周

周

• 部首: 口口 + 5 画
• 総画: 8画8
• 異体字 : 周（旧字体）, 週（別字）, 𠄗（古文）, 𠱬（古字）, 𭁦（俗字）
• 筆順 :  

• 象形。構形不詳。甲骨文字の形は、彫飾のある玉器を象ったもので、｢彫｣や｢琱｣の初文というのが定説である。この字形は｢實(実)｣や｢畫(画)｣などにも含まれ、また金文で｢琱｣の意味で｢周｣が用いられる事があり(通仮)、その説を補佐する。金文で飾符(意味の無い記号)｢口｣が加えられ、西周晚期に上部が｢用｣字に類化し、楷書で｢周｣の形になる。^[1]
• 一説には会意。「田の中、いっぱいに米のある形」+「口」、「稠密」の「稠」の原字。「口」は、ものを巡らすことを意味する（説文解字、藤堂）。又、上部は周族（姫氏）の象徴である盾の象形であり、下部は神器を意味する会意で、周朝の威光から「あまねく」の意を生じ、「めぐる」の意味は仮借（白川）。

甲骨文字	金文	簡帛文字	簡牘文字	古文	小篆
殷	西周	戦国時代		《説文》 （漢）

1. 中国の王朝名。
   1. 武王が殷を滅ぼして建てた国。中原を中心に分権的な封建制を展開、王朝の後半は、北方民族の侵攻を受けるなどにより、宗主国としての地位を失い、各地の諸侯が勃興する春秋戦国時代を迎えたが、その文化は、諸子百家を生むなど、漢文化の基礎を築く時代となった。
   2. 上記王朝に因んで名付けられた中国の王朝、北周、後周など。詳細はw:周 (曖昧さ回避)を参照。
2. あまねく。すみずみまでゆきとどくこと。
   • 周知、周到
3. まわる。めぐる。くりかえす。また、まわり。
   • 一周、周回、周囲、周波数
4. 周回することを数える単位。

• 音読み
  • 呉音 : シュ、ス
  • 漢音 : シュウ
• 訓読み : まわ-る、まわ-り、あまね-し、あまね-く
• 名乗り : あまね（西周）

1. （シュウ）平面図形の内部と外部を分ける曲線。ある線が、閉曲線の性質を持つとき、その閉曲線自身。

1. （シュウ）周回を数える言葉。必ずしも正円を描いたり、角度で計測できるとは限らない。「巡」に置き換えられる場合がある。
   • グラウンドを三周走る。
   • 糸を何周も巻き付ける。
   • 回覧板が一周して、また自分の所に来た。

1. 中国の王朝名。

• 成句: 君子は周して比せず小人は比して周せず

周 *

• ローマ字表記
  • 普通話
    • ピンイン: zhōu (zhou1)
    • ウェード式: chou¹
    • 注音符号: ㄓㄡ
  • 広東語
    • イェール式: jau1
  • 閩南語
    • POJ: chiu
  • 閩東語
    • 平話字: ciŭ
  • 客家語
    • 白話字: chû
  • 呉語
    • ピンイン: tseu1
  • 中古音: tsyuw
  • 上古音:
    • 白一平-サガール: *tiw
    • 鄭張: *tjɯw

1. まわり。周囲。
2. （時間の単位）週。七日。

1. 回る。一周する。

1. 中国の王朝名。

1. 中国人の姓のひとつ。百家姓第5位。

周 *

• ハングル: 주
  • 文化観光部2000年式: ju
  • マッキューン＝ライシャワー式: chu

1. 周。

1. 中国の王朝名。

1. 朝鮮人の姓のひとつ。

周 *

• ローマ字表記
  • チュ・クォック・グー: chu

1. 周到な。

• Unicode
  • 16進: 5468 周
  • 10進: 21608 周
• JIS X 0208(-1978,1983,1990)
  • JIS
    • 16進：3C7E
  • Shift JIS
    • 16進：8EFC
  • 区点：1面28区94点
• EUC
  • JP 16進：BCFE
  • CN 16進：D6DC
  • KR 16進：F1B2
• Big5
  • 16進：A950
  • 10進：43344
• CNS
  • 16進：CCD2
• GB18030
  • 16進：D6DC
• 四角号碼 : 7722₀
• 倉頡入力法 : 月土口 (BGR)

• 漢点字 :   
• 六点漢字 :