クロンダイク (ユーコン準州)
クロンダイク(英: Klondike)は、カナダのユーコン準州に広がる地域の名称。西側をアメリカ合衆国アラスカ州と国境で接する。クロンダイク川という小さな川が流れており、東のドーソン・シティからユーコン準州に流れこんでいる。
| |||
---|---|---|---|
域内のハンカー川渓谷 | |||
英名 | Tr’ondëk-Klondike | ||
仏名 | Tr’ondëk-Klondike | ||
面積 |
334.54 ha (緩衝地帯 351.7 ha) | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (4) | ||
登録年 |
2023年 (第45回世界遺産委員会) | ||
公式サイト | 世界遺産センター | ||
地図 | |||
使用方法・表示 |
この地域は1897年に始まり1899年に終わったクロンダイク・ゴールドラッシュで知られる。金の採掘は1960年代後半から70年代初頭にかけて一旦中断されたが、現在でも行われている。
「クロンダイク」という地名は先住民ハン族の言葉で「ハンマーストーンの水」を意味するTr'ondëkという語に由来する。初期の金採掘者にとってファースト・ネーションの言語が難しかったため、不正確な発音の結果として「クロンダイク」という名前が生まれた。
2023年に「トロンデック=クロンダイク(Tr’ondëk-Klondike)」としてユネスコの世界遺産リストに登録された。
気候
編集クロンダイクの気候は非常に厳しい。夏は短いが、大変に高温多湿であり、長い冬は極端に寒い[1]。一年のうち7か月の間は厳寒が続く。恐ろしい吹雪が9月にはじまり、断続的に5月まで続く。10月20日までにはすべての川が凍結する。半年以上の間、地表は1mから3mの積雪に覆われる[2]。
世界遺産
編集登録基準
編集この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
大衆文化中のクロンダイク
編集脚注
編集- ^ Gilman, D. C.; Peck, H. T.; Colby, F. M., eds. (1905). . New International Encyclopedia (英語) (1st ed.). New York: Dodd, Mead.
- ^ Reynolds, Francis J., ed. (1921). Collier's New Encyclopedia (英語). New York: P. F. Collier & Son Company. .
- ^ Klondyke march and two step http://amicus.collectionscanada.gc.ca/m5-bin/Main/ItemDisplay?l=0&l_ef_l=-1&id=544315.1058422&v=1&lvl=1&coll=17&rt=1&itm=23831798&rsn=S_WWWbeaPPbvVu&all=1&dt=AW+%7CTelgmann%7C&spi=-&rp=1&vo=1