</gallery>
== クーペ車種近年の動向 ==
自動車が新しい物としてもてはやされた時代にはクーペはスポーツカーを中心に高い人気を誇った。1950年代までの乗用車は、剛性確保や製造しやすさ生産性の都合上から2ドアが当たり前であったため、2ドアであることに疑問を持つ者抱くユーザーは少なかった。1960年代のファミリーカーブームで4ドア車も普及し始めるが、「豪華版」とも呼べる存在であった4ドア車に比べるとて廉価でスポーティな車種も多いかったクーペは、若者や自動車愛好き家を中心に持もて囃はやされた。しかし4ドアが大衆化し、当たり前になって製造原価(て製造コスト)が下がるようになると、徐々に(2ドア・3ドアの)クーペの販売台数は翳かげりを見せ始めた。
自動車がさほど真新しくなくなった2000年前後には自動車に趣味的な価値を見出す人は激減した上、人々に地球環境への配慮や相次ぐ不況への不安が芽生えていたため、徐々に[[コンパクトカー]]や[[ミニバン]]のような経済性・実用性に優れた自動車に圧倒されるようになった。また動力性能やスタイリングを重視するにしてもとりわけ2000年代以降は市販車段階での[[スポーツセダン]]・[[ホットハッチ]]等の、[[チューニングカー]]界隈での所詮[[ハイソカー]]の台頭がより顕著となり、クーペである必要性が希薄化。一方で同系車種のハッチバックやセダンとの差別化が難しく廃止される例<ref>例:[[ヒュンダイ・エラントラ|ヒョンデ・エラントラ]]及び[[ヒュンダイ・ヴェロスター|ヴェロスター]] - エラントラは5代目モデルでクーペを設定したが、セダンとの差別化に失敗し当代限りになった。ヴェロスターに関してもエラントラにホットモデルの[[N (ヒョンデ)|『N』]]が追加されるとそちらに流れてしまい、モデル廃止となった。<br>
また日本車において近似事例を挙げるとするならば[[トヨタ・カローラ]]のホットモデルがE120系へのフルチェンジ(と[[トヨタ・カローラレビン|レビン]]の廃止)を境にハッチバックモデルに移行した(もっとも旧世代のセダンやワゴン、[[トヨタ・カローラFX|ハッチバック]]にも同様のホットモデルはあったことは留意する必要がある。)事例がある。</ref>も見られる。
クーペは少ない販売台数で採算を取るために高価格帯に偏るようになり、'''[[2022年]]時点で概ね[[Cセグメント]]クラス以下のクーペを新型車で導入するケースは1台も存在しない。'''
自動車の普及とともに、自動車に対して趣味的な価値を見出す者も減少し、大衆には地球環境への配慮や相次ぐ不況への不安が芽生えていたため、とりわけ2000年代以降は[[コンパクトカー]]や[[ミニバン]]のような経済性・実用性に優れた自動車が台頭するようになった。動力性能やスタイリングを重視した[[スポーツカー|スポーティモデル]]にしても、大衆車たるセダンやハッチバックをベースに高性能化した車種(スポーツセダン、[[ホットハッチ]])が増加し、クーペである必要性も希薄化してしまった。
かつてクーペのみを作ることをアイデンティティとしていたスポーツカーメーカーも、ラインナップに[[クロスオーバーSUV]]などを導入する例が増えており、例えば現在の[[ポルシェ]]のクーペの売上は2割に過ぎなくなった<ref>[https://response.jp/article/2016/03/12/271436.html ポルシェの通期決算、営業利益は25%増…過去最高 2015年]</ref>。このようにクーペはブランドのスポーツイメージ向上や自動車文化の多少の振興にはなっても、収益のメインにはならなくなり、クーペの開発自体を諦めるメーカーも珍しくなくなった。 ▼
▲その結果、クーペは少ない販売台数で採算を取るために高価格帯に偏るようになり、近年になって新型車として導入されるクーペは[[Cセグメント]]以上のクラスが主流となっている。また、かつて 「クーペのみを 作製造する 」ことをアイデンティティとしていたスポーツカーメーカーも、ラインナップに[[クロスオーバーSUV]]などを導入する例が増えており、 例えば[[2015年]]現在の[[ポルシェ]]のクーペの売上は2割に過ぎなくなった<ref>[https://response.jp/article/2016/03/12/271436.html ポルシェの通期決算、営業利益は25%増…過去最高 2015年]</ref>。このように 、クーペはブランドのスポーツイメージ向上や自動車文化 の多少の振興に はつな がっても、収益のメインには ならなくなり 得ないことから、クーペの 開発自体を諦め販売から撤退する 自動車メーカーも珍しくなくなった。
こうした現状を踏まえ、メーカー側も[[トヨタ・86]]/[[スバル・BRZ]]や[[BMW・Z4]]/[[トヨタ・スープラ]]、[[アウディ・R8]]/[[ランボルギーニ・ウラカン]]のように、共同開発やプラットフォームの共有によってコストを削減してクーペを存続する努力をしている。また、[[トヨタ・C-HR]]や[[BMW・X6]]、[[ルノー・アルカナ]]/[[ルノーサムスン・XM3]]、[[メルセデス・ベンツ・GLCクラス|メルセデス・ベンツ・GLCクーペ]]、[[ポルシェ・カイエン|ポルシェ・カイエンクーペ]]などクロスオーバーSUVでありながらクーペのスタイリングを取り入れる例も増えてきており、形を変えて生き残りを探っている状態であるともいえる。
このような現状を踏まえ、メーカー側では同業他社との共同開発やプラットフォームの共有([[トヨタ・86]]/[[スバル・BRZ]]、[[BMW・Z4]]/[[トヨタ・スープラ]]など)によってコストを削減し、クーペの存続を図っている。また、[[トヨタ・C-HR]]や[[BMW・X6]]、[[ルノー・アルカナ]]など、クロスオーバーSUVに対してクーペのスタイリングを取り入れる例もみられる。
=== アメリカ合衆国 ===
[[アメリカ合衆国|アメリカ]]においてでは、1960 - 1970年代に現地各メーカー各社からスポーツクーペが多数登場し、一躍人気を博した。中でも[[シボレー・カマロ]]や[[フォード・マスタング]]は高い人気を得ている。また、同時期のアメリカで流行した[[マッスルカー]]は、大排気量・高出力のエンジンをハー2ドトップやアクーペタイプのボディに搭載することが基本である。2000年代以降は[[環境問題|環境意識]]の高まりから大排気量車は敬遠されており、メーカー側でも縮小傾向があるものの、それでも上記2車種は今なお高い人気を得ている。現行のカマロやマスタングには[[ダウンサイジングコンセプト|ダウンサイジング・ターボ]]搭載車も登場し、高まる環境意識に対応しているった。
またアメリカでは[[働く女性|女性の社会進出]]が早く、彼そのような女ら性たちの通勤の足として「'''セクレタリーカー'''」というジャンルが形成された。このアメリカ独自のジャンルでは小型クーペが人気を博し、特に日本車の[[トヨタ・スプリンタートレノ|トヨタ・カローラGTS]]や[[ホンダ・CR-X]]・、[[日産・シルビア]]などが人気車種となった。また[[ホンダ・アコードクーペ]]や[[ホンダ・シビッククーペ|シビッククーペ]]、[[トヨタ・セプター]]といったなど、アメリカで現地開発された日本メーカー製の車種クーペも登場し、これら一部は日本にも輸出された。
2000年代以降は世界的な[[環境問題|環境意識]]の高まりや、車高の低い構造がセキュリティ上敬遠されるようになり、これらのジャンルクーペはセダンやステーションワゴンと共ともに小型の[[クロスオーバーSUV]]に取って代わられるようになり、日本メーカー製の小型クーペとしては唯一、シビッククーペが残るのみとなっていたが[[2021年]]にシリーズ11代目へのフルモデルチェンジに伴い、ようやく消滅する事となった。
=== 日本 ===
日本車におけるクーペモデルは、[[1937年]]([[昭和]]12年)に登場した[[ダットサン]]16型が最初といわれる<ref>[https://nissan-heritage-collection.com/DETAIL/index.php?id=278 MNISSAN HERITAGE COLLECTION ダットサン16型クーペ]</ref>。戦後は[[マツダ]]でから発売された[[マツダ・R360クーペ|R360]]がクーペを名乗っていたが、これらは後年のようなスタイリングや性能に特徴を持たせたものではなかった。
日本車でスタイリングを重視した本格的なクーペが登場したのは[[1965年]](昭和40年)の[[日産・シルビア]]が最初で、 その後[[いすゞ・117クーペ]]や[[マツダ・ルーチェロータリークーペ]]といった高級モデルが 続々と登場これに追従した。[[1970年]](昭和45年)に発売された[[トヨタ・セリカ]] {{efn2|Bピラーが無いため、当時はハードトップに分類されていた。}}は、その価格の安さと「フルチョイスシステム」{{efn2| ただし、フルチョイスシステムは発売当初のみの設定 で1600GTを除く全てのグレードが対象となっていた。1972年にセリカリフトバックが追加 発売された のことに伴い廃止。}}によって好みの内装が選択できる先進性で大ヒットを記録し、他社からも同種の[[スペシャルティカー]]を発売させる大ブームへとつながった。 ▼
[[1980年代]]後半から[[1990年代]]初頭 にかけての[[バブル景気]]と相まって、若者たちのデートカーとしてクーペ モデルが好まれるようになった。こうした中で、日産・シルビア、トヨタ・セリカ、[[ホンダ・プレリュード]]、[[ホンダ・インテグラ]]などの2ドアクーペがヒットを記録 、折からの[[ハイソカー]]ブームもあり、各社から4ドア[[ハードトップ]]も多数ラインナップされたしている。 ▼
しかし、[[1991年]] に発生したの[[バブル 崩壊|バブル経済崩壊]]以降は 、実用性を重視した[[ステーションワゴン]]はともかく、[[ミニバン]]や[[トールワゴン]]、 [[オフロード|クロスカントリー]]系[[スポーツ・ユーティリティ・ビークル]](SUV)などの 実用性に長けた[[レクリエーショナル・ビークル#日本におけるRV|RV]] 系車種がヒットし、[[セダン]]よりさらにスタイリング重視で なおかつ、セダンよりさらに実用性と居住性に乏しいクーペ系車種は [[サブコンパクトカー|、既存の小型セダンやハッチバックをベースとした低価格帯の小型クーペ ]](サブコンパクトカー)を投入<ref>例 ・:[[トヨタ・サイノス]]、[[日産・ルキノ|日産・ルキノクーペ]]、[[ホンダ・シビック|ホンダ・シビッククーペ]]、[[三菱・ミラージュ|三菱・ミラージュアスティ]] 、[[スバル・インプレッサ|スバル・インプレッサリトナ]]がこれに該当。このうち、シビッククーペだけが日本国内で生産されておらず、日本メーカー製の小型クーペとしては唯一、[[北アメリカ|北米]]からの[[逆輸入車]]扱いとな ったど。</ref>する ものの結局不発に終わっただけことで なく、クーペ全体が急速に敬遠され、結果的にセダンよ生き残り 一足先に淘汰されるようになった。さらに2000年代以降には、[[原油価格]]の高騰を 受けて経済的な[[軽自動車]]や[[コンパクトカー]]の売上が高まってい図った <ref>『社団法人 日本自動車販売協会連合会』統計データより</ref>。 ▼
▲日本車でスタイリングを重視した本格的なクーペが登場したのは[[1965年]](昭和40年)の[[日産・シルビア]]が最初で、その後[[いすゞ・117クーペ]]や[[マツダ・ルーチェロータリークーペ]]といった高級モデルが続々と登場した。[[1970年]](昭和45年)に発売された[[トヨタ・セリカ]]{{efn2|Bピラーが無いため、当時はハードトップに分類されていた。}}は、その価格の安さと「フルチョイスシステム」{{efn2|ただし、フルチョイスシステムは発売当初のみの設定で1600GTを除く全てのグレードが対象となっていた。1972年にセリカリフトバックが追加発売されたのに伴い廃止。}}によって好みの内装が選択できる先進性で大ヒットを記録し、他社からも同種の[[スペシャルティカー]]を発売させる大ブームへとつながった。
しかし、2000年代に入ると[[原油価格]]の高騰を受けて経済的な[[軽自動車]]や[[コンパクトカー]]の売上が高まり<ref>『社団法人 日本自動車販売協会連合会』統計データより</ref>、クーペそのものが急速に敬遠され、軽自動車や[[Cセグメントクラス]]以下の[[大衆車]]なども含めてクーペ系車種は順次廃止される運びとなった。
▲[[1980年代]]後半から[[1990年代]]初頭の[[バブル景気]]と相まって、若者たちのデートカーとしてクーペモデルが好まれるようになった。こうした中で、日産・シルビア、トヨタ・セリカ、[[ホンダ・プレリュード]]、[[ホンダ・インテグラ]]などの2ドアクーペがヒットを記録、折からの[[ハイソカー]]ブームもあり、各社から4ドア[[ハードトップ]]も多数ラインナップされた。
==== 各メーカーの動向 ====
▲しかし、[[1991年]]に発生した[[バブル崩壊|バブル経済崩壊]]以降は、実用性を重視した[[ステーションワゴン]]はともかく、[[ミニバン]]や[[トールワゴン]]、[[オフロード|クロスカントリー]]系[[スポーツ・ユーティリティ・ビークル]](SUV)などの[[レクリエーショナル・ビークル#日本におけるRV|RV]]がヒットし、[[セダン]]よりさらにスタイリング重視でなおかつ、セダンよりさらに実用性と居住性に乏しいクーペ系車種は[[サブコンパクトカー|既存の小型セダンやハッチバックをベースとした低価格帯の小型クーペ]]を投入<ref>例・[[トヨタ・サイノス]]、[[日産・ルキノ|日産・ルキノクーペ]]、[[ホンダ・シビック|ホンダ・シビッククーペ]]、[[三菱・ミラージュ|三菱・ミラージュアスティ]]、[[スバル・インプレッサ|スバル・インプレッサリトナ]]がこれに該当。このうち、シビッククーペだけが日本国内で生産されておらず、日本メーカー製の小型クーペとしては唯一、[[北アメリカ|北米]]からの[[逆輸入車]]扱いとなった。</ref>するものの結局不発に終わっただけでなく、クーペ全体が急速に敬遠され、結果的にセダンより一足先に淘汰されるようになった。さらに2000年代以降には、[[原油価格]]の高騰を受けて経済的な[[軽自動車]]や[[コンパクトカー]]の売上が高まっていった<ref>『社団法人 日本自動車販売協会連合会』統計データより</ref>。
[[トヨタ自動車]]では[[SUBARU]](旧・富士重工業)との資本提携の一環としてクーペタイプのスポーツカーを共同開発することになり、2012年に[[トヨタ・86]](→GR86)/[[スバル・BRZ]]として発売された。トヨタでは[[トヨタ・MR-S|MR-S]](2007年販売終了)以来、SUBARUでは[[スバル・アルシオーネSVX|アルシオーネSVX]](1996年販売終了)以来のクーペモデルの復活となる。さらに2014年にはレクサスブランドから[[レクサス・RC|RC]]・[[レクサス・LC|LC]]、2019年にはBMWとの共同開発で[[トヨタ・スープラ|GRスープラ]]を発表するなど、クーペの新車種を市場に投入している。
[[日産自動車]] は他社がクーペを(一時的と [[マツダ]]は いえ)生産終了・販売終了させる中、2000年代以降も一貫してクーペ車種をラインナップし 続けており、[[ 20222024年]]現在も 日産では[[日産・フェアレディZ|フェアレディZ]]と[[日産・GT-R|GT-R ]]、マツダでは[[マツダ・ロードスター|ロードスター]]の生産・販売を継続している。 ▼
ごく一部では根強い人気を保つ車種もあるものの、全体としては軽自動車や[[Cセグメントクラス]]以下の[[大衆車]]なども含めてクーペ系車種は順次廃止され、各メーカーの現行ラインナップでは1、2車種程度しかない状態が続いている。日本国外向けに用意されるクーペ(主に北米市場向け)も国内向けには導入されない場合が増えた。[[富士重工業]](現・[[SUBARU]])は、[[1996年]]の[[スバル・アルシオーネSVX|アルシオーネSVX]]生産終了をもってクーペ専用車種を廃止し、その後[[2000年]]の[[スバル・インプレッサ|インプレッサ]]のモデルチェンジをもってクーペ市場から一旦撤退。[[三菱自動車工業|三菱]]は[[2000年]]の[[三菱・GTO|GTO]]・[[三菱・FTO|FTO]]・[[三菱・ミラージュ|ミラージュアスティ]]、[[本田技研工業|ホンダ]]は[[2006年]]の[[ホンダ・インテグラ|インテグラ]]、[[トヨタ自動車|トヨタ]]は2010年の[[レクサス・SC|SC]]の販売終了をもって、それぞれクーペがラインナップから一旦姿を消した。
ホンダは[[2010年]]に[[ホンダ・CR-Z|CR-Z]]でクーペを復活させて以来、[[2015年]]には[[ホンダ・S660|S660]]、[[2016年]]には[[ホンダ・NSX (2016年)|NSX]]とクーペの新車種を投入してきたが、いずれも[[2022年]]までに販売終了となり、[[2024年]]現在のラインナップにクーペは存在しない。
その後トヨタは、富士重工業との資本提携の一環としてクーペスタイルのスポーツモデルを共同開発することになり、2012年に[[トヨタ・86]]/[[スバル・BRZ]]として発売され、両ブランドでクーペが復活することとなった。さらにレクサスブランドでも2014年から[[レクサス・RC|RC]]・[[レクサス・LC|LC]]、2019年には[[GR (トヨタ自動車)|GR]]ブランドからBMWとの共同開発で([[オーストリア]]からの[[輸入車|海外生産車種]]となる)[[トヨタ・スープラ|GRスープラ]]を順次復活させ、更に[[2020年]]には既存の5ドアハッチバックである[[トヨタ・ヤリス|ヤリス]]を基に2ボックススタイルの3ドアハッチバッククーペに改め、低重心・ワイドボディ化したスポーツモデルの[[トヨタ・GRヤリス|GRヤリス]]<ref>ただし、最廉価版として設定されている[[トヨタ・M15A-FKS|1.5 L・直列3気筒の自然吸気エンジン]]を搭載した「RS」のみ、その性格上、[[スペシャルティカー]]扱いとなっている。</ref>を投入した。また、2022年11月に発表された [[トヨタ・プリウス|プリウス]]もクーペを強く意識したスタイルとなっている。一方のホンダも[[2010年]]に[[ハイブリッドカー]]専用車種の[[ホンダ・CR-Z|CR-Z]]で再参入し、その後[[ホンダ・NSX (2016年)|NSX]]を[[北アメリカ|北米]]からの海外生産車種として復活<ref>2022年末までに絶版予定。</ref>させた。また[[マツダ]]は2012年の[[マツダ・RX-8|RX-8]]の生産終了を最後に純粋なクーペ専用車種から撤退しているが、同社の主力車種である[[マツダ・ロードスター|ロードスター]]には2シーターのクローズド・クーペモデルが用意され続けている。
[[三菱自動車工業]]は純国産車では[[三菱・エクリプス|GTO]]([[2001年]]販売終了)、逆輸入車を含むと[[三菱・エクリプス|エクリプススパイダー]]([[2006年]]販売終了)が最後のクーペ系車種となっており、こちらも2024年現在のラインナップにクーペは存在しない。
▲[[日産自動車]]は他社がクーペを(一時的とはいえ)生産終了・販売終了させる中、一貫してクーペ車種をラインナップしており、[[2022年]]現在も[[日産・フェアレディZ|フェアレディZ]]と[[日産・GT-R|GT-R]]の生産・販売を継続している。
== クーペ一覧 ==
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