北林早苗
日本の女優
北林 早苗(きたばやし さなえ、本名:村田 貞枝〈むらた さだえ〉、1944年1月7日 - )は、日本の女優。女優・声優の村田秋乃は娘。株式会社フェイスプランニング所属。以前は砂岡事務所に所属していた。東京市浅草区(現・東京都台東区)出身。
きたばやし さなえ 北林 早苗 | |
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本名 | 村田 貞枝(むらた さだえ) |
生年月日 | 1944年1月7日(80歳) |
出身地 | 日本 東京市浅草区(現・東京都台東区) |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 映画・テレビドラマ・舞台 |
活動期間 | 1956年 - |
著名な家族 | 村田秋乃(娘) |
事務所 | フェイスプランニング |
来歴・人物
編集小学校時代から音羽ゆりかご会に入り、当時の子供番組などに出演。1955年(昭和30年)、劇団若草に入団し、本名の村田貞枝名義で1956年の『女中さん日記』(大映)で映画デビュー。
1961年(昭和36年)、NHK連続テレビ小説第1作『娘と私』に娘・麻里の少女時代役で出演[1]。同年、フジテレビの『君の名は』のヒロインに
1970年代からは活動の場をテレビに移し、舞台にも立つ一方、和服のモデルも務める。近年は女優業の他、講演活動やコメンテーターとしても活躍。
連続テレビ小説第100作となる2019年(平成31年)度前期放送の『なつぞら』で58年ぶりに連続テレビ小説に出演する[2]。
出演
編集映画
編集- 女中さん日記(1956年、大映)
- 火の鳥(1956年、日活)
- さまざまの夜(1964年、松竹)
- 母の歳月(1965年、松竹)
- 紀ノ川(1966年、松竹) - ※キネマ旬報ベストテン第3位
- 浪花侠客伝 度胸七人斬り(1967年、東映)
- 三人の博徒(1967年、東映)
- 対決(1967年、日活)
- 血斗(1967年、日活)
- 兄弟仁義 関東兄貴分(1967年、東映)
- 喜劇 ニューヨーク帰りの田舎ッぺ(1967年、日活)
- 残侠無情(1968年、日活)
- 無頼より 大幹部(1968年、日活)
- 密告(たれこみ)(1968年、東映)
- 極道(1968年、東映)
- 博徒列伝(1968年、東映)
- 昭和のいのち(1968年、日活)
- ぼん太の結婚屋 いろいろあらァな田舎ッぺ(1968年、日活)
- 無頼 黒匕首(1968年、日活)
- 日本暴力団 組長と刺客(1969年、東映)
- さくら盃 義兄弟(1969年、日活)
- さくら盃 仁義(1969年、日活)
- わが恋わが歌(1969年、松竹)
- 博奕打ち 流れ者(1970年、東映)
- 盛り場流し唄 新宿の女(1970年、日活)
- 極悪坊主 飲む打つ買う(1971年、東映)
- 傷だらけの人生(1971年、東映)
- 任侠列伝 男(1971年、東映)
- 傷だらけの人生 古い奴でござんす(1972年、東映)
- 無宿人御子神の丈吉 牙は引き裂いた(1972年、東宝)
- まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯(1972年、東映)
- 少林寺拳法(1975年、東映) - 宗吉野
- 多羅尾伴内 鬼面村の惨劇(1978年、東映)
- 日本の黒幕(1979年、東映)
- 悪魔が来りて笛を吹く(1979年、東映)
- 二百三高地(1980年、東映)
- 残侠 ZANKYO(1999年、東映)
テレビドラマ
編集- 連続テレビ小説(NHK)
- 君の名は(1962年、CX)
- テレビ指定席 / 巣立ち(1962年、NHK)
- おはなはん一代記(1962年、NHK)
- おれは大物(1964年 - 1965年、ABC)
- 喜びも悲しみも幾歳月(1965年、TBS)
- 水戸黄門 第58話「美しい庵主さん」(1965年、TBS / 松竹テレビ室) ※ブラザー劇場版
- 銭形平次(CX / 東映)
- 第1話「おぼろ月夜の女」(1966年) - お珊
- 第205話「捕物供養」(1970年) - お照
- 第228話「宵待草の墓標」(1970年) - おりん
- 第305話「夜の終り」(1973年) - お袖
- 第333話「猫撫で地蔵」(1973年) - 夕心尼
- 第582話「夫婦坂」(1977年) - おしの
- 第630話「ドジな男の子守唄」(1978年) - お仲
- 第801話「命売ろう」(1982年) - お仙
- 愛の自画像(1966年 - 1967年、ABC)
- 三姉妹(1967年、NHK) - お力
- ローンウルフ 一匹狼 第10話「拾った女」(1967年、NTV / 東映)
- ウルトラセブン 第29話「ひとりぼっちの地球人」(1968年、TBS / 円谷プロ) - 南部冴子
- 素浪人 月影兵庫 第2シリーズ 第75話「思わぬところに敵がいた」 (1968年、NET / 東映) - 咲
- 日本剣客伝 第4話「塚原卜伝」(1968年、NET / 東映) - 由紀
- 上方武士道(1969年、NTV) - お悠
- 水戸黄門(TBS / C.A.L)
- 第1部 第22話「決斗・砂塵の宿 -金津-」(1969年12月29日) - おせい
- 第2部
- 第5話「身替り花婿 -米沢-」(1970年10月26日) - おきぬ
- 第20話「喧嘩買います -木曽福島-」(1971年2月8日) - お吉
- 第3部
- 第18話「人情・刀鍛冶 -岡山-」(1972年3月27日) - お園
- 第27話「夕映えの対決 -宮崎-」(1972年5月29日) - ひさ
- 第9部 第4話「芝居になった悪い奴 -福島-」(1978年8月28日) - お房
- 第13部 第14話「暖簾を救った身代り女房 -堺-」(1983年1月17日) - お仙
- 第18部 第11話「姫様・馬子が瓜二つ -犬山-」(1988年11月21日) - おひで
- 第20部
- 第26話「育ての親はだめ親父 -荻-」(1991年5月6日) - おふみ
- 第42話「怪盗天神林の光右衛門 -盛岡-」(1991年8月26日) - おとせ
- 第24部 第22話「冤罪晴らす復讐の刃 -敦賀-」(1996年2月19日) - 慈照尼
- 第25部 第35話「武士道を捨てた男 -石巻-」(1997年8月25日) - 片瀬志保
- 第26部 第21話「間違えられた縁談話 -福知山-」(1998年7月6日) - お喜多
- 第28部 第33話「母子の再会涙の白洲 -赤間関-」(2000年11月13日) - 澄江
- 大坂城の女(1970年、KTV / 東映) - 豪姫
- 天を斬る 第24話「使命は間者」(1970年、NET / 東映)
- 女系家族(1970年、CX) - 矢島千寿
- 素浪人 花山大吉 第72話「ドケチ娘はなぜ泣いた」(1970年、NET / 東映) - おこん
- 燃えよ剣 第6話「残陽 奈良街道」(1970年、NET / 東映) - おはま
- 大岡越前(TBS / C.A.L)
- 遠山の金さん捕物帳(NET / 東映)
- 第12話「明日をだました女」(1970年) - お八重
- 第70話「笑って消えた男」(1971年) - おりん
- 第103話「噂を売る男」(1972年) - お稲
- 第135話「冥土から帰った男」(1973年) - お京
- ザ・ガードマン 第309話「顔に傷のある悪女」(1971年、TBS / 大映テレビ室)
- 人形佐七捕物帳 第2話「謎の銀かんざし」(1971年、NET / 東宝) - 陸奥
- 特別機動捜査隊 (NET / 東映)
- 第496話「闇の中」(1971年) - 優子
- 第500話「勇気ある女」(1971年) - 亜紀
- 第654話「矢崎班緊急出動せよ」(1974年) - 陽子
- 軍兵衛目安箱 第17話「井戸の中の顔」(1971年、NET / 東映) - 藤尾
- キイハンター 第179話「さすらいの一匹狼 荒野の挑戦」(1971年、TBS / 東映)
- 弥次喜多隠密道中 第4話「風雲、箱根山」(1971年、NTV / 歌舞伎座テレビ室)
- プレイガール 第135話「残された二人」(1971年、12ch / 東映) - 五十嵐水江
- 怪奇十三夜 - 第12話 怪談首斬り (NET 1971年)
- 木枯し紋次郎 第1シリーズ 第7話「六地蔵の影を斬る」(1972年、CX / C.A.L) - お久美
- 荒野の素浪人 第1シリーズ 第40話「百人斬り 悪党の砦」(1972年、NET / 三船プロ)
- 赤ひげ(NHK)
- 第2話「狂女」(1972年)
- 第48話「別れ」(1973年)
- 長谷川伸シリーズ 第5話「町のいれずみ者」(1972年、NET / 東映) - お雪
- 眠狂四郎 第11話「裸女に神を見た」(1972年、KTV / 東映)
- 怪談 第9回「新選組呪いの血しぶき」(1972年、MBS) - 明里
- 荒野の用心棒 第5話「風神峠に群狼を待ち伏せて…」(1973年、NET / 三船プロ) - おちか
- 必殺仕置人 第10話「ぬの地ぬす人ぬれば色」(1973年、ABC / 松竹)- お美代の方
- 子連れ狼(NTV / ユニオン映画)
- 第1部 第14話「御定書七十九条」(1973年) - お葉
- 第2部 第14話「折助号衣」(1974年) - 阿矢
- 非情のライセンス(NET / 東映)
- 第1シリーズ 第18話「兇悪の里」(1973年) - 加賀城真紀
- 第1シリーズ 第45話「兇悪のスキャンダル」(1974年) - 黒沢幸子
- 第2シリーズ 第94話「兇悪の判決」(1976年) - 伊達英子
- 第2シリーズ 第108話「未練心」(1976年) - 三枝敬子
- 第2シリーズ 第113・114話「男(前・後編)」(1977年) - 保子
- アイフル大作戦(TBS / 東映)
- 第22話「ゲタゲタ笑う墓の下のガイ骨」(1973年)
- 第55話「探偵専科 愛と死のたわむれ」(1974年)
- 私は許さない(1973年、THK)
- パパと呼ばないで 第26話 「ママが生きてた!」(1973年、NTV / ユニオン映画) - 橋本豊子(写真)・ルミ
- 唖侍 鬼一法眼 第23話「寒椿慕情」(1974年、NTV / 勝プロ) - おしま
- 狼・無頼控 第26話「(秘)指令、狼を殺せ!」(1974年、MBS / 大映テレビ)
- ザ・ボディガード 第13話「裁かれる愛」(1974年、NET / 東映) - 杉田美佐子
- 人魚亭異聞 無法街の素浪人 第22話「港に咲いた地獄花」(1976年、NET / 三船プロ) - おむら
- 特捜最前線(ANB / 東映)
- 第7話「愛の刑事魂」(1977年)
- 第92話「白い小さな訪問者!」(1979年)
- 遠山の金さん 杉良太郎版(NET/東映)第99話「奈落におちた玉の輿」(1977年)- おせい
- 新幹線公安官 第11話「午後2時まで待って!」(1977年、ANB / 東映) - 井口しのぶ
- 破れ奉行 第31話「暗黒街の悪の花」(1977年、ANB / 中村プロ) - おるい
- Gメン'75 第181話「宮の森交番 21時の出来事」(1978年、TBS / 東映) - 小夜子
- 桃太郎侍 第124話「日本一の暴れ熊」(1979年、NTV / 東映) ※高橋英樹版
- 暴れん坊将軍(ANB / 東映)
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- 第76話「正体見たり枯尾花」(1979年) - おえん
- 第179話「狸侍一番手柄!」(1981年) - お紺
- 第206話「泣くな太郎吉! 男の子」(1982年) - お米
- 暴れん坊将軍II 第120話「“にが手”は恋の指南役!」(1985年8月17日) - ふじ
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- 土曜ワイド劇場
- 『吸血鬼ドラキュラ神戸に現わる』(1979年、ABC / 東映)
- 『三毛猫ホームズの狂死曲』(1982年、ANB / 東映) - 市村智子
- 『タクシードライバーの推理日誌34』(2013年、EX / ユニオン映画) - 安西洋子
- 江戸を斬るIV 第8話「辻斬りは北辰一刀流」(1979年、TBS / C.A.L)- お秋
- そば屋梅吉捕物帳 第5話「夜空に消えた父娘星」(1979年、12ch / 国際放映) - おいと
- 服部半蔵 影の軍団 第8話「潜入! 大奥の昼と夜」(1980年、KTV / 東映) - 一条ノ局
- 警視庁殺人課 第2話「身代金2億5千万!」(1981年、ANB / 東映)
- 斬り捨て御免! 第3シリーズ 第14話「生き地獄 女悪鬼の棲む館」(1982年、TX / 松竹)
- 乳姉妹(1985年、TBS / 大映テレビ) - 大丸慶子
- 遠山の金さん 第2シリーズ 第20話「美人園遊会!」(1986年、ANB / 東映)
- さすらい刑事旅情編 第20話「痴漢にされた男」(1989年、ANB / 東映)
- 火曜サスペンス劇場(NTV系)
- 『フルムーン旅情ミステリー(1) 湯布院殺人事件』(1989年9月、プロジェクトエー)
- 『女弁護士・高林鮎子(9) 北の街小樽に消えた女』(1991年4月、東映)
- 『心に秘めた幻の蝶』(1994年)
- 『当番弁護士(4)』(1997年)
- 湘南女子寮物語 第10話「女子寮解散!? 別れたくない」(1993年、ANB)
- 適齢期(1994年、TBS) - 高瀬史枝
- 喧嘩屋右近 第3シリーズ 第9話「母娘のよりも戻します」(1994年、TX / 松竹)
- 月曜ドラマスペシャル 『痛快ミステリー! ホステス探偵危機一髪!!(2)』(2000年、TBS) - 黒崎昭子
- 女と愛とミステリー 『西村京太郎サスペンス 四つの終止符』(2001年、TX / BSジャパン) - 佐々木辰子
- プラチナエイジ(2015年、東海テレビ) - 柳田晴子
舞台
編集- 杉良太郎特別公演「ひとり狼」 / 「遠山の金さん」
吹き替え
編集- コールド マウンテン - マディ ※Netflix版
- 名探偵ポワロ シリーズ - オリヴァー夫人 ※デアゴスティーニ版
- 名探偵ポワロ 海上の悲劇 - エリー・ハンダーソン ※デアゴスティーニ版
その他のテレビ番組
編集- 一枚の写真(CX)
- クイズ面白ゼミナール(NHK)
- クイズ!脳ベルSHOW(BSフジ)
CM
編集- フォンテーヌ・レディースアデランス ※村田秋乃と共演
脚注
編集- ^ 連続テレビ小説100作企画 歴代ヒロインインタビュー “朝ドラ”と私 - NHKアーカイブス
- ^ a b “朝ドラ初代ヒロイン北林早苗 100作目「なつぞら」に58年ぶり凱旋「二つ返事で」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2019年4月1日) 2019年4月1日閲覧。
外部リンク
編集- プロフィール - フェイスプランニング
- 北林早苗 - 日本映画データベース
- 北林早苗 - allcinema
- 北林早苗 - KINENOTE
- Sanae Kitabayashi - IMDb
- 北林早苗 - テレビドラマデータベース
- 北林早苗 - NHK人物録