「東方永夜抄 〜 Imperishable Night.」の版間の差分
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『'''東方永夜抄 〜 Imperishable Night.'''』(とうほうえいやしょう インペリシャブル・ナイト)とは、[[同人サークル]][[上海アリス幻樂団]]によって制作された[[弾幕系シューティング]]ゲームであり、[[東方Project]]の第8弾にあたる作品である。
本作は、2004年4月18日開催の[[同人誌即売会|同人イベント]]「第1回[[博麗神社例大祭]]」にて体験版CD-ROMが販売され、5月14日に上海アリス幻樂団のウェブサイトでWeb体験版を公開<ref name="th08_official">[http://www16.big.or.jp/~zun/html/th08top.html 東方永夜抄 〜 Imperishable Night.]</ref>、8月15日開催の[[コミックマーケット]]66で製品版が販売された<ref name="2004-08-15">{{
作品のテーマは『[[竹取物語]]』である<ref>2004年10月30日に開催された[[ZUN (ゲームクリエイター)|ZUN]]の講演「東方の夜明け」([http://animeiji.jp.land.to/easterndawn/report1.html アフターレポートの1ページ目])。</ref>。また、本作は前2作の『[[東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.]]』『[[東方妖々夢 〜 Perfect Cherry Blossom.]]』と合わせて「Windows三部作」と位置付けられている<ref name="th08tr_omake">『永夜抄 体験版』付属の「おまけ.txt」。</ref>。
本項では、以降は『永夜抄』と称することとする。その他の本項で使用されている東方Project関連の略称については、[[東方Project#凡例]]を参照。
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: 1面中ボス,1面ボス。[[ホタル|蛍]]の[[妖怪]]<ref name="th08tr_omake"/><ref name="g_pp.37-38">『求聞史紀』pp.37-38「リグル・ナイトバグ」。</ref><ref name="bunka_pp.60-61">『文花帖(書籍)』pp.60-61。</ref>。
: 虫の妖怪だが、外見から確認できるそれらしいパーツは触角と羽のみで、それ以外は人間のような姿をしている<ref name="g_pp.37-38"/>。虫なので寒さと[[殺虫剤]]に弱い。『文花帖(書籍)』によれば、虫を食う種類の鳥は天敵らしい。
: ボーイッシュな見た目から男の子に見えるが女の子である。
:『文花帖(書籍)』では、虫の地位向上を目指すため、能力を用いて決められた時間に大量の虫を遣わせ知らせる「蟲の知らせサービス」という商売をしている。
; {{Anchors|ミスティア・ローレライ}}ミスティア・ローレライ
: 2面中ボス,2面ボス。[[夜雀]]と呼ばれる、鳥の妖怪<ref>『三月精 第3部』第13話。</ref>。
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:『求聞史紀』によれば、鈴仙は人間を避けている節があり、周りからは、自分からは人を襲うこともない変り種の妖怪と思われている。
; {{Anchors|八意 永琳}}八意 永琳(やごころ えいりん)
: 6面A中ボス,6面B中ボス,6面Aボス。月の賢者。[[薬師]]の一族である八意家きっての天才。その頭脳の高さを物語るのが彼女の能力である。彼女の能力は「あらゆる薬を作る程度の能力。天才。」というもので、わざわざ天才と書かれているぐらいの天才である。『永夜抄』「禁呪の詠唱チーム」ルートの6A面では月出身を自称したが、『儚月抄 小説版』第3話や『儚月抄 漫画版』第9話では地上出身を自称している。[[幻想郷#幻想郷外の主な種族|月人]]がまだ地上に住んでいた頃、[[東方儚月抄
:『永夜抄』で発生した「不完全な満月」の異変の実行犯である。
: かつて永琳は蓬莱山輝夜の教育係を務めていた<ref name="bou_n_01">『儚月抄 小説版』第1話。</ref>。そのころ輝夜の能力により[[幻想郷#その他の用語|蓬莱の薬]]を作るが、その薬を飲んだ罪として輝夜は月から追放される。月の使者のリーダーも務めていた永琳は地上へと輝夜を迎えに行くが、その際他の使者を皆殺しにして月から逃げる道を選んだ。やがて輝夜と共に逃亡生活を続けるうちに幻想郷の迷いの竹林に行き着き、以降、[[幻想郷#迷いの竹林|永遠亭]]に輝夜の能力を応用した魔法を施して<ref name="bou_n_01"/>誰も入り込まないようにして隠れ住んでいた。
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: 『永夜抄』EDなどで永琳は「輝夜は元々引きこもりがちだった」と言うが、輝夜本人は「永琳に閉じこめられた」と言っている。
; {{Anchors|藤原 妹紅}}藤原 妹紅(ふじわら の もこう)
: EXTRAボス。不老不死の人間。元音楽家。元はある貴族(愛新覚羅家)の娘であり、彼女の父は蓬莱山輝夜に求婚した際に、難題を吹っかけられ恥をかかされた。彼女はそれ以来、輝夜を目の敵にしている。
: 不老不死になった経緯は『[[東方儚月抄#
: 成長しない人間は周りから訝しがられ、同じ場所では暮らせないために山奥([[幻想郷]])に流れ着くまで転々と住む場所を変え、妖怪退治をしながら暮らしていた。300年前に幻想郷の竹林で輝夜を見かけて以来、輝夜が自分と同じく不老不死という点に共感に近い感情を抱く。
: 『永夜抄』付属の「キャラ設定.txt」では「今では輝夜と殺しあうのが日常である」とあり、『永夜抄』Extraステージでも輝夜から度々刺客が送られているようなことを発言している。実際、迷いの竹林ヘ暇つぶしに来た主人公たちが輝夜の名前を口にしたため、主人公たちを輝夜の刺客と勘違いし、戦闘になった。『文花帖(書籍)』には「輝夜とは犬猿の仲」とある。『儚月抄 4コマ版』では輝夜と仲良く行動することもある。『儚月抄』では輝夜が月に帰ることを恐れている。
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; [[博麗霊夢]]と[[東方妖々夢 〜 Perfect Cherry Blossom.#八雲 紫|八雲紫]]
: 博麗霊夢は、博麗神社の巫女。八雲紫は
: 幻想郷の境に住む妖怪、八雲紫は月の異変に気付いていたが、自分から行動するのは面倒であったため、同じく幻想郷の境に住む人間、博麗霊夢の元を訪れた。
: 博麗霊夢は、特定の条件で4面ボスとして登場する。この際は、いくら経っても夜が明けないため、異変だと察して神社を飛び出してきたという経緯である。
; [[霧雨魔理沙]]と[[
: 霧雨魔理沙は、人間の魔法使い。アリス・マーガトロイドは人形を操る妖怪で魔法使い。今作では「禁呪の詠唱チーム」を組む。
: 魔法の森に住む魔法使い、アリス・マーガトロイドはみんなが異変に無関心だったため、調査に乗り出てみたが行き詰まり、協力を仰ぐために同じくこの森に住む人間、霧雨魔理沙のところへ向かうことにした。
: 霧雨魔理沙は、特定の条件で4面ボスとして登場する。この際は、通常ならとっくに夜が明けてなければいけない時間が経ったが一向に夜は明けない、こりゃ面白そうだ、と慌てて出発したという経緯である。
; [[
: 十六夜咲夜は、紅魔館のメイド。レミリア・スカーレットは紅魔館の主で吸血鬼。今作では「夢幻の紅魔チーム」を組む。
: 紅魔館の主、吸血鬼のレミリア・スカーレットは、メイドの十六夜咲夜に家のことを任せて出発しようとしていた。しかし結局、咲夜もお守り役として付いて行かざるをえなくなった。
; [[
: 魂魄妖夢は、白玉楼の庭師で半人半霊の少女。西行寺幽々子は、白玉楼の主で亡霊。今作では「幽冥の住人チーム」を組む。
: 白玉楼の主、西行寺幽々子は「その辺を飛んでいるのを落とせばいつかは当たる」と言いながら、庭師の魂魄妖夢と共にふらふらと出発した。
自機ではないが、エンディングなどに以下の人物が登場する。
* [[八雲藍]]
* [[橙 (東方Project)|橙]]
* [[パチュリー・ノーレッジ]]
== ステージ ==
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# 少女綺想曲 〜 Dream Battle - 博麗霊夢のテーマ
# 恋色マスタースパーク - 霧雨魔理沙のテーマ
# シンデレラケージ 〜 Kagome-Kagome - 5面のテーマ(因幡てゐのテーマとしても扱われる)
# 狂気の瞳 〜 Invisible Full Moon - 鈴仙・優曇華院・イナバのテーマ
# ヴォヤージュ1969 - 6面のテーマ
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== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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