...一郎の膝の下は、たちまち水の中につかってしまった...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...私が両膝をそろえて...
太宰治 「一燈」
...王子の膝に顔を押しつけて泣きました...
太宰治 「ろまん燈籠」
...(椅子(いす)から格子縞(こうしじま)の膝掛(ひざか)けを取る)これは飛びきり極上の羅紗(ラシャ)でございます...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...我が友人の膝をつかむ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...一言聞く、久光を斬るか?」「斬らぬ」「何っ」一人が、片膝を立てた...
直木三十五 「南国太平記」
...ほとんどが膝を組み直し...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の夫を膝にのせて...
中原中也 「夢」
...はみ出した膝小僧を擦(さす)りながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次は默禮して娘の死骸の前に近づき、片膝を折つて、一應の調べにかゝりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...左馬頭は膝(ひざ)を進めた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...草の上に膝をついて潜々(さめざめ)と唏(すす)り泣いた...
室生犀星 「姫たちばな」
...にえかえる水田の中に膝頭(ひざがしら)まで入って...
柳田国男 「木綿以前の事」
...こう云ってそこへ片膝(かたひざ)をついた...
山本周五郎 「似而非物語」
...「何ぞ御用件でも?」「実は御相談があって参りましたので」「はあ」「余計なお世話かも知れませんが」と六兵衛は膝(ひざ)を進め...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...自分の膝に三法師君が在ることを――(ここに新君おわすぞ)といわぬばかり屹(きっ)となって...
吉川英治 「新書太閤記」
...またその膝のうちへ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...外記(げき)は膝を叩いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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