プロ野球チームをつくろう!&あそぼう!
プロ野球チームをつくろう!&あそぼう!は2001年8月30日にセガから発売されたドリームキャスト用プロ野球ゲームソフト。
概要
本作はプロ野球チームをつくろう!シリーズの第3作である、もっとプロ野球チームをつくろう!(以下もつく)に若干の変更が加えられた「プロ野球チームをつくろう2001(以下つくあそ2001)」とつくろうで作った選手のデータでプロ野球のゲームを行う「プロ野球チームで遊ぼう!」がカップリングされた作品である。
プロ野球チーム経営・育成シミュレーション
本作のストーリーはチームの成績不振に不満をもつオーナーから選手獲得資金8億円と経営資金8億円を渡され10年以内の日本一を厳命されスタートする。ストーリーとは矛盾するが立て直すチームは依頼後に決める。
チームの選択
育てていくチームは既存の12球団の中から選択し、選択後にチームのユニフォームと名前をあらかじめ用意された数種類の中から選ぶ事もできる。チーム選択後に本拠地の選択があり、人口が多いほど将来的な観客動員は有利になるが、初期設定の本拠地のままにしておかないと資金的に苦しい序盤の観客動員が落ちるため初期設定のままの方がいいだろう。なお重要なのが本拠地の降水量で、室内練習場を作っていない場合雨天時の練習は休みになるため降水量が多い地域だと育成面で多少不利になる。ただし、序盤での選手の育成については新人に獲得資金を1億円前後出すよりもFA選手の獲得のために資金を極力温存した方がいいという面もあり、降水量は無視する者も多く存在する。尚、降水量は試合日程にも影響する。
チームの戦力
ゲームスタート時に選択できるチームの難易度を記しておく。基本的にセ・リーグのチームの方が難易度が高く、その原因としては松井秀喜を擁するジャイアンツの存在とDH制度のないリーグ規定が挙げられる。松井秀喜に関しては移籍先をことごとく優勝させることから優勝請負人と呼ばれ、序盤にFA選手としてリストアップされても40億近い移籍金を払えないため、獲得は序盤では避けざるを得ず、松井秀喜がFAでパ・リーグに移籍してきて面食らうプレーヤーは多い。尚、難易度は1年目での日本一を前提に決めている。
- 読売ジャイアンツ 難易度:B
- 初期戦力は充実していて強力だが8億円では松井秀喜の獲得は諦めざるをえず、主要選手の年俸も総じて高めのため高年俸の選手が多いジャイアンツでのプレイは厳しいものとなるだろう。そしてジャイアンツに限らず言える事だがゲーム難易度は獲得を諦めた主力がどのチームに行くかで変動する。
- 中日ドラゴンズ 難易度:A
- リーグ1の投手陣と守備能力のあるチームだが、打撃面にやや難があるため攻撃面をどう強化するかがカギとなる。
- 広島東洋カープ 難易度:B
- 91年の優秀な優勝メンバーが多く残り、若手の投手も台頭してきているが早急に主力の後継者探しを迫られるチームである。
- 福岡ダイエーホークス 難易度:D
- 前作から大幅にパワーアップした戦力は非常に強力。もちろん資金の関係でベストメンバーは揃わないが、野手では井口資仁、城島健司らを中心に、投手は優秀な若手が揃っているため
- 西武ライオンズ 難易度:D
- 両リーグ1の投手陣を誇るライオンズ。資金内でバランスの良いチームの構成が可能だが、松井稼頭央やカブレラが他チームに移籍すると極端に難易度が上がるので野手重視で固めた方が無難である。
- 日本ハムファイターズ 難易度:C
- 強力なビックバン打線は強力だが、投手力にやや難がある。そこをうまく補強できるかがカギとなる。
- オリックスブルーウェーブ 難易度:C
- 全体的に投手の年俸が抑えられているため最高のピッチングスタッフを揃える事ができる。だが攻撃力は高いとは言えず苦しい戦いとなるだろう。
- 千葉ロッテマリーンズ 難易度:B
- 野手陣には足と小技の利く選手が多く、投手陣も若手を中心に優秀だ。ただし初年度の優勝となると非常に厳しいものがあり全体的な補強が必要だ。
- 大阪近鉄バファローズ 難易度:B
- 高年俸の中村紀洋を獲得するのか、放出するのかそこに悩むプレイヤーは多いだろう。もしも中村がホークスやファイターズに移籍してしまった場合戦いは非常に厳しくなる。投手陣にはゲーム中最強クラスとの呼び声が高い山村宏樹がいる。