「乾パン」の版間の差分
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包装を[[缶詰]]にしさらに保存性を高めた製品がある。缶詰の製品には糖分を補うため、唾液を出やすくする目的で、しばしば[[氷砂糖]]や[[金平糖]]が同梱されている。乾パンは[[小麦粉]]、[[砂糖]]、[[食塩]]、[[ショートニング]]などに[[酵母|イースト]]を加えて[[発酵]]させた後、140-150℃で焼き上げる。[[水分]]が少ないため、食感は最初は硬くて味のないビスケットのようであるが、良くかめば口の中に[[コムギ|小麦]]の香ばしさと甘みが広がる。栄養価を高め食味を向上させるために、黒[[ゴマ]]を加える場合もある。
非常食用の物は平均2.3%ほど(メーカーにより割合が微妙に僅差する)[[ベントナイト]]を添加し、膨潤性(水分を含むと体積が増加する)を持たせて満腹感を持続させ腹持ちを良くしたものが多い。ベントナイトは[[珪藻土]]とともに加藤清正が[[熊本城]]の築城に際して篭城を想定して[[芋茎#乾燥したもの]]とともに非常食用の土壁としても利用した
飢餓・大災害・戦災に遭った国・地域に対して、緊急援助物資として送られることも多い。燃料や水すら満足に確保できないほど困窮している状況下では調理の必要がなく、飲料水がなくてもある程度喫食できることでありがたがられることもあるが、困窮の程度があまりひどくない場合には味の面で不評を買うこともある([[菓子]]として普及した戦後のものは、かなり美味になっている)。
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