大正三美人
大正時代に美人といわれた3人
三美人
編集九条武子・柳原白蓮・江木欣々の3人とされる。または、九条武子・柳原白蓮・林きむ子の3人とされる場合もある[1][注釈 1]。
- 九条武子
- 1887年(明治20年) - 1928年(昭和3年)
- 旧姓・大谷武子。1887年、京都西本願寺・大谷光尊の二女として生まれる。1909年、男爵・九条良致と結婚。才色兼備の歌人として知られた。
- 柳原白蓮
- 1885年(明治18年) - 1967年(昭和42年)
- 北小路資武と結婚したがほどなく離婚。九州の炭鉱王・伊藤伝右衛門と再婚したが、宮崎龍介との駆け落ちした白蓮事件で話題をふりまく。1923年、宮崎と結婚し、情熱的歌人として知られた。菊池寛 の小説『真珠夫人』や映画『麗人』のモデルとなり、2014年連続テレビ小説の「花子とアン」では葉山蓮子として描かれる。
- 江木欣々
- 1877年(明治10年) - 1930年(昭和5年)
- 新橋の芸者で、法律学者・江木衷と結婚し、社交界で名を知られた。江木と死別した後の1930年、異父弟・早川徳次の家で自殺(縊死)。
- 林きむ子
- 1884年(明治17年) - 1967年(昭和42年)
- 芸能一家に生まれ、あらゆる芸事を身につけた。1904年に代議士の日向輝武と結婚して社交界の花となるが、夫の死後、詩人の林柳波と結婚、スキャンダルとなる。舞踊家としては林流を創始した。日本舞踊協会監事。「美顔水」の考案者でもある。
-
九条武子
-
柳原白蓮
-
江木欣々
-
林きむ子
脚注
編集注釈
編集出典
編集参考文献
編集- 生田誠『女流作家のモダン東京 花子と白蓮が歩いた街』河出書房新社、2015年1月。ISBN 978-4-309-75014-9。
- 森まゆみ『大正美人伝 ― 林きむ子の生涯』文藝春秋〈文春文庫〉、2003年7月(原著2000年)。ISBN 978-4167421038。