多田ヶ岳
多田ヶ岳(ただがだけ)は、福井県小浜市にある山である。標高712m。行基が修験のため開山したと伝わる。
多田ヶ岳 | |
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北西稜線の登山道から見た多田ヶ岳 | |
標高 | 712.0 m |
所在地 |
日本 福井県小浜市 |
位置 | 北緯35度27分03.9秒 東経135度45分45.4秒 / 北緯35.451083度 東経135.762611度座標: 北緯35度27分03.9秒 東経135度45分45.4秒 / 北緯35.451083度 東経135.762611度 |
山系 | 丹波高地 |
多田ヶ岳の位置 | |
プロジェクト 山 |
概要
編集多田ヶ岳は、小浜市南東に位置し一見独立した山に見える。山麓部や南側斜面ではかなり植林が進んでいる。地形が急峻な沢沿いには渓谷が多数あり、小規模な滝も点在している。多田川、遠敷川、南川等の水源であり、遠敷川の鵜の瀬もある。
自然
編集北側斜面尾根上の標高400m付近に、老齢巨木からなるアカマツ林が分布している。樹高は20m 以上に達し、胸高直径が1m 近いものも見られる。他にヤマザクラ、タカノツメ、イヌシデ、ヤマモミジ、コシアブラ、エゴノキ、ネジキなどの落葉樹やヒサカキ、サカキ、アセビ、シロダモなどの常緑樹がある。
信仰とのつながり
編集北側の山麓に多田寺があり修験の山、信仰の山として栄えた。別名長尾山ともいう。小浜市の市民にとって、久須夜ヶ岳と並びなじみの深い山である。山麓には神社仏閣が多く、JR小浜線から華麗な勇姿な山容が望める。