田辺・弁慶映画祭で俳優賞、宮森玲実の監督作「わたしの頭はいつもうるさい」予告

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宮森玲実が監督・脚本・プロデュース・主演を担った映画「わたしの頭はいつもうるさい」の予告編が、YouTubeで公開された。

「わたしの頭はいつもうるさい」場面写真

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「わたしの頭はいつもうるさい」メインビジュアル

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本作の主人公は、小説家を目指し上京したが鳴かず飛ばずである25歳の“のぞみ”。ある日、18歳の“ノゾミ”から問い詰められたのぞみは、自身と向き合いさまざまなことに気がついていく。同作で第18回田辺・弁慶映画祭の俳優賞に輝いた宮森がのぞみとノゾミを演じ、細井じゅん笠松七海、須弥淑子、凪沙、鈴木卓爾藤田朋子がキャストに名を連ねた。

「わたしの頭はいつもうるさい」場面写真

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「わたしの頭はいつもうるさい」場面写真

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予告編には、高校生のノゾミが「東京でパァーっとひと花咲かせたか?」と25歳の自分に問いかけるさまを収録。「現実はうまくいかなかった」というのぞみのセリフや、彼女が「古川のぞみ25歳!」と叫びながら走るシーンが収められている。

なおこのたび、キャスト・著名人によるコメントが到着。宮森は「生きてる中で何気なく通り過ぎていってしまった様々な思いを残す時間瞬間に光があたるような作品になればと思い作ってました。ただただ、見て欲しいです」とつづっている。そのほかのコメントは以下の通りだ。

「わたしの頭はいつもうるさい」は「田辺・弁慶映画祭セレクション2025 宮森監督WEEK」として東京・テアトル新宿で5月16日から22日、大阪・テアトル梅田で6月23日に上映。劇場上映に向けた支援を求めるクラウドファンディングがMotionGalleryにて実施中だ。

映画「わたしの頭はいつもうるさい」予告編

宮森玲実 コメント

始まりは、一生に一度でいいから監督をしようと思い製作しました。フィクションの中に10代を20代を母への思いをのこしたかった。昔の自分と今の自分が話す映画を撮りたかった。ちゃんとやってるか?と。遺す記すが偶然的にも必然的にも映り込んでいる映画という存在が大好きです。
生きてる中で何気なく通り過ぎていってしまった様々な思いを残す時間瞬間に光があたるような作品になればと思い作ってました。ただただ、見て欲しいです。

細井じゅん コメント

まず監督脚本主演を全て宮森さんが務め、その映画を完成させたということに対して敬意を示します。ここまでやりきる力はすごいと思います。妥協なく最後の最後までこの作品を考え続けた皆の熱量は確実にこの作品に乗っかっていると思います。
監督脚本主演宮森玲実だからこそ成立させられた唯一無二の作品になっていると思います。僕自身今まであまりやったことのない役柄で、こういった新しい面の役柄を自分にあててくれて感謝しています。是非沢山の方に観ていただけることを願っております。

笠松七海 コメント

わたしはノゾミが走るシーンが大好きです。
「誰も私を映画に出してくれないから自分で撮るしかなかった」と言っていた宮森さんの魂むき出しのエネルギーがそのまま映っていて心が熱くなります。
宮森さんは真っ直ぐな人です。目の前の事に全てをかけてまっしぐらです。自分の好きなものを大切にして生きることにこんなにひたむきな人を初めて見ました。
そんな人が作ったこの映画は、誰かの人生を応援できると信じています。どうか多くの方に届きますように。

藤田朋子 コメント

なんともかわいいユニットで作った映画でした。
想いがそこにあり、動く力があれば、それは形になるものなんだね、と感じた現場でした。
産んでもいないのに、映画が受賞したりすると、娘(妄想)の誇らしい出来事に胸が熱くなっています。

鈴木卓爾 コメント

喫茶店の店主を演じています鈴木卓爾です。
監督と主演を兼任して本作品に挑んだ宮森玲実さん演じる“古川ノゾミ”の青春のこじらせぶりがなんとも絶品です。
合わせ鏡に挟まれてふりかえり続けるような迷宮感を是非お楽しみに!

松崎健夫(映画評論家)コメント

己の人生をなんとかしなければならないという焦燥と、映画を作らなければならないという衝動とがぶつかり合っている。その衝突が、わたし(物語の主人公)とわたし(俳優・監督の宮森玲実)との境界線を曖昧させているのだ。現実と虚構の“わたし”を同一視してしまったとしたら、それは監督の術中にハマっているということなのだろう。

渡邉りか子(俳優・監督)コメント

出会ってから12年間彼女を見てきましたが、器用とは言えない子だと思います。そんな子が映画を1本完成させたんです、しかも企画と主演をやりながら。本当に凄いことだと思います。
砂漠の中を水1滴飲めないまま、芝居がしたいという気持ちだけをエネルギーに今日まで走り続けてきた、宮森玲実はそんな子です。恐ろしい生命力。
私はカメラの前でしか呼吸出来ないんだ見てろ世界、と言わんばかりの宮森玲実の火花ほとばしる眼差しと集大成を世に拡める為に、どうか応援してほしいなと友人の1人として強く想います。

秋葉美希(俳優・監督)コメント

2018年に出会ったわたしたち。出会って7年目になるけれど知れば知るほどほっておけない、人に愛される才能のある人だなと羨ましく思う。彼女はいつも何かに追われていて、満身創痍のままずっと突っ走ってて、どんなにひもじくても3度の飯より芝居が好きだ!
みたいな人間です。あ、あとカレーが好きです。
本当に、心から映画と芝居が大好きで、自分を表現し続けるために生きている、そんな人です。そんな宮森玲実が作った映画を目撃して欲しい。彼女の情熱はきっと伝播するはず。突っ走れー!!! 飛んでけー!宮森玲実!!!!

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読者の反応

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おおとも ひさし @tekuriha

田辺・弁慶映画祭で俳優賞、宮森玲実の監督作「わたしの頭はいつもうるさい」予告
"宮森がのぞみとノゾミを演じ、細井じゅん、笠松七海、須弥淑子、凪沙、鈴木卓爾、藤田朋子がキャストに名を連ねた。 https://t.co/BYOifrnwdr

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