Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

TOGETHER NOW』(トゥギャザー・ナウ)は、JEAN MICHEL JARRE & TETSUYA "TK" KOMURO(後の「VIZITORS」)が1998年4月22日にリリースしたシングルである。

『TOGETHER NOW』
JEAN MICHEL JARRE & TETSUYA "TK" KOMUROシングル
リリース
録音 TK SEQUENCE 1105St,tokyo
Record Plant, Hollywood
ジャンル テクノ
ニューエイジ
ドラムンベース
レーベル EPIC / Sony Records
プロデュース JEAN MICHEL JARRE & TETSUYA "TK" KOMURO
テンプレートを表示

概要

編集
  • FIFA(国際サッカー連盟)主催「1998 FIFAワールドカップフランス大会公式テーマソングである。
  • リードヴォーカルにOLIVIA、ラップにマーク・パンサー(#2のみ)が参加している。
  • OLIVIAの起用は「エンジェルボイスが欲しい」という所から始まり、小室としては珍しくオーディション無しで直感で即座にオファーを出した[1]
  • ジャケットのアートディレクション・デザインはタイクーングラフィックスが手掛けている。
  • 1997年12月にジャンが小室を自宅スタジオに招きいれ、まずジャンによるアンセムを基調にした原曲のデモテープを流した。小室もお返しとしてMUSEUMのデモテープを聴かせた。それに合わせてジャンが新しくリズムを録る等をして、ミキシング・コンソールの前でアイディア交換を繰り返した。その数時間で大方の方向性をまとめ上げた[2][1]。その後ロサンゼルスの小室の当時のスタジオでボーカルとリズムパートのレコーディングを行い、ジャンのパリのスタジオとの間でマスターテープの交換を繰り返して完成させた。大部分のメロディの作曲はジャンが行い、小室は主にドラムンベースのリズム・パーカッションの音を目立たせ、テンポの速いパートを中心にしたアレンジを担当した[3][4][1]
  • 最初は48色の音色・78BPMをベースにしながら、途中で倍速の156BPMに転調、音色も最大96色使用した。ゴスペル出身の8人のコーラスに同じフレーズを4回繰り返して歌ってもらい、何十人もの歌声に聞こえるように加工している。ドラムパートはドラマーだけで再現しようとしたら、それこそ膨大な人数がいないと不可能なマーチングバンドの様な細かさのある仕上がりにしている[5]
  • 小室は1998年4月29日、台場で開催された「フランスまつり」のオープニングセレモニーに出席し、参列したジャック・シラク(当時のフランス大統領)の前で本楽曲を披露した[6]

収録曲

編集
  1. TOGETHER NOW - original full mix
  2. TOGETHER NOW - parlez vous francais mix
  3. TOGETHER NOW - radio edit(Breakdown mix)
  4. Oxygene 13 TK Remix
  5. TOGETHER NOW - Instrumental

収録アルバム

編集
  • ALLEZ!OLA!OLE! The Music Of The World Cup
    • フランスワールドカップの公式アルバム
    • ワールドカップ出場国のアーティストが楽曲を提供している

脚注

編集
  1. ^ a b c ソニー・マガジンズ刊『ギターブック』1998年7月号「小室哲哉 TOGETHER NOW」85Pより。
  2. ^ ソニー・マガジンズ刊「WHAT's IN?」1998年4月号「SUPER TALK SESSION JEAN MICHEL JARRE & TETSUYA "TK" KOMURO 国境を越える音楽のアイデンティティ」111Pより。
  3. ^ 日経BP刊『日経エンタテインメント!』1998年7月号より。
  4. ^ 立東社刊『KB special』1998年7月号より。
  5. ^ 世界文化社刊「家庭画報」1998年6月号「小室哲哉 体が忘れない近未来の音で魅せる」349P-350Pより。
  6. ^ 小室に“トレビアン” シラク仏大統領感激!!スポーツニッポン、1998年4月30日。