堀宣行
堀 宣行(ほり のりゆき、1967年11月9日 - )は日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属の調教師である。
堀宣行 | |
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2016年スプリングステークス表彰式 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 千葉県[1] |
生年月日 | 1967年11月9日(57歳)[1] |
所属団体 | JRA |
初免許年 | 2002年(2003年開業)[2] |
経歴 |
来歴
編集2002年に調教師免許を取得し、2003年に厩舎を開業[2]。同年3月15日、エレガントレガーロで初出走[1]。初勝利は同年5月17日ミスタータダヒロで達成[1]。
2006年、函館スプリントステークスをビーナスラインが制しJRA重賞初勝利を挙げる[3]。
2010年の高松宮記念をキンシャサノキセキで勝利し、GI初制覇[4]。
2011年度JRA賞最高勝率調教師を受賞する[5]。
2015年にはドゥラメンテで皐月賞、日本ダービーを制覇。21世紀に入ってからは、美浦所属の調教師としては2009年にロジユニヴァースで制した萩原清に続いてのダービートレーナーとなった。[6]またモーリスで安田記念、マイルチャンピオンシップ、香港マイルを制しJRA賞年度代表馬及び最優秀短距離馬に選出された。[7]自身としては、JRA賞最多勝利調教師とJRA賞最高勝率調教師の2冠を達成する[8]。
調教師成績
編集日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初出走 | 2003年3月15日 | 1回中京3日11R | 鈴鹿特別 | エレガントレガーロ | 16頭 | 13 | 12着 |
初勝利 | 2003年5月17日 | 1回東京7日2R | 3歳未勝利 | ミスタータダヒロ | 16頭 | 2 | 1着 |
重賞初出走 | 2003年12月6日 | 6回中山1日11R | ステイヤーズS | マイネルエスケープ | 10頭 | 9 | 6着 |
重賞初勝利 | 2006年7月2日 | 1回函館6日11R | 函館スプリントS | ビーナスライン | 13頭 | 13 | 1着 |
GI初出走 | 2006年5月17日 | 2回東京6日11R | NHKマイルC | キンシャサノキセキ | 18頭 | 6 | 3着 |
GI初勝利 | 2010年3月28日 | 2回中京8日11R | 高松宮記念 | キンシャサノキセキ | 18頭 | 1 | 1着 |
受賞
編集- 優秀調教師賞(関東)(2009年 - 2020年)
- JRA賞最高勝率調教師(2011年、2015年 - 2016年)
- JRA賞最多勝利調教師(2015年)
- JRA賞最多賞金獲得調教師(2016年)
- JRA賞優秀技術調教師(2016年 - 2017年)
主な管理馬
編集GI級競走優勝馬
編集太字はGI・JpnI競走
- キンシャサノキセキ(2010年・2011年高松宮記念連覇[9])
- ジャガーメイル(2010年天皇賞(春)[10])
- リアルインパクト(2011年安田記念、2014年阪神カップ[11]、2015年 ジョージライダーステークス[12])
- ストロングリターン(2011年京王杯スプリングカップ、2012年安田記念[13])
- ドゥラメンテ(2015年皐月賞、東京優駿、2016年中山記念[14])
- モーリス(2015年ダービー卿チャレンジトロフィー、安田記念、マイルチャンピオンシップ、 香港マイル、2016年 チャンピオンズマイル、天皇賞(秋)、 香港カップ[15])
- サトノクラウン(2014年東京スポーツ杯2歳ステークス、2015年弥生賞、2016年京都記念、 香港ヴァーズ、2017年京都記念、宝塚記念[16])
- ネオリアリズム(2016年札幌記念、2017年中山記念[17]、 クイーンエリザベスII世カップ)
- サリオス (2019年サウジアラビアロイヤルカップ、朝日杯フューチュリティステークス、2020年・2022年毎日王冠)[18]
- カフェファラオ(2020年ユニコーンステークス、シリウスステークス、2021年・2022年フェブラリーステークス連覇、2022年マイルチャンピオンシップ南部杯)
- タスティエーラ(2023年弥生賞ディープインパクト記念、東京優駿)[19]
その他重賞競走優勝馬
編集- スプリングドリュー(2007年福島牝馬ステークス[20])
- ジョリーダンス(2007年・2009年阪神牝馬ステークス[21])
- ビーナスライン(2006年函館スプリントステークス[22])
- ロックドゥカンブ(2007年ラジオNIKKEI賞、セントライト記念[23])
- アリゼオ(2010年スプリングステークス、毎日王冠[24])
- クォークスター(2010年セントライト記念[25])
- ダークシャドウ(2011年エプソムカップ、毎日王冠[26])
- オメガハートランド(2012年フラワーカップ[27])
- ストローハット(2012年ユニコーンステークス[28])
- ファイナルフォーム(2012年ラジオNIKKEI賞[29])
- イジゲン(2012年武蔵野ステークス[30])
- エクセラントカーヴ(2013年京成杯オータムハンデキャップ[31])
- オメガハートロック(2014年フェアリーステークス)
- カフェブリリアント(2015年阪神牝馬ステークス[32])
- アルバート(2015年 - 2017年ステイヤーズステークス3連覇、2017年ダイヤモンドステークス[33])
- マウントロブソン(2016年スプリングステークス[34])
- バクシンテイオー(2016年北九州記念[35])
- サトノティターン (2019年マーチステークス)
- ルフトシュトローム(2020年ニュージーランドトロフィー)
- ヒシイグアス(2021年中山金杯、2021年・2023年中山記念[36])
- レピアーウィット(2021年マーチステークス)
- ダノンベルーガ(2022年共同通信杯)
- ゴンバデカーブース(2023年サウジアラビアロイヤルカップ)[37]
- チャックネイト(2024年アメリカジョッキークラブカップ)[38]
- サクラトゥジュール(2024年東京新聞杯)[39]
- シュトルーヴェ(2024年日経賞、目黒記念)
- サトノレーヴ(2024年函館スプリントステークス、キーンランドカップ)
- サトノカルナバル(2024年函館2歳ステークス)[40]
主な厩舎所属者
編集関連項目
編集- 競馬の調教師一覧
- ウィキニュースに関連記事があります。ステイヤーズステークスの2015年第49回はアルバートが勝利【2015年12月9日】
出典
編集- ^ a b c d “堀宣行のプロフィール|競馬データベース - netkeiba.com”. netkeiba.com. 2015年12月28日閲覧。
- ^ a b “高橋裕調教師が通算300勝、堀宣行調教師が通算200勝”. 競馬ラボ. (2011年5月23日) 2015年6月13日閲覧。
- ^ “函館スプリントS、最低人気ビーナスラインが優勝”. netkeiba.com. 2015年12月28日閲覧。
- ^ “【高松宮記念】1着キンシャサノキセキ”. スポーツニッポン. (2010年3月29日) 2015年6月13日閲覧。
- ^ “JRA賞 バックナンバー”. 日本中央競馬会. 2015年6月12日閲覧。
- ^ 過去の東京優駿の結果 - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ 2015年度JRA賞JRA公式サイト 2016年1月11日閲覧。
- ^ 2015年度JRA賞調教師及び騎手部門・受賞者が決定 JRA公式サイト 2016年1月11日閲覧。
- ^ ○外キンシャサノキセキ - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ ジャガーメイル - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ 2014年阪神カップレース結果 - 競馬ラボ、2014年12月28日閲覧
- ^ “2015 Result – George Ryder Stakes (held 21 March 2015)”. breednet.com. 23 March 2015閲覧。
- ^ ストロングリターン - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ ドゥラメンテ - netkeiba.com、2016年3月6日閲覧。
- ^ モーリス - netkeiba.com、2016年12月8日閲覧。
- ^ サトノクラウン - netkeiba.com、2016年3月6日閲覧。
- ^ ネオリアリズム - netkeiba.com、2016年12月8日閲覧。
- ^ “サリオス”. www.jbis.or.jp. 2022年5月8日閲覧。
- ^ “タスティエーラ”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年5月28日閲覧。
- ^ スプリングドリュー - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ ジョリーダンス - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ ビーナスライン - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ ロックドゥカンブ - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ アリゼオ - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ クォークスター - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ ダークシャドウ - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ オメガハートランド - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ ストローハット - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ ファイナルフォーム - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ イジゲン - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ エクセラントカーヴ - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ 2015年レース結果 - netkeiba.com、2016年1月11日閲覧。
- ^ アルバート - netkeiba.com、2016年12月8日閲覧。
- ^ マウントロブソン - netkeiba.com、2016年3月29日閲覧。
- ^ バクシンテイオー - netkeiba.com、2016年12月8日閲覧。
- ^ ヒシイグアスJBISサーチ、2023年2月26日閲覧
- ^ “ゴンバデカーブース”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年10月7日閲覧。
- ^ チャックネイトJBISサーチ(公益財団法人日本軽種馬協会)、2024年1月21日閲覧
- ^ サクラトゥジュールJBISサーチ(公益財団法人日本軽種馬協会)、2024年2月4日閲覧
- ^ サトノカルナバルJBISサーチ(公益財団法人日本軽種馬協会)、2024年7月13日閲覧