめぎ合いがあった。でも、とても幸せな時間でした」と述懐。SUGIZOは「鹿鳴館の撮影時に歌詞を間違えていた箇所があり、レコーディングの際はそれに合わせて歌詞を変えた部分もあります」「音と画をつなぐのが大変だった」と裏話を語った。
最後に菊地が「皆さんにほめられてうれしいです。この映画に登場する1人ひとりに物語があります。マリアの成長していく姿にも注目してご覧いただきたいですし、V系の音楽もぜひ楽しんでいただきたいです!」と呼びかけ、舞台挨拶を終えた。
「V. MARIA」は4月14日まで目黒シネマで公開中。菊地と藤重のほか、サヘル・ローズ、藤田朋子、真雪、吉田凜音、西村瑞樹、大島璃乃、佐藤流司がキャストに名を連ねた。BugLug、Azavanaといったヴィジュアル系バンドのメンバーも多数参加している。
おおとも ひさし @tekuriha
「V. MARIA」初主演の菊地姫奈、藤重政孝&SUGIZOがその繊細な芝居を絶賛 - https://t.co/AK1kThtdDP