藤原紘通
藤原 紘通(ふじわら ひろみち、1985年1月15日 - )は、長崎県長崎市出身の元プロ野球選手(投手)。
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 長崎県長崎市 |
生年月日 | 1985年1月15日(39歳) |
身長 体重 |
178 cm 78 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2008年 ドラフト1位 |
初出場 | 2009年6月21日 |
最終出場 | 2011年8月19日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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来歴・人物
編集プロ入り前
編集長崎市立小ヶ倉中学校、長崎南山高等学校では3年夏県大会準優勝[1]。福岡大学では4年の大学選手権2回戦で白仁田寛和をリリーフしたが青学大に延長12回サヨナラ負け[2]。
2007年にNTT西日本に入社。硬式野球部に入部すると、エースの笠木伸二、ベテランの徳留慶らとともに投手陣を支え、2007年、2008年ともに都市対抗野球大会・日本選手権出場に貢献。
2008年度ドラフト会議で、東北楽天ゴールデンイーグルスと阪神タイガースにそれぞれ野本圭・松本啓二朗の外れ1位で指名され、抽選で交渉権を獲得した楽天に入団。
プロ入り後
編集2009年、春季キャンプから1軍に帯同するが、左肩炎症で離脱し開幕を二軍で迎える。投球練習が再開できるようになった5月頃、後に武器となるスローカーブを覚える。6月21日の対阪神タイガース戦(阪神甲子園球場)でプロ入り初登板、初先発するが、4回3失点で敗戦投手に[3]。8月5日の対オリックス・バファローズ戦(京セラドーム大阪)で9回を1安打無失点、打者27人で準完全試合でプロ入り初勝利を挙げた[4]、新人の初勝利が準完全試合だったのは日本プロ野球史上初[5]。その後、後半戦の先発ローテーションの一角となった。最終的に5勝4敗、防御率4.04という成績を残した。北海道日本ハムファイターズとのクライマックスシリーズの第2ステージの4戦目で先発するが、2回4失点で降板し敗戦投手となり[6]、この試合に敗れた楽天のCS敗退が決定。
2010年、先発ローテーション入りするが不安定な投球が多く5月初頭に二軍落ち。6月中頃に左肘の内側側副靱帯の再建手術と骨棘の除去を行う事が発表された。
2011年、前年の左肘の手術の影響で開幕は2軍スタート。8月になりようやく一軍に上がり、8月19日の対福岡ソフトバンクホークス戦で先発するも2回2/3を投げたところで2失点で左肘を痛め負傷降板[7]。私生活では9月に第1子が誕生したが[8]、11月25日に支配下登録選手から育成選手へ契約を変更するとともに、背番号を121に変更した[9]。
2012年、開幕当初こそ育成選手だったが、6月1日に支配下登録選手に復帰。復帰を機に、背番号を前年までの15に戻した[10]。しかし、一軍公式戦への登板機会はなかった。
2013年、2年連続で一軍のマウンドに復帰できないまま、10月4日に球団より戦力外を通告[11]。通告後に第1回12球団合同トライアウトへ参加したものの、11月下旬には現役からの引退を決意した[12]。
現役引退後
編集選手としての特徴
編集詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2009 | 楽天 | 17 | 14 | 1 | 1 | 1 | 5 | 4 | 0 | 1 | .556 | 356 | 84.2 | 83 | 6 | 28 | 2 | 7 | 49 | 4 | 0 | 39 | 38 | 4.04 | 1.31 |
2010 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | .250 | 78 | 14.1 | 30 | 6 | 6 | 0 | 1 | 8 | 0 | 0 | 25 | 19 | 11.93 | 2.52 | |
2011 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 15 | 2.2 | 4 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | 6.75 | 3.00 | |
通算:3年 | 22 | 19 | 1 | 1 | 1 | 6 | 8 | 0 | 1 | .429 | 449 | 101.2 | 117 | 12 | 38 | 2 | 8 | 58 | 4 | 0 | 66 | 59 | 5.22 | 1.53 |
記録
編集- 初登板・初先発:2009年6月21日、対阪神タイガース4回戦(阪神甲子園球場)、4回3失点で敗戦投手
- 初奪三振:同上、1回裏に金本知憲から空振り三振
- 初ホールド:2009年7月20日、対福岡ソフトバンクホークス12回戦(福岡Yahoo! JAPANドーム)、7回裏に2番手で救援登板、1回2/3を1失点
- 初勝利・初完投勝利・初完封勝利:2009年8月5日、対オリックス・バファローズ12回戦(京セラドーム大阪) ※被安打1・無四死球・打者27人の"準完全試合"[13]
背番号
編集- 15 (2009年 - 2011年、2012年途中 - 2013年)
- 121 (2012年 - 同年途中)
- 114 (2014年 - 2019年)
登場曲
編集脚注
編集- ^ 2009スポニチプロ野球選手名鑑
- ^ 週刊ベースボール増刊 大学野球2006秋季リーグ戦展望号 ベースボールマガジン社
- ^ 阪神が継投で逃げ切る 能見3勝目 スポーツニッポン2009年6月21日配信
- ^ 楽天ルーキー 藤原“27人斬り”完封プロ初勝利スポーツニッポン2013年8月5日配信
- ^ ノムさんも大喜び!新人左腕プロ初勝利は27人斬り!スポーツニッポン2013年8月6日配信
- ^ 試合結果 スポーツニッポン2009年10月24日配信
- ^ 今季初登板の藤原にアクシデント…3回途中降板スポーツニッポン2011年8月19日配信
- ^ 藤原紘通選手 第一子誕生のお知らせ楽天球団公式サイト2011年9月24日配信
- ^ 来季の選手契約に関して楽天球団公式サイト2011年11月25日配信
- ^ 【藤原紘通選手】支配下登録に関して楽天球団公式サイト2012年6月1日配信
- ^ 来季の選手契約に関して楽天球団公式サイト2013年10月4日配信
- ^ 【惜別球人2013】楽天藤原 打撃投手で再出発 初登板で準完全「家族もいる 区切りつけた」 スポーツニッポン2013年12月21日配信
- ^ 【8月5日】2009年(平21) 新人では初!藤原紘通 初勝利は準完全試合 スポーツニッポン2011年8月5日配信
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 藤原紘通 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube