...悲惨の極(きわみ)であった...
海野十三 「火薬船」
...一方では大隅説を邪説の甚(はなはだ)しきものとして極力排撃し...
海野十三 「地球盗難」
...けれども其態度が極めて平靜で更に大問題と思へぬやうな口振りであつたので三藏は初めこそ驚いたが...
高濱虚子 「俳諧師」
...常々暗誦(あんしよう)して居る長恨歌(ちやうごんか)を極めて声低く吟(ぎん)じ始めた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...之はもはや決して消極的な...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...六十九議会に於ては国民はまだ迷っていたし消極的だった...
戸坂潤 「思想議会たるを知れ」
...内容の極めて豊富なものなのである...
戸坂潤 「辞典」
...極々上の達人でなければならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分がこの顔を一目見た時の感じは憐れの極(きょく)全く怖(こわ)かった...
夏目漱石 「坑夫」
...磔刑(はりつけ)の極刑に処せられるのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さう極(き)めて御座(ござ)んすの...
樋口一葉 「たけくらべ」
...髪にせばかくやくと射る夏の日や王者の花の黄金向日葵(こがねひぐるま)雑誌「明星」の基調の一つは積極性であつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...体の調子は極くいゝが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...やっつけるぎりの消極的諷刺から...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...十三萬の宇宙と人間とを比較しながら想像して自分を極度に輕蔑する氣になつた...
横光利一 「悲しみの代價」
...――極秘のうちに...
吉川英治 「新書太閤記」
...積極的な命令を出し...
吉川英治 「新書太閤記」
...この変化が行われる過程を辿ることはおそらく極めて困難であろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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