リラクタント・ドラゴン
(グーフィーの乗馬教室から転送)
『リラクタント・ドラゴン』(原題:The Reluctant Dragon)は1941年6月20日に公開された、ディズニー初の実写&アニメ合成映画。モノクロ(オープニングのみ)、カラー、スタンダード。上映時間は73分。「魔法のアニメ王国 ディズニー・スタジオ ~フル・アニメのできるまで~」という名前でポニー及びバンダイ・ビデオ・ネットワークでビデオが発売され、後に「魔法の王国 なつかしのディズニー・スタジオ探訪記」という名前でWOWOWで放送されたこともある。
リラクタント・ドラゴン | |
---|---|
The Reluctant Dragon | |
監督 |
アルフレッド・L・ワーカー(実写) アブ・アイワークス(アニメ) ハミルトン・ラスク(アニメ) ジャック・カッティング(アニメ) ジャック・キニー(アニメ) |
脚本 |
テッド・シアーズ アードマン・ペナー ウィリアム・コトレル |
製作 | ウォルト・ディズニー |
音楽 |
フランク・チャーチル ラリー・モーリー |
製作会社 | ウォルト・ディズニー・プロダクション |
配給 | RKO Radio Pictures |
公開 |
1941年6月20日 1956年3月21日 |
上映時間 | 73分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
次作 | 空軍力の勝利 |
グーフィーの乗馬教室 | |
---|---|
How to Ride a Horse | |
監督 | ジャック・キニー |
製作 | ウォルト・ディズニー |
出演者 | ジョージ・ジョンソン |
公開 | 1941年6月20日 |
上映時間 | 約7分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
内容
編集実写パート
編集脚本家ロバート・ベンチリーが自身の脚本の映画化のためウォルト・ディズニーに売り込みにやってくる。ディズニースタジオのスタッフはアニメーション制作に大忙し。ウォルトに会うまでの間、ベンチリーはアニメーション制作の現場を見学させてもらう。
アニメーションパート
編集アニメーションパートは、長編である『おちゃめなドラゴン』のほかに『Baby Weems』『グーフィーの乗馬教室』の2本の短編が収録されている。アニメーションパートのうち、『おちゃめなドラゴン』のパートの原作は、ケネス・グレアムが1898年に出した『おひとよしのりゅう』である。
登場人物
編集- ケイシー・ジュニア
- スクリーンに映し出されたユニークな蒸気機関車。動物達を愛するところがあり、かなり優しいが、船が通ろうとしているときに汽笛で威張り散らすなど、ちょっと生意気なところもある。早い列車が前方に来ると、すぐにポイントを切り替えてもらった。大嵐が発生して橋がガラガラ崩れ落ちてしまい、渡りきれずに、とんでもない大事故を起こしてしまうが、『魔法の王国 なつかしのディズニー・スタジオ探訪記』の評判が良かったため、修理され、その後『ダンボ』に登場してから、サーカス列車としてテーマソングと共に走る。『ダンボ』での出演が有名だが、『リラクタント・ドラゴン』の出演の方が早いので、本作がデビュー作である。
- ドラゴン
- 丘に住むドラゴン。非常に大きいが、心は優しい。音楽とポエムが大好きで、嫌いなことは「痛いことと怖いこと」。平和主義者であり、戦いは好まない。普段は噴かないが、煙や、ある状況下では火を噴くこともできる。
- 男の子
- ドラゴンと騎士についてとても詳しい男の子。名前は不明。父親は羊飼いである。
- ジャイルズ
- ドラゴン退治の騎士だが、非常に高齢である。ドラゴンと同じようにポエムを作っていて、お互いの作品を褒めあった。
キャスト
編集役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
VHS・LD版 | WOWOW・VOD版 | ||
ロバート・ベンチリー | 北村総一朗 | 屋良有作 | |
ドリス | フランセス・ギフォード | 土井美加 | 田中敦子 |
ハンフリー | バディ・ペッパー | 牛山茂 | 平田広明 |
ベンチリー夫人 | ナナ・ブライアント | 福田公子 | 磯辺万沙子 |
本人 / クララ・クラック | フローレンス・ギル | ||
本人 / ドナルド・ダック | クラレンス・ナッシュ | 関時男 | 山寺宏一 |
ノーム・ファーガソン | |||
ウォード・キンボール | 秋元羊介 | ||
アル | アラン・ラッド | 江原正士 | 牛山茂 |
スリム | レスター・ダー | 吉水慶 | 伊藤和晃 |
ウォルト・ディズニー | 内田稔 | ||
グーフィーの乗馬教室 | |||
ナレーション | ジョン・マクリーシュ(声) | 江原正士 | 上田敏也 |
リラクタント・ドラゴン | |||
ドラゴン | バーネット・パーカー(声) | 牛山茂 | 三ツ矢雄二 |
ジャイルズ卿 | クロード・アリスター(声) | 吉水慶 | 永井一郎 |
少年 | ビリー・リー(声) | 土井美加 | 大島一貴 |
ナレーション | J・ドナルド・ウィルソン(声) | 江原正士 | 中江真司 |
その他 | - | 遠藤征慈 藤村佳司 下川久美子 藤生聖子 石波義人 岡田吉弘 磯辺万沙子 |
津田英三 近藤玲子 大川透 松本大 坂東尚樹 岩田安生 塚田正昭 小山武宏 大滝進矢 鳥畑洋人 沢海陽子 梁田清之 |
スタッフ
編集- 製作:ウォルト・ディズニー
- 原作:ケネス・グレアム
- 脚本:テッド・シアーズ、アードマン・ペナー、ウィリアム・コトレル、ラリー・クレモンズ
- 音楽:フランク・チャーチル、ラリー・モーリー
- 作画:フレッド・ムーア、ウォルフガング・ライザーマン、ウォード・キンボール、ウォルト・ケリー
- エフェクト原画:ジョシュア・メダー
- 美術監督:ケン・アンダーソン
- タイトルデザイン:T・ヒー
- アニメーション監督:アブ・アイワークス、ハミルトン・ラスク、ジャック・カッティング、ジャック・キニー
- 監督:アルフレッド・L・ワーカー
日本語版
編集≪VHS・LD版≫
翻訳 | トランスグローバル |
協力 | 劇団昴 |
日本語版制作 | トランスグローバル |
≪WOWOW・VOD版≫
演出 | 佐藤敏夫 |
翻訳 | 桜井裕子 |
録音制作 | 東北新社 |
日本語版制作 | DISNEY CHARACTER VOICES INTERNATIONAL, INC. |