相老駅
群馬県桐生市にあるわたらせ渓谷鐵道・東武鉄道の駅
相老駅(あいおいえき)は、群馬県桐生市相生町二丁目にあるわたらせ渓谷鐵道と東武鉄道の駅である。
相老駅 | |
---|---|
駅舎 | |
あいおい AIOI | |
所在地 | 群馬県桐生市相生町二丁目756 |
所属事業者 |
わたらせ渓谷鐵道 東武鉄道 |
電報略号 |
アオ←アヲ(転換前) アオ(東武) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 計3面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
(東武)-2023年- [東武 1]729人/日 (わたらせ渓谷)-2021年- 135人/日 |
開業年月日 | 1911年(明治44年)4月15日[1]* |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線 |
駅番号 | WK03 |
キロ程 | 3.1 km(桐生起点) |
◄WK02 下新田 (1.2 km) (1.1 km) 運動公園 WK04► | |
所属路線 | ■東武桐生線 |
駅番号 | TI56 |
キロ程 | 16.9 km(太田起点) |
◄TI 55 新桐生 (2.3 km) (3.4 km) 赤城 TI 57► | |
備考 | 共同使用駅(わたらせ渓谷鐵道の管轄駅) |
* 東武鉄道開業は1913年(大正2年) |
わたらせ渓谷鐵道のわたらせ渓谷線と、東武鉄道の桐生線が乗り入れ、接続駅となっている。駅番号はわたらせ渓谷鐵道がWK03、東武鉄道がTI 56。
駅名は、駅の所在地である旧相生村の地名をそのまま使用すると兵庫県の相生駅と重なることと、共に老いるという考えから『生』を『老』に変更した[2]。
JRのみならず日本の駅を五十音順に並べると、同音異字駅である兵庫県の相生駅(JR西日本)、岐阜県の相生駅(長良川鉄道)とともに一番先頭になる[3]。
歴史
編集- 1911年(明治44年)4月15日:足尾鉄道の相生駅として開業[1]。
- 1912年(明治45年)7月1日:相老駅に改称[1]。
- 1913年(大正2年)3月19日:東武鉄道の相老駅が開業。
- 1918年(大正7年)6月1日:足尾鉄道が国有化され、国有鉄道と東武鉄道の駅となる。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道と東武鉄道の駅となる[1]。
- 1989年(平成元年)3月29日:足尾線がわたらせ渓谷鐵道に移管[1]。
- 1991年(平成3年):ホーム延長により、急行(現・特急)「りょうもう」が停車を開始。
- 2011年(平成23年)3月29日:東口駅前広場の整備事業によりロータリーが完成。
駅構造
編集地上駅。木造駅舎を有する。共同使用駅で、わたらせ渓谷鐵道の社員が終日に渡って駅業務を行う。改札口を2社で共用している。東武線出入場用PASMO簡易改札機を備えるがわたらせ渓谷鐵道線は全てのICカードが利用不可。駅舎は東側にあり、各ホームは跨線橋により連絡しているほか、改札外に線路の東西を連絡する跨線橋が設置されている。
駅舎内には出札窓口、わたらせ渓谷線自動券売機1台、東武線自動券売機1台がある。東武線特急券及びわたらせ渓谷線トロッコ整理券は出札窓口にて、交通系ICカードへのチャージは改札窓口での取り扱いとなっている。
のりば
編集わたらせ渓谷鐵道のりば | ||||
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■わたらせ渓谷線 | 上り | 桐生方面 | |
2 | 下り | 大間々・足尾・間藤方面 | ||
東武鉄道のりば | ||||
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
3 | 桐生線 | 上り | 太田・ 伊勢崎線 館林・ 東武スカイツリーライン 北千住・とうきょうスカイツリー・浅草方面 |
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4 | 下り | 赤城ゆき |
配線図
編集凡例 出典:[4] |
利用状況
編集東武鉄道における2023年度の1日平均乗降人員は729人である[東武 1][5]。
わたらせ渓谷鐵道における2021年度の1日平均乗降人員は135人である[6]。
相互乗換の他、工場通勤客の利用も多い。
年度 | 1日平均乗降人員 | |
---|---|---|
東武鉄道[5] | わたらせ 渓谷鐵道[6] | |
2003年(平成15年) | 795 | |
2004年(平成16年) | 796 | |
2005年(平成17年) | 801 | |
2006年(平成18年) | 771 | |
2007年(平成19年) | 763 | |
2008年(平成20年) | 776 | |
2009年(平成21年) | 723 | 226 |
2010年(平成22年) | 727 | 209 |
2011年(平成23年) | 710 | 176 |
2012年(平成24年) | 768 | 182 |
2013年(平成25年) | 757 | 164 |
2014年(平成26年) | 771 | 179 |
2015年(平成27年) | 809 | 234 |
2016年(平成28年) | 797 | 204 |
2017年(平成29年) | 797 | 188 |
2018年(平成30年) | 790 | 188 |
2019年(令和元年) | 696 | 178 |
2020年(令和 | 2年)[東武 2]398 | 122 |
2021年(令和 | 3年)[東武 3]586 | 135 |
2022年(令和 | 4年)[東武 4]693 | |
2023年(令和 | 5年)[東武 1]729 |
駅周辺
編集「相生町 (桐生市)」も参照
バス路線
編集駅東側のロータリーに乗り場がある。
停留所 | 運行事業者 | 系統 | 行先 |
---|---|---|---|
相老駅 | おりひめバス (桐生朝日自動車) |
相生線 | 桐生駅北口 / さくらもーる |
川内線支線 | ヤオコー相生店 / 自然観察の森・吹上 |
隣の駅
編集- わたらせ渓谷鐵道
- ■わたらせ渓谷線
- トロッコ列車「トロッコわっしー号」停車駅
脚注
編集出典
編集- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、462-463頁。ISBN 9784533029806。全国書誌番号:99032190。
- ^ マイナビ出版編集部 編『徹底カラー図解 東武鉄道のしくみ』マイナビ出版、2016年。ISBN 978483996035-3。
- ^ “50音順「最後のJR駅」廃止へ 2017年3月ダイヤ改正で”. 乗りものニュース (2016年12月20日). 2022年2月28日閲覧。
- ^ 川島令三『東北ライン 全線・全駅・全配線』 第1巻 (両毛エリア)、講談社、2014年7月、50-55頁。ISBN 9784062951685。全国書誌番号:22454780。
- ^ a b “レポート”. 関東交通広告協議会. 2024年1月22日閲覧。
- ^ a b “市内鉄道の年間乗降客数”. 桐生市. 2024年1月22日閲覧。
- 東武鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c 『駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、4頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブ 。2024年5月18日閲覧。
- ^ 『東武会社要覧2021』(pdf)(レポート)東武鉄道、69頁。オリジナルの2022年4月19日時点におけるアーカイブ 。2023年11月3日閲覧。
- ^ 『東武会社要覧2022』(pdf)(レポート)東武鉄道、69頁。オリジナルの2023年6月12日時点におけるアーカイブ 。2023年11月3日閲覧。
- ^ 『東武会社要覧2023』(pdf)(レポート)東武鉄道、69頁。オリジナルの2023年11月5日時点におけるアーカイブ 。2023年11月3日閲覧。