...ヰルソンの民族主義とカイザー・ヰルヘルムの汎獨乙主義とは孰れが正當であるか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...執拗(しつよう)な索敵(さくてき)行動をくりかえした汎米連邦の艦隊は...
海野十三 「地球要塞」
...カレル・チャペック(一八九〇―一九三八)の「RUR――ロッサム汎用ロボット」(一九二〇)の翻訳である...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...「長崎談判」のときの彼の活動權限と「神奈川條約」のときのそれとは比較にならぬほど廣汎になつてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...強いて両者を連結しようとすればヘーゲルの口吻に倣って――ヘーゲルこそ論理を独立化したと云われる(汎論理主義)――...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...彼の弁証法には多分にシェリング風の同一哲学やスピノザ風の汎神論が混入しているのであり...
戸坂潤 「辞典」
...仏教大会七月十七日から六日間に亘って東京築地本願寺で開かれる第二回汎太平洋仏教青年大会に対して...
戸坂潤 「社会時評」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...總じて文化主義は形而上學にまで發展する場合には汎神論への道を取る傾きがある...
波多野精一 「時と永遠」
...群衆はあのときから絶えず地上に汎濫してゐるやうだ...
原民喜 「鎮魂歌」
...汎アメリカ園芸共進会に一等をとった蔓薔薇に恒例的に〈マックァサー将軍〉のタイトルを贈ることになっているんだそうだが...
久生十蘭 「だいこん」
...加藤先生の「立憲政体略」「真政大意」「国体新論」および「国法汎論」...
穂積陳重 「法窓夜話」
...しかし汎神論が何よりも全體に重心をおく限り...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...我々はヘーゲル哲學の根本的前提を汎神論に於て見た...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...われわれはモンテーニュ時代の宗教戦争よりも一段と複雑で広汎な国際間の争いの渦の中にまきこまれようとしているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...汎(ひろ)く日本という国に住む者の共に知り...
柳田国男 「年中行事覚書」
...別にまた広汎(こうはん)な比較方法により...
柳田國男 「和州地名談」
...近衛三藐院(このえさんみゃくいん)だの烏丸光広だの松花堂昭乗(しょうじょう)だの――とその範囲は驚くべき広汎さをもって出ては来るが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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