ベンジャミン・リスト
ドイツの化学者 (1968-)
ベンジャミン・リストまたはベンヤミン・リスト[1](Benjamin List、ドイツ語発音: [ˈbɛnjamiːn ˈlɪst] ( 音声ファイル)、1968年1月11日 - )は、ドイツの有機化学者。
Benjamin List ベンジャミン・リスト | |
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ベンジャミン・リスト(2018) | |
生誕 |
1968年1月11日(56歳) 西ドイツ フランクフルト・アム・マイン |
国籍 | ドイツ |
研究機関 |
ケルン大学 マックス・プランク石炭研究所 北海道大学 化学反応創成研究拠点 |
出身校 |
ベルリン自由大学 フランクフルト・アム・マイン大学 |
主な受賞歴 | ノーベル化学賞(2021) |
プロジェクト:人物伝 |
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ケルン大学名誉教授、北海道大学ユニバーシティプロフェッサー。フランクフルト・アム・マイン出身。プロリン触媒を用いたアセトアルデヒドの不斉アルドール反応を開発した。2021年10月6日にデイヴィッド・マクミランとともにノーベル化学賞を受賞した。
来歴
編集フランクフルト・アム・マイン生まれ。学者家系の出身で、腎臓学者のフランツ・ヴォルハルト(Franz Volhard)は祖父、化学者のヤーコブ・ヴォルハルト(Jacob Volhard)は曽祖父で、ノーベル生理学・医学賞受賞者のクリスティアーネ・ニュスライン=フォルハルトははとこである[2]。
1993年にベルリン自由大学卒業後、1997年にフランクフルト・アム・マイン大学から化学の博士号を取得。スクリプス研究所で博士研究員となった後、1999年に同助教授。2003年からマックス・プランク石炭研究所に在籍。2005年には学習院大学、2008年には成均館大学校で客員教授となった。2018年からは北海道大学化学反応創成研究拠点で主任研究者を[3]、2020年5月からは同大学の特任教授を務める[4][5]。
主な受賞歴
編集- 2009年 トムソン・ロイター引用栄誉賞
- 2013年 向山賞
- 2016年 ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ賞
- 2021年 ノーベル化学賞[6]
脚注
編集- ^ “2021年ノーベル化学賞、独米の2氏に 環境に優しい有機触媒を開発”. AFPBB News. (2021年10月6日) 2022年10月17日閲覧。
- ^ “Eine Perspektive fürs Leben” (ドイツ語). www.mpg.de. 2024年10月12日閲覧。
- ^ https://www.icredd.hokudai.ac.jp/ja/list-benjamin
- ^ https://www.icredd.hokudai.ac.jp/ja/news/6093
- ^ https://researchers.general.hokudai.ac.jp/profile/ja.3da07d3c24d688e0520e17560c007669.html
- ^ ノーベル化学賞に米独2氏 「不斉有機触媒の開発」 毎日新聞 更新日:2021/10/6 参照日:2021/10/6
関連項目
編集外部リンク
編集- リスト・ベンジャミン 北海道大学 化学反応創成研究拠点
- Ben List マックス・プランク研究所
- David W.C. MacMillan Facts Benjamin List Facts Nobel Foundation