富永俊夫
日本の遠泳家
富永 俊夫(とみなが としお、1943年5月1日 - )は、日本の遠泳家。修道中学校・高等学校、慶應義塾大学出身。現在、津軽海峡単独遠洋横断の世界最高齢記録(73歳)を所持している。[1]広島県呉市出身。広島市西区在住。
来歴
編集学生時代には水泳や水球の選手として活躍した。その後、大手家電メーカーに就職した。退職後に、水泳を再開し[2]以下の経験を持つ。
- 2009年にはトルコのボスポラス海峡を横断[2]。
- 2013年にはイギリスとフランスの間のドーバー海峡の単独横断にも挑戦した。しかし、残り数キロメートルの場所で断念。
- 2016年9月7日には9:58:16で、泳いで渡るのが難しいとされる世界の七海峡「オーシャンズセブン」の一つとされる津軽海峡を完泳し、世界最高齢記録(73歳)を打ち立てた。これは、2015年9月に樹立されたメキシコ人男性による56歳という記録を大きく破った[3][1]。
- 2017年には原爆ドームから厳島神社までの世界遺産間の遠泳に成功した。
- 2019年には光州世界マスターズ水泳選手権のオープンウオータースイミングの75~79歳クラスで優勝した。同種目では日本人で唯一の優勝となった[4]。
その他
編集80歳までは頑張りたいと話している。
脚注
編集- ^ a b “73歳、津軽海峡泳いで横断 最高齢記録(写真=共同)”. 日本経済新聞 (2016年9月7日). 2021年10月22日閲覧。
- ^ a b “津軽海峡横断に挑戦 広島の73歳男性、最高齢記録目指し”. 日本経済新聞 (2016年9月5日). 2021年10月22日閲覧。
- ^ えふびー (2016年11月21日). “津軽海峡・富永俊夫(2016年9月7日)”. オーシャンナビ公式ホームページ. 2021年10月22日閲覧。
- ^ “水泳 世界マスターズ選手権 オープンウオータースイミング75~79歳クラス 広島の富永さんが優勝”. 47NEWS. 2021年10月23日閲覧。