...波止場をうろついているらしい...
芥川龍之介 「出帆」
...彼は白い寝台(しんだい)の上に朦朧(もうろう)とした目を開いたまま...
芥川龍之介 「少年」
...火の粉(こ)の散るなかをうろ/\駈けづり廻つて...
薄田泣菫 「茶話」
...うろうろしているのが恥ずかしいくらいである...
太宰治 「佐渡」
...滿天の風露(ふうろ)冷かに衣を掠(かす)め...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...青山(あおやま)墓地(ぼち)にある春日(かすが)燈籠(とうろう)の立った紅葉山人(こうようさんじん)の墓が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...家(うち)を潰(つぶ)して私の所へ転(ころ)がり込んで食客(いそうろう)になっていたが...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...二十世紀の輕薄に滿足するひやうろく玉に候...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...うろうろとする目の前を...
二葉亭四迷 「平凡」
...どうやって……」と令夫人がうろたえて訊(き)いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...うろたえ合う声々のどこかで...
吉川英治 「私本太平記」
...れいの望楼(ぼうろう)の張出(はりだ)し――さっき呂宋兵衛(るそんべえ)たちのいたところから...
吉川英治 「神州天馬侠」
...香炉変(こうろへん)また...
吉川英治 「新書太閤記」
...うろたえはしていない...
吉川英治 「新書太閤記」
...気のどくなほどうろたえて探し廻る...
吉川英治 「新・水滸伝」
...裸足(はだし)で来たとは? ――しかも――内裏(だいり)の奥ふかくに住む上(じょうろう)が...
吉川英治 「親鸞」
...官軍の弱さを嘲弄(ちょうろう)したところ...
吉川英治 「日本名婦伝」
...また町の辻々をうろついて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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