...風采が美しかったが...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...大尉(たいゐ)が大拍手(だいはくしゆ)大喝采(だいかつさい)の間(あひだ)に...
饗庭篁村 「隅田の春」
...町の方で喝采(はや)しているらしい...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「カスリイン・ニ・フウリハン(一幕)」
...貴女(あなた)のような立派な風采をした方が...
海野十三 「深夜の市長」
...べつだん私は彼の風采(ふうさい)のゆえにひきつけられているのでもないようだぞ...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...」「ヴィンセント・スポールディングの風采(ふうさい)は?」「小柄ですが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...四方から雷(らい)のやうな拍手喝采(かつさい)が起りました...
豊島与志雄 「シャボン玉」
...喝采と笑い聲がひびきわたり...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...そして、階段(はしごだん)の上へ出ると(ここが、千番に一番の兼ね合い、首尾よく、音も無く降りましょうものなら、お手拍子、御喝采、テテンテンってんだ)庄吉は、階段の板を踏んで、音の立つのを恐れた...
直木三十五 「南国太平記」
...お茶受を買って来るなんて騙しあがって――」「何方へ行った」「向うだ」「それ追っ駆けろッ」相沢半助の采配で五...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...これが暗褐色の枝条ならびに深緑色な葉に映じて美麗な色采を見せている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...貴族的な風采(ふうさい)の旧藩主の家令と...
森鴎外 「余興」
...采女と七十郎を受取って...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...風采にピッタリした名前でなくてはならぬ事である...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...それと知る者でなければまず兵百人持ぐらいな一将校としか思われない風采(ふうさい)であった...
吉川英治 「黒田如水」
...孔明(こうめい)の再来とも思えぬ平凡な風采だったので「はて...
吉川英治 「私本太平記」
...穴山梅雪(あなやまばいせつ)の郎党(ろうどう)たちはひとりの武士(ぶし)の采配(さいはい)を見るや...
吉川英治 「神州天馬侠」
...どこかご風采も異なるものがあると思いました...
吉川英治 「新・水滸伝」
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