貝髷
貝髷(ばいまげ)とは髷を巻貝のように形作った女性の髪形。別名お梶(おかじ)。
簪で結う髷
編集貝髷は江戸時代の初期に遊郭で考案された髪型で、簪を芯に髪を巻貝状に巻いて髷にする変わった結い方をする髪型。
図画資料によると、江戸時代前期には後ろにのめるように斜めに髷を作るようになったのだが、中期に再びまっすぐに作るように戻った。
女性の路上芸人がよく結ったため、髪が土埃をかぶるのを防ぐ目的で手拭や水木帽子などの被り物と併用することが多い。
外部リンク
編集- 貝髷の鬘 - ウェイバックマシン(2019年11月1日アーカイブ分)
- ばい髷風に巻き上げた女性 - 江戸後期から明治時代にかけて結われていた梳き髪を高く巻き上げた明治後期の変形。