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|起点 = [[長野県]][[大町市]]<br />大黒町交差点({{Coord|36|30|48.90|N|137|51|24.60|E|region:JP-20|name=大黒町交差点}})
|終点 = [[新潟県]][[糸魚川市]]<br />横町交差点({{Coord|37|2|41.45|N|137|51|1.22|E|region:JP-15|name=横町交差点}})
|接続する主な道路 =
}}
{{座標一覧}}
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=== 路線データ ===
一般国道の路線を指定する政令<ref name=s40>{{Cite web|和書|url=https://
* 起点:[[大町市]](大黒町交差点 = [[国道147号]]起点、[[長野県道31号長野大町線]]・[[長野県道474号信濃大町停車場線]]終点)
* 終点:[[糸魚川市]](横町交差点 = [[国道8号]]交点)
* 重要な経過地 : [[長野県]][[北安曇郡]][[白馬村]]
* [[延長 (日本の道路)#総延長|総延長]] : 70.4 [[キロメートル|km]]<small>(新潟県 24.0 km、長野県 46.4 km)重用延長を含む。</small><ref name="encho">{{Cite web|和書|format=XLS|url=https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-data/tokei-nen/
* [[延長 (日本の道路)#重用延長|重用延長]] : 0.4 km<small>(新潟県 - km、長野県 0.4 km)</small><ref name="encho" /><ref group="注釈" name="encho" />
* [[延長 (日本の道路)#未供用延長|未供用延長]] : なし<ref name="encho" /><ref group="注釈" name="encho" />
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** 旧道 : なし<ref name="encho" /><ref group="注釈" name="encho" />
** 新道 : なし<ref name="encho" /><ref group="注釈" name="encho" />
* [[指定区間]]:なし<ref name=s33>{{Cite web|和書|url=https://
== 歴史 ==
古くから[[越後国|越後]]の糸魚川地方と[[信濃国|信州]]の関係は深く、海産物などの流通路、いわゆる「塩の道」ともよばれる[[千国街道]]で結ばれてきた{{Sfn|佐々木・石野・伊藤|2015|p=79}}。行商人が塩や干し魚などの重荷を背負って歩き、谷を遡って峠を越え、冬は雪崩にさえぎられるなど、難所続きの道であった{{sfn|「日本の道100選」研究会|2002|pp=92-93}}。明治時代に入ると、[[1879年]]([[明治]]12年)[[6月7日]]、新潟県道により「須沢(国道三等点)ヨリ大谷内小滝山ノ坊ヲ経テ長野県下来馬駅二至ル線路」として県道三等に仮指定された<ref name="is2">『糸魚川市史 昭和編2』(2006年3月31日、糸魚川市発行)33 - 35ページ。</ref>。
その後、塩の道に代わるルートとして谷を流れる[[姫川]]沿いに、荷車や馬車が通行可能な平坦な馬車道としての開削が望まれるようになり、[[1882年]](明治15年)に[[長野県]]が打ち出した七道開墾事業の一つとして計画され、[[1883年]](明治16年)に実測調査を開始し、[[1885年]](明治18年)[[5月]]に着工。[[1886年]](明治19年)[[10月]]に大町から[[新潟県]]境までの工事が完了し、[[1890年]](明治23年)に大町糸魚川線として仮定県道指定され、[[1892年]](明治25年
[[1920年]]([[大正]]9年)[[4月1日]]には新潟県告示により'''県道糸魚川松本線'''となり<ref name="is2" />、[[1936年]]([[昭和]]11年)[[9月25日]]には内務省告示で'''県道27号糸魚川松本線'''となった<ref>『糸魚川市史 昭和編 年表・索引』(2007年3月31日、糸魚川市発行)9ページ。</ref>。この間にも[[1932年]](昭和7年)に小谷橋、[[1937年]](昭和12年)に[[親沢橋]]、[[1939年]](昭和14年)に川尻の[[姫川橋 (小谷村)|姫川橋]]と東橋がコンクリートの永久橋に改良されるなど、若干の道路改良が進められた<ref name="otr">『小谷村誌 社会編』(1993年9月30日、小谷村誌刊行委員会発行)283 - 284ページ『国道昇格と道路改良』より。</ref>。
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国道の本格的な除雪は昭和30年代後半から始まったが、道幅も狭く除雪機の数が少なかったため大雪などの時は対応困難であったが、[[1965年]](昭和40年)から国や長野県からの補助を受けて除雪車の導入を図り、国道の主要部分の除雪が可能となった<ref>『小谷村誌 社会編』(1993年9月30日、小谷村誌刊行委員会発行)287ページ。</ref>。
防雪設備の整備は、[[雪寒法]]の制定により、雪崩防止柵や擁壁が当初設置されたが、その目的が果たすことができず、[[1961年]](昭和36年)より[[スノーシェッド]]の整備が着手された。以来、スノーシェッド設置の進ちょく状況により、それまでの冬季における除雪が一部区間に限られていたが、整備のかいがあり、[[1980年]](昭和55年)に全線の完全除雪を達成した。だが、翌[[1981年]](昭和56年)は豪雪により、70日
[[1995年]]([[平成]]7年)は信越地方を襲った集中豪雨により[[7.11水害]]が発生し、国道148号は未曽有の被害を受けることとなった。しかし、[[1998年]](平成10年)の[[長野冬季オリンピック]]開催までのあいだに、整備を進めてきた改良工事も供用され、災害復旧も新国界橋を除いて完了したことにより、オリンピック会場への連絡道路としての効用を果たしている{{sfn|「日本の道100選」研究会|2002|pp=92-93}}。
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[[File:Snow shed on National Highway Route 148 (Yamanobo, Itoigawa City, Niigata Prefecture).jpg|thumb|姫川渓谷沿いのスノーシェッド<br>(新潟県糸魚川市大字山之坊)]]
; 長野県内
: [[小谷村]]中小谷丙の下里瀬(くだりせ)から、北小谷まで下里瀬・中土・平倉・外沢とトンネルが続く。小谷村の現道は小谷道路といい、千国街道(糸魚川街道)のバイパスでもある。北小谷を流れる姫川には小谷大橋が架かり、沿道に[[道の駅小谷]]がある。この付近では1995年の[[7.11水害]]の際に損壊したスノーシェッドが、道路脇に今も残る。長野・新潟県境にかけて、塩坂トンネル、湯原トンネルをくぐると、[[蒲原沢]]に架かる[[国界橋]]を渡り、新潟県糸魚川市に入る。
; 新潟県内
: 大所トンネルをくぐり、平岩集落より北側にある姫川渓谷沿いは、[[シェッド|スノーシェッド]]の連続である。県境の糸魚川市大所から根小屋までの約15 km区間にある防雪施設は、スノーシェッド(約5.9 km)、雪崩防止柵(約0.6 km)が続き、他にトンネル(延長計4.0 km)がある{{sfn|「日本の道100選」研究会|2002|p=93|ps=。これら防雪施設の延長は、平成12年度末時点のもの。}}。
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== 地理 ==
[[松本市]]より北は広々した平坦地が続く[[安曇野]]で、信濃大町を過ぎて信濃川水系の[[高瀬川 (長野県)|高瀬川]]と[[姫川]]の分水稜となる[[佐野坂峠]]を通る{{Sfn|佐々木・石野・伊藤|2015|p=79}}。[[白馬村]]付近では、[[北アルプス]]の山並みが大きく迫る眺めが見られる{{Sfn|佐々木・石野・伊藤|2015|p=79}}。沿線は、北アルプスの山岳の秘湯や温泉宿、リゾートホテルがある温泉地が数多くあり、多くの観光客でにぎわうところである。オリンピック会場にもなった白馬や八方尾根周辺は、スキー場も多い。
; 長野県内
[[File:ROUTE-148 Hakuba-station.jpg|thumb|大糸線の白馬駅前で。]]
[[File:R148-2021-146.jpg|thumb|長野県北安曇郡小谷村高橋<br />
: 起点の一中東交差点は、大町バイパスの途中交差点となっている。大町バイパス終点の南借馬交差点を抜け、少し走ると左手に[[仁科三湖]]([[木崎湖]]、[[中綱湖]]、[[青木湖]])を見て、[[大町市]]と[[北安曇郡]][[白馬村]]の境界をまたぐ[[佐野坂峠]]を越える。峠を過ぎ、北安曇郡白馬村より北へは姫川の流れに沿って並走して神城まで長い下り坂となっている。左手には、北アルプス[[白馬連峰]]を見ることができる。白馬の市街地を過ぎると、姫川沿いに出て深い谷に入っていく。北安曇郡[[小谷村]]に入ると、道路の線形性は悪くなる。小谷の中心である雨中(うちゅう)を通り、下里瀬(くだりせ)にでる。
; 新潟県内
[[File:R148-2021-236.jpg|thumb|新潟県糸魚川市大野<br />
: 長野・[[新潟県]]境はトンネルが続き、平岩集落に出る。平岩交差点を右折すると、国道148号の旧道となっており、[[平岩駅]]、[[姫川温泉]]、[[白馬大仏]]、[[葛葉峠]]へ行くことができる。平岩を通過すると、姫川渓谷沿いを走る。小滝まで出ると、谷が開けてきて糸魚川の街を見ることができる。[[北陸自動車道]][[糸魚川インターチェンジ|糸魚川IC]]を過ぎ、左手に明星セメントの工場を見ることができる。[[えちごトキめき鉄道]][[日本海ひすいライン]]を渡ると、[[糸魚川市]]街地に出る。終点の横町交差点で[[国道8号]]へ接続する。
=== 通過する自治体 ===
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=== 交差する道路 ===
[[File:Cross Route 148 and 406 in Hakuba (2).jpg|thumb|[[国道406号]]との分岐<br />長野県北安曇郡白馬村北城]]
; 長野県大町市
* '''[[国道147号]]'''・[[長野県道31号長野大町線]]・[[長野県道474号信濃大町停車場線]]:大黒町交差点、起点
* '''国道147号'''・[[長野県道326号槍ヶ岳線]]:一中東交差点
* [[長野県道45号扇沢大町線]]:俵町一丁目交差点
214行目:
* 長野県道433号千国北城線:千国
* [[長野県道330号奉納中土停車場線]]:下里瀬交差点
* [[長野県道114号・新潟県道225
; 新潟県糸魚川市
* [[新潟県道375号平岩停車場蒲原線]]:国界橋付近
220行目:
* 新潟県道483号山之坊大峰小滝線:小滝
* [[新潟県道526号蒲池西山線]]:小滝
* [[長野県道114号・
* [[新潟県道156号頸城大野停車場線]]:大野
* [[新潟県道222号西中糸魚川線]]:上刈5丁目交差点 - 横町南交差点で重複
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