ラ・ショー=ド=フォン
スイスの都市
ラ・ショー=ド=フォン(フランス語:La Chaux-de-Fonds)は、スイスのヌーシャテル州にある基礎自治体(コミューン)。 スイス時計製造業の代表的都市である。
ラ・ショー=ド=フォン La Chaux-de-Fonds | |||||
---|---|---|---|---|---|
中央市街(2005年撮影) | |||||
| |||||
位置 | |||||
ラ・ショー=ド=フォンの位置 | |||||
位置 | |||||
座標 : 北緯47度6分0秒 東経6度50分0秒 / 北緯47.10000度 東経6.83333度 | |||||
行政 | |||||
国 | スイス | ||||
州 (Canton) | ヌーシャテル州 | ||||
郡 (District) | ラ・ショー=ド=フォン郡 | ||||
基礎自治体(commune) | ラ・ショー=ド=フォン | ||||
地理 | |||||
面積 | |||||
基礎自治体(commune)域 | 55.66 km2 (21.5 mi2) | ||||
標高 | 1,000 m (3,281 ft) | ||||
人口 | |||||
人口 | (2007年12月現在) | ||||
基礎自治体(commune)域 | 37,023人 | ||||
人口密度 | 665人/km2(1,723人/mi2) | ||||
その他 | |||||
等時帯 | 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1) | ||||
夏時間 | 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2) | ||||
郵便番号 | 2300 | ||||
公式ウェブサイト : La Chaux-de-Fonds |
概要
編集スイスとフランスの北西の自然的・文化的国境地域をなすジュラ山脈の南麓にある山間の町として始まった[1]ラ・ショー=ド=フォンは、現在、スイスのフランス語圏では、ジュネーヴ、ローザンヌに次いで、第3位の人口を有する都市である。
時計産業の中心地として知られており、ジラール・ペルゴ、タグ・ホイヤー、 エベラールなどが本社を置く。また、世界最大規模の時計の博物館である国際時計博物館が設けられている[2]。
中央市街は18世紀末、大火事によって灰燼に帰したが[1]、19世紀に優れて計画的な再建が図られ、碁盤目状の整然とした市街(計画都市市街)として復興した[1]。この市街は隣接するル・ロックルの中心市街とともに「ラ・ショー=ド=フォンとル・ロックル、時計製造業の都市計画」の名で2009年にユネスコの世界遺産に登録された[1]。また、ラ・ショー=ド=フォンは、2003年、国際産業遺産保存委員会 (TICCIH) 産業遺産の製造業部門に登録されている。
出身人物
編集ラ・ショー=ド=フォンは、近代建築の巨匠で、10スイス・フラン紙幣にも描かれているル・コルビュジエの出身地でもあり[3]、初期の住宅作品などが残っている。そのうち、ジャンヌレ=ペレ邸は、「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の一つとしてユネスコ世界遺産の暫定リストに記載されていた時期がある(最終的には除外)。
スポーツ
編集探訪
編集-
冬のラ・ショー=ド=フォン
-
ラ・ショー=ド=フォンと周辺地域
-
ラ・ショー=ド=フォン・サクレクール教会 (Chaux de Fonds Sacré Coeur)
脚注・出典
編集- ^ a b c d “ラショードフォン、ルロクル 時計製造の町 - 放送アーカイブ”. 『THE世界遺産』(公式ウェブサイト). TBSテレビ (2012年3月4日放送回). 2012年3月4日閲覧。
- ^ 『地球の歩き方 2016〜17 スイス』ダイヤモンド・ビッグ社、2016年、416頁。ISBN 978-4-478-04886-3。
- ^ 上田篤、田端修『路地研究 もうひとつの都市の広場』鹿島出版会、2013年、188頁。ISBN 978-4-306-09423-9。
関連項目
編集外部リンク
編集- “La Chaux-de-Fonds” (フランス語). (official website). La Chaux-de-Fonds. 2012年3月4日閲覧。
- スイス政府観光局:ラ・ショー・ド・フォン