坊つちやん (テレビドラマ)
1954年版
編集日本テレビ制作。1954年7月1日の12:45 - 13:00(JST)に放送。
- キャスト
- 細川隆一
- 帝劇テレビ座
- スタッフ
- 演出:中村昭二
1957年版
編集日本テレビ制作。1957年12月3日から同年12月31日まで『山一名作劇場』で放送。
- キャスト
1960年版
編集NET(現テレビ朝日)製作。1960年4月7日に『文芸劇場』(木曜20:00 - 21:00)で放送。
- キャスト
- スタッフ
1962年版
編集NHK総合テレビ制作。『こども名作座』で放送。初のNHK放送にして、唯一の児童向け作品である。なお同ドラマ枠は通常は日曜10:00 - 10:30(JST)であるが、この日は10:00に「皇居参賀」が編成されたため、10:20 - 11:00(JST)に繰り下げ拡大して放送された。
1965年版
編集坊つちやん(1965年版) | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 夏目漱石 |
脚本 | 山中恒 |
演出 | 大野木直之 |
出演者 | 六代目市川染五郎(現:二代目松本白鸚) |
製作 | |
制作 | フジテレビ、東宝 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1965年2月15日 - 同年3月22日 |
放送時間 | 月曜20:00 - 20:56 |
放送枠 | フジテレビ月曜8時枠の連続ドラマ |
放送分 | 56分 |
回数 | 6 |
フジテレビ製作。1965年2月15日から同年3月22日まで月曜20:00 - 20:56(JST)で放送。全6回。
- キャスト
- スタッフ
1966年版
編集坊つちやん(1966年版) | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 夏目漱石 |
脚本 | 池田一朗 |
演出 | 松井恒男 |
出演者 |
津川雅彦 佐藤慶 |
製作 | |
制作 | NHK総合テレビ |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1966年1月1日 |
放送時間 | 土曜20:00 - 21:30 |
放送分 | 90分 |
回数 | 1 |
NHK製作。1966年1月1日放送[1]。放送時間は土曜20:00 - 21:30(JST)。
- キャスト
- スタッフ
1968年版
編集坊つちやん(1968年版) | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 夏目漱石 |
脚本 | 茂木草介 |
演出 | 池田義朗 |
出演者 | 石田太郎 |
製作 | |
制作 | 毎日放送、現代演劇協会 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1968年8月6日 |
放送時間 | 火曜22:00 - 23:00 |
放送枠 | テレビ文学座 -名作に見る日本人- |
放送分 | 60分 |
回数 | 1 |
毎日放送製作。1968年8月6日に『テレビ文学座 -名作に見る日本人-』(火曜22:00 - 23:00)内の一本として放送。
- キャスト
- スタッフ
1970年NET版
編集NET製作。『ザ・ドリフターズの坊っちゃん』のタイトルで放送された。1970年1月1日の20:00 - 20:56(JST)で放送。
- キャスト
1970年日本テレビ版
編集坊つちやん(1970年日本テレビ版) | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 夏目漱石 |
企画 | 白石吉之助、安田暉 |
脚本 | 須崎勝弥、宮崎晃 |
監督 | 貞永方久 |
出演者 | 竹脇無我 |
製作 | |
プロデューサー | 山田傳三郎、銀谷精一 |
制作 | 日本テレビ、松竹 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1970年10月26日 - 同年11月30日 |
放送時間 | 月曜21:00 - 21:56 |
放送枠 | ファミリー劇場 (日本テレビ) |
放送分 | 56分 |
回数 | 6 |
日本テレビ製作。1970年10月26日から同年11月30日まで『ファミリー劇場』で放送。全6回。映画版を何本か製作した松竹が手掛け、主演は同時期に同局で放送された松竹作品『姿三四郎』にも主演した竹脇無我、そして1966年版(坂本九主演版)で赤シャツを演じた牟田悌三が野だいこを演じている。なお本作で赤シャツを演じた米倉斉加年は、1975年公開の映画(中村雅俊主演版)でも赤シャツを演じている。また野島昭生や安原義人といった声優も顔出し出演しているが、安原は1986年に同局で放送されたテレビアニメ『青春アニメ全集』でも坊っちゃんを演じている。
数ある同名原作の映像化の中でも最も人気が高く当時大ヒットしたものの、長年にわたりソフト化されていなかったが、2023年5月26日にDVDが発売された[2]。
- キャスト
- 坊っちゃん:竹脇無我
- マドンナ:山本陽子
- 山嵐:田村高廣
- 赤シャツ:米倉斉加年
- 野だいこ:牟田悌三
- うらなり:小松政夫
- 狸:松村達雄
- その他:財津一郎、木田三千雄、佐々木すみ江、江戸家小猫(現:四代目猫八)、野島昭生、安原義人
- スタッフ
1975年版
編集NHK製作。
1987年版
編集フジテレビ製作。羽里昌の『その後の坊っちゃん』を原作。
- キャスト
1994年版
編集NHK製作。『坊っちゃん -人生損ばかりのあなたに捧ぐ-』のタイトルで放送された。1994年1月1日の21:00 - 23:00(JST)で放送。
- キャスト
- 坊っちゃん:本木雅弘
- マドンナ:千堂あきほ
- 清:加藤治子
- 山嵐:所ジョージ
- 赤シャツ:江守徹
- 野だいこ:渡辺いっけい
- うらなり:宮川一朗太
- 狸:フランキー堺
- ぎん:由紀さおり
- 森田:中条静夫
- モナリザ:高岡早紀
- 寿美賀:入江若葉
- 新田:森田順平
- スタッフ
1996年版
編集TBS製作。『坊っちゃんちゃん』のタイトルにて1996年3月31日の21:00 - 22:54(JST)に放送された。かつて同局の『ムー』と『ムー一族』で共演した、郷ひろみと樹木希林の久々の共演である。
- キャスト
- 坊っちゃん:郷ひろみ
- マドンナ:清水美砂
- 清・クロ(二役):樹木希林
- いか銀:名古屋章
- 山嵐:金田明夫
- 赤シャツ:井上順
- 野だいこ:嶋大輔
- うらなり:平田満
- 狸:ケーシー高峰
- 坊っちゃんの教え子:仲間由紀恵
- 新幹線の客:青野敏行
- スタッフ
2016年フジテレビ版
編集坊つちやん(2016年フジテレビ版) | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 夏目漱石 |
脚本 | 橋部敦子 |
演出 | 鈴木雅之 |
出演者 | 二宮和也 |
製作 | |
プロデューサー | 長部聡介、小原一隆 |
制作 | フジテレビ、フジテレビドラマ制作センター |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2016年1月3日 |
放送時間 | 日曜21:00 - 23:30 |
放送枠 | 新春ドラマスペシャル |
放送分 | 150分 |
回数 | 1 |
フジテレビ製作。2016年1月3日21時-23時30分放送[3][4][5][6]。『新春ドラマスペシャル』の第14弾。「夏目漱石没後100年」を記念しての作品で、歴代では初の地上デジタル放送。主演は二宮和也。
同日には、16:15 - 18:00に『コレカツ嵐』、18:00 - 21:00に『VS嵐』正月3時間SPを放送、本作と合わせて3本の嵐の番組が編成された。
2016年1月3日に放送された本作の視聴率は10.4%だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[7]。
なお2017年1月2日には、翌1月3日放送の『新春ドラマSP』次作『君に捧げるエンブレム』(嵐の櫻井翔が主演)、および16:15からの『嵐ツボ』、18:00からの『VS嵐』正月3時間SPの宣伝を兼ねて、13:00 - 15:30で再放送[8]、番組の最後には『君に捧げる~』の予告が放送された。
- キャスト
- 坊っちゃん:二宮和也
- 物理学校を卒業したての新任教師。嘘や不正など曲がった事が大嫌いな性格で周囲と衝突することも多いが、やがて自身の考えが周囲に良い影響を与えることになる。
- 遠山家の令嬢で、うらなりの婚約者。中盤までは原作通りだが、坊ちゃんに心の迷いと赤シャツに利用されていることを指摘され、うらなりと共に延岡へ越す。
- 山嵐:古田新太
- 数学の主任教諭。苗字は堀田。
- 正義感が強く威厳があり、終盤で赤シャツを懲らしめるために坊ちゃんと協力する。
- 原作では途中から坊ちゃんは彼と対等な口調で話していたが、今作では和解して以降は敬語を使っている。
- 赤シャツ:及川光博
- 教頭。中盤までは原作通りだが、坊ちゃんに懲らしめられる場面が芸者と密会後から彼の辞職時となっている。
- 野だいこ:八嶋智人
- 赤シャツの腰巾着である美術教諭。苗字は吉川。
- 中盤までは原作通りだが、坊ちゃんの影響を受けて変わっていく周囲を目の当たりにして自分に疑問を抱く。エピローグでは赤シャツとは対照的に坊ちゃんを認める。
- うらなり:山本耕史
- 英語教諭。苗字は古賀。
- 良くも悪くもお人好しで義理堅い性格。いか銀を去ることになった坊ちゃんに新たな下宿先を紹介するなど、山嵐と共に坊ちゃんの理解者となる。
- 終盤に延岡にある学校へ転任となるまでは原作通りだが、坊ちゃんからの叱咤激励もあってマドンナとの復縁を果たし、共に任地へ赴く結末に変更された。
- スタッフ
2016年NHK BSプレミアム版
編集『“くたばれ”坊っちゃん』のタイトルで、NHK松山放送局の愛媛発地域ドラマとしてNHK BSプレミアムにて2016年6月22日に放送[10]。
『坊っちゃん』に登場する人物たちの孫が登場する現代劇である[11]。
- キャスト
- スタッフ
- 作・脚本:武藤将吾
- 制作統括:西田淳
- 演出:宇佐川隆史
参考文献
編集- 島田裕巳『誰も知らない『坊っちゃん』』牧野出版、2008年8月。ISBN 978-4-89500-121-2。
- 山下浩[12]『本文の生態学――漱石・鷗外・芥川』日本エディタースクール出版部、1993年。
- 山下浩『漱石雑誌小説復刻全集[13]』。
脚注
編集- ^ 番組表検索結果 | NHKクロニクル - NHKオンライン
- ^ “竹脇無我主演 坊っちゃん コレクターズDVD 【昭和の名作ライブラリー 第115集】[DVD]- TVドラマ”. Amazon.co.jp. 2023年2月26日閲覧。
- ^ “二宮和也で“坊っちゃん”!多くの名優演じたヤンチャ教師が蘇る”. SANSPO.COM (2015年8月4日). 2016年3月13日閲覧。
- ^ “正月じゃないとできない顔ぶれ!フジ系新春SPドラマ「坊っちゃん」”. SANSPO.COM (株式会社 産経デジタル). (2015年11月4日) 2016年3月13日閲覧。
- ^ “又吉直樹が夏目漱石役で出演 嵐・二宮主演ドラマ『坊っちゃん』”. ORICON STYLE (株式会社oricon ME). (2015年12月23日) 2016年3月13日閲覧。
- ^ “松下奈緒、21世紀のマドンナに!せつない明治の恋愛に、胸を焦がすー! 新春ドラマスペシャル『坊っちゃん』”. フジテレビ (2015年11月30日). 2016年3月13日閲覧。
- ^ “嵐・二宮、『坊っちゃん』10.4%『赤めだか』10.7%で惨敗! テレ東“以下”で俳優業に暗雲?”. サイゾーウーマン (2016年1月6日). 2022年1月6日閲覧。
- ^ 『TVステーション』ダイヤモンド社、関東版2017年1号 96頁。
- ^ “松下奈緒、二宮主演ドラマ『坊っちゃん』マドンナ役”. ORICON STYLE (2015年12月1日). 2015年3月13日閲覧。
- ^ “愛媛発地域ドラマ制作開始!題材はあの名作“くたばれ”坊っちゃん”. NHKオンライン (2016年3月7日). 2016年3月13日閲覧。
- ^ a b “勝地涼、主演ドラマ撮了に感無量 山崎努は脚本を絶賛”. ORICON STYLE. (2016年4月19日) 2016年4月20日閲覧。
- ^ Hiroshi Yamashita: Bibliographical and Textual Studies of Edmund Spenser and Natsume Soseki
- ^ 『漱石新聞小説復刻全集』『漱石雑誌小説復刻全集』『漱石評論・講演復刻全集』
外部リンク
編集- 新春ドラマスペシャル 坊っちゃん - フジテレビ - ウェイバックマシン(2016年1月2日アーカイブ分) - 2016年フジテレビ版
- NHK松山放送局|愛媛発地域ドラマ“くたばれ”坊っちゃん - ウェイバックマシン(2016年4月6日アーカイブ分) - 2016年NHK BSプレミアム版
日本テレビ 山一名作劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
坊つちやん
(1957年版) |
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NET 文芸劇場 | ||
坊つちやん
(1960年版) |
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NHK総合テレビ こども名作座 | ||
坊つちやん
(1962年版) |
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フジテレビ系列 月曜20時枠 | ||
坊つちやん
(1965年版) |
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毎日放送制作・NET系列 テレビ文学座 | ||
坊つちやん
(1968年版) |
||
日本テレビ系列 ファミリー劇場 | ||
坊つちやん
(1970年NTV版) |