...「あらゆる詩人の虚栄心は」ではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...自分達は自分達の生活中からあらゆる虚偽を追ひ出し...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...謙虚さは失わなかった姿こそ...
上村松園 「大田垣蓮月尼のこと」
...彫刻部に関する私の心像は空虚である...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...妻に対する虚栄心の発現...
夏目漱石 「道草」
...虚空を掻きむしって...
野村胡堂 「死の舞踏」
...かうして私の生命(いのち)や肉體(からだ)はくさつてゆき「虚無」のおぼろげな景色のかげで艶めかしくも ねばねばとしなだれて居るのですよ...
萩原朔太郎 「青猫」
...全く疲勞の椅子に身を投げ出したデカダンスの悲哀(意志を否定した虚無の悲哀)であることに...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...彼らは一切を隊長にまかせて自分を虚(うつろ)にしていた...
本庄陸男 「石狩川」
...実にも空虚な私の心象の前で――...
牧野信一 「ゾイラス」
...虚榮心があるだけである...
三木清 「人生論ノート」
...虚妄にとりつかれた「新劇くずれ」どもは...
三好十郎 「俳優への手紙」
...かれらの虚飾や傲慢や...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...今朝から見て来た空虚な空ばかりがぐるぐると舞い始めた...
横光利一 「上海」
...ナポレオンはその勃々(ぼつぼつ)たる傲慢(ごうまん)な虚栄のままに...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...「うーむ」と虚空へ脇差(わきざし)を揮(ふ)りかざしたまま...
吉川英治 「剣難女難」
...実ナル則ハ虚トス...
吉川英治 「三国志」
...「実々虚々、鬼神もはかるべからずという...
吉川英治 「三国志」
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